JPH1059498A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH1059498A
JPH1059498A JP23733796A JP23733796A JPH1059498A JP H1059498 A JPH1059498 A JP H1059498A JP 23733796 A JP23733796 A JP 23733796A JP 23733796 A JP23733796 A JP 23733796A JP H1059498 A JPH1059498 A JP H1059498A
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JP
Japan
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refueling
nozzle
motor
pump motor
mode
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JP23733796A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Yoyasu
光晴 与安
Yoshio Takahashi
芳夫 高橋
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油装置において、ポンプモータの回転数を
高低に制御して消費電力の低減と、ポンプに加わる負荷
を低減する。 【解決手段】 ステップ2でノズル掛けから給油ノズル
を外したか否かを判定し、外したときには、ステップ3
でポンプモータを低回転で回転させ、ステップ5で流量
計からの流量パルスの有無を判定し、油液が吐出を検出
したときにはステップ6でモータを高回転で駆動させ
る。給油ノズルによる実給油後にはステップ9でモータ
を低回転で駆動させる。これにより、給油動作に対応さ
せてポンプモータの回転数を制御でき、消費電力の低減
と、非給油時のモータの負荷を低減でき、モータの寿命
を延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の燃料タン
ク内に油液の供給を行うために、例えば固定式給油装置
または懸垂式給油装置として用いられる給油装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、給油装置には、固定式給油装置
と懸垂式給油装置とがあり、いずれの給油装置でも、給
油ノズルを待機位置から給油位置に移動させて該給油ノ
ズルの吐出パイプを車両の燃料タンクの給油口に挿入
し、給油ノズルに自動閉弁機構を内蔵した自動閉弁装置
を開弁することによって吐出パイプから油液の給油を行
うようになっている。
【0003】このため、ポンプを駆動するポンプモータ
の駆動制御は、給油ノズルを待機位置から給油位置に移
動したときから、再び待機位置に戻すまでの間はポンプ
モータを一定回転で回転させていた。
【0004】また、給油動作においては、車両の燃料タ
ンク内の油液が規定量に達した、所謂満タンになると、
吐出パイプの先端が液面により閉塞され、このとき吐出
パイプに発生する負圧を検知し、給油ノズルに内蔵され
た自動閉弁装置を閉弁する。これにより、油液の供給を
自動的に停止するようにしている(以下、自動満タン給
油という)。
【0005】しかし、自動閉弁装置を作動させて自動満
タン給油を行ったときでも、燃料タンク内の給油された
油液は、給油時における泡等の影響によって、実際には
満タンにはなっておらず、給油作業者は給油口から燃料
タンク内を覗きつつ操作レバーを操作して弁装置を開弁
させ、追加給油を行って燃料タンクを満タンにしてい
た。
【0006】また、他の給油動作としては、予め所望の
給油量を設定し、この設定給油量になると自動的にポン
プモータを停止させて定量給油を行う、所謂プリセット
給油がある。
【0007】さらに、近時はガソリン給油所のセルフサ
ービス化が問題となっており、給油所の専門作業者によ
る給油サービス(以下、フルサービスという)と、自動
車の運転者自身による給油サービス(以下、セルフサー
ビスという)とがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来技術では、ポンプモータの駆動制御は、給油ノズルを
待機位置から給油位置に移動した時点で起動し、常に給
油が行える状態となっている。このため、満タンになっ
て給油ノズルに内蔵した自動閉弁装置を閉弁して油液の
供給を停止した場合でも、ポンプモータは給油ノズルが
ノズル掛けに戻されるまで回転し続けていた。
【0009】従って、従来技術による給油装置では、実
際には油液の給油を行っていないとき、例えば給油ノズ
ルを待機位置から給油位置に移動させて給油動作に入る
までの間、給油ノズルに備えた自動閉弁装置によって自
動満タン給油が完了して油液の供給を停止したとき、給
油終了後から給油ノズルをノズル掛けに掛けるまでの
間、これらのときにはポンプモータを空転させることに
なり、電力を無駄に消費するという問題がある。
【0010】さらに、給油ノズルの自動閉弁装置を閉弁
した状態で、ポンプモータを駆動すると、ポンプから油
液を送出すことができず、ポンプモータに高負荷が加わ
り、該ポンプモータの耐久性を低下させるという問題が
ある。
【0011】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、ポンプモータの無駄な回転を低減して
消費電力を少なくすることのできる給油装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1による給油装置は、一端が給油タンク
に連なる配管と、該配管の途中に設けられ、ポンプモー
タによって駆動されるポンプおよび流量を計測する流量
計と、前記配管の他端側にホースを介して接続され、車
両の燃料タンクに油液を給油する給油ノズルと、該給油
ノズルが待機位置にあるか給油位置にあるかを検出する
ノズル位置検出手段とからなる。
【0013】そして、請求項1が採用する構成の特徴
は、前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油
位置にあることを検出したときに、前記ポンプモータを
低回転で駆動するモータ低回転駆動手段を設け、前記ノ
ズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置にある
ことを検出すると共に前記流量計によって給油ノズルか
ら油液が吐出されていることを検出したときに、前記ポ
ンプモータを高回転で駆動するモータ高回転駆動手段を
設ける構成としたことにある。
【0014】上記構成により、給油ノズルが給油位置に
あるときにはポンプモータを低回転で回転させているか
ら、ポンプモータと給油ノズルとの間には小さな圧力が
発生する。この状態で給油ノズルを開弁し給油動作を開
始すると、流量計から出力される信号によって給油開始
を検知でき、ポンプモータを高回転で駆動させて給油ノ
ズルに向けて油液を供給する。また、流量計から出力さ
れる信号によって非給油動作であることを検知したとき
には、ポンプモータを低回転で駆動させ電力消費を低減
する。また、非給油動作時にポンプモータの回転を下げ
ることによって、ポンプに加わる負荷を低減できる。
【0015】請求項2による給油装置は、一端が給油タ
ンクに連なる配管と、該配管の途中に設けられ、ポンプ
モータによって駆動されるポンプおよび流量を計測する
流量計と、前記配管の他端側にホースを介して接続さ
れ、車両の燃料タンクに油液を給油し、該燃料タンク内
が満タンになったときに自動閉弁する自動閉弁装置を備
えた給油ノズルと、該給油ノズルが待機位置にあるか給
油位置にあるかを検出するノズル位置検出手段とからな
る。
【0016】そして、請求項2の発明が採用する構成の
特徴は、前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが
給油位置にあることを検出したときに、前記ポンプモー
タを低回転で駆動するモータ低回転駆動手段を設け、前
記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置に
あることを検出すると共に前記流量計によって給油ノズ
ルから油液が吐出されていることを検出したときに、前
記ポンプモータを高回転で駆動するモータ高回転駆動手
段を設け、前記流量計によって給油ノズルの自動閉弁装
置が満タンになって閉弁したことを検出したときに、前
記ポンプモータを低回転で再駆動するモータ低回転再駆
動手段を設ける構成としたことにある。
【0017】上記構成により、給油ノズルが給油位置に
あるときにはポンプモータを低回転で回転させているか
ら、ポンプモータと給油ノズルとの間には小さな圧力が
発生する。この状態で給油ノズルを開弁し給油動作を開
始すると、流量計から出力される信号によって給油開始
を検知でき、ポンプモータを高回転で駆動させて給油ノ
ズルに向けて油液を供給する。また、流量計から出力さ
れる信号が非給油動作であることを検知したときには、
ポンプモータを低回転で駆動させ電力消費を低減する、
また、非給油動作時にポンプモータの回転を下げること
で、ポンプに加わる負荷を低減できる。一方、給油動作
中に燃料タンクが満タンになったときには、給油ノズル
に内蔵した自動閉弁装置が動作して油液の供給を停止す
ると共に、ポンプモータを低回転で駆動でき、満タン給
油後のポンプモータの回転数も低くして消費電力を低減
する。
【0018】請求項3による給油装置は、一端が給油タ
ンクに連なる配管と、該配管の途中に設けられ、ポンプ
モータによって駆動されるポンプおよび流量を計測する
流量計と、前記配管の他端側にホースを介して接続さ
れ、車両の燃料タンクに油液を給油する給油ノズルと、
該給油ノズルが待機位置にあるか給油位置にあるかを検
出するノズル位置検出手段とからなる。
【0019】そして、請求項3の発明が採用する構成の
特徴は、通常モードと省エネモードからなる給油態様の
いずれかを予め選択するモード選択スイッチを設け、該
モード選択スイッチによって省エネモードが選択されて
いるときに、前記ポンプモータの起動、停止を行うモー
タスイッチを設け、前記モード選択スイッチが通常モー
ドに選択されているときに、前記ノズル位置検出手段に
よって給油ノズルが給油位置にあることを検出している
間は前記ポンプモータを駆動する通常モードモータ駆動
手段を設け、前記モード選択スイッチが省エネモードに
選択されているときに、前記モータスイッチを起動操作
したときのみ前記ポンプモータを駆動する省エネモード
モータ駆動手段を設ける構成としたことにある。
【0020】上記構成により、モード選択スイッチで通
常モードに選択されているときには、通常モードモータ
駆動手段によって給油ノズルが給油位置にある間はポン
プモータは駆動される。これに対し、モード選択スイッ
チで省エネモードに選択されているときには、省エネモ
ードモータ駆動手段によってモータスイッチを起動操作
したときのみポンプモータを駆動する。これにより、ポ
ンプモータは給油ノズルを待機位置から給油位置で給油
動作を開始するまでの間は停止することができ、無駄な
消費電力を低減する。
【0021】請求項4による給油装置は、一端が給油タ
ンクに連なる配管と、該配管の途中に設けられ、ポンプ
モータによって駆動されるポンプおよび流量を計測する
流量計と、前記配管の他端側にホースを介して接続さ
れ、車両の燃料タンクに油液を給油し、該燃料タンク内
が満タンになったときに自動閉弁する自動閉弁装置を備
えた給油ノズルと、該給油ノズルが待機位置にあるか給
油位置にあるかを検出するノズル位置検出手段とからな
る。
【0022】そして、請求項4の発明が採用する構成の
特徴は、通常モードと省エネモードからなる給油態様の
いずれかを予め選択するモード選択スイッチを設け、該
モード選択スイッチによって省エネモードが選択されて
いるときに、前記ポンプモータの起動、停止を行うモー
タスイッチを設け、前記モード選択スイッチが通常モー
ドに選択されているときに、前記ノズル位置検出手段に
よって給油ノズルが給油位置にあることを検出している
間は前記ポンプモータを駆動する通常モードモータ駆動
手段を設け、かつ前記モード選択スイッチが省エネモー
ドに選択されているときに、前記ノズル位置検出手段に
よって給油ノズルが給油位置にあることを検出している
状態で前記モータスイッチを起動操作したとき、前記ポ
ンプモータを起動するモータ起動手段と、前記流量計に
よって給油ノズルの自動閉弁装置が満タンになって閉弁
したことを検出したときに、前記ポンプモータを停止さ
せるモータ自動停止手段と、該モータ自動停止手段でポ
ンプモータが停止した状態で前記モータスイッチを起動
操作したときに、再び前記ポンプモータを起動するモー
タ再起動手段とからなる省エネモードモータ駆動手段を
設ける構成としたことにある。
【0023】上記構成により、モード選択スイッチで通
常モードに選択されているときには、通常モードモータ
駆動手段によって給油ノズルが給油位置にある間はポン
プモータは駆動される。これに対し、モード選択スイッ
チで省エネモードに選択されているときには、省エネモ
ードモータ駆動手段によって、モータスイッチを起動操
作したときにポンプモータを起動し、給油ノズルに内蔵
した自動閉弁装置が満タンを検知して自動閉弁したとき
モータの回転を停止し、さらに停止後にモータスイッチ
が起動操作されているときには、再びポンプモータを起
動して自動満タン給油後の追加給油を行い、給油終了後
にはモータスイッチを停止操作する。これにより、給油
ノズルを給油位置で給油動作を開始するまでの間と、給
油動作終了から待機位置に給油ノズルを戻すまでの間、
給油作業者の意志でポンプモータを停止させることがで
き、消費電力を低減する。
【0024】さらに、請求項5による給油装置は、一端
が給油タンクに連なる配管と、該配管の途中に設けら
れ、ポンプモータによって駆動されるポンプおよび流量
を計測する流量計と、前記配管の他端側にホースを介し
て接続され、車両の燃料タンクに油液を給油し、該燃料
タンク内が満タンになったときに自動閉弁する自動閉弁
装置を備えた給油ノズルと、該給油ノズルが待機位置に
あるか給油位置にあるかを検出するノズル位置検出手段
とからなる。
【0025】そして、請求項5の発明が採用する構成の
特徴は、フルモードとセルフモードとを切換えるモード
選択スイッチを設け、前記ポンプモータが一度停止した
後に追加給油するために前記ポンプモータを起動、停止
する追加給油スイッチを設け、前記モード選択スイッチ
がフルモードに選択されているときに、前記ノズル位置
検出手段によって給油ノズルが給油位置にあることを検
出している間は前記ポンプモータを駆動するフルモード
モータ駆動手段を設け、かつ前記モード選択スイッチが
セルフモードに選択されているときに、前記ノズル位置
検出手段によって給油ノズルが給油位置にあることを検
出したときに前記ポンプモータを起動するモータ起動手
段と、前記流量計によって給油ノズルに自動閉弁装置が
満タンになって閉弁したことを検出したときに前記ポン
プモータを停止させるモータ自動停止手段と、該モータ
自動停止手段により前記ポンプモータが停止したときで
も前記追加給油スイッチを起動操作したときには前記ポ
ンプモータを再起動するモータ再起動手段とからなるセ
ルフモードモータ駆動手段を設ける構成としたことにあ
る。
【0026】上記構成により、モード選択スイッチでフ
ルモードに選択されているときには、フルモードモータ
駆動手段によって給油ノズルが給油位置にある間はポン
プモータは駆動される。これに対し、モード選択スイッ
チでセルフモードを設定したときには、セルフモードモ
ータ駆動手段によって、給油ノズルが給油位置にあると
きにポンプモータを起動し、給油ノズルの自動閉弁装置
が満タンを検知して自動閉弁したときモータの回転を停
止し、さらに停止後に追加給油スイッチを起動操作した
ときには、再びポンプモータを起動して追加給油を可能
にする。しかも、給油動作終了から待機位置に給油ノズ
ルを戻すまでの間はポンプモータを停止させることがで
き、消費電力を低減する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、固定式給油装置に適用した場合を例に挙げ、図1な
いし図15の添付図面に従って詳細に説明する。
【0028】まず、図1ないし図3に本発明による第1
の実施例を示すに、1は給油所敷地内に設けられた固定
式給油装置で、該固定式給油装置1はアイランド上に設
けられたハウジング2を有し、該ハウジング2内には一
端が地下タンク3に至る固定配管4が配設され、該固定
配管4の途中にはポンプモータ5によって回転駆動され
るポンプ6、給油量を計測する流量計7が設けられ、該
流量計7には流量パルス発信器8が付設され、該流量パ
ルス発信器8からは被測流量に比例した流量パルスを出
力する。
【0029】9は可撓性配管となるホースで、該ホース
9の一端はハウジング2の側壁に位置して固定配管4の
他端に接続され、該ホース9の他端には給油ノズル10
が設けられている。
【0030】ここで、前記給油ノズル10は、ノズル本
体10Aと、該ノズル本体10Aに設けられ、車両の燃
料タンクの給油口(図示せず)に挿入される吐出パイプ
10Bと、前記給油ノズル本体10A内の流路途中に設
けられた自動閉弁装置11と、該自動閉弁装置11を開
閉弁操作する操作レバー10Cとから大略構成されてい
る。
【0031】ここで、前記自動閉弁装置11は、満タン
給油時に燃料タンク内の液面が上昇し、吐出パイプ10
Bの先端を閉塞するときに発生する負圧により自動的に
閉弁して、吐出パイプ10Bからの油液の供給を停止す
るものである。
【0032】12は前記給油ノズル10を収納すべくハ
ウジング2の側壁に設けられたノズル掛け、13は該ノ
ズル掛け12に付設されたノズル位置検出手段としての
ノズルスイッチをそれぞれ示し、該ノズルスイッチ13
はノズル掛け12に給油ノズル10を掛けたときに開成
し、該給油ノズル10を外したとき閉成するスイッチ信
号を後述の制御装置14に向けて出力する。
【0033】14はハウジング2内に設けられ、例えば
マイクロコンピュータ等から構成された制御装置を示
し、該制御装置14の入力側には流量パルス発信器8、
ノズルスイッチ13等が接続され、出力側には給油量表
示器15、ポンプモータ5の回転数を制御する後述のモ
ータ回転数制御部16等が接続されている。そして、該
制御装置14は流量パルス発信器8から出力される流量
パルスを計数し、給油量表示器15に給油量を表示せし
める機能と、図2に示す給油プログラムによってポンプ
モータ5の起動,停止および回転数とを制御するモータ
制御機能とを有している。
【0034】16はモータ回転数制御部で、該モータ回
転数制御部16はインバータ等によって構成され、後述
する給油処理に基づき、制御装置14から出力される信
号によりポンプモータ5の回転数を高回転と低回転とに
切換えるものである。
【0035】本実施例による給油装置1は、上述の如く
構成されるが、次に給油処理について図2のプログラム
と図3のタイムチャートに基づいて説明する。
【0036】まず、ステップ1ではノズルスイッチ13
からスイッチ信号を読込み、ステップ2ではこのスイッ
チ信号が閉成状態であるか否かを判定し、「NO」と判
定したときには給油ノズル10がノズル掛け12に掛け
られ、待機位置にあるから、ステップ1に戻り、ノズル
掛け12から給油ノズル10が外された状態(給油位
置)までこのステップ1,2で待機する。
【0037】一方、ステップ2で「YES」と判定した
場合には、給油ノズル10がノズル掛け12から外され
て、待機位置から給油位置に移動しているからステップ
3に移り、ポンプモータ5を低回転で起動する。このと
き、ポンプ6と給油ノズル10との間には小さな圧力が
発生する。
【0038】次に、ステップ4では流量計7に付設され
た流量パルス発信器8からの流量パルスを読込み、ステ
ップ5では油液が吐出パイプ10Bから吐出されている
か否か、即ち実給油が行われているか否かを、流量パル
スの有無によって判定する。このステップ5で「NO」
と判定した場合には、給油作業者が車両の燃料タンクの
給油口に吐出パイプ10Bを挿入して操作レバー10C
を操作して給油を開始する動作(即ち、給油準備)が完
了していないから、ステップ5で「YES」と判定する
までの間、ステップ4,5で待機する。
【0039】一方、ステップ5で「YES」と判定した
場合には、給油作業者が給油準備を完了して給油レバー
10Cを操作してポンプモータ5の低回転に対応した少
量を吐出パイプ10Bから燃料タンクに吐出されたもの
である。従って、実給油を効率良く行うため次のステッ
プ6に移り、ポンプモータ5を高回転で回転させ、吐出
パイプ10Bから吐出される油液の流量を多くする。こ
れにより、モータ5を低回転させて少量の油液を供給し
た瞬間に、モータ5は高回転に切換えることができ、油
液の吐出量を多くできる。
【0040】さらに、ステップ7では流量パルス発信器
8からの流量パルスを読込み、ステップ8では油液が吐
出パイプ10Bから吐出されていないか否かを、読込ん
だ流量パルスの出力の有無によって判定する。このステ
ップ8で流量パルスが出力されている、即ち「NO」と
判定した場合には、燃料タンクへの給油中であるから、
ポンプモータ5を高回転のまま流量を多くして給油動作
を続行する。
【0041】一方、ステップ8で流量パルスが出力され
ていない、即ち「YES」と判定した場合には、流量計
7によって油液の流れが検出されていないから、給油ノ
ズル10に内蔵された自動閉弁装置11が作動し、吐出
パイプ10Bからの油液の吐出を停止した場合(自動満
タン給油終了)と判定し、ステップ9に移りポンプモー
タ5の回転数を低くする。
【0042】さらに、ステップ10,11では流量パル
ス発信器8からの流量パルスを読込んで油液が吐出パイ
プ10Bから吐出されていないか否かを、流量パルスの
有無によって判定する。ステップ11で「NO」と判定
した場合には、実給油を再開したものであるから、ステ
ップ6に移りポンプモータ5を高回転で回転させ、ステ
ップ6以降の処理を実行することにより、追加給油を行
う。
【0043】一方、ステップ11で「YES」と判定し
た場合には、実給油は終了しているから、ステップ12
でノズルスイッチ13からの信号を読込み、ステップ1
3ではこの信号が開成しているか否かを判定することに
より給油ノズル10がノズル掛け12に掛けられている
か否かを判定する。このステップ13で「NO」と判定
した場合には、給油ノズル10がノズル掛け12に戻さ
れていないから、ステップ10に戻り、これ以降の処理
を繰返す。
【0044】一方、ステップ13で「YES」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12に戻さ
れ、給油動作が終了したとして、ステップ14でポンプ
モータ5を停止させ、給油処理を終了する。
【0045】然るに、本実施例では、図3に示すよう
に、給油ノズル10をノズル掛け12から外して、吐出
パイプ10Bから油液の吐出を行うまでの区間A、自動
満タン給油終了して追加給油を行うために操作レバー1
0Cを操作するまでの区間B、燃料タンクへの給油動作
終了から給油ノズル10をノズル掛け12に掛けるまで
の区間Cからなる3区間では、前記ポンプモータ5の回
転数を低回転にする。
【0046】一方、流量パルス発信器8からの流量パル
スによって実給油の開始を検知したときに、ポンプモー
タ5を高回転で回転させるようにしたから、実給油時に
は流量を多くして給油できる。このように、実給油時に
はポンプモータ5を高回転で回転させ、非給油時には低
回転で回転させることができ、ポンプモータ5の消費電
力を少なくし、省エネルギ化を図ることができる。
【0047】しかも、非給油時には低回転でポンプ6を
回転させることにより、ポンプ6が無負荷状態で回転し
ているときのポンプモータ5の負荷を小さくでき、該ポ
ンプモータ5の寿命を延ばすことができる。
【0048】また、本実施例による追加給油では、給油
ノズル10の操作レバー10Cを操作して流量計7で油
液の流れが検知したとき、ポンプモータ5は高回転とな
って給油量を多くし、再び吐出パイプ10Bの先端が液
面によって閉塞されることにより、給油ノズル10に内
蔵した自動閉弁装置11が作動して油液の吐出を停止
し、ポンプモータ5を低回転にする。これを繰返すこと
により燃料タンク内の油液を満タンにすることができ
る。
【0049】さらに、給油時にはポンプモータ5の回転
数を高めることにより、実給油時に供給される油液を多
くすることにより、給油時間も短縮することができる。
【0050】なお、前述した第1の実施例では、図2中
のステップ1〜3がモータ低回転駆動手段の具体例であ
り、ステップ4〜6がモータ高回転駆動手段の具体例で
あり、ステップ7〜9がモータ低回転再駆動手段の具体
例である。
【0051】次に、図4ないし図9に本発明による第2
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、通常モードと省
エネモードとに設定してそれぞれ異なるモータの駆動制
御を行い、省エネモードに設定したときにはモータスイ
ッチによりポンプモータを起動するようにしたことにあ
る。なお、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0052】図中、21は本実施例による制御装置を示
し、該制御装置21は前述した第1の実施例中の制御装
置14と同様にハウジング2内に設けられ、該制御装置
21の入力側には流量パルス発信器8、ノズルスイッチ
13、通常モードと省エネモードからなる給油態様のい
ずれかを予め選択するモード設定スイッチ22、ポンプ
モータ5の起動,停止を行うモータスイッチ23等が接
続され、出力側には給油量表示器15、ポンプモータ5
の起動,停止を制御する後述の電磁開閉スイッチ24等
が接続されている。
【0053】そして、前記制御装置21には、流量パル
ス発信器8から出力される流量パルスを計数し、給油量
表示器15に給油量を表示せしめる機能と、図5に示す
モード設定プログラム、図6に示す通常モード処理プロ
グラム、図8に示す省エネモード処理プログラム等のモ
ータ制御機能とを有している。
【0054】ここで、通常モードとは、給油作業の開始
から終了までの間、ポンプモータ5を連続的に駆動させ
つつ、実給油を行うモードである。また、省エネモード
とは、給油作業の開始から終了までの全期間でモータス
イッチ23を閉成している間のみポンプモータ5を駆動
し、実給油を行うモードである。
【0055】24は電磁開閉スイッチで、該電磁開閉ス
イッチ24は後述する給油処理に基づき、制御装置21
から出力される信号によりポンプモータ5の起動,停止
を行うものである。
【0056】本実施例による給油装置は、上述の如く構
成されるが、次に給油処理について図5ないし図9に示
すプログラムとタイムチャートに基づいて説明する。
【0057】まず、図5のモード設定処理では、ステッ
プ21で、モード設定スイッチ22からの信号を読込
み、ステップ22でモードの判定を行い、給油作業者が
通常モード処理を選択した場合にはステップ23に移
り、省エネモード処理を選択した場合にはステップ24
に移る。
【0058】次に、図6および図7により、図5中のス
テップ23で実行される通常モード処理について説明す
る。
【0059】ステップ31では、ノズルスイッチ13か
らスイッチ信号を読込み、ステップ32では、このスイ
ッチ信号が閉成状態であるか否かを判定する。このステ
ップ32で「NO」と判定したときには、給油ノズル1
0がノズル掛け12に掛けられた状態(待機位置)にあ
るから、ステップ31に戻り、ノズル掛け12から給油
ノズル10が外されるまで、このステップ31,32で
待機する。
【0060】一方、ステップ32で「YES」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12から外さ
れて、待機位置から給油位置に移動しているからステッ
プ33に移り、ポンプモータ5を起動させる。
【0061】ステップ34では、実給油動作を行い、給
油ノズル10の操作レバー10Cを操作することによ
り、吐出パイプ10Bから油液を燃料タンク内に供給
し、自動満タン給油を含む実給油と追加給油を行う。
【0062】ステップ35でノズルスイッチ13からの
信号を読込み、ステップ36ではこの信号が開成してい
るか否かを判定することにより、給油ノズル10がノズ
ル掛け12に掛けられているか否かを判定する。このス
テップ36で「NO」と判定した場合には、給油ノズル
10がノズル掛け12に戻されていないから、ステップ
35に戻り、これ以降の処理を繰返す。
【0063】一方、ステップ36で「YES」と判定し
た場合には、燃料タンクへの給油動作が終了したとし
て、ステップ37でポンプモータ5を停止させて通常モ
ード処理を終了し、ステップ38で図5のルーチンにリ
ターンする。
【0064】このように、通常モード処理では図7のタ
イムチャートに示すように、ノズルスイッチ13の動作
とポンプモータ5の駆動を連動させている。
【0065】次に、図8および図9により、図5中のス
テップ23で実行される省エネモード処理について説明
する。
【0066】ステップ41では、ノズルスイッチ13か
らスイッチ信号を読込み、ステップ42では、このスイ
ッチ信号が閉成しているか否かを判定する。このステッ
プ42で「NO」と判定したときには、給油ノズル10
がノズル掛け12に掛けられた状態(待機位置)にある
から、ステップ41に戻り、ノズル掛け12から給油ノ
ズル10が外されるまでこのステップ41,42で待機
する。
【0067】一方、ステップ42で「YES」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12から外さ
れて、待機位置から給油位置に移動しているからステッ
プ43に移る。ステップ43ではモータスイッチ23が
閉成されるまで待機し、ステップ43でモータスイッチ
23が閉成されたときには、ステップ44に移りポンプ
モータ5を起動する。
【0068】そして、次のステップ45では、流量パル
ス発信器8からの流量パルスを読込み、ステップ46で
は油液が吐出パイプ10Bから吐出されていないか否か
を、読込んだ流量パルスの有無によって判定し、このス
テップ46で「NO」と判定した場合には、燃料タンク
への実給油中であるから給油動作を続行する。
【0069】一方、ステップ46で「YES」と判定し
た場合には、流量計7からの流量パルスが検知されてい
ないから、給油ノズル10に内蔵された自動閉弁装置1
1が作動して吐出パイプ10Bからの油液の吐出を停止
した場合(自動満タン給油終了)と判定し、ステップ4
7に移りポンプモータ5を停止する。
【0070】また、ステップ48でモータスイッチ23
が開成しているか否かを判定する。このステップ48で
「NO」と判定した場合には、モータスイッチ23が閉
成状態となっているから、再びモータ5を回転すべくス
テップ44に移り、ステップ44以降の処理を行うこと
により追加給油を行う。そして、給油作業者は給油動作
が終了したときにはモータスイッチ23を開成にする。
【0071】さらに、ステップ48で「YES」と判定
した場合には、燃料タンクへの給油動作が終了している
から、ステップ49で図5のルーチンにリターンする。
【0072】然るに、本実施例では、通常モードと省エ
ネモードとを給油の態様により選択できる。そして、省
エネモードを選択することにより、通常モードに比べ
て、図9に示すように、給油ノズル10をノズル掛け1
2から外して、モータスイッチ23を閉成するまでの区
間A、自動満タン給油終了して追加給油を行うために操
作レバー10Cを操作するまでの区間B、燃料タンクへ
の給油動作終了から給油ノズル10をノズル掛け12に
掛けるまでの区間Cからなる3区間では、前記ポンプモ
ータ5の回転数を停止する。
【0073】一方、モータスイッチ23を閉成したとき
には、ポンプモータ5を回転するようにしている。これ
により、給油時にのみポンプモータ5を回転させ、非給
油時にはなるべくモータ5を回転させないようにしたか
ら、ポンプモータ5の消費電力を少なくすることができ
る。
【0074】しかも、非給油時にはポンプ6を停止する
ことにより、ポンプ6とモータ5に生じる負荷を低減す
ることができ、該ポンプモータ5の寿命を延ばすことが
できる。
【0075】なお、前述した第2の実施例では、図6が
通常モードモータ駆動手段の具体的な処理プログラムで
あり、図8が省エネモードモータ駆動手段の具体的な処
理プログラムである。また、図8中のステップ41〜4
4はモータ起動手段の具体例であり、ステップ45〜4
7がモータ自動停止手段の具体例であり、ステップ4
8,44がモータ再起動手段の具体例である。
【0076】次に、図10ないし図15に本発明による
第3の実施例を示すに、本実施例の特徴は、フルモード
とセルフモードとに設定して給油動作を行うようにし、
セルフモードに設定したときには追加給油スイッチによ
って追加給油を行うことにある。なお、前述した第2の
実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0077】図中、31は本実施例による制御装置を示
し、該制御装置31は前述した第2の実施例中の制御装
置21と同様にハウジング2内に設けられ、該制御装置
31の入力側には流量パルス発信器8、ノズルスイッチ
13、フルモードとセルフモードとを切換えるモード選
択スイッチ32、ポンプモータ5が一度停止した後に、
追加給油するために該ポンプモータ5を起動,停止する
追加給油スイッチ33等が接続され、出力側には給油量
表示器15、ポンプモータ5の起動,停止を制御する電
磁開閉スイッチ24等が接続されている。そして、該制
御装置31には、流量パルス発信器8から出力される流
量パルスを計数し、給油量表示器15に給油量を表示せ
しめる機能と、図11に示すモード設定プログラム、図
12に示すフルモード処理プログラム、図14に示すセ
ルフモード処理プログラム等のモータ制御機能とを有し
ている。
【0078】ここで、フルモードとは、給油所の専門作
業者が給油ノズル10を操作し、給油サービスを行うモ
ードである。また、セルフモードとは、自動車運転者自
身が給油ノズル10を操作し、自己の自動車に給油を行
うモードである。
【0079】本実施例による給油装置は、上述の如く構
成されるが、次に給油処理について図11ないし図15
に示すプログラムとタイムチャートに基づいて説明す
る。
【0080】まず、図11のモード設定処理では、ステ
ップ51で、モード選択スイッチ32からの信号を読込
み、ステップ52でモードの判定を行い、給油作業者が
フルモード処理を選択した場合にはステップ53に移
り、セルフモード処理を選択した場合にはステップ54
に移る。
【0081】次に、図12および図13により、図11
中のステップ53で実行されるフルモード処理について
説明する。
【0082】ステップ61では、ノズルスイッチ13か
らスイッチ信号を読込み、ステップ62では、このスイ
ッチ信号が閉成状態であるか否かを判定する。このステ
ップ62で「NO」と判定したときには、給油ノズル1
0がノズル掛け12に掛けられた待機位置にあるから、
ステップ61に戻り、ノズル掛け12から給油ノズル1
0が外されるまで、このステップ61,62で待機す
る。
【0083】一方、ステップ62で「YES」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12から外さ
れて、待機位置から給油位置に移動しているからステッ
プ63に移り、ポンプモータ5を起動させる。
【0084】ステップ64では、実給油動作を行い、給
油ノズル10の操作レバー10Cを操作することによ
り、吐出パイプ10Bから油液を燃料タンク内に供給
し、自動満タン給油を含む実給油と追加給油を行う。
【0085】ステップ65でノズルスイッチ13からの
信号を読込み、ステップ66ではこの信号が開成してい
るか否かを判定することにより、給油ノズル10がノズ
ル掛け12に掛けられているか否かを判定する。このス
テップ66で「NO」と判定した場合には、給油ノズル
10がノズル掛け12に戻されていないから、ステップ
65に戻り、これ以降の処理を繰返す。
【0086】一方、ステップ66で「YES」と判定し
た場合には、燃料タンクへの給油動作が終了したとし
て、ステップ67でポンプモータ5を停止させてフルモ
ード処理を終了し、ステップ68で図11のルーチンに
リターンする。
【0087】このように、フルモード処理では図13の
タイムチャートに示すように、ノズルスイッチ13の動
作とポンプモータ5の駆動を連動させ、給油所の専門作
業者によって給油を行う。
【0088】次に、図14および図15により、図11
中のステップ54で実行されるセルフモード処理につい
て説明する。
【0089】この場合には、自動車の運転者が給油ノズ
ル10を操作して給油を行うもので、ステップ71で
は、ノズルスイッチ13からスイッチ信号を読込み、ス
テップ72では、このスイッチ信号が閉成状態にあるか
否かを判定する。このステップ72で「NO」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12に掛けら
れた待機位置にあるから、ステップ71に戻り、ノズル
掛け12から給油ノズル10が外されるまでこのステッ
プ71,72で待機する。
【0090】一方、ステップ72で「YES」と判定し
た場合には、給油ノズル10がノズル掛け12から外さ
れて、待機位置から給油位置に移動しているからステッ
プ73に移り、ポンプモータ5を起動させる。これによ
り、作業者は給油ノズル10の操作レバー10Cを操作
することにより、吐出ノズル10Bから油液を燃料タン
クに供給することができる。
【0091】次のステップ74では、流量パルス発信器
8からの流量パルスを読込み、ステップ75では油液が
吐出パイプ10Bから吐出されていないか否かを、読込
んだ流量パルスの有無によって判定し、このステップ7
5で「NO」と判定した場合には、燃料タンクへの給油
中であるから給油動作を続行するべく、ステップ74,
75をループする。
【0092】一方、ステップ75で「YES」と判定し
た場合には、流量パルス発信器8からの流量パルスが検
知されなくなっているから、給油ノズル10に内蔵され
た自動閉弁装置11が作動して吐出パイプ10Bからの
燃料の吐出を停止した場合(自動満タン給油終了)また
は操作レバー10Cを操作して給油ノズル10の弁装置
を閉弁した場合と判定し、ステップ76に移りポンプモ
ータ5を停止する。これにより、操作レバー10Cの操
作のみでは油液が吐出ノズル10Cから吐出されないよ
うにできる。
【0093】また、ステップ77で追加給油スイッチ3
3が開成されているか否かを判定し、「NO」と判定し
た場合には、スイッチ33が閉成となっているから、再
びモータ5を回転すべくステップ73に移る。ステップ
73では再びポンプモータ5を起動し、ステップ73以
降の処理によって、追加給油を行う。
【0094】一方、ステップ77で「YES」と判定し
た場合には、給油作業者が追加給油スイッチ32を開成
状態にし、燃料タンクへの給油動作が終了させているか
ら、ステップ78で図11のルーチンにリターンする。
【0095】然るに、本実施例では、フルモードとセル
フモードとをモード選択スイッチ32によって選択で
き、セルフモードを選択することにより、フルモードに
比べて、図15に示すように、自動満タン給油のための
モータ5の駆動と追加給油のためのモータ5の起動との
間に、一時的な時間差を持たせることができる。このた
め、自動満タン給油終了後に追加給油スイッチ33を閉
成動作していない場合には、ポンプモータ5の回転を禁
止できるから、自動満タン給油終了後の追加給油を作業
者の任意に設定することができる。これにより、給油作
業者が自動車の運転者のような初心者あっても安全性を
確保した給油を行うことができる。
【0096】かくして、同一の給油装置に関して、給油
所の専門作業者が給油動作を行うフルモードと運転者自
身が給油動作を行うセルフモードとを使い分けることが
でき、給油装置の使用範囲を拡張するうことができる。
【0097】なお、前述した第3の実施例では、図6が
フルモードモータ駆動手段の具体的な処理プログラムで
あり、図12がセルフモードモータ駆動手段の具体的な
処理プログラムである。また、図12中のステップ61
〜63はモータ起動手段の具体例であり、ステップ64
〜66がモータ自動停止手段の具体例であり、ステップ
67,63がモータ再起動手段の具体例である。
【0098】また、前記各実施例では、固定式給油装置
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、懸垂
式給油装置に用いてもよいことは勿論である。
【0099】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、給油ノズルが給油位置にあるときにはモータ低
回転駆動手段によりポンプモータを低回転で駆動し、給
油動作を流量計からの信号によって油液を燃料タンク内
に供給していることを検知したときは、モータ高回転駆
動手段によりポンプモータを高回転で駆動するようにし
たから、給油状態に応じてポンプモータの回転数を高低
に制御でき、無駄な電力消費をなくすことができると共
に、給油ノズルが閉弁しているときにポンプから給油ノ
ズルとの間に発生する圧力を小さくでき、ポンプに加わ
る負荷を低減してポンプモータの寿命を延ばし、信頼性
を高めることができる。また、給油動作前に過ってノズ
ルレバーを握り、開弁した時でも低圧力のため油の吐出
量を最小限に抑えることができる。
【0100】請求項2の発明では、給油ノズルが給油位
置にあるときにはモータ低回転駆動手段によりポンプモ
ータを低回転で駆動し、給油動作を流量計からの信号に
よって検知したときはモータ高回転駆動手段によりポン
プモータを高回転で駆動し、給油ノズルの自動閉弁装置
により自動満タン給油を行った後には、モータ低回転再
駆動手段によりポンプを低回転で駆動するようにしたか
ら、給油状態に応じてポンプモータの回転数を高低に制
御でき、無駄な電力消費をなくすことができると共に、
給油ノズルの自動閉弁装置が閉弁しているときにポンプ
から給油ノズルとの間に発生する圧力を小さくでき、ポ
ンプに加わる負荷を小さくしてポンプモータの寿命を延
ばすことができる。
【0101】請求項3の発明では、モード選択スイッチ
で通常モードと省エネモードからなる給油態様のいずれ
かを選択でき、省エネモードを設定したときには、省エ
ネモードモータ駆動手段によりモータスイッチを起動操
作したときのみポンプモータを起動するようにしたか
ら、無駄な消費電力を低減できる。
【0102】請求項4の発明では、モード選択スイッチ
で通常モードと省エネモードからなる給油態様のいずれ
かを選択でき、省エネモードが選択されているときに
は、省エネモードモータ駆動手段により、モータスイッ
チを起動操作したときのみポンプモータを起動し、給油
ノズルの自動閉弁装置により自動満タン給油を行った後
にはポンプを停止するようにしたから、無駄な消費電力
を低減できる。
【0103】請求項5の発明では、モード選択スイッチ
でフルモードとセルフモードとを選択でき、セルフモー
ドに選択されているときには、セルフモードモータ駆動
手段により、給油ノズルの自動閉弁装置により自動満タ
ン給油を行った後に、追加給油スイッチを起動操作する
ことによって、追加給油を行うようにしたから、給油作
業者が運転者自身の場合でも、安全な給油作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による固定式給油装置の全体構成
図である。
【図2】ポンプモータの回転数の制御処理を示す流れ図
である。
【図3】給油作業開始から給油作業終了までの給油処理
を示す特性線図である。
【図4】第2の実施例による固定式給油装置の全体構成
図である。
【図5】通常モードと省エネモードの設定処理を示す流
れ図である。
【図6】通常モードにおける給油処理を示す流れ図であ
る。
【図7】通常モードにおける給油作業開始から給油作業
終了までの給油処理を示す特性線図である。
【図8】省エネモードにおける給油処理を示す流れ図で
ある。
【図9】省エネモードにおける給油作業開始から給油作
業終了までの給油処理を示す特性線図である。
【図10】第3の実施例による固定式給油装置の全体構
成図である。
【図11】フルモードとセルフモードの設定処理を示す
流れ図である。
【図12】フルモードにおける給油処理を示す流れ図で
ある。
【図13】フルモードにおける給油作業開始から給油作
業終了までの給油処理を示す特性線図である。
【図14】セルフモードにおける給油処理を示す流れ図
である。
【図15】セルフモードにおける給油作業開始から給油
作業終了までの給油処理を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 固定式給油装置 3 地下タンク(給油タンク) 4 固定配管 5 ポンプモータ 6 ポンプ 7 流量計 8 流量パルス発信器 9 ホース 10 給油ノズル 11 自動閉弁装置 12 ノズル掛け 13 ノズルスイッチ 14,21,31 制御装置 16 モータ回転数制御部 22,32 モード選択スイッチ 23 モータスイッチ 33 追加給油スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が給油タンクに連なる配管と、該配
    管の途中に設けられ、ポンプモータによって駆動される
    ポンプおよび流量を計測する流量計と、前記配管の他端
    側にホースを介して接続され、車両の燃料タンクに油液
    を給油する給油ノズルと、該給油ノズルが待機位置にあ
    るか給油位置にあるかを検出するノズル位置検出手段と
    からなる給油装置において、 前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置
    にあることを検出したときに、前記ポンプモータを低回
    転で駆動するモータ低回転駆動手段を設け、 前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置
    にあることを検出すると共に前記流量計によって給油ノ
    ズルから油液が吐出されていることを検出したときに、
    前記ポンプモータを高回転で駆動するモータ高回転駆動
    手段を設ける構成としたことを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 一端が給油タンクに連なる配管と、該配
    管の途中に設けられ、ポンプモータによって駆動される
    ポンプおよび流量を計測する流量計と、前記配管の他端
    側にホースを介して接続され、車両の燃料タンクに油液
    を給油し、該燃料タンク内が満タンになったときに自動
    閉弁する自動閉弁装置を備えた給油ノズルと、該給油ノ
    ズルが待機位置にあるか給油位置にあるかを検出するノ
    ズル位置検出手段とからなる給油装置において、 前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置
    にあることを検出したときに、前記ポンプモータを低回
    転で駆動するモータ低回転駆動手段を設け、 前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが給油位置
    にあることを検出すると共に前記流量計によって給油ノ
    ズルから油液が吐出されていることを検出したときに、
    前記ポンプモータを高回転で駆動するモータ高回転駆動
    手段を設け、 前記流量計によって給油ノズルの自動閉弁装置が満タン
    になって閉弁したことを検出したときに、前記ポンプモ
    ータを低回転で再駆動するモータ低回転再駆動手段を設
    ける構成としたことを特徴とする給油装置。
  3. 【請求項3】 一端が給油タンクに連なる配管と、該配
    管の途中に設けられ、ポンプモータによって駆動される
    ポンプおよび流量を計測する流量計と、前記配管の他端
    側にホースを介して接続され、車両の燃料タンクに油液
    を給油する給油ノズルと、該給油ノズルが待機位置にあ
    るか給油位置にあるかを検出するノズル位置検出手段と
    からなる給油装置において、 通常モードと省エネモードからなる給油態様のいずれか
    を予め選択するモード選択スイッチを設け、 該モード選択スイッチによって省エネモードが選択され
    ているときに、前記ポンプモータの起動、停止を行うモ
    ータスイッチを設け、 前記モード選択スイッチが通常モードに選択されている
    ときに、前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが
    給油位置にあることを検出している間は前記ポンプモー
    タを駆動する通常モードモータ駆動手段を設け、 前記モード選択スイッチが省エネモードに選択されてい
    るときに、前記モータスイッチを起動操作したときのみ
    前記ポンプモータを駆動する省エネモードモータ駆動手
    段を設ける構成としたことを特徴とする給油装置。
  4. 【請求項4】 一端が給油タンクに連なる配管と、該配
    管の途中に設けられ、ポンプモータによって駆動される
    ポンプおよび流量を計測する流量計と、前記配管の他端
    側にホースを介して接続され、車両の燃料タンクに油液
    を給油し、該燃料タンク内が満タンになったときに自動
    閉弁する自動閉弁装置を備えた給油ノズルと、該給油ノ
    ズルが待機位置にあるか給油位置にあるかを検出するノ
    ズル位置検出手段とからなる給油装置において、 通常モードと省エネモードからなる給油態様のいずれか
    を予め選択するモード選択スイッチを設け、 該モード選択スイッチによって省エネモードが選択され
    ているときに、前記ポンプモータの起動、停止を行うモ
    ータスイッチを設け、 前記モード選択スイッチが通常モードに選択されている
    ときに、前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが
    給油位置にあることを検出している間は前記ポンプモー
    タを駆動する通常モードモータ駆動手段を設け、 かつ前記モード選択スイッチが省エネモードに選択され
    ているときに、前記ノズル位置検出手段によって給油ノ
    ズルが給油位置にあることを検出している状態で前記モ
    ータスイッチを起動操作したとき、前記ポンプモータを
    起動するモータ起動手段と、前記流量計によって給油ノ
    ズルの自動閉弁装置が満タンになって閉弁したことを検
    出したときに、前記ポンプモータを停止させるモータ自
    動停止手段と、該モータ自動停止手段でポンプモータが
    停止した状態で前記モータスイッチを起動操作したとき
    に、再び前記ポンプモータを起動するモータ再起動手段
    とからなる省エネモードモータ駆動手段を設ける構成と
    したことを特徴とする給油装置。
  5. 【請求項5】 一端が給油タンクに連なる配管と、該配
    管の途中に設けられ、ポンプモータによって駆動される
    ポンプおよび流量を計測する流量計と、前記配管の他端
    側にホースを介して接続され、車両の燃料タンクに油液
    を給油し、該燃料タンク内が満タンになったときに自動
    閉弁する自動閉弁装置を備えた給油ノズルと、該給油ノ
    ズルが待機位置にあるか給油位置にあるかを検出するノ
    ズル位置検出手段とからなる給油装置において、 フルモードとセルフモードとを切換えるモード選択スイ
    ッチを設け、 前記ポンプモータが一度停止した後に追加給油するため
    に前記ポンプモータを起動、停止する追加給油スイッチ
    を設け、 前記モード選択スイッチがフルモードに選択されている
    ときに、前記ノズル位置検出手段によって給油ノズルが
    給油位置にあることを検出している間は前記ポンプモー
    タを駆動するフルモードモータ駆動手段を設け、 かつ前記モード選択スイッチがセルフモードに選択され
    ているときに、前記ノズル位置検出手段によって給油ノ
    ズルが給油位置にあることを検出したときに前記ポンプ
    モータを起動するモータ起動手段と、前記流量計によっ
    て給油ノズルに自動閉弁装置が満タンになって閉弁した
    ことを検出したときに前記ポンプモータを停止させるモ
    ータ自動停止手段と、該モータ自動停止手段により前記
    ポンプモータが停止したときでも前記追加給油スイッチ
    を起動操作したときには前記ポンプモータを再起動する
    モータ再起動手段とからなるセルフモードモータ駆動手
    段を設ける構成としたことを特徴とする給油装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117657460A (zh) * 2023-11-03 2024-03-08 通用机械关键核心基础件创新中心(安徽)有限公司 一种柴油机驱动的移动式变工况自适应输油泵站控制方法

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