JPH0520096U - ブロワーユニツト消音カバー - Google Patents

ブロワーユニツト消音カバー

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JPH0520096U
JPH0520096U JP7687191U JP7687191U JPH0520096U JP H0520096 U JPH0520096 U JP H0520096U JP 7687191 U JP7687191 U JP 7687191U JP 7687191 U JP7687191 U JP 7687191U JP H0520096 U JPH0520096 U JP H0520096U
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JP
Japan
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wall
blower unit
blower
air layer
sound
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Pending
Application number
JP7687191U
Other languages
English (en)
Inventor
早苗 高田
Original Assignee
株式会社伸興
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Publication date
Application filed by 株式会社伸興 filed Critical 株式会社伸興
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消音効果及び放熱効果に優れたブロワーユニ
ット消音カバーを提供する。 【構成】 ブロワー3、タンパ4等を有するブロワーユ
ニット2を包囲状とするものである。吸音性内壁17と、
吸音性内壁17に外嵌される金属製外壁18とを備えてい
る。この内壁17はアルミニウム、ステンレス、銅系等の
焼結金属からなる。内壁17と外壁18との間には空気層19
が形成され、外壁18には、空気層19に連通される換気扇
21及び通気口22が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はブロワーユニット消音カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロワー、ダンパ等を有するブロワーユニットに於ては、その使用中において は、ブロワーの駆動音等の騒音が発生し、そのため、このブロワーユニットを消 音カバーにて包囲する必要であった。
【0003】 しかしながら、従来では好適となる消音カバーはなかった。例えば、金属板か らなる外壁と、該外壁内面に付着される吸音材と、からなる消音カバーがあった が、このカバーでは、吸音材はウレタンフォーム、グラスウール等から形成され ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、上述の従来の消音カバーでは、消音効果があっても、ブロワーが発熱 して温度上昇した場合、この消音カバーにより、放熱が邪魔され消音カバー内が 高温となり、このカバーに、大型の換気扇等を設ける必要があった。
【0005】 また、ブロワーユニットがクリーンルームに使用された場合、該ユニットから クリーンルームへ塵が飛散する虞れもあった。
【0006】 そこで、本考案では、消音効果に優れ、しかも、ブロワーユニットが温度上昇 した場合も、有効に放熱することができるブロワーユニット消音カバーを提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るブロワーユニット消音カバーは、 ブロワー、ダンパ等を有するブロワーユニットを包囲状とする消音カバーであっ て、アルミニウム、ステンレス、銅系等の焼結金属からなる吸音性内壁と、該吸 音性内壁に外嵌される金属製外壁と、を備え、かつ、該内壁と外壁との間に空気 層を形成すると共に、該外壁に、該空気層に連通される換気扇及び通風口を設け たものである。
【0008】
【作用】
吸音性内壁は焼結金属であるので、微細な通気孔を有することになり、この内 壁に入射する音は、背後の空気層と金属製外壁との相乗作用により吸音される。
【0009】 即ち、入射音のエネルギーにより、空気層及び内壁内部の空気からなる振動系 が共振(共鳴)し、空気分子と焼結金属との摩擦にてエネルギーが吸収され、ブ ロワーユニットからの騒音が吸音される。
【0010】 また、上述の如く、吸音性内壁は通気性を有するものであるので、外壁に設け られた換気扇及び通風口により、カバー内部の空気を換気することができ、しか も、この内壁はフィルタとしても作用する。
【0011】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0012】 図1は、本考案に係るブロワーユニット消音カバーの使用状態を示し、このカ バー1は、ブロワーユニット2を包囲状としている。
【0013】 ここで、ブロワーユニット2とは、ブロワー3、ダンパ4等を有するものであ る。
【0014】 即ち、ブロワー3は基盤5上に保持台6を介して載置固定され、また、この基 盤5には、吸込集塵用フィルタ7が内装されたフィルタボックス8と、吐出エア 浄化用フィルタ9が内装されたフィルタボックス10と、が立設され、図2に示す ように、フィルタボックス8にはエア吸入用配管11が連通連結され、フィルタボ ックス10にはエア排出用配管12が連通されている。そして、各配管11、12は、ク リーナヘッド13に連通連結されている。
【0015】 また、図1に示すように、フィルタボックス8とブロワー3とは配管14を介し て連通連結され、フィルタボックス10とブロワー3とは配管15を介して連通連結 されている。そして、配管14に上述のダンパ4が介装されている。
【0016】 従って、ブロワー3の駆動により昇圧されたエアが配管15を介してフィルタボ ックス10に入り、このボックス10内のフィルタ9にて浄化され、さらに、浄化さ れたエアが配管12を介してヘッド13に案内される。また、ヘッド13内に吸入され たエアは、配管11を介してフィルタボックス8に案内され、このボックス8内の フィルタ7にて除塵され、さらに、配管14のダンパ4を介してブロワー3に戻る ものである。なお、図2において、16はヘッド13の下方を走行するガラス板等の 被除塵材であり、この被除塵材16上の塵がこのブロワーユニット2のエアの吸入 、排出作用で除去される。
【0017】 しかして、本考案に係る消音カバー1は、図1と図2に示すように、基盤5上 に載置固定されるものであり、図3に示すように、吸音性内壁17と、該吸音性内 壁17に外嵌される金属製外壁18と、を備えたものである。
【0018】 即ち、吸音性内壁17は、アルミニウム、ステンレス、銅等の焼結金属からなり 、上壁17aと側壁17b,17cと、後壁17dとから形成される。なお、使用される 焼結金属は、気孔率が約45%とされる。
【0019】 また、金属製外壁18は、同様に、上壁18aと側壁18b、18cと後壁18dとから なり、上壁18aは内壁17の上壁17aに、側壁18bは内壁17の側壁17bに、側壁18 cは内壁17の側壁17cに、後壁18dは内壁17の後壁17dに、夫々、所定隙間寸法 Aをもって対面している。即ち、内壁17と外壁18との間に空気層19が形成される ことになる。また、金属製外壁18の材質としては、鋼、アルミニウム等が使用さ れる。勿論、この場合、上壁18aと側壁18b,18cと後壁18dとが一体形成され るものであってもよい。
【0020】 なお、内壁17と外壁18との間には、支持部材20が介装され、これにより、空気 層19の層寸法(つまり、隙間寸法A)は一定に保持される。また、上壁17a,18 aにて形成される空気層と、側壁17b,18bにて形成される空気層と、側壁17c ,18cにて形成される空気層と、後壁17d,18dにて形成される空気層と、は夫 々独立したものであっても連通連結されたものであってもよい。
【0021】 しかして、この場合、隙間寸法Aを10〜50mm位とし、内壁17の肉厚寸法Bを2. 0 〜3.0mm 位とし、外壁18の肉厚寸法Cを2.0 〜3.0mm 位に設定するのが好まし い。なお、外壁18の肉厚寸法Cは、材質、大きさ、強度的に応じて決定さる。
【0022】 また、図1に示すように、消音カバー1の外壁18には換気扇21及び通気口22が 設けられている。即ち、外壁18の一方の側壁18bに、貫孔を設け、この貫孔に換 気扇21が装着され、外壁18の上壁18aに貫孔が貫設され、この貫孔に、周囲枠23 と複数の内部枠24とからなる枠体25を装着し、通気口22が形成されている。
【0023】 従って、換気扇21及び通気口22とは、夫々、空気層19に連通連結されることに なり、また、内壁17は焼結金属からなるので通気性を有し、カバー1内の空気は 、この換気扇21及び通気口22にて十分に換気することができ、内部の温度上昇を 防止することができる。
【0024】 なお、上述の如く構成されたカバー1は、図1に示すように、基盤5上に載置 固定されるが、この場合、空気層19の下部28は外壁18にて施蓋され、下方開口部 26は基盤5にて施蓋され、前方開口部27はフィルタボックス8,10にて施蓋され る。
【0025】 従って、内壁17に使用する焼結金属は、多数の微細な通気孔を有し、この焼結 金属に入射する音は、空気層19と金属製外壁18との相乗作用により吸音される。
【0026】 具体的には、焼結金属への入射音のエネルギーにより、空気層19及び焼結金属 内の空気からなる振動系が共振(共鳴)し、空気分子と焼結金属との摩擦にて該 エネルギーが吸収され、ブロワーユニット2から発生する音は吸音される。
【0027】 しかして、この場合、空気層19の層寸法(即ち、隙間寸法A)を変化させれば 、低周波から高周波の吸音を行なうことができる。即ち、空気層19の容積により 共振周波数が変化するので、隙間寸法Aを相違させれば、空気層19の容積が変化 し、それにより、吸音すべき音の周波数に対応することができる。なお、この実 施例においては、消音カバー1は図2に示すようにヘッド13にも付設されている 。
【0028】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、内壁17及び外壁18の肉厚寸法B,Cや、空気層19 の層寸法A等は自由に変更することができ、換気扇21及び通気口22の配設位置と しても自由に変更することができ、換気扇21の容量や、通気口22の大きさ等も自 由に変更することができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0030】 内壁17を焼結金属とし、かつ、金属製の外壁18との間に空気層19を設けた ことにより、極めて優れた消音効果を奏する。
【0031】 内壁17は焼結金属であるので通気性を有し、かつ、外壁18に設けられた換 気扇21及び通気口22により、ブロワー3等が発熱して内部温度が上昇しようとし た場合にも、十分空冷することができ、内部温度が上昇することがない。この場 合、換気扇21の容量を大とする必要がなく、装置全体が大型化してコスト高とな ることもない。
【0032】 ブロワーユニット2から粉塵等が発生した場合にも、内壁17はフィルタの 役割を果たし、カバー外部へ粉塵等が飛散することがない。従って、この消音カ バーはクリーンルーム内設置に好適となる。
【0033】 全体の構造が簡単であるので、その製造が容易であり、生産性に優れてい る。
【0034】 強度的にも優れ、しかも、軽量でかつ耐食性、耐熱性に優れ、耐久性に優 れたものとなる。
【提出日】平成3年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
ブロワー、ダンパ等を有するブロワーユニットでは、その使用中において、ブ ロワーの駆動音等の騒音が発生し、そのため、このブロワーユニットを消音カバ ーにて包囲する必要あった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】ブロワーユニットの簡略図である。
【図3】要部断面図である。
【符号の説明】
2 ブロワーユニット 3 ブロワー 4 ダンパ 17 吸音性内壁 18 金属製外壁 19 空気層 21 換気扇 22 通気口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワー3、ダンパ4等を有するブロワ
    ーユニット2を包囲状とする消音カバーであって、アル
    ミニウム、ステンレス、銅系等の焼結金属からなる吸音
    性内壁17と、該吸音性内壁17に外嵌される金属製外壁18
    と、を備え、かつ、該内壁17と外壁18との間に空気層19
    を形成すると共に、該外壁18に、該空気層19に連通され
    る換気扇21及び通風口22を設けたことを特徴とするブロ
    ワーユニット消音カバー。
JP7687191U 1991-08-28 1991-08-28 ブロワーユニツト消音カバー Pending JPH0520096U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122605A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Fukuda Denshi Co Ltd 板状吸音部材

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