JPH0719309Y2 - 車両用シ−トの支持構造体 - Google Patents

車両用シ−トの支持構造体

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JPH0719309Y2
JPH0719309Y2 JP15034186U JP15034186U JPH0719309Y2 JP H0719309 Y2 JPH0719309 Y2 JP H0719309Y2 JP 15034186 U JP15034186 U JP 15034186U JP 15034186 U JP15034186 U JP 15034186U JP H0719309 Y2 JPH0719309 Y2 JP H0719309Y2
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JP
Japan
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elastic member
support wire
support
support structure
vehicle seat
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JP15034186U
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勝美 畑中
達也 山崎
昌美 佐々木
隆 名取
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Honda Motor Co Ltd
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用シート(特に自動車座席)の支持構造
体に関し、詳しくは薄型化、軽量化を目的としたシート
の支持構造体の改良に係るものである。
シートクッション、シートバックを薄型化するためには
布製の弾性部材をフレームに張架した支持構造体が開示
されている。この一例を第6図に基づいて説明する。
図示するものはシートバックの支持構造体で、図中、
(1)は自動車座席のシートバック内に配設される枠状
のフレームである。このフレーム(1)内には乗員の腰
椎部およびその上方を支持する布製の弾性部材(4)
と、この弾性部材(4)を張着するサポートワイヤ
(3)とからなる支持体(2)がフック(13)(13)・
・・で掛着される。この支持体(2)のサポートワイヤ
(3)にはその上部(3a)に上部弾性部材(4a)、下部
(3b)に下部弾性部材(4b)がそれぞれ張設され、その
上部弾性部材(4a)と下部弾性部材(4b)とは目付量を
変えている。すなわち、上部弾性部材(4a)は目付量が
下部弾性部材(4b)に対して大きく形成して、下部弾性
部材(4b)より弾性を小に形成される。すなわち、この
シートバックは、弾性が必要とされている腰椎部側は、
その上方よりも弾性が大に形成している。
(考案が解決しようとする問題点) 上記自動車座席の支持構造体は、乗員が着脱した際、着
座感を向上させるべく、サポートワイヤ(2)の上部
(3a)と下部(3b)とにそれぞれ目付量の異なる弾性部
材(4a)、(4b)を配設しているため、異なる弾性の弾
性部材(4a)、(4b)を製造する必要がある。そのた
め、コストがかかるとともに、取付作業にも時間を要す
るという虞れがあった。
この考案は、かかる問題点を解決すべくなされたもので
あり、取付作業が容易でしかも経済的な車両用シートの
支持構造体を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案にかかる車両用シートの支持構造体は、前記枠
状サポートワイヤに左右方向の幅が全体に均一な一枚の
布状弾性部材を張設すると共に、その弾性部材における
弾力が要求される部分、例えばシートバックにおいては
腰椎支持部、シートクッションにあってはサイ支持部に
対応する個所のサポートワイヤの左右方向の幅を他の部
分より幅広状に形成したものである。従って、弾性部材
はその幅が全体が均一であるので、サポートワイヤを幅
広状に形成した部分に張設した弾性部材の弾力は大にな
る。
(実施例) この考案にかかる一実施例を第1図乃至第5図に基づい
て説明する。
同図中、(5)は自動車座席で、シートバック(6)と
シートクッション(7)とからなり、このシートバック
(6)はパイプ製のフレーム(8)にサポートワイヤ
(11)と布製弾性部材(12)からなる支持体(9)がフ
ック(13)(13′)で架設され、その支持体(9)に発
泡体製のクッション材(図示せず)を装着して表皮部材
(10)を被覆したものである。
サポートワイヤ(11)は第2図に示すように、着座者の
上半身に対応する上部(11a)と腰椎支持部に対応する
下部(11b)との幅が異なり、上部(11a)の幅が下部
(11b)の幅より小さく形成される。このサポートワイ
ヤ(11)に取付ける弾性部材(12)は一枚の左右方向の
幅が均一な布状弾性材で、その左右方向の両側部(12
a)、(12a)を内側に折り返して袋状に形成し、その内
部にサポートワイヤ(11)を挿通できるように形成され
ている。
この弾性部材(12)の一例を示すと、張設方向に伸縮す
る織物で、ポリエステルの撚糸を縦糸に、弾性力をもっ
たポリエステル、エラストラーのモノフィラメントを横
糸に平織された織布で、その横糸と縦糸との交点が熱融
着され、横糸と縦糸が滑らないように形成したものであ
る。
斯して、第3図に示すように弾性部材(12)の下部(12
b)はサポートワイヤ(11)の下部(11b)側により上部
(12c)よりも図示左右方向に広がって配設される。す
なわち、弾性部材(12)の下部(12b)は上部(12c)よ
りも左右方向に広がっているため、弾性が大きい。そし
て、この支持体(9)はサポートワイヤ(11)の両側部
がフック部材(13)(13′)によりフレーム(8)の左
右両側部に掛止される。
上記構成にかかる自動車座席の支持構造体は、サポート
ワイヤ(11)の上、下部(11a)、(11b)の幅がそれぞ
れ異なり、即ち、下部(11b)を上部(11a)よりも幅広
に形成している。従って、このサポータワイヤ(11)に
均一の幅の弾性部材(12)を張設すると、弾性部材(1
2)の上、下部(12b)、(12c)の幅が変化する。その
ため、弾性部材(12)の下部(12b)の弾性は上部(12
c)よりも大きくなる。依って、乗員が着座した際、腰
椎支持部の弾性が上半身を支持する部分に対して大にな
る。
なお、上記実施例においては、フック(13)(13′)に
よりサポートワイヤ(11)の両側部をフレーム(8)に
取付けているものについて説明しているが、このフック
(13)(13′)の長さを変化させることにより(第5
図)、さらに、弾性部材(12)の上、下部(12b)、(1
2c)の弾性を変化させることができる。そのため、一層
弾性率を変化させることができるため、着座感の向上を
図る支持構造体を提供できる。
また、以上の実施例はシートバックについて説明した
が、本考案はシートクッションにも利用できること明ら
かである。即ち、シートクッションのサイ支持部に対応
する部分のサポートワイヤの幅を他の部分より幅広状に
形成し、このサポートワイヤに前記と同様に左右方向の
幅が均一の布状弾性部材を張設することにより得られ
る。
(効果) 本考案によれば、サポートワイヤの一部の幅をそれぞれ
変化するだけで、一枚の弾性部材の弾性を変化せしめる
ことができる。従って、弾性率の異なる多数の弾性部材
を使用する必要がないため、コストの低減を図ることが
できる。さらに、一枚の弾性部材をサポートワイヤに取
付ければよいので、その取付作業が容易化する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる一実施例を示す自動車座席の
斜視図、第2図は第1図に示すシートバックに用いたサ
ポートワイヤの正面図、第3図は第1図に示すシートバ
ックの内部構造の斜視図、第4図は第3図に示す弾性部
材の正面図、第5図は第3図に示すフックの正面図、第
6図は従来の支持構造体の分解斜視図である。 図中、(11)はサポートワイヤ、(12)は弾性部材であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐々木 昌美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 名取 隆 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム内に、フックで枠状サポートワイ
    ヤを架設し、前記枠状サポートワイヤに布状弾性部材を
    張設してなる車両用シートの支持構造体において、前記
    枠状サポートワイヤの一部における左右方向の幅を他の
    それに対して幅広に形成、且つ、該サポートワイヤに左
    右方向の幅が全体に均一な一枚の布状弾性部材を張設し
    て、前記サポートワイヤの幅広状に形成した部分に張設
    した弾性部材の弾力を他に対して大にしてなる車両用シ
    ートの支持構造体。
JP15034186U 1986-09-30 1986-09-30 車両用シ−トの支持構造体 Expired - Lifetime JPH0719309Y2 (ja)

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JP15034186U JPH0719309Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 車両用シ−トの支持構造体

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JP15034186U JPH0719309Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 車両用シ−トの支持構造体

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Publication Number Publication Date
JPS6354358U JPS6354358U (ja) 1988-04-12
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JP2004057646A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Itoki Crebio Corp 椅子の座体及び背もたれ並びにこれらの製造方法

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JPS6354358U (ja) 1988-04-12

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