JPH07187298A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH07187298A
JPH07187298A JP33739593A JP33739593A JPH07187298A JP H07187298 A JPH07187298 A JP H07187298A JP 33739593 A JP33739593 A JP 33739593A JP 33739593 A JP33739593 A JP 33739593A JP H07187298 A JPH07187298 A JP H07187298A
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JP
Japan
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refueling
nozzle
amount
oil
preset
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JP33739593A
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English (en)
Inventor
芳夫 ▲高▼橋
Yoshio Takahashi
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプリセット給油終了後、給油ノズル
が閉弁操作されたことを確認する給油ノズル開弁検知機
能を有する給油装置を提供することを目的とする。 【構成】 制御装置12は、プリセット給油終了後、給
油ノズル3がノズル掛け4に戻されると給油ホース5内
の圧力が所定圧力に達するまでポンプ9を動作させて給
油ホース5内に油液を充填する。そして、メモリ13に
は、給油ホース5内の圧力が所定圧力に達するまでの充
填可能量が記憶される。制御装置12は、このメモリ1
3に記憶された充填可能量に基づいてプリセット給油終
了後の充填回数を設定し、該充填回数の油液充填動作中
の充填量がメモリ13に記憶された充填可能量を越えた
とき、ポンプ9を停止させるとともに給油ノズル3が開
弁状態であると判別し、充填回数を過ぎても給油ホース
への充填量が充填可能量を越えないとき、給油ノズル3
が閉弁状態であると判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給油装置に係り、特に予
めプリセットされた所定の給油量が給油されると給油動
作を停止させるプリセット給油機能を有する給油装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】給油所等に設置される給油装置には、給
油顧客の希望により給油前に設定される所望の給油量を
給油ホース先端に設けられた給油ノズルから供給したと
きにポンプを停止させるプリセット給油機能が備えられ
ている。
【0003】給油所の作業員は、顧客の自動車が到着す
ると、「満タン給油」か「プリセット給油」かを確認し
て給油作業を行う。プリセット給油を行う場合、先ず、
作業員は、顧客から指定された給油量あるいは給油金額
(例えば、20リットルあるいは5千円)の数値データ
を入力(プリセット)する。そして、燃料タンクの給油
口に給油ノズルの吐出パイプを挿入して給油ノズルに設
けられたノズルレバーを操作し、ノズルレバーに連動し
て動作する給油ノズル内の主弁を開弁させる。
【0004】これにより、給油が開始され、給油量が流
量計により計測され始め、自動車の燃料タンクに給油さ
れた給油量の積算値あるいは給油金額の積算値がプリセ
ット値に達すると、ポンプが停止する。その後、作業員
は、給油ノズルのノズルレバーを閉弁位置に操作した
後、給油ノズルをノズル掛けに戻す。その際、作業員は
給油ノズルのノズルレバーを閉弁位置に操作することを
忘れることがある。
【0005】即ち、上記プリセット給油機能を有する給
油装置は、給油所の作業員が手動操作によって給油ノズ
ルを開閉する通常の給油作業とは異なり、所定のプリセ
ット量に達したとき給油ノズルの主弁の開閉に拘わらず
自動的にポンプの駆動が停止して定量給油を行うもので
ある。
【0006】よって、給油ノズルが開弁したままの状態
となっているのに作業員が気付かずに、給油ノズルをノ
ズル掛けに戻してしまうことがある。その結果、次回の
給油作業に際して給油ノズルをノズル掛けから外すと、
ポンプが起動されて開弁されたままの給油ノズルの吐出
パイプから油液が溢出してしまうことになる。
【0007】そのため、従来の給油装置には、プリセッ
ト給油終了後、給油ノズルが開弁していることを確認す
る機能が設けられている。この給油ノズル開弁検知機能
とは、プリセット給油終了後、給油ノズルがノズル掛け
に戻されると、ポンプが駆動され、その間に流量計によ
り計測された流量が所定量以下であるときは、給油ノズ
ルが閉弁されていると判断する。
【0008】即ち、給油ノズルが閉弁状態にあればプリ
セット給油終了後にポンプを起動させると、給油ホース
内に油液が充填されるとともに給油ホース自体が圧力に
より膨張するため、給油ホース内の圧力が所定圧力にな
るまで、油液を充填することが可能となり、油液供給量
が充填可能量に達すると給油ホース内の圧力が所定圧力
となり、この所定圧力に対応してポンプに内蔵されたリ
リーフ弁が開弁し、油液がポンプ内を循環して流量計に
到達しないため、流量計からの流量パルスが停止する。
【0009】ところが、給油ノズルが開弁状態のままノ
ズル掛けに戻された場合、油液供給量が給油ノズルが閉
弁した状態での油液充填可能量を越えても油液は給油ノ
ズルから吐出しているため、流量計からの流量パルスが
出力され続けることになり、給油ノズルが開弁状態であ
ることが判別できる。
【0010】上記のように、プリセット給油機能(間欠
的に油液を充填するインチングによるもの、連続的に油
液を充填するものを問わず)を有する給油装置には、給
油ノズルの弁が開弁しているか否かを検知するための開
弁検知機能が備えられている。この開弁検知機能を有す
る給油装置において、連続的に油液の充填を行う構成の
開弁検知である場合に給油ノズルが開弁していたときに
は、ポンプモータを停止させてもポンプの慣性で給油ホ
ースへの油液の行過量が発生し、この結果として漏れ量
が多くなってしまう。
【0011】このような問題を解決するために、例えば
特開昭60−23199号公報にみられるようなインチ
ングを行う構成の給油装置が提案されている。この提案
の給油装置は、所定の微小時間のポンプモータの駆動の
繰り返しによりポンプの慣性が働くことを抑えて行過量
(漏れ量)を最小限に抑えるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年、給油装置によっ
て給油ホースの長さが異なるため、上記給油ノズル開弁
検知機能の精度を高めるには、各給油装置毎に油液充填
可能量を設定する必要がある。ところが、従来の給油装
置では、予め実験により計測された給油量がプリセット
給油終了後の油液充填可能量として設定されるため、例
えば給油ホースの全長が実験に使用したものよりも長い
と、給油ノズルが閉弁状態であっても油液充填可能量以
上に油液を充填することができ、毎回給油ノズルが開弁
状態になっていると誤判断してしまう。
【0013】又、これとは逆に給油ホースの全長が実験
に使用したものよりも短い場合、必要以上に油液を充填
することになり、充填回数及び充填時間が余計にかか
り、開弁確認の結果が出るまでの待ち時間が余分にかか
ることになる。
【0014】しかるに、上記提案のような給油装置で
は、所定の微小時間が決められた時間であり、微小時間
が多い場合には、インチング回数を少なくすることがで
きるが行過量(漏れ量)が多い。又、微小時間が少ない
場合には、行過量(漏れ量)を少なくできるが、インチ
ング回数が多くなる。
【0015】しかも、給油ホースの長さや配管長さが給
油装置により異なる場合、開弁検知のための所定の微小
時間もまちまちになる。このような問題を解決するため
に、例えば特開昭63−191799号公報にみられる
ように、メモリに記憶された開弁検知データに基づいて
給油ノズルが開弁しているか否かを判定する給油装置が
提案されている。この給油装置は、給油ノズルが開弁し
ている状態の充填量を開弁検知量として開弁検知量記憶
テーブルに記憶させておき、プリセット給油時に給油ノ
ズルがノズル掛けに戻された後に充填された充填量と開
弁検知量記憶テーブルに記憶された開弁検知量とを比較
して給油ノズルが開弁しているか否かを判定するように
なっている。
【0016】しかるに、この給油装置においては、開弁
検知量記憶テーブルに記憶された開弁検知量とを比較す
ることにより充填時間を自動的に適切な時間に調整する
ことができるようになっているが、行過量(漏れ量)を
少なくできる反面、インチング回数が多くなる。
【0017】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端が送液手
段に接続され、他端が給油ホースの基端に接続されて途
中に流量計が設けられた給油管路と、該流量計に備えら
れ、該流量計が計測する流量に基づき流量パルス信号を
出力するパルス発信器と、前記給油ホースの先端に設け
られ、側面に突設されたレバーに連動して開閉する弁を
有する給油ノズルと、給油前に所望の給油量が設定され
ると、給油ノズルの開弁操作により給油を開始するとと
もに、該所望の給油量が流量計により計測されると、前
記給油ノズルの弁の開弁状態に拘わらず、前記送液手段
による給油管路への送液を停止させるプリセット給油手
段と、前記プリセット給油手段によるプリセット給油作
業終了後、前記送液手段を動作させて前記給油ホース内
に油液を充填する油液充填制御手段と、該油液充填制御
手段により、前記給油ホースに油液を充填している際
に、充填可能量を越えたとき前記給油ノズルが開弁状態
であると判別する判別手段と、を有する給油装置におい
て、前記給油ノズルの弁を開弁状態で送液手段による油
液の送液を停止させた状態で充填可能量の測定を指示す
る測定指示手段と、前記給油ノズルの閉弁状態時に、前
記油液充填制御手段により前記給油ホース内に充填され
る油液の量を計測し、当該充填計測量を演算して充填時
間及び充填回数を設定する設定手段と、を備えてなるこ
とを特徴とする。
【0019】
【作用】測定指示手段により給油ノズルの弁を開弁状態
で送液手段による油液の送液を停止させた状態で充填可
能量の測定を指示するとともに、給油ノズルの閉弁状態
時に、油液充填制御手段により給油ホース内に充填され
る油液の量を計測し、当該充填計測量を演算して設定手
段により充填時間及び充填回数を設定することにより、
予め充填時間及び充填回数を実験により求めておく必要
がなく、開弁検知の際に給油ノズルの弁が開弁している
ときの漏れ量が減少する。
【0020】
【実施例】図1に本発明になる給油装置の一実施例を示
す。
【0021】同図中、給油装置1は給油所の給油現場に
設置され、装置本体2の側面には給油ノズル3に接続さ
れた給油ホース5が引き出されている。給油ノズル3は
通常、装置本体2の側面に設けられたノズル掛け4に掛
止されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着する
と、作業者は給油ノズル3をノズル掛け4から外し自動
車の燃料タンク6の給油口6aに給油ノズル3の吐出パ
イプ3aを挿入して給油を行う。
【0022】給油ホース5は装置本体2内において、給
油系統の配管7に接続されている。配管7は地下タンク
(図示せず)に接続されており、配管7途中には給油ポ
ンプ9,流量計10が配設されている。又、ノズル掛け
4にはノズルスイッチ11が設けられている。このノズ
ルスイッチ11はノズル掛け4に給油ノズル3が戻され
たときオフになり、給油ノズル3がノズル掛け4から外
されるとオンに切り換わる。
【0023】12は制御装置で、後述するようにプリセ
ット給油処理及びプリセット給油終了後の給油ノズル閉
弁確認処理を実行する。又、メモリ13には、各種デー
タ及びプログラムとプリセット給油終了後の給油ノズル
閉弁確認処理を行う際の油液充填量、充填回数、充填時
間が記憶された油液充填テーブルが入力されている。
尚、油液充填テーブルには、プリセットされた定量値に
達するまでの給油残量ΔP1,ΔP2,…ΔPn を記憶する
給油残量記憶エリアと、給油残量に対応するポンプモー
タ9aを駆動するための微小駆動時間t1,2,…tn
記憶する微小駆動時間記憶エリアと、プリセット給油終
了後の給油ノズル閉弁確認処理を行う際の後述の学習モ
ードの処理で設定される油液充填量が記憶された油液充
填量記憶エリアと、後述のプリセット学習で設定される
ポンプモータインチング動作時間−パルス数のデータテ
ーブルが記憶されたポンプモータ微小付勢データ記憶エ
リアと、が設けられている。
【0024】14は表示器で、金額表示器14aと、給
油量表示器14bと、単価表示器14bとが配設されて
いる。
【0025】15はプリセット設定器で、例えば所定の
給油量あるいは給油金額を入力するテンキー15aと、
テンキー15aにより入力された数値をプリセット値と
して設定する設定スイッチ15bとが配設されている。
【0026】16は警報器で、給油ノズル3が開弁状態
のままノズル掛け4に掛けられている場合、警報を発し
て作業者に知らせる。又、上記メモリ13,表示器1
4,プリセット設定器15,警報器16は、夫々制御装
置12に接続され、後述するように作動する。
【0027】尚、給油所の作業員が給油ノズル3をノズ
ル掛け4から外すと、ポンプ9が起動されて地下タンク
に貯蔵された油液が汲み上げられる。給油ノズル3の吐
出パイプ3aが燃料タンク6の給油口6aに挿入され
て、給油ノズル3のノズルレバー3bが開弁方向に操作
されると、給油開始となる。又、給油時、流量計10は
給油量を計測し、流量パルス発信器10aが流量パルス
を制御装置12へ出力する。そして、制御装置12は流
量パルスを積算し、給油量表示器14に給油量を表示す
る。
【0028】ここで作業者が行う学習作業の手順につき
説明する。 先ず、プリセット設定器15により学習モードを設
定する。 給油ノズル3を油タンクの給油口に挿入してノズル
レバーを操作して開弁させる。 学習モードのプリセット学習の学習作業(後述のス
テップS2)が終わったならば給油ノズル3をノズル掛
け4に戻す。 油液が給油された油タンクの中の油を給油所の地下
タンクに戻す。
【0029】ここで、制御装置12が実行する処理につ
き説明する。
【0030】図2のメインフローチャートに示す学習モ
ードの処理は、例えば給油装置を給油所に設置するとき
に上記プリセット設定器15が操作されることにより実
行される。尚、本実施例では、プリセット給油終了後の
給油ホース5への油液の充填動作は、連続的に油液を充
填する方式、つまりポンプモータ9aが1回駆動される
間に可能充填量を充填する方式が採用されているものと
する。
【0031】図2中、ステップS1(以下「ステップ」
を省略する)において、ノズルスイッチ11がオンに切
り替わったかどうかをチェックする。S1で給油ノズル
3がノズル掛け4から外されてノズルスイッチ11がオ
ンに切り換わると、S2に進む。
【0032】S2においては、ポンプモータ微小付勢デ
ータ記憶テーブルをプリセット学習としてポンプモータ
を微小時間to だけ付勢してどれだけの流量パルスno
が発信されるかをポンプモータ微小付勢データ記憶テー
ブルとして微小時間t1 , 2 …tn 毎にそれに対応す
る流量パルスn1,2 …nn を記憶していき、ポンプモ
ータ微小付勢データ記憶テーブルを作成してポンプモー
タ微小付勢データ記憶エリアに記憶する。
【0033】尚、S2におけるポンプモータ微小付勢デ
ータ記憶テーブルの作成方法については、前述した特開
昭63−191799号公報に詳細に説明されているた
め、ここではその説明を省略する。
【0034】次のS3で給油ノズル3がノズル掛け4に
戻されてノズルスイッチ11がオフに切り換わると、S
4に進みポンプモータ9aを駆動させて油液をポンプ9
により給油ノズル3側に圧送させる。
【0035】次のS5では、制御装置12の内部のタイ
マをリセットスタートさせる。
【0036】そして、S6では流量計10のパルス発信
器10aからのパルス数Nを計測し、パルス数Nをメモ
リ13内に設けられたパルスカウンタPCに積算してい
く。
【0037】次のS7では、流量計10のパルス発信器
10aから出力される流量パルスが消勢しているか否か
をチェックする。
【0038】このS7において、流量パルスが出力され
ている場合には、S8に進み、S5でリセットスタート
したタイマが所定時間Tmaxになったか否かをチェッ
クし、所定時間Tmax以上になっていない場合には、
S7に戻り、所定時間Tmax以上になっている場合に
は、S9でポンプモータ9aを停止した後、S10でエ
ラー表示を行い異常を報知する。
【0039】ここで、所定時間Tmaxは、給油ホース
5が空の状態で油液を充填し得る最大量に達するまでの
時間として予め設定されており、この所定時間Tmax
を越えて流量パルスが発信され続けている場合は、給油
ホース5から漏れが生じている場合や、又は作業者が給
油ノズル3の主弁を閉弁して設定作業を行っていない場
合等、給油装置に異常がある場合である。
【0040】又、S7において、流量パルスが出力され
ていない場合には、S11に進み、ポンプモータ9aを
停止した後、S12に進み、S6で計測しはじめたパル
ス発信器10aからのパルス数NをパルスカウンタPC
から読み込む。
【0041】S13では、後述する充填量演算処理によ
り、ノズル開弁検知のための油液の充填量をS12で読
み込んだパルスカウンタPCのパルス数Nに基づいて演
算する。
【0042】次にメインフローチャートのS13に示さ
れる充填量演算処理の充填量演算処理1のフローチャー
トを参照して説明する。
【0043】図3中、先ず、S51では、パルス数Nに
余裕数Yを加えて、この演算結果を充填パルス数Noと
して記憶する。
【0044】ここで、実際の充填量をノズル開弁検知の
時に充填したのでは、開弁しているか否かがわからない
ため、実際の充填量よりも多い量の油液を充填する必要
がある。
【0045】そのため、S51では、予め定められた余
裕数Y(例えば3パルス位)を加えて実際のパルス数N
よりも大きい値としておく。そして、S52において、
メインフローチャートのS2に示されるプリセット学習
により作成したモータ微小駆動データのデータテーブル
からパルス数Noに対応するモータの微小駆動時間Tを
読み出す。
【0046】続いて、図4に示す給油処理について説明
する。
【0047】図4中、S21で給油装置1の主電源が投
入されると、S22に進み、給油開始可能状態にセット
する。次のS23では主電源がオフに切り換えられたか
どうかをチェックしており、主電源がオンのままである
ときは、S24に進み給油ノズル3がノズル掛け4から
外されかどうかをチェックする。
【0048】もし、ノズル掛け4のノズルスイッチ11
がオフのままであるときは、S25に進み、ノズル弁開
フラグをオンにセットされているかどうかをチェックす
る。このS25において、ノズル弁開フラグをオンにセ
ットされていないときはS26に進み、プリセット給油
を行うかどうかをチェックする。
【0049】もし、S26において、プリセット給油の
指定があった場合は、S27に進み、プリセットフラグ
をオンにする。次のS28では、ポンプモータ9aを駆
動し、S29で給油動作処理(プリセットフラグがオン
の場合には、プリセット給油)を実行し、給油ノズル3
の開弁操作により自動車の燃料タン6に給油された給油
量及び給油金額を積算する。
【0050】次のS30では、給油ノズル3がノズル掛
け4に戻されて、ノズルスイッチ11がオンになったか
どうかをチェックしており、給油ノズル3がノズル掛け
4に戻されるまで、S29の給油動作処理を実行する。
又、このS30において、ノズルスイッチ11がオンに
なった場合には、S31に進み、プリセットフラグがオ
ンかどうかをチェックする。
【0051】そして、もしプリセットフラグがオフの場
合は、プリセット給油ではなく通常の満タン給油のた
め、S32に進み、ポンプモータ9aを停止させる。し
かし、プリセットフラグがオンの場合は、S43でプリ
セットフラグをオフにした後、後述するS35に進みプ
リセット給油終了後の給油ノズル閉弁確認処理を行う。
【0052】又、上記S25において、ノズル弁開フラ
グがオンにセットされているときは、S33に進み、給
油ノズル3を閉弁操作するように指示し、その後S34
で給油ノズル3がノズル掛け4に戻されて、ノズルスイ
ッチ11がオンになったかどうかをチェックする。
【0053】S34において、給油ノズル3がノズル掛
け4に戻されると、S35に進み、ポンプモータ9aを
運転させる。そして、次のS36では、流量計10のパ
ルス発信器10aから発信されたパルス数Nをカウント
して給油ノズル3が閉弁した後の総充填量を算出し、総
充填量が予め設定された油液の充填可能量を越えたかど
うかをチェックする。
【0054】もし、総充填量が所定の充填可能量を越え
た場合は、給油ノズル3が閉弁操作されずにノズル掛け
4に戻されたものと判断してS44に進み、ポンプモー
タ9aを停止させる。続いて、S37で、ノズル弁開フ
ラグをオンにセットする。そして、S38で警報器16
より警報を発して作業員に給油ノズル3が開弁状態であ
ることを報知する。
【0055】又、S36において、総充填量が予め設定
された充填可能量を越えていないときは、S39に進
み、パルス発信器10aからパルスが発信されていない
ことを確認する。もし、S39において、パルス発信器
10aからパルスが発信された場合は、再度S36に戻
り総充填量が予め設定された油液の充填可能量を越えた
かどうかをチェックする。
【0056】しかし、S39において、パルス発信器1
0aからのパルスが無い場合は、S40に進み、ポンプ
モータ9aを停止させる。続いてS41でノズル弁開フ
ラグをオフにするとともに、S42で警報器16を停止
状態にする。
【0057】このように、予め学習モードにより設定さ
れた給油ホース5の長さに応じた充填量となるまでポン
プモータ9aを運転させることにより、プリセット給油
終了後の給油ノズル閉弁確認処理を行うので、給油ノズ
ル3の開閉状態を正確に判別することができるととも
に、給油ノズル開弁時の漏れ量が最小限で済む。従っ
て、例えば給油所によって給油ホース5の長さが異なる
場合でも、上記学習モードにより当該給油ホース5の長
さに応じた充填可能量を設定することができるため、給
油ノズル開弁検知機能の精度が高められる。
【0058】次に、本発明の変形例につき説明する。
【0059】尚、この変形例では、プリセット給油終了
後の給油ホース5への油液の充填動作は、間欠的に油液
を充填するインチングによる方式、つまりポンプモータ
9aが複数回間欠的に駆動されて可能充填量を充填する
方式が採用されているものとする。
【0060】前述した学習モードを実行する際の処理
は、上記図2のメインフローチャートと同じため、その
説明は省略する。しかし、図2のS13については、図
5に示す充填演算処理2が実行される。
【0061】図5中、S61では、パルス数Nに余裕数
Yを加えて、この演算結果を充填パルス数Noとして記
憶する。
【0062】ここで、実際の充填量をノズル開弁検知の
時に充填したのでは、開弁しているか否かがわからない
ため、実際の充填量よりも多い量の油液を充填する必要
がある。
【0063】そのため、S61では、予め定められた余
裕数Yを加えて実際のパルス数Nよりも大きい値として
おく。そして、S62において、インチングによる充填
回数を3回として1回当たりの充填量(パルス数)を求
める。
【0064】続いて、S63に進み、メインフローチャ
ートのS2に示されるプリセット学習により作成したモ
ータ微小駆動データのデータテーブルから1回のパルス
数N a に対応するモータの微小駆動時間Ta を読み出
す。
【0065】次のS64では、剰余パルスNb があるか
どうかをチェックする。もし、S64において、上記S
62でインチングによる充填回数を3回として1回当た
りの充填量(パルス数)を求める際に剰余パルスNb
あったときは、S65に進み、モータ微小駆動データの
データテーブルから剰余パルスNb に対応するモータの
微小駆動時間Ta を読み出す。
【0066】尚、本変形例では、充填回数を予め3回と
して設定しているが、これに限らず、充填回数を何回に
でも設定して良い。又、学習モード作業時にテンキー等
により充填回数を設定しても良い。
【0067】次に給油モードにつき説明する。
【0068】インチングを行う場合、図6に示すフロー
チャートの処理を実行することになる。図6中、前述し
た図4と共通の処理については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0069】従って、ここでは、図6の特徴となる処理
についてのみ説明することにする。
【0070】図6のS34において、給油ノズル3がノ
ズル掛け4に戻されると、S35に進み、図7に示すよ
うにポンプモータ9aを瞬時運転(微小運転)させる。
そして、次のS36では、流量計10のパルス発信器1
0aから発信されたパルス数Nをカウントして給油ノズ
ル3が閉弁した後の総充填量を算出し、総充填量が予め
設定された油液の充填可能量を越えたかどうかをチェッ
クする。
【0071】もし、総充填量が所定の充填可能量を越え
た場合は、S37に進み、給油ノズル3が閉弁操作され
ずにノズル掛け4に戻されたものと判断し、ノズル弁開
フラグをオンにセットする。そして、S38で警報器1
6より警報を発して作業員に給油ノズル3が開弁状態で
あることを報知する。
【0072】しかし、S36において、総充填量が予め
設定された充填可能量を越えていないときは、S71に
進み、ポンプモータ9aの駆動回数が前述したように学
習モード(図5参照)で設定されている充填回数n(本
変形例では、3回もしくは4回)に達したかどうかをチ
ェックする。 S71において、ポンプモータ9aの駆
動回数が充填回数n以下のときは、再度S35に戻り、
上記S35〜S38,S71の処理を繰り返す。そし
て、図8に示すように、ポンプモータ9aを複数回間欠
的に瞬時運転(微小運転)させることにより、総充填量
が予め設定された充填可能量を越えたときは、前述した
ようにS37,S38の処理を実行して作業員に給油ノ
ズル3が開弁状態であることを報知する。
【0073】しかし、上記S71において、ポンプモー
タ9aの駆動回数が前述したように学習モード(図5参
照)で設定されている充填回数nに達しても総充填量が
予め設定された充填可能量を越えないときは、S40に
進み、ノズル弁開フラグをオフにするとともに、S41
で警報器16を停止状態にする。
【0074】このように、予め学習モードにより給油ホ
ース5の長さに応じて設定された充填量、充填回数とな
るまでポンプモータ9aを間欠運転させることにより、
プリセット給油終了後の給油ノズル閉弁確認処理を行う
ため、給油ノズルが開弁状態でも漏れ量が少なく、また
給油ノズル3の開閉状態を正確に判別することができ
る、従って、例えば給油所によって給油ホース5の長さ
が異なる場合でも、上記学習モードにより当該給油ホー
ス5の長さに応じた充填回数及び充填可能量を設定する
ことができるため、給油ノズル開弁検知機能の精度が高
められる。
【0075】尚、上記実施例では、地上設置型の給油装
置を一例として挙げたが、これに限らず、例えば給油ホ
ースが天井から吊下される懸垂式給油装置にも適用する
ことがきるのは勿論である。
【0076】又、上記実施例では、ポンプモータを駆動
又は停止させるように制御したが、これに限らず、例え
ば上記配管7(但し、ポンプ9より給油ノズル側)に電
磁弁を設け、この電磁弁をプリセット給油終了後に間欠
的に開弁又は閉弁させるようにしても良い。
【0077】さらに、上記実施例では、プリセット給油
作業終了直後に給油ノズル閉弁確認を行ったが、これに
限らず、プリセット給油作業終了後から次回の給油作業
開始前までの間であれば何時行っても良い。
【0078】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる給油装置は、
測定指示手段により給油ノズルの弁を開弁状態で送液手
段による油液の送液を停止させた状態で充填可能量の測
定を指示するとともに、給油ノズルの閉弁状態時に、油
液充填制御手段により給油ホース内に充填される油液の
量を計測し、当該充填計測量を演算して設定手段により
充填時間及び充填回数を設定するため、予め充填時間及
び充填回数を実験により求めておく必要がなく、開弁検
知の際に給油ノズルの弁が開弁しているときの漏れ量を
減少させることができる。又、充填時間及び充填回数が
必要最小限となるので、開弁検知を行う時間を短縮する
こともでき、例えば給油ホースを交換するような場合に
も充填時間、充填回数を記憶した記憶回路を交換する必
要もなくなり、点検作業も容易に行うことができる。従
って、給油ホースの全長が各装置毎に異なっていてもプ
リセット給油終了後に正確に給油ノズルが閉弁状態にあ
るか否かを判別することができ、しかも各給油装置毎に
最適な充填回数及び充填可能量を自動的に設定すること
ができるので、作業員の労力を増加させることなくプリ
セット給油終了後の給油ノズルの開閉状態を精度良く検
出することができ、次回給油時に給油ノズルが給油口に
挿入される前に油液が給油ノズルから溢れ出るといった
油漏れを防止することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】制御装置が実行する学習モードのメインフロー
チャートである。
【図3】メインフローチャートのS13で実行される充
填演算処理のフローチャートである。
【図4】制御装置が実行する給油モードのフローチャー
トである。
【図5】本発明の変形例の充填演算処理のフローチャー
トである。
【図6】変形例の給油モードのフローチャートである。
【図7】プリセット給油時の流量変化を示すグラフであ
る。
【図8】プリセット給油終了後の給油ノズル閉弁確認処
理動作時に実行される間欠ポンプ運転を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 給油装置 2 装置本体 3 給油ノズル 4 ノズル掛け 5 給油ホース 6 燃料タンク 9 給油ポンプ 10 流量計 11 ノズルスイッチ 12 制御装置 13 メモリ 14 表示器 15 プリセット装置 16 警報器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が送液手段に接続され、他端が給油
    ホースの基端に接続されて途中に流量計が設けられた給
    油管路と、 該流量計に備えられ、該流量計が計測する流量に基づき
    流量パルス信号を出力するパルス発信器と、 前記給油ホースの先端に設けられ、側面に突設されたレ
    バーに連動して開閉する弁を有する給油ノズルと、 給油前に所望の給油量が設定されると、給油ノズルの開
    弁操作により給油を開始するとともに、該所望の給油量
    が流量計により計測されると、前記給油ノズルの弁の開
    弁状態に拘わらず、前記送液手段による給油管路への送
    液を停止させるプリセット給油手段と、 前記プリセット給油手段によるプリセット給油作業終了
    後、前記送液手段を動作させて前記給油ホース内に油液
    を充填する油液充填制御手段と、 該油液充填制御手段により、前記給油ホースに油液を充
    填している際に、充填可能量を越えたとき前記給油ノズ
    ルが開弁状態であると判別する判別手段と、 を有する給油装置において、 前記給油ノズルの弁が開弁した状態で前記給油ホースへ
    の充填可能量の測定を指示する測定指示手段と、 該測定指示手段からの指示信号により前記給油ノズルの
    閉弁状態時に、前記油液充填制御手段により前記給油ホ
    ース内に充填される油液の量を計測し、当該充填計測量
    を演算して充填時間及び充填回数を設定する設定手段
    と、 を備えてなることを特徴とする給油装置。
JP33739593A 1993-12-28 1993-12-28 給油装置 Pending JPH07187298A (ja)

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