JP3073000U - 機械用防音箱 - Google Patents
機械用防音箱Info
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- JP3073000U JP3073000U JP2000003258U JP2000003258U JP3073000U JP 3073000 U JP3073000 U JP 3073000U JP 2000003258 U JP2000003258 U JP 2000003258U JP 2000003258 U JP2000003258 U JP 2000003258U JP 3073000 U JP3073000 U JP 3073000U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 騒音を発生する機械を収納する防音箱におい
て、防音と内部の機械よりの発熱に対する換気を、箱の
周囲に配した消音、吸排気ダクトと、そのダクトを利用
した事による2重構造により、小型かつ安価に機械収納
部の換気を行ないつつ防音を行ない、また、2重構造に
も係わらず内部の点検、保守を容易とした。 【構成】 4側面及び天井、底面部に内部に吸音材を張
り付けた吸排気ダクトを配した2重構造の箱とし、また
機械を取り付けたシャーシの部分を取付ねじを外す事に
より容易に上部箱と分離することができる。
て、防音と内部の機械よりの発熱に対する換気を、箱の
周囲に配した消音、吸排気ダクトと、そのダクトを利用
した事による2重構造により、小型かつ安価に機械収納
部の換気を行ないつつ防音を行ない、また、2重構造に
も係わらず内部の点検、保守を容易とした。 【構成】 4側面及び天井、底面部に内部に吸音材を張
り付けた吸排気ダクトを配した2重構造の箱とし、また
機械を取り付けたシャーシの部分を取付ねじを外す事に
より容易に上部箱と分離することができる。
Description
【0001】
本考案は医療機械、在宅介護機械、半導体製造機械、等で使用される空気圧縮 気、真空ポンプ、等の機械類より発生する運転時の騒音を、2重構造とした箱内 に機械を収納し、機械の運転により発生する損失発熱の換気冷却を行ないつつ箱 の外部に騒音が放出される事を抑止する、機械用防音箱に関するものである。
【0002】
従来、この種の機械用防音箱としては、図5に示す様に騒音発生機械ハを収納 した、鋼板又は樹脂製による内箱ロの内側に吸音材ホを張り付けた、吸気側消音 室ヌ、機械収納室ル、排気側消音室オにより騒音を抑止すると同時に電動換気扇 ニによつて機械より発生する損失熱の換気を行ない、より防音の効果を高める為 吸音材ホを張り付けた外箱イを、内箱ロに被せた2重構造とし、吸気口ヘ、排気 口トを設け空気の流れを吸気チより排気リに行なうようにした機械用防音箱が知 られている。
【0003】
従来の技術で述べたもののうち、内箱ロは吸気側消音室ヌ機械収納室ル排気側 消音室オが別個にあると共に外箱イが必要となる為、全体を小型化するのが困難 となると共に、内部機械を点検するのに周囲の側面板を多く取り外す必要があり 、点検に不便であると共に、製造コストを下げる事等で多くの問題点を有してい た。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、消音用と吸排気用を兼用したダクトを箱の側面、天 井、底面に配して消音ダクトの長さを確保すると共に、ダクトにより箱を2重構 造にしたのと同等の効果を得ると共に、小型軽量で消音と換気冷却が可能である 機械用防音箱を提供しようとするものである。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案における機械用防音箱は、鋼板等で作ら れた断面が矩形の筒状のシャーシ上に、機械を防振ゴム等を介して取付その下側 の換気口に電動扇を取付て、吸気をダクト状のシャーシの内側に吸音材を張り付 けた両端開放部分を、後述する2重構造のカバーのダクトに連結して吸排気を行 なう。
【0006】 2重構造のカバーは、相対する一方の側面は吸気孔を設けた内側に吸音材を張 り付けた吸気消音ダクトとし、前記のシャーシ両端の開放口部分に連結する、
【0007】 また、天井部内部側より他の相対する側面を経由して、底面に至る内側に吸音 材を張り付けた排気ダクトとし、機械収容室の換気を行なうと同時に、ダクト内 に張った吸音材により、換気の空気による音の放出を抑止すると共に、箱の2重 構造により、内部の機械の騒音が外部に放出されるのを防止している。
【0008】 また、機械を取り付けた2重構造のシャーシに同じく2重構造とした箱を被せ 取付ねじにより止める事により、箱が容易に外す事が出来るので機械の点検、交 換に便利となっている。
【0009】
シャーシに防振ゴム台等を介して機械及び電動換気扇を取り付け、電源供給電 線、空気配管等の取付を行ない、防音換気箱を被せ取付ねじにより、箱とシャー シを固定する。
【0010】 内部の機械、電動換気扇に電源を供給する事により運転を開始すると共に、電動 換気扇の運転により、吸気口より空気を吸い込みダクトを通じて機械室に入り、 機械の発熱を空気と共に排気ダクトを通じ排出し、機械室の温度上昇を防止する と同時に、消音ダクトとの2重構造の箱により、機械の騒音が外部に放出される 事が抑止される。
【0011】
実施例について図面を参照して説明する。 図1〜5において、防音換気箱A及びシャーシBは、例えば鋼板のプレス、板金 成型加工又はプラスティツク成型品により箱状に形成されている。
【0012】 さらに詳しくは、防音換気箱Aは相対する側面が内部に吸音材Fを張ったダク ト状と成っており、外部より空気を供給する吸気口1とシャーシBと連絡し空気 を送る、側面、シャーシ通気口10があり、また、他の相対する側面及び天井部 にも同じく内部に吸音材Fを張ったダクト状で、天井部に機械室11に通じる天 井部通気口7と側面下部に排気口4がある。
【0013】 シャーシBは断面が矩形の内部に吸音材Fを張ったダクト状で、上面に電動換 気扇Dと防振ゴム台Eを介して機械Cが取り付けられており、その他機械の運転 に必要な機器、配管、配線が取り付けられている、その上に前記の防音換気箱A が被せられ止めねじGにより固定し、機械室11を形成する。
【0014】 図1〜図5により空気の流れを説明すると、機械室11までの吸気は吸気口1 より吸気空気流2は側面部消音ダクトa5を通り、側面、シャーシ通気口10か らシャーシ部消音ダクト9を経由して、電動換気扇Dにょり機械室11に供給さ れる。
【0015】 機械室11から加熱された排気空気流3は、天井部通気口7を通り天井部の消 音ダクト8及び側面消音ダクトb6を経由して、排気口4より排出され消音を行 ないながら換気を行なうと共に、ダクトによる箱の2重構造により機械Cの騒音 が外に放散するのを減少させている。
【0016】
【考案の効果】 本考案は、上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。
【0017】 請求項1の機械用防音箱においては天井、側面、底面を消音及び吸排気のダク トに使用し、吸排気ダクトによる消音効果と、箱を2重構造とした事により小型 に効果的に防音を行なう事が出来、また、外観的にもすぐれている。
【0018】 請求項2の機械用防音箱においては、機械及びその運転に必要な器具を取り付 けたシャーシの部分に、消音と吸排気ダクトを形成した2重の箱を被せて取付ね じにより結合したことにより吸排気流路を形成し、また容易に内部の機械の保守 、点検、交換ができる。
【0019】
【図1】機械用防音箱の構造を示した斜視図である。
【図2】箱とシャーシの結合を示した斜視図である。
【図3】機械用防音箱の外形図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
A 防音換気箱 B シャーシ C 機械 D 電動換気扇 E 防振ゴム台 F 吸音材 G 取付ねじ 1 吸気口 2 吸気空気流 3 排気空気流 4 排気口 5 側面部消音ダクトa 6 側面部消音ダクトb 7 天井部通気口 8 天井部消音ダクト 9 シャーシ部消音ダクト 10 側面、シャーシ通気口 11 機械室 12 取付ねじ穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月26日(2000.6.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】 従来の機械用防音箱に係わる斜視図で
ある。
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に機械(C)を収納する鋼板又は樹
脂製による箱の構造で、相対する側面部に各々吸気口
(1)及び内側に吸音材(F)を張り付けた側面部消音
ダクトa(5)を配し、機械(C)を取り付けたシャー
シ(B)の下側部分にも内側に吸音材(F)を張り付け
たシャーシ部消音ダクト(9)を、また天井部分にも内
側に吸音材(F)を張り付けた天井部消音ダクト(8)
を、前述の側面部と異なる相対する側面部の内側に吸音
材(F)を張り付けた側面部消音ダクトb(6)を配
し、吸音材(F)を内側に張り付けた中心部の機械室
(11)の周囲を消音吸排気ダクトによる2重構造とし
た機械用防音箱。 - 【請求項2】機械(C)を取り付けたダクト状のシャー
シ(B)に消音吸排気ダクトによる2重構造とした防音
換気箱(A)を被せ取付ねじ(G)により固定する事
で、機械室(11)の吸気、排気の通路を形成出来る請
求項1、記載の機械用防音箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003258U JP3073000U (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 機械用防音箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003258U JP3073000U (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 機械用防音箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3073000U true JP3073000U (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=43206255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003258U Expired - Fee Related JP3073000U (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 機械用防音箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073000U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106373556A (zh) * | 2016-11-08 | 2017-02-01 | 江苏英思达科技有限公司 | 静音箱 |
CN107948847A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-04-20 | 常州芽典之音电子科技有限公司 | 一种高音质音箱 |
JP2021179207A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-11-18 | ボーマーク・ゲー・エム・ベー・ハーBomag Gmbh | 騒音緩和に最適化されたボンネットを備える転圧機 |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000003258U patent/JP3073000U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106373556A (zh) * | 2016-11-08 | 2017-02-01 | 江苏英思达科技有限公司 | 静音箱 |
CN107948847A (zh) * | 2018-01-02 | 2018-04-20 | 常州芽典之音电子科技有限公司 | 一种高音质音箱 |
JP2021179207A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-11-18 | ボーマーク・ゲー・エム・ベー・ハーBomag Gmbh | 騒音緩和に最適化されたボンネットを備える転圧機 |
JP7208290B2 (ja) | 2020-04-03 | 2023-01-18 | ボーマーク・ゲー・エム・ベー・ハー | 騒音緩和に最適化されたボンネットを備える転圧機 |
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