JP2532730B2 - 結晶性ポリエチレンテレフタレ―トシ―トの成形方法 - Google Patents

結晶性ポリエチレンテレフタレ―トシ―トの成形方法

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polyethylene terephthalate
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cooling
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久雄 小川
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分合> この発明は結晶性ポリエチレンテレフタレートシート
の成形方法に関し、より詳しくは結晶化によって耐熱性
を成形品に付加できる成形方法に関する。
<従来の技術> 従来よりポリエチレンテレフタレートシートのうち非
発泡シートについての熱成形方法は良く知られており、
一般的には加熱型と冷却型とによる二段階方式による成
形方法であって、余熱のための加熱にはシートとは非接
触となるオーブン加熱方式が多く採用されていた。
<発明が解決しようとする課題> 非発泡および発泡の結晶性ポリエチレンテレフタレー
トシートは共に、結晶化に要する熱量が成形サイクルに
影響することは知られており、金型温度とシートの接圧
時間により結晶化度が著しく変化する。
しかし、加熱型の温度は離型との関係からシも一定以
上には上げることができなかった。現状では160℃〜180
℃で結晶化させているものであり、20%〜25%結晶化さ
せるためには約8秒の時間を要していた。特に発泡シー
トの場合には、発泡体であるため熱伝導率が悪く、結晶
化のための時間を長く要し、生産性が劣り、コスト高と
なっていた。
そこでこの発明では上記従来の課題を解決し、結晶化
の時間を2以上に分割させ、生産性を向上することがで
きる結晶性ポリエチレンテレフタレートシートの成形方
法を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの発明による成形方法
は、発泡又は非発泡の結晶性ポリエチレンテレフタレー
トシートを予め加熱し軟化させ加熱型内で熱成形および
結晶化させ、その後、冷却型により冷却する成形方法で
あって、結晶化させる加熱型をシートの送給方向に沿っ
て2組以上設けることにより、加熱型による成形時間を
分割し、シートを熱成形することを特徴としている。
また、予備加熱させるゾーンを予備加熱手段をシート
の送給方向に沿って2組以上設けて予備加熱したり、結
晶化後の冷却型を2組以上シートの送給方向に沿って設
けてシートを冷却してもよい。
<作用> 上記したこの発明による成形方法によると、結晶化さ
せるための加熱型をシートの送給方向に沿って2組以上
設けてシートを加熱成形しているので、成形サイクル時
間を従来から左右していた結晶化のために要する時間が
複数に分割されて、シート加熱軟化→加熱型内成形およ
び結晶化→冷却へと至る成形サイクルの時間的バランス
の良い成形ができ、生産性が向上する。
<実施例> 次いで、この発明についての実施例を容器成形の場合
につき図を参照しながら以下に説明する。
第1図Aは予備加熱軟化ゾーンで140℃の予備加熱板1
0,10′をシートの送給方向に沿って(直列に)2組設け
ることにより、予備加熱板による加熱軟化時間を分割
し、結晶性ポリエチレンテレフタレートシートSを挟み
込んで接触させることにより予備加熱させている。
Bは加熱成形結晶化ゾーンで、180℃の加熱金型20,2
0′をシート送給方向に沿って2組設けることにより、
加熱金型による成形時間を分割し、結晶性ポリエチレン
テレフタレートシートSを加熱成形および結晶化させ
る。
Cは冷却ゾーンで、35℃に冷却金型30,30′を1組設
けて成形および結晶化後の上記シートを冷却させて、成
形品として回収した。
上記使用装置については、精度の良いシート送り機構
を用いて送り誤差なく各ゾーンへシートは送られてい
る。
上記のような予備加熱→加熱成形および結晶化→冷却
を経て、成形される結晶化発泡ポリエチレンテレフタレ
ートシートと結晶性非発泡ポリエチレンテレフタレート
シートのそれぞれの場合を、実施例IおよびIIとして以
下に示した。
実施例I (1)使用原反…結晶性発泡ポリエチレンテレフタレー
トシート (2)原反重量…400g/m2 (3)密度…0.25g/cm3 (4)厚み…1.6mm (5)結晶度…8% (6)成形品サイズ…202×129×35mm (7)厚み…2.2mm (8)加熱板温度…140℃ (9)加熱型温度…180℃ (10)プレス時間…3.3Sec (11)成型サイクル…4.5Sec (12)冷却型温度…35℃ (13)成形品結晶度…22% 実施例II (1)使用原反…結晶性非発泡ポリエチレンテレフタレ
ートシート (2)原反重量…650g/m2 (3)密度…1.3g/cm3 (4)厚み…0.5mm (5)結晶度…9% (6)成形品サイズ…202×129×35mm (7)厚み…0.5mm (8)加熱板温度…140℃ (9)加熱型温度…180℃ (10)プレス時間…3.3Sec (11)成型サイクル…4.5Sec (12)冷却型温度…35℃ (13)成形品結晶度…22% 上記発泡シートおよび非発泡シートの何れの場合も加
熱軟化時間および成形結晶化時間が分割されて成形サイ
クルが短縮されることになる。
第2図は実施例Iの場合のヒートセット時間と結晶化
度についてシートから成形される容器の各部について計
測したデータをグラフ化した。
なお、冷却段階についても冷却型を2組以上直列に設
けてシートを冷却すると、冷却時間は分割され、シート
の種類や成形形状によって急激な冷却を避け度い場合に
より好適となる。
また、成形システムのバリエーションとしては例えば
下記の様に組数を種々変えられるが、いずれの場合でも
よく、金型の価格とサイクルアップによる効果を考えて
組数を決定すればよい。
<発明の効果> 以上のように、この発明によると、結晶化させる加熱
型をシートの送給方向に沿って設けて結晶性ポリエチレ
ンテレフタレートシートを熱成形させるゆえ、結晶化の
ために要する時間をシートが発泡シートの場合でも分割
でき、加熱軟化から加熱成形さらには冷却へと続く成形
サイクルの時間的バランスが良くなり、成形サイクルを
実質的に短縮でき、結晶性ポリエチレンテレフタレート
シートを用いたシート成形の生産性向上をもたらすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形ゾーンの概要図、 第2図は実施例1の場合のヒートセット時間と結晶化度
をシート成形される容器の内外および中心についてとら
えたグラフ図である。 A……予備加熱軟化ゾーン、B……加熱成形結晶化ゾー
ン、C……冷却ゾーン、 10,10′……予備加熱板、 20,20′……加熱金型、 30,30′……冷却金型、 S……結晶性ポリエチレンテレフタレートシート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡又は非発泡の結晶性ポリエチレンテレ
    フタレートシートを予め加熱し軟化させ加熱型内で熱成
    形および結晶化させ、その後、冷却型により冷却する成
    形方法であって、結晶化させる加熱型をシートの送給方
    向に沿って2組以上設けることにより加熱型による成形
    時間を分割し、シートを熱成形することを特徴とする結
    晶性ポリエチレンテレフタレートシートの成形方法。
  2. 【請求項2】シートを予め加熱させる予備加熱手段をシ
    ートの送給方向に沿って2組以上設けてシートを予備加
    熱させる上記請求項1記載の結晶性ポリエチレンテレフ
    タレートシートの成形方法。
  3. 【請求項3】シート結晶化後の冷却型をシートの送給方
    向に沿って2組以上設けてシートを冷却する上記請求項
    1記載の結晶性ポリエチレンテレフタレートシートの成
    形方法。
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