JP2559092B2 - 超低騒音防振型空気調和機 - Google Patents
超低騒音防振型空気調和機Info
- Publication number
- JP2559092B2 JP2559092B2 JP6071312A JP7131294A JP2559092B2 JP 2559092 B2 JP2559092 B2 JP 2559092B2 JP 6071312 A JP6071312 A JP 6071312A JP 7131294 A JP7131294 A JP 7131294A JP 2559092 B2 JP2559092 B2 JP 2559092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- air conditioner
- low noise
- air
- room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は音響ホール、美術館、
放送スタジオを初めとして展示場、病院、図書室等の如
く静粛にて特に無振動を設置条件とする室内に最適な超
低騒音防振型空気調和機に関するものである。
放送スタジオを初めとして展示場、病院、図書室等の如
く静粛にて特に無振動を設置条件とする室内に最適な超
低騒音防振型空気調和機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、室内に静粛な冷暖風を送給する場
合に空調機内またはダクト等の空気吹出口近辺に種々形
状の消音機構を配置しなければならない。しかるに消音
装置を付設するとしても室内への冷暖風の送風と共に機
内にて発生せるわずかの騒振音も室内に流出し完全に騒
振音の流出を阻止することは不可能と謂われていたので
ある。かかる状体に鑑みて、近時、空調機本体の略中央
に送風機を設置すると共に該送風機の周辺全周を消音チ
ヤンバーの送風通路にて囲僥し騒振音の流出を完全に阻
止しようとする手段が開発されている。
合に空調機内またはダクト等の空気吹出口近辺に種々形
状の消音機構を配置しなければならない。しかるに消音
装置を付設するとしても室内への冷暖風の送風と共に機
内にて発生せるわずかの騒振音も室内に流出し完全に騒
振音の流出を阻止することは不可能と謂われていたので
ある。かかる状体に鑑みて、近時、空調機本体の略中央
に送風機を設置すると共に該送風機の周辺全周を消音チ
ヤンバーの送風通路にて囲僥し騒振音の流出を完全に阻
止しようとする手段が開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記構造によ
る空調機は吹出口より室内に流出する騒振音の流出が一
応阻止されるとしても、送風機回転時に発生する響振動
が該送風機を支承せる金属製の枠桁より設置床面側に自
然的に伝振しこれが室内に響振する事態が生じ、故に上
記、静粛な環境を最も必要とする美術館、研究所に設置
する空調機としては上記響振音の防止も重要な解決課題
の一つと為されていたのである。
る空調機は吹出口より室内に流出する騒振音の流出が一
応阻止されるとしても、送風機回転時に発生する響振動
が該送風機を支承せる金属製の枠桁より設置床面側に自
然的に伝振しこれが室内に響振する事態が生じ、故に上
記、静粛な環境を最も必要とする美術館、研究所に設置
する空調機としては上記響振音の防止も重要な解決課題
の一つと為されていたのである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成する手段として開発したものであって、その概略を図
面にて説明すると、機体１の上部に吸気口２、送気口３
を各開設し、該機体１内の略中央に送風機５を設置せる
送風機室Ａを配設すると共に該送風機室Ａの周部に上記
吸気口２と送気口３を連通すべく環状形送風通路４を形
成してなる低騒音型空気調和機において、上記中央送風
機室Ａ内設置の送風機５をプレキャストによる架台６を
介して固定支承せしめたことを特徴としている。また上
記プレキャストは相当重量のコンクリート製プレキャス
トを素材とするものでこれを適当な枠組形状の架台６に
形成し、該架台６上に送風機５、電動機７等の駆動機械
部分を夫々乗載または支承行わしめることによって上記
超低騒音機能と同時に室内への防振効果も完全且つ確実
に求めることを可能とした超低騒音防振型空気調和機を
提供しようとするものである。
成する手段として開発したものであって、その概略を図
面にて説明すると、機体１の上部に吸気口２、送気口３
を各開設し、該機体１内の略中央に送風機５を設置せる
送風機室Ａを配設すると共に該送風機室Ａの周部に上記
吸気口２と送気口３を連通すべく環状形送風通路４を形
成してなる低騒音型空気調和機において、上記中央送風
機室Ａ内設置の送風機５をプレキャストによる架台６を
介して固定支承せしめたことを特徴としている。また上
記プレキャストは相当重量のコンクリート製プレキャス
トを素材とするものでこれを適当な枠組形状の架台６に
形成し、該架台６上に送風機５、電動機７等の駆動機械
部分を夫々乗載または支承行わしめることによって上記
超低騒音機能と同時に室内への防振効果も完全且つ確実
に求めることを可能とした超低騒音防振型空気調和機を
提供しようとするものである。
【０００５】
【作用】以下、その作用を説明すると吸、送気口２，３
をダクト連結により各室内に開設せる還気口、送風口と
各連通する。かかる状体にて送風機５を駆動運転するに
おいて外気の取入れ、還気と同時に機内に取り入れられ
た空気は熱交換室内に設置せる熱交換コイル８にて適当
温度に熱交換が行われ、送風通路４を経て送気口３より
各室内に送配が行われるが該空気は中央の送風機５周部
に形成せる環状形送風通路４の作用によって騒振音が自
然的に吸収消去し室内側に殆んど無騒音の静粛な空気の
送給を行わしめることが出来得るのである。
をダクト連結により各室内に開設せる還気口、送風口と
各連通する。かかる状体にて送風機５を駆動運転するに
おいて外気の取入れ、還気と同時に機内に取り入れられ
た空気は熱交換室内に設置せる熱交換コイル８にて適当
温度に熱交換が行われ、送風通路４を経て送気口３より
各室内に送配が行われるが該空気は中央の送風機５周部
に形成せる環状形送風通路４の作用によって騒振音が自
然的に吸収消去し室内側に殆んど無騒音の静粛な空気の
送給を行わしめることが出来得るのである。
【０００６】
【実施例】以下、その実施例を図面について説明する
と、１は機体にて上部面に吸気口２及び吹出口３の各
吸、吹出口を夫々開口設け、該機内を数枚の仕切板によ
り機体中央に送風機室Ａを、また該周部に吸気室、熱交
換室、送気室等の各室を上記送風機室Ａを軸として環状
形送風通路４にて囲僥形成すると共に該環状形送風通路
４の各室内に熱交換コイル８、フィルター９等の機構装
置を夫々設置する。この発明は上記空調機の略中央の送
風機室Ａ内にコンクリートにて形成せるプレキャスト架
台６を設け該架台６を介して送風機５、電動機７等の駆
動機械を一体に固定または支承してなるものである。
と、１は機体にて上部面に吸気口２及び吹出口３の各
吸、吹出口を夫々開口設け、該機内を数枚の仕切板によ
り機体中央に送風機室Ａを、また該周部に吸気室、熱交
換室、送気室等の各室を上記送風機室Ａを軸として環状
形送風通路４にて囲僥形成すると共に該環状形送風通路
４の各室内に熱交換コイル８、フィルター９等の機構装
置を夫々設置する。この発明は上記空調機の略中央の送
風機室Ａ内にコンクリートにて形成せるプレキャスト架
台６を設け該架台６を介して送風機５、電動機７等の駆
動機械を一体に固定または支承してなるものである。
【０００７】また上記架台６は相当重量のコンクリート
製プレキャストを素材として形成してなるもので適当な
枠組形状に形成する場合もある。更に上記、動力機構と
架台６間に適当厚さの防振クッション材を介挿行わしめ
ることによってより有効な防振効果を求めることも出来
得る。なお符号Ｂは上記、吹出口３の近辺に付設せる適
当形状の消音機構である。
製プレキャストを素材として形成してなるもので適当な
枠組形状に形成する場合もある。更に上記、動力機構と
架台６間に適当厚さの防振クッション材を介挿行わしめ
ることによってより有効な防振効果を求めることも出来
得る。なお符号Ｂは上記、吹出口３の近辺に付設せる適
当形状の消音機構である。
【０００８】
【発明の効果】この発明は上記の如く、機内中央に形成
せる送風機室Ａの全周を環状形送風通路４にて囲僥する
と共に該送風機室Ａ内にコンクリート製プレキャストを
架台６として送風機５、電動機７等の駆動機構を支承し
構成してなるものであるから該送風機５等の振動音が上
記プレキャスト架台６の有する作用にて自然的に吸収阻
減し以て他への響振を確実に阻止する効果がある。
せる送風機室Ａの全周を環状形送風通路４にて囲僥する
と共に該送風機室Ａ内にコンクリート製プレキャストを
架台６として送風機５、電動機７等の駆動機構を支承し
構成してなるものであるから該送風機５等の振動音が上
記プレキャスト架台６の有する作用にて自然的に吸収阻
減し以て他への響振を確実に阻止する効果がある。
【０００９】また、請求項２項記載の如く架台６を相当
重量のコンクリート材をプレキャスト架台として形成し
たことにより従来の金属製支承枠に比して非常に安定良
く狂芯の憂いもなく電動機７を確実に支承すると共に駆
動部分の地上への伝振を抑制するは勿論、架台全体が剛
強にて材質的安価、量産に適し、特に重量部が機体中央
に集合しているので機体全体を極めて安定良く据付設置
出来得る効果もある。
重量のコンクリート材をプレキャスト架台として形成し
たことにより従来の金属製支承枠に比して非常に安定良
く狂芯の憂いもなく電動機７を確実に支承すると共に駆
動部分の地上への伝振を抑制するは勿論、架台全体が剛
強にて材質的安価、量産に適し、特に重量部が機体中央
に集合しているので機体全体を極めて安定良く据付設置
出来得る効果もある。
【００１０】更にこの発明は、電動機７を中心として該
周部を環状形送風通路４によって囲僥されているがため
に送風通路と吹出口の距離間隔が長くなりその間におい
て空気中の騒振音が自然的に緩和する等の消音機能をも
併せ有するものである。
周部を環状形送風通路４によって囲僥されているがため
に送風通路と吹出口の距離間隔が長くなりその間におい
て空気中の騒振音が自然的に緩和する等の消音機能をも
併せ有するものである。
【図１】 この発明に係る超低騒音防振型空気調和機の
内部構造を例示した正面図である。
内部構造を例示した正面図である。
１ 機体 ２ 吸気口 ３ 送気口 ４ 環状形送風通路 ５ 送風機 ６ 架台 ７ 電動機 ８ 熱交換コイル ９ フィルター Ａ 送風機室 Ｂ 消音機構
Claims (2)
- 【請求項１】 機体１の上部に吸気口２、送気口３を各
開設し、該機体１内の略中央に送風機５を設置せる送風
機室Ａを配設すると共に該送風機室Ａの周部に上記吸気
口２と送気口３を連通すべく環状形送風通路４を形成し
てなる低騒音型空気調和機において、上記中央送風機室
Ａ内に設置せる送風機５をプレキャスト架台６を介して
固定し支承せしめたことを特徴とする超低騒音防振型空
気調和機。 - 【請求項２】 請求項第１項記載の空気調和機におい
て、上記機内中央に設置せる送風機５を相当重量のコン
クリート製のプレキャストを材体として枠組形状に形成
せる架台６上に固定し支承せしめたことを特徴とする超
低騒音防振型空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071312A JP2559092B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 超低騒音防振型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071312A JP2559092B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 超低騒音防振型空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07260183A JPH07260183A (ja) | 1995-10-13 |
| JP2559092B2 true JP2559092B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=13456975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6071312A Expired - Lifetime JP2559092B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 超低騒音防振型空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559092B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100547688B1 (ko) * | 2003-11-20 | 2006-01-31 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 팬하우징 설치구조 |
| CN103486662B (zh) * | 2012-06-13 | 2016-03-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器 |
| CN104422021A (zh) * | 2013-08-26 | 2015-03-18 | 布朗（上海）环境技术有限公司 | 一种处理室内pm2.5的全屋高效新风过滤主机 |
| CN108087967A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-05-29 | 厦门大学 | 用于无噪音实验室的空调系统及其处理空气的方法 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP6071312A patent/JP2559092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07260183A (ja) | 1995-10-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08219098A (ja) | ブロワの防音装置 | |
| JPH1136879A (ja) | エンジン発電機 | |
| JP3931753B2 (ja) | 空気吹出ユニット | |
| JPH05172100A (ja) | 遠心送風機，自動車用空気調和装置の送風機及び遠心送風機を備えた自動車用空気調和装置 | |
| US20200224898A1 (en) | Flow generation unit, air treatment plant comprising said flow generation unit and use of the latter for air treatment | |
| JP2559092B2 (ja) | 超低騒音防振型空気調和機 | |
| JP2003029764A (ja) | 天吊金具構造およびプロジェクターの使用方法 | |
| JPH11201494A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
| JPH11211164A (ja) | 空気清浄化用送風機ユニット | |
| JPH0921399A (ja) | 送風機 | |
| JPH1162607A (ja) | エンジン発電機 | |
| JP2003106549A (ja) | 室内暖房装置 | |
| JPH0754740Y2 (ja) | 空調用コンプレッサーの防音構造 | |
| JP4110878B2 (ja) | ケーシング | |
| JPH07180858A (ja) | 超低騒音型空気調和機 | |
| JP2957626B2 (ja) | ファンフィルタユニット | |
| JPH11257686A (ja) | 空気調和機および換気ユニット | |
| JP3073000U (ja) | 機械用防音箱 | |
| JP2008018869A (ja) | 車両用空調装置の空調ユニット | |
| JPH07180859A (ja) | 騒振音防止装置付空気調和機 | |
| JPH0519600Y2 (ja) | ||
| JP2008309444A (ja) | 空気調和機 | |
| JPH0541301Y2 (ja) | ||
| JP2001324163A (ja) | 空気調和機のファンモータ取付構造 | |
| JPS6027855Y2 (ja) | 換気扇 |