JPH1076727A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JPH1076727A JPH1076727A JP8198886A JP19888696A JPH1076727A JP H1076727 A JPH1076727 A JP H1076727A JP 8198886 A JP8198886 A JP 8198886A JP 19888696 A JP19888696 A JP 19888696A JP H1076727 A JPH1076727 A JP H1076727A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DCモータを印字駆動源として使用すると共
に、モータ自体に余分な負荷をかけることなくコストパ
フォーマンスのよい制動形態を可能とした印字装置を提
供する。 【解決手段】 CPUにより印字処理のサブルーチンが
呼び出されると、S1−2でキーバッファ内に格納され
ているキーコードの数が5キー分、つまりキーバッファ
カウンタKC(図示せず)のカウント値が5以下である
か否かを判定する。S1−4において、KC値が10以
下であると判定された場合には、S1−5に進んで中速
印字を行う。他方、S1−4でKC値が10を越えてい
ると判定された場合には、S1−6に進んで高速印字を
行う。S1−5およびS1−6を実行した後には、S1
−8に進み、逆転用電圧印加による制動を行う。
に、モータ自体に余分な負荷をかけることなくコストパ
フォーマンスのよい制動形態を可能とした印字装置を提
供する。 【解決手段】 CPUにより印字処理のサブルーチンが
呼び出されると、S1−2でキーバッファ内に格納され
ているキーコードの数が5キー分、つまりキーバッファ
カウンタKC(図示せず)のカウント値が5以下である
か否かを判定する。S1−4において、KC値が10以
下であると判定された場合には、S1−5に進んで中速
印字を行う。他方、S1−4でKC値が10を越えてい
ると判定された場合には、S1−6に進んで高速印字を
行う。S1−5およびS1−6を実行した後には、S1
−8に進み、逆転用電圧印加による制動を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DCモータを備え
た印字装置に関するものである。
た印字装置に関するものである。
【0002】更に詳述すると本発明は、従来から用いら
れているステップモータ等の替わりにDCモータを用
い、印字駆動源として起動・停止の制御を行う印字装置
に関するものである。
れているステップモータ等の替わりにDCモータを用
い、印字駆動源として起動・停止の制御を行う印字装置
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、複数の印字速度を制御する制御手
段を持つ印字装置としては、 キーバッファの記憶量に応じて印字速度を変化させる
もの; 演算結果による印字については、特に高速で印字させ
るもの; キーの入力速度に応じて印字速度を変化させるもの;
などが既に知られている。
段を持つ印字装置としては、 キーバッファの記憶量に応じて印字速度を変化させる
もの; 演算結果による印字については、特に高速で印字させ
るもの; キーの入力速度に応じて印字速度を変化させるもの;
などが既に知られている。
【0004】これらの従来例では、その駆動源としてス
テッピングモータを使用しており、その印字速度はステ
ッピングモータの駆動周波数によって決定されていた。
また、モータの起動と停止はそれぞれの印字速度によっ
て決められている加速・減速テーブルによって、その駆
動周波数を連続的に変化させることにより実現してい
た。
テッピングモータを使用しており、その印字速度はステ
ッピングモータの駆動周波数によって決定されていた。
また、モータの起動と停止はそれぞれの印字速度によっ
て決められている加速・減速テーブルによって、その駆
動周波数を連続的に変化させることにより実現してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
印字装置で使用されていたステッピングモータはコスト
が高いばかりではなく、複雑な制御回路を必要としてい
た。
印字装置で使用されていたステッピングモータはコスト
が高いばかりではなく、複雑な制御回路を必要としてい
た。
【0006】そこで、ステッピングモータに比べてコス
トも安く且つ制御も容易なDCモータを印字装置の駆動
源として採用することが考えられる。この場合、DCモ
ータの起動は単にDC電源にモータの端子をつないでス
イッチを入れれば良いが、DCモータを停止させるに
は、いくつかの方法がある。
トも安く且つ制御も容易なDCモータを印字装置の駆動
源として採用することが考えられる。この場合、DCモ
ータの起動は単にDC電源にモータの端子をつないでス
イッチを入れれば良いが、DCモータを停止させるに
は、いくつかの方法がある。
【0007】DCモータの停止方法として一般的なの
は、DCモータを電源から切り離すと同時に、DCモー
タの端子間をトランジスタなどスイッチング素子で短絡
する方法である(モータ端子間短絡による制動方式)。
しかし、DCモータは、そのロータの回転数に比例した
誘起電圧が電機子巻線に誘起されるため、単に電源をO
FFしただけでは、その起電力によってロータはなかな
か停止しない。
は、DCモータを電源から切り離すと同時に、DCモー
タの端子間をトランジスタなどスイッチング素子で短絡
する方法である(モータ端子間短絡による制動方式)。
しかし、DCモータは、そのロータの回転数に比例した
誘起電圧が電機子巻線に誘起されるため、単に電源をO
FFしただけでは、その起電力によってロータはなかな
か停止しない。
【0008】そこで、ロータを速やかに停止させるため
に、トランジスタ等により上記誘起電圧を消費させてし
まう方法がある。この方法は、回路構成が簡単である
が、急激にロータを停止させるのには向かないという欠
点がある。
に、トランジスタ等により上記誘起電圧を消費させてし
まう方法がある。この方法は、回路構成が簡単である
が、急激にロータを停止させるのには向かないという欠
点がある。
【0009】一方、上記のモータ端子間短絡方式よりも
短時間でロータを停止させたい場合には、DCモータの
端子間に逆転用電圧(すなわち、逆極性の印加電圧)を
印加することにより、急速な制動(ブレーキ)をかける
ことができる。しかし、この逆転用電圧印加による制動
方式は、DCモータに過大な電流が流れるため、モータ
の寿命を縮めるという欠点がある。
短時間でロータを停止させたい場合には、DCモータの
端子間に逆転用電圧(すなわち、逆極性の印加電圧)を
印加することにより、急速な制動(ブレーキ)をかける
ことができる。しかし、この逆転用電圧印加による制動
方式は、DCモータに過大な電流が流れるため、モータ
の寿命を縮めるという欠点がある。
【0010】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、DCモータを印字駆動源として使用すると共に、モ
ータ自体に余分な負荷をかけることなくコストパフォー
マンスのよい制動形態を可能とした印字装置を提供する
ことにある。
て、DCモータを印字駆動源として使用すると共に、モ
ータ自体に余分な負荷をかけることなくコストパフォー
マンスのよい制動形態を可能とした印字装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、DCモータを備えた印字装置であっ
て、複数種の印字速度に応じて前記DCモータの回転速
度を可変設定する回転制御手段と、前記回転制御手段に
より設定された回転速度に対応して、前記DCモータの
制動方式を切替える制動方式切替手段とを具備したもの
である。
めに、本発明は、DCモータを備えた印字装置であっ
て、複数種の印字速度に応じて前記DCモータの回転速
度を可変設定する回転制御手段と、前記回転制御手段に
より設定された回転速度に対応して、前記DCモータの
制動方式を切替える制動方式切替手段とを具備したもの
である。
【0012】ここで、前記複数種の印字速度は所定のバ
ッファ内に格納されている値に基づいて選択される構成
とすることができる。
ッファ内に格納されている値に基づいて選択される構成
とすることができる。
【0013】この場合、前記バッファ内に格納されてい
る値に基づいて、低速印字または中速印字または高速印
字を行うのが好適である。
る値に基づいて、低速印字または中速印字または高速印
字を行うのが好適である。
【0014】また、前記低速印字を行った場合には、前
記DCモータの端子間を短絡する制動方式を採ることが
できる。さらに、前記中速印字または前記高速印字を行
った場合には、前記DCモータのモータ停止用電圧とし
て、逆転用電圧を所定時間だけ印加させる制動方式を採
ることができる。
記DCモータの端子間を短絡する制動方式を採ることが
できる。さらに、前記中速印字または前記高速印字を行
った場合には、前記DCモータのモータ停止用電圧とし
て、逆転用電圧を所定時間だけ印加させる制動方式を採
ることができる。
【0015】なお、前記DCモータに逆転用電圧を所定
時間だけ印加する際に、前記DCモータの回転速度が大
きいほど、より長い時間にわたって該逆転用電圧を印加
するのが好適である。また、前記DCモータに逆転用電
圧を所定時間だけ印加する際に、前記DCモータの回転
速度が大きいほど、より絶対値が大きい該逆転用電圧を
印加することも可能である。
時間だけ印加する際に、前記DCモータの回転速度が大
きいほど、より長い時間にわたって該逆転用電圧を印加
するのが好適である。また、前記DCモータに逆転用電
圧を所定時間だけ印加する際に、前記DCモータの回転
速度が大きいほど、より絶対値が大きい該逆転用電圧を
印加することも可能である。
【0016】前記DCモータに印加すべきモータ停止用
電圧の絶対値を、印字速度に応じて変化させる制動方式
を採る場合、前記モータ停止用電圧として、前記DCモ
ータの逆転用電圧を用いる。
電圧の絶対値を、印字速度に応じて変化させる制動方式
を採る場合、前記モータ停止用電圧として、前記DCモ
ータの逆転用電圧を用いる。
【0017】このようにして、前記DCモータをステッ
プモータの替わりに用いることができる。
プモータの替わりに用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用した印字装
置付の電子機器を示すブロック図である。本図に示す電
子機器は、CPU50と、キーボード51と、表示器5
2と、電源ユニット53と、DCモータ駆動回路54
と、記録ヘッド駆動回路55と、記録装置本体56とを
備えている。記録装置本体56からCPU50に供給さ
れる信号として、キャリッジに搭載された吐出信号検
出器(図示せず)から出力される吐出位置検出信号(リ
ニアコード板信号ともいう)と、モータ回転信号検出
器(図示せず)から出力されるモータ回転信号(モータ
を停止させるために使用するので、モータ停止用信号と
も呼ぶことができる。)である。
置付の電子機器を示すブロック図である。本図に示す電
子機器は、CPU50と、キーボード51と、表示器5
2と、電源ユニット53と、DCモータ駆動回路54
と、記録ヘッド駆動回路55と、記録装置本体56とを
備えている。記録装置本体56からCPU50に供給さ
れる信号として、キャリッジに搭載された吐出信号検
出器(図示せず)から出力される吐出位置検出信号(リ
ニアコード板信号ともいう)と、モータ回転信号検出
器(図示せず)から出力されるモータ回転信号(モータ
を停止させるために使用するので、モータ停止用信号と
も呼ぶことができる。)である。
【0019】DCモータに電圧を印加して起動すると、
そのロータに取り付けたギヤに一体的に形成されたエン
コードスリット円盤からモータ回転信号が出力される。
次に、キャリッジが動き始めると、キャリッジに固定し
てある吐出位置検出器がスリット板のスリットを通過し
始める。
そのロータに取り付けたギヤに一体的に形成されたエン
コードスリット円盤からモータ回転信号が出力される。
次に、キャリッジが動き始めると、キャリッジに固定し
てある吐出位置検出器がスリット板のスリットを通過し
始める。
【0020】図3〜図5は、本印字装置における一方向
印字動作シーケンスを示すタイミング図である。ここ
で、図3は低速印字をしたとき、図4は中速印字をした
とき、図5は高速印字をしたときの状態を示している。
印字動作シーケンスを示すタイミング図である。ここ
で、図3は低速印字をしたとき、図4は中速印字をした
とき、図5は高速印字をしたときの状態を示している。
【0021】まず図3を参照して、印字速度が最も遅い
場合(低速印字)について説明する。
場合(低速印字)について説明する。
【0022】CPU50は、DCモータを低速回転させ
るために、DCモータの端子に最も低い駆動電圧E1 を
印加する。このことにより、モータの起動時に大きな電
流が流れ、その後は一定の電流となる。モータが回転し
始めるとモータ回転信号が発生する。次に、CPU50
は吐出位置検出信号を受取り、これに同期して記録信号
(画像信号)を選択的に出力することにより、印字がな
される。
るために、DCモータの端子に最も低い駆動電圧E1 を
印加する。このことにより、モータの起動時に大きな電
流が流れ、その後は一定の電流となる。モータが回転し
始めるとモータ回転信号が発生する。次に、CPU50
は吐出位置検出信号を受取り、これに同期して記録信号
(画像信号)を選択的に出力することにより、印字がな
される。
【0023】そして、吐出位置検出信号の発生が終わる
と(印字が終了すると)、CPU50は、モータ回転信
号のパルス数を計数し、Nパルス後にDCモータへの通
電をオフにすると同時に、DCモータの端子間を図示し
ない回路によって短絡させる。すると、DCモータに
は、この時、−I1 (A)の逆方向電流が流れ、T1 秒
後にモータは停止する。
と(印字が終了すると)、CPU50は、モータ回転信
号のパルス数を計数し、Nパルス後にDCモータへの通
電をオフにすると同時に、DCモータの端子間を図示し
ない回路によって短絡させる。すると、DCモータに
は、この時、−I1 (A)の逆方向電流が流れ、T1 秒
後にモータは停止する。
【0024】このように低速印字では、モータの回転速
度がさほど速くないので、モータ端子間短絡による制動
方式で十分である。しかも、制動時にモータに流れる逆
電流の大きさも小さいので、モータへの悪影響も少な
い。
度がさほど速くないので、モータ端子間短絡による制動
方式で十分である。しかも、制動時にモータに流れる逆
電流の大きさも小さいので、モータへの悪影響も少な
い。
【0025】次に、図4を参照して、中速印字について
説明する。
説明する。
【0026】図3に示した低速印字の場合と異なり、モ
ータを中速回転させるためにモータに印加する電圧を、
低速印字のE1 より高いE2 としている点である。この
E2で駆動されたモータは、図3のようなモータ端子短
絡による制動方式では所定の時間内には停止しないの
で、印字終了後にモータ回転信号をN1 パルスだけ計数
した後に、逆転用電圧−E4 (V)をT3 秒間印加す
る。このことにより、DCモータは急停止することが可
能となる。この時、モータには−I1 (A)より絶対値
が大きい−I2 (A)が流れる。
ータを中速回転させるためにモータに印加する電圧を、
低速印字のE1 より高いE2 としている点である。この
E2で駆動されたモータは、図3のようなモータ端子短
絡による制動方式では所定の時間内には停止しないの
で、印字終了後にモータ回転信号をN1 パルスだけ計数
した後に、逆転用電圧−E4 (V)をT3 秒間印加す
る。このことにより、DCモータは急停止することが可
能となる。この時、モータには−I1 (A)より絶対値
が大きい−I2 (A)が流れる。
【0027】なお、DCモータに逆転用電圧を印加する
には、DCモータ用のドライバICを利用するのが一般
的であり、CPU50によりドライバICを制御すれば
よい。
には、DCモータ用のドライバICを利用するのが一般
的であり、CPU50によりドライバICを制御すれば
よい。
【0028】次に、図5を参照して高速印字のシーケン
スを説明する。DCモータを始動させるために最も高い
電圧E3 (V)を印加する。その後、モータを停止させ
るために、モータ停止用電圧として逆転用電圧−E
4 (V)を印加する。但し、モータが高速回転している
ので、図4の場合と異なり、T2 (T2 >T3 )の間だ
け継続的に印加する。この時、モータに流れる逆方向電
流は、図4の場合より絶対値が大きな−I2 (A)とな
る。
スを説明する。DCモータを始動させるために最も高い
電圧E3 (V)を印加する。その後、モータを停止させ
るために、モータ停止用電圧として逆転用電圧−E
4 (V)を印加する。但し、モータが高速回転している
ので、図4の場合と異なり、T2 (T2 >T3 )の間だ
け継続的に印加する。この時、モータに流れる逆方向電
流は、図4の場合より絶対値が大きな−I2 (A)とな
る。
【0029】DCモータを停止させる際に、大きな逆転
用電圧を印加するほど逆方向電流が大きくなるので、モ
ータの寿命(ブラシの磨耗など)の観点から好ましくな
い。そこで、図5に示した例では、中速印字の場合と同
じ大きさの逆転用電圧を印加することとしている。
用電圧を印加するほど逆方向電流が大きくなるので、モ
ータの寿命(ブラシの磨耗など)の観点から好ましくな
い。そこで、図5に示した例では、中速印字の場合と同
じ大きさの逆転用電圧を印加することとしている。
【0030】図1は、図3ないし図5で説明した各制御
に基づいて、図2の電子機器を印字させる場合の処理手
順(CPUに内蔵されているROMに記憶させてある)
を示すフローチャートである。ここでは、複数の印字速
度を指定するために、キーバッファ(図示せず)のカウ
ント値を用いている。
に基づいて、図2の電子機器を印字させる場合の処理手
順(CPUに内蔵されているROMに記憶させてある)
を示すフローチャートである。ここでは、複数の印字速
度を指定するために、キーバッファ(図示せず)のカウ
ント値を用いている。
【0031】図1において、CPUにより印字処理のサ
ブルーチンが呼び出されると、ステップS1−2でキー
バッファ内に格納されているキーコードの数が5キー
分、つまりキーバッファカウンタKC(図示せず)のカ
ウント値が5以下であるか否かを判定する。その結果、
KCが5以下であればステップS1−3に進んで印字速
度を低速で処理し、その後、図3で説明したように、ス
テップS1−7でモータ端子間短絡による制動処理を行
う。
ブルーチンが呼び出されると、ステップS1−2でキー
バッファ内に格納されているキーコードの数が5キー
分、つまりキーバッファカウンタKC(図示せず)のカ
ウント値が5以下であるか否かを判定する。その結果、
KCが5以下であればステップS1−3に進んで印字速
度を低速で処理し、その後、図3で説明したように、ス
テップS1−7でモータ端子間短絡による制動処理を行
う。
【0032】ステップS1−2において、KC値が5よ
り大であると判定された場合には、ステップS1−4に
おいて更にKC値が10以下であるか否かを判定する。
り大であると判定された場合には、ステップS1−4に
おいて更にKC値が10以下であるか否かを判定する。
【0033】ステップS1−4において、KC値が10
以下であると判定された場合には、ステップS1−5に
進んで中速印字を行う。他方、ステップS1−4でKC
値が10を越えていると判定された場合には、ステップ
S1−6に進んで高速印字を行う。ステップS1−5お
よびS1−6を実行した後には、ステップS1−8に進
み、図4あるいは図5で説明した逆転用電圧印加による
制動を行う。
以下であると判定された場合には、ステップS1−5に
進んで中速印字を行う。他方、ステップS1−4でKC
値が10を越えていると判定された場合には、ステップ
S1−6に進んで高速印字を行う。ステップS1−5お
よびS1−6を実行した後には、ステップS1−8に進
み、図4あるいは図5で説明した逆転用電圧印加による
制動を行う。
【0034】以上説明したように、キーバッファの値
(KCのカウント値)などにより印字速度を制御する印
字装置付き電子機器において、使用頻度の最も高い低速
印字ではDCモータに与える負荷が小さいモータ端子間
短絡による制動方式を採り、この制動方式ではモータの
停止が間に合わないような中速印字・高速印字の場合の
み、モータ自体にかかる負荷は大となるが急停止が可能
となる逆転用電圧印加による制動方式を採ることとして
いるので、DCモータの寿命を大幅に延ばすことができ
ると共に、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数
の印字速度制御をすることが可能になる。
(KCのカウント値)などにより印字速度を制御する印
字装置付き電子機器において、使用頻度の最も高い低速
印字ではDCモータに与える負荷が小さいモータ端子間
短絡による制動方式を採り、この制動方式ではモータの
停止が間に合わないような中速印字・高速印字の場合の
み、モータ自体にかかる負荷は大となるが急停止が可能
となる逆転用電圧印加による制動方式を採ることとして
いるので、DCモータの寿命を大幅に延ばすことができ
ると共に、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数
の印字速度制御をすることが可能になる。
【0035】図6〜図8は、その他の実施の形態を説明
した図である。
した図である。
【0036】印字装置における印字速度によっては、低
速印字モードであってもモータ端子間短絡による制動方
式では不十分であり、逆転用電圧印加による制動方式を
とる必要がある。
速印字モードであってもモータ端子間短絡による制動方
式では不十分であり、逆転用電圧印加による制動方式を
とる必要がある。
【0037】以下に説明する実施の形態では、すべての
印字速度で逆転用電圧印加による制動を行うものである
が、特に使用頻度の高い低速印字ではモータ自体に与え
る負荷を少なくしようとするものである。
印字速度で逆転用電圧印加による制動を行うものである
が、特に使用頻度の高い低速印字ではモータ自体に与え
る負荷を少なくしようとするものである。
【0038】まず図6を参照して、低速印字の場合のモ
ータ停止シーケンスを説明する。ここでは、モータ駆動
電圧として、低速用のE1 (V)に設定する。また、モ
ータ停止時に印加する逆転用電圧は一番小さな−E
5 (V)とする。低速印字ではロータの回転数も低く、
その結果として生じる逆起電力も小さいので、−E
5 (V)の印加により流れる逆方向電流−I4 (A)も
小さな値となる。
ータ停止シーケンスを説明する。ここでは、モータ駆動
電圧として、低速用のE1 (V)に設定する。また、モ
ータ停止時に印加する逆転用電圧は一番小さな−E
5 (V)とする。低速印字ではロータの回転数も低く、
その結果として生じる逆起電力も小さいので、−E
5 (V)の印加により流れる逆方向電流−I4 (A)も
小さな値となる。
【0039】図7は、中速印字の場合のモータ停止シー
ケンスを示す。図6の場合より高い電圧であるE
2 (V)によってモータを駆動する。そして、モータ停
止用電圧には、低速印字用の−E5 (V)より絶対値が
大きな−E6 (V)を印加する。中速印字の場合、低速
印字のときよりもモータの回転が速く、逆起電力も大き
いので、モータ停止時に流れる逆方向電流−I5 (A)
は−I4 (A)よりも絶対値が大きくなる。
ケンスを示す。図6の場合より高い電圧であるE
2 (V)によってモータを駆動する。そして、モータ停
止用電圧には、低速印字用の−E5 (V)より絶対値が
大きな−E6 (V)を印加する。中速印字の場合、低速
印字のときよりもモータの回転が速く、逆起電力も大き
いので、モータ停止時に流れる逆方向電流−I5 (A)
は−I4 (A)よりも絶対値が大きくなる。
【0040】同様に、図8に示す高速印字の場合には、
モータ停止時の逆方向電流−I6 (A)は最大となる。
モータ停止時の逆方向電流−I6 (A)は最大となる。
【0041】以上説明した通り、すべての印字速度にお
いて逆転用電圧印加による制動を行う場合でも、最も使
用頻度の高い低速印字のときには、最も小さな逆転用電
圧を印加するので、モータに流れる逆方向電流も小さく
なり、モータの寿命を延ばすことが可能となる。かくし
て、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数の印字
速度制御が可能となる。
いて逆転用電圧印加による制動を行う場合でも、最も使
用頻度の高い低速印字のときには、最も小さな逆転用電
圧を印加するので、モータに流れる逆方向電流も小さく
なり、モータの寿命を延ばすことが可能となる。かくし
て、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数の印字
速度制御が可能となる。
【0042】なお、これまでの説明では、低速印字のと
きにのみモータ端子間短絡を行ったり、すべての印字速
度について逆転用電圧を印加したりしているが、その停
止方法の種類や組み合わせは、印字装置の設計仕様など
により、どのように変更することも可能である。
きにのみモータ端子間短絡を行ったり、すべての印字速
度について逆転用電圧を印加したりしているが、その停
止方法の種類や組み合わせは、印字装置の設計仕様など
により、どのように変更することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、印
字駆動源としてDCモータを備えた印字装置において印
字速度に応じてDCモータの制動方式を切替えることと
しているので、モータ自体に余分な負荷をかけることな
くコストパフォーマンスのよい制動形態を可能とした印
字装置を提供することができる。
字駆動源としてDCモータを備えた印字装置において印
字速度に応じてDCモータの制動方式を切替えることと
しているので、モータ自体に余分な負荷をかけることな
くコストパフォーマンスのよい制動形態を可能とした印
字装置を提供することができる。
【0044】また、本発明の実施の一形態によれば、キ
ーバッファの値などにより印字速度を制御する印字装置
付き電子機器において、使用頻度の最も高い低速印字で
はDCモータに与える負荷が小さいモータ端子間短絡に
よる制動方式を採り、この制動方式ではモータの停止が
間に合わないような中速印字・高速印字の場合のみ、モ
ータ自体にかかる負荷は大となるが急停止が可能となる
逆転用電圧印加による制動方式を採ることとしているの
で、DCモータの寿命を大幅に延ばすことができると共
に、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数の印字
速度制御をすることが可能になる。
ーバッファの値などにより印字速度を制御する印字装置
付き電子機器において、使用頻度の最も高い低速印字で
はDCモータに与える負荷が小さいモータ端子間短絡に
よる制動方式を採り、この制動方式ではモータの停止が
間に合わないような中速印字・高速印字の場合のみ、モ
ータ自体にかかる負荷は大となるが急停止が可能となる
逆転用電圧印加による制動方式を採ることとしているの
で、DCモータの寿命を大幅に延ばすことができると共
に、安価なDCモータを備えた印字装置でも複数の印字
速度制御をすることが可能になる。
【0045】さらに、その他の実施の形態によれば、す
べての印字装置において逆転用電圧印加による制動を行
う場合でも、最も使用頻度の高い低速印字のときには、
最も小さな逆転用電圧を印加するので、モータに流れる
逆方向電流も小さくなり、モータの寿命を延ばすことが
可能となる。かくして、安価なDCモータを備えた印字
装置でも複数の印字速度制御が可能となる。
べての印字装置において逆転用電圧印加による制動を行
う場合でも、最も使用頻度の高い低速印字のときには、
最も小さな逆転用電圧を印加するので、モータに流れる
逆方向電流も小さくなり、モータの寿命を延ばすことが
可能となる。かくして、安価なDCモータを備えた印字
装置でも複数の印字速度制御が可能となる。
【図1】本発明を適用した印字装置における印字処理手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図2】本発明を適用した印字装置の全体的構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】低速印字における一方向印字動作シーケンスを
示す図である。
示す図である。
【図4】中速印字における一方向印字動作シーケンスを
示す図である。
示す図である。
【図5】高速印字における一方向印字動作シーケンスを
示す図である。
示す図である。
【図6】その他の実施の形態における低速印字シーケン
スを示す図である。
スを示す図である。
【図7】その他の実施の形態における中速印字シーケン
スを示す図である。
スを示す図である。
【図8】その他の実施の形態における高速印字シーケン
スを示す図である。
スを示す図である。
50 CPU 51 キーボード 52 表示器 53 電源ユニット 54 DCモータ駆動回路 55 記録ヘッド駆動回路 56 記録装置本体
Claims (10)
- 【請求項1】 DCモータを備えた印字装置であって、 複数種の印字速度に応じて前記DCモータの回転速度を
可変設定する回転制御手段と、 前記回転制御手段により設定された回転速度に対応し
て、前記DCモータの制動方式を切替える制動方式切替
手段とを具備したことを特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記複数種の印字速
度は所定のバッファ内に格納されている値に基づいて選
択されることを特徴とする印字装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記バッファ内に格
納されている値に基づいて、低速印字または中速印字ま
たは高速印字を行うことを特徴とする印字装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記低速印字を行っ
た場合には、前記DCモータの端子間を短絡する制動方
式を採ることを特徴とする印字装置。 - 【請求項5】 請求項3において、前記中速印字または
前記高速印字を行った場合には、前記DCモータのモー
タ停止用電圧として、逆転用電圧を所定時間だけ印加さ
せる制動方式を採ることを特徴とする印字装置。 - 【請求項6】 請求項5において、前記DCモータに逆
転用電圧を所定時間だけ印加する際に、前記DCモータ
の回転速度が大きいほど、より長い時間にわたって該逆
転用電圧を印加することを特徴とする印字装置。 - 【請求項7】 請求項5において、前記DCモータに逆
転用電圧を所定時間だけ印加する際に、前記DCモータ
の回転速度が大きいほど、より絶対値が大きい該逆転用
電圧を印加することを特徴とする印字装置。 - 【請求項8】 請求項2において、前記DCモータに印
加すべきモータ停止用電圧の絶対値を、印字速度に応じ
て変化させる制動方式を採ることを特徴とする印字装
置。 - 【請求項9】 請求項8において、前記モータ停止用電
圧として、前記DCモータの逆転用電圧を用いることを
特徴とする印字装置。 - 【請求項10】 請求項1において、前記DCモータを
ステップモータの替わりに用いることを特徴とする印字
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8198886A JPH1076727A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8198886A JPH1076727A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1076727A true JPH1076727A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16398575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8198886A Pending JPH1076727A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1076727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038735A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-12 | Fdk Corp | パチンコ球発射装置 |
JP2006248171A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Seiko Epson Corp | 記録装置および記録装置の制御方法 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8198886A patent/JPH1076727A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038735A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-12 | Fdk Corp | パチンコ球発射装置 |
JP2006248171A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Seiko Epson Corp | 記録装置および記録装置の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |