JPH07195506A - 結晶性発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法 - Google Patents

結晶性発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法

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JPH07195506A
JPH07195506A JP33633593A JP33633593A JPH07195506A JP H07195506 A JPH07195506 A JP H07195506A JP 33633593 A JP33633593 A JP 33633593A JP 33633593 A JP33633593 A JP 33633593A JP H07195506 A JPH07195506 A JP H07195506A
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mold
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定雄 杉村
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れ、しかも、高い強度を有する成
形品を、再現性よく製造することができる結晶性発泡ポ
リエチレンシートの成形方法を得る。 【構成】 結晶化が促進せず、成形可能となるように予
備加熱された発泡PETシートSを、その温度が、該シ
ートSの温度より低く、該シートSの成形能を停止させ
ない温度に維持した低温の金型30a,30bで挟持し
て、金型30a,30bの周囲から金型30a,30b
の隙間に進入するシート量が多くなるように,成形し、
次いで、この成形されたシートSを、その温度が、該シ
ートSの結晶化が促進する温度以上の温度に維持維持さ
れた金型40a,40bで挟持することにより、その結
晶化度を高め、この後、この結晶化度が高められたシー
トSの結晶化が必要以上に進行しないように、該シート
Sを金型50a,50bで冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は結晶性発泡ポリエチレ
ンテレフタレートシートの成形方法に関し、特に、強度
及び耐熱性に優れた成形品を得ることができる結晶性発
泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発泡ポリスチレンシートを成
形して得られた容器が、食品等の容器として実用化され
ている。しかしながら、かかるポリスチレンシートから
なる容器は、概して耐熱性が乏しいという欠点がある。
そこで、近年、発泡ポリスチレンシートに代えて、結晶
性発泡ポリエチレンテレフタレート(PET)シートを
用い、その結晶化度を高めて成形することにより、耐熱
性に優れた成形品(容器)を得ることが試みられてい
る。
【0003】かかる結晶性発泡ポリエチレンテレフタレ
ートシート(以下、単に発泡PETシートとも称す。)
の成形方法としては、最初、発泡PETシートをオーブ
ン等で該シートが成形可能となる温度に加熱した後、こ
の加熱した発泡PETシートを、該シートの温度よりも
低温に維持された一対の金型で挟持して、所定形状に成
形する方法が考えられた。この方法では、得られる成形
品(容器)の耐熱性を向上させるためには、オーブンに
よる加熱工程で、発泡PETシートを、該シートが成形
可能になるばかりでなく、該シートの結晶化が促進され
るように加熱する必要がある。しかるに、かかる加熱工
程でシートの結晶化度を高めると、シートの伸びが悪く
なり、後の金型による成形工程で成形不良を生じ、成形
品(容器)を所定の形状に再現性よく製造することがで
きなくなるという問題点を生じた。
【0004】そこで、本出願人は特開平3−23952
7号公報に上記成形方法の問題点を解決できる発泡PE
Tシートの成形方法を提案した。図5はこの成形方法に
使用される装置の概略断面図である。図において、10
は発泡PETシートSの巻反10でこれはシャフト1に
より支持されている。2は例えば外赤外線ヒータにより
構成された上ヒータ2a及び下ヒータ2bからなる予備
加熱ヒータ、3は上金型3aと下金型3bとからなる加
熱金型、4は上金型4aと下金型4bとからなる冷却金
型、5はカッター、S1は成形品(容器)である。ここ
で、発泡PETシートSは図示しないシート搬送手段に
より、図中の矢印方向に所定長さづつ間歇的に搬送され
るようになっている。
【0005】以下、この発泡PETシートの成形方法を
図5に基づいて説明する。先ず、押し出し発泡法等によ
り得られた低結晶化度の発泡PETシートSが、一対の
予備加熱ヒータ2を装備した予備加熱部に供給され、か
かる予備加熱部において、該シートは、成形可能となる
がその結晶化が促進しない温度(76℃以上、150℃
未満)に加熱され〔予備加熱工程〕、しかる後、加熱成
形部に供給される。そして、かかる加熱成形部におい
て、発泡PETシートSの上記予備加熱された所定部分
が、該シートSの結晶化が促進する温度以上(160℃
〜190℃)に加熱された加熱金型により所定時間挟持
され、該所定部分が所定形状に成形されると同時に、該
所定部分の結晶化が促進されて、その結晶化度が20%
前後とされる〔加熱成形工程〕。この後、発泡PETシ
ートS(の上記成形部)は冷却部に供給され、かかる冷
却部において、上記加熱金型3と同一形状の該シートS
の成形可能となる温度より低い温度(70℃以下)に維
持された冷却金型4で挟持されて、冷却される〔冷却工
程〕。そして、最後に、発泡PETシートS(の上記成
形部)はカッター5が装備された切断部に供給され、か
かる切断部において、該カッター5により該発泡PET
シートSの成形部の周囲部が切断され〔切断工程〕、し
かる後、プレス機によるトリミング加工により成形品
(容器)S1が得られる。
【0006】この発泡PETシートの成形方法は、その
成形が可能であるがその結晶化が促進しない温度に予備
加熱された発泡PETシートを、該シートの結晶化が促
進する温度以上に加熱された金型で挟持して成形するこ
とにより、成形と当時に結晶化の促進を行うようにして
いるので、前述した成形方法のように、発泡PETシー
トの成形前に該シートの結晶化度が高くなってしまうこ
とがなく、成形工程において、成形不良が生ずることを
防止することができる。また、冷却工程において、一対
の金型で冷却するので、冷却ムラを生ずることなく短時
間で冷却することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特開平
3−239527号公報に提案した成形方法では、耐熱
性に優れた成形品(容器)を成形不良を生ずることなく
製造することができる。しかしながら、かかる成形方法
では以下に記す問題点が生じた。
【0008】即ち、その成形が可能であるがその結晶化
が促進しない温度に予備加熱された発泡PETシートS
を、該シートSの結晶化が促進する温度以上(160℃
〜190℃)に加熱した加熱金型3で成形する場合、上
金型3aと下金型3bが共に160℃以上の高温度に加
熱されているので、発泡PETシートSはこれらの表面
に対して大きな粘着性を示し、該表面における発泡PE
TシートSのスベリが悪くなり、その結果、発泡PET
シートSが上金型3aと下金型3bの表面に当接した
後、これらの間に挟持されていく過程において、金型3
(上金型3a,下金型3b)の外側から金型3(上金型
3a,下金型3b)の隙間に引き込まれていくシートの
量が少なくなり、また、該隙間内でシートが均等に引き
延ばされることが困難になる。このため、この成形方法
では、耐熱性には優れるが、全体の厚みが薄く、しか
も、厚みの変化が大きい,強度の乏しい成形品(容器)
しか得ることができないという問題点を生じた。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、耐熱性に優れ、しかも、高い
強度を有する成形品(容器)を、成形不良を生ずること
なく製造することができる結晶性発泡ポリエチレンテレ
フタレートシートの成形方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる結晶性
発泡ポリエチレンテレフタレートの成形方法は、結晶性
発泡ポリエチレンテレフタレートシートを、該シートの
結晶化が促進する温度より低い温度で該シートが成形可
能となる温度に加熱する工程と、上記加熱された結晶性
発泡ポリエチレンテレフタレートシートを、その温度が
該加熱されたシートの温度より低く該シートの成形能を
停止させない温度に維持された一対の金型で挟持して、
所定形状に成形する工程と、上記成形された結晶性発泡
ポリエチレンテレフタレートシートを、その温度が該シ
ートの結晶化が促進する温度以上の温度に維持された上
記一対の金型で挟持して、その結晶化度を高める工程
と、上記その結晶化度が高められた結晶性発泡ポリエチ
レンテレフタレートシートを、該シートの結晶化が進行
しない温度に冷却する工程とを含むものである。
【0011】
【作用】この発明においては、シートの成形工程と、シ
ートの結晶化を促進させる工程とを個別に行うようにし
たから、成形工程における金型の温度を、シートの結晶
化を促進させる温度まで加熱する必要がなくなり、成形
時における金型表面へのシートの付着力を従来に比して
低減することができる。従って、従来よりも、成形時に
おける金型表面でのシートのスベリが良くなるため、上
金型と下金型でシートが挟持されていく過程において、
金型の外部から上金型と下金型の隙間に引き込まれてい
くシートの量が多くなり、しかも、該隙間内に引き込ま
れたシートが引き延ばされていく過程において、シート
にかかる引っ張り力が該シートに比較的均等に作用する
ようになり、その結果、全体の厚みが大きく、しかも、
厚みの変化が少ない高強度の成形品を得ることができ
る。
【0012】また、成形されたシートを加熱して、その
結晶化を促進させた後(その結晶化度を高めた後)、該
シートをその結晶化が停止するように急冷するので、成
形品の結晶化度を確実に良好な耐熱性が得られる結晶化
度に止めることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の結晶性発泡ポリエチレンテレ
フタレートの成形方法の実施に使用される成形装置の一
例の構成を示す概略断面図であり、図において、図5と
同一符号は同一または相当する部分を示し、20はシー
ト搬送手段で、これは、シャフト1に装着された発泡P
ETシートSの巻反10から発泡PETシートSを繰り
出す一対の供給ローラ6と、この繰り出された発泡PE
TシートSを順次,所定長さずつ、図中の矢印方向に、
間歇的に搬送する搬送コンベア7とから構成されてい
る。また、30は上金型30aと下金型30bとからな
る成形用金型で、上金型30aと下金型30bはそれぞ
れ油圧シリンダ60a,60bにより上下動するように
なっている。また、40は上金型40aと下金型40b
とからなる結晶化促進用金型で、上金型40aと下金型
40bはそれぞれ油圧シリンダ70a,70bにより上
下動するようになっている。50は上金型50aと下金
型50bとからなる冷却用金型で、上金型50aと下金
型50bはそれぞれ油圧シリンダ80a,80bにより
上下動するようになっている。また、S2は成形品(容
器)である。
【0014】以下、上記成形装置の動作を説明するとと
もに、該動作説明に従って、本実施例によるシート成形
方法を各工程毎に詳しく説明する。
【0015】先ず、巻反10から供給ローラ6により繰
り出された発泡PETシートSは、搬送コンベア7によ
り、予備加熱ヒータ2が配置された予備加熱部に供給さ
れ、その所定部分が、予備加熱ヒータ2により、成形可
能であるが、その結晶化が促進しない温度に予備加熱さ
れる〔予備加熱工程〕。ここで、上記発泡PETシート
Sとしては、例えば、押し出し発泡法を用いて製造され
た,厚み1〜5mm,発泡倍率2〜6倍、結晶化度13
%以下のものが用いられる。また、上記予備加熱ヒータ
2による加熱温度は、発泡PETシートSの熱変形温度
(成形可能温度)が76℃以上であり、発泡PETシー
トSはその温度が150℃を越えると短時間で、急速に
結晶化が進行する性質を有しているので、発泡PETシ
ートSの温度が76℃〜150℃の範囲になるように設
定される。ただし、発泡PETシートSがあまり高温に
加熱されると、シートの結晶化が急速ではないが進行し
てしまう恐れがあり、また、低温過ぎると次の成形工程
で成形性が低下してしまうこととなるので、130℃〜
140℃の範囲に設定するのが好ましい。また、予備加
熱時間は、上記予備加熱ヒータ2a,2bの加熱温度に
もよるが、あまり長時間行うと、シートの結晶化が進行
する恐れがあり、また、あまり短時間では、シートSを
該シートの内部まで充分に軟化する(成形可能とする)
ことができないので、3〜10秒の範囲に設定するのが
好ましい。また、上記発泡PETシートSの厚みを1〜
5mmとするのは、この厚みが1mm未満であると、後
の成形工程における2次,及び3次発泡の程度にもよる
が、十分な厚みの成形品が得難くなる傾向となり、この
厚みが5mmより大きくなると、シート自体がもつ断熱
性によりシートの内部まで十分に加熱できなくなるため
である。また、発泡PETシートSの発泡倍率を2〜6
倍とするのは、2倍未満では後の成形工程で2次,及び
3次発泡したとしても、十分な発泡倍率が得られず、成
形品の断熱性が十分でなくなる傾向となり、6倍を越え
ると、シート自体がもつ断熱性によりシートの内部まで
十分に加熱できなくなるためである。また、発泡PET
シートSの結晶化度を13%以下とするのは、13%を
越えると、後の成形工程において成形性が低下し、成形
不良を生じやすい傾向となるためである。
【0016】尚、上記発泡PETシートSの“結晶化
度”はJIS K−7122「プラスチックの転移熱測
定方法」所載の、熱流束示差走査熱量測定(熱流束DS
C)法により測定した,発泡PETシートSの冷結晶化
熱量と融解熱量とから、下記式(1) によって算出したも
ので、以降の説明で出てくる“結晶化度”も、この方法
により算出したものである。
【0017】 結晶化度(%)=〔(モル当たりの融解熱量の絶対値−
モル当たりの冷結晶化熱量の絶対値)÷完全結晶化PE
T樹脂のモル当たりの融解熱量〕×100………(1) 次に、その所定部分が上記予備加熱ヒータ2a,2bに
より予備加熱された発泡PETシートSは、搬送コンベ
ア7により、成形用金型30が配置された成形部に供給
され、油圧シリンダ60b,60bによって上下動する
上金型30a,下金型30bにより、発泡PETシート
Sの上記予備加熱された部分が所定時間挟持されて、所
定形状に成形される〔成形工程〕。
【0018】ここで、この成形用金型30における上金
型30aと下金型30bの加熱温度は、発泡PETシー
トSの上記予備加熱された部分の,これら上金型30a
と下金型30bの表面への付着力が大きくならない温度
とする必要があり、発泡PETシートSの上記予備加熱
された部分の温度より低く、発泡PETシートSの成形
能を低下させない温度である20〜60℃の範囲に設定
される。また、これら上金型30a,下金型30bが嵌
め合った状態、即ち、シートSが挟持された状態におけ
る上金型30a,下金型30b間の隙間(クリアラン
ス)は、成形品の肉厚均一化の点から、成形品の最低肉
厚程度とする。
【0019】図2,3はこの成形工程における発泡PE
TシートSが上金型30a,下金型30b間に挟持され
ていく状態(図2)と、完全に挟持された状態(図3)
とを概略的に示した図であり、図6,7は従来方法によ
る発泡PETシートSの加熱成形工程における発泡PE
TシートSが上金型3a,下金型3b間に挟持されてい
く状態(図6)と、完全に挟持された状態(図7)とを
概略的に示した図である。これらの図において、図1,
図5と同一符号は同一または相当する部分を示し、シー
トSに付した斜線部は、シートSの成形部分(上金型と
下金型間に挟持される部分)を示している。従来方法で
は、発泡PETシートSが該シートの結晶化を促進させ
る温度(150℃以上)に加熱された高温の上金型3a
と下金型3bで挟持されていくので、上金型3aと下金
型3bの表面への発泡PETシートSの付着力が大き
く,上金型3aと下金型3bの表面におけるシートSの
スベリが悪いために、図6に示すように、上金型3a,
下金型3bの周囲からこれらの間に引き込まれていくシ
ートS(図6中の符号a)の量が少なくなり、また、上
金型3a,下金型3bの間でシートSに作用する引っ張
り力(図6中の符号b)がシートSの,上金型3a表面
及び下金型3b表面に当接しない部分に集中的に作用す
ることとなるため、図7に示すように、成形部分は、全
体の厚みが小さく、非常に薄い厚みの部分を有するもの
となってしまう。これに対し、本実施例方法では、上金
型30a,下金型30bの温度を、上述したように、発
泡PETシートSの予備加熱された部分の温度以下で、
該シートSの成形能を低下させない温度(20〜60
℃)に設定しているので、上金型30aと下金型30b
の表面への発泡PETシートSの付着力が従来よりも大
きくならず、上金型30a,下金型30bの周囲からこ
れらの間に引き込まれていくシートS(図2中の符号
a)の量が従来よりも多くなり、また、上金型30aと
下金型30b間でシートSに作用する引っ張り力(図2
中の符号b)が、上金型30aと下金型30b間に挟持
されていくシートSのほぼ全体に作用することとなるた
め、図3に示すように、成形部分は、全体の厚みが大き
く、厚みの変化が少ないものとなる。尚、かかる成形工
程における成形時間は、発泡PETシートSが成形され
た形状を保持(維持)できるに必要な時間であり、5秒
以上とされる。
【0020】次に、上記その所定部分が成形用金型30
により成形された発泡PETシートSは、搬送コンベア
7により、結晶化促進用金型40が配置された結晶化促
進部に供給され、油圧シリンダ70a,70bによって
上下動する上金型40a,下金型40bにより、発泡P
ETシートSの上記成形部分が所定時間挟持されて、該
部分の結晶化が促進される。
【0021】ここで、これら上金型40a,下金型40
bの形状は、上記成形用金型30(上金型30a,下金
型30b)と実質的に同一な形状で、上記成形された発
泡PETシートSの所定部分の形状を大きく変更させな
い形状とされている。また、これら上金型40a,下金
型40bの温度は、上記発泡PETシートSの成形部を
急速に結晶化させる温度(上記発泡PETシートSの成
形部の結晶化度を急速に高める温度)であり、発泡PE
TシートSの結晶化が急速に進行する温度(150℃よ
り大きい温度)に維持されている。ただし、上記成形部
が金型表面へ付着することなく、その内部まで確実にそ
の結晶化が促進されるためには、これら上金型40a,
下金型40bの温度は160℃〜190℃の範囲とする
のが好ましい。また、この一対の金型40a,40bで
上記発泡PETシートSの成形部を挟持する時間は、上
記一対の金型40a,40bの温度,及び前述した該成
形部の2次発泡の程度によっても左右されるが、該成形
部の内部まで充分にその結晶化度を高めるためには、6
〜15秒の範囲とするのがよい。尚、このとき、かかる
工程においてその結晶化が促進される上記成形部の結晶
化度は、20〜25%の範囲とするのが好ましい。これ
は、その値が高ければ高い程、成形品の耐熱性を向上さ
せることができるが、その値が高すぎると成形品の耐衝
撃性が低下する等の成形品の物性上の問題を生ずること
となるためである。また、上記一対の金型40a,40
bの上記発泡PETシートSの成形部を挟持した状態に
おける,これらの間の隙間(クリアランス)は、迅速か
つ均一な結晶化の点から、前述した上記2次発泡したシ
ートの厚みよりも2〜3%程度小さいものとする。
【0022】そして、この後、油圧シリンダ70a,7
0bにより、一対の金型40a,40bによる発泡PE
TシートSの成形部分の挟持が解除され、発泡PETシ
ートSの一対の金型40a,40bで挟持された成形部
分の厚みは、3次発泡して、更に、その結晶化を促進す
る前の厚みの1.2〜2.5倍程度となる。
【0023】次に、上記結晶化促進用金型40によりそ
の成形部分の結晶化が促進された発泡PETシートS
は、搬送コンベア7により、冷却用金型50が配置され
た冷却部に供給され、油圧シリンダ80a,80bによ
って上下動する上金型50a,下金型50b間に、発泡
PETシートSの上記その結晶化が促進された成形部分
が所定時間挟持されて、該成形部分が冷却される。ここ
で、これら上金型50a,下金型50bの形状は、上記
成形用金型30(上金型30a,下金型30b)と実質
的に同一な形状で、上記成形された発泡PETシートS
の所定部分の形状を大きく変更させない形状とされてい
る。また、これら上金型50a,下金型50bの温度
は、上記発泡PETシートSの成形部の結晶化の進行を
停止させ、且つ、該成形部をその内部までむらなく冷却
する温度であり、発泡PETシートSの成形可能温度で
ある76℃以下であればよいが、該成形部をその内部ま
でむらなく、かつ、短時間で冷却するためには、70℃
以下とすることが好ましい。
【0024】最後に、上記冷却用金型50により、その
成形部が冷却された上記発泡PETシートSは、上記上
金型50a,下金型50bによる挟持の解除後、搬送コ
ンベア7により、カッター5が配置された切断部に搬送
され、該カッター5によって上記成形部の後端部側が切
断され、しかる後プレス等によるトリミング加工により
成形品(容器)2が得られる。
【0025】尚、以上が図1の成形装置を用いて本発明
の結晶性発泡PETシートの成形方法を実施した実施例
であるか、前述したように、該成形装置では、搬送コン
ベア7が発泡PETシートSを順次,所定長さずつ間歇
的に搬送するようになっており、上記説明した各工程
は、発泡PETシートSの予備加熱された部分が成形部
に供給されるのと同時に次の発泡PETシートSの所定
部分が予備加熱部に供給され、成形部で成形された部分
が結晶化促進部に供給されるのと同時に予備加熱部で予
備加熱された部分が成形部に供給されるというように、
その開始が同期的に行われる。また、各工程で動作する
各部材(加熱ヒータ,金型)は、シートが停止している
期間内で、実際の作業時間(所要時間)を越えると、シ
ートから退避するよう,制御装置によって制御される。
【0026】ところで、上記各工程毎の実際の作業時間
(所要時間)は前述したとおりで、成形品の製造効率を
高めるためには、得られる製品の性能を著しく低下させ
ない範囲で全ての工程の実際の作業時間(所要時間)を
共通の時間(期間)に設定し、全ての工程における作業
開始と終了を同期的に行うようにすればよい。
【0027】図4は、かかる全ての工程における作業開
始と終了を同期的に行う場合に好適に使用される成形装
置の構成を示す概略断面図であり、図において、図1と
同一符号は同一または相当する部分を示し、この装置で
は、上金型30a,40a,50aが支持板90aによ
って一体的に支持され、油圧シリンダ100aにより一
体的に上下動するようになっており、下金型30b,4
0b,50bが支持板90bによって一体的に支持さ
れ、油圧シリンダ100bにより一体的に上下動するよ
うになっている。
【0028】この成形装置では、上金型30a,40
a,50aが一体的に一個の油圧シリンダ100aによ
り上下動し、下金型30b,40b,50bが一体的に
一個の油圧シリンダ100bにより上下動するので、複
雑な制御装置を用いることなく、上金型30aと下金型
30b(成形用金型30)によるシートの成形工程,上
金型40aと下金型40b(結晶化促進用金型40)に
よるシートの結晶化促進工程,及び、上金型50aと下
金型50b(冷却用金型50)によるシートの冷却工程
の作業開始と終了を、確実に同期させて行うことができ
る。ただし、この成形装置を用いる場合は、上記図1の
装置を用いる場合のように、各工程毎の作業時間を各工
程毎に個別に設定することができなくなる。
【0029】尚、図1,図4の成形装置では、シートの
結晶化促進工程後のシートの急冷を、低温に維持された
金型で行うようにしているが、本発明では、このシート
の急冷をシートに冷風を吹きつけることにより行うよう
にしてもよい。
【0030】また、以上は発泡PETシートの単体のみ
を成形する方法について説明したが、本発明は発泡PE
Tシートの片面に非発泡のPETシートをラミネートし
たPETシートを成形する場合にも適用することができ
る。
【0031】
【試験例】以下、試験例により、本発明を更に具体的に
説明する。尚、以下の試験例における成形品(成形部)
の結晶化度は、SEIKO社製示差走査熱量計DS20
0を使用して測定した成形品(成形部)の冷却結晶化熱
量と融解熱量,及び高分子データハンドブック(発行
所:培風館株式会社)所載の完全結晶化PET樹脂のモ
ル当たりの融解熱量:26.9kJ/mol を用いて、前
記式(1) によって算出したものである。
【0032】試験例1.下記性状を有する発泡PETシ
ート(厚み1.0mm,幅64cm)の巻反を、図4に示す
成形装置のシャフト1に装着した。
【0033】発泡PETシートの性状 結晶化度:10.5% 発泡倍率:4.5倍 密度 :0.3g/cm3 坪量 :300g/m2 次に、上記発泡PETシートは、シート搬送手段20に
より、遠赤外線ランプからなる一対の予備加熱ヒータ2
a,2b間に供給され、加熱温度130℃として、約8
秒間、予備加熱された。
【0034】次に、上記発泡PETシートの上記予備加
熱された部分は、シート搬送手段20により、下部の円
形の直径が72mm,上部の円形の直径が84mm,高さ3
5mmの円錐台形状の凸部が形成された,50℃に維持さ
れた上金型30aと、上記凸部に嵌め合う凹部が形成さ
れた,50℃に維持された下金型30bとからなる一対
の金型間に供給され、これら一対の金型30a,30b
で8秒間挟持(金型30a,30b間の隙間:1.3m
m)されて所定形状に成形された後、該一対の金型30
a,30bによる挟持が解除された。この成形されたシ
ートの厚みは、1.3mmになっていた。また、上記予備
加熱終了から、一対の金型30a,30bによる挟持の
解除までに要した時間は10秒であった。
【0035】次に、上記発泡PETシートの上記所定形
状に成形された部分は、シート搬送手段20により、上
記一対の金型30a,30bと同一の形状からなり,1
80℃に維持された一対の金型40a,40b間に供給
され、これら一対の金型40a,40bで8秒間挟持
(金型40a,40b間の隙間:1.8mm)されて該成
形部の結晶化が促進された後、該一対の金型40a,4
0bによる挟持が解除された。この成形部の結晶化度は
24%まで高められ、その厚みは1.8mmであった。ま
た、上記一対の金型30a,30bによる挟持の解除か
ら、該一対の金型40a,40bによる挟持の解除まで
に要した時間は10秒であった。
【0036】次に、上記発泡PETシートの上記その結
晶化度が高められた成形部は、シート搬送手段20によ
り、上記一対の金型30a,30bと同一の形状からな
り,30℃に維持された一対の金型50a,50b間に
供給され、これら一対の金型50a,50bで8秒間挟
持(金型50a,50b間の隙間:1.8mm)されて冷
却された後、該一対の金型50a,50bによる挟持が
解除された。冷却された成形部の結晶化度は24%で、
その厚みは1.8mmであった。また、上記一対の金型4
0a,40bによる挟持の解除から、該一対の金型50
a,50bによる挟持の解除までに要した時間は8秒で
あった。
【0037】そして、この後、この発泡PETシートの
冷却された成形部をカッター5で切取り、しかるに後ト
リミング装置で裁断して成形品を得たところ、該成形品
は、結晶化度が上記24%で耐熱性に優れ、しかも、そ
の重量が2.8gで、平均の厚みが1.8mm,最大厚み
部分と最小厚み部分の厚みの差が0.3mm以下の,全体
の厚みが大きく、厚みの変動が少なく、強度的にも優れ
たものであった。
【0038】試験例2.上記試験例1で用いた発泡PE
Tシートを用い、特開平3−239527号公報に提案
した従来法に従って、該発泡PETシートの所定部分を
130℃に予備加熱し、この予備加熱された所定部分
を、上記実施例1で使用した一対の金型30a,30b
と同一形状で、その温度が180℃に維持された一対の
金型で8秒間挟持(一対の金型間の隙間:1.8mm)
し、しかる後、上記実施例1で使用した一対の金型30
a,30bと同一形状で、その温度が55℃に加熱され
た一対の金型で、8秒間挟持(一対の金型間の隙間:
1.8mm)して、得られた成形部をカッターで切り取っ
て、しかるに後トリミング装置で裁断して成形品を得
た。この成形品は結晶化度が24%で耐熱性に優れたも
のであったが、その重量は2.3gで、平均の厚みが
1.6mm,最大厚み部分と最小厚み部分の厚みの差が
0.5mmの,全体の厚みが小さく、厚みの変動が大き
く、試験例1の成形品に比べて強度的に劣るものであっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる結晶性
発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法によ
れば、シートを成形する工程と、シートの結晶化を促進
させる工程とを個別にし、シートを低温の金型で挟持し
て、金型の周囲から金型の隙間に引き込まれるシート量
が多くなり、該隙間でシートが均等に引き延ばされるよ
うに成形した後、該成形されたシートをその結晶化が促
進される温度以上の温度に維持された高温の金型で挟持
して、その結晶化を促進するようにしたので、耐熱性に
優れるとともに、全体の厚みが大きく厚みの変化が少な
い,高い強度を有する成形品を製造できる効果がある。
【0040】また、シートの結晶化が促進された後、該
シートは直ちにその結晶化が停止するよう急冷されるよ
うにしたので、成形品の結晶化度を確実に良好な耐熱性
が得られる結晶化度に止めることができ、その結果、優
れた強度と耐熱性とを有する成形品を再現性よく製造す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の成形方法に適用される成形装置の一
例の構成を示す概略断面図である。
【図2】図1の成形装置を用いて本発明を実施した際の
発泡PETシートが成形用金型の上金型a,下金型間に
挟持されていく状態を示した図である。
【図3】図1の成形装置を用いて本発明を実施した際の
発泡PETシートが成形用金型の上金型,下金型間に完
全に挟持された状態を示した図である。
【図4】この発明の成形方法に適用される成形装置の他
の例の構成を示す概略断面図である。
【図5】従来の成形方法に適用される成形装置の構成を
示した概略断面図である。
【図6】従来の成形方法で(従来の成形装置を用いて)
発泡PETシートを成形する際の、発泡PETシートが
上金型,下金型間に挟持されていく状態を示した図であ
る。
【図7】従来の成形方法で(従来の成形装置を用いて)
発泡PETシートを成形する際の、発泡PETシートが
上金型,下金型間に完全に挟持された状態を示した図で
ある。
【符号の説明】
6 供給ローラ 7 搬送コンベア 10 発泡PETシートの巻反 20 シート搬送手段 30 成形用金型 40 結晶化促進用金型 50 冷却用金型 30a,40a,50a 上金型 30b,40b,50b 下金型 60a,60b,70a,70b,80a,80b,1
00a,100b油圧シリンダ 90a,90b 支持板 S 発泡PETシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性発泡ポリエチレンテレフタレート
    シートを、該シートの結晶化が促進する温度より低い温
    度で、該シートが成形可能となる温度に加熱する工程
    と、 上記加熱された結晶性発泡ポリエチレンテレフタレート
    シートを、その温度が該加熱されたシートの温度より低
    く,該シートの成形能を停止させない温度に維持された
    一対の金型で挟持して、所定形状に成形する工程と、 上記成形された結晶性発泡ポリエチレンテレフタレート
    シートを、その温度が該シートの結晶化が促進する温度
    以上の温度に維持された一対の金型で挟持して、その結
    晶化度を高める工程と、 上記その結晶化度が高められた結晶性発泡ポリエチレン
    テレフタレートシートを、該シートの結晶化が進行しな
    い温度に冷却する工程とを含むことを特徴とする結晶性
    発泡ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法。
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