JPH07101113B2 - 空調用床置形換気ユニット - Google Patents
空調用床置形換気ユニットInfo
- Publication number
- JPH07101113B2 JPH07101113B2 JP5138039A JP13803993A JPH07101113B2 JP H07101113 B2 JPH07101113 B2 JP H07101113B2 JP 5138039 A JP5138039 A JP 5138039A JP 13803993 A JP13803993 A JP 13803993A JP H07101113 B2 JPH07101113 B2 JP H07101113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- exhaust
- chamber
- room
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
- Y02A30/274—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は機体全体を縦細長形状
とし室内に新鮮な外気の導入は勿論、従来無造作に排気
されていた室内の該排気中に有する熱量を最も有効に利
用し、熱エネルギーを大巾に節減しょうとする経済的な
空調用床置形換気ユニットに関する。
とし室内に新鮮な外気の導入は勿論、従来無造作に排気
されていた室内の該排気中に有する熱量を最も有効に利
用し、熱エネルギーを大巾に節減しょうとする経済的な
空調用床置形換気ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、四季においては冷暖房の必要とし
ない時期、即ち５月頃から７月期にかけて新鮮な外気を
必要とする季節がある．また従来、開発されている空調
機の殆んどは室内冷暖空調機用としてのものであるから
外気による直接冷房が不可能であり、しかもこれらの空
調機は、狭小な機内に種々の機構装置が雑然と配置され
ているがために当然、全体機高が嵩大となり、設置有効
面も制約を受けるは勿論、且つまた機内発生の騒振音が
給気と共に室内に流出する等、室内設置用空調機として
は種々の問題点を有していた。
ない時期、即ち５月頃から７月期にかけて新鮮な外気を
必要とする季節がある．また従来、開発されている空調
機の殆んどは室内冷暖空調機用としてのものであるから
外気による直接冷房が不可能であり、しかもこれらの空
調機は、狭小な機内に種々の機構装置が雑然と配置され
ているがために当然、全体機高が嵩大となり、設置有効
面も制約を受けるは勿論、且つまた機内発生の騒振音が
給気と共に室内に流出する等、室内設置用空調機として
は種々の問題点を有していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる欠点を解決する
ものとして発明者は先に全体形状を小型コンパクトに形
成し、室内の狭小な箇所は勿論のこと、ベランダ、屋根
下等の如く如何なる空間にも容易に設置可能とし、同時
に外気による直接冷房をも可能とした換気ユニット（特
願平５ー９８２７１号）を開発したが、この発明は更に
上記開発に係る換気ユニットの一部を改良し、還気中の
熱量をより有効に利用し使用する熱エネルギーの消費を
大巾に節減しようとするをその主な目的としている。
ものとして発明者は先に全体形状を小型コンパクトに形
成し、室内の狭小な箇所は勿論のこと、ベランダ、屋根
下等の如く如何なる空間にも容易に設置可能とし、同時
に外気による直接冷房をも可能とした換気ユニット（特
願平５ー９８２７１号）を開発したが、この発明は更に
上記開発に係る換気ユニットの一部を改良し、還気中の
熱量をより有効に利用し使用する熱エネルギーの消費を
大巾に節減しようとするをその主な目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する手
段として、この発明は縦長形状に形成せる機体１の背面
に給気口２、還気口３を、前部に排気口４及び外気取入
口５等の各吸、排気口を開口設け、該機体内部に給気室
Ａ，送風機室Ｂ、外気導入室Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの
各室を縦状に併設形成する。また、上記各還、吸、排気
口を排気送風通路６ａ及び送気送風通路６ｂの夫々にて
各連通すると共に上記給気室Ａ内に冷却・加熱コイル
７、ドレンパン８を、送風機室Ｂ内に給気用送風機９
を、還気室Ｅ内に還気用送風機１１を、外気導入室Ｃと
排気室Ｄ間に全熱または顕熱交換器１２の各必要とする
機構装置を夫々に配置し、上記還、給両送風通路６ａ、
ｂ間にバイバス通路６ｃを連通設け、該バイバス通路６
ｃ内に送風通路切換用ダンパーＦを設置して該ダンパー
操作によって機内通流の空気を還、排気、全外気冷房等
任意方向に切換え運転を行わしめるように構成してなる
ものである。更にこの発明はかかる構成において、更に
上記還気室Ｅ内に冷凍機１０（コンプレッサー）を、ま
た排気室Ｄ内にコンデンサーコイル１３を各設置し、室
内よりの還気空気中の再熱利用をより有効に行わしめん
とすることをを特徴とする。
段として、この発明は縦長形状に形成せる機体１の背面
に給気口２、還気口３を、前部に排気口４及び外気取入
口５等の各吸、排気口を開口設け、該機体内部に給気室
Ａ，送風機室Ｂ、外気導入室Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの
各室を縦状に併設形成する。また、上記各還、吸、排気
口を排気送風通路６ａ及び送気送風通路６ｂの夫々にて
各連通すると共に上記給気室Ａ内に冷却・加熱コイル
７、ドレンパン８を、送風機室Ｂ内に給気用送風機９
を、還気室Ｅ内に還気用送風機１１を、外気導入室Ｃと
排気室Ｄ間に全熱または顕熱交換器１２の各必要とする
機構装置を夫々に配置し、上記還、給両送風通路６ａ、
ｂ間にバイバス通路６ｃを連通設け、該バイバス通路６
ｃ内に送風通路切換用ダンパーＦを設置して該ダンパー
操作によって機内通流の空気を還、排気、全外気冷房等
任意方向に切換え運転を行わしめるように構成してなる
ものである。更にこの発明はかかる構成において、更に
上記還気室Ｅ内に冷凍機１０（コンプレッサー）を、ま
た排気室Ｄ内にコンデンサーコイル１３を各設置し、室
内よりの還気空気中の再熱利用をより有効に行わしめん
とすることをを特徴とする。
【０００５】この発明は更に、上記送風通路６ａ、６ｂ
間に縦長菱形の全熱または顕熱交換器１２を縦形に配置
設けたことや、該全熱または顕熱交換器１２を複数個縦
形に併列に配置設けたことや、機体１の前部に前面パネ
ル１７を開閉自在に取付け設けたこと及び上記、機体１
の背部に開設せる給気口２に，内部に適宜の消音機構を
設置してなる送気管１８を連結設け室内に無騒振音の空
気を送給行わしめんとするように構成されている。
間に縦長菱形の全熱または顕熱交換器１２を縦形に配置
設けたことや、該全熱または顕熱交換器１２を複数個縦
形に併列に配置設けたことや、機体１の前部に前面パネ
ル１７を開閉自在に取付け設けたこと及び上記、機体１
の背部に開設せる給気口２に，内部に適宜の消音機構を
設置してなる送気管１８を連結設け室内に無騒振音の空
気を送給行わしめんとするように構成されている。
【０００６】
【作用】上記、構造を有してなる換気ユニットを室内の
隅部、間隙箇所はもとより廊下、ベランダ等室外の適宜
箇所に設置し、還気口３と給気口２部分を直接に、また
はダクトを連接にて室内側に開口し、排気口４、外気取
入口５を外部に直接に、またはダクト連結にて接続開口
する。かかる状体で還，排気用送風機９、１１の運転に
より送風通路切換用ダンパーＦが全閉時により室内側の
汚染空気が還気口３より（矢印ア）送風通路６ａを経て
排気口４より室外に放出する、また一方室外の新鮮な空
気は外気取入口５より外気導入室Ｃに流れ（矢印イ）送
風通路６ｂより給気室Ａを経て適当な冷暖気として給気
口２より室内に送流し室内に適宜の冷暖房を送給する。
上記、空気送流中において室内よりの還気空気が排気時
において全熱または顕熱交換器１２を通過するがために
その熱量の一部が回収されている。特に、この発明は冷
房時において室内側の還気（矢印ア）が該還気中に含ま
れている冷温をして還気流通中に冷凍機１０（コンプレ
ッサー）を冷却し、還気用送風機１１の作動にて排気す
ると共に全熱または顕熱交換器１２を通過し、排気室Ｄ
内に設置せるコンデンサーコイル１３を冷却しながら外
部に排出する。また一方、外部よりの新鮮な空気は給気
用送風機９の運転により全熱または顕熱交換器１２を通
過し給気室Ａ内に設置せる冷却・加熱コイル７にて適当
温度に冷却、加熱され室内に所定の冷気を送風行わしめ
ることが出来得る。なお上記、冷却コイル７は４方弁の
切替えにより加熱コイルとなりより良好な加熱作用を求
めることも出来得るのである。更に上記、冷暖房時にお
いて室内がより以上に乾燥し適宜の加湿を必要とする場
合には加湿器１４の作動により適当な加湿空気をも同時
に送給することも出来得る。次に、送風通路切換用ダン
パーＦを開路し、排気室Ｄ内のダンパーＦ1 を閉路行わ
しめることによって室内よりの還気がバイバス通路６ｃ
より送風通路６ｂ内に流れ還気の全量を機外に廃棄する
ことなく一部またはその全量を上記、給気室Ａ方向に流
し外気と共に再度の送給を行わしめることが出来得るの
である。また、室内環境、時期等により冷暖房を必要と
することなく外気冷房を必要とする場合には、バイバス
通路６ｃ内のダンパーＦを全開とすることによって外気
が全熱、顕熱交換器１２を通過することなく直接に送風
室Ｂ内に流れ（矢印ウ）給気口２より新鮮な外気を直接
に室内に送給し外気による冷房が求め得られる。なお上
記による場合にはその間、冷却・加熱コイル７への通水
が停止されているが、より以上の冷温を必要とする場合
は該コイル７へ冷媒の補足を、また過冷の場合にはダン
パーＦの開閉調整によって容易に解決することも出来得
る。上記の如く、この発明においては送風通路６ａ，ｂ
内に全熱または顕熱交換器１２、冷凍機１０及びコンデ
ンサーコイル１３を各設置したことによって、該空気中
に保有せる熱量を十分に再度利用し、以て少ない熱量に
て経済的に室内を空調行わしめることが出来得るのであ
る。
隅部、間隙箇所はもとより廊下、ベランダ等室外の適宜
箇所に設置し、還気口３と給気口２部分を直接に、また
はダクトを連接にて室内側に開口し、排気口４、外気取
入口５を外部に直接に、またはダクト連結にて接続開口
する。かかる状体で還，排気用送風機９、１１の運転に
より送風通路切換用ダンパーＦが全閉時により室内側の
汚染空気が還気口３より（矢印ア）送風通路６ａを経て
排気口４より室外に放出する、また一方室外の新鮮な空
気は外気取入口５より外気導入室Ｃに流れ（矢印イ）送
風通路６ｂより給気室Ａを経て適当な冷暖気として給気
口２より室内に送流し室内に適宜の冷暖房を送給する。
上記、空気送流中において室内よりの還気空気が排気時
において全熱または顕熱交換器１２を通過するがために
その熱量の一部が回収されている。特に、この発明は冷
房時において室内側の還気（矢印ア）が該還気中に含ま
れている冷温をして還気流通中に冷凍機１０（コンプレ
ッサー）を冷却し、還気用送風機１１の作動にて排気す
ると共に全熱または顕熱交換器１２を通過し、排気室Ｄ
内に設置せるコンデンサーコイル１３を冷却しながら外
部に排出する。また一方、外部よりの新鮮な空気は給気
用送風機９の運転により全熱または顕熱交換器１２を通
過し給気室Ａ内に設置せる冷却・加熱コイル７にて適当
温度に冷却、加熱され室内に所定の冷気を送風行わしめ
ることが出来得る。なお上記、冷却コイル７は４方弁の
切替えにより加熱コイルとなりより良好な加熱作用を求
めることも出来得るのである。更に上記、冷暖房時にお
いて室内がより以上に乾燥し適宜の加湿を必要とする場
合には加湿器１４の作動により適当な加湿空気をも同時
に送給することも出来得る。次に、送風通路切換用ダン
パーＦを開路し、排気室Ｄ内のダンパーＦ1 を閉路行わ
しめることによって室内よりの還気がバイバス通路６ｃ
より送風通路６ｂ内に流れ還気の全量を機外に廃棄する
ことなく一部またはその全量を上記、給気室Ａ方向に流
し外気と共に再度の送給を行わしめることが出来得るの
である。また、室内環境、時期等により冷暖房を必要と
することなく外気冷房を必要とする場合には、バイバス
通路６ｃ内のダンパーＦを全開とすることによって外気
が全熱、顕熱交換器１２を通過することなく直接に送風
室Ｂ内に流れ（矢印ウ）給気口２より新鮮な外気を直接
に室内に送給し外気による冷房が求め得られる。なお上
記による場合にはその間、冷却・加熱コイル７への通水
が停止されているが、より以上の冷温を必要とする場合
は該コイル７へ冷媒の補足を、また過冷の場合にはダン
パーＦの開閉調整によって容易に解決することも出来得
る。上記の如く、この発明においては送風通路６ａ，ｂ
内に全熱または顕熱交換器１２、冷凍機１０及びコンデ
ンサーコイル１３を各設置したことによって、該空気中
に保有せる熱量を十分に再度利用し、以て少ない熱量に
て経済的に室内を空調行わしめることが出来得るのであ
る。
【０００７】
【実施例】以下、実施例を図面について説明すると、１
は縦長形状に形成してなる機体にて室内側、即ち機体の
背部に上部に給気口２を、下部に還気口３を、また表部
下方に外気取入口５を、上部に排気口４の各吸、排気口
を開設すると共に該機内を数枚の仕切板ａ，ｂ、ｃ，ｄ
にて機内上部より給気室Ａ、送風機室Ｂ、外気導入室
Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの各室を形成し、これら各室を
上下に貫通せる送風通路６ａ、６ｂにて連通する。即
ち、還気口３と排気口４を排気送風通路６ａにて、外気
取入口５と給気口２を送気送風通路６ｂにて各連通し形
成してなるもので、上記、両側送風通路６ａ，ｂ間にバ
イバス通路６ｃを形成設け、該バイバス通路６ｃ内に送
風通路切換用ダンパーＦを設置してなるものである。ま
た上記給気室Ａ内に冷却・加熱コイル７を、該下方にド
レンパン８を、送風機室Ｂ内に給気用送風機９を、還気
室Ｅ内に還気用送風機１１を設置すると共に上記、外気
導入室Ｃと排気室Ｄ間に全熱または顕熱交換器１２等各
必要とする機構装置を夫々の室内に配置すると共に、更
に上記送還気送風通路６ａ，ｂ内の各室空気入口近辺に
プレフィルター、中性能フィルター等目的に応じた適宜
のフィルター１５、１６機構を各嵌装配置する。その
他、夫々の室内空間部を利用して加湿器１４を始めとし
てその他、制御盤，電動弁等必要とする各機構装置を設
置することも可能である。
は縦長形状に形成してなる機体にて室内側、即ち機体の
背部に上部に給気口２を、下部に還気口３を、また表部
下方に外気取入口５を、上部に排気口４の各吸、排気口
を開設すると共に該機内を数枚の仕切板ａ，ｂ、ｃ，ｄ
にて機内上部より給気室Ａ、送風機室Ｂ、外気導入室
Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの各室を形成し、これら各室を
上下に貫通せる送風通路６ａ、６ｂにて連通する。即
ち、還気口３と排気口４を排気送風通路６ａにて、外気
取入口５と給気口２を送気送風通路６ｂにて各連通し形
成してなるもので、上記、両側送風通路６ａ，ｂ間にバ
イバス通路６ｃを形成設け、該バイバス通路６ｃ内に送
風通路切換用ダンパーＦを設置してなるものである。ま
た上記給気室Ａ内に冷却・加熱コイル７を、該下方にド
レンパン８を、送風機室Ｂ内に給気用送風機９を、還気
室Ｅ内に還気用送風機１１を設置すると共に上記、外気
導入室Ｃと排気室Ｄ間に全熱または顕熱交換器１２等各
必要とする機構装置を夫々の室内に配置すると共に、更
に上記送還気送風通路６ａ，ｂ内の各室空気入口近辺に
プレフィルター、中性能フィルター等目的に応じた適宜
のフィルター１５、１６機構を各嵌装配置する。その
他、夫々の室内空間部を利用して加湿器１４を始めとし
てその他、制御盤，電動弁等必要とする各機構装置を設
置することも可能である。
【０００８】更に、上記還気室Ｅ内に冷凍機１０（コン
プレッサー）を、また排気室Ｄの夫々の送風通路６内に
はコンデンサーコイル１３が各設置されている。
プレッサー）を、また排気室Ｄの夫々の送風通路６内に
はコンデンサーコイル１３が各設置されている。
【０００９】なお、他の実施例として上記せる全熱また
は顕熱交換器１２は縦長菱型形状のものを縦形に配置設
けた構成、図５の如く、該縦長菱型形状の全熱交換器１
２を複数個縦形に併列に配置設けることも出来得る。更
に、機体１の前部に前面パネル１７を開閉自在に取付け
設け、機内のメンテナンス作業を容易としている。
は顕熱交換器１２は縦長菱型形状のものを縦形に配置設
けた構成、図５の如く、該縦長菱型形状の全熱交換器１
２を複数個縦形に併列に配置設けることも出来得る。更
に、機体１の前部に前面パネル１７を開閉自在に取付け
設け、機内のメンテナンス作業を容易としている。
【００１０】また、機体１の背部に開設せる給気口２部
分に，壁面厚さと略同一長さを有し且つ該管内部に適宜
の消音機構１９を付設してなる送気管１８を連結行わし
めることによって、機内にて発生せる騒振音の室内への
流出をも確実に阻止することも出来得る。なお、例示図
及び上記、説明は室外設置用としての説明であるが、場
合によっては上記構造の一部を変更して室内空調用とし
て室内に設置出来得ることも可能であり、また室内の環
境、状況等によっては上記、構造の換気ユニットを例え
ば給気口２を下方に、還気口３を上側に上下逆体として
用いる場合や、或いは表裏面を転換し設置して用いるこ
とも一考である。
分に，壁面厚さと略同一長さを有し且つ該管内部に適宜
の消音機構１９を付設してなる送気管１８を連結行わし
めることによって、機内にて発生せる騒振音の室内への
流出をも確実に阻止することも出来得る。なお、例示図
及び上記、説明は室外設置用としての説明であるが、場
合によっては上記構造の一部を変更して室内空調用とし
て室内に設置出来得ることも可能であり、また室内の環
境、状況等によっては上記、構造の換気ユニットを例え
ば給気口２を下方に、還気口３を上側に上下逆体として
用いる場合や、或いは表裏面を転換し設置して用いるこ
とも一考である。
【００１１】
【発明の効果】上記の如く、この発明に係る空調用床置
形換気ユニットは機内に給気室Ａ，送風機室Ｂ、外気導
入室Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの各室を縦列状に形成し、
且つ機内に各室を連通する送風通路６ａ、６ｂの一部に
バイバス通路６ｃを形成し、該バイバス通路６ｃ内に送
風通路切換用ダンパーＦを配設した構成によって、念願
であった外気による直接冷房はもとより、特に還気室Ｅ
内に冷凍機１０を、排気室Ｄ内にコンデンサーコイル１
３を配置設けてなるものであるから冷房時において、室
内よりの還気空気にて冷凍機１０を冷却し、更に該還気
空気にて排気側のコンデンサーコイル１３の冷媒を冷却
する等、従来屋外に無造作に廃棄されていた室内の還気
空気中の熱量を最も有効に利用することが出来得、以て
少ない熱エネルギーにて理想的な冷房効果を挙げ得る等
の経済的効果を有している。しかも、上記の如く、各室
を縦長に連通形成したことによって機体全体形状が縦長
く横巾がより狭く形成され、しかも縦長菱形形状の全
熱、顕熱交換器１２を縦状に設置したことによって、当
然、機巾全体を細高に形成可能となり、従って少ない設
置スペースにおける室内はもとより室外の狭小な廊下、
ベランダ、塀面等如何なる箇所にでも容易確実に据付け
設置をすることが出来得る利点がある。またこの発明は
上記、冷房用のみに限定されるものでなく冷暖熱媒を逆
に使用することによって暖房機としても使用出来得るこ
とは謂うまでもない。
形換気ユニットは機内に給気室Ａ，送風機室Ｂ、外気導
入室Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの各室を縦列状に形成し、
且つ機内に各室を連通する送風通路６ａ、６ｂの一部に
バイバス通路６ｃを形成し、該バイバス通路６ｃ内に送
風通路切換用ダンパーＦを配設した構成によって、念願
であった外気による直接冷房はもとより、特に還気室Ｅ
内に冷凍機１０を、排気室Ｄ内にコンデンサーコイル１
３を配置設けてなるものであるから冷房時において、室
内よりの還気空気にて冷凍機１０を冷却し、更に該還気
空気にて排気側のコンデンサーコイル１３の冷媒を冷却
する等、従来屋外に無造作に廃棄されていた室内の還気
空気中の熱量を最も有効に利用することが出来得、以て
少ない熱エネルギーにて理想的な冷房効果を挙げ得る等
の経済的効果を有している。しかも、上記の如く、各室
を縦長に連通形成したことによって機体全体形状が縦長
く横巾がより狭く形成され、しかも縦長菱形形状の全
熱、顕熱交換器１２を縦状に設置したことによって、当
然、機巾全体を細高に形成可能となり、従って少ない設
置スペースにおける室内はもとより室外の狭小な廊下、
ベランダ、塀面等如何なる箇所にでも容易確実に据付け
設置をすることが出来得る利点がある。またこの発明は
上記、冷房用のみに限定されるものでなく冷暖熱媒を逆
に使用することによって暖房機としても使用出来得るこ
とは謂うまでもない。
【００１２】また、この発明においては請求項３項記載
の如く、縦長菱形形状の全熱または顕熱交換器１２を数
個、機内に縦状に設置したことによって各全熱交換器１
２の作用面が倍増し、排気空気及び外気導入空気全体の
熱回収、熱交換作用も高効率にて行われると同時に送給
側空気も細分流し、円滑にてより良好な作用効果を求め
得られる。
の如く、縦長菱形形状の全熱または顕熱交換器１２を数
個、機内に縦状に設置したことによって各全熱交換器１
２の作用面が倍増し、排気空気及び外気導入空気全体の
熱回収、熱交換作用も高効率にて行われると同時に送給
側空気も細分流し、円滑にてより良好な作用効果を求め
得られる。
【００１３】更に、この発明においては請求項４項記載
の如く、機体１の前面に前面パネル１７を開閉自在に取
付け行わしめることによって内部機構の全てが即時に視
出し、特に機内深部にわたるメンテナンス作業も室外に
おいて容易、確実に行わしめることが出来得る。
の如く、機体１の前面に前面パネル１７を開閉自在に取
付け行わしめることによって内部機構の全てが即時に視
出し、特に機内深部にわたるメンテナンス作業も室外に
おいて容易、確実に行わしめることが出来得る。
【００１４】更に、この発明においては請求項５項記載
の如く、機体１の背部に開設せる給気口２に，内部に適
宜の消音機構を付設してなる送気管１８を連結行わしめ
ることによって、機内にて発生せる騒振音の室内への流
出を確実に消去出来得、以て室内に非常に静粛な空気展
開が求め得られる等の効果も併せ有している。
の如く、機体１の背部に開設せる給気口２に，内部に適
宜の消音機構を付設してなる送気管１８を連結行わしめ
ることによって、機内にて発生せる騒振音の室内への流
出を確実に消去出来得、以て室内に非常に静粛な空気展
開が求め得られる等の効果も併せ有している。
【図１】 この発明に係る換気ユニットの正面図、
【図２】 同上、背面図、
【図３】 内部構造を略解的に示す断面側面図、
【図４】 他の実施例を示す平面断面図である。
６ａ，ｂ 送風通路 ６ｃ バイバス通路 ７ 冷却・加熱コイル １０ 冷凍機（コンプレッサー） １２ 全熱または顕熱交換器 １３ コンデンサーコイル Ｆ 送風通路切換用ダンパー
Claims (5)
- 【請求項１】 縦長状機体１の背面部上、下箇所に給気
口２、還気口３を、前部上下に排気口４及び外気取入口
５等の各吸、排気口を開口設け、該機体内部を数枚の仕
切板ａ，ｂ，ｃ，ｄにて給気室Ａ，送風機室Ｂ、外気導
入室Ｃ、排気室Ｄ、還気室Ｅの各室に区切り形成し、該
各室を還気口３と排気口４を排気送風通路６ａにて、外
気取入口５と給気口２を送気送風通路６ｂにて各連通形
成すると共に上記給気室Ａ内に冷却・加熱コイル７、ド
レンパン８を、送風機室Ｂ内に給気用送風機９を、還気
室Ｅ内に還気用送風機１１を、外気導入室Ｃと排気室Ｄ
間に全熱または顕熱交換器１２の各必要とする機構装置
を夫々に配置し、上記還、給両送風通路６ａ、ｂ間にバ
イバス通路６ｃを連通設け、該バイバス通路６ｃ内に送
風通路切換用ダンパーＦを設置し、該ダンパー操作によ
って機内通流の空気を還、排気、全外気冷房等任意方向
に切換え運転を行わしめるように構成してなるもので、
更に上記還気室Ｅ内に冷凍機１０（コンプレッサー）
を、また排気室Ｄ内にコンデンサーコイル１３を設置し
室内よりの還気空気中の再熱をより有効に利用行わしめ
んとすることをを特徴とする空調用床置形換気ユニッ
ト。 - 【請求項２】 請求項１項記載の換気ユニットにおい
て、上記、送風通路６ａ、６ｂ間に縦長菱形の全熱また
は顕熱交換器１２を縦形に配置設けたことを特徴とする
空調用床置形換気ユニット。 - 【請求項３】 請求項１項記載の換気ユニットにおい
て、送風通路６ａ、６ｂ間に縦長菱形の全熱または顕熱
交換器１２を複数個縦形に併列に配置設けたことを特徴
とする空調用床置形換気ユニット。 - 【請求項４】 請求項１項記載の換気ユニットにおい
て、機体１の前部側に前面パネル１７を開閉自在に取り
付け設けたことを特徴とする空調用床置形換気ユニッ
ト。 - 【請求項５】 請求項１項記載の換気ユニットにおいて
機体１の背部に開設せる給気口２に，内部に適宜の消音
機構を設置してなる送気管１８を連結設けたことを特徴
とする空調用床置形換気ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138039A JPH07101113B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 空調用床置形換気ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138039A JPH07101113B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 空調用床置形換気ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347058A JPH06347058A (ja) | 1994-12-20 |
| JPH07101113B2 true JPH07101113B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=15212603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138039A Expired - Lifetime JPH07101113B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 空調用床置形換気ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101113B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6804975B2 (en) | 2001-11-30 | 2004-10-19 | Choon-Kyoung Park | Air conditioning apparatus |
| KR100657578B1 (ko) * | 2006-03-14 | 2006-12-14 | 박희문 | 공기조화기와 그 공기조화기의 제조 시공방법 |
| JP5386849B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2014-01-15 | パナソニック株式会社 | 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置 |
| KR101240554B1 (ko) * | 2010-03-12 | 2013-04-12 | 주식회사 윈드림 | 환기장치 |
| CN110542164A (zh) * | 2019-10-11 | 2019-12-06 | 任承钦 | 一种立柜复合式新风空调器 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138039A patent/JPH07101113B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06347058A (ja) | 1994-12-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100628205B1 (ko) | 환기겸용 공조시스템 및 그 제어방법 | |
| KR100430278B1 (ko) | 히트파이프를 적용한 에너지 절약형 폐열회수 공기조화기 | |
| JPH07101113B2 (ja) | 空調用床置形換気ユニット | |
| KR200375780Y1 (ko) | 분리형 환기회수율 조절식 폐열회수겸용 냉난방 공기조화기 | |
| JP2925916B2 (ja) | 空気調和機 | |
| JPH04353327A (ja) | 換気機能付空気調和装置 | |
| KR20110087894A (ko) | 열교환 환기 장치 | |
| JPH07101112B2 (ja) | 空調用床置形換気ユニット | |
| JP2530290B2 (ja) | 縦長型空気調和機 | |
| KR100341927B1 (ko) | 공기흐름전환식 냉난방겸용 공기조화기 | |
| CN219693345U (zh) | 一种空调式吸油烟机 | |
| JPH10141705A (ja) | 換気機能を有するファンコイルユニット | |
| JP3726796B2 (ja) | 壁設置用一体形エアコン | |
| JPH0719518A (ja) | 天井設置用空調換気ユニット | |
| JPH07104005B2 (ja) | 空調用床置形換気ユニット | |
| JPH0830597B2 (ja) | 外気冷房兼用換気ユニット | |
| JPH04148128A (ja) | ターミナル空気調和機 | |
| JPH0626668A (ja) | 外気処理兼用形ターミナル型空気調和機 | |
| JPH07104002B2 (ja) | 空調用床置形換気ユニット | |
| JPH035784Y2 (ja) | ||
| KR100546658B1 (ko) | 공조시스템 | |
| KR20240042973A (ko) | 결로/결상 방지 특성이 향상된 전열교환 환기장치 | |
| JPH0686941B2 (ja) | 全外気室内両兼用型空調機 | |
| JPH0686945B2 (ja) | エアーコンディショナー | |
| JPH0827034B2 (ja) | システム型空気調和機 |