JP2579061Y2 - モータの回転制御回路 - Google Patents
モータの回転制御回路Info
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- JP2579061Y2 JP2579061Y2 JP1993026889U JP2688993U JP2579061Y2 JP 2579061 Y2 JP2579061 Y2 JP 2579061Y2 JP 1993026889 U JP1993026889 U JP 1993026889U JP 2688993 U JP2688993 U JP 2688993U JP 2579061 Y2 JP2579061 Y2 JP 2579061Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、OA(オフィスオート
メーション)機器や電源機器等の冷却用ファン等に使用
するモータの回転制御回路に関し、さらに詳しくは低速
回転状態と高速回転状態とに切り換えることが可能なモ
ータの回転制御回路に関する。
メーション)機器や電源機器等の冷却用ファン等に使用
するモータの回転制御回路に関し、さらに詳しくは低速
回転状態と高速回転状態とに切り換えることが可能なモ
ータの回転制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等のOA
機器が広く使用されているが、これら機器にあっては、
機器内が過熱しないように冷却用のファンを設けている
ものが多い。
機器が広く使用されているが、これら機器にあっては、
機器内が過熱しないように冷却用のファンを設けている
ものが多い。
【0003】このようなファンにあっては、機器が駆動
していないときは低速で回転し、機器が駆動すると高速
で回転して冷却効果を高めるようにしているものがあ
る。
していないときは低速で回転し、機器が駆動すると高速
で回転して冷却効果を高めるようにしているものがあ
る。
【0004】このような2速度ファンのモータ回転制御
回路としては、例えば図3に示すように、ステータコイ
ルL1,L2に抵抗R1を介して電流を流すようにし、
この抵抗R1の両端を半導体スイッチS1で接続し、低
速、高速の切換信号に応じて前記スイッチS1をオフ、
オンするようにしている。
回路としては、例えば図3に示すように、ステータコイ
ルL1,L2に抵抗R1を介して電流を流すようにし、
この抵抗R1の両端を半導体スイッチS1で接続し、低
速、高速の切換信号に応じて前記スイッチS1をオフ、
オンするようにしている。
【0005】すなわち、スイッチS1がオフしていると
きは、ステータコイルL1,L2に流れる電流が小さく
なるために、ステータとマグネットロータを備えたロー
タとの間に作用する磁気駆動力が低下し、ロータは低速
回転し、スイッチS1がオンすると前記電流が大きくな
ってロータは高速回転する。
きは、ステータコイルL1,L2に流れる電流が小さく
なるために、ステータとマグネットロータを備えたロー
タとの間に作用する磁気駆動力が低下し、ロータは低速
回転し、スイッチS1がオンすると前記電流が大きくな
ってロータは高速回転する。
【0006】なお、図中HICはホール素子、DICは
ドライブ回路DO1を構成する集積回路であり、ホール
素子HICからのロータ回転信号に基き、コイルL1,
L2に流れる電流を出力トランジスタQ1,Q2を介し
てスイッチング制御し、ロータの安定した回転を得る。
ドライブ回路DO1を構成する集積回路であり、ホール
素子HICからのロータ回転信号に基き、コイルL1,
L2に流れる電流を出力トランジスタQ1,Q2を介し
てスイッチング制御し、ロータの安定した回転を得る。
【0007】また、他の回転制御回路としては、図4に
示すように、2相モータにおける一方のステータコイル
L1の出力トランジスタQ1のベースに半導体スイッチ
S2を接続するようにしたものがある。
示すように、2相モータにおける一方のステータコイル
L1の出力トランジスタQ1のベースに半導体スイッチ
S2を接続するようにしたものがある。
【0008】これによると、低速、高速の切換信号に応
じてスイッチS2をオフ、オンすることにより、スイッ
チS2がオフのときはトランジスタQ1がオフに固定さ
れて他方のステータコイルL2のみが駆動され、スイッ
チS2がオンのときは両ステータコイルL1,L2が共
に駆動される。
じてスイッチS2をオフ、オンすることにより、スイッ
チS2がオフのときはトランジスタQ1がオフに固定さ
れて他方のステータコイルL2のみが駆動され、スイッ
チS2がオンのときは両ステータコイルL1,L2が共
に駆動される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の回転制御回路にあっては、図3に示すものの場合、
低速回転時にステータコイルL1,L2に流れる電流を
小さくするために電力消費の大きいつまり抵抗容量の大
きい抵抗R1を必要とする問題がある。
来の回転制御回路にあっては、図3に示すものの場合、
低速回転時にステータコイルL1,L2に流れる電流を
小さくするために電力消費の大きいつまり抵抗容量の大
きい抵抗R1を必要とする問題がある。
【0010】また、図4に示すものの場合、低速回転時
に片相のみ駆動してもそれほど回転数が低下しない欠点
がある。
に片相のみ駆動してもそれほど回転数が低下しない欠点
がある。
【0011】ここで、図3で示した抵抗挿入法と図4で
示した片相駆動法とを組み合わせることが考えられる。
すなわち、図5に示すように、ステータコイルL1,L
2に直列に抵抗R2を接続すると共に、この抵抗R2の
両端を半導体スイッチS1で接続し、さらに一方のステ
ータコイルL1の出力トランジスタQ1のベースに半導
体スイッチS2を接続するようにしたものである。
示した片相駆動法とを組み合わせることが考えられる。
すなわち、図5に示すように、ステータコイルL1,L
2に直列に抵抗R2を接続すると共に、この抵抗R2の
両端を半導体スイッチS1で接続し、さらに一方のステ
ータコイルL1の出力トランジスタQ1のベースに半導
体スイッチS2を接続するようにしたものである。
【0012】そして、低速、高速の切換信号に応じてス
イッチS1,S2が共にオフしているときは、ステータ
コイルL2のみが駆動され、しかもこのステータコイル
L2に流れる電流が小さくなるため、ロータは低速回転
し、スイッチS1,S2が共にオンすると両ステータコ
イルL1,L2が大きな電流で駆動され、ロータは高速
回転する。
イッチS1,S2が共にオフしているときは、ステータ
コイルL2のみが駆動され、しかもこのステータコイル
L2に流れる電流が小さくなるため、ロータは低速回転
し、スイッチS1,S2が共にオンすると両ステータコ
イルL1,L2が大きな電流で駆動され、ロータは高速
回転する。
【0013】これによれば、低速回転時の片相駆動に際
してそのコイル電流を小さくできるため、回転数を大き
く低下させることができ、しかも電流制限用の抵抗R2
は1相のステータコイルL2への電流を低下させればよ
いため、電力消費の小さい抵抗でよいといった利点があ
る。
してそのコイル電流を小さくできるため、回転数を大き
く低下させることができ、しかも電流制限用の抵抗R2
は1相のステータコイルL2への電流を低下させればよ
いため、電力消費の小さい抵抗でよいといった利点があ
る。
【0014】ところが、この構成のものでは、回路構成
が複雑になるという欠点がある。
が複雑になるという欠点がある。
【0015】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、簡単な回路構成で回転数を2段階に変化させ
ることのできるモータの回転制御回路を提供することに
ある。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、簡単な回路構成で回転数を2段階に変化させ
ることのできるモータの回転制御回路を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案のモータの回転制御回路においては、ロータ
の回転位置を検出して回転を制御し、低速回転状態と高
速回転状態とに切り換え可能なモータの回転制御回路に
おいて、低速回転時に多相のステータコイルのうち任意
の1相のコイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設
け、前記1相のコイルの巻数を他の相のコイルより多く
し、または前記1相のコイルの線径を他の相のコイルよ
り小さくし、もしくは前記1相のコイルの巻回時のテン
ションを他の相のコイルより大きくしたものである。
に、本考案のモータの回転制御回路においては、ロータ
の回転位置を検出して回転を制御し、低速回転状態と高
速回転状態とに切り換え可能なモータの回転制御回路に
おいて、低速回転時に多相のステータコイルのうち任意
の1相のコイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設
け、前記1相のコイルの巻数を他の相のコイルより多く
し、または前記1相のコイルの線径を他の相のコイルよ
り小さくし、もしくは前記1相のコイルの巻回時のテン
ションを他の相のコイルより大きくしたものである。
【0017】また、本考案のモータの回転制御回路にお
いては、ロータの回転位置を検出して回転を制御し、低
速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモータの
回転制御回路において、低速回転時に多相のステータコ
イルのうち任意の1相のコイルのみを駆動状態とするス
イッチ手段を設け、前記1相のコイルのみに抵抗を直列
に接続したものである。
いては、ロータの回転位置を検出して回転を制御し、低
速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモータの
回転制御回路において、低速回転時に多相のステータコ
イルのうち任意の1相のコイルのみを駆動状態とするス
イッチ手段を設け、前記1相のコイルのみに抵抗を直列
に接続したものである。
【0018】
【作用】前述した構成のモータの回転制御回路にあって
は、任意の1相のコイルの巻数を他の相のコイルより多
くしたものの場合、この1相のコイルにおいては、巻数
が多くなったことにより電磁吸引力が増す以上に電気抵
抗が増大し、低速回転時に多相のステータコイルのうち
任意の1相のコイルのみが駆動状態となると、このコイ
ルに流れる電流が小さいため、ロータの回転数が低下す
る。
は、任意の1相のコイルの巻数を他の相のコイルより多
くしたものの場合、この1相のコイルにおいては、巻数
が多くなったことにより電磁吸引力が増す以上に電気抵
抗が増大し、低速回転時に多相のステータコイルのうち
任意の1相のコイルのみが駆動状態となると、このコイ
ルに流れる電流が小さいため、ロータの回転数が低下す
る。
【0019】また、任意の1相のコイルの線径を他の相
のコイルより小さくしたものの場合、この1相のコイル
はその抵抗が大きくなり、低速回転時に多相のステータ
コイルのうち任意の1相のコイルのみが駆動状態となる
と、このコイルに流れる電流が小さいため、ロータの回
転数が低下する。
のコイルより小さくしたものの場合、この1相のコイル
はその抵抗が大きくなり、低速回転時に多相のステータ
コイルのうち任意の1相のコイルのみが駆動状態となる
と、このコイルに流れる電流が小さいため、ロータの回
転数が低下する。
【0020】さらに、任意の1相のコイルの巻回時のテ
ンションを他の相のコイルより大きくしたものの場合、
この1相のコイルは長さ方向に引っ張られることにより
その線径が小さくなって抵抗が大きくなり、低速回転時
に多相のステータコイルのうち任意の1相のコイルのみ
が駆動状態となると、このコイルに流れる電流が小さい
ため、ロータの回転数が低下する。
ンションを他の相のコイルより大きくしたものの場合、
この1相のコイルは長さ方向に引っ張られることにより
その線径が小さくなって抵抗が大きくなり、低速回転時
に多相のステータコイルのうち任意の1相のコイルのみ
が駆動状態となると、このコイルに流れる電流が小さい
ため、ロータの回転数が低下する。
【0021】つぎに、任意の1相のコイルのみに抵抗を
直列に接続したものの場合、低速回転時に多相のステー
タコイルのうち任意の1相のコイルのみが駆動状態とな
ると、このコイルに流れる電流が小さいため、ロータの
回転数が低下する。
直列に接続したものの場合、低速回転時に多相のステー
タコイルのうち任意の1相のコイルのみが駆動状態とな
ると、このコイルに流れる電流が小さいため、ロータの
回転数が低下する。
【0022】
【実施例】実施例につき、図1及び図2を用いて説明す
る。なお、これらの図面において従来と同一符号のもの
は同一もしくは相当するものを示すものとする。
る。なお、これらの図面において従来と同一符号のもの
は同一もしくは相当するものを示すものとする。
【0023】まず、実施例1を図1を用いて説明する。
図1は冷却用ファン等に使用されるブラシレス2相モー
タの駆動回路であり、直流電源端子VCCに2相のステー
タコイルL1,L2がそれぞれ接続され、これらコイル
L1,L2が出力トランジスタQ1,Q2を介してアー
ス端子GNDに接続されている。
図1は冷却用ファン等に使用されるブラシレス2相モー
タの駆動回路であり、直流電源端子VCCに2相のステー
タコイルL1,L2がそれぞれ接続され、これらコイル
L1,L2が出力トランジスタQ1,Q2を介してアー
ス端子GNDに接続されている。
【0024】前記トランジスタQ1,Q2はコイルL
1,L2に流れる電流をスイッチング制御するものであ
り、各トランジスタL1,L2はベースに入力されたモ
ータ駆動用集積回路DICからの信号によりスイッチン
グする。
1,L2に流れる電流をスイッチング制御するものであ
り、各トランジスタL1,L2はベースに入力されたモ
ータ駆動用集積回路DICからの信号によりスイッチン
グする。
【0025】また、集積回路DICにはロータの位置を
磁気的に検知して信号を出力するホール素子HICが接
続されている。
磁気的に検知して信号を出力するホール素子HICが接
続されている。
【0026】両コイルL1,L2のうち、一方のコイル
L1に接続されたトランジスタQ1のベースには半導体
スイッチSが接続されている。このスイッチSは、低
速、高速の切換信号に応じてオフ、オンし、低速回転時
はトランジスタQ1をオフに固定して他方のコイルQ2
のみによる駆動状態を形成する。
L1に接続されたトランジスタQ1のベースには半導体
スイッチSが接続されている。このスイッチSは、低
速、高速の切換信号に応じてオフ、オンし、低速回転時
はトランジスタQ1をオフに固定して他方のコイルQ2
のみによる駆動状態を形成する。
【0027】さらに、一方のコイルL1に対して他方の
コイルL2は巻線要因が異なっている。すなわち、コイ
ルL2の巻数はコイルL1のそれより多くなっている。
コイルL2は巻線要因が異なっている。すなわち、コイ
ルL2の巻数はコイルL1のそれより多くなっている。
【0028】ここで、コイルL2の巻数が多くなると、
通電時に生じる磁気吸引力が増加するが、巻数の増大に
よる抵抗の増大も招き、磁気吸引力が増加する以上にコ
イルL2に流れる電流が減少する。
通電時に生じる磁気吸引力が増加するが、巻数の増大に
よる抵抗の増大も招き、磁気吸引力が増加する以上にコ
イルL2に流れる電流が減少する。
【0029】したがって、低速回転時、スイッチSがオ
フになることにより抵抗の大きい他方のコイルL2のみ
が駆動され、コイルL2を流れる電流が小さいことによ
りロータは低速で回転する。
フになることにより抵抗の大きい他方のコイルL2のみ
が駆動され、コイルL2を流れる電流が小さいことによ
りロータは低速で回転する。
【0030】また、高速回転時は、両コイルL1,L2
への通電が行われ、この場合、他方のコイルL2に流れ
る電流は依然として小さいが、一方のコイルL1に大き
な電流が流れるため、ロータは高速回転する。
への通電が行われ、この場合、他方のコイルL2に流れ
る電流は依然として小さいが、一方のコイルL1に大き
な電流が流れるため、ロータは高速回転する。
【0031】なお、前記実施例では、一方のコイルL1
に対し他方のコイルL2の巻線要因を異ならせるのに、
巻数を多くしたが、これに限らず、コイルL2の線径を
コイルL1より小さくしてコイルL2の抵抗を大きくす
るようにしてもよい。
に対し他方のコイルL2の巻線要因を異ならせるのに、
巻数を多くしたが、これに限らず、コイルL2の線径を
コイルL1より小さくしてコイルL2の抵抗を大きくす
るようにしてもよい。
【0032】あるいは、コイルL2の巻回時におけるテ
ンションをコイルL1のそれより大きくするようにして
もよい。巻線のテンションを大きくすると、巻線は長さ
方向に引っ張られ、その線径が小さくなり、コイルL2
の抵抗が大きくなる。
ンションをコイルL1のそれより大きくするようにして
もよい。巻線のテンションを大きくすると、巻線は長さ
方向に引っ張られ、その線径が小さくなり、コイルL2
の抵抗が大きくなる。
【0033】このように、一方のコイルL1に対し他方
のコイルL2の巻線要因を異ならせてコイルL2の抵抗
を大きくする構成では、従来のような抵抗が不要になる
ばかりではなく、回路構成も簡単になる。
のコイルL2の巻線要因を異ならせてコイルL2の抵抗
を大きくする構成では、従来のような抵抗が不要になる
ばかりではなく、回路構成も簡単になる。
【0034】つぎに、実施例2を図2を用いて説明す
る。この実施例に示すものは、半導体スイッチSのオ
ン、オフにより低速回転時に駆動するコイルL2のみに
直列に抵抗Rを接続したものである。
る。この実施例に示すものは、半導体スイッチSのオ
ン、オフにより低速回転時に駆動するコイルL2のみに
直列に抵抗Rを接続したものである。
【0035】したがって、実施例1の場合と同様に、低
速回転時、コイルL2に流れる電流を抵抗Rにより制限
することができるため、ロータを低速回転できる。しか
も、抵抗Rは他方のコイルL2のみの電流を制限すれば
よいため、従来のような電力消費の大きい抵抗を用いる
必要がない。
速回転時、コイルL2に流れる電流を抵抗Rにより制限
することができるため、ロータを低速回転できる。しか
も、抵抗Rは他方のコイルL2のみの電流を制限すれば
よいため、従来のような電力消費の大きい抵抗を用いる
必要がない。
【0036】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
【0037】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1ない
し3に記載のモータの回転制御回路にあっては、低速回
転時に駆動される1相のコイルの巻数を他の相のコイル
より多くし、または前記1相のコイルの線径を他の相の
コイルより小さくし、もしくは前記1相のコイルの巻回
時のテンションを他の相のコイルより大きくし、この1
相のコイルに流れる電流を小さくしてロータを低速回転
できるようにしたため、従来のような抵抗を不要にで
き、回路構成も非常に簡単になる。
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1ない
し3に記載のモータの回転制御回路にあっては、低速回
転時に駆動される1相のコイルの巻数を他の相のコイル
より多くし、または前記1相のコイルの線径を他の相の
コイルより小さくし、もしくは前記1相のコイルの巻回
時のテンションを他の相のコイルより大きくし、この1
相のコイルに流れる電流を小さくしてロータを低速回転
できるようにしたため、従来のような抵抗を不要にで
き、回路構成も非常に簡単になる。
【0038】また、請求項4に記載のモータの回転制御
回路にあっては、低速回転時に駆動される1相のコイル
のみに直列に抵抗を接続したため、簡単な回路構成でこ
の1相のコイルに流れる電流を小さくしてロータを低速
回転でき、従来のような電力消費の大きな抵抗を用いる
必要がなくなる。
回路にあっては、低速回転時に駆動される1相のコイル
のみに直列に抵抗を接続したため、簡単な回路構成でこ
の1相のコイルに流れる電流を小さくしてロータを低速
回転でき、従来のような電力消費の大きな抵抗を用いる
必要がなくなる。
【図1】本考案によるモータの回転制御回路の実施例1
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】本考案の実施例2を示す回路図である。
【図3】従来の回転制御回路を示す回路図である。
【図4】従来の他の回転制御回路を示す回路図である。
【図5】従来のさらに他の回転制御回路を示す回路図で
ある。
ある。
L1,L2 ステータコイル Q1,Q2 出力トランジスタ S 半導体スイッチ R 抵抗
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータの回転位置を検出して回転を制御
し、低速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモ
ータの回転制御回路において、 低速回転時に多相のステータコイルのうち任意の1相の
コイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設け、前記
1相のコイルの巻数を他の相のコイルより多くしたこと
を特徴とするモータの回転制御回路。 - 【請求項2】 ロータの回転位置を検出して回転を制御
し、低速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモ
ータの回転制御回路において、 低速回転時に多相のステータコイルのうち任意の1相の
コイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設け、前記
1相のコイルの線径を他の相のコイルより小さくしたこ
とを特徴とするモータの回転制御回路。 - 【請求項3】 ロータの回転位置を検出して回転を制御
し、低速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモ
ータの回転制御回路において、 低速回転時に多相のステータコイルのうち任意の1相の
コイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設け、前記
1相のコイルの巻回時におけるテンションを他の相のコ
イルより大きくしたことを特徴とするモータの回転制御
回路。 - 【請求項4】 ロータの回転位置を検出して回転を制御
し、低速回転状態と高速回転状態とに切り換え可能なモ
ータの回転制御回路において、 低速回転時に多相のステータコイルのうち任意の1相の
コイルのみを駆動状態とするスイッチ手段を設け、前記
1相のコイルのみに抵抗を直列に接続したことを特徴と
するモータの回転制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026889U JP2579061Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | モータの回転制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026889U JP2579061Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | モータの回転制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680397U JPH0680397U (ja) | 1994-11-08 |
JP2579061Y2 true JP2579061Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=12205827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026889U Expired - Fee Related JP2579061Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | モータの回転制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579061Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP1993026889U patent/JP2579061Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680397U (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980407 |
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