JPH10205794A - 超低騒音空気調和機 - Google Patents

超低騒音空気調和機

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JPH10205794A
JPH10205794A JP9007327A JP732797A JPH10205794A JP H10205794 A JPH10205794 A JP H10205794A JP 9007327 A JP9007327 A JP 9007327A JP 732797 A JP732797 A JP 732797A JP H10205794 A JPH10205794 A JP H10205794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fan
air supply
noise
port
Prior art date
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Pending
Application number
JP9007327A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Wada
▲隆▼文 和田
Shuzo Akita
州三 秋田
Masaaki Shinohara
正明 篠原
Keiji Watanabe
圭二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH10205794A publication Critical patent/JPH10205794A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 還気ファン20から発生する騒音は、曲がり
経路A1 のコーナー部や消音器30aによって形成され
る断面の変化部において反射されるとともに、消音器3
0aおよび曲がり経路A1 の内面全域に貼り付けられた
吸音材によって低減され、還気口12aから室内への騒
音が低減される。同様に給気ファン28から発生した騒
音は、曲がり経路B1 のコーナー部,消音器30bの断
面の変化部および吸音材によって低減され、給気口12
bから室内への騒音が低減される。 【効果】 低騒音を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超低騒音空気調和機に
関し、特にたとえば音楽ホール,病院等の静粛な室内空
間を空調するのに用いる超低騒音空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の超低騒音空気調和機の一
例が、特許第2546185号に開示されている。この
従来技術は、機体(ケーシング)の給気口および還気口
に単に消音機構である消音チャンバを連結したものであ
る。そして、この消音チャンバにより機内の給気および
還気ファンから発生する騒音が室内へ流出するのが防止
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、消音チ
ャンバによる消音機能以上に騒音を減音することはでき
ない。また、機内に配置される給気および還気ファンの
ファンハウジングやファン・モータ架台が通風路に設置
されるので、通風路が狭小化されて空気流の抵抗が大き
いという問題点があった。さらに、給気および還気ファ
ンのファンハウジングによって機体自体が大型化してし
まうということもあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、効
率よく低騒音を実現でき、しかもコンパクトな、超低騒
音空気調和機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケーシング
に設けられる還気口と排気口とを連通する、かつ還気フ
ァンが配置される還気通風路、およびケーシングに設け
られる外気導入口と給気口とを連通する、かつエアフィ
ルタと熱交換コイルと給気ファンとが配置される給気通
風路を備え、還気通風路の還気口から還気ファンまでの
経路と、給気通風路の給気ファンから給気口までの経路
とに曲がり経路を形成し、さらにそれぞれの曲がり経路
に膨張形消音器を設けた、超低騒音空気調和機である。
【0006】
【作用】還気通風路において、還気ファンから発生した
騒音は、還気口から還気ファンまでに形成される曲がり
経路のコーナー部や、曲がり経路に設けた膨張形消音器
によって形成される断面の変化部において反射して低減
され、還気口から室内へのダクトで消音が少なくても、
室内への騒音を低くすることができる。
【0007】給気通風路において、給気ファンから発生
した騒音は、給気ファンから給気口までに形成される曲
がり経路のコーナー部や、曲がり経路に設けられる膨張
形消音器によって形成される断面の変化部において反射
して低減され、給気口から室内への騒音を低くすること
ができる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、機内の騒音が還気口
および給気口までに低減されるので、室内の低騒音を実
現できる。また、給気および還気ファンとしてファンハ
ウジングを有しない片吸込式のターボ形ファンを用いる
と、ファンハウジングを有しないことにより、還気およ
び給気通風路の空気抵抗を低減できるとともに、ケーシ
ングをコンパクト化できる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1〜図4に示すこの実施例の超低騒音空気
調和機10は、空調すべき室内空間の外部に配置される
ケーシング12を含む。ケーシング12の内部は、図5
に示すように仕切壁14によって上下に二分され、仕切
壁14の上側には還気室16が、下側には給気室18が
形成される。ケーシング12の上面(図1)には、室内
の空気を吸い込む還気口12a、および空調された空気
を室内に吐出する給気口12bが設けられる。なお、還
気口12aおよび給気口12bと空調すべき室内空間と
は、図示しないダクトによって連通される。ケーシング
12の左側面(図4)であって、還気室16側(上側)
には排気口12cが、給気室18側(下側)には外気導
入口12dが設けられる。
【0011】図6を参照して、還気室16には還気口1
2aと排気口12cとを連通する還気通風路Aが形成さ
れる(図5,図7および図10中に矢印で示す)。一
方、給気室18には、外気導入口12dと給気口12b
とを連通する給気通風路Bが形成される(図5,図8お
よび図10中に矢印で示す)。図7を参照して、還気室
16の所定位置には、還気ファン20と還気ファン20
をVベルトを介して駆動するモータ22が配置される。
【0012】図5および図8を参照して、給気室18の
所定位置には、エアフィルタ24,熱交換コイル26,
加湿器27,給気ファン28および給気ファン28を駆
動するモータ22が、外気導入口12d側からこの順で
配置される。還気ファン20および給気ファン28に
は、片吸込式のターボ形ファンであって、ファンハウジ
ングを有しないもの(以下「プラグファン」という。)
が用いられる。また、給気ファン28は、ファン軸の方
向がエアフィルタ24,熱交換コイル26等を通過する
給気通風路Bと直列となるように配置される(図5,図
6および図8)。
【0013】還気通風路Aの還気口12aから還気ファ
ン20までには、曲がり経路A1 が形成される(図6参
照)。曲がり経路A1 は、この実施例では4箇所で直角
に曲がるように形成される。給気通風路Bの給気ファン
28から給気口12bまでには、曲がり経路B1 が形成
される。曲がり経路B1 は、この実施例では図8中に示
す仕切板29などにより3箇所で直角に曲がるように形
成される。
【0014】曲がり経路A1 およびB1 の所定位置には
角筒体の膨張形消音器(以下「消音器」という。)30
aおよび30bが設けられる。図9および図10を参照
して、消音器30aおよび30bの設計例としては、消
音器30aおよび30bの内面の通風路の断面積S1
よびS2 は、消音器30aおよび30bを直線的に挟む
通風路の断面積S3 およびS4 の40%程度に設定され
る。また、消音器30aおよび30bの長さxおよびy
は、消音器30aおよび30bを直線的に挟む通風路の
長さWおよびHの28%程度に設定される。
【0015】曲がり経路A1 およびB1 を形成するケー
シング12の外板,天板,底板や仕切板29,消音器3
0aおよび30b等の内側には、全域にわたり図示しな
い吸音材が貼り付けられる。この吸音材の一例として
は、厚さ50mm程度のグラスウールにグラスクロスを貼
り付けたものが挙げられる。また、図8に示すように給
気ファン28が直面する曲がり経路B1 の最初のコーナ
ー部の外側には、パンチングメタル等を所定の曲率に曲
げ加工し、その外側に吸音材であるグラスウールが収容
されるコーナーガイド32が設けられ、その他曲がり経
路B1 の途中には吸音マット34が設けられる。
【0016】また、図5および図7を参照して、ケーシ
ング12の排気口12cおよび外気導入口12d側の仕
切壁14の所定位置には、還気室16と給気室18との
空気を循環するための循環用ダンパ36が配置される。
この実施例の超低騒音空気調和機10において、モータ
22によって還気ファン20および給気ファン28を駆
動すると、図6中に矢印で示すように空気は流れる。す
なわち、還気口12aから還気室16内に取り込まれた
空気(RA)は、曲がり経路A1 の消音器30aを通し
て還気ファン20内に取り込まれ、排気口12cから排
出される(EA)。一方、外気導入口12bから給気室
18内に取り込まれた空気(OA)は、エアフィルタ2
4によって除塵され、次いで熱交換コイル26によって
加熱または冷却され、そして、加湿器27によって必要
に応じて加湿される。このようにして除塵,熱交換およ
び加湿処理がなされた空気は給気ファン28内に取り込
まれ、曲がり経路B1 の消音器30bを通して給気口1
2bより空調すべき室内へと送出される(SA)。
【0017】このとき還気ファン20から発生する騒音
は、曲がり経路A1 のコーナー部や消音器30aによっ
て形成される断面の変化部において反射されるととも
に、消音器30aおよび曲がり経路A1 の内面全域に貼
り付けられた吸音材によって低減され、還気口12aか
ら室内への騒音が低減される。同様に、給気ファン28
から発生した騒音は、曲がり経路B1 のコーナー部,消
音器30bの断面の変化部および吸音材の他、コーナー
ガイド32,吸音マット34によっても低減され、給気
口12bから室内への騒音が低減される。なお、一般に
ファン吸込側の発生音は吐出側の発生音より低いので、
曲がり経路A1 にはコーナーガイド32や吸音マット3
4を設けなくても十分に減音できる。
【0018】この実施例によれば、機内から発生する騒
音が機内で低減されるので、室内での低騒音を実現でき
る。また、給気ファン28のファン軸がエアフィルタ2
4や熱交換コイル26等を通過する空気流と直列となる
ように設置するので、空気の流れがスムーズである。
【0019】また、表1を参照して、この実施例では多
翼形ファンより低い軸動力(kw)でありながら、騒音
(dB)の低いプラグファンを使用するので、低騒音で
あることに加えて省エネルギを実現できる。
【0020】
【表1】
【0021】さらに、プラグファンは図11(A)に示
すようにファンハウジングを有しないので、ケーシング
12をコンパクト化できる。なお、プラグファンの代わ
りに、表1のファンの種類に示すターボ形ファンや多翼
形ファンを用いてもよい。ここで、ターボ形ファンおよ
び多翼形ファンには、図11(B)に示すようにその構
成にファンハウジングが含まれる。
【0022】また、上述の実施例では、還気口12aお
よび給気口12bをケーシング12の上面に設けた場合
を示したが、これらに接続するダクトの位置関係によっ
ては、図12に示す他の実施例のようにケーシング12
の右側面に還気口12aおよび給気口12bを設けるこ
ともできる。また、図13に示す他の実施例のように、
給気室18内のエアフィルタ24,熱交換コイル26,
加湿器27および給気ファン28の配列を変更すること
もできる。図13実施例では、外気導入口12a側から
プレフィルタ24a,給気ファン28,メインフィルタ
24b,熱交換コイル26および加湿器27がこの順に
配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】図1における左側面図である。
【図5】図1におけるV−V線断面図である。
【図6】空気の流路を示す図解図である。
【図7】図2におけるVII-VII 線断面図である。
【図8】図2におけるVIII-VIII 線断面図である。
【図9】図2におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図2におけるX−X線断面図である。
【図11】還気および給気ファンを示す図解図である。
【図12】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図13】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …超低騒音空気調和機 12 …ケーシング 12a …還気口 12b …給気口 12c …排気口 12d …外気導入口 14 …仕切壁 20 …還気ファン 24 …エアフィルタ 26 …熱交換コイル 28 …給気ファン 30 …膨張形消音器 A …還気通風路 B …給気通風路 A1 ,B1 …曲がり経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 州三 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 篠原 正明 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 渡辺 圭二 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングに設けられる還気口と排気口と
    を連通する、かつ還気ファンが配置される還気通風路、
    および前記ケーシングに設けられる外気導入口と給気口
    とを連通する、かつエアフィルタと熱交換コイルと給気
    ファンとが配置される給気通風路を備え、 前記還気通風路の前記還気口から前記還気ファンまでの
    経路と、前記給気通風路の前記給気ファンから前記給気
    口までの経路とに曲がり経路を形成し、さらにそれぞれ
    の前記曲がり経路に膨張形消音器を設けた、超低騒音空
    気調和機。
  2. 【請求項2】前記給気および還気ファンとして、ファン
    ハウジングを有しない片吸込式のターボ形ファンを用い
    た、請求項1記載の超低騒音空気調和機。
JP9007327A 1997-01-20 1997-01-20 超低騒音空気調和機 Pending JPH10205794A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9007327A JPH10205794A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 超低騒音空気調和機

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JP9007327A JPH10205794A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 超低騒音空気調和機

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JP (1) JPH10205794A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180554A (ja) * 2001-12-18 2003-07-02 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
JP2012013313A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Daikin Industries Ltd 空気調和装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003180554A (ja) * 2001-12-18 2003-07-02 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210