JPH07104002B2 - 空調用床置形換気ユニット - Google Patents
空調用床置形換気ユニットInfo
- Publication number
- JPH07104002B2 JPH07104002B2 JP5081637A JP8163793A JPH07104002B2 JP H07104002 B2 JPH07104002 B2 JP H07104002B2 JP 5081637 A JP5081637 A JP 5081637A JP 8163793 A JP8163793 A JP 8163793A JP H07104002 B2 JPH07104002 B2 JP H07104002B2
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- JP
- Japan
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- air
- chamber
- total heat
- heat exchanger
- exhaust
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Humidification (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は室内の換気と新鮮な外
気の導入はもとより加湿機能をも一台のユニットにて確
実且つ経済的に行わしめ室内に常時最適な空調環境を求
め得ようとするもので特に外気冷房をも可能とした空調
用床置形換気ユニットに関する。
気の導入はもとより加湿機能をも一台のユニットにて確
実且つ経済的に行わしめ室内に常時最適な空調環境を求
め得ようとするもので特に外気冷房をも可能とした空調
用床置形換気ユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種、換気ユニットの構造は通常、室
内吸気部分と外気導入部分が夫々異別のユニットにて構
成されているがいるがために箇々のユニットの据付け設
置等において煩雑な手数を要するは勿論、各ユニットと
室内間におけるダクト配管が困難である等の欠点を有し
ている。かかる欠点を解決する手段として仮に、上記の
給気側ユニット、排気側ユニット及び熱交換ユニットの
各ユニット機構を同一構造にて形成したとしても狭小な
機内に吸、排等全く機能の異なる機構装置を多数収容行
わしめることは技術的においても種々の問題が生じ、し
かも全体形状が嵩高であり、送風時に機内の喧騒音が送
気と共に室内に流出し静粛な室内環境が得られないと謂
うことが明らかである。
内吸気部分と外気導入部分が夫々異別のユニットにて構
成されているがいるがために箇々のユニットの据付け設
置等において煩雑な手数を要するは勿論、各ユニットと
室内間におけるダクト配管が困難である等の欠点を有し
ている。かかる欠点を解決する手段として仮に、上記の
給気側ユニット、排気側ユニット及び熱交換ユニットの
各ユニット機構を同一構造にて形成したとしても狭小な
機内に吸、排等全く機能の異なる機構装置を多数収容行
わしめることは技術的においても種々の問題が生じ、し
かも全体形状が嵩高であり、送風時に機内の喧騒音が送
気と共に室内に流出し静粛な室内環境が得られないと謂
うことが明らかである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の欠点
を根本的に解決しようとするものであって、一台の機器
にて室内空気の吸、排気の作業を同時に行わしめ、新鮮
な外気を室内に取入すると同時に該室内に適宜の加湿を
も同時に送給行わしめんとするものであって、特に従来
困難と謂われていた外気による外気冷房をも可能であ
る。しかもこの発明においては全熱交換器を機内の中央
に設置したことにより安定性もすこぶる頗ぶる良好であ
り、冷暖房時における使用熱量も大巾に節減出来得ると
共に全体形状がきわめてコンパクト小型となりメンテナ
ンス作業も容易である等単機にて種々多機能を有した至
便な床置形換気ユニットを提供しようとするをその主な
目的としている。
を根本的に解決しようとするものであって、一台の機器
にて室内空気の吸、排気の作業を同時に行わしめ、新鮮
な外気を室内に取入すると同時に該室内に適宜の加湿を
も同時に送給行わしめんとするものであって、特に従来
困難と謂われていた外気による外気冷房をも可能であ
る。しかもこの発明においては全熱交換器を機内の中央
に設置したことにより安定性もすこぶる頗ぶる良好であ
り、冷暖房時における使用熱量も大巾に節減出来得ると
共に全体形状がきわめてコンパクト小型となりメンテナ
ンス作業も容易である等単機にて種々多機能を有した至
便な床置形換気ユニットを提供しようとするをその主な
目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する手
段として、本発明に係る床置形換気ユニットの概略は図
示例にて示す如く、大別して給気及び冷暖気の送給を目
的とした給気側ユニットと室内の汚染空気を屋外に放出
する排気側ユニット及び該排気内の熱量の一部を回収し
使用熱量を大巾に節減しようとする熱交換ユニットの各
ユニットを一体的に形成してなるものであって、機体１
の内部を仕切板ａ，ｂにて中央に全熱交換器室２を形成
設け、該室左右に給気室４，外気取入室５及び還気室
６、排気室７の各室を形成設けると共に、機内に略Ｕ形
状の送風通路Ａ，Ｂを全熱交換器室２を軸として左右に
併列に形成設け、且つ上記全熱交換器室２内に数台の全
熱交換器３．３，３を各水平に縦列に設置し、該全熱交
換器室２の下方に上記左右の送風通路と連通してバイバ
ス通路Ｃを形成設けると共に該バイバス通路Ｃ内に表裏
分岐チヤンバー１２及び該両側に外気通路ならび還気通
路切換用ダンパーＤ1，Ｄ2 を各送風通路切換え自在に
配設して外気冷房等時において該送風通路を任意自在に
変更出来得るように構成してなるものである。また上
記、両側仕切板ａ，ｂを逆ハの字形に傾斜付設すること
によって、当然給気室４および排気室７の各室内スペー
スが広く形成されることとなり、夫々の室内にフィルタ
ー１３、還気用送風機１４，排気用送風機１５、冷温水
熱交換コイル１６、気化式加湿器１７，ドレンパン１８
をはじめとしてその他、制御機器２０，電極式加湿器、
純水器２１等必要とする種々の機構装置を各容易に収容
出来得るように構成したことを特徴としている。また、
上記全熱交換器３．３，３の設置手段として全熱交換器
室２内に数台の全熱交換器３．３，３を各水平差込み脱
着自在に縦列に設置せしめたこともその特徴としている
ものである。更にこの発明は、チャンバーの上部に給気
口８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等の各吸
排口を開設してなる消音チャンバー２２を上記、機体１
の上部に一体的に連設行わしめることによって、機内に
形成せる略Ｕ形状の送風通路Ａ，Ｂによる消音作用と相
乗してより良好な消音効果をも期待求めることも出来得
るのである。
段として、本発明に係る床置形換気ユニットの概略は図
示例にて示す如く、大別して給気及び冷暖気の送給を目
的とした給気側ユニットと室内の汚染空気を屋外に放出
する排気側ユニット及び該排気内の熱量の一部を回収し
使用熱量を大巾に節減しようとする熱交換ユニットの各
ユニットを一体的に形成してなるものであって、機体１
の内部を仕切板ａ，ｂにて中央に全熱交換器室２を形成
設け、該室左右に給気室４，外気取入室５及び還気室
６、排気室７の各室を形成設けると共に、機内に略Ｕ形
状の送風通路Ａ，Ｂを全熱交換器室２を軸として左右に
併列に形成設け、且つ上記全熱交換器室２内に数台の全
熱交換器３．３，３を各水平に縦列に設置し、該全熱交
換器室２の下方に上記左右の送風通路と連通してバイバ
ス通路Ｃを形成設けると共に該バイバス通路Ｃ内に表裏
分岐チヤンバー１２及び該両側に外気通路ならび還気通
路切換用ダンパーＤ1，Ｄ2 を各送風通路切換え自在に
配設して外気冷房等時において該送風通路を任意自在に
変更出来得るように構成してなるものである。また上
記、両側仕切板ａ，ｂを逆ハの字形に傾斜付設すること
によって、当然給気室４および排気室７の各室内スペー
スが広く形成されることとなり、夫々の室内にフィルタ
ー１３、還気用送風機１４，排気用送風機１５、冷温水
熱交換コイル１６、気化式加湿器１７，ドレンパン１８
をはじめとしてその他、制御機器２０，電極式加湿器、
純水器２１等必要とする種々の機構装置を各容易に収容
出来得るように構成したことを特徴としている。また、
上記全熱交換器３．３，３の設置手段として全熱交換器
室２内に数台の全熱交換器３．３，３を各水平差込み脱
着自在に縦列に設置せしめたこともその特徴としている
ものである。更にこの発明は、チャンバーの上部に給気
口８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等の各吸
排口を開設してなる消音チャンバー２２を上記、機体１
の上部に一体的に連設行わしめることによって、機内に
形成せる略Ｕ形状の送風通路Ａ，Ｂによる消音作用と相
乗してより良好な消音効果をも期待求めることも出来得
るのである。
【０００５】
【作用】かかる構造を有してなる換気ユニットを室内ま
たは室外等所定の場所に外気取入口９，排気口１１を屋
外に、給気口８，還気口１０，を室内側にダクト連結ま
たは直接に開口して設置し用いるものであって、機内に
設置せる還，排気用送風機１４、１５の運転により新鮮
な外気を直接に室内に導入するか、あるいは室内の汚染
空気を還気口１０より排気室７を経て排気口１１より屋
外に放出するか、等任意温度の冷暖気を加湿空気と共に
室内に送給することが出来得るのである。即ち、この発
明において通路切換用ダンパーＤ1 ，Ｄ2 の操作によ
り、例えば５月から７月期の如く冷暖房を必要とするこ
となく外気による自然冷房を必要とする場合にはダンパ
ーＤ1 ，Ｄ2 を開路とすることによって、図示点線の空
気流れの如く、外気取入口９より導入せる外気が外気取
入室５の裏側を流れバイバス通路Ｃより給気室４を経て
給気口８より室内側に直接に送風が行われ爽快な室内空
調を呈することとなる。また上記、冷房の不足分として
は熱交換コイル１６に冷水を流すことによって充分な外
気冷房を期待求めることも出来得るのである。更に一
方、室内側の汚染空気は還気口１０より上記と同様に還
気室６の裏側を通り、バイバス通路Ｃを経て排気室７に
流れ排気口１１より屋外に放出される。また通常の冷暖
空調時においては通路切換用ダンパーＤ1 ，Ｄ2 を閉じ
ることによって上記の空気流れが実線にて示す如く、外
気取入口９よりの空気が各全熱交換器３．３，３を通り
全熱交換器室２の背面表側の通路内に流れ、これが分岐
チヤンバー１２の作用にて該流れ方向を表裏変換してバ
イバス通路Ｃ内に送流し給気室４内に設置せる熱交換コ
イル１６にて冷暖適当温度に付与され加湿器１７による
加湿空気と共に給気口８より室内に適当な冷暖気を送給
することが出来得るは勿論、上記による室内への冷暖房
送給と同時に室内側よりの汚染空気は還気室６の裏面を
通り全熱交換器３の反対側の表面通路内に流れ、該通過
中において還気中の熱温の一部を吸収しながら分岐チヤ
ンバー１２の作用にて該流れ方向を表裏変換してバイバ
ス通路Ｃ内に送流し、排気室７を経て排気口１１より汚
染空気を屋外に確実に放出行わしめることが出来得るの
である。
たは室外等所定の場所に外気取入口９，排気口１１を屋
外に、給気口８，還気口１０，を室内側にダクト連結ま
たは直接に開口して設置し用いるものであって、機内に
設置せる還，排気用送風機１４、１５の運転により新鮮
な外気を直接に室内に導入するか、あるいは室内の汚染
空気を還気口１０より排気室７を経て排気口１１より屋
外に放出するか、等任意温度の冷暖気を加湿空気と共に
室内に送給することが出来得るのである。即ち、この発
明において通路切換用ダンパーＤ1 ，Ｄ2 の操作によ
り、例えば５月から７月期の如く冷暖房を必要とするこ
となく外気による自然冷房を必要とする場合にはダンパ
ーＤ1 ，Ｄ2 を開路とすることによって、図示点線の空
気流れの如く、外気取入口９より導入せる外気が外気取
入室５の裏側を流れバイバス通路Ｃより給気室４を経て
給気口８より室内側に直接に送風が行われ爽快な室内空
調を呈することとなる。また上記、冷房の不足分として
は熱交換コイル１６に冷水を流すことによって充分な外
気冷房を期待求めることも出来得るのである。更に一
方、室内側の汚染空気は還気口１０より上記と同様に還
気室６の裏側を通り、バイバス通路Ｃを経て排気室７に
流れ排気口１１より屋外に放出される。また通常の冷暖
空調時においては通路切換用ダンパーＤ1 ，Ｄ2 を閉じ
ることによって上記の空気流れが実線にて示す如く、外
気取入口９よりの空気が各全熱交換器３．３，３を通り
全熱交換器室２の背面表側の通路内に流れ、これが分岐
チヤンバー１２の作用にて該流れ方向を表裏変換してバ
イバス通路Ｃ内に送流し給気室４内に設置せる熱交換コ
イル１６にて冷暖適当温度に付与され加湿器１７による
加湿空気と共に給気口８より室内に適当な冷暖気を送給
することが出来得るは勿論、上記による室内への冷暖房
送給と同時に室内側よりの汚染空気は還気室６の裏面を
通り全熱交換器３の反対側の表面通路内に流れ、該通過
中において還気中の熱温の一部を吸収しながら分岐チヤ
ンバー１２の作用にて該流れ方向を表裏変換してバイバ
ス通路Ｃ内に送流し、排気室７を経て排気口１１より汚
染空気を屋外に確実に放出行わしめることが出来得るの
である。
【０００６】
【実施例】以下、実施例を図面について説明すると、１
は上部に給気口８，外気取入口９還気口１０，排気口１
１等の各吸、吹出口を開設してなる機体にて内部を仕切
板ａ，ｂを逆ハの字形に傾斜配設して機内中央に全熱交
換器室２及び外気取入室５、還気室６の各室を形成設け
ると共に該機内の左右両側に給気室４、排気室７を形成
し、上記各吸、吹出口と夫々に各連通してなる略Ｕ形状
の送風通路Ａ、Ｂを形成する。また上記、全熱交換器室
２内を数枚の熱交換器仕切板ｃ，ｃを稍傾斜状に架設し
該板間の夫々の室内毎に数台の方型形の全熱交換器３．
３，３を能力に応じて水平状に脱着自在に差込み配置
し、これを縦列に設置してなるものである。該全熱交換
器２の下方送風通路内に上記、左右Ｕ形状送風通路Ａ，
Ｂと連通せるバイバス通路Ｃを形成設け、該バイバス通
路Ｃ内に全熱交換器室２における上記送風通路Ａ，Ｂの
表裏変更用としての表裏分岐チヤンバー１２を配設す
る。上記の如く略Ｕ形状の送風通路Ａ，Ｂにて形成され
た各室内に、例えば全熱交換器３の左右両側にフィルタ
ー１３、１３を、また該送風通路Ａ，Ｂの下底部左右に
還気用送風機１４，排気用送風機１５を、給気室４内に
冷、温水用熱交換コイル１６、気化式加湿器１７，ドレ
ンパン１８を、また一方の排気室７の室内空間を利用し
て制御機器２０，等の機構装置部材を適宜に配置行わし
める。なお上記、加湿器１７としては気化式以外に電気
式、噴霧式等如何なる形式のものを用いることは可能で
あるが、特にこの発明においては仕切板ａ，ｂにて形成
された排気室７等の空間を利用して該加湿器への供給水
機構、電極式加湿器、純水器２１等の種々の機構を配管
にて連結して設置行わしめることによって夫々の機構を
機外等にわざわざ設置することもなく非常に至便にコン
パクトに収容設置することも出来得るのである。また上
記、全熱交換器室２の左右に仕切板ａ，ｂを該全熱交換
器室２を軸として逆ハの字形に区画形成行わしめること
によって夫々の室形状が恰かも三角形状を呈し、これが
吸込口径を拡大し、還気、吸気の受気を容易とすると共
に下方部が狭まり受入空気の全量を全熱交換器２面に平
等に送流する作用を有している。なお図面中、符号Ｄ1
，Ｄ2 はバイバス通路Ｃ内に配設せる通路切換用ダン
パーにて外気冷房を求める場合にはわざわざ設置する必
要性もなく、２３は整流兼消音板である。また上記、外
気取入口、吸込口等近辺に消音機構を設けることによっ
て、室内への送風と同時に消音機能を求め得ることが出
来得るが、更に図４にて示す如く機体１の上部に給気口
８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等等の各吸
排口を開設し、且つ内部に適宜の消音機構を設けた消音
チャンバー２２を一体的に連設行わしめることによっ
て、より良好な消音効果を求めることが出来得る。更に
この発明においては、還気用送風機１４または排気用送
風機１５の何れか一方による片側運転によって給気、排
気等の熱処理作用を一台の機器にて各個別に行わしめる
ことも可能であることは謂うまでもない。
は上部に給気口８，外気取入口９還気口１０，排気口１
１等の各吸、吹出口を開設してなる機体にて内部を仕切
板ａ，ｂを逆ハの字形に傾斜配設して機内中央に全熱交
換器室２及び外気取入室５、還気室６の各室を形成設け
ると共に該機内の左右両側に給気室４、排気室７を形成
し、上記各吸、吹出口と夫々に各連通してなる略Ｕ形状
の送風通路Ａ、Ｂを形成する。また上記、全熱交換器室
２内を数枚の熱交換器仕切板ｃ，ｃを稍傾斜状に架設し
該板間の夫々の室内毎に数台の方型形の全熱交換器３．
３，３を能力に応じて水平状に脱着自在に差込み配置
し、これを縦列に設置してなるものである。該全熱交換
器２の下方送風通路内に上記、左右Ｕ形状送風通路Ａ，
Ｂと連通せるバイバス通路Ｃを形成設け、該バイバス通
路Ｃ内に全熱交換器室２における上記送風通路Ａ，Ｂの
表裏変更用としての表裏分岐チヤンバー１２を配設す
る。上記の如く略Ｕ形状の送風通路Ａ，Ｂにて形成され
た各室内に、例えば全熱交換器３の左右両側にフィルタ
ー１３、１３を、また該送風通路Ａ，Ｂの下底部左右に
還気用送風機１４，排気用送風機１５を、給気室４内に
冷、温水用熱交換コイル１６、気化式加湿器１７，ドレ
ンパン１８を、また一方の排気室７の室内空間を利用し
て制御機器２０，等の機構装置部材を適宜に配置行わし
める。なお上記、加湿器１７としては気化式以外に電気
式、噴霧式等如何なる形式のものを用いることは可能で
あるが、特にこの発明においては仕切板ａ，ｂにて形成
された排気室７等の空間を利用して該加湿器への供給水
機構、電極式加湿器、純水器２１等の種々の機構を配管
にて連結して設置行わしめることによって夫々の機構を
機外等にわざわざ設置することもなく非常に至便にコン
パクトに収容設置することも出来得るのである。また上
記、全熱交換器室２の左右に仕切板ａ，ｂを該全熱交換
器室２を軸として逆ハの字形に区画形成行わしめること
によって夫々の室形状が恰かも三角形状を呈し、これが
吸込口径を拡大し、還気、吸気の受気を容易とすると共
に下方部が狭まり受入空気の全量を全熱交換器２面に平
等に送流する作用を有している。なお図面中、符号Ｄ1
，Ｄ2 はバイバス通路Ｃ内に配設せる通路切換用ダン
パーにて外気冷房を求める場合にはわざわざ設置する必
要性もなく、２３は整流兼消音板である。また上記、外
気取入口、吸込口等近辺に消音機構を設けることによっ
て、室内への送風と同時に消音機能を求め得ることが出
来得るが、更に図４にて示す如く機体１の上部に給気口
８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等等の各吸
排口を開設し、且つ内部に適宜の消音機構を設けた消音
チャンバー２２を一体的に連設行わしめることによっ
て、より良好な消音効果を求めることが出来得る。更に
この発明においては、還気用送風機１４または排気用送
風機１５の何れか一方による片側運転によって給気、排
気等の熱処理作用を一台の機器にて各個別に行わしめる
ことも可能であることは謂うまでもない。
【０００７】
【発明の効果】この発明は上記の如く、給気側ユニッ
ト、排気側ユニットを全熱交換器３を設置してなる全熱
交換器ユニットの両側に一体的に連結形成してなるもの
であるから、通常の冷暖空調はもとより内部構造を何ら
変更することもなく外気冷房も容易即時に求めることが
出来得、ユニット全体をきわめて小型化に形成出来得る
は勿論、多数の方形型の全熱交換器３を従来全熱交換器
の如く斜状配置することなくしかも水平で縦軸方向に細
分配置としたことによって作用面も著しく増大し、より
有効な熱交換作用が得られる等顕著な効果を有してい
る。
ト、排気側ユニットを全熱交換器３を設置してなる全熱
交換器ユニットの両側に一体的に連結形成してなるもの
であるから、通常の冷暖空調はもとより内部構造を何ら
変更することもなく外気冷房も容易即時に求めることが
出来得、ユニット全体をきわめて小型化に形成出来得る
は勿論、多数の方形型の全熱交換器３を従来全熱交換器
の如く斜状配置することなくしかも水平で縦軸方向に細
分配置としたことによって作用面も著しく増大し、より
有効な熱交換作用が得られる等顕著な効果を有してい
る。
【０００８】またこの発明は請求項２項記載の如く、全
熱交換器室２の左右両側を仕切板ａ，ｂを恰も逆ハの字
形に形成設けたことによって両側に形成せる外気取入口
９及び還気口１０より受入せる空気の全量を各全熱交換
器３．３，３面に確実平等に導流行わしめその使用熱量
を大巾に節減出来得ると共に還、排気左右側の両室内に
有効なスヘース面が形成され、該室内空間部を利用して
フィルター１３は勿論のこと、給気室４内には熱交換コ
イル１６、加湿器１７等を、他側の排気室７等に制御機
器２０その他，電極式加湿器、純水器等の必要とする機
構装置を確実容易に収容が出来得、全体形状を頗ぶるコ
ンパクトに形成出来得る効果がある。
熱交換器室２の左右両側を仕切板ａ，ｂを恰も逆ハの字
形に形成設けたことによって両側に形成せる外気取入口
９及び還気口１０より受入せる空気の全量を各全熱交換
器３．３，３面に確実平等に導流行わしめその使用熱量
を大巾に節減出来得ると共に還、排気左右側の両室内に
有効なスヘース面が形成され、該室内空間部を利用して
フィルター１３は勿論のこと、給気室４内には熱交換コ
イル１６、加湿器１７等を、他側の排気室７等に制御機
器２０その他，電極式加湿器、純水器等の必要とする機
構装置を確実容易に収容が出来得、全体形状を頗ぶるコ
ンパクトに形成出来得る効果がある。
【０００９】またこの発明は請求項３項記載の如く、上
記、全熱交換器室２内に数枚の熱交換器仕切板ｃ，ｃを
稍傾斜状に架設してあるので空気流れが非常に円滑自然
的に流れ、しかも上記、上下仕切板ｃ，ｃ間に方形型の
全熱交換器３．３，３ を水平方向に各脱着自在に配設
してなるものであるから、上記した如く作用面の有効性
はもとより、取外し取付け等のメンテナンス作業も容易
であり、特に空調能力に応じて該コイルの容量を任意に
変更選択も可能である利点を有している。また該縦列配
置せる全熱交換器３．３，３の両側にＵ形状の送風通路
Ａ，Ｂが夫々形成されているから従来の単なる直線状送
風通路に比して該送風通路が曲折して長く形成し、以て
機内にて発生せる喧騒音が空気流通中において自然的に
消去される等の利点を有している。
記、全熱交換器室２内に数枚の熱交換器仕切板ｃ，ｃを
稍傾斜状に架設してあるので空気流れが非常に円滑自然
的に流れ、しかも上記、上下仕切板ｃ，ｃ間に方形型の
全熱交換器３．３，３ を水平方向に各脱着自在に配設
してなるものであるから、上記した如く作用面の有効性
はもとより、取外し取付け等のメンテナンス作業も容易
であり、特に空調能力に応じて該コイルの容量を任意に
変更選択も可能である利点を有している。また該縦列配
置せる全熱交換器３．３，３の両側にＵ形状の送風通路
Ａ，Ｂが夫々形成されているから従来の単なる直線状送
風通路に比して該送風通路が曲折して長く形成し、以て
機内にて発生せる喧騒音が空気流通中において自然的に
消去される等の利点を有している。
【００１０】また請求項４項記載の如く、機体１の上部
に給気口８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等
の各吸排口を開設してなる消音チャンバー２２を一体的
に連設行わしめることによって上記、送風通路内におけ
る消音機能と併せてより良好な消音効果が得られ室内に
静粛にて理想的な空調展開を容易確実に求めることが出
来得るのである。
に給気口８，外気取入口９，還気口１０，排気口１１等
の各吸排口を開設してなる消音チャンバー２２を一体的
に連設行わしめることによって上記、送風通路内におけ
る消音機能と併せてより良好な消音効果が得られ室内に
静粛にて理想的な空調展開を容易確実に求めることが出
来得るのである。
【図１】 この発明に係る換気ユニットの平面図、
【図２】 同上、内部構造を略解的に示した正面図、
【図３】 同上、側面図，
【図４】 同上、他の実施例による正面図である。
２ 全熱交換器室 ３ 全熱交換器 ４ 給気室 ７ 排気室 Ａ，Ｂ 送風通路 Ｃ バイバス通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１０Ｋ 11/16
Claims (4)
- 【請求項１】 機体１の内部を仕切板ａ，ｂにて中央に
全熱交換器室２を該左右に給気室４，外気取入室５及び
還気室６、排気室７の各室を形成設け、該機体１の上部
に開設せる給気口８，外気取入口９，還気口１０，排気
口１１と上記、各室を連通する略Ｕ形状の送風通路Ａ，
Ｂを全熱交換器室２を軸として機内左右両側に形成設け
ると共に上記、全熱交換器室２室内に数枚の熱交換器仕
切板ｃ，ｃを一定の間隔毎に稍傾斜状に架設し、夫々上
下板間内に数台の全熱交換器３、３を各水平に縦列に配
置し、且つ該全熱交換器室２の下方に表裏分岐チヤンバ
ー１２を連接設け、更に上記、左右の送風通路と連通す
る表裏バイバス通路Ｃを形成設けると共に該バイバス通
路Ｃ内に外気取入れならびに還気通路切換用ダンパーＤ
1 ，Ｄ2 を各送風通路切換え自在に配設する。また上
記、仕切板ａ，ｂにより区画形成された夫々の室内にフ
ィルター１３、還気用送風機１４，排気用送風機１５及
び熱交換コイル１６、加湿器１７，ドレンパン１８等の
必要とする機構装置を各配置設けたことを特徴とする空
調用床置形換気ユニット。 - 【請求項２】 上記、請求項１項記載の構造を有した床
置形換気ユニットにおいて機体１の内部中央に全熱交換
器室２を形成すると共に該左右両側に仕切板ａ，ｂを恰
も逆ハの字形に傾斜配設して機体１内両側に給気室４及
び排気室７を形成設け、該室内空間部を利用してフィル
ター１３、熱交換コイル１６、加湿器１７，ドレンパン
１８等の諸機構は勿論、、排気室７内に制御機器２０，
その他電極式加湿器、純水器２１等の必要とする種々の
機構装置を各容易に収容出来得るように構成せしめたこ
とを特徴とする空調用床置形換気ユニット。 - 【請求項３】 請求項１項記載の床置形換気ユニットに
おいて、機体中央に形成せる全熱交換器室２内に数台の
全熱交換器３．３，３を各水平差込み脱着自在に縦列に
設置せしめたことを特徴とする空調用床置形換気ユニッ
ト。 - 【請求項４】 請求項１項記載の床置形換気ユニットに
おいて、給気口、排気口、還気口等の各吸排口を適宜開
設してなる消音チャンバー２２を上記機体１の上部に一
体的に連設せしめたことを特徴とする空調用床置形換気
ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5081637A JPH07104002B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 空調用床置形換気ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5081637A JPH07104002B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 空調用床置形換気ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06294526A JPH06294526A (ja) | 1994-10-21 |
| JPH07104002B2 true JPH07104002B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13751858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5081637A Expired - Fee Related JPH07104002B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 空調用床置形換気ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07104002B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116170A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換換気装置 |
| KR100944237B1 (ko) * | 2008-02-29 | 2010-02-24 | 송병진 | 다기능 덕트 장치 |
| CN108679768B (zh) * | 2018-04-13 | 2021-01-15 | 江苏净松环境科技有限公司 | 一种新风系统的室内机 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP5081637A patent/JPH07104002B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06294526A (ja) | 1994-10-21 |
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