JPH07186455A - ラベルプリンタ及びデータ作成装置 - Google Patents

ラベルプリンタ及びデータ作成装置

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Publication number
JPH07186455A
JPH07186455A JP5349581A JP34958193A JPH07186455A JP H07186455 A JPH07186455 A JP H07186455A JP 5349581 A JP5349581 A JP 5349581A JP 34958193 A JP34958193 A JP 34958193A JP H07186455 A JPH07186455 A JP H07186455A
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JP
Japan
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print
data
printing
tape
label printer
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Pending
Application number
JP5349581A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Koie
和明 鯉江
Chitoshi Ito
千年 伊藤
Kazuhisa Hirono
和久 広野
Mikako Bitou
美香子 尾藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信バッファの記憶容量により制限されるこ
となく、長いテキストを連続的に印字できるラベルプリ
ンタ及びデータ作成装置を提供する。 【構成】 データ作成装置1は、プリントデータを受信
バッファ31の容量分の長さごとに分割し、各データと
連続印字指令とを交互に送信し、最後に排出印字指令を
送信する。ラベルプリンタ2は、データを受信すると受
信バッファ31に記憶する(S15)。連続印字指令を
受信すると(S22:Yes)、受信バッファ31の内
容が印字用テープ8に印字される(S24)。排出印字
指令を受信すると(S26:Yes)、受信バッファ3
1の内容が印字用テープ8に印字された後に印字用テー
プ8がテープ切断位置まで搬送される(S31)。デー
タと連続印字指令とを交互に受けることにより、受信バ
ッファ31の容量より長いテキストを切れ目なく印字す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字や記号等よりなる
テキストをタック紙等のラベルに印字するラベルプリン
タに関し、特に、メモリの容量を超えるテキストを連続
印字することが可能なラベルプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワードプロセッサ又はワープ
ロソフトを搭載するパーソナルコンピュータ等のデータ
作成装置により作成した文字や記号等よりなるテキスト
を、専用の印字用テープに印字するラベルプリンタが使
用されている。かかるラベルプリンタは、例えば、別途
印字した同一内容の多数部数の案内状や報告書等に貼付
すべき、「住所」や「氏名」を表示するラベルを作成す
るような用途を主として想定したものである。このよう
なラベルプリンタは、サーマルヘッドやテープ送りモー
タ等よりなる印字機構と、プリントデータを一時的に記
憶するプリントバッファとを有し、ワードプロセッサ又
はパーソナルコンピュータ等より送られるプリントデー
タをプリントバッファに一旦記憶し、カセット形式に収
納された専用の印字用テープに印字機構により印字する
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のラベルプリンタには、以下のような問題点があった。
即ち、1回の印字動作で印字できるテキストの長さはプ
リントバッファの容量により限定され、これを超える長
さを有するテキストは一回で印字することができない。
また、この種のラベルプリンタでの印字においては一般
的に、印字済みラベルのハンドリング上の観点から、印
字の前後に所定の余白スペースをとるようにされてい
る。このため、長いラベルを作成する場合には、テキス
トの印字を何回かに分けて行い、印字したラベルの両端
の余白をハサミで切って継ぎ合わせるという煩雑な作業
が必要であった。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、受信手段が受ける印字指令
の種類に応じて受信バッファの記憶内容の印字のみを行
い又は印字後に所定量の送り駆動を行うようにし、プリ
ントデータの受信と印字指令の受信とを交互に受けるこ
とにより長いテキストの連続印字を可能とし、もってラ
ベル作成時の操作性を向上したラベルプリンタを提供す
ることを目的とする。また、送信しようとするテキスト
の長さに応じてデータ転送と適切な印字指令とを反復し
てラベルプリンタに長いテキストの連続印字をさせるこ
とを可能としたデータ作成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のラベルプリンタは、パソコン等のデータ作成装
置から信号を受信する受信手段と、受信した信号がプリ
ントデータである場合にこれを記憶する受信バッファ
と、受信バッファの記憶内容を長尺状の印字媒体に印字
する印字手段と、印字媒体を送り駆動するテープ送り手
段と、印字手段による印字が済んだ印字媒体を切断する
テープ切断手段とを有するラベルプリンタにおいて、前
記受信手段が受信した信号が連続印字指令である場合
に、前記受信バッファの記憶内容を前記印字媒体に印字
するように前記印字手段と前記テープ送り手段とを駆動
制御する連続印字制御手段と、前記受信手段が受信した
信号が排出印字指令である場合に、前記受信バッファの
記憶内容を前記印字媒体に印字するように前記印字手段
と前記テープ送り手段とを駆動制御し、更に前記テープ
切断手段による切断がなされる所定の位置まで前記テー
プ送り手段を駆動制御する排出印字制御手段とを備え、
前記連続印字指令とプリントデータとを交互に受信する
ことにより、前記受信バッファの記憶容量を超える長さ
のプリントデータを連続的に印字できるようにした構成
とされる。
【0006】また、本発明のデータ作成装置は、プリン
トデータをラベルプリンタに送信する送信手段を有する
データ作成装置において、プリントデータの残余の有無
を判断する残余判断手段と、前記残余判断手段によりプ
リントデータに残余があると判断された場合に、前記送
信手段を介して連続印字指令をラベルプリンタに送信す
る連続印字指令手段と、前記残余判断手段によりプリン
トデータに残余がないと判断された場合に、前記送信手
段を介して排出印字指令をラベルプリンタに送信する排
出印字指令手段とを備えた構成とされる。
【0007】
【作用】前記構成を有する本発明のラベルプリンタで
は、受信手段がパソコン等のデータ作成装置からプリン
トデータを受信すると、そのデータは受信バッファに記
憶される。受信手段が連続印字指令を受信すると、連続
印字制御手段が印字手段とテープ送り手段とを駆動制御
して受信バッファの記憶内容を印字媒体に印字する。受
信手段が排出印字指令を受信すると、排出印字制御手段
が印字手段とテープ送り手段とを駆動制御して受信バッ
ファの記憶内容を印字媒体に印字し、テープ切断手段に
よる切断がなされる所定の位置まで印字媒体が送られ
る。
【0008】また、本発明のデータ作成装置では、プリ
ントデータを送信手段により送信すると、残余判断手段
がプリントデータの残余の有無を判断する。プリントデ
ータに残余がある場合には、連続印字指令手段が送信手
段を介して連続印字指令をラベルプリンタに送信する。
プリントデータに残余がない場合には、排出印字指令手
段が送信手段を介して排出印字指令をラベルプリンタに
送信する。
【0009】
【実施例】以下、本発明のラベルプリンタを具体化した
一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施例のラベルプリンタ1が、データ作成装
置2と接続された状態における外観図を示す。ラベルプ
リンタ1は、サーマルヘッドやテープ送りモータ等を内
蔵する印字機構PMを備えており、この印字機構PMに
は、矩形状のテープ収納カセットCSが着脱自在に装着
される。テープ収納カセットCSの内部構造の概略を図
2に示す。
【0010】テープ収納カセットCSには、透明フィル
ムからなる所定幅の印字用テープ8が巻回されたテープ
スプール9と、インクリボン10が巻回されたリボン供
給スプール11と、使用済みのインクリボン10を巻取
るリボン回収スプール12と、印字用テープ8と同一幅
の両面テープ13が剥離紙を外側にして巻回されたテー
プ供給スプール14と、これら印字用テープ8と両面テ
ープ13とを接合させる接合ローラ15とが回転自在に
設けられている。
【0011】印字用テープ8とインクリボン10とが重
なる位置には、サーマルヘッド16が立設されている。
印字用テープ8とインクリボン10とをサーマルヘッド
16に押圧するプラテンローラ17と、印字用テープ8
と両面テープ13とを接合ローラ15に押圧する送りロ
ーラ18とは、ラベルプリンタ1のフレームに回動自在
に枢着された支持体19に回転可能に支持されている。
サーマルヘッド16には、128個の発熱素子群が上下
方向に列設されている。サーマルヘッド16とプラテン
ローラ17とにより印字用テープ8とインクリボン10
とが挟持される位置が、印字位置PPである。
【0012】接合ローラ15とリボン回収スプール12
とが同期運転されながら発熱素子群に通電されることに
より、印字用テープ8には複数のドット列により文字等
のキャラクタが印字され、そして両面テープ13が接合
された状態でテープ送り方向Aに送出され、図1に示す
ように印字済みテープ24としてラベルプリンタ1の外
部へ排出される。
【0013】かかるテープ収納カセットCSは、ラベル
プリンタ1に装着された状態では、印字機構PMの補助
フレーム20(図2中左端部に示す)に接している。補
助フレーム20は、装着しているテープ収納カセットC
Sの位置決めをするとともに、排出される印字済みテー
プ24を切断するための固定刃21を取り付けるもので
ある。そして、補助フレーム20と略平行に支持板22
が移動可能に設けられており、支持板22には可動刃2
3が取り付けられている。支持板22が上方に移動され
ると、これに伴い可動刃23が上方に移動される。これ
により、排出された印字済みテープ24が、可動刃23
と固定刃21との協働により切断位置CPにて切断され
る。かくして印字済みのラベルを回収することができ
る。
【0014】次に、データ作成装置2について説明す
る。データ作成装置2は、文字や記号等を複数行表示可
能なCRTディスプレイ3と、文字や記号等及び種々の
指令を入力するための各種のキーが配置されたキーボー
ド4と、キーボード4による種々の入力の補助を行う座
標入力装置(以下、「マウス」という)6と、制御本体
部5とにより構成されている。キーボード4には、文字
等のテキストを入力する文字キー、スペースキー、改行
キーのほか、カーソルを移動させるカーソルキー、印字
機能等種々の機能の実行を指令する実行キー等が配置さ
れている。制御本体部5は、ラベルプリンタ1と接続ケ
ーブルLで接続されている。
【0015】次に、図3に基づいて制御系について説明
する。図3の制御ブロック図に示すように、ラベルプリ
ンタ1とデータ作成装置2とは、それぞれ別個に制御系
を有している。まず、ラベルプリンタ1の制御系につい
て説明する。ラベルプリンタ1の制御系は、サーマルヘ
ッド16を駆動する駆動回路33と、テープ送りモータ
35を駆動する駆動回路34とが、制御部C1の入出力
インターフェース(入出力I/F)26に接続されてな
るものである。
【0016】制御部C1は、ラベルプリンタ1の動作制
御のための種々の演算処理を行うCPU28を核として
構成されており、このCPU28にバス32を介して、
入出力I/F26、データ作成装置2の制御系とデータ
等のやりとりをするための通信インターフェース(I/
F)27、CPU28での種々の演算のためのプログラ
ム類を格納するROM29、CPU28の計算結果等の
一時記憶を行うRAM30、が接続されている。ROM
29には、データ作成装置2から送信されたドットイメ
ージデータに基づいてサーマルヘッド16やテープ送り
モータ35を駆動する印字駆動制御プログラム等が格納
されている。RAM30には、I/F27を介して受信
したドットイメージデータを格納する受信バッファ3
1、その他各種メモリが設けられている。
【0017】次に、データ作成装置2の制御系について
説明する。データ作成装置2の制御系は、基本的にキー
ボード4、CRTディスプレイ(CRTD)3における
表示を制御するCRTコントローラ(CRTC)48、
制御本体部5に設けられたフロッピーディスクドライブ
(FDD)50を駆動制御するフロッピーディスクドラ
イブコントローラ(FDC)49、マウス6が、制御本
体部5に設けられた制御部C2の入出力インターフェー
ス(入出力I/F)46に接続されてなるものである。
制御部C2は、CPU37を中心にバス47を介して接
続される、入出力I/F46、通信インターフェース
(I/F)45、ハードディスクを備えたハードディス
クドライブ(HDD)39を駆動制御するハードディス
クドライブコントローラ(HDC)38、CPU37に
おける計算結果等の一時記憶を行うRAM40、が接続
されている。
【0018】HDD39に備えられるハードディスクに
は、各キャラクタごとに表示のためのドットパターンが
格納された表示パターンメモリ、各キャラクタごとに印
字のためのアウトラインパターンが書体別に分類され格
納されたフォントメモリ、キーボード4から入力された
キャラクタに従ってCRTC48を制御する表示制御プ
ログラム、作成したテキストデータを印字するためにラ
ベルプリンタ1にデータ及び指令信号を送信するデータ
転送プログラム、等が記憶されている。RAM40に
は、キーボード4から入力されたテキストデータを格納
するテキストメモリ41、印字のためにハードディスク
のフォントメモリから読み出されて展開されたドットパ
ターンデータを記憶するドットイメージメモリ42、そ
の他各種記憶エリアが設けられている。
【0019】次に、前記構成を有するラベルプリンタ1
の動作を説明する。まず、印字対象であるテキストをデ
ータ作成装置2で作成する場合の動作については、通常
のワードプロセッサ等におけるものと異質な点はない。
従って、データ作成装置2のキーボード4に配設された
各種キーを操作して、文字等のキャラクタの入力や改行
・編集等を行えばよい。ここでマウス6によりキー操作
を補助することもできる。作成されたテキストは、制御
部C2のRAM40のテキストメモリ41にテキストデ
ータとして格納される。また、その内容はCRTC48
を介してCRTD3に表示される。
【0020】そして、テキストの内容を印字しようとす
るときは、キーボード4の印字キーを押下する。又は、
マウス6の操作で代えることもできる。印字キーが押下
され、又はマウス6でそれに相当する操作がなされる
と、制御本体部5の制御部C2のHDD39に格納され
たデータ転送プログラムにより、テキストデータが所定
の手順でラベルプリンタ1の側に転送される。かかるデ
ータの送信について、図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0021】まず、ステップ(以下、「S」と略記す
る)1において、プリントデータを作成する。ここで
は、RAM40のテキストメモリ41の内容に従いハー
ドディスクに格納されたフォントメモリを読み出してプ
リントデータとなす。次にS2において、プリントデー
タの先頭部分の、ラベルプリンタ1の受信バッファ31
の記憶容量に相等する分量をI/F45を介してラベル
プリンタ1に送信する。受信バッファ31の記憶容量
は、予めハードディスクに記憶されている。そして、S
3においては、プリントデータの先頭の、S2で送信し
た部分をクリアする。続けて重複するデータの送信がな
されるのを防ぐためである。そして、S4において、プ
リントデータに残余があるか否かを判断する。残余の有
無により次に送信すべき印字指令信号の種類が異なるか
らである。
【0022】プリントデータに残余があると判断された
ときには(S4:Yes)、S5に進む。S5において
は、I/F45を介して連続印字指令信号をラベルプリ
ンタ1に送信する。連続印字指令信号は、後述するよう
に、プリントデータの印字のみを行い余白送りはせず、
次のプリントデータを切れ目なく印字できる状態で待機
することを指令するものである。連続印字指令信号の送
信をするとS2に戻る。従って、さきに送信した部分に
後続する部分の受信バッファ31の記憶容量に相等する
分量が送信される。以下、送信した部分のプリントデー
タのクリア(S3)、プリントデータの残余の有無の判
断(S4)、連続印字指令信号の送信(S5)、が繰り
返される。
【0023】プリントデータの全量の送信がなされ残余
がなくなると、S4でNoと判断され、S6に進む。S
6では、排出印字指令信号を送信する。排出印字指令信
号は、後述するように、プリントデータの印字を行った
後に図2中印字位置PPと切断位置CPとの距離と所定
の余白量とを見込んでテープ送りを行い、テープ8を切
断しラベルとして回収できるようにすることを指令する
ものである。言い換えると、テキストデータは、ラベル
プリンタ1の受信バッファ31の記憶容量以内の長さご
とのプリントデータに分割され、分割された1区切りの
データ信号とラベルプリンタ1に印字の実行を指令する
連続印字指令信号とが交互にラベルプリンタ1のI/F
27に送信されることになる(S2、S5)。テキスト
データの全内容が送信されると、印字の実行とともに所
定のテープ送りを指令する排出印字指令信号が送信され
る(S6)。
【0024】前記フローにより送信される具体的な信号
群について図7を参照して説明する。図7(a)に、テ
キストデータの全内容がラベルプリンタ1の受信バッフ
ァ31の記憶容量以下である場合を示す。この場合には
データ内容を分割する必要はないので、最初にテキスト
データの全内容がデータAとして送信され、ついでテー
プ印字の実行と所定のテープ送りとを指令する排出印字
指令信号が送信される。
【0025】図7(b)に、テキストデータの全内容が
ラベルプリンタ1の受信バッファ31の記憶容量を超え
ている場合を示す。この場合には、データ内容が分割さ
れて転送される。即ち、最初にテキスト冒頭部分から受
信バッファ31の記憶容量に相当する分量がデータaと
して送信され、ついでテープ印字の実行のみを指令する
連続印字指令信号が送信される。次に、データaとして
転送された部分に続く部分から受信バッファ31の記憶
容量に相当する分量がデータbとして送信され、ついで
連続印字指令信号が送信される。以下これを繰り返し、
テキスト全内容の送信がなされると、最後に排出印字指
令が送信される。図7(a)、(b)のいずれの場合で
も、印字後のテープ切断を行わない場合には、最後の排
出印字指令に代えて単独印字指令を送信する。単独印字
指令はラベルプリンタ1に印字の実行と余白スペース分
のみのテープ送りとを指令するものである。
【0026】次に、かかる一連の信号群を受信して印字
を実行するラベルプリンタ1の動作について図5のフロ
ーチャートを参照して説明する。図5は、データ作成装
置2の側から送信される種々の指令に基づくラベルプリ
ンタ1の印字動作を示すものである。まず、S11にお
いて、初期化がなされる。これは、前回の印字の際の残
余データとの重畳印字を避けるために行われるものであ
る。初期化処理の後、S12の受信待ち状態(S12:
No)となる。I/F27がデータ作成装置2からの信
号を受信すると(S12:Yes)、S13に進む。S
13では、受信した信号がプリントデータであるか否か
を判断する。
【0027】プリントデータであると判断された場合に
は(S13:Yes)、S14に進む。S14では、R
AM30の受信バッファ31に既にデータが記憶されて
いるか否かを判断する。受信バッファ31にデータが記
憶されていない場合には(S14:No)、S15に進
む。S15では、受信したプリントデータを受信バッフ
ァ31にセットする。その後、S12の受信待ち状態に
戻る。S14で、受信バッファ31にデータが記憶され
ている場合には(S14:Yes)、データの容量オー
バーを避けるため受信したプリントデータのセットをし
ないで、S16において所定のエラー処理をしてからS
12の受信待ち状態に戻る。S13で、受信した信号が
プリントデータでないと判断された場合には(S13:
No)、S17に進む。S17では、受信した信号が単
独印字指令信号であるか否かを判断する。
【0028】単独印字指令信号であると判断された場合
には(S17:Yes)、S18に進む。S18では、
RAM30の受信バッファ31にデータが記憶されてい
るか否かを判断する。受信バッファ31にデータが記憶
されている場合には(S18:Yes)、S19に進
む。S19において受信バッファ31の記憶内容をテー
プ8に印字する。かかる印字の実行は、ROM55に格
納されている印字駆動制御プログラムによる制御を介し
て、サーマルヘッド16やテープ送りモータ35を駆動
して行われる。
【0029】印字が終了すると、S20において受信バ
ッファ31の記憶内容をクリアして次回のデータ受信に
備える。そして、S21においてテープ送りモータ35
を駆動してテープ8に所定の余白送りを行う。即ち、図
2中印字位置PPにて印字されたテープ8を所定の余白
スペース分テープ送りモータ35により搬送する。その
後、S12の受信待ち状態に戻る。S18で、受信バッ
ファ31にデータが記憶されていない場合には(S1
8:No)、印字ができないので直ちにS12の受信待
ち状態に戻る。S17で受信した信号が単独印字指令信
号でないと判断された場合には(S17:No)、S2
2に進む。S22では、受信した信号が連続印字指令信
号であるか否かを判断する。
【0030】連続印字指令信号であると判断された場合
には(S22:Yes)、S23に進む。S23では、
前記S18と同様に受信バッファ31にデータが記憶さ
れているか否かを判断する。受信バッファ31にデータ
が記憶されている場合には(S23:Yes)、S24
に進む。S24では、前記S19と同様に受信バッファ
31の記憶内容をテープ8に印字する。印字が終了する
と、S25において受信バッファ31の記憶内容をクリ
アして次回のデータ受信に備える。そして、この場合に
は前記S21のような余白送りはしないでS12の受信
待ち状態に戻る。連続印字では続けて次のデータを印字
する必要があるからである。
【0031】S23で、受信バッファ31にデータが記
憶されていない場合には(S23:No)、印字ができ
ないので直ちにS12の受信待ち状態に戻る。S22で
受信した信号が連続印字指令信号でないと判断された場
合には(S22:No)、S26に進む。S26では、
受信した信号が排出印字指令信号であるか否かを判断す
る。
【0032】排出印字指令信号であると判断された場合
には(S26:Yes)、S27に進む。S27では、
前記S18、S23と同様に受信バッファ31にデータ
が記憶されているか否かを判断する。受信バッファ31
にデータが記憶されている場合には(S27:Ye
s)、S29に進む。S29では、前記S19、S24
と同様に受信バッファ31の記憶内容をテープ8に印字
する。印字が終了すると、S30において受信バッファ
31の記憶内容をクリアして次回のデータ受信に備え
る。そして、この場合にはS31においてテープ送りモ
ータ35を駆動して所定のカット位置までテープ8を送
る。即ち、テープ8の印字された領域の後端を図2中印
字位置PPから切断位置CPまで送り、余白スペースが
設定されていれば更にその分も搬送する。その後、S1
2の受信待ち状態に戻る。
【0033】S27で、受信バッファ31にデータが記
憶されていない場合には(S27:No)、印字ができ
ないので直ちにS28でテープ8を所定のカット位置ま
で送り、S12の受信待ち状態に戻る。S26で受信し
た信号が排出印字指令信号でないと判断された場合には
(S26:No)、S32に進む。S32では、受信し
た信号に応じて所定の処理がなされる。S32において
なされる処理には、例えば、印字済みのテープ8を切断
する切断処理等がある。
【0034】かかるフローにより動作するラベルプリン
タ1で、受信バッファ31を超える長さのテキストの実
際の印字手順を説明する。この場合にはデータ作成装置
2から、図7(b)に示すデータ群が送信される。従っ
てラベルプリンタ1は、S11の初期化がなされた後に
データaを受信すると、S13からS14、S15に進
み、受信したデータaを受信バッファ31にセットす
る。そして次に連続印字指令を受信すると、S22から
S23、S24に進み、受信バッファ31にセットされ
ているデータaを印字する。そしてS25で受信バッフ
ァ31をクリアしてデータbの受信に備える。
【0035】そしてデータbを受信すると、同様にS1
5においてデータbを受信バッファ31にセットする。
そして連続印字指令を受信すると、同様にS24でデー
タbを印字する。このとき、データaの印字後にテープ
8が送られていないので、データaとデータbとの間に
は余白がとられることなく続けて印字される。そしてこ
れを繰り返し、最後に排出印字指令を受信すると、最後
に受信したデータnの印字をした後に、テープ8を切断
のために搬送する。即ちデータnの後端を図2中切断位
置CPまで送り、余白設定がされているときには更にそ
の分も搬送する。その後S32でテープ8を切断すると
ラベル作成は完了する。かくして作成されたラベルの例
を図6に示す。図6に示すラベルにおいては、受信バッ
ファ31の記憶容量を超える長いテキストが、途中に余
白を置くことなく連続的に印字されている。
【0036】以上詳細に説明した通り本実施例に係るラ
ベルプリンタ1では、I/F27がデータ作成装置2か
らプリントデータを受信すると、そのデータは受信バッ
ファ31に記憶される。そして、連続印字指令を受信す
ると、受信バッファ31の内容が印字用テープに印字さ
れる。排出印字指令を受信すると、受信バッファ31の
内容が印字用テープに印字された後に印字用テープがテ
ープ切断位置まで搬送される。このため、受信バッファ
31の記憶容量より長いテキストをデータ作成装置2で
作成した場合であっても、その全内容を途中に隙間を生
じることなく印字用テープに印字することができる。こ
れにより、受信バッファ31の記憶容量に限定されるこ
となく、長いテキストを印字したラベルを簡単に作成す
ることができる。
【0037】また、本実施例に係るデータ作成装置2で
は、キーボード4又はマウス6により印字実行の指示が
あると、プリントデータの先頭部分から受信バッファ3
1の記憶容量に相当する部分が送信手段により送信され
る。そしてプリントデータに残余があれば連続印字指令
が送信され、これを繰り返す。プリントデータに残余が
なくなると、排出印字指令が送信される。これにより、
受信バッファ31の記憶容量に限定されることなく、長
いテキストを印字したラベルをラベルプリンタ1に作成
させる。尚、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の
変形、改良が可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、受信手段が
受ける印字指令の種類に応じて受信バッファの記憶内容
の印字のみを行い又は印字後に所定量の送り駆動を行う
ようにし、プリントデータの受信と印字指令の受信とを
交互に受けることにより長いテキストの切れ目ない印字
を可能とし、もってラベル作成時の操作性を向上したラ
ベルプリンタを提供することができる。また、送信しよ
うとするテキストの長さに応じてデータ転送と適切な印
字指令とを反復して送信することにより、ラベルプリン
タに長いテキストの連続印字をさせることを可能とした
データ作成装置を提供することができ、その産業上奏す
る効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルプリンタとデータ作成装置との外観を互
いに接続した状態で示す図である。
【図2】ラベルプリンタに使用するテープカセットの内
部構造を示す図である。
【図3】ラベルプリンタとデータ作成装置との制御ブロ
ック図である。
【図4】ラベルプリンタに印字を指令するときのデータ
作成装置の動作のフローチャートである。
【図5】ラベルプリンタの動作のフローチャートであ
る。
【図6】ラベルプリンタにて長いテキストを印字して作
成したラベルを示す図である。
【図7】テキストの印字の際にデータ作成装置からラベ
ルプリンタに送信される信号群を説明する図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 データ作成装置 8 印字用テープ 16 サーマルヘッド 21 固定刃 23 可動刃 27 通信インターフェース 28 CPU 29 ROM 30 RAM 31 受信バッファ 33、34 駆動回路 35 テープ送りモータ C1 制御部 PM 印字機構 39 ハードディスクドライブ 37 CPU 40 RAM 45 通信インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾藤 美香子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パソコン等のデータ作成装置から信号
    を受信する受信手段と、受信した信号がプリントデータ
    である場合にこれを記憶する受信バッファと、受信バッ
    ファの記憶内容を長尺状の印字媒体に印字する印字手段
    と、印字媒体を送り駆動するテープ送り手段と、印字手
    段による印字が済んだ印字媒体を切断するテープ切断手
    段とを有するラベルプリンタにおいて、 前記受信手段が受信した信号が連続印字指令である場合
    に、前記受信バッファの記憶内容を前記印字媒体に印字
    するように前記印字手段と前記テープ送り手段とを駆動
    制御する連続印字制御手段と、 前記受信手段が受信した信号が排出印字指令である場合
    に、前記受信バッファの記憶内容を前記印字媒体に印字
    するように前記印字手段と前記テープ送り手段とを駆動
    制御し、更に前記テープ切断手段による切断がなされる
    所定の位置まで前記テープ送り手段を駆動制御する排出
    印字制御手段とを備え、 前記連続印字指令とプリントデータとを交互に受信する
    ことにより、前記受信バッファの記憶容量を超える長さ
    のプリントデータを連続的に印字できるようにしたこと
    を特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 プリントデータをラベルプリンタに送
    信する送信手段を有するデータ作成装置において、 プリントデータの残余の有無を判断する残余判断手段
    と、 前記残余判断手段によりプリントデータに残余があると
    判断された場合に、前記送信手段を介して連続印字指令
    をラベルプリンタに送信する連続印字指令手段と、 前記残余判断手段によりプリントデータに残余がないと
    判断された場合に、前記送信手段を介して排出印字指令
    をラベルプリンタに送信する排出印字指令手段とを備え
    たことを特徴とするデータ作成装置。
JP5349581A 1993-12-27 1993-12-27 ラベルプリンタ及びデータ作成装置 Pending JPH07186455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10326323A (ja) * 1997-03-24 1998-12-08 Olympus Optical Co Ltd コードパターンイメージ記録装置
US8092104B2 (en) * 2007-04-05 2012-01-10 Dymo Tape printing apparatus
JP2014067368A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Brother Ind Ltd 印刷物作成プログラム、印刷物作成方法

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