JP2606153B2 - 床置形ターミナル空調機 - Google Patents

床置形ターミナル空調機

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JP2606153B2
JP2606153B2 JP6235814A JP23581494A JP2606153B2 JP 2606153 B2 JP2606153 B2 JP 2606153B2 JP 6235814 A JP6235814 A JP 6235814A JP 23581494 A JP23581494 A JP 23581494A JP 2606153 B2 JP2606153 B2 JP 2606153B2
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heat exchanger
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清滝多門
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木村工機株式会社
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一台の空調機にて
吸、排気等全ての空調管理を行わしめんとするターミナ
ル空調機において該空調機の全体形状を、特に機巾を能
力を低下させることなく巾小とし、設置スペースは勿論
のこと、使用エネルギーを大幅に節減しようとするをそ
の主な目的とする床置形ターミナル空調機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、床置形ターミナル空調機は図1に
て示す如く、機内に外気取入室f,排気室e、全熱交換
器室a,ダンパー室b,送風機室c及び熱交換室d等の
多数の各室にて分割形成されている。また上記夫々の室
内には吸排用送風機 ア,イ 、全熱交換器 ウ、冷、温水コ
イルエ 、フィルター機構 オ等の各機構が設置され、また
上記各機構が夫々の送風通路内に付設せるダンパーd1,
d2による風流の切替操作にて外気の取入、室内の還気等
の機能を有している。特にこの種のターミナル空調機は
全熱交換器を用いてOA空気とEA空気をクロス状に送
風行わしめるものであるから当然、該全熱交換器にクロ
スチャンバーカ、 を取り付けすると共に該クロスチャン
バー前方の送風通路内にダンパー室bを形成設け、該ダ
ンパー室b内に付設せる風流切替ダンパーd2によりその
吸、排風流の切替が行われていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の如く、
多数の部屋に分割構成することは機体全体の横巾寸を著
しく巾大とし、設置スペースにおいても制約を受けるこ
とは勿論のこと、重量及び使用材料が嵩大にて不経済で
あり運搬においても種々の支障が生じるという欠点を有
していたのである。この発明は上記、問題点に鑑みて全
熱交換器の下方両側の送風通路内に還、排気用送風機を
設置すると共に、特に風流切替ダンパーをクロスチャン
バーに付設し、該クロスチャンバーを全熱交換器の前部
に一体的に付設することによって機体全体の横巾寸A−
Aがきわめて巾小に短縮され、以て上記の各欠点が根本
的に解決出来得、且つ吹出空気中の騒振音をも未然に消
音して静粛にて超低騒音形の床置形ターミナル空調機を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成する手段として、この発明に係る床置形ターミナル空
調機は機内に排気室,全熱交換器室,クロスチャンバー
室,送風機室,熱交換室の各室を形成設け、上記全熱交
換器室に全熱交換器を設置すると共に該全熱交換器の下
方送風通路内に排気用送風機と還、送気用送風機を設置
し、更に上記クロスチャンバー室内に全熱交換器の前部
側に風流切替ダンパーを付設してなるクロスチャンバー
を一体的に延設した構成をその特徴としている。
【0005】
【作用】この発明に係る床置形ターミナル空調機は上記
の構成によるものであって、排気用送風機8及び還、送
気用送風機11を駆動運転行わしめることによって上部
の還気口4より室内の還気の一部が全熱交換器6を通り
排気室eを経て排気口2より外部に放出される。また上
記と同時に新鮮な外気が外気取入口3より全熱交換器6
にて上記還気と同時にクロス状に交又に流れ、クロスチ
ャンバー10を経て下部送風通路に流れ、冷水コイル1
3、温水コイル14にて所定の温度に熱交換が行われ、
これが機体1上部の送風口5よりダクト(図示省略)を
通り各室内に最適な冷、暖風を送給行わしめることが出
来得るのである。また新鮮な外気のみを必要とする場
合、或いは還気空気の全量を再度室内に還流しその熱量
を有効に利用する場合には夫々の送風通路内に付設せる
風流切替ダンパー9、EAダンパー7等の操作によって
任意自在の風流を求めることも出来得ることは謂うまで
もない。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面について説明
すると1は機体にて該機体1の上部に排気口2、外気取
入口3、還気口4及び送風口5の吸排口を各並列または
適宜の箇所に開口設け、且つ該機内に上記各吸排口と夫
々を連通する送風通路にて排気室e,全熱交換器室a,
クロスチャンバー室b,送風機室c,熱交換室dの各室
を形成設ける。また上記全熱交換器室aには全熱交換器
6、EAダンパー7及び該室下方の送風通路内に排気用
送風機8を、また上記全熱交換器室aと隣接するクロス
チャンバー室b内に上記全熱交換器6の前部側に内部に
風流切替ダンパー9を付設してなるクロスチャンバー1
0を一体的に延設する。更に該クロスチャンバー室b下
方の送風機室c内に還、送気用送風機11を、熱交換室
dに冷水コイル13、温水コイル14、加湿器15を各
配置する。なお図示中12は制御盤、17,18はプレ
または中性能フィルタである。
【0007】またこの発明においては、上記機体1の上
部に点線にて示す如く、排気口2、外気取入口3、還気
口4及び送風口5の吸排口を各開口設け、且つ機内に適
宜形状の消音機構を設置してなる消音チャンバー16を
一体的に連結行わしめることによってより静粛な低騒音
形空調機として使用することも出来得るのである。
【0008】
【発明の効果】この発明は上記の如く、全熱交換器6に
クロスチャンバー10を一体的に連接し、且つ該クロス
チャンバー10内に風流切替ダンパー9を付設すると共
に該クロスチャンバー10をクロスチャンバー室bに凸
設し、かかるクロスチャンバー10の横側空間を利用し
て排気通路とし、且つ上記全熱交換器6の下方に排気用
送風機8、還、送気用送風機11を設置してなるもので
あるから、通常の床置形ターミナル空調機によるダンパ
ー室b、外気取入室f、送風機室c等の設置が全く不要
であり、これらの室巾の不要によって機体全体の横巾寸
A−Aがきわめて巾小に短縮され、全体形状を頗ぶるコ
ンパクトに形成出来得る効果がある。従って設置スペー
スにおいても従来の嵩大な空調機に比して何らの限定も
受けることもなく容易に設置出来得、運搬時の至便は勿
論、使用素材の軽減等種々の経済的利点をも併せ有して
いる。
【0009】また請求項2項記載の如く、機体1の上部
に更に内部に適当な消音機構を備えた消音チャンバー1
6を一体的に連結行わしめることによって送風口5より
送風と共に室内に洩出する騒振音を完全確実に消去し、
以て音楽ホール、展示室、研究所等の如く低騒音環境を
特に必要とする室内においてはより有効な効果をみるこ
とも出来得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の床置形ターミナル空調機の内部概略
図、
【図2】 この発明に係る床置形ターミナル空調機の内
部概略図である。
【符号の説明】
1 機体 2 排気口 3 外気取入口 4 還気口 5 送風口 6 全熱交換器 7 EAダンパー 8 排気用送風機 9 風流切替ダンパー 10 クロスチャンバー 11 還、送気用送風機 12 制御盤 13 冷水コイル 14 温水コイル 15 加湿器 16 消音チャンバー 17 フィルタ 18 同上

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1の上部に排気口2、外気取入口
    3、還気口4及び送風口5の吸排口を各並列に開口設
    け、且つ該各吸排口と夫々を連通する送風通路により機
    内に排気室e,全熱交換器室a,クロスチャンバー室
    b,送風機室c,熱交換室dの各室を形成設け、全熱交
    換器室aには全熱交換器6、EAダンパー7及び該室下
    方の送風通路内に排気用送風機8を、また上記全熱交換
    器室aと隣接するクロスチャンバー室b内に上記全熱交
    換器6の前部側にクロスチャンバー10を一体的に延設
    すると共に該クロスチャンバー室b内に風流切替ダンパ
    ー9を付設し、且つ該下方送風機室c内に還、送気用送
    風機11を、また熱交換室dに冷水コイル13、温水コ
    イル14、加湿器15を各配置し、機体1全体の横巾形
    寸A−Aを短縮せしめたことを特徴とする床置形ターミ
    ナル空調機。
  2. 【請求項2】 上記、機体1の上部に排気口2、外気取
    入口3、還気口4及び送風口5の吸排口を各並列に開口
    設け、且つ機内に適宜形状の消音機構を設置してなる消
    音チャンバー16を一体的に連結せしめたことを特徴と
    する請求項1項記載の床置形ターミナル空調機。
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