JPH07186479A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07186479A
JPH07186479A JP33186793A JP33186793A JPH07186479A JP H07186479 A JPH07186479 A JP H07186479A JP 33186793 A JP33186793 A JP 33186793A JP 33186793 A JP33186793 A JP 33186793A JP H07186479 A JPH07186479 A JP H07186479A
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JP
Japan
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current value
battery
time
motor
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP33186793A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takayanagi
義章 高柳
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリッジモータの回転数をACアダプタ使
用時とバッテリ使用時とで異ならせることによって、モ
ータ専用のDC−DCコンバータを不要にしてバッテリ
使用時における印字枚数を向上させることを目的とす
る。 【構成】 キャリッジモータに供給する電流を定める基
準電圧Vref の値を加速域の初期段階で高くする。さら
に、バッテリ使用時には図中Bに示すように、加速,等
速,減速のすべての領域においてACアダプタ使用時
(図中A)に比して基準電圧Vref の値を低くしモータ
に供給する電流を少なくしてモータの回転数を低くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関し、特に、ACアダプタとバッテリの両方により使
用可能なインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のインクジェット記録装置に
おける電源と各部との接続関係を示した図である。図1
において1はACアダプタ、2はバッテリ、3は記録ヘ
ッド駆動制御部6の専用DC−DCコンバータ、4はキ
ャリッジ走査モータ駆動部7の専用DC−DCコンバー
タ、5は装置全体の制御を行なうロジック系である。こ
のように従来のACアダプタ1とバッテリ2との併用が
可能なインクジェット記録装置は、図1に示すようにキ
ャリッジ走査モータを駆動するための電圧を、専用のD
C−DCコンバータ4により生成して供給することが一
般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たインクジェット記録装置は一般に、記録ヘッドを駆動
するための高精度のDC電源を必要とし、その他にこの
ようなモータ駆動用の専用のDC−DCコンバータを電
源として設けることは、非常に大きなコスト・アップの
要因となっていた。
【0004】更に、DC−DCコンバータの効率は通常
70〜80%であるために、特にバッテリの使用時に
は、DC−DCコンバータ自体におけるパワーの損失に
よりトータル印字枚数に大きく影響を及ぼすといった欠
点を有していた。
【0005】本発明の目的は、ACアダプタ使用時とバ
ッテリ使用時とにおけるキャリッジの移動速度を、パワ
ー効率を最適化して制御することによって、キャリッジ
モータ専用のDC−DCコンバータを不要にしてバッテ
リ使用時における印字枚数を向上させることができるイ
ンクジェット記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、DC電源装置または前記DC電源装置の
出力電圧よりも低い出力電圧を有するバッテリを用いて
駆動可能なインクジェット記録装置において、前記DC
電源装置を用いる駆動時に、キャリッジ走査モータの加
速時にその駆動電流値を複数段階に降順に切り替える手
段と、前記バッテリを用いる駆動時に、前記複数段階の
駆動電流値の最高電流値以下の電流値により前記キャリ
ッジ走査モータの電流値を制御することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、DC電源はACアダプタおよ
びACアダプタよりも低い電圧出力を有するバッテリに
より構成される。ACアダプタ使用時には、キャリッジ
走査モータの駆動制御は、加速時の初期には第1の電流
値を通電し、加速の途中時点において、第1の電流値よ
りも小さい第2の電流値に切り替える。また、等速領域
では、第2の電流値よりも小さな第3の電流値または前
記第2の電流値により制御する。さらに、バッテリ使用
時には、ACアダプタ使用時に比較して低い電流値によ
って低速でモータを制御する。例えば加速時の初期には
前記第2の電流値により制御し、加速の途中において、
前記第3の電流値に切り替えて制御する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0009】図2は本発明によるインクジェット記録装
置の電源部と各部との接続関係を示すブロック図であ
り、図1と同一符号のものは同一のものを示している。
本装置は従来例(図1)と比較して、モータ駆動制御用
のDC−DCコンバータ4が省略されている。すなわ
ち、本発明装置は、モータ駆動制御部7はACアダプタ
1或いはバッテリ2のどちらか一方から直接に電力を得
るように構成してある。
【0010】図3は本発明装置で使用するモータ駆動制
御部7のブロック図である。キャリッジ走査モータ10
を構成する巻線(図示せず)にはトランジスタ11によ
り電流が供給され、その電流が検出抵抗12により検出
電圧Vd として検出され、コンデンサ13により平均化
されて比較器15の反転入力に入力する。一方、比較器
15の非反転入力にはモータに供給する電流値を制御す
るための基準電圧Vref が与えられ、この電圧を可変制
御することにより、モータ10への供給パワーの制御が
可能となる。例えば、基準電圧Vref より検出電圧Vd
が小さい場合、すなわちモータへ所定の電流が供給され
ていない場合には、比較器の出力がHレベルとなり、モ
ノステーブル論理回路16が起動され、ANDゲート1
7を介してトランジスタ11がオンされる。ANDゲー
ト17のもう一方の入力にはモータ10のON/OFF
信号18が入力し、モータ10を回転する時にはこの信
号18はH状態となる。
【0011】次に図4を用いて本発明の一実施例におけ
るモータの電流制御について説明する。図4はモータの
回転スピード[pps](pulse per second)と時間の関
係およびモータに流す電流を決定する基準電圧Vref
の関係を示す図である。ここで、Aは図2のACアダプ
タ1を使用する場合のスペックを、Bはバッテリ2を使
用する場合のスペックを示す。このようにACアダプタ
1を使用する場合に比較して、バッテリ2の場合のスペ
ックは落ちている。本実施例ではACアダプタ1として
公称12Vの汎用品を、バッテリ2としては2次電池の
リチウム・イオン電池を使用した。本実施例の場合のよ
うに、ACアダプタ1の電圧に比較して、バッテリ2の
電圧が半分とかけ離れている場合、バッテリ2によって
ACアダプタ1使用時と同じ回転スピードを得ようとし
て電流をモータに流そうとしても、モータはL負荷であ
るため、指定した電流値まで上昇できず、脱調現象を引
き起こしてしまう。従って、本実施例では、バッテリ使
用の場合のモータの回転スピードを、ACアダプタ使用
の場合に比較して下方修正し、且つ加速初期における電
流値をACアダプタ使用時の場合の加速初期段階以降の
電流値により制御するようにすることにより、回路の簡
素化を達成している。
【0012】図4に示した実施例では、ACアダプタ使
用時には加速の初期時に基準電圧Vref(1)に対応する電
流値で制御し、その後、加速の途中で基準電圧Vref(2)
に対応する電流値に切り替える。ここでVref(1)>V
ref(2)である。そうすることにより、等速領域の入り口
付近における整定を改善できる。すなわち、加速領域の
最後の方になるにつれて、加速トルクが小さくなるため
に、モータの回転に必要なトルクも次第に減少する。従
って加速初期の電流値を維持したままでは過剰パワーと
なり、等速域に入ったときの整定にオーバーシュートが
発生してしまう。次に、バッテリ使用時の場合、加速の
初期時にはACアダプタの場合に使用した基準電圧V
ref(2)で加速の初期を制御し、その後加速の途中からV
ref(2)>Vref(3)である第3の基準電圧Vref(3)により
制御する。このようにすることにより、等速域における
余分なパワー供給を回避し、バッテリのパワー消費を節
約させて結果的にバッテリ使用時における印字枚数を増
加させることが可能となる。
【0013】図5に本実施例の制御を実施するための基
準電圧発生回路を示す。20〜23は分割抵抗であり、
電源電圧Vccを抵抗分割することにより、数種類の基準
電圧を生成する。24〜26はトランジスタ、27は出
力端、28〜30は制御信号S1〜S3の入力端であ
る。本実施例では図4に示す3種類の基準電圧
ref(1)、Vref(2)およびVref(3)が生成され、これら
はそれぞれ制御信号S1、S2およびS3により選択さ
れる。選択された電圧が図3の基準電圧Vref 14とな
る。
【0014】ACアダプタ1使用の場合は、図5におい
て加速領域の初期はS1信号が活動化され(Lアクティ
ブ)、その後、加速域の途中でS2信号が活動化されそ
れまで活動状態であったS1がオフされる。
【0015】また、バッテリ2使用時には加速域の初期
にはS2信号が活動化され、その後、加速域の途中でS
3信号が活動化され、それまで活動状態であったS2信
号がオフされる。
【0016】このように本実施例では、S2信号の活動
化により出力されるVref(2)がACアダプタの場合とバ
ッテリの場合で共用化できる設計となっていて回路の簡
素化が図られている。
【0017】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0018】図6は、本発明の他の実施例におけるモー
タの回転数と時間の関係およびモータに流す電流を決定
する基準電圧Vref と時間の関係を示す図である。本実
施例ではACアダプタ使用時におけるキャリッジ走査モ
ータの加速領域において、モータに供給する電流を3段
階に切り替えている(図中Aで表す)。すなわち、加速
領域の初期段階は基準電圧Vref(1)、中間領域は基準電
圧Vref(2)、最終領域及び等速領域が基準電圧Vref(3)
で制御される。こうした制御は、特に加速トルクが摩擦
トルクに比較して同等或いは大きく、且つ等速時のキャ
リッジスピードがかなり高速な場合に有効である。ま
た、図中Bで示すラインはバッテリ使用時の制御を示
し、この場合には、加速域から等速域まで基準電圧V
ref(3)に対応する同一の電流値により制御し、その等速
域における回転スピードは前述の実施例の場合と同様
に、ACアダプタの場合よりも低く設定してある。図6
に示す実施例を達成するための基準電圧発生回路につい
ても、図5に示す回路を用いればよく、その各制御信号
を活動化するタイミングを本実施例に適するように変更
するだけでよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、電源系統の回路の簡素
化を図ることができ、さらに、バッテリ使用時における
省エネ化が達成され、そのときの印字枚数を増加させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェット記録装置における電源と
各部との接続関係を示す回路図である。
【図2】本発明に係るインクジェット記録装置における
電源と各部との接続関係を示す回路図である。
【図3】モータ制御部の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施例におけるモータの回転数と時
間および基準電圧と時間の関係を示す説明図である。
【図5】基準電圧発生回路の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるモータの回転数と
時間および基準電圧と時間の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ACアダプタ 2 バッテリ 3,4 DC−DCコンバータ 5 ロジック系 6 ヘッド駆動制御部 7 キャリッジ走査モータ駆動制御部 10 キャリッジ走査モータ 11 トランジスタ 12 電流検出抵抗 13 コンデンサ 14 基準電圧 15 比較器 16 モノステーブル論理回路 17 ANDゲート 18 ON/OFF信号 20〜23 抵抗器 24〜26 トランジスタ 27 出力端 28〜30 制御信号入力端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DC電源装置または前記DC電源装置の
    出力電圧よりも低い出力電圧を有するバッテリを用いて
    駆動可能なインクジェット記録装置において、 前記DC電源装置を用いる駆動時に、キャリッジ走査モ
    ータの加速時にその駆動電流値を複数段階に降順に切り
    替える手段と、 前記バッテリを用いる駆動時に、前記複数段階の駆動電
    流値の最高電流値以下の電流値により前記キャリッジ走
    査モータの電流値を制御することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数段階の駆動電流値は前記キャリ
    ッジ走査モータの加速の初期時における第1の電流値
    と、該第1の電流値以下の第2の電流値による2段階の
    電流値を有し、前記バッテリ使用時には、前記第2の電
    流値を前記キャリッジ走査モータの加速の初期時におけ
    る電流とすることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリ使用時において、前記キャ
    リッジ走査モータの少なくとも等速領域では、前記第2
    の電流値よりも小さい値の第3の電流値により前記キャ
    リッジ走査モータを制御することを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
JP33186793A 1993-12-27 1993-12-27 インクジェット記録装置 Pending JPH07186479A (ja)

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JP33186793A JPH07186479A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 インクジェット記録装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017006717A1 (ja) * 2015-07-03 2017-01-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2020049893A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ブラザー工業株式会社 画像形成システム

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017006717A1 (ja) * 2015-07-03 2017-01-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2017017909A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ制御装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2020049893A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ブラザー工業株式会社 画像形成システム

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