JPH0718666Y2 - ロール対の圧接支持構造 - Google Patents

ロール対の圧接支持構造

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JPH0718666Y2
JPH0718666Y2 JP11463089U JP11463089U JPH0718666Y2 JP H0718666 Y2 JPH0718666 Y2 JP H0718666Y2 JP 11463089 U JP11463089 U JP 11463089U JP 11463089 U JP11463089 U JP 11463089U JP H0718666 Y2 JPH0718666 Y2 JP H0718666Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、互いに圧接しつつ回転可能なロール対の圧接
支持構造に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
画像形成機器で用いる用紙搬送ロール対や定着ロール対
等では、一対のロールを互いに圧接させてある。その圧
接手段としては、通常、コイルバネ等のバネ部材を用い
る。従来のコイルバネを用いた圧接支持方法の一つに、
一対のロールを個々の支持板で回転自在に支持し、それ
ら個々の支持板を互いに近離自在に設けると共に、それ
らの間に引っ張りバネを張架する方法がある。この方法
は、構造が複雑化してコストアップになる欠点を有して
いる。
構造が簡単で安価なロール対の圧接支持方法として、第
4図に示す方法がある。第4図は、従来の定着ロール対
圧接支持構造を示す分解斜視図である。ロールを支持す
る一対の側板41、41に支持穴42、42を夫々穿設してあ
る。各支持穴42は、円形の丸穴部42aと長方形状の長穴
部42bを連通させて成る。支持穴42の丸穴部42aの方に加
熱ロール43の端部を挿通し、軸受44を介して回転自在に
支持してある。尚、45はストッパリングで、各軸受44や
駆動ギヤ46の脱装を阻止するために付設してある。
一方、第5図に示す様に、各支持穴42の長穴部42bに
は、軸受47を、長穴部42bの長手方向に沿って摺動自在
に嵌装してある。この軸受47は、加熱ロール43に圧接さ
せる加圧ロール49(第6図参照)を回転自在に支持する
ものである。そして、軸受47と長穴部42bの底面42c間に
は、圧縮バネ48を介装してある。長穴部底面42cには、
突起42dを凸設してある。この突起42に圧縮バネ48の後
端を外挿係止し、その脱落を防止している。
上述の圧接支持構造は、共通の側板41で一対のロールを
支持するから、構造が簡単となるメリットを備えている
が、次の様な問題点を有している。
定着ロール対を組立てる際は、通常、第6図に示す様
に、加熱ロール43及び加圧ロール49を各軸受け44,44及
び47,47を介在させて側板41,41間に架設した後、圧縮バ
ネ48,48を装着する。この場合、破線で示す自由長に延
び切った圧縮バネ48′を、側板41の外側から、一端を軸
受47底面に当接させて矢印A方向に押し縮めながら長穴
部42b内に装填する。このとき、構造上、圧縮バネ48を
側板41の内側から支えることができないから、押し込む
際に矢印B方向に外れ易い。この傾向は圧縮バネ48の弾
発力が強いほど顕著であり、大きい圧接力を必要とする
定着ロール対では、圧縮バネ48の装着が特に困難な作業
となる。従って、圧縮バネ48を内側で支える治具やその
装填作業専用の特殊な工具が必要となる。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、構造が簡単で、特殊な工具を用いず容易に圧縮
バネを嵌装できるロール対の圧接支持構造を提供するこ
とを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成する為、一対のロールを回転
自在に支持する支持部材と、一方のロールを他方のロー
ルに押圧付勢する圧縮バネとを備えたロール対の圧接支
持構造において、前記支持部材に穿設され、前記圧縮バ
ネの少なくとも押圧するロールとは反対側の端部を移動
自在に保持し、前記圧縮バネの伸縮方向長さを所定の弾
発力が得られる第1長さと前記第1長さより長い第2長
さの少なくとも2通りに変化させることが可能な大きさ
の保持穴と、前記圧縮バネを前記第1長さに保持する位
置に凸設され、前記圧縮バネの前記端部を係止させる係
止突起を備え、前記圧縮バネの前記端部を前記保持穴に
沿って移動させ前記第1長さに圧縮して前記係止突起に
係止することを要点とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例について、第1図(a),(b)
乃至第3図に基づき詳細に説明する。
第1図(a),(b)は、夫々、本考案の一実施例とし
ての定着ロール対1における一方側端部の圧接支持構造
を、組立て完了前と組立て完了後の各段階で示す各模式
的側断面図である。尚、本例の定着ロール対1の他方側
端部の構成も以下に説明する構成と同一である。
第1図(a)において、加熱ロール2と加圧ロール3の
各端部が側板4により回転自在に支持されている。側板
4には、第2図に示す様に、加熱ロール2と加圧ロール
3の各挿持孔5,6を穿設してある。尚、挿持孔5,6は、第
4図に示した従来例の様に連通させて1個の挿持孔とし
てもよい。加熱ロール2の挿持孔5は、円形をなし、そ
の周縁に一対の軸受ストッパ用凹部5a,5aを対向形成し
てある。この円形挿持孔5には、第4図に示した従来例
と同様に加熱ロール2の端部を挿通し、軸受7を介して
回転自在に支持してある。加熱ロール2の内部には、発
熱源のハロゲンランプ8を架設してある。
一方、加圧ロール3の挿持孔6内には、加圧ロール3の
回転軸3aとそれを回転自在に支持する軸受9及び加圧ロ
ール3を加熱ロールに向けて押圧する圧縮バネ10を装填
してある。挿持孔6は、回転軸3aと軸受9の収容部6a
と、圧縮バネ10の装填部6bとから成る多角形状に形成し
てある。圧縮バネ10の装填部6bは、圧縮バネ10が装填位
置を移動して少なくとも2通りに長さを変えることがで
きる広さを備えている。本例の挿持孔6では、圧縮バネ
10を自由長より若干短い状態で収容できる仮装着スペー
スS1と、圧縮バネ10を所定の弾発力が得られる最も縮め
た状態で収容する実装着スペースS2を確保してある。実
装着スペースS2の下縁壁面には、係止突起6cを凸設して
ある。これら両スペースS1,S2の加熱ロール2に近い上
部は、同一スペースを共有している。一方、両スペース
S1,S2の下部は、夫々異なるスペースを占め、それらの
各下縁壁面は斜面6dで接続してある。
軸受9は、第3図に示す様に、上部に半円形の軸支凹部
9a、両側端面に摺動溝9b,9bを夫々凹設し、底面に突起9
cを凸設して成る。この軸受9の底面に圧縮バネ10の一
端が当接し、軸受9を介して加圧ロール3を加熱ロール
2に向けて押圧付勢する構成となっている。この場合、
当接した圧縮バネ10の一端を突起9cに外挿係止すること
により、圧縮バネ10の不用意な脱装を防止することがで
きる。
圧縮バネ10を装着するには、先ず、圧縮バネ10の一端を
上述した軸受9底部の突起9cに外挿係止し、圧縮バネ10
全体を仮装着スペースS1内に装填する。この際、仮装着
スペースS1は上述した様に圧縮バネ10の自由長より若干
短かい長さを備えた大きさに形成してあるから、圧縮バ
ネ10を若干縮めるだけで手指等でも容易に側板4の外側
から装填することができる。次いで、圧縮バネ10の下端
を手指で保持、或いはドライバー等の先に引掛け斜面6d
に沿って摺動させ、第1図(b)に示す様に、圧縮バネ
10を実装着スペースS2内に装填する。この際、斜面6dに
沿わせて圧縮バネ10の下端を押し上げるから、その押し
上げる力の方向は側板4に沿った方向となり、第6図で
示した矢印B方向へ向くことはなく圧縮バネ10が外れる
ことなく、又、その斜面効果により小さい力で圧縮バネ
10を縮めつつその下端部を上位へ移動させることができ
る。従って、強度の大きい定着ロール対圧接用圧縮バネ
10も、特殊工具等の使用なしで所定位置へ容易に装着す
ることができる。又、実装着スペースS2に装填した圧縮
バネ10の下端は、実装着スペースS2下縁壁部の突起6cに
外挿係止してある。従って、圧縮バネ10は上下両端を夫
々突起9c,6cに係止されているから、一旦装填されれば
不用意に実装着スペースS2から脱装することはない。
以上の様にして強度の大きい圧縮バネ10も実装着スペー
スS2内に簡単且つ確実に装着することができ、加圧ロー
ル3を加熱ロール2に対して所定の圧力で安定的に圧接
させることができる。
尚、本考案は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本考案の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。例えば、圧縮バネの挿持孔
内での装着位置は、仮装着と実装着の2通りに限らず、
上記実施例で斜面6dの中間に係止部を設けて実装着位置
を2通りとし、定着ロール対の圧接力を2段階に変える
構成としてもよい。又、加熱ロールと加圧ロールとを夫
々別個の側板で支持してもよい。更に、本考案は、定着
ロール対に限らず、用紙搬送ロール対等の他の種々のロ
ール対の圧接支持構造に適用可能である。
〔考案の効果〕 以上、詳細に説明した様に、本考案によれば、ロール対
圧接用圧縮バネの装填スペースを、圧縮バネが装填位置
を変えて少なくとも2通りの長さに亘り伸縮できる大き
さに形成することにより、強度の大きいバネも所定の装
填位置に特別な工具を用いないで容易且つ確実に装着す
ることができる。よって、組立て作業が簡単で且つ所定
の圧接力で安定してロール対を圧接させることができる
ロール対の圧接支持構造を、安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は夫々本考案の一実施例としての
定着ロール対圧接支持構造を組立て完了前後で示す各模
式的断面図、第2図は上記圧接支持構造の側板を示す正
面図、第3図は上記圧接支持構造の軸受を示す斜視図、
第4図は従来の定着ロール対支持構造を示す分解斜視
図、第5図は上記定着ロール対支持構造の圧接機構を示
す部分斜視図、第6図は上記定着ロール対支持構造を示
す正面図である。 1…定着ロール対 2,43…加熱ロール 3,49…加圧ロール 4,41…側板 5…挿持孔(加熱ロール) 6…挿持孔(加圧ロール) 6c,42d…突起 6d…斜面 7,9,44,47…軸受 10,48…圧縮バネ S1…仮装着スペース S2…実装着スペース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のロールを回転自在に支持する支持部
    材と、一方のロールを他方のロールに押圧付勢する圧縮
    バネとを備えたロール対の圧接支持構造において、前記
    支持部材に穿設され、前記圧縮バネの少なくとも押圧す
    るロールとは反対側の端部を移動自在に保持し、前記圧
    縮バネの伸縮方向長さを所定の弾発力が得られる第1長
    さと前記第1長さより長い第2長さの少なくとも2通り
    に変化させることが可能な大きさの保持穴と、前記圧縮
    バネを前記第1長さに保持する位置に凸設され、前記圧
    縮バネの前記端部を係止させる係止突起を備え、前記圧
    縮バネの前記端部を前記保持穴に沿って移動させ前記第
    1長さに圧縮して前記係止突起に係止することを特徴と
    するロール対の圧接支持構造。
JP11463089U 1989-09-29 1989-09-29 ロール対の圧接支持構造 Expired - Lifetime JPH0718666Y2 (ja)

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