JP3005723B2 - 定量給液制御装置 - Google Patents

定量給液制御装置

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JP3005723B2
JP3005723B2 JP2410960A JP41096090A JP3005723B2 JP 3005723 B2 JP3005723 B2 JP 3005723B2 JP 2410960 A JP2410960 A JP 2410960A JP 41096090 A JP41096090 A JP 41096090A JP 3005723 B2 JP3005723 B2 JP 3005723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体の供給・停止を繰
り返すことによって、給液に際し予め設定されたプリセ
ット値に対応する給液を正確に行うようにした定量給液
制御装置に関し、特にガソリンスタンドの給油装置など
に適用して好適な定量給液制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置に利用される定量給液を行
う方法としては、例えば特開昭56−142198号公
報に示す如く、所望の給液量をプリセット値として設定
し、給液中に単位時間当たりの流量、即ち流速を測定
し、プリセット値に対応して前記流速に応じて予想され
る行過量だけ少ない数値の給液が完了したときポンプ駆
動用モータを消勢し、このモータの消勢後もポンプ及び
液流の慣性によって行過量分だけ給液を行い、最終的に
この行過量によりプリセット値に対応する給液を可能と
した定量給液方式が知られている。
【0003】しかし、上記した定量給液方式においては
行過量自体がポンプ駆動用モータを消勢したときの被測
流体の流速に依存することから、モータ電源の電圧変動
等により給液中に流速が変化してしまうと行過量が変動
してしまうため常時流速を監視しつつ行過量の演算を行
わなくてはならず、構成が複雑になってしまうという欠
点があった。第二に、流速測定後に流速が大きくなる
と、プリセット値に達しても給液が継続されてオーバー
フローしてしまう等、流速の変動に影響されやすく、正
確な定量給液ができない等の欠点があった。
【0004】そこで、この行過量にかかわらず正確な定
量給液を行うために、本願出願人は先に特開昭59−1
95715号公報を提案している。この公報に記載され
ている定量給液方式は、ポンプが定常運転されていると
きにポンプを駆動するモータを消勢して生じる行過量の
うち最大の行過量以上の所定値が予め記憶されている行
過量記憶部と、モータの微小付勢時間とこの微小付勢時
間モータを付勢したときに給液されるであろう最大の給
液量とからなるインチングデータが複数予め記憶されて
いるインチングデータ記憶部とが設けられており、以下
のような制御を行う。プリセット給液を行った場合に
は、プリセット値から上記所定値を差し引いた値を計数
した時点で一旦モータを消勢し、ポンプの回転が停止し
たときの給液量が前記プリセット値をオーバーしないよ
うにし、この時点でプリセット値から実際に給液された
給液量とが一致した場合には給液を終了する。また、実
際に給液された給液量がプリセット値に達していない場
合には、プリセット値から実際に給液された給液量を差
し引いて追加給液量を求め、この追加給液量を達成させ
るためのモータの微小付勢時間を前記インチングデータ
記憶部から読み出し、この微小付勢時間モータを付勢す
ることによりプリセット値に近づける動作を行うことに
よって実際の給液量がプリセット値をオーバーせず、か
つ、正確なプリセット給液を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の給液装
置は行過量が生じることが無く、非常に有効なものであ
るが、以下のような課題があった。
【0006】給液装置を長年使用した場合には、ポンプ
モータのトルクや馬力等の能力の低下や、ポンプの吸液
能力の低下により、給液能力が低下する。このような状
態により給液装置に外面的に現れる現象としては給液時
間が正常時に比べ少し長くなるだけであるため、給液装
置が壊れるまで給液作業者が気付かない。このため、給
液装置の保守・点検が必要であるにも係わらず給液作業
者が、この給液装置による給液を繰り返すことにより給
液装置が壊れてしまった場合には、この給液装置が修理
されるまで使用不能となってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、給液装置が壊
れる前に給液作業者に給液装置の点検が必要であること
を報知するようにしたものである。
【0008】従って、本発明の第一の構成は、
【0009】モータにより駆動されるポンプと、該ポン
プによって送液される被測流体の流量を計測する計測手
段と、給液に際し予め所望の給液量をプリセット値とし
て設定するプリセット設定手段と、前記モータの付勢に
より前記ポンプが定常運転されている状態で前記モータ
を消勢して生じる行過量のうち、最大の行過量が所定値
として記憶されている第一の記憶手段と、前記プリセッ
ト手段により設定されたプリセット値から前記第一の記
憶手段に記憶されている所定値を減算した数値に対応す
る流量が前記計測手段によって計測されたとき前記モー
タを消勢する第一の給液制御手段と、からなる定量給液
制御装置において、前記モータの付勢により前記ポンプ
が定常運転されている状態で前記モータを消勢して生じ
る行過量のうち、最小の行過量が所定値として記憶され
ている第二の記憶手段と、前記モータの付勢により前記
ポンプが定常運転されている状態で前記モータを消勢し
て生じる実際の行過量が、前記第二の記憶手段に記憶さ
れている最小の行過量よりも少ない場合には、該定量給
液制御装置の異常を検出する異常検出手段と、を設けた
ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の第二の構成は、
【0011】モータにより駆動されるポンプと、該ポン
プによって送液される被測流体の流量を計測する計測手
段と、給液に際し予め所望の給液量をプリセット値とし
て設定するプリセット設定手段と、前記モータの付勢に
より前記ポンプが定常運転されている状態で前記モータ
を消勢して生じる行過量のうち、最大の行過量が所定値
として記憶されている第一の記憶手段と、前記ポンプが
停止し被測流体が流れていない状態で前記モータを瞬時
付勢したときに生じる行過量を送液分として含めた微小
流量とこの微小流量を送液するための前記モータの瞬時
付勢時間との対応が記憶されている第二の記憶手段と、
前記プリセット手段により設定されたプリセット値から
前記第一の記憶手段に記憶されている所定値を減算した
数値に対応する流量が前記計測手段によって計測された
とき前記モータを消勢する第一の給液制御手段と、前記
第一の給液制御手段によって前記モータを消勢したとき
に生じる行過量が流れきったのを判別し、前記プリセッ
ト手段により計測された被測流体との差を演算するとと
もに、この差に該当する微小流量を送液するための前記
モータの瞬時付勢時間を前記第二の記憶手段に基づき演
算して次回のモータの付勢時間として設定し、この設定
時間だけ前記モータを付勢して前記ポンプを駆動する第
二の給液制御手段とを有し、第一の給液制御手段の作動
に基づく行過量が流れきった後、前記プリセット値と前
記計測手段によって計測された被測流体の流量との差を
前記第二の給液制御手段の作動によって給液し、前記プ
リセット値に対する給液を完了させるようにした定量給
液制御装置において、前記ポンプが停止し被測流体が流
れていない状態で前記モータを微小時間付勢したときに
生じる行過量を送液分として含めた微小流量のうち最小
の微小流量との対応が記憶されている第三の記憶手段
と、前記第二の給液制御手段によって行われた実際の追
加給油量が第三の記憶手段に記憶されている最小の微小
流量よりも少ない場合には、該定量給液制御装置の異常
を検出する異常検出手段と、を設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】
【実施例】図1において、1は地下タンク、2は配管
で、配管2は一端が地下タンク1に連通し、他端は給油
所高所3に設けられたデリベリユニット4を介して、先
端に給油ノズル5が設けられた給油ホース6に連通して
いる。そして、配管2の途中には、ポンプモータ7によ
って駆動されるポンプ8、給油量を計測する流量計9が
設けられ、流量計9には被測流体である油の流量に比例
して流量パルスを発信する流量パルス発信器10が設け
られている。
【0013】また、前記給油ノズル5の近傍の給油ホー
ス6には、前記デリベリユニット4内のホース昇降機構
(図示せず)を駆動して給油ノズル5を車両の進入、及
び退出に邪魔にならない待機位置Aと給油に適した給油
位置Bとのいずれかの位置に昇降させる昇降スイッチ1
1と、今回の給油は給油量のプリセット給油であるのか
給油金額のプリセット給油であるのかを指定するための
種別設定キー12aと、所望の給油量または給油金額を
プリセット値として設定するテンキー12bとからなる
プリセット設定器12が設けられている。
【0014】ここで、前記昇降スイッチ11について説
明する。まず、給油作業者が被給油車両に給油を行うた
めに待機位置Aにある給油ノズル5を給油位置Bに下降
させるために昇降スイッチ11を下降操作すると昇降ス
イッチ11から下降信号が出力されるようになってい
る。また、被給油車両への給油が完了し、給油位置Bに
ある給油ノズル5を待機位置Aに上昇させるために昇降
スイッチ11を上昇操作すると昇降スイッチ11から上
昇信号が出力されるようになっている。
【0015】次に、前記プリセット設定器12について
説明する。まず、給油作業者が種別設定キー12aを操
作することにより給油量のプリセット給油を選択する
と、種別設定キー12aからは種別設定信号aが出力さ
れ、また、給油作業者が給油金額のプリセット給油を選
択すると種別設定キー12aからは種別設定信号bが出
力される。次に、給油作業者がテンキー12bを操作す
ることにより所望の給油量または給油金額の数値を設定
すると、テンキー12bはこの数値を数値データとして
出力する。
【0016】13は表示器で、表示器13には、給油量
表示器13a,給油金額表示器13b、給油単価表示器
13cに加え、前記プリセット設定器12の操作によっ
て設定された給油量または給油金額を表示するプリセッ
ト値表示器13dおよびプリセット種別表示器13e、
後述のMPU15からの給油異常信号が供給されるとこ
れを報知する警報器13fが設けられている。
【0017】14は、給油所内の非危険場所に設けられ
た制御装置である。
【0018】次に、図2により制御装置14の内部構成
について説明する。なお、図2中、図1で説明したもの
においては同一番号を付し、説明を省略する。
【0019】図2において、15はマイクロプロセッサ
(以下、MPUと言う)、16はインターフェース、1
7はMPU15のプログラムメモリ、18はデータメモ
リ、19はポンプ駆動回路、20はポンプスイッチ、2
1は表示器駆動回路、22はデリベリユニット4内に設
けられたホース昇降機構である。
【0020】まず、MPU15の制御内容を説明する。
【0021】MPU15は、昇降スイッチ11から下降
信号が供給されると、ホース昇降機構22を下降駆動し
て待機位置Aにある給油ノズル5を給油位置Bに下降さ
せるとともに、表示器13の給油量表示器13a,給油
金額表示器13bの零リセット等を行い、給油ノズル5
が給油位置Bに下降した場合にはホース昇降機構22の
下降駆動を停止するとともにポンプモータ7を駆動させ
る。そして、給油が開始されると、流量パルス発信器1
0より出力される流量パルスを計数して給油量及び給油
金額を演算し、これにより求められた給油量及び給油金
額を表示器13の給油量表示器13a,給油金額表示器
13bにそれぞれ表示するようになっている。
【0022】また、MPU15は、昇降スイッチ11か
ら上昇信号が供給されると、ホース昇降機構22を上昇
駆動して給油位置Bにある給油ノズル5を待機位置Aに
上昇させるとともに、給油ノズル5が待機位置Aに上昇
した場合にはホース昇降機構22の上昇駆動を停止する
とともにポンプモータ7が駆動している場合にはポンプ
モータ7の駆動を停止するようになっている。
【0023】更に、MPU15は、プリセット設定器1
2から種別設定信号aまたは種別設定信号bと、数値デ
ータとが供給されると、前記種別設定信号の内容により
給油作業者が給油金額によるプリセット給油を行おうと
しているのか、または、給油金額によるプリセット給油
を行おうとしているのかを判別するようになっている。
即ち、MPU15は、前述のプリセット設定器12から
種別設定信号aが入力されていると判断した場合には上
記数値データは給油量を示したものであると認識し、こ
の数値をプリセット値Pとする。また、前述のプリセッ
ト設定器12から種別設定信号bが入力されていると判
断した場合には前記数値データは給油金額を示したもの
であると認識し、この数値を給油単価で除して給油量に
換算した値をプリセット値Pとして設定するようになっ
ている。また、プリセットされた給油量または給油金額
を表示器13のプリセット値表示器13dおよびプリセ
ット種別表示器13eに表示制御する。次に、被給油車
両への給油が開始されると、MPU15は、前記プリセ
ット値Pに基づいてポンプ駆動回路19に制御信号を出
力してポンプスイッチ20を開・閉成し、ポンプモータ
7への電力の遮断・供給を制御する。
【0024】次に、データメモリ18について説明す
る。
【0025】データメモリ18は、行過量記憶部18
a,インチングデータ記憶部18b,最小流量値記憶部
18c,及び前述のプリセット設定器12により設定さ
れたプリセットデータに対応する給油量を記憶する給油
量記憶部18d,燃料の単価が記憶されている単価記憶
部18eとから大略構成されている。
【0026】行過量記憶部18aには、ポンプ8がポン
プモータ7の付勢によって定常運転されている状態でポ
ンプモータ7を消勢したときにポンプ8および液流の慣
性により生じる行過量のうち、最大の行過量である所定
値Kと最小の行過量である所定値Lと、ポンプ8がポン
プモータ7の付勢によって定常運転されている状態でポ
ンプモータ7を消勢したときから上記最大の行過量が流
れ終わるまでに要する時間(以下、行過時間という)と
が記憶されている。
【0027】インチングデータ記憶部18bには、図3
に示すように、前記ポンプモータ7が消勢されポンプ8
が停止状態でこのポンプモータ7を瞬時付勢後消勢した
ときに生じる行過量をも送液分として含めた最大微小流
量q1 〜qn と、ポンプモータ7を瞬時付勢してから上
記最大微小流量q1 〜qn が流れ終わるまでに要する時
間(以下、ポンプ回転時間という)T1 〜Tn と、この
最大微小流量q1 〜qn を送液するための前記ポンプモ
ータ7の最小の瞬時付勢時間(以下、最小付勢時間とい
う)t1 〜tn との対応が、各最大微小流量qm ( m=1,
2,...n) をインデックスとするデータとして設定記憶さ
れている。ここで、上記予め設定された複数の最大微小
流量q1 〜qn を送液するための前記ポンプモータ7の
最小の最小付勢時間tm (m=1,2,...n)の選定は、例えば
ポンプモータ7を予め定めた複数の微小時間tm それぞ
れにつき複数回ずつ瞬時付勢して、各微小時間tm の瞬
時付勢毎において確認された最大流量に基づき行われ
る。また、上記予め設定された複数の最大微小流量q1
〜qn を送液するための前記ポンプモータ7の最小の最
小付勢時間t1 〜tn に対応するポンプ回転時間Tm
(m=1,2,...n) の選定は、上述の各付勢時間tm ( m=1,
2,...n) だけポンプモータ7を付勢した場合に記録され
た最大流量が計測されたときのポンプモータ7を付勢し
たときから上記最大の行過量が流れ終わるまでに要する
時間を計測し、この時間に基づいて行われる。
【0028】最小流量値記憶部18cには、図4に示す
ように、付勢時間t1 〜tn と、前記ポンプモータ7が
消勢されポンプ8が停止状態で前記ポンプモータ7を付
勢時間t1 〜tn だけ付勢したときに生じる最小微小流
量p1 〜pn とが、各付勢時間tm ( m=1,2,...n) をイ
ンデックスとするデータとして設定記憶されている。こ
こで、上記予め設定された複数の付勢時間t1 〜tn ポ
ンプモータ7を駆動したときに送液された最小微小流量
p1 〜pn 選定は、例えばポンプモータ7を予め定めた
複数の付勢時間tm それぞれにつき複数回ずつ瞬時付勢
して、各付勢時間tm の瞬時付勢毎において確認された
流量のうち最小の流量を最小微小流量として選定するこ
とにより行われる。
【0029】次に、図5のフローチャートを用いてMP
U15の制御構成を説明する。
【0030】給油ノズル5が図1に示す待機位置Aにあ
り、表示器13の単価表示器13cにデータメモリ18
の単価記憶部18eに記憶されている単価が表示されて
いる初期状態(待機状態)では、MPU15は昇降スイ
ッチ11から下降信号が供給されているか否かを判断し
ている(STEP 1)。ここで、給油作業者が昇降スイッ
チ11を下降操作すると昇降スイッチ11からMPU1
5へ下降信号が供給され、この下降信号が入力されたM
PU15は、ホース昇降機22のホース昇降用モータ
(図示せず)を駆動して給油ホース6を繰り出すように
正転駆動させるとともに、インターフェース16及び表
示器駆動回路21を介して給油量表示器13aおよび給
油金額表示器13bへリセット信号を出力し、給油量表
示器13aおよび給油金額表示器13bを零リセットす
る(STEP 2)。
【0031】次に、MPU15はホース昇降機構22の
カムスイッチなどからなる位置検出装置(図示せず)か
ら給油位置検出信号が供給されたか否かを判断する(ST
EP3)。そして、STEP 3において給油位置検出信号が
供給されたと判断した場合には、前記ホース昇降用モー
タを消勢するとともに、インターフェース16を介して
ポンプ駆動回路19に対して閉成指令信号を出力してポ
ンプスイッチ20を閉成し、ポンプモータ7を付勢する
(STEP 4)。
【0032】次に、給油作業者がプリセット設定器12
を操作することによりプリセット設定器12から種別設
定信号と数値データとが出力されると、MPU15はイ
ンターフェース16を介してこれを読み込み、これを今
回のプリセット値Pとして給油量記憶部18dに記憶す
るとともに、インターフェース16を介して表示器駆動
回路21を駆動してプリセット表示器13dおよびプリ
セット種別表示器13eに設定された給油量または給油
金額を表示する(STEP 5)。
【0033】そして、給油ノズル5が操作され給油が実
際に開始されると、MPU15は、流量パルス発信器1
0より出力される流量パルスをインターフェース16を
介して取り込み計数して給油量Qおよび給油金額をイン
ターフェース16、表示器駆動回路21を介して給油量
表示器13aおよび給油金額表示器13bに表示する
(STEP 6)とともに、プリセット値Pより当該給油量
Qを減算して得られる減算値がデータメモリ18の行過
量記憶部18aに記憶されている所定値Kと等しくなっ
たか否か、即ちプリセット値Pよりも所定値Kだけ少な
い値の給油が完了したか否かを比較判断する(STEP
7)。STEP 7において給油が完了していないと判断し
た場合には給油を続行する。また、STEP 7において、
給油が完了したと判断した場合にはMPU15はインタ
ーフェース16を介してポンプ駆動回路19に開成指令
信号を出力し、ポンプスイッチ20を開成してポンプモ
ータ7に対する電源Eからの電力の供給を断ち、ポンプ
モータ7を消勢するとともに、このポンプモータ7が消
勢された時点での給油量Q1 をデータメモリ18の給油
データ記憶部(図示せず)に記憶する(STEP 8)。更
に、MPU15は、前記STEP 8においてポンプモータ
7への電力の供給を断った時点から内蔵されるタイマ
(図示せず)による計時を開始する(STEP 9)。
【0034】ここで、ポンプモータ7が消勢された後も
ポンプ8及び液流の慣性によって行過量としての流量パ
ルスが出力されるが、MPU15はこの流量パルスもイ
ンターフェース16を介して取り込み計数して給油量Q
および給油金額を演算し、インターフェース16を介し
て表示器駆動回路21を駆動せしめて給油量Q, 給油金
額を給油量表示器13a, 給油金額表示器13bに表示
する(STEP 10)とともに、前記STEP 9において開始
された計時が行過量記憶部18aに記憶されている行過
時間に達したか否かを判断する(STEP 11)。STEP 11
において前記計時が行過時間に達したと判断した場合に
はポンプ8の停止を検出し、前述のSTEP10において開始
した計時を停止・リセットする(STEP 12)とともに、
現時点での給油量Q2 から前述のSTEP 11においてデー
タメモリ18の給油データ記憶部(図示せず)に記憶さ
せた給油量Q1 を減算し行過量を求め(STEP 13)、こ
の行過量がデータメモリ18の行過量記憶部18aに記
憶されている所定値L以上であるか否かを判断する(ST
EP 14)。STEP 14において、行過量が所定値L以上で
ないと判断した場合には後述のSTEP 32以降の処理を行
う。また、STEP14において、行過量が所定値L以上であ
ると判断した場合には、現時点における給油量Q2 がプ
リセット値Pに達しているか否かを判断する(STEP 1
5)。
【0035】STEP 15において、給油量Q2 がプリセッ
ト値Pに達していると判断した場合には、MPU15は
今回のプリセット給油が完了したことを検出し、昇降ス
イッチ11から下降信号が入力されているか否かを判断
する(STEP 16)。この状態において、給油作業者が昇
降スイッチ11を上昇操作すると昇降スイッチ11から
MPU15へ上昇信号が供給され、これにより、MPU
15は上昇信号の入力があったと判断し、プリセット値
Pをクリアするとともに、ホース昇降機構22のホース
昇降用モータ(図示せず)を駆動して給油ホース6を巻
き取るように逆転駆動させる(STEP 17)。
【0036】次に、MPU15はホース昇降機構22の
カムスイッチなどからなる位置検出装置(図示せず)か
ら待機位置検出信号が供給されたか否かを判断する(ST
EP18)。そして、STEP 18において給油位置検出信号が
供給されたと判断した場合には、前記ホース昇降用モー
タを消勢し(STEP 19)、待機状態に戻る。
【0037】また、STEP 15において、給油量Q2 がプ
リセット値Pに達していないと判断した場合には、MP
U15は、この給油量Q2の値を給油量Q1 としてデー
タメモリ18の給油データ記憶部(図示せず)に更新記
憶させる(STEP 20)とともに、プリセット値Pから現
在の給油量を減算することにより今回のプリセット給油
を完了するために必要な追加給油量を求め(STEP 2
1)、データメモリ18のインチングデータ記憶部18
bから上記追加給油量を給油するために必要なポンプモ
ータ7の最小付勢時間tm ( m 1,2,...n) を読み出す
(STEP 22)。そして、再びMPU15は、インターフ
ェース16を介してポンプ駆動回路19に閉成指令信号
を出力し、ポンプスイッチ20を閉成してポンプモータ
7を付勢する(STEP 23)とともに、MPU15に内蔵
されるタイマ(図示せず)による計時を開始する(STEP
24)。そして、上記STEP 23により、ポンプ8が駆動
され流量パルスが流量パルス発信器10より出力される
と、MPU15はインターフェース16を介して流量パ
ルスを取り込み、給油量Q2 および給油金額を演算し、
インターフェース16を介して表示器駆動回路21を駆
動して給油量Q2 および給油金額を給油量表示器13a
および給油金額表示器13bに表示する(STEP25)。次
に、MPU15は、上述のSTEP 24で開始した計時が前
記STEP 22において読み出した最小付勢時間tm に達し
たか否かを判断する(STEP 26)。STEP26において開始
された計時が最小付勢時間tm に達したと判断した場合
にはMPU15はインターフェース16を介してポンプ
駆動回路19に開成指令信号を出力し(STEP 27)、こ
れにより、ポンプスイッチ20が開成し、ポンプモータ
7への電源Eからの電力の供給は絶たれ、ポンプモータ
7は消勢する。次に、MPU15は、前述のSTEP 24に
おいて開始された計時がポンプ回転時間に達したか否か
を判断し(STEP 28)、この計時がポンプ回転時間に達
したと判断した場合にはポンプ8の停止を検出し、前述
のSTEP 28において開始した計時を停止・リセットする
(STEP 29)とともに、データメモリ18の最小流量値
記憶部18cに記憶されている付勢時間t1 〜t2 の中
から前記STEP 22において読み出した最小付勢時間tm
に対応した付勢時間を選出し、これにより選出した付勢
時間に対応する最小微小流量を読み出す(STEP 30)。
次に、MPU15は、現時点での給油量Q2 から前述の
STEP 20においてデータメモリ18の給油データ記憶部
(図示せず)に記憶させた給油量Q1を減算し、前記最
小付勢時間tm だけポンプモータ7を付勢することによ
り、実際に給油された追加給油量を求め(STEP31)、こ
の追加給油量が前述のSTEP 30において読み出した最小
微小流量以上であるか否かを判断する(STEP 32)。
【0038】STEP 32において、追加給油量が最小微小
流量以上であると判断した場合には、再び前述のSTEP
15の処理を行う。また、STEP 32において、追加給油量
が最小微小流量以上でないと判断した場合には、給油異
常信号を出力し(STEP 33)、これにより警報器13f
からブーザー音が出力される。
【0039】次に、MPU15は、昇降スイッチ11か
ら下降信号が入力されているか否かを判断する(STEP
34)。この状態において、給油作業者が昇降スイッチ1
1を上昇操作すると昇降スイッチ11からMPU15へ
上昇信号が供給され、これにより、MPU15は上昇信
号の入力があったと判断し、前述のSTEP 33により出力
し続けている給油異常信号の出力を停止し(STEP 3
5)、これにより警報器13fからのブーザー音の出力
は停止する。その後、MPU15は、前述のSTEP17以降
の処理を行う。
【0040】以下に、前述のように構成された本実施例
の懸垂式給油装置の動作について説明する。
【0041】まず、給油作業者は昇降スイッチ11を下
降操作して給油ノズル5を待機位置Aから給油位置Bま
で降下させる。そして、プリセット設定器12を操作し
て所望の給油量または給油金額をプリセット値Pとして
設定する。ここで、動作を分かりやすく説明しやすくす
るため今回のプリセット給油は 20.00リットルであると
する。
【0042】(給油装置が正常の場合)
【0043】給油作業者が給油ノズル5の吐出パイプを
被給油車両の給油口へ挿入し、給油を開始すると、給油
量表示器13a及び給油金額表示器13bには現在の給
油量および給油金額が表示される。このとき、MPU1
5はプリセット値Pの 20.00リットルから実際に給油さ
れた給油量Q1 を減算し、この減算値が予め定められた
所定値K例えば0.20リットルと等しくなったか否かを比
較している。そして、上記減算値が0.20リットルと等し
くなったときポンプモータ7は消勢されるとともに、こ
の時点での給油量Q119.80 リットルが記憶され、か
つ、計時が開始される。
【0044】ここで、ポンプモータ7の消勢後もポンプ
モータ7,ポンプ8及び液流の慣性により行過量が生じ
る。
【0045】計時が開始されてからこの計時が行過時間
に達する間に例えば0.20リットルの行過量が生じ現在の
給油量Q2 が 20.00リットルになったとする。すると、
0.20リットルの行過量が所定値L以上であるか否かを判
断する。ここで、所定値Lは0.09リットルであったとす
ると、0.20リットルの行過量が所定値L以上であり、か
つ、現在の給油量Q2 はプリセット値Pの 20.00リット
ルに達しているので給油は終了する。
【0046】また、計時が開始されてからこの計時が行
過時間に達する間に例えば0.10リットルの行過量が生じ
現在の給油量Q2 が 19.90リットルになったとする。す
ると、0.10リットルの行過量が所定値L以上であるか否
かを判断する。ここで、所定値Lは0.09リットルであっ
たとすると、0.20リットルの行過量が所定値L以上であ
るので、プリセット値P 20.00リットルから現在の給油
量Q2 19.90 リットルを減算して追加給油量0.10リット
ルを求め、予めデータメモリ18のインチングデータ記
憶部18bに記憶されている最大微小流量q1 〜qn の
中から上記追加給油量0.10リットルに対応する最大微小
流量qm 0.10リットルを選び、これに対応する最小付勢
時間tm 例えば90msecを読み出すとともに、現在の給油
量Q2 19.90 リットルが給油量Q1 として更新記憶され
る。そして、ポンプモータ7が付勢されるとともに、計
時が開始され、この計時が最小付勢時間tm 90msecに達
した時点でポンプモータ7は消勢され、更にこの計時が
ポンプ回転時間例えば 120msecに達した場合には計時が
リセットされる。ここで、ポンプモータ7の消勢後もポ
ンプモータ7,ポンプ8及び液流の慣性により給油ノズ
ル5から油液が吐出される。
【0047】計時が開始されてからこの計時がポンプ回
転時間 120msecに達する間に実際には0.10リットルの追
加給油量が生じ現在の給油量Q2 が 20.00リットルにな
ったとする。すると、計時がリセットされるとともに、
0.10リットルの追加給油量が最小微小流量以上であるか
否かを判断する。ここで、最小微小流量は0.04リットル
であったとすると、0.10リットルの追加給油量は最小微
小流量0.04リットル以上であり、かつ、現在の給油量Q
2 はプリセット値Pの 20.00リットルに達しているので
給油は終了する。
【0048】また、計時が開始されてからこの計時がポ
ンプ回転時間 120msecに達する間に実際には0.05リット
ルの追加給油量が生じ現在の給油量Q2 が 19.95リット
ルになったとする。すると、計時がリセットされるとと
もに、0.05リットルの追加給油量が最小微小流量以上で
あるか否かを判断する。ここで、最小微小流量は0.04リ
ットルであったとすると、0.05リットルの追加給油量は
最小微小流量以上であるので、この場合も上述した動作
と同様にプリセット値Pから現在の給油量Q219.95 リ
ットルを減算して追加給油量0.05リットルを求め、予め
データメモリ18のインチングデータ記憶部18bから
上記追加給油量0.05リットルに対応する最小付勢時間t
m を読み出し、この最小付勢時間tm 例えば60msecだけ
ポンプモータ7を付勢し、現在の給油量Q2 19.95 リッ
トルをプリセット値 20.00リットルに達しさせようとす
る。また、上述の60msecだけポンプモータ7を付勢によ
っても給油量Q2 がプリセット値に達しなかった場合に
は、前述のような動作が再び行われる。即ち、「プリセ
ット値P 20.00リットルから現在の給油量Q2 を減算し
て追加給油量を求め、予めデータメモリ18のインチン
グデータ記憶部18bから上記追加給油量に対応する最
小付勢時間tm を読み出すとともに、現在の給油量Q2
が給油量Q1 として更新記憶され、ポンプモータ7が付
勢されるとともに、計時が開始され、この計時が最小付
勢時間tm に達した時点でポンプモータ7は消勢され、
更にこの計時がポンプ回転時間に達した場合には計時が
リセットされ・・・」と言う動作を再び行う。
【0049】そして、給油量Q2 がプリセット値Pに達
した場合には、給油作業者は給油量表示器13aを見て
今回のプリセット値Pである 20.00リットルに対応する
給油が完了したのを確認したのち、給油ノズル5の主弁
を閉弁し、吐出パイプを給油口より外し、昇降スイッチ
11を上昇操作して給油ノズル5を待機位置Bに戻す。
なお、このとき今回のプリセット値Pとして設定された
給油量の 20.00リットルは自動的にクリアされる。
【0050】(給油装置が異常の場合)
【0051】給油作業者が給油ノズル5の吐出パイプを
被給油車両の給油口へ挿入し、給油を開始すると、給油
量表示器13a及び給油金額表示器13bには現在の給
油量および給油金額が表示される。このとき、MPU1
5はプリセット値Pの20.00 リットルから実際に給油さ
れた給油量Q1 を減算し、この減算値が予め定められた
所定値K例えば0.20リットルと等しくなったか否かを比
較している。そして、上記減算値が0.20リットルと等し
くなったときポンプモータ7は消勢されるとともに、こ
の時点での給油量Q119.80 リットルが記憶され、か
つ、計時が開始される。
【0052】ここで、ポンプモータ7の消勢後もポンプ
モータ7,ポンプ8及び液流の慣性により行過量が生じ
る。
【0053】計時が開始されてからこの計時が行過時間
に達する間に例えば0.07リットルの行過量が生じ現在の
給油量Q2 が 19.87リットルになったとする。所定値L
は0.09リットルであったとすると、0.07リットルの行過
量は所定値L以上でないので、警報器13fからブザー
音が出力される。これにより、給油作業者はこの懸垂式
給油装置の異常を知ることができる。
【0054】また、計時が開始されてからこの計時が行
過時間に達する間に例えば0.10リットルの行過量が生じ
現在の給油量Q2 が 19.90リットルになったとする。所
定値Lは0.09リットルであったとすると、0.10リットル
の行過量は所定値L以上であるので、警報器13fから
ブザー音が出力されることはない。すると、懸垂式給油
装置は、プリセット値P 20.00リットルから現在の給油
量Q2 19.90 リットルを減算して追加給油量0.10リット
ルを求め、予めデータメモリ18のインチングデータ記
憶部18bに記憶されている最大微小流量q1 〜qnの
中から上記追加給油量0.10リットルに対応する最大微小
流量qm0.10リットルを選び、これに対応する最小付勢
時間tm 例えば90msecを読み出すとともに、現在の給油
量Q2 19.90 が給油量Q1 として更新記憶される。そし
て、ポンプモータ7が付勢されるとともに計時が開始さ
れ、この計時が最小付勢時間tm 90msecに達した時点で
ポンプモータ7は消勢され、更にこの計時がポンプ回転
時間例えば 120msecに達した場合には計時がリセットさ
れる。ここで、ポンプモータ7の消勢後もポンプモータ
7,ポンプ8及び液流の慣性により給油ノズル5から油
液が吐出される。
【0055】計時が開始されてからこの計時がポンプ回
転時間 120msecに達する間に実際には0.02リットルの追
加給油量が生じ現在の給油量Q2 が 19.92リットルにな
ったとする。最小微小流量値が0.04リットルであったと
すると、0.02リットルの追加給油量は最小微小流量以上
であるので、警報器13fからブザー音が出力される。
これにより、給油作業者はこの懸垂式給油装置の異常を
知ることができる。
【0056】そして、警報器13fからブザー音が出力
された場合には、給油作業者は給油ノズル5の主弁を閉
弁し、吐出パイプを給油口より外し、昇降スイッチ11
を上昇操作して給油ノズル5を待機位置Bに戻す。な
お、このとき今回のプリセット値Pとして設定された給
油量の 20.00リットルは自動的にクリアされる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、第一の発明は、前記モー
タの付勢により前記ポンプが定常運転されている状態で
前記モータを消勢して生じる行過量のうち、最小の行過
量が所定値として記憶されている第二の記憶手段を設
け、前記モータの付勢により前記ポンプが定常運転され
ている状態で前記モータを消勢して生じる実際の行過量
が前記第二の記憶手段に記憶されている最小の行過量よ
りも少ない場合には、定量給液制御装置の異常を検出す
るようにしたので、給液装置が壊れる前に給液作業者に
給液装置の点検が必要であることを報知することができ
る。
【0058】また、第二の発明は、微小付勢時間と、前
記ポンプが停止し被測流体が流れていない状態で前記モ
ータを微小時間付勢したときに生じる行過量を送液分と
して含めた微小流量のうち最小の微小流量との対応が記
憶されている第三の記憶手段を設け、前記第二の給液制
御手段によって行われた実際の追加給油量が第三の記憶
手段に記憶されている最小の微小流量よりも少ない場合
には、定量給液制御装置の異常を検出するようにしたの
で、給液装置が壊れる前に給液作業者に給液装置の点検
が必要であることを報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての懸垂式給油装
置の構成図である。
【図2】図1の懸垂式給油装置の制御装置14のシステ
ム構成図である。
【図3】インチングデータ記憶部18bに記憶されてい
るデータを示す図である。
【図4】最小流量値記憶部18cに記憶されているデー
タを示す図である。
【図5】図1の懸垂式給油装置の制御構成を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
7 ポンプモータ 8 ポンプ 9 流量計 10 流量パルス発信器 12 プリセット設定器 13f 警報器 14 制御装置 15 MPU 18a 行過量記憶部 18b インチングデータ記憶部 18c 最小流量値記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−195715(JP,A) 特開 昭56−142198(JP,A) 特開 昭58−203897(JP,A) 特開 昭58−30995(JP,A) 特開 昭57−17797(JP,A) 特開 昭48−2407(JP,A) 実開 昭58−65297(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/00 - 5/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより駆動されるポンプと、該ポ
    ンプによって送液される被測流体の流量を計測する計測
    手段と、給液に際し予め所望の給液量をプリセット値と
    して設定するプリセット設定手段と、前記モータの付勢
    により前記ポンプが定常運転されている状態で前記モー
    タを消勢して生じる行過量のうち、最大の行過量が所定
    値として記憶されている第一の記憶手段と、前記プリセ
    ット手段により設定されたプリセット値から前記第一の
    記憶手段に記憶されている所定値を減算した数値に対応
    する流量が前記計測手段によって計測されたとき前記モ
    ータを消勢する第一の給液制御手段と、からなる定量給
    液制御装置において、前記モータの付勢により前記ポン
    プが定常運転されている状態で前記モータを消勢して生
    じる行過量のうち、最小の行過量が所定値として記憶さ
    れている第二の記憶手段と、前記モータの付勢により前
    記ポンプが定常運転されている状態で前記モータを消勢
    して生じる実際の行過量が、前記第二の記憶手段に記憶
    されている最小の行過量よりも少ない場合には、該定量
    給液制御装置の異常を検出する異常検出手段と、を設け
    たことを特徴とする定量給液制御装置。
  2. 【請求項2】 モータにより駆動されるポンプと、該ポ
    ンプによって送液される被測流体の流量を計測する計測
    手段と、給液に際し予め所望の給液量をプリセット値と
    して設定するプリセット設定手段と、前記モータの付勢
    により前記ポンプが定常運転されている状態で前記モー
    タを消勢して生じる行過量のうち、最大の行過量が所定
    値として記憶されている第一の記憶手段と、前記ポンプ
    が停止し被測流体が流れていない状態で前記モータを瞬
    時付勢したときに生じる行過量を送液分として含めた微
    小流量とこの微小流量を送液するための前記モータの瞬
    時付勢時間との対応が記憶されている第二の記憶手段
    と、前記プリセット手段により設定されたプリセット値
    から前記第一の記憶手段に記憶されている所定値を減算
    した数値に対応する流量が前記計測手段によって計測さ
    れたとき前記モータを消勢する第一の給液制御手段と、
    前記第一の給液制御手段によって前記モータを消勢した
    ときに生じる行過量が流れきったのを判別し、前記プリ
    セット手段により計測された被測流体との差を演算する
    とともに、この差に該当する微小流量を送液するための
    前記モータの瞬時付勢時間を前記第二の記憶手段に基づ
    き演算して次回のモータの付勢時間として設定し、この
    設定時間だけ前記モータを付勢して前記ポンプを駆動す
    る第二の給液制御手段とを有し、第一の給液制御手段の
    作動に基づく行過量が流れきった後、前記プリセット値
    と前記計測手段によって計測された被測流体の流量との
    差を前記第二の給液制御手段の作動によって給液し、前
    記プリセット値に対する給液を完了させるようにした定
    量給液制御装置において、前記ポンプが停止し被測流体
    が流れていない状態で前記モータを微小時間付勢したと
    きに生じる行過量を送液分として含めた微小流量のうち
    最小の微小流量との対応が記憶されている第三の記憶手
    段と、前記第二の給液制御手段によって行われた実際の
    追加給油量が第三の記憶手段に記憶されている最小の微
    小流量よりも少ない場合には、該定量給液制御装置の異
    常を検出する異常検出手段と、を設けたことを特徴とす
    る定量給液制御装置。
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