JPH07192505A - 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 - Google Patents
自動車用ヘッドランプのエイミング機構Info
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- JPH07192505A JPH07192505A JP33455793A JP33455793A JPH07192505A JP H07192505 A JPH07192505 A JP H07192505A JP 33455793 A JP33455793 A JP 33455793A JP 33455793 A JP33455793 A JP 33455793A JP H07192505 A JPH07192505 A JP H07192505A
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- JP
- Japan
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- nut member
- aiming
- bearing
- nut
- aiming screw
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/06—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
- B60Q1/068—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
- B60Q1/0683—Adjustable by rotation of a screw
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/18—Mechanical movements
- Y10T74/18568—Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
- Y10T74/18576—Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including screw and nut
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T74/18—Mechanical movements
- Y10T74/18568—Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
- Y10T74/18784—Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including bevel gears
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 車体から伝達される震動等によりエイミング
スクリューが勝手に進退することのない簡潔な構造のヘ
ッドランプのエイミング機構を提供する。 【構成】 照射方向を規定する傾動部材と軸受４０に支
承されたナット部材３４と、これに螺合し前方に延出す
るとともに、ナット部材の回動に伴って、前端部に連結
された傾動部材を傾動させるエイミングスクリューとを
備えたヘッドランプのエイミング機構において、ナット
部材にエイミングスクリューと直交する方向に配したド
ライバー５０歯５１と噛合可能な傘歯車３８を形成し、
ナット部材と軸受４０間の摺接面間に、ナット部材係止
手段（凹凸係合部３５，４５）を設けてナット部材の自
然回動を阻止するとともに、ナット部材を軸方向に弾支
し、ナット部材の回動操作時に生じるスラストによっ
て、ナット部材係止手段の係合を外し、ナット部材３４
のスムーズな回動を可能とした。
スクリューが勝手に進退することのない簡潔な構造のヘ
ッドランプのエイミング機構を提供する。 【構成】 照射方向を規定する傾動部材と軸受４０に支
承されたナット部材３４と、これに螺合し前方に延出す
るとともに、ナット部材の回動に伴って、前端部に連結
された傾動部材を傾動させるエイミングスクリューとを
備えたヘッドランプのエイミング機構において、ナット
部材にエイミングスクリューと直交する方向に配したド
ライバー５０歯５１と噛合可能な傘歯車３８を形成し、
ナット部材と軸受４０間の摺接面間に、ナット部材係止
手段（凹凸係合部３５，４５）を設けてナット部材の自
然回動を阻止するとともに、ナット部材を軸方向に弾支
し、ナット部材の回動操作時に生じるスラストによっ
て、ナット部材係止手段の係合を外し、ナット部材３４
のスムーズな回動を可能とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヘッドランプ
のエイミング機構に関する。
のエイミング機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１２および図１３は、従来のユニット
可動タイプの自動車用ヘッドランプのエイミング機構を
説明する図で、光源を内蔵し、照射方向を規定する傾動
部材であるランプボディ・リフレクターユニット２が、
基準部材であるランプハウジング１の前面において、図
示しない傾動支点と、軸方向に進退可能なエイミングス
クリュー３とによって支持されている。ランプハウジン
グ１には、ギヤケース１ａが設けられ、このギヤケース
１ａ内には、ランプハウジング１を前後に貫通して前方
に延出するエイミングスクリュー３と螺合するナット部
材４が回転可能に支承されている。エイミングスクリュ
ー３の前端部には、玉部３ａが形成され、ランプボディ
・リフレクターユニット２に設けられた玉受部２ａに回
り止めされて連結されている。符号３ｂは、玉部３ａと
玉受部２ａ間に設けられたエイミングスクリュー回り止
め用の係合部を示す。
可動タイプの自動車用ヘッドランプのエイミング機構を
説明する図で、光源を内蔵し、照射方向を規定する傾動
部材であるランプボディ・リフレクターユニット２が、
基準部材であるランプハウジング１の前面において、図
示しない傾動支点と、軸方向に進退可能なエイミングス
クリュー３とによって支持されている。ランプハウジン
グ１には、ギヤケース１ａが設けられ、このギヤケース
１ａ内には、ランプハウジング１を前後に貫通して前方
に延出するエイミングスクリュー３と螺合するナット部
材４が回転可能に支承されている。エイミングスクリュ
ー３の前端部には、玉部３ａが形成され、ランプボディ
・リフレクターユニット２に設けられた玉受部２ａに回
り止めされて連結されている。符号３ｂは、玉部３ａと
玉受部２ａ間に設けられたエイミングスクリュー回り止
め用の係合部を示す。
【０００３】またナット部材４の外周には傘歯車５が一
体に形成され、ギヤケース１ａに回転可能に支承されて
エイミングスクリュー３と直交して上方に延設された操
作軸６に、この傘歯車５と噛合う傘歯車７が一体に設け
られている。そして操作軸６を回動すると、傘歯車７，
５を介してナット部材４が回動し、これに伴って、回り
止めされているエイミングスクリュー３が軸方向（矢印
方向）に進退して、玉受部２ａが前後に移動し、図示し
ない傾動支点回りにランプボディ・リフレクターユニッ
ト２が傾動してエイミング調整できる。
体に形成され、ギヤケース１ａに回転可能に支承されて
エイミングスクリュー３と直交して上方に延設された操
作軸６に、この傘歯車５と噛合う傘歯車７が一体に設け
られている。そして操作軸６を回動すると、傘歯車７，
５を介してナット部材４が回動し、これに伴って、回り
止めされているエイミングスクリュー３が軸方向（矢印
方向）に進退して、玉受部２ａが前後に移動し、図示し
ない傾動支点回りにランプボディ・リフレクターユニッ
ト２が傾動してエイミング調整できる。
【０００４】
【発明の解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、構造上、一対の傘歯車５，７および回動操作
軸６が必要で、部品点数が多くコストがかさむという問
題があった。またエイミング調整作業では、操作軸６の
回動によってエイミングスクリュー３がスムーズに進退
することが望ましく、このためには操作軸６およびナッ
ト部材４がスムーズに回転することが望まれ、操作軸６
やナット部材４とギヤケース１ａ間の摺動面は摺動摩擦
ができるだけ小さくなるような円滑面とされている。し
かし操作軸６，ナット部材４，およびエイミングスクリ
ュー３のスムーズな回動が確保されているがため、車体
を介して伝達される震動によって、ナット部材４および
操作軸６が勝手に回動し、これによってエイミングスク
リュー３が進退し、ランプの照射方向がずれてしまう
（ランプの照射軸が自然に狂ってしまう）という問題が
あった。
技術では、構造上、一対の傘歯車５，７および回動操作
軸６が必要で、部品点数が多くコストがかさむという問
題があった。またエイミング調整作業では、操作軸６の
回動によってエイミングスクリュー３がスムーズに進退
することが望ましく、このためには操作軸６およびナッ
ト部材４がスムーズに回転することが望まれ、操作軸６
やナット部材４とギヤケース１ａ間の摺動面は摺動摩擦
ができるだけ小さくなるような円滑面とされている。し
かし操作軸６，ナット部材４，およびエイミングスクリ
ュー３のスムーズな回動が確保されているがため、車体
を介して伝達される震動によって、ナット部材４および
操作軸６が勝手に回動し、これによってエイミングスク
リュー３が進退し、ランプの照射方向がずれてしまう
（ランプの照射軸が自然に狂ってしまう）という問題が
あった。
【０００５】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は車体から伝達される震動等によ
ってエイミングスクリューが勝手に進退することのない
簡潔な構造の自動車用ヘッドランプのエイミング機構を
提供することにある。
れたもので、その目的は車体から伝達される震動等によ
ってエイミングスクリューが勝手に進退することのない
簡潔な構造の自動車用ヘッドランプのエイミング機構を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１に係る自動車用ヘッドランプのエイミング
機構においては、基準部材に傾動可能に支持された、照
射方向を規定する傾動部材と、前記基準部材に形成され
た軸受によって軸回り回転可能に支承された円筒型のナ
ット部材と、前記ナット部材に螺合して前方に延出する
とともに、ナット部材に対し回り止めされ、ナット部材
の回動に伴って、前端部に連結された前記傾動部材を傾
動させるべく軸方向に進退するエイミングスクリュー
と、を備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構に
おいて、前記ナット部材に、エイミングスクリューと直
交する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な傘歯車
を形成し、軸受とナット部材間の所定の対向摺接面に
は、軸方向に係合してナット部材を軸受に係止させるナ
ット部材係止手段を設けるとともに、ドライバーの回動
操作時に作用するスラストによってナット部材がスラス
ト作用方向にスライドして前記ナット部材係止手段の係
止を解除できるように、前記ナット部材を弾支するよう
にしたものである。
に、請求項１に係る自動車用ヘッドランプのエイミング
機構においては、基準部材に傾動可能に支持された、照
射方向を規定する傾動部材と、前記基準部材に形成され
た軸受によって軸回り回転可能に支承された円筒型のナ
ット部材と、前記ナット部材に螺合して前方に延出する
とともに、ナット部材に対し回り止めされ、ナット部材
の回動に伴って、前端部に連結された前記傾動部材を傾
動させるべく軸方向に進退するエイミングスクリュー
と、を備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構に
おいて、前記ナット部材に、エイミングスクリューと直
交する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な傘歯車
を形成し、軸受とナット部材間の所定の対向摺接面に
は、軸方向に係合してナット部材を軸受に係止させるナ
ット部材係止手段を設けるとともに、ドライバーの回動
操作時に作用するスラストによってナット部材がスラス
ト作用方向にスライドして前記ナット部材係止手段の係
止を解除できるように、前記ナット部材を弾支するよう
にしたものである。
【０００７】請求項２に係る自動車用ヘッドランプのエ
イミング機構においては、請求項１記載の自動車用ヘッ
ドランプのエイミング機構において、前記ナット部材係
止手段を、ナット部材と軸受間の対向摺接面に設けた軸
方向に互いに噛合う周方向等ピッチの微小凹凸係合部に
よって構成するようにしたものである。
イミング機構においては、請求項１記載の自動車用ヘッ
ドランプのエイミング機構において、前記ナット部材係
止手段を、ナット部材と軸受間の対向摺接面に設けた軸
方向に互いに噛合う周方向等ピッチの微小凹凸係合部に
よって構成するようにしたものである。
【０００８】
【作用】ドライバーを使ってナット部材を回動させるの
で、ナット部材回動用操作軸や駆動側傘歯車が不要とな
り、それだけ機構の構成部品点数が少なくてよい。車体
側の震動が伝達されることで、ナット部材がエイミング
スクリュー回りにが回動しようとするが、ナット部材と
軸受間の対向摺接面間に設けられているナット部材係止
手段がナット部材を軸受に係止させて（請求項２では、
ナット部材と軸受間の微小凹凸係合部が互いに係合し
て）、ナット部材の自然回動を阻止する。
で、ナット部材回動用操作軸や駆動側傘歯車が不要とな
り、それだけ機構の構成部品点数が少なくてよい。車体
側の震動が伝達されることで、ナット部材がエイミング
スクリュー回りにが回動しようとするが、ナット部材と
軸受間の対向摺接面間に設けられているナット部材係止
手段がナット部材を軸受に係止させて（請求項２では、
ナット部材と軸受間の微小凹凸係合部が互いに係合し
て）、ナット部材の自然回動を阻止する。
【０００９】またドライバーの歯を傘歯車に噛合させ
て、ナット部材を回動させるべくドライバーを回動する
と、ナット部材にはスラストが作用し、このスラスト
が、弾支されているナット部材をスラスト作用方向にス
ライドさせるので、ナット部材と軸受の対向摺接面に設
けられているナット部材係止手段によるナット部材の係
止が外れ（請求項２では、ナット部材と軸受間の微小凹
凸係合部の係合が外れ）、ナット部材の軸受に対する回
動が可能となる。
て、ナット部材を回動させるべくドライバーを回動する
と、ナット部材にはスラストが作用し、このスラスト
が、弾支されているナット部材をスラスト作用方向にス
ライドさせるので、ナット部材と軸受の対向摺接面に設
けられているナット部材係止手段によるナット部材の係
止が外れ（請求項２では、ナット部材と軸受間の微小凹
凸係合部の係合が外れ）、ナット部材の軸受に対する回
動が可能となる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図７は本発明の一実施例を示し、図１は自
動車用ヘッドランプのエイミング機構の縦断面図、図２
は同エイミング機構におけるエイミングスクリュー支承
部周辺の拡大縦断面図、図３はエイミングスクリュー先
端玉部とこの玉部を回り止め状態に支承する玉受部材の
分解斜視図、図４は玉受部材の水平断面図（図１に示す
線IV−IVに沿う断面図）、図５は同エイミング機構の分
解斜視図、図６は同エイミングスクリュー支承部の正面
図、図７はドライバーの回動操作時にナット部材に生じ
る力（スラスト）を説明する説明図である。
する。図１〜図７は本発明の一実施例を示し、図１は自
動車用ヘッドランプのエイミング機構の縦断面図、図２
は同エイミング機構におけるエイミングスクリュー支承
部周辺の拡大縦断面図、図３はエイミングスクリュー先
端玉部とこの玉部を回り止め状態に支承する玉受部材の
分解斜視図、図４は玉受部材の水平断面図（図１に示す
線IV−IVに沿う断面図）、図５は同エイミング機構の分
解斜視図、図６は同エイミングスクリュー支承部の正面
図、図７はドライバーの回動操作時にナット部材に生じ
る力（スラスト）を説明する説明図である。
【００１１】これらの図において、符号１０は基準部材
である合成樹脂製ランプハウジングで、ランプハウジン
グ１０の前面にはランプの照射方向（ランプの光軸Ｌ）
を規定する傾動部材であるランプボディ・リフレクター
ユニット（以下、ユニットという）２０が上下方向傾動
調整用の金属製のエイミングスクリュー３０と、スクリ
ュー３０と同一構造の左右方向傾動調整用のエイミング
スクリュー（図示せず）と、傾動支点を構成するユニッ
ト側の玉部１８ａとランプハウジング側の玉支承部１８
ｂからなる玉継手１８との３点によって傾動可能に支持
されている。
である合成樹脂製ランプハウジングで、ランプハウジン
グ１０の前面にはランプの照射方向（ランプの光軸Ｌ）
を規定する傾動部材であるランプボディ・リフレクター
ユニット（以下、ユニットという）２０が上下方向傾動
調整用の金属製のエイミングスクリュー３０と、スクリ
ュー３０と同一構造の左右方向傾動調整用のエイミング
スクリュー（図示せず）と、傾動支点を構成するユニッ
ト側の玉部１８ａとランプハウジング側の玉支承部１８
ｂからなる玉継手１８との３点によって傾動可能に支持
されている。
【００１２】ユニット２０は、内周面に放物面形状のリ
フレクター２２が一体に形成された合成樹脂製のランプ
ボディ２１と、このリフレクター２２の焦点位置に配置
された光源であるバルブ２３と、ランプボディ２１の前
面開口部に組付けられた前面レンズ２４とが一体化され
たもので、ユニット２０（ランプボディ２１）の背面に
延出形成されたブラケット２１ａには、エイミングスク
リュー３０の先端に形成された玉部３１を支承する合成
樹脂製の玉受部材２５が嵌着されている。
フレクター２２が一体に形成された合成樹脂製のランプ
ボディ２１と、このリフレクター２２の焦点位置に配置
された光源であるバルブ２３と、ランプボディ２１の前
面開口部に組付けられた前面レンズ２４とが一体化され
たもので、ユニット２０（ランプボディ２１）の背面に
延出形成されたブラケット２１ａには、エイミングスク
リュー３０の先端に形成された玉部３１を支承する合成
樹脂製の玉受部材２５が嵌着されている。
【００１３】エイミングスクリュー３０の玉部３１の先
端には横断面縦長矩形状の突起３１ａが設けられ、一
方、ブラケット２１ａの玉受部材取付け穴に係合して抜
け止めされる一対の舌片状の弾性フック片２６をもつ玉
受部材２５には、玉部３１を相対回転可能に支承する球
座２５ｂと、突起３１ａに係合して突起３１ａの左右側
部を拘束することで突起３１ａを回り止めする係合凹部
２５ａとが形成され、両者３１ａ，２５ａが係合するこ
とで、玉部３１と玉受部材２５が軸周りに一体化され
て、エイミングスクリュー３０がランプハウジング１０
に対し回り止めされている。即ち、突起３１ａは突起付
根部位置において係合凹部形成壁と左右両側において密
着するが、縦方向（上下方向）および軸方向には微小隙
間ｃだけ離間しており、このため玉部３１と玉受部材２
５は横方向（図４矢印Ｂ方向）には相対回動できない
が、縦方向（図２矢印Ａ方向）には所定量相対回動でき
るようになっている。このためエイミングスクリュー３
０を軸方向に進退させた場合に、玉部３１と玉受部材２
５間に不測の応力を発生させることなく、ユニット２０
を上下方向に傾動させることができる。符号２５ｃは、
弾性フック片２６を形成するためのコ字型スリット、符
号２６ｄは、球座２５ｂへの玉部３１の圧入を可能とす
るべく玉受部材２５に形成されている縦長スリットであ
る。また、ブラケット２１ａに形成されている玉受部材
取付け穴には、エイミング調整の際のリフレクター２２
とエイミングスクリュー３０との傾きを許容するための
上下方向の隙間ｃ1（図２参照）が設けられている。
端には横断面縦長矩形状の突起３１ａが設けられ、一
方、ブラケット２１ａの玉受部材取付け穴に係合して抜
け止めされる一対の舌片状の弾性フック片２６をもつ玉
受部材２５には、玉部３１を相対回転可能に支承する球
座２５ｂと、突起３１ａに係合して突起３１ａの左右側
部を拘束することで突起３１ａを回り止めする係合凹部
２５ａとが形成され、両者３１ａ，２５ａが係合するこ
とで、玉部３１と玉受部材２５が軸周りに一体化され
て、エイミングスクリュー３０がランプハウジング１０
に対し回り止めされている。即ち、突起３１ａは突起付
根部位置において係合凹部形成壁と左右両側において密
着するが、縦方向（上下方向）および軸方向には微小隙
間ｃだけ離間しており、このため玉部３１と玉受部材２
５は横方向（図４矢印Ｂ方向）には相対回動できない
が、縦方向（図２矢印Ａ方向）には所定量相対回動でき
るようになっている。このためエイミングスクリュー３
０を軸方向に進退させた場合に、玉部３１と玉受部材２
５間に不測の応力を発生させることなく、ユニット２０
を上下方向に傾動させることができる。符号２５ｃは、
弾性フック片２６を形成するためのコ字型スリット、符
号２６ｄは、球座２５ｂへの玉部３１の圧入を可能とす
るべく玉受部材２５に形成されている縦長スリットであ
る。また、ブラケット２１ａに形成されている玉受部材
取付け穴には、エイミング調整の際のリフレクター２２
とエイミングスクリュー３０との傾きを許容するための
上下方向の隙間ｃ1（図２参照）が設けられている。
【００１４】エイミングスクリュー３０は、ランプハウ
ジング１０に回転可能に支持された円筒型の金属製ナッ
ト部材３４に螺合するとともに、ランプハウジング１０
を貫通して前後に延出している。符号３４ａは、ナット
部材３４の雌ねじ部を示す。ナット部材３４は、ランプ
ハウジング１０に設けられた軸受４０に支承されるとと
もに、このナット部材３４には、エイミングスクリュー
３０と直交する方向に配したドライバー５０の歯５１と
噛合う傘歯車３８が一体に形成されており、ドライバー
５０を回動させることで、前後方向への移動が阻止され
ているナット部材３４がエイミングスクリュー３０の回
りに回動し、これによってエイミングスクリュー３０が
軸方向に進退し、エイミングスクリュー３０とユニット
２０間連結部が前後方向に移動して、ユニット２０が傾
動支点（玉継手１８）周りに傾動し、ユニット２０、即
ちヘッドランプの照射軸を上下方向に傾動調整できる。
ジング１０に回転可能に支持された円筒型の金属製ナッ
ト部材３４に螺合するとともに、ランプハウジング１０
を貫通して前後に延出している。符号３４ａは、ナット
部材３４の雌ねじ部を示す。ナット部材３４は、ランプ
ハウジング１０に設けられた軸受４０に支承されるとと
もに、このナット部材３４には、エイミングスクリュー
３０と直交する方向に配したドライバー５０の歯５１と
噛合う傘歯車３８が一体に形成されており、ドライバー
５０を回動させることで、前後方向への移動が阻止され
ているナット部材３４がエイミングスクリュー３０の回
りに回動し、これによってエイミングスクリュー３０が
軸方向に進退し、エイミングスクリュー３０とユニット
２０間連結部が前後方向に移動して、ユニット２０が傾
動支点（玉継手１８）周りに傾動し、ユニット２０、即
ちヘッドランプの照射軸を上下方向に傾動調整できる。
【００１５】ナット部材３４の後端面（図２左側の端
面）には、半径方向に延びる凸条部が周方向等ピッチに
形成された凹凸歯３５が形成され、一方、このナット部
材後端面の摺接する軸受４０側の摺接面には、凹凸歯３
５に係合する凹凸歯４５が形成され、両凹凸歯３５，４
５が軸方向に係合して、ナット部材３４が周方向に勝手
に回動しない構造となっている。即ち、ナット部材３４
の後端面と、この後端面の摺接する軸受側摺接面間に設
けられた微小凹凸歯３５，４５が、ナット部材３４を軸
受４０に係止させるナット部材係止手段を構成してお
り、ナット部材３４にエンジン等の震動が伝達されるこ
とで、ナット部材３４が周方向に勝手に回動しようとし
ても、ナット部材側の凹凸歯３５が軸受側の凹凸歯４５
に係合して回動が阻止されるようになっている。
面）には、半径方向に延びる凸条部が周方向等ピッチに
形成された凹凸歯３５が形成され、一方、このナット部
材後端面の摺接する軸受４０側の摺接面には、凹凸歯３
５に係合する凹凸歯４５が形成され、両凹凸歯３５，４
５が軸方向に係合して、ナット部材３４が周方向に勝手
に回動しない構造となっている。即ち、ナット部材３４
の後端面と、この後端面の摺接する軸受側摺接面間に設
けられた微小凹凸歯３５，４５が、ナット部材３４を軸
受４０に係止させるナット部材係止手段を構成してお
り、ナット部材３４にエンジン等の震動が伝達されるこ
とで、ナット部材３４が周方向に勝手に回動しようとし
ても、ナット部材側の凹凸歯３５が軸受側の凹凸歯４５
に係合して回動が阻止されるようになっている。
【００１６】一方、ナット部材３４の前端部の外周面に
は凹溝３６が周設され、軸受４０の円筒型前端部内周縁
に対設されている一対の弾性フック片４３の先端フック
４３ａが凹溝３６に係合して、ナット部材３４を軸受４
０内に収容保持するとともに、ナット部材３４を前方
（図２左方向）にスライドさせようとする力がナット部
材３４に作用した場合に、ナット部材３４が前方（図２
左方向）にスライドできる程度の弾性力でナット部材３
４を支持している。即ち、プラスドライバー５０を回動
させてドライバー５０の歯５１から傘歯車３８の歯３９
に回転力を伝達する時には、ナット部材３４には、図５
矢印Ｃに示すような円周方向の力と、矢印Ｄに示すよう
な軸方向の力（以下、スラストという）とが作用する
が、このスラストによってナット部材３４が前方（図
２，図７左方向）にスライドして、ナット部材３４と軸
受４０間の凹凸歯３５，４５の係合が外れる程度の弾性
力（弾性フック片４３から受ける弾性付勢力）によっ
て、ナット部材３４が支持されているのである。このた
めドライバー５０によりナット部材３４を回動させる時
には、ナット部材３４に作用するスラストによって、ナ
ット部材３４は弾性フック片４３を外方向に押し拡げな
がら前方（図２左方向）にスライドし、ナット部材側凹
凸歯３５が軸受側凹凸歯４５から離間し、ナット部材３
４を抵抗なくスムーズに回動でき、これによってエイミ
ングスクリュー３０を軸方向にスムーズに進退させるこ
とができる。
は凹溝３６が周設され、軸受４０の円筒型前端部内周縁
に対設されている一対の弾性フック片４３の先端フック
４３ａが凹溝３６に係合して、ナット部材３４を軸受４
０内に収容保持するとともに、ナット部材３４を前方
（図２左方向）にスライドさせようとする力がナット部
材３４に作用した場合に、ナット部材３４が前方（図２
左方向）にスライドできる程度の弾性力でナット部材３
４を支持している。即ち、プラスドライバー５０を回動
させてドライバー５０の歯５１から傘歯車３８の歯３９
に回転力を伝達する時には、ナット部材３４には、図５
矢印Ｃに示すような円周方向の力と、矢印Ｄに示すよう
な軸方向の力（以下、スラストという）とが作用する
が、このスラストによってナット部材３４が前方（図
２，図７左方向）にスライドして、ナット部材３４と軸
受４０間の凹凸歯３５，４５の係合が外れる程度の弾性
力（弾性フック片４３から受ける弾性付勢力）によっ
て、ナット部材３４が支持されているのである。このた
めドライバー５０によりナット部材３４を回動させる時
には、ナット部材３４に作用するスラストによって、ナ
ット部材３４は弾性フック片４３を外方向に押し拡げな
がら前方（図２左方向）にスライドし、ナット部材側凹
凸歯３５が軸受側凹凸歯４５から離間し、ナット部材３
４を抵抗なくスムーズに回動でき、これによってエイミ
ングスクリュー３０を軸方向にスムーズに進退させるこ
とができる。
【００１７】符号４４は、傘歯車３８の歯形成面の反対
側の側面の摺接する軸受側摺接面に周設されたリング状
の凸条部で、この凸条部４４は軸受４０と傘歯車３８間
の摺動摩擦抵抗を小さくして、ナット部材３４のスムー
ズな回動に寄与するものである。符号４６ａは、軸受４
０内に連通する垂直な堅孔であるドライバーガイドで、
このドライバーガイド４６ａにドライバー５０を上方よ
り挿し込めば、ドライバーの歯５１が傘歯車の歯３９に
自ずと噛合う状態に保持される。符号４６ｂは、軸受４
０内の傘歯車３８の真下位置に設けられた排水口で、上
方に開口するドライバーガイド４６ａから侵入した水を
排出するためのものである。
側の側面の摺接する軸受側摺接面に周設されたリング状
の凸条部で、この凸条部４４は軸受４０と傘歯車３８間
の摺動摩擦抵抗を小さくして、ナット部材３４のスムー
ズな回動に寄与するものである。符号４６ａは、軸受４
０内に連通する垂直な堅孔であるドライバーガイドで、
このドライバーガイド４６ａにドライバー５０を上方よ
り挿し込めば、ドライバーの歯５１が傘歯車の歯３９に
自ずと噛合う状態に保持される。符号４６ｂは、軸受４
０内の傘歯車３８の真下位置に設けられた排水口で、上
方に開口するドライバーガイド４６ａから侵入した水を
排出するためのものである。
【００１８】軸受４０は、図５に示されるように、ラン
プハウジング１０の前面に形成された円筒型突出部１１
と、この円筒型突出部１１を包囲するようにランプハウ
ジング１０に組付け固定された軸受部材４１の一部であ
る円筒型前端部４２とによって構成されており、軸受部
材４１の円筒型前端部４２およびランプハウジング１０
の円筒型突出部１１がナット部材３４の前後端部をそれ
ぞれ支承するようになっている。
プハウジング１０の前面に形成された円筒型突出部１１
と、この円筒型突出部１１を包囲するようにランプハウ
ジング１０に組付け固定された軸受部材４１の一部であ
る円筒型前端部４２とによって構成されており、軸受部
材４１の円筒型前端部４２およびランプハウジング１０
の円筒型突出部１１がナット部材３４の前後端部をそれ
ぞれ支承するようになっている。
【００１９】また軸受部材４１の円筒型前端部４２の開
口側内周壁の一部の周りには、前方および内方に開口す
る横断面コ字型の空間４３ｂが形成されて、この空間４
３ｂに取り囲まれた前後に延出する内周壁の一部が半径
方向に揺動できる弾性フック片４３を構成している。符
号４７は、軸受部材４１に突出形成された位置決めピ
ン，符号１２はこのピン４７の係合できるランプハウジ
ング側の係合孔で、ピン４７を孔１２に挿入すること
で、軸受部材４１をランプハウジング１０（円筒型突出
部１１）に対し位置決めできる。符号４８は、軸受部材
４１に延出形成されているフランジ状のブラケットで、
固定ねじ４８ａをランプハウジング１０のねじ孔１０ａ
に螺着させることで、ブラケット４８（軸受部材４１）
をランプハウジング１０に固定できる。符号１１ａは、
円筒型突出部１１に形成されている切欠で、ドライバー
ガイド４５内に挿入されたドライバー５０の先端はナッ
ト部材３４に当接できる。
口側内周壁の一部の周りには、前方および内方に開口す
る横断面コ字型の空間４３ｂが形成されて、この空間４
３ｂに取り囲まれた前後に延出する内周壁の一部が半径
方向に揺動できる弾性フック片４３を構成している。符
号４７は、軸受部材４１に突出形成された位置決めピ
ン，符号１２はこのピン４７の係合できるランプハウジ
ング側の係合孔で、ピン４７を孔１２に挿入すること
で、軸受部材４１をランプハウジング１０（円筒型突出
部１１）に対し位置決めできる。符号４８は、軸受部材
４１に延出形成されているフランジ状のブラケットで、
固定ねじ４８ａをランプハウジング１０のねじ孔１０ａ
に螺着させることで、ブラケット４８（軸受部材４１）
をランプハウジング１０に固定できる。符号１１ａは、
円筒型突出部１１に形成されている切欠で、ドライバー
ガイド４５内に挿入されたドライバー５０の先端はナッ
ト部材３４に当接できる。
【００２０】図８および図９は本発明の第２の実施例を
示すもので、図８はヘッドランプのエイミング機構の要
部であるエイミングスクリュー支承部の拡大縦断面図、
図９はナット部材の分解斜視図である。前記した第１の
実施例では、ナット部材３４と傘歯車３８とが一体物と
して形成されていたが、本実施例では、ナット部材３４
に別体の冠状歯車６８が係合された構造となっている。
符号６８ａは、冠状歯車６８に形成された六角穴、符号
３４ｂはナット部材３４の外周に形成された冠状歯車の
六角穴係合部で、六角穴係合部３４ｂに係合された冠状
歯車６８は、軸受側凸条部４４に圧接状態に保持される
ことで、両者３４，６８が係合一体化されている。
示すもので、図８はヘッドランプのエイミング機構の要
部であるエイミングスクリュー支承部の拡大縦断面図、
図９はナット部材の分解斜視図である。前記した第１の
実施例では、ナット部材３４と傘歯車３８とが一体物と
して形成されていたが、本実施例では、ナット部材３４
に別体の冠状歯車６８が係合された構造となっている。
符号６８ａは、冠状歯車６８に形成された六角穴、符号
３４ｂはナット部材３４の外周に形成された冠状歯車の
六角穴係合部で、六角穴係合部３４ｂに係合された冠状
歯車６８は、軸受側凸条部４４に圧接状態に保持される
ことで、両者３４，６８が係合一体化されている。
【００２１】図１０および図１１は本発明の第３の実施
例を示すもので、図１０はヘッドランプのエイミング機
構のエイミングスクリュー支承部の拡大縦断面図、図１
１はエイミングスクリュー支承部の分解斜視図である。
前記した２つの実施例では、ナット部材３４の軸方向中
程に傘歯車３８が形成され、傘歯車３８がランプハウジ
ング１０の前方位置であって、その歯３９を後方（ラン
プハウジング１０側）に向けた形態となるように、ナッ
ト部材３４が配設されていたが、本実施例では、ナット
部材３４の後端部（図１０右側の端部）に傘歯車３８が
一体に形成され、傘歯車３８がランプハウジング１０の
後方位置であって、その歯３９を前方（ランプハウジン
グ１０側）に向けた形態となるように、ナット部材３４
が配設されている。
例を示すもので、図１０はヘッドランプのエイミング機
構のエイミングスクリュー支承部の拡大縦断面図、図１
１はエイミングスクリュー支承部の分解斜視図である。
前記した２つの実施例では、ナット部材３４の軸方向中
程に傘歯車３８が形成され、傘歯車３８がランプハウジ
ング１０の前方位置であって、その歯３９を後方（ラン
プハウジング１０側）に向けた形態となるように、ナッ
ト部材３４が配設されていたが、本実施例では、ナット
部材３４の後端部（図１０右側の端部）に傘歯車３８が
一体に形成され、傘歯車３８がランプハウジング１０の
後方位置であって、その歯３９を前方（ランプハウジン
グ１０側）に向けた形態となるように、ナット部材３４
が配設されている。
【００２２】符号７０は、ナット部材３４に一体に形成
されたフランジ部で、このフランジ部７０がランプハウ
ジング１０に設けられた軸受４０（円筒型突出部１１）
の背面側開孔周縁部１３に摺接することで、ナット部材
３４が軸受４０に対し軸方向に位置決めされている。そ
してこのフランジ部７０と孔周縁部１３間の対向摺接面
に、ナット部材３４を軸受４０に係止させるためのナッ
ト部材係止手段である微小凹凸歯３５，４５が形成され
て、ナット部材３４の自然回動が阻止される構造となっ
ている。
されたフランジ部で、このフランジ部７０がランプハウ
ジング１０に設けられた軸受４０（円筒型突出部１１）
の背面側開孔周縁部１３に摺接することで、ナット部材
３４が軸受４０に対し軸方向に位置決めされている。そ
してこのフランジ部７０と孔周縁部１３間の対向摺接面
に、ナット部材３４を軸受４０に係止させるためのナッ
ト部材係止手段である微小凹凸歯３５，４５が形成され
て、ナット部材３４の自然回動が阻止される構造となっ
ている。
【００２３】またナット部材３４の前端部外周面には凹
溝７２が周設され、この凹溝７２と円筒型突出部１１の
前端面との間には、ウェーブワッシャ７３を介してプッ
シュオンフィックス７４が介装されて、ナット部材３４
が軸受４０に対し抜け止めされるとともに、微小凹凸歯
３５，４５が互いに係合する方向に付勢された状態に保
持されて、ナット部材３４の自然回動を確実に防止でき
る構造となっている。
溝７２が周設され、この凹溝７２と円筒型突出部１１の
前端面との間には、ウェーブワッシャ７３を介してプッ
シュオンフィックス７４が介装されて、ナット部材３４
が軸受４０に対し抜け止めされるとともに、微小凹凸歯
３５，４５が互いに係合する方向に付勢された状態に保
持されて、ナット部材３４の自然回動を確実に防止でき
る構造となっている。
【００２４】そしてこの第３の実施例においても、ドラ
イバー５０を回動操作する時にナット部材３４には右方
向（図１０矢印Ｅ方向）のスラストが作用し、ナット部
材３４がプッシュオンフィックス７４及びウェーブワッ
シャ７３の付勢力に抗して右方向にスライドして、微小
凹凸歯３５，３４の係合が外れるので、ナット部材３４
をスムーズに回動させることができる。
イバー５０を回動操作する時にナット部材３４には右方
向（図１０矢印Ｅ方向）のスラストが作用し、ナット部
材３４がプッシュオンフィックス７４及びウェーブワッ
シャ７３の付勢力に抗して右方向にスライドして、微小
凹凸歯３５，３４の係合が外れるので、ナット部材３４
をスムーズに回動させることができる。
【００２５】その他は前記した第１の実施例と同一であ
り、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
なお前記した各実施例におけるナット部材３４はいずれ
も金属製であったが、合成樹脂製であってもよい。また
ナット部材３４と軸受４０の対向摺接面に設けられるナ
ット部材係止手段は、前記した様な微小凹凸歯３５，４
５に限られるものではなく、表面微小凹凸の形成された
梨地面や、摺接面における摺動摩擦を高めることでナッ
ト部材３４の自由な回動を阻止する上で有効なその他の
凹凸であってもよい。
り、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
なお前記した各実施例におけるナット部材３４はいずれ
も金属製であったが、合成樹脂製であってもよい。また
ナット部材３４と軸受４０の対向摺接面に設けられるナ
ット部材係止手段は、前記した様な微小凹凸歯３５，４
５に限られるものではなく、表面微小凹凸の形成された
梨地面や、摺接面における摺動摩擦を高めることでナッ
ト部材３４の自由な回動を阻止する上で有効なその他の
凹凸であってもよい。
【００２６】また前記実施例では、基準部材がランプハ
ウジングで、傾動部材がランプボディ・リフレクターユ
ニットであるユニット可動型のヘッドランプについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基
準部材がランプボディで、傾動部材がリフレクターであ
るリフレクター可動型のヘッドランプにも適用できる。
ウジングで、傾動部材がランプボディ・リフレクターユ
ニットであるユニット可動型のヘッドランプについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基
準部材がランプボディで、傾動部材がリフレクターであ
るリフレクター可動型のヘッドランプにも適用できる。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプのエイミング機構によれ
ば、ドライバーを使ってナット部材を回動させるので、
ナット部材回動用操作軸や駆動側傘歯車が不要となり、
それだけ機構の構成部品点数が少なく、構造が簡潔とな
る。
に係る自動車用ヘッドランプのエイミング機構によれ
ば、ドライバーを使ってナット部材を回動させるので、
ナット部材回動用操作軸や駆動側傘歯車が不要となり、
それだけ機構の構成部品点数が少なく、構造が簡潔とな
る。
【００２８】また車体を介して伝達される震動によっ
て、ナット部材はエイミングスクリュー回りに回動しよ
うとするが、ナット部材と軸受間の所定の摺接面間に設
けられているナット部材係止手段が軸受に対しナット部
材を係止して（請求項２では、微小凹凸係合部が互いに
係合して）、ナット部材の自然回動が阻止されるので、
ドライバーを使ってナット部材を積極的に回動させない
限りナット部材が勝手に回動（エイミングスクリューが
勝手に進退）するようなことがなく、ヘッドランプの照
射方向が自然に狂うという問題が解消される。
て、ナット部材はエイミングスクリュー回りに回動しよ
うとするが、ナット部材と軸受間の所定の摺接面間に設
けられているナット部材係止手段が軸受に対しナット部
材を係止して（請求項２では、微小凹凸係合部が互いに
係合して）、ナット部材の自然回動が阻止されるので、
ドライバーを使ってナット部材を積極的に回動させない
限りナット部材が勝手に回動（エイミングスクリューが
勝手に進退）するようなことがなく、ヘッドランプの照
射方向が自然に狂うという問題が解消される。
【００２９】なおドライバーを使ってナット部材を積極
的に回動させる際には、ナット部材に作用するスラスト
が、弾支されているナット部材をスラスト作用方向にス
ライドさせて、ナット部材と軸受間のナット部材係止手
段によるナット部材の係止（請求項２では、微小凹凸係
合部の係合）を解除するので、ナット部材を回動でき、
スムーズにエイミング調整することができる。
的に回動させる際には、ナット部材に作用するスラスト
が、弾支されているナット部材をスラスト作用方向にス
ライドさせて、ナット部材と軸受間のナット部材係止手
段によるナット部材の係止（請求項２では、微小凹凸係
合部の係合）を解除するので、ナット部材を回動でき、
スムーズにエイミング調整することができる。
【図１】本発明の第１の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプのエイミング機構の縦断面図
ンプのエイミング機構の縦断面図
【図２】同エイミング機構におけるエイミングスクリュ
ー支承部周辺の拡大縦断面図
ー支承部周辺の拡大縦断面図
【図３】エイミングスクリュー先端玉部とこの玉部を回
り止め状態に支承する玉受部材の分解斜視図
り止め状態に支承する玉受部材の分解斜視図
【図４】玉受部材の水平断面図（図１に示す線IV−IVに
沿う断面図）
沿う断面図）
【図５】同エイミングスクリュー支承部の分解斜視図
【図６】同エイミングスクリュー支承部の正面図
【図７】ドライバーの回動操作時にナット部材に生じる
力を説明する説明図
力を説明する説明図
【図８】本発明の第２の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプのエイミング機構におけるエイミングスクリュー支
承部の拡大縦断面図
ンプのエイミング機構におけるエイミングスクリュー支
承部の拡大縦断面図
【図９】同エイミングスクリュー支承部の要部であるナ
ット部材の分解斜視図
ット部材の分解斜視図
【図１０】本発明の第３の実施例である自動車用ヘッド
ランプのエイミング機構におけるエイミングスクリュー
支承部の拡大縦断面図
ランプのエイミング機構におけるエイミングスクリュー
支承部の拡大縦断面図
【図１１】同エイミングスクリュー支承部の要部である
ナット部材の分解斜視図
ナット部材の分解斜視図
【図１２】従来のヘッドランプのエイミング機構の縦断
面図
面図
【図１３】同エイミング機構の要部拡大断面図
１０ 基準部材であるランプボディ ２０ 傾動部材であるランプボディ・リフレクターユニ
ット ３０ エイミングスクリュー ３１ａ エイミングスクリュー回り止め手段である横断
面矩形状の突起 ２５ａ エイミングスクリュー回り止め手段である係合
凹部 ３４ ナット部材 ３５ ナット部材係止手段であるナット部材側微小凹凸
歯 ３８ 傘歯車 ３９ 傘歯車の歯 ４３ ナット部材弾支手段である弾性フック片 ４５ ナット部材係止手段である軸受側微小凹凸歯 ５０ プラスドライバー ５１ ドライバーの歯 ７３ ナット部材弾支手段であるウェーブワッシャ ７４ ナット部材弾支手段であるプッシュオンフィック
ス
ット ３０ エイミングスクリュー ３１ａ エイミングスクリュー回り止め手段である横断
面矩形状の突起 ２５ａ エイミングスクリュー回り止め手段である係合
凹部 ３４ ナット部材 ３５ ナット部材係止手段であるナット部材側微小凹凸
歯 ３８ 傘歯車 ３９ 傘歯車の歯 ４３ ナット部材弾支手段である弾性フック片 ４５ ナット部材係止手段である軸受側微小凹凸歯 ５０ プラスドライバー ５１ ドライバーの歯 ７３ ナット部材弾支手段であるウェーブワッシャ ７４ ナット部材弾支手段であるプッシュオンフィック
ス
Claims (2)
- 【請求項１】 基準部材に傾動可能に支持された、照射
方向を規定する傾動部材と、前記基準部材に形成された
軸受によって軸回り回転可能に支承された円筒型のナッ
ト部材と、前記ナット部材に螺合して前方に延出すると
ともに、ナット部材に対し回り止めされ、ナット部材の
回動に伴って、前端部に連結された前記傾動部材を傾動
させるべく軸方向に進退するエイミングスクリューと、
を備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構におい
て、前記ナット部材には、エイミングスクリューと直交
する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な傘歯車が
形成され、軸受とナット部材間の所定の対向摺接面に
は、軸方向に係合してナット部材を軸受に係止させるナ
ット部材係止手段が設けられるとともに、ドライバーの
回動操作時に作用するスラストによってナット部材がス
ラスト作用方向にスライドして前記ナット部材係止手段
の係止を解除できるように、前記ナット部材が弾支され
たことを特徴とする自動車用ヘッドランプのエイミング
機構。 - 【請求項２】 前記ナット部材係止手段は、ナット部材
と軸受間の対向摺接面に設けられた軸方向に互いに噛合
う周方向等ピッチの微小凹凸係合部によって構成された
ことを特徴とする請求項１記載の自動車用ヘッドランプ
のエイミング機構。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334557A JP2757934B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
| GB9425835A GB2285501B (en) | 1993-12-28 | 1994-12-21 | Vehicular headlamp |
| DE4446978A DE4446978B4 (de) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Einstellvorrichtung für einen Fahrzeugscheinwerfer |
| CN94113491A CN1038023C (zh) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | 车用前灯瞄准机构 |
| US08/365,552 US5508896A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Aiming mechanism for vehicular headlamp |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5334557A JP2757934B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07192505A true JPH07192505A (ja) | 1995-07-28 |
| JP2757934B2 JP2757934B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=18278740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5334557A Expired - Fee Related JP2757934B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5508896A (ja) |
| JP (1) | JP2757934B2 (ja) |
| CN (1) | CN1038023C (ja) |
| DE (1) | DE4446978B4 (ja) |
| GB (1) | GB2285501B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013164933A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
Families Citing this family (35)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5580149A (en) * | 1994-07-25 | 1996-12-03 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Automotive headlamp |
| JP3288877B2 (ja) * | 1994-11-22 | 2002-06-04 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用ヘッドランプ |
| US5701783A (en) * | 1995-08-29 | 1997-12-30 | Lin; Yu-Chu | Setting angle adjuster for the car headlamp |
| JP3110685B2 (ja) * | 1996-09-06 | 2000-11-20 | 株式会社小糸製作所 | 前照灯用エイミング装置 |
| JP3128617B2 (ja) * | 1997-04-04 | 2001-01-29 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具のレベリング調整装置 |
| JP3251201B2 (ja) * | 1997-06-12 | 2002-01-28 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
| JPH1116404A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-22 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
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