JPH04312396A - ステッピングモータ駆動回路 - Google Patents

ステッピングモータ駆動回路

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JPH04312396A
JPH04312396A JP7535391A JP7535391A JPH04312396A JP H04312396 A JPH04312396 A JP H04312396A JP 7535391 A JP7535391 A JP 7535391A JP 7535391 A JP7535391 A JP 7535391A JP H04312396 A JPH04312396 A JP H04312396A
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JP
Japan
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drive
unipolar
winding
stepping motor
bipolar
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Withdrawn
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JP7535391A
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Takashi Shoji
隆 庄司
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータ駆動
回路、詳しくは1個のステッピングモータで効率優先の
バイポーラ駆動とトルク優先のユニポーラ駆動との何れ
も可能にしたステッピングモータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ステッピングモータの駆
動方式にはバイポーラ駆動とユニポーラ駆動の2つがあ
り、それぞれに対応してバイポーラ巻線型とユニポーラ
巻線型のステッピングモータがある。これら2種のステ
ッピングモータの構造は同じであるが、巻線方式だけが
バイポーラとユニポーラで変わる。そして、ステッピン
グモータの特性は、巻線の巻数や線径を変えることによ
り、「効率を優先した駆動」か「トルクを優先した駆動
」かを選ぶことができる。
【0003】以下、2相のステッピングモータをバイポ
ーラ駆動もしくはユニポーラ駆動する場合のモータ巻線
と、その駆動回路を図5〜8により説明する。
【0004】図5は2相のバイポーラ巻線型ステッピン
グモータの要部回路図で、永久磁石からなるロータ31
の外周に配置され、ステータコアに巻回された2組のバ
イポーラ巻線32,33がそれぞれ配設されている。同
巻線32もしくは33に通電する通常の駆動回路は、図
6に示すように、1組のステータ巻線32もしくは33
に対しPNPト型ランジスタ34,35およびNPN型
トランジスタ36,37からなるブリッジ回路に直流電
源42から給電して構成され、これが2組設けられてい
る。なお、各トランジスタに並列に接続されたダイオー
ド38〜41は逆起電力の防止用である。
【0005】このように構成されたバイポーラ巻線型ス
テッピングモータの駆動回路によれば、上記トランジス
タ34と37を同時にオンすれば、バイポーラ巻線の端
子(1)から(2)へ、またトランジスタ35と36を
同時にオンすれば端子(2)から(1)へ通電され、こ
のオンオフのシーケンスによりロータ31の回転方向が
決定される。そして、ステータコアに巻かれている全巻
線を使用しているので、後述するユニポーラ巻線型のス
テッピングモータに比較して高効率になっている。
【0006】図7は、2相のユニポーラ巻線型ステッピ
ングモータの要部回路図で、永久磁石からなるロータ5
1の外周に、中間タップを有する2組のユニポーラ巻線
52,53がそれぞれ配設されている。同巻線52,5
3に通電する通常の駆動回路は、図8に示すように1組
のステータ巻線52の中間タップ(1)を直流電源58
の陽極側に、該中間タップ(1)の前段部の第1巻線部
および後段部の第2巻線部がNPN型トランジスタ54
,55と逆起電力防止用ダイオード56,57との並列
回路をそれぞれ介して上記直流電源58の陰極側に接続
して構成されており、これが2組設けられている。
【0007】このように構成された上記ユニポーラ巻線
型のステッピングモータ駆動回路においては、上記トラ
ンジスタ54,55のオンオフのシーケンスにより、ロ
ータ51の回転方向が決定される。そして上記バイポー
ラ型の場合に比し、駆動回路が簡単なのでローコストで
あるが、全巻線の1/2しか使用しないため効率が低い
。  ここでステッピングモータのトルク特性につき、
図9(A),(B)により説明する。一般に、ステッピ
ングモータにおいて、その駆動巻線がバイポーラ型であ
れユニポーラ型であれ、モータ巻線はインダクタンスL
を有する。従って、上記図6,8における何れかのトラ
ンジスタをオンしたときに各巻線に流れる電流は、電源
電圧をV、巻線抵抗をR、巻線のインダクタンスをL、
印加時間をtとすれば下式のように与えられる。
【0008】
【0009】そこでステッピングモータを低速駆動すれ
ば、図9(A)に示すように、巻線に印加される矩形波
電圧61に対し、ステップ状の印加電圧に対する電流変
化は指数関数状なので、巻線を流れる電流は台形波近似
の電流62となる。従って、ステッピングモータを高速
駆動すると、図9(B)に示すように電流が完全に立ち
上がる前に立ち下がる状態になるため巻線を流れる平均
電流値が減少する。そして、モータのトルクは電流と巻
線の巻数の積AT(アンペアターン)に比例するため、
高速になるほどトルクは減少することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、モー
タのトルクは電流と巻数との積アンペアターンATに比
例するため、モータのトルクは高速になるほど減少する
ことになる。そこで高速駆動時のトルクを増加させる第
1の手段は、モータ巻線の巻数を減らす、もしくは巻数
を減らして線径を太くすることである。即ち、巻線の巻
数を減らせば巻線抵抗Rは巻数に比例し、インダクタン
スLは巻数の2乗に比例するため時定数L/Rを小さく
することができ、時定数L/Rを小さくできれば電流の
立上りを早くすることができるので高速駆動時のトルク
を増加させることができるからである。このように巻数
を減少したときの諸特性を表に纏めると、下記表1のよ
うになる。
【0011】
【表1】
【0012】ここで、モータ巻線の巻数を変えたときの
対応を纏めると、〔1〕巻数を大きくすれば定常電流が
小さくなり効率がよくなるが、高速時のトルクが減少す
る。従って、効率優先といえる。
【0013】〔2〕巻数を小さくすれば、定常電流が大
きくなるから効率は悪くなるが、高速駆動時のトルクを
大きくできる。従ってトルク優先といえる。
【0014】上記は、パイポーラ巻線でもユニポーラ巻
線でも同じであるが、ユニポーラ巻線では全巻線の1/
2しか使用しないため、巻線スペース上、巻数を大にし
て効率を優先する選択は実際上困難である。
【0015】従って、巻線により特性を変えることはで
きるが、従来は効率優先かトルク優先かのどちらかの特
性を選ばねばならなかった。つまり一方の特性を優先す
ると他方の特性を捨てなければ成らない。従って、効率
優先の巻線を有するモータでは、高速駆動ができないし
、トルク優先の巻線を有するモータでは、定常電流が大
きくなるから効率が悪く、且つ発熱も大きくなってしま
う。
【0016】高速駆動時のトルクを増加させる第2の手
段は、巻線の巻数は固定しておき、該巻線に印加する駆
動信号の電圧あるいは電流をステッピングモータ駆動回
路側で切換えることである。即ち、駆動回路内に《1》
高電圧、低電圧2系統の電源を持たせ、低速駆動時は低
電圧、高速駆動時は高電圧側に切換えるようにする。も
しくは、《2》駆動回路を定電流回路にして、定電流値
を切換え、低速駆動時は低電流で、高速駆動時は大電流
で駆動する。
【0017】しかしながら、駆動回路側で駆動信号の電
圧あるいは電流を切換える手段では、  〔1〕電源回
路が2系統必要なうえに、切換回路が必要になる。また
、〔2〕定電流回路が必要で可成り複雑になる上、電流
切換回路も必要になる。従って、駆動回路の回路構成が
複雑になるから、コスト高になると共に、実装スペース
も大きくならざるを得ない等の問題があった。
【0018】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、簡単な回路構成で1個のモータを効率優先のバイポ
ーラ駆動とトルク優先のユニポーラ駆動との2特性で駆
動させることのできるステッピングモータ駆動回路を提
供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のステッピングモ
ータ駆動回路は、中間タップの前段部の第1巻線部およ
び同タップの後段部の第2巻線部をそれぞれ有してなる
ユニポーラ巻線を複数備えたユニポーラ巻線型ステッピ
ングモータに適合するステッピングモータ駆動回路であ
って、上記ユニポーラ巻線の両端と電源との間に設けら
れ該ユニポーラ巻線をバイポーラ駆動するためブリッジ
接続された複数の第1スイッチング素子と、上記中間タ
ップと電源との間に介挿され自己の導通状態において上
記第1スイッチング素子の開閉動作により上記第1巻線
部および第2巻線部をユニポーラ駆動することを許容す
るための第2スイッチング素子と、を具備してなる。
【0020】
【作用】このステッピングモータ駆動回路では、ユニポ
ーラ巻線のステッピングモータをバイポーラ駆動回路に
接続、つまりユニポーラ巻線の中間タップ以外の端子を
バイポーラ駆動回路の複数の第1スイッチング素子に接
続し、且つ中間タップと電源ラインとの間に第2スイッ
チング素子を入れる。そして、この第2スイッチング素
子をオフにしてバイポーラ駆動、オンにしてユニポーラ
駆動と切換えて使用する。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図1は、本発明の一実施例を示すステッピングモ
ータ駆動回路の回路図で、前記図7,8に示したユニポ
ーラ巻線型の2相のステッピングモータに本発明を適用
した例である。
【0022】図1において、2組のユニポーラ巻線11
,21の両端(2),(3)および(5),(6)に、
該ユニポーラ巻線11,21をバイポーラ駆動するため
の2組のブリッジ回路が接続されている。この2組のブ
リッジ回路は、第1スイッチング素子であるトランジス
タ1〜4とトランジスタ12〜15とこれら各トランジ
スタにそれぞれ並列に接続された逆起防止用のダイオー
ド6〜9とダイオード16〜19とで構成されている。
【0023】上記ユニポーラ巻線11,21の中間タッ
プ(1),(4)と電源ラインVccとの間には、第2
スイッチング素子であるPNP型トランジスタ5と逆起
電力防止用のダイオード10との並列回路が接続される
と共に、電源ラインVccと接地間に直流電源20が接
続されている。
【0024】このように構成された本実施例においては
、第2スイッチング素子であるPNP型トランジスタ5
をオフすれば、ユニポーラ巻線11,21の全巻線を利
用できるので、第1スイッチング素子であるトランジス
タ1〜4からなるブリッジ回路によりユニポーラ巻線(
2)−(1)−(3)の全巻線を、またトランジスタ1
2〜15からなるブリッジ回路によりユニポーラ巻線(
5)−(4)−(6)の全巻線を、それぞれ利用したバ
イポーラ駆動が可能になる。そして、例えばユニポーラ
巻線11を例にすると、トランジスタ2,3をオフして
トランジスタ1,4をオンすれば、端子(2)−(1)
−(3)方向に通電され、トランジスタ1,4をオフし
てトランジスタ2,3をオンすれば端子(3)−(1)
−(2)方向に通電される。
【0025】一方トランジスタ5をオンすれば、ユニポ
ーラ巻線11,21の中間タップ(1),(4)が電源
ラインVccに接続されるので、ユニポーラ巻線11,
21のユニポーラ駆動が可能になる。そして、トランジ
スタ1,2をオフしてトランジスタ3もしくは4をオン
・オフし、また、トランジスタ12,13をオフしてト
ランジスタ14もしくは15をオン・オフすることによ
り、ユニポーラ巻線11および21のユニポーラ駆動が
可能になる。
【0026】図2は、本実施例を1相励磁で駆動した場
合のタイムチャートで、図の最上段に記載されたステッ
プ番号1〜8と18〜24が低速回転のバイポーラ駆動
時を、ステップ番号9〜17が高速回転のユニポーラ駆
動時をそれぞれ示している。そして、各トランジスタ1
〜5および12〜15の“H”レベルは各トランジスタ
のオンを、また“L”レベルはオフを示している。従っ
て、トランジスタ1,2のように電源ライン側のPNP
型トランジスタの場合には、該トランジスタがオンすれ
ばそのコレクタ電位も“H”レベルになるが、トランジ
スタ3,4のように接地側のNPN型トランジスタの場
合には該トランジスタがオンすればそのコレクタ電位は
“L”レベルになる。
【0027】さて、各トランジスタ1〜5,12〜15
の全てがオフの停止状態からステップ1に入ると、トラ
ンジスタ5はオフなので、バイポーラ巻線11,12の
中間タップ(1),(4)は無接続である。従って、全
巻線を利用した効率優先のバイポーラ駆動がステップ8
まで継続して行われる。
【0028】ステップ1でトランジスタ1,4がオンす
るとユニポーラ巻線11の端子(2)−(1)−(3)
の方向に通電され、ステップ2ではトランジスタ12,
15がオンするのでユニポーラ巻線21の端子(5)−
(4)−(6)の方向に通電される。ステップ3ではト
ランジスタ2,3がオンするのでユニポーラ巻線11の
端子(3)−(1)−(2)の方向に通電され、ステッ
プ4ではトランジスタ13,14がオンするのでユニポ
ーラ巻線21の端子(6)−(4)−(5)の方向に通
電される。そして、ステップ5〜8では上記ステップ1
〜4の繰返しが行われる。
【0029】ステップ9に入ると、第2スイッチング素
子であるPNP型トランジスタ5がオンするので、ユニ
ポーラ巻線11,21の中間タップ(1),(4)が電
源電位に設定され、ユニポーラ駆動が開始されてステッ
プ17まで続く。そして、この間は電源側のPNP型ト
ランジスタ1,2および12,13はオフになっている
【0030】ステップ9ではトランジスタ4がオンなの
で、ユニポーラ巻線11の中間タップ(1)の後段部の
第2巻線部に通電される。ステップ10ではトランジス
タ15がオンなので、ユニポーラ巻線21の中間タップ
(4)の後段部の第2巻線部に通電される。また、ステ
ップ11ではトランジスタ3がオンなので、ユニポーラ
巻線11の中間タップ(1)の前段部の第1巻線部に通
電される。ステップ12ではトランジスタ14がオンな
ので、ユニポーラ巻線21の中間タップ(4)の前段部
の第1巻線部に通電される。次のステップ13〜17で
は上記ステップ9〜12と同じ動作が繰返し実行される
【0031】ステップ18に入ると、第2スイッチング
素子であるPNP型トランジスタ5がオフするので、ユ
ニポーラ巻線11,21の中間タップ(1),(4)が
無接続になり、これによって、ユニポーラ巻線11,2
1のバイポーラ駆動が開始される。このステップ18〜
24は、上記ステップ1〜8に同じなのでここでの説明
を省略する。
【0032】ここで、本実施例におけるバイポーラ巻線
11,21の時定数について説明すると、全巻線が同一
線径で巻回されているとすると、ユニポーラ駆動時の巻
線抵抗をR、インダクタンスをLとすれば、バイポーラ
駆動時の巻線抵抗は巻数が倍になるから2Rとなり、イ
ンダクタンスは巻数の2乗に比例するから4Lとなる。 そこで時定数は、ユニポーラ駆動時がL/R、バイポー
ラ駆動時が2L/Rにそれぞれなる。
【0033】図3は、時間tに対するトルクTを示す線
図で、実線L1が効率優先のバイポーラ駆動時を、破線
L2がトルク優先のユニポーラ駆動時をそれぞれ示して
いる。図から明らかなように、ユニポーラ駆動時はその
時定数がL/Rなので、2L/Rの時定数を有するバイ
ポーラ駆動に比し、その立上りが急峻になっている。従
って、ユニポーラ駆動のほうがバイポーラ駆動に比しト
ルクの立上りが問題になる高速駆動に適している。
【0034】一方、定常電流は、電源ラインVccの電
圧Vが同じなので各トランジスタの飽和電圧を無視すれ
ば、ユニポーラ駆動時にはV/Rなのに対し、バイポー
ラ駆動時にはV/2Rとなるから、バイポーラ駆動のほ
うがユニポーラ駆動より消費電流が少なくてすむ。従っ
て、バイポーラ駆動は、トルクの立上りがあまり問題に
ならない低速駆動時の高効率駆動に適している。
【0035】次に定常トルクについて説明する。ユニポ
ーラ駆動時にはバイポーラ駆動時に比し、消費電流が倍
になるのに対し、巻数が半分になる。従って、アンペア
ターンATとしては両者とも同じになるから、定常トル
クも同じになる。これが上記図3におけるt=∞ でトルクTが同一値に収斂する理由である。
【0036】上述した点を纏めると、電源電圧をV、ユ
ニポーラ巻線の第1巻線部もしくは第2巻線部の抵抗お
よびインダクタンスをRおよびL、時間をtとし、Kを
定数とすれば下記表2のようになる。
【0037】
【表2】
【0038】以上の説明では2相のステッピングモータ
を例にして説明したが、例えば5相等のステッピングモ
ータにも適用できること勿論である。また、励磁方式と
してて1相励磁で説明したが、例えば2相励磁とか、1
−2相励磁の場合にも適用できることは言うまでもない
【0039】図4は、本実施例の応用例としてプリンタ
の高速印字モードと低速印字モードとの切換えに適用し
た場合のブロック構成図で、駆動回路23は前記図1で
説明した高速のユニポーラ駆動と低速のバイポーラ駆動
とを切換えることのできるステッピングモータ駆動回路
である。この駆動回路23の第1,第2スイッチング素
子である各トランジスタのベースにマイコン22から上
記各トランジスタをオンする信号A〜EおよびA′〜D
′が送出されると、駆動回路23はステッピングモータ
24をバイポーラ駆動もしくはユニポーラ駆動させる。 これにより、同モータ24は印字メカニズム25のヘッ
ド駆動を高速印字モードもしくは低速印字モードに切換
えることになる。なお、上記マイコン22の切換シーケ
ンスは、例えば各種のスイッチ群で形成された印字速度
切換回路26でコントロールされている。
【0040】この他にも、例えばカメラにおけるオート
フォーカス用のフォーカシングレンズ駆動とズーム光学
系のズームレンズ駆動とを1個のモータで切換えて行う
場合、オートフォーカス時はシャッタレリーズタイムラ
グを短くする必要があるので、高速性が要求されるが、
ズームレンズ駆動では速度はあまり要求されない。この
ような場合にオートフォーカスをユニポーラ駆動で、ズ
ームレンズ駆動をバイポーラ駆動で、それぞれ行うこと
により単一の駆動方式で駆動した場合に比較して高速化
または低消費電力化が実現できる。
【0041】上記実施例では、速度切換えに使用した例
で説明したが例えば負荷トルクが異なる2種類の被駆動
体を、小さい負荷の被駆動体は効率優先のバイポーラ駆
動で、また大きい負荷の被駆動体はトルク優先のユニポ
ーラ駆動で、それぞれ切換駆動する場合にも適用するこ
とができる。例えばカメラを例にとれば、オートフォー
カスするのに前玉移動で行うときは可成りのトルクを要
するので、トルク優先のユニポーラ駆動を、ズーム系で
はレンズ系のメカニカル負荷が小さいので効率優先のバ
イポーラ駆動を、それぞれ行う。
【0042】その他、単一の被駆動体でも、駆動位置に
より負荷が変化する場合とか、あるいは定速駆動と高ト
ルクを必要とする加減速駆動とを切り換えて使用するよ
うな場合にも本発明を適用できる。
【0043】上記実施例によれば、簡単な回路構成つま
り通常のバイポーラ駆動回路に第2スイッチング素子1
個を追加したのみで、効率を優先したバイポーラ駆動と
トルクを優先したユニポーラ駆動とを切換えることがで
き、1個のモータに2種類の特性をもたせることができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ユニ
ポーラ巻線の中間タップと電源との間に介挿された第2
スイッチング素子をオン・オフするだけで、効率優先の
バイポーラ駆動とトルク優先のユニポーラ駆動とを適宜
選択できるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すステッピングモータの
駆動回路の回路図。
【図2】上記図1における1相励磁時のタイムチャート
【図3】本実施例における時間tに対するトルクTの線
図。
【図4】本実施例の応用例のブロック構成図。
【図5】従来の2相バイポーラ巻線型ステッピングモー
タの要部回路図。
【図6】上記図5に対応した駆動回路の回路図。
【図7】従来の2相ユニポーラ巻線型ステッピングモー
タの要部回路図。
【図8】上記図7に対応した駆動回路の回路図。
【図9】従来のステッピングモータのタイムチャート。
【符号の説明】
1,2,3,4,12,13,14,15……トランジ
スタ(第1スイッチング素子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間タップの前段部の第1巻線部および同
    タップの後段部の第2巻線部をそれぞれ有してなるユニ
    ポーラ巻線を複数備えたユニポーラ巻線型ステッピング
    モータに適合するステッピングモータ駆動回路であって
    、上記ユニポーラ巻線の両端と電源との間に設けられ該
    ユニポーラ巻線をバイポーラ駆動するためブリッジ接続
    された複数の第1スイッチング素子と、上記中間タップ
    と電源との間に介挿され自己の導通状態において上記第
    1スイッチング素子の開閉動作により上記第1巻線部お
    よび第2巻線部をユニポーラ駆動することを許容するた
    めの第2スイッチング素子と、を具備してなるステッピ
    ングモータ駆動回路。
JP7535391A 1991-04-08 1991-04-08 ステッピングモータ駆動回路 Withdrawn JPH04312396A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104135200A (zh) * 2014-07-14 2014-11-05 广东美的集团芜湖制冷设备有限公司 步进电机的控制方法和控制系统

Cited By (2)

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CN104135200B (zh) * 2014-07-14 2016-11-02 广东美的集团芜湖制冷设备有限公司 步进电机的控制方法和控制系统

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