JPH071916A - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
乗用車用空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH071916A JPH071916A JP5143943A JP14394393A JPH071916A JP H071916 A JPH071916 A JP H071916A JP 5143943 A JP5143943 A JP 5143943A JP 14394393 A JP14394393 A JP 14394393A JP H071916 A JPH071916 A JP H071916A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- carcass
- width
- bead
- outermost layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操安性等を損なうことなくワダチ路での直進
性を向上する。 【構成】 左右一対のビードコア1 のまわりを内側から
外側にかけて折返して両ビードコア1 を互いに連結する
カーカス2 を備え、該カーカス2 とカーカス折返し部2A
の間に、ビードコア1 から径外方向に延伸するビードフ
ィラー3 を備え、前記カーカス2 のクラウン部外側にベ
ルト層4 を配置していて、接地幅TWがタイヤ最大幅SWの
65%以上でかつショルダ5 のRが接地幅TWの20〜25%の
乗用車用空気入りラジアルタイヤTである。前記ベルト
層4 における最外層4Bのコード角度が赤道面に対して22
゜以上とされており、前記最外層4Bはタイヤ接地幅TWよ
り広幅とされており、更に、前記ビードフィラー3 の高
さBHはタイヤ断面高さSHの35〜40%とされており、トレ
ッド半径RTがタイヤ最大幅SWの 1.6倍以下とされてい
る。
性を向上する。 【構成】 左右一対のビードコア1 のまわりを内側から
外側にかけて折返して両ビードコア1 を互いに連結する
カーカス2 を備え、該カーカス2 とカーカス折返し部2A
の間に、ビードコア1 から径外方向に延伸するビードフ
ィラー3 を備え、前記カーカス2 のクラウン部外側にベ
ルト層4 を配置していて、接地幅TWがタイヤ最大幅SWの
65%以上でかつショルダ5 のRが接地幅TWの20〜25%の
乗用車用空気入りラジアルタイヤTである。前記ベルト
層4 における最外層4Bのコード角度が赤道面に対して22
゜以上とされており、前記最外層4Bはタイヤ接地幅TWよ
り広幅とされており、更に、前記ビードフィラー3 の高
さBHはタイヤ断面高さSHの35〜40%とされており、トレ
ッド半径RTがタイヤ最大幅SWの 1.6倍以下とされてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車用空気入りラジ
アルタイヤに係り、特に偏平率が70%以下のタイヤに利
用される。
アルタイヤに係り、特に偏平率が70%以下のタイヤに利
用される。
【0002】
【従来の技術】偏平率が70%以下の乗用車用空気入りラ
ジアルタイヤにあっては、操縦安定性の向上のためトレ
ッド幅を広くしかつ外観的な力強いイメージを確保する
ためショルダーのRを小さくしている。
ジアルタイヤにあっては、操縦安定性の向上のためトレ
ッド幅を広くしかつ外観的な力強いイメージを確保する
ためショルダーのRを小さくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の前述タ
イヤでは、わだち路での直進時にフラツキ現象が起こり
易く、ドライバーの心理的負担は相当大きなものであっ
た。そこで、本発明は、操安性、乗心地性を犠牲にする
ことなく、わだち路での直進時のフラツキを抑制し得る
乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供することが目的
である。
イヤでは、わだち路での直進時にフラツキ現象が起こり
易く、ドライバーの心理的負担は相当大きなものであっ
た。そこで、本発明は、操安性、乗心地性を犠牲にする
ことなく、わだち路での直進時のフラツキを抑制し得る
乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供することが目的
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右一対のビ
ードコア1 のまわりを内側から外側にかけて折返して両
ビードコア1 を互いに連結するカーカス2 を備え、該カ
ーカス2 とカーカス折返し部2Aの間に、ビードコア1 か
ら径外方向に延伸するビードフィラー3 を備え、前記カ
ーカス2 のクラウン部外側にベルト層4 を配置してい
て、接地幅TWがタイヤ最大幅SWの65%以上でかつショル
ダ5 のRが接地幅TWの20〜25%の乗用車用空気入りラジ
アルタイヤTにおいて、前述の目的を達成するため次の
技術的手段を講じている。
ードコア1 のまわりを内側から外側にかけて折返して両
ビードコア1 を互いに連結するカーカス2 を備え、該カ
ーカス2 とカーカス折返し部2Aの間に、ビードコア1 か
ら径外方向に延伸するビードフィラー3 を備え、前記カ
ーカス2 のクラウン部外側にベルト層4 を配置してい
て、接地幅TWがタイヤ最大幅SWの65%以上でかつショル
ダ5 のRが接地幅TWの20〜25%の乗用車用空気入りラジ
アルタイヤTにおいて、前述の目的を達成するため次の
技術的手段を講じている。
【0005】すなわち、本発明は、前記ベルト層4 にお
ける最外層4Bのコード角度が赤道面に対して22゜以上と
されており、前記最外層4Bはタイヤ接地幅TWより広幅と
されており、更に、前記ビードフィラー3 の高さBHはタ
イヤ断面高さSHの35〜40%とされており、トレッド半径
RTがタイヤ最大幅SWの 1.6倍以下とされていることを特
徴とするものである。
ける最外層4Bのコード角度が赤道面に対して22゜以上と
されており、前記最外層4Bはタイヤ接地幅TWより広幅と
されており、更に、前記ビードフィラー3 の高さBHはタ
イヤ断面高さSHの35〜40%とされており、トレッド半径
RTがタイヤ最大幅SWの 1.6倍以下とされていることを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明に係る空気入りラジアルタイヤを乗用車
に装着して走行しているとき、わだち路での直進時のフ
ラツキは、トレッド半径RTがタイヤ最大幅の1.6 倍以下
であるとともにベルト層4 における最外層4Bのコード角
度が赤道面に対して22゜以上とされていることによって
抑制されて直進性を向上する。
に装着して走行しているとき、わだち路での直進時のフ
ラツキは、トレッド半径RTがタイヤ最大幅の1.6 倍以下
であるとともにベルト層4 における最外層4Bのコード角
度が赤道面に対して22゜以上とされていることによって
抑制されて直進性を向上する。
【0007】また、ビードフィラー3 の高さBHはタイヤ
断面高さの35%〜40%であることから、直進時のフラツ
キを抑制しつつ乗心地を損なうことがない。
断面高さの35%〜40%であることから、直進時のフラツ
キを抑制しつつ乗心地を損なうことがない。
【0008】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1において、乗用車用空気入りラジアルタイヤT
は、左右一対のビードコア1 のまわりを内側から外側に
かけて折返して両ビードコア1 を互いに連結するカーカ
ス2 を備えているとともに、カーカス2 とカーカス折返
し部2Aの間に、ビードコア1 から径外方向に延伸する断
面楔状のビードフィラー3 を備え、前記カーカス2 のク
ラウン部外側にベルト層4 が配置されている。
る。図1において、乗用車用空気入りラジアルタイヤT
は、左右一対のビードコア1 のまわりを内側から外側に
かけて折返して両ビードコア1 を互いに連結するカーカ
ス2 を備えているとともに、カーカス2 とカーカス折返
し部2Aの間に、ビードコア1 から径外方向に延伸する断
面楔状のビードフィラー3 を備え、前記カーカス2 のク
ラウン部外側にベルト層4 が配置されている。
【0009】更に、接地幅TW (以下、図2は赤道面タイ
ヤセンターL−Lの右半分を示しているので、TW/2等と
表示している) は、タイヤ最大幅SW (SW/2) の65%以上
でかつショルダー5 のRは接地幅TWの20〜25%とされて
いて扁平率が70%以下とされている。なお、図におい
て、SHはタイヤ断面高さを示している。
ヤセンターL−Lの右半分を示しているので、TW/2等と
表示している) は、タイヤ最大幅SW (SW/2) の65%以上
でかつショルダー5 のRは接地幅TWの20〜25%とされて
いて扁平率が70%以下とされている。なお、図におい
て、SHはタイヤ断面高さを示している。
【0010】前記ベルト層4 は、スチールコード等より
なっていて内層となる第1ベルト層4Aと最外層4Bとなる
第2ベルト層よりなっていて、最外層4Bのコード角度θ
は赤道面L−Lに対し22゜以上とされ、第1ベルト層4A
のコードと交差されている。ここで、最外層4Bのコード
角度が22゜以下であると直進性が悪くなることから22゜
以上とされている。
なっていて内層となる第1ベルト層4Aと最外層4Bとなる
第2ベルト層よりなっていて、最外層4Bのコード角度θ
は赤道面L−Lに対し22゜以上とされ、第1ベルト層4A
のコードと交差されている。ここで、最外層4Bのコード
角度が22゜以下であると直進性が悪くなることから22゜
以上とされている。
【0011】更に、最外層4Bはタイヤ接地幅TW (TW/2)
よりもBW (BW/2) で図示する如く広幅とされていて、ト
レッド半径RTはタイヤ幅SW (SW/2) の1.6 倍以下とされ
ている。また、ビードフィラー3 の高さ (長さ)BH は、
タイヤ断面高さSHの35%〜40%とされている。
よりもBW (BW/2) で図示する如く広幅とされていて、ト
レッド半径RTはタイヤ幅SW (SW/2) の1.6 倍以下とされ
ている。また、ビードフィラー3 の高さ (長さ)BH は、
タイヤ断面高さSHの35%〜40%とされている。
【0012】ここで、35%以下では剛性が低くなって、
直進時のフラツキを抑制することが困難であり、一方、
40%以上では、剛性が高くなりすぎて乗心地が悪くな
る。次に、155/70R13 の空気入りラジアルタイヤを例に
採って比較例A, Bと本発明の実施例A, Bとをテスト
した結果を下記表1に示す。
直進時のフラツキを抑制することが困難であり、一方、
40%以上では、剛性が高くなりすぎて乗心地が悪くな
る。次に、155/70R13 の空気入りラジアルタイヤを例に
採って比較例A, Bと本発明の実施例A, Bとをテスト
した結果を下記表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】上記表1でも明らかな如く、本発明によれ
ば、操安性、乗心地性を損なうことなく直進性を向上で
きた。
ば、操安性、乗心地性を損なうことなく直進性を向上で
きた。
【0015】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、操
向性、乗心地性を損なうことなくわだち路において直進
時のフラツキを抑制し直進性を向上できる。
向性、乗心地性を損なうことなくわだち路において直進
時のフラツキを抑制し直進性を向上できる。
【図1】本発明の実施例を示し、(A)は断面図、
(B)はブレーカの平面図である。
(B)はブレーカの平面図である。
1 ビードコア 2 カーカス 3 ビードフィラー 4 ベルト層 4B 最外層 5 ショルダー
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のビードコア(1) のまわりを内
側から外側にかけて折返して両ビードコア(1) を互いに
連結するカーカス(2) を備え、該カーカス(2) とカーカ
ス折返し部(2A)の間に、ビードコア(1) から径外方向に
延伸するビードフィラー(3) を備え、前記カーカス(2)
のクラウン部外側にベルト層(4) を配置していて、接地
幅(TW)がタイヤ最大幅(SW)の65%以上でかつショルダ
(5) のRが接地幅(TW)の20〜25%の乗用車用空気入りラ
ジアルタイヤ (T) において、 前記ベルト層(4) における最外層(4B)のコード角度が赤
道面に対して22゜以上とされており、 前記最外層(4B)はタイヤ接地幅(TW)より広幅とされてお
り、 更に、前記ビードフィラー(3) の高さ(BH)はタイヤ断面
高さ(SH)の35〜40%とされており、 トレッド半径(RT)がタイヤ最大幅(SW)の 1.6倍以下とさ
れている。ことを特徴とする乗用車用空気入りラジアル
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143943A JPH071916A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143943A JPH071916A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071916A true JPH071916A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15350672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143943A Pending JPH071916A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071916A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014103069A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
WO2014175276A1 (ja) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143943A patent/JPH071916A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014103069A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JPWO2014103069A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-01-12 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN104884272B (zh) * | 2012-12-28 | 2017-04-12 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
US9987883B2 (en) | 2012-12-28 | 2018-06-05 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
WO2014175276A1 (ja) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2014213649A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
US10569603B2 (en) | 2013-04-23 | 2020-02-25 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
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