JPH07195791A - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

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JPH07195791A
JPH07195791A JP5351255A JP35125593A JPH07195791A JP H07195791 A JPH07195791 A JP H07195791A JP 5351255 A JP5351255 A JP 5351255A JP 35125593 A JP35125593 A JP 35125593A JP H07195791 A JPH07195791 A JP H07195791A
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章二 桜木
Mayumi Nishio
真由美 西尾
Mika Ooshige
美香 大重
Sachie Kanda
早智恵 神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセットが装着されていないときでも
入力されたキャラクタの印刷状態をテープ幅との関連で
把握できるテープ印刷装置を提供すること。 【構成】 所定微小時間毎に割り込み処理が実行され
て、カセットセンサからのカセット信号が読み込まれて
(S80)テープカセットが装着されていない場合には
(S81:Yes )、テープ幅設定を行い(S83)、その結
果、テープ幅が変更されたならば(S85:Yes )フラグ
TFを「1」にセットする(S86)。次の割り込み処理
時までにキー入力があれば(S87:Yes )、変更された
テープ幅に基いてイメージ表示領域の幅が演算され(S
88)、変更書式情報があり(S90 :Yes ) 変更書式情報
が変更されたテープ幅と適合すれば(S91:Yes )、変
更されたテープ幅に応じたイメージ表示領域となるよう
に、上端カット領域と下端カット領域の表示用ドットイ
メージデータが変更される(S92)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷媒体としてのテー
プに文字や記号等のキャラクタを印刷するテープ印刷装
置に関し、特にディスプレイへの表示形態を改善したも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、実開平1−850
50号公報に記載のように、キーボード、ディスプレ
イ、印字機構を備え、印刷媒体としてのテープ(例え
ば、テープ幅6,9,12,18,24mm)に文字や
記号等を印刷できるテープ印刷装置であって、ファイル
の背表紙に貼付するのに適したテープ状のラベルを作成
するのに好適のテープ印刷装置を実用化し、このテープ
印刷装置に種々の編集機能を付与したものを提案した。
前記テープ印刷装置では、テープカセットを交換するこ
とで、テープの幅を変更可能であり、キャラクタはテー
プ幅に応じたキャラクタサイズで印刷される。更に、最
近では、特定の表示モードにおいて、ディスプレイに、
キャラクタをテープに印刷したのと同様の印刷イメージ
にて表示可能に構成したテープ印刷装置も実用化されつ
つある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のテープ印刷装置
では、ディスプレイに表示されるキャラクタの表示サイ
ズが、テープ幅と無関係に設定されていたので、ディス
プレイにキャラクタを印刷イメージで表示しても、キャ
ラクタの印刷状態をテープ幅との関連で把握できないと
いう問題がある。更に、ディスプレイの表示内容に、テ
ープ幅検出センサで検出したテープ幅を反映させるよう
に構成することも考えられるが、この場合、テープカセ
ットが装着されていない場合には、ディスプレイが正常
に作動しなくなり、文書データを入力できなくなるとい
う問題もある。本発明の目的は、テープ印刷装置におい
て、キャラクタの印刷状態をテープ幅との関連で把握で
きるようにすること、テープカセットが装着されていな
くとも文書データを入力可能にすること、等である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のテープ印刷装
置は、図1の機能ブロック図に示すように、文字や記号
等のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手段
と、入力されたキャラクタのデータを記憶するデータ記
憶手段と、キャラクタを表示可能なディスプレイを含む
表示手段と、多数のキャラクタのドットパターンデータ
を複数サイズ分記憶したフォント記憶と、前記ディスプ
レイに表示する表示用イメージデータを格納する表示デ
ータバッファと、この表示データバッファの表示用イメ
ージデータを受けて表示手段を制御する表示制御手段
と、印刷媒体としてのテープにキャラクタを印刷する印
刷手段および着脱自在に装着されるテープカセットとを
備えたテープ印刷装置において、前記テープカセットの
テープの幅を検知するテープ幅検知手段と、前記テープ
幅検知手段によりテープカセットのテープ幅が検知され
たか否か判定する判定手段と、前記判定手段がテープ幅
検知手段によりテープ幅が検知されないと判定したとき
にテープ幅を設定するテープ幅設定手段と、前記テープ
幅検知手段で検知されたテープ幅又はテープ幅設定手段
で設定されたテープ幅のデータを受け、前記データ記憶
手段に記憶されたキャラクタについて、前記フォント記
憶からテープ幅に対応する表示サイズのドットパターン
データを読出し、前記ディスプレイに印刷状態と同様の
イメージで表示する為の表示用ドットイメージデータを
作成して表示データバッファに展開する表示データ作成
手段とを備えたものである。
【0005】ここで、前記テープ幅設定手段を、前記テ
ープ幅として複数種類のテープカセットのテープのうち
の最大テープ幅を自動的に設定するように構成してもよ
い(請求項1に従属の請求項2)。また、前記テープ幅
設定手段を、前記テープ幅として前記入力手段を介して
入力設定されたテープ幅を設定するように構成してもよ
い(請求項1に従属の請求項3)。
【0006】
【作用】請求項1のテープ印刷装置においては、その前
提構成として、入力手段、データ記憶手段、フォント記
憶手段、表示データバッファ、ディスプレイを含む表示
手段、表示制御手段、印刷媒体としてのテープにキャラ
クタを印刷する印刷手段および着脱自在に装着されるテ
ープカセットとが設けられている。テープ幅検知手段に
より、テープカセットのテープ幅を検知されると、表示
データ作成手段は、データ記憶手段に記憶されたキャラ
クタについて、フォント記憶から、前記検知されたテー
プ幅に対応する表示サイズのドットパターンデータを読
出し、ディスプレイに印刷状態と同様のイメージで表示
する為の表示用ドットイメージデータを作成して表示デ
ータバッファに展開する。
【0007】一方、判定手段は、テープ幅検知手段によ
りテープ幅が検知されたか否か判定し、テープ幅設定手
段は、判定手段が、テープ幅が検知されないと判定した
ときには、テープ幅を設定する。この場合、前記表示デ
ータ作成手段は、前記検知されたテープ幅の代わりに、
テープ幅設定手段で設定されたテープ幅を適用して前記
と同様に表示データを作成する。
【0008】請求項2のテープ印刷装置においては、前
記テープ幅設定手段は、前記テープ幅として複数種類の
テープカセットのテープのうちの最大テープ幅を自動的
に設定する。請求項3のテープ印刷装置においては、前
記テープ幅設定手段は、前記テープ幅として入力手段を
介して入力設定されたテープ幅を設定する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、アルファベット文字、数字、記
号などの多数のキャラクタを印刷テープに印刷可能なテ
ープ印刷装置に本発明を適用した場合のものである。図
2に示すように、テープ印刷装置1の本体フレーム2の
前部にはキーボード3が配設され、キーボード3の後方
で本体フレーム2内には印刷機構PMが配設され、また
キーボード3の直ぐ後側には、入力した文字や記号を印
刷イメージで表示可能な液晶ディスプレイ22が設けら
れている。このディスプレイ22には、縦方向に32ド
ット、横方向に121ドットで構成される表示画面を有
している。ここで、符号4は、印刷機構PMに装着する
テープカセットCSを着脱するときに、カバーフレーム
6を開放する為のリリースボタンである。
【0010】キーボード(入力手段に相当する)3に
は、アルファベットや数字や記号を入力する為の文字キ
ー、スペースキー、リターンキー、カーソルKを上下左
右方向に移動させる為のカーソル移動キー、テープ幅設
定キー、表示サイズ設定キー、文字修飾や表示文字サイ
ズや印刷文字サイズなどを含む書式情報を変更設定する
書式設定キー、各種の設定処理を終了する実行キー、印
刷を指令する印刷キー、電源をON・OFFする為の電
源キーなどが設けられている。
【0011】次に、印刷機構PMについて、図3に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0012】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド15が立設
され、これらラミネートフィルムテープ7と印字リボン
9とをサーマルヘッド15に押圧するプラテンローラ1
6と、ラミネートフィルムテープ7と両面テープ12と
を接合ローラ14に押圧して印刷テープ19を作成する
送りローラ17とは、本体フレーム2に回動自在に枢着
された支持体18に回転可能に枢支されている。このサ
ーマルヘッド15には、128個の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0013】従って、テープ送りモータ45(図4参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字やバーコードが印字され、しかもラ
ミネートフィルムテープ7は両面テープ12を接合した
状態で印刷テープ19としてテープ送り方向Aにテープ
送りされ、図2・図3に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細について
は、特開平2─106555号公報を参照。
【0014】次に、この印刷テープ19を自動的に切断
する切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、前記テープカセットCSの左側に対応する本体フ
レーム2の直ぐ内側には、板状の補助フレーム31が立
設され、この補助フレーム31に固定刃32が上向きに
固着されている。補助フレーム31に固着された左右方
向向きの枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー
34の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバ
ー34の枢支軸33より前側に対応する部位において、
可動刃35が前記固定刃32と対向して取付けられてい
る。また、操作レバー34の後端部は、切断用モータ4
6(図4参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)に
より上下揺動可能に構成され、常には、可動刃35が固
定刃32から離間した状態で保持されている。
【0015】そして、サーマルヘッド15により印刷さ
れた印刷テープ19は、テープカセットCSから固定刃
32と可動刃35との間を通って本体フレーム2外に延
びているので、切断信号により駆動された切断用モータ
46により、揺動駆動機構を介して操作レバー34の後
端部が上下揺動され、可動刃35が固定刃32に接近し
て、これら両刃32・35で印刷テープ19が切断され
る。
【0016】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9
mm、12mm、18mm、24mmとする5種類が準
備されており、これらテープカセットCSの底壁部に
は、これら5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、
4つの突出爪の有無を組合せた突出片20が設けられて
いる。そして、このテープカセットCSの下側を支持す
る本体フレーム2には、この突出片20の突出爪の組合
せからテープ幅を検知するカセットセンサ42(図4参
照)が取付けられている。即ち、このカセットセンサ4
2は、突出片20を構成する突出爪の組合せにより、例
えば、図5のテーブルに示すように、1と0を組合わせ
た4桁のカセット信号を出力し、テープカセットCSが
装着されていないときには、「0000」のカセット信
号を出力する。
【0017】次に、テープ印刷装置1の制御系について
図4を参照しつつ説明する。制御装置Cの入出力インタ
ーフェース50には、キーボード3と、カセットセンサ
42と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示データ
を出力する為のビデオRAM24を有するディスプレイ
コントローラ(LCDC)23と、警告用ブザー43の
為の駆動回路44と、サーマルヘッド15を駆動する為
の駆動回路47と、テープ送りモータ45を駆動する為
の駆動回路48と、切断用モータ46を駆動する為の駆
動回路49とが夫々接続されている。
【0018】制御装置Cは、CPU52、このCPU5
2にデータバスなどのバス51を介して接続された入出
力インターフェース50、CGROM53(キャラクタ
ジェネレータROM)、ROM55、RAM60等で構
成されている。CGROM53には、アルファベット文
字、数字、記号などの多数のキャラクタの各々に関し
て、キャラクタフォントデータとして、表示用兼印刷用
のドットパターンデータが、各書体(ゴシック系書体、
明朝系書体など)毎に9種類(7、10、16、21、
24、32、48、64、96ドット)のサイズ分、コ
ードデータに対応させて格納されている(図6参照)。
【0019】ROM55には、キーボード3から入力さ
れたキャラクタをディスプレイ22に表示し、その後テ
ープに印刷するテープ印刷制御の制御プログラム、印刷
データバッファ66のデータを順次読出してサーマルヘ
ッド15やテープ送りモータ45を駆動する印刷駆動制
御プログラム、および、図5、図7〜図9に示すテーブ
ルTB1,TB3〜TB5が、予め格納されている。前
記ROM55には、テーブルTB2に示す9種類の文字
サイズと各文字サイズに関する一群の文字や記号のドッ
トパターンデータが格納されているCGROM53の先
頭アドレス(インデックスアドレス)とを対応させたサ
ーチテーブルと、このインデックスアドレスと各文字や
記号のCGROM53における格納先頭アドレスとを対
応させたインデックステーブルとが格納されている。
【0020】RAM60に関して、テキストメモリ61
には、キーボード3から入力された文書データが格納さ
れる。パラメータメモリ62には、テキストメモリ61
の先頭アドレスを指示する先頭アドレスポインタのポイ
ンタ値SPと、その末尾アドレスを指示する末尾アドレ
スポインタのポインタ値EPと、データカウント値DC
等のデータが格納される。配置位置情報メモリ63に
は、表示する各文字や記号の表示データバッファ64に
おける表示位置情報が格納される。
【0021】表示データバッファ64には、入力された
複数の文字や記号の表示用ドットパターンデータを合成
した表示用ドットイメージデータ格納され、印刷データ
バッファ65には、印刷に供する複数の文字や記号の印
刷用ドットパターンデータを合成した印刷用ドットイメ
ージデータが格納される。テープ幅メモリ66には、カ
セットセンサ42からのカセット信号に基いて、テーブ
ルTB1から決定されたテープカセットCSのテープ幅
データが格納される。表示倍率メモリ67には、表示倍
率Rのデータとして、初期化時にはR=1が格納され、
その後表示サイズ設定キーを介して表示倍率が変更され
る毎に変更された表示倍率Rのデータが格納される。R
AM60には、その他にワークメモリ68も設けられて
いる。
【0022】次に、テーブルTB1〜TB5について説
明する。図5に示すテーブルTB1は、カセットセンサ
42の検出信号と、テープ印刷装置1に装着されている
テープカセットCSのテープ幅との関係を設定したもの
である。図6に示すテーブルTB2は、CGROM53
に格納されているキャラクタフォントの文字サイズと、
表示用フォントの範囲と、印刷用フォントの範囲とを示
すものである。図7に示すテーブルTB3は、テープ幅
と、テープの印刷可能幅のドット数と、文字や記号の印
刷行数と、印刷文字サイズ(ポイント値:ドット数)と
の対応関係を予め設定したものであり、テープ幅と印刷
行数とが決まると、このテーブルから印刷文字サイズが
決定される。
【0023】図8に示すテーブルTB4は、印刷文字サ
イズ(ポイント値)と、3種類の表示倍率(基本倍率、
2倍、3倍)における表示文字サイズとの対応関係を予
め設定したものであり、例えば、テーブルTB3により
テープ幅と印刷行数とから印刷文字サイズが決まり、こ
のテーブルTB4と表示倍率Rに基いて、印刷文字サイ
ズから表示文字サイズが決定される。図9に示すテーブ
ルTB5は、テープ幅と、表示倍率Rと、ディスプレイ
22の上端カット領域とイメージ表示領域(有効表示領
域)と下端カット領域の領域幅との対関係を予め設定し
たものである。
【0024】このテーブルTB5の備考欄に示すよう
に、前記ディスプレイ22において、イメージ表示領域
は、文字や記号を表示する有効表示領域であり、このイ
メージ表示領域の幅はテープ幅に応じて変更される。上
端カット領域と下端カット領域とは、斜線によりシャド
ウ表示することにより、イメージ表示領域として活用し
ない領域のことである。前記イメージ表示領域の幅を、
テープ幅の増大に応じて大きくし、表示文字サイズをテ
ープ幅の増大に応じて大きくするので、イメージ表示領
域の幅内に、文字や記号を印刷状態と略相似の態様に表
示可能になる。
【0025】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印刷制御のメインルーチンについて、図
10〜図14のフローチャートを参照しつつ説明する。
尚、図中符号Si(i=1,2,3・・・・)は各ステ
ップを示す。キーボード3上の電源キーにより電源が投
入されるとこの制御が開始され、先ずRAM60のメモ
リ61〜68をクリアするとともに、印刷機構PMを初
期化する初期設定処理が実行される(S1)。次に、カ
セットセンサ42からのカセット信号が読み込まれ(S
2)、次にカセット信号が「0000」か否か判定され
(S3)、テープカセットCSが装着されていて、カセ
ット信号が「0000」でないときには(S3: No
)、そのカセット信号とテーブルTB1とに基いてテ
ープ幅が演算される(S4)。
【0026】一方、テープカセットCSが装着されてい
ないために、カセット信号が「0000」のときは(S
3: No )、S5においてテープ幅設定処理が実行され
る。ここで、このテープ幅設定処理について説明する。
このテープ幅設定処理において、テープ幅を自動的に最
大テープ幅(本実施例の場合、24mm)に設定し、そ
の最大テープ幅のデータをワークメモリに格納するよう
に構成してもよい。このように最大テープ幅に設定して
おけば、テープ幅の制約に起因するエラー発生の確率が
最小となるので有利である。
【0027】このテープ幅設定処理において、所望のテ
ープ幅を入力設定するように構成してもよく、この場
合、図23に示すように、最初にディスプレイ22(L
CD)に所定のメッセージ(例えば、「テープ幅を入力
して下さい」)が表示され(S100 )、次にキー入力信
号の読込みが実行され(S101 )、次にテープ幅データ
が入力されたか否か判定される(S102 )。オペレータ
がテープ幅設定キーと数字キーを介して、テープ幅を入
力設定すると、S103 に移行してテープ幅のデータがワ
ークメモリに格納され(S103 )、その後リターンす
る。
【0028】次に、メインルーチンのS6において、S
4で演算されたテープ幅のデータ又はS5において設定
されワークメモリに格納されたテープ幅のデータがテー
プ幅メモリ66に格納され、次に、テープ幅メモリ66
に格納されたテープ幅とテーブルTB5に基いてイメー
ジ表示領域の幅が演算される(S7)。次に、テキスト
メモリ61の先頭の2バイトに、標準の書式情報のデー
タ(印刷行数、印刷文字サイズ、書体、等のデータ)が
格納される(S8)。例えば、印刷行数に1が設定さ
れ、印刷文字サイズSZに、テープ幅と印刷行数「1」
に基いてテーブルTB3から演算された印刷文字サイズ
が設定され、書体としては明朝体が設定される。
【0029】次に、ディスプレイ22に、文書入力画面
として、前記テープ幅に応じたイメージ表示領域とする
文書入力画面と、前記印刷文字サイズとテーブルTB4
とに基いて、基本倍率として決定された表示文字サイズ
の大きさを有するカーソルK(図20参照)が表示され
る(S9)。この文書入力画面では、テーブルTB5か
らテープ幅に対応する、基本倍率における上端カット領
域幅、イメージ表示領域幅、下端カット領域幅のデータ
が読み込まれ、そのデータに基いて、上端カット領域と
下端カット領域とが斜線でシャドウ表示される。尚、こ
の場合、この表示用ドットイメージデータが表示データ
バッファ64に展開され、そのデータが表示される。
【0030】次に、テキストメモリ61に格納された文
字や記号を印刷イメージでディスプレイ22に表示する
印刷イメージ表示処理が実行される(S10)が、この印
刷イメージ表示処理については説明の都合上、後述する
ことにする。次に、キー入力有りか否か判定され(S1
1)、キー入力がないときはS11が繰り返され、キー入
力があると(S11:Yes )S12へ移行する。ディスプレ
イ22に表示する表示倍率を変更する為に、表示サイズ
設定キーが操作されると(S12:Yes )、表示サイズ設
定処理が実行される(S13)。この表示サイズ設定処理
について、図14により説明する。テープ幅のデータは
テープ幅メモリ66に記憶され、現在の表示倍率Rのデ
ータは表示倍率メモリ67に記憶されているので、これ
らのデータに基いて、S60、S62、S64、S66の判定が
実行される。
【0031】最初に、テープ幅が6mmのときには(S
60:Yes )、表示倍率Rが1だけインクリメントされ
(S61)、次に表示倍率Rが4のときには(S62:Yes
)、表示倍率Rが1に設定される(S63)。つまり、
テープ幅が6mmの場合には、基本倍率の時の表示文字
サイズが小さいために、拡大表示の余地が大きいので、
表示倍率Rが基本倍率を示す「1」→「2」→「3」→
「1」のように切換えられ、その表示倍率Rのデータが
表示倍率メモリ67に格納される(S69)。一方、テー
プ幅が9mmのときには(S60: No 、S64:Yes )、
表示倍率Rが1だけインクリメントされ(S65)、次に
表示倍率Rが3のときには(S66:Yes )、表示倍率R
が1に設定される(S67)。
【0032】つまり、テープ幅が9mmの場合には、拡
大表示の余地があまり大きくないので、表示倍率Rが基
本倍率を示す「1」→「2」→「1」のように切換えら
れ、その表示倍率Rのデータが表示倍率メモリ67に格
納される(S69)。テープ幅が12mm以上のときには
(S60: No 、S64: No )、拡大表示の余地がないの
で、表示倍率Rが1(基本倍率)に固定され、その表示
倍率Rのデータが表示倍率メモリ67に格納され(S6
9)、次に、表示倍率の変更に応じて、上端カット領域
と下端カット領域の表示用ドットイメージデータが変更
され、表示データバッファ64に展開される(S70)。
この表示サイズ設定処理の後、S5へリターンする。
【0033】メインルーチンにおいて、書式設定キーが
操作されたときには(S14:Yes )、書式情報設定処理
が実行され(S15)、その後S10に移行する。この書式
情報設定処理においては、印刷行数、印刷文字サイズ、
書体名などの書式設定内容を一括して設定可能な書式設
定画面がディスプレイ22に表示されるので、カーソル
移動キーを操作して、設定項目「印刷文字サイズ名」や
「書体名」にカーソルを移動し、所望の設定内容に対応
する数字キーを入力した後実行キーを操作すると、書式
情報がテキストメモリ61に変更書式情報として格納さ
れる。これらの変更された設定情報を含む変更書式情報
が、テキストメモリ61に、標準書式情報に続けて2バ
イトで格納され、次にS10へ移行する(図15参照)。
【0034】次に、アルファベット文字、数字、記号等
のキーである印刷可能キーが操作されたときには(S1
6:Yes )、操作された印刷可能キーのコードデータを
文書データとしてテキストメモリ61に格納する文書デ
ータ格納処理が実行され(S17)、その後S10へ移行
し、印刷イメージ表示処理が実行される(S10)。次
に、この印刷イメージ表示処理について、図12、図1
3を参照しつつ説明する。このとき、テキストメモリ6
1には、図15に示すように、標準書式情報、第1変更
書式情報、文字「ABCD」、第2変更書式情報、・・
・が順次格納されているものとする。
【0035】この制御が開始されると、先ずテキストメ
モリ61内のデータが先頭アドレスから順次検索され、
書式情報や文字コードや改行コードに基いて、表示する
文字や記号の各々に関して、表示用ドットパターンデー
タを表示データバッファ64に展開する為の配置位置情
報が求められ、その配置位置情報が配置位置情報メモリ
63に格納される(S30)。尚、配置位置情報は、例え
ば、書式情報や文字コードや改行コードと印刷用ドット
パターンデータとから印刷時の文字配置位置を求め、そ
の座標値を1/3倍して表示用の配置位置とする等して
求められる。
【0036】次に、パラメータメモリ62における印刷
処理に関するパラメータ情報を初期化する初期化処理が
実行される(S31)。即ち、パラメータメモリ62にお
いて、先頭アドレスポインタ値SPにはテキストメモリ
61の先頭アドレスがセット(図15参照)され、末尾
アドレスポインタ値EPにはテキストメモリ61の現在
の末尾アドレスの次のアドレス(末尾アドレス+2)が
セット(図15参照)され、データカウント値DCとし
て初期値「0」がセットされる。
【0037】次に、書式情報のデータや文字コードは夫
々2バイト構成なので、先頭アドレスに、データカウン
ト値DCを2倍したアドレス分を加算した検索アドレス
のデータが読込まれ(S32)、そのデータが書式情報の
データのときには(S33:Yes )、その書式情報のデー
タがワークメモリ68に格納され(S34)、その後S37
に移行する。また、前記検索アドレスから読み込んだデ
ータが印刷可能な文字や記号やスペースのデータのとき
には(S33: No 、S35:Yes ) 、表示用イメージ発生
処理が実行され(S36)、次にS37に移行する。
【0038】次に、データカウント値DCが1つインク
リメントされ(S37)、次に、先頭アドレスポインタ値
(先頭アドレス)SPに、データカウント値DCを2倍
したアドレス分を加算した検索アドレスと末尾アドレス
ポインタ値EPで指示するアドレスとが合致せず、テキ
ストメモリ61に表示に供する文字が存在するときには
(S38:No)、S32〜S38が繰り返して実行される。
【0039】次に、S36で実行される表示用イメージデ
ータ発生処理について、図13を参照しつつ説明する。
この制御が開始されると、前記S34においてワークメモ
リ68に格納した書式情報のうちの印刷文字サイズSZ
と、表示倍率メモリ66の表示倍率RとをテーブルTB
4に適用して表示文字サイズが演算され(S50)、この
表示文字サイズとサーチテーブルとに基いて、その文字
サイズの一群の文字や記号のドットパターンデータが格
納されているCGROM53のインデックスアドレスが
読込まれ(S51)、更にそのインデックスアドレスとイ
ンデックステーブルと文字コードとに基いて、その文字
コードのCGROM53における格納先頭アドレスつま
りフォント記憶アドレスが読込まれ(S52)、そのフォ
ント記憶アドレスに格納されているドットパターンデー
タがCGROM53から読出されてワークメモリ68に
一旦格納される(S53)。
【0040】次に、ワークメモリ68に格納されている
ドットパターンデータが、配置位置情報メモリ63に格
納されているその文字の配置位置データで指示される表
示データバッファ64の格納位置に格納されると(S5
4)、この制御を終了して、印刷イメージ表示処理制御
のS37にリターンする。
【0041】次に、印刷イメージ表示処理において、S
37を実行後、先頭アドレスに、データカウント値DCを
2倍したアドレス分を加算した検索アドレスと末尾アド
レスポインタ値EPで指示するアドレスとが合致したと
きには(S38:Yes )、表示データバッファ64に展開
して格納された表示用ドットイメージデータがビデオR
AM24に出力されてディスプレイ22に表示され(S
39)、この制御を終了して、メインルーチンのS11にリ
ターンする。
【0042】次に、メインルーチンにおいて、印刷キー
が操作されたときには(S18:Yes)、テープへの印刷
処理が実行され(S19)、S10に戻る。この印刷処理は
通常の印刷処理と同様なので簡単に説明すると、テキス
トメモリ61から書式情報や文字コードが順次読出さ
れ、サーチテーブルとインデックステーブルとに基い
て、その文字コードのCGROM53におけるドットパ
ターンデータが読出されて印刷データバッファ65に展
開して合成格納され、この印刷データバッファ65の印
刷用ドットイメージデータが印刷機構PMに出力され、
印刷テープ19に印刷される。一方、表示サイズ設定キ
ー、書式設定キー、印刷可能キー及び印刷キー以外のキ
ーが操作されたときには(S18: No )、その操作され
たキーに対応する処理が実行され(S20)、S10に戻
る。
【0043】ここで、前記テキストメモリ61に図15
に示す文書データのうち「ABCD」のデータが入力さ
れた状態におけるディスプレイ22への表示例は、基本
表示倍率の場合、図16〜図20に示す通りである。
尚、図16〜図20は、夫々、テープ幅が、24mm、
18mm、12mm、9mm、6mmの場合である。但
し、「ABCD」、「EFG」、「HIJK」の全部の
データが入力された状態では、図21に示すように、
「EFG」と「HIJK」とは2行に表示される。尚、
カーソルKも図示してある。
【0044】次に、1つの文書の文書データの入力中に
テープカセットCSが交換された場合のテープ交換時の
表示切換え制御について、図22のフローチャートを参
照しつつ説明する。このテープ交換時の表示切換え制御
は、前記メインルーチンに対する所定微小時間毎のイン
ターバル割り込み処理にて実行される制御である。割り
込み開始時、最初にカセットセンサ42からのカセット
信号とキー入力信号とが読み込まれ(S80)、次にカセ
ット信号が「0000」か否か判定され(S81)、テー
プカセットCSが装着済みでカセット信号が「000
0」でないときには(S81: No )、カセット信号とテ
ーブルTB1に基いてテープ幅が演算され、テープ幅デ
ータがワークメモリに格納される(S82)。
【0045】一方、テープカセットCSが装着されてい
ないために、カセット信号が「0000」であるときに
は(S81:Yes )、S83においてテープ幅設定処理が
実行される。このテープ幅設定処理は、S5のテープ幅
設定処理と同様で、テープ幅を自動的に最大テープ幅に
設定してその最大テープ幅のデータをワークメモリに格
納するように構成してもよく、或いは、図23に示すよ
うに、オペレータが入力設定したテープ幅のデータをワ
ークメモリに格納するように構成してもよい。
【0046】次にフラグTFが0か否か判定され(S8
4)、テープカセットCSが交換されないうちはフラグ
TFが0なのでS85へ移行し、S85においてテープ幅メ
モリ66のテープ幅データと、ワークメモリのテープ幅
データとに基いて、テープ幅が変更されたか否か判定さ
れ、変更されていないときには(S85: No )、リター
ンするが、テープ幅が変更されたときには(S85:Yes
)、フラグTFが1にセットされ、その後リターンす
る。
【0047】前記フラグTFを1にセット後の次回の割
り込み時には、S84において No と判定されるので、S
87へ移行し、キー入力があったか否か判定され、キー入
力がない場合には、リターンする。その後の割り込み処
理において、フラグTFが1で、キー入力があった場合
には、S87からS88へ移行する。そして、前記変更され
たテープ幅のデータが、テープ幅メモリ66に格納さ
れ、且つそのテープ幅とテーブルTB5に基いて、イメ
ージ表示領域の幅が演算され(S88)、次にテキストメ
モリ61の標準書式情報うちの印刷文字サイズSZのデ
ータが、前記S8と同様に、テープ幅に対応した印刷文
字サイズに変更される(S89)。
【0048】次に、変更書式情報がある場合には(S9
0:Yes )、その変更書式情報のうちの印刷行数と印刷
文字サイズとが、テープ幅メモリ66のテープ幅データ
に基づくテープ幅に適合するか否か判定され(S91)、
その判定がYes のときには、S92においてテープ幅に応
じたイメージ表示領域となるように、上端カット領域と
下端カット領域の表示用ドッドイメージデータが変更さ
れ、次にフラグTFが0にリセットされ(S93)、その
後リターンする。また、変更書式情報がない場合には
(S90:Yes )、S92以降が実行される。一方、S91の
判定が No の場合には、警告用ブザー43が駆動され
(S94)、次にディスプレイ22に所定のメッセージ
(例えば、「変更書式情報を変更設定して下さい」)が
表示され(S95)、その後へリターンする。
【0049】このように、1つの文書の文書データ作成
中に、テープカセットCSの交換またはテープカセット
CSの取外しによるテープ幅の変更後、直ちにディスプ
レイ22の表示内容が変更されずに、テープカセットC
Sの交換や取り外しが完了して、何れかのキーが操作さ
れてから、標準書式情報のうちの印刷文字サイズSZの
データ及びイメージ表示領域の幅をテープ幅に応じた値
に変更し、その印刷文字サイズに応じた表示文字サイズ
に変更し、その表示文字サイズとなるようにディスプレ
イ22の表示内容を変更する。
【0050】以上説明したテープ印刷制御に含まれる表
示制御の作用について説明する。この制御においては、
印刷文字サイズは、テープ幅に略比例するように設定さ
れ、表示文字サイズは、印刷文字サイズに略比例するよ
うに設定される。このように、テープ幅に略比例する表
示文字サイズに設定するため、キャラクタの印刷状態を
テープ幅との関連において把握しやすくなり、操作性が
向上する。
【0051】しかも、ディスプレイ22の上端部と下端
部とに夫々上端カット領域と下端カット領域とをシャド
ウ表示して、ディスプレイ22の幅方向中央部に、テー
プ幅に略比例する幅のイメージ表示領域を設定して、そ
のイメージ表示領域に文字や記号のキャラクタを印刷状
態と同様のイメージで表示するように構成したので、テ
ープに印刷されるキャラクタの印刷状態をテープ幅との
関連において一層正確に把握できるから、文書データの
入力時の操作性を高め、印刷文字サイズの設定ミス等を
防止することが出来る。
【0052】そして、表示サイズ設定キーを介して、表
示倍率、つまり表示文字サイズを拡大して設定できるよ
うに構成したので、必要に応じてキャラクタをディスプ
レイ22に適宜拡大表示できるから、テープ幅が小さい
場合、複数行に入力した場合等において拡大表示可能と
なり、操作性が向上する。
【0053】また、メインルーチンのS3とS5のよう
に、最初テープカセットCSが装着されていない場合で
も、テープ幅を、自動的に最大テープ幅またはオペレー
タにより入力設定されるテープ幅に設定できるので、テ
ープカセットCSを装着しない状態においても、テープ
カセットCSを装着した場合と同様に文書データの入力
を行うことができる。この場合、特に、自動的に最大テ
ープ幅に設定する場合には、テープ幅の制約に起因する
エラー発生の確率が最小になる。また、テープ幅を入力
設定する場合には、印刷に供する予定の印刷テープのテ
ープ幅を設定できるため有利である。
【0054】更に、図22により説明したように、1つ
の文書の文書データ入力中に、テープカセットCSを交
換したり、またはテープカセットCSを取外したりし
て、テープ幅が変更された場合に、テープカセットCS
の交換や取り外しの完了後、何れかのキーが操作されて
から、ディスプレイ22の表示内容が変更されるように
構成したので、テープカセットCSの交換時におけるカ
セット信号のON、OFF等に起因するディスプレイ2
2の画面の乱れ等が発生することがないから、操作性が
向上し、テープ印刷装置1の信頼性に疑問を抱かせるこ
ともない。
【0055】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施例中の構成との対応関係について説明する
と、データ記憶手段に相当するものはRAM60のテキ
ストメモリ61であり、フォント記憶手段に相当するも
のはCGROM53であり、表示データバッファに相当
するものはRAM60の表示データバッファ64であ
り、テープ幅検知手段に相当するものはカセットセンサ
42とテープカセットCSに付設された突出片20とテ
ーブルTB1であり、表示データ作成手段に相当するも
のは、制御装置C(特に、テーブルTB3、TB4と、
図10〜図13、図22、図23のフローチャート等)
であり、判定手段に相当するものは、制御装置C(特
に、図10のフローチャートのS3と、図22のフロー
チャートのS81)であり、テープ幅設定手段に相当する
ものは、テープ幅設定キー及び制御装置C(特に、図1
0のフローチャートのS5と、図22のフローチャート
のS83と図23のフローチャート)である。
【0056】尚、本発明の技術的思想の範囲内におい
て、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて、次のよ
うな種々の変更を加えることもあり得る。 1〕 前記カセットセンサ42の代わりに、テープ搬送
路の途中において光学センサ等で直接的にテープ幅を検
知する検知手段を適用することもできる。 2〕 前記ディスプレイ22の上端カット領域や下端カ
ット領域をシャドウ表示する代わりに、これらの領域と
イメージ表示領域とを適宜の境界線で区分するように構
成してもよい。
【0057】3〕 前記CGROM53の代わりに、表
示用CGROMとこれと独立の印刷用CGROMを設け
てもよい。 4〕 前記テープとしては24mm以上幅のテープを適
用するとともにサーマルヘッドを大型化することもある
し、また、前記ディスプレイ22を最大テープ幅以上の
幅のものに構成してキャラクタの印刷イメージと1対1
で対応するイメージを表示するように構成することもあ
る。 5〕 書式情報の印刷行数のデータを省略し、文字列の
末尾の改行コードに基いて印刷行数を決定するように構
成してもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1のテープ印刷装置によれば、前
記作用の欄で説明した前提構成を有するテープ印刷装置
に、テープ幅検知手段と、判定手段と、テープ幅設定手
段と、表示データ作成手段とを設け、テープ幅が検知さ
れたときには、テープ幅に対応する表示サイズの表示用
ドットパターンデータを読出し、ディスプレイに印刷状
態と同様のイメージで表示する為の表示用イメージデー
タを作成して、表示データバッファに展開し、ディスプ
レイに表示させることにより、キャラクタをテープ幅に
対応する表示サイズで表示できるため、キャラクタの印
刷状態をテープ幅との関連において把握しやすくなり、
操作性を著しく向上させることができる。
【0059】しかも、判定手段とテープ幅設定手段を介
して、テープ幅検知手段でテープ幅が検知されないとき
には、テープ幅設定手段で設定されたテープ幅を適用し
て、前記同様にその所定のテープ幅に対応する表示サイ
ズで表示するため、テープカセットが装着されていない
ためにテープ幅が検知されないときでも、印刷に供する
文書データの入力を行なうことができる。請求項2のテ
ープ印刷装置では、テープ幅設定手段が、前記テープ幅
を、最大テープ幅に設定するため、テープ幅の制約に起
因するエラー発生の確率が最小になるので、有利であ
る。請求項3のテープ印刷装置では、テープ幅設定手段
が、前記テープ幅を、入力手段を介して入力設定された
テープ幅に設定するため、印刷に供する予定の印刷テー
プのテープ幅を設定できるため有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印刷装置の斜視図である。
【図3】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】カセット信号とテープ幅との対応関係を示すテ
ーブルの図表である。
【図6】CGROMに格納されたキャラクタフォントの
文字サイズを示すテーブルの図表である。
【図7】テープ幅と印刷行数と印刷文字サイズの関係を
設定したテーブルの図表である。
【図8】印刷文字サイズと表示文字サイズ等の関係を設
定したテーブルの図表である。
【図9】テープ幅と領域幅との関係を設定したテーブル
の図表である。
【図10】テープ印刷制御のメインルーチンのフローチ
ャートの一部である。
【図11】テープ印刷制御のメインルーチンのフローチ
ャートの残部である。
【図12】メインルーチンの印刷イメージ表示処理のフ
ローチャートである。
【図13】印刷イメージ表示処理の表示イメージ発生処
理のフローチャートである。
【図14】メインルーチンの表示サイズ設定処理のフロ
ーチャートである。
【図15】複数の書式情報や文字列コードが格納された
テキストメモリの説明図である。
【図16】テープ幅24mmのときのディスプレイへの
表示例を示す説明図である。
【図17】テープ幅18mmのときのディスプレイへの
表示例を示す説明図である。
【図18】テープ幅12mmのときのディスプレイへの
表示例を示す説明図である。
【図19】テープ幅9mmのときのディスプレイへの表
示例を示す説明図である。
【図20】テープ幅6mmのときのディスプレイへの表
示例を示す説明図である。
【図21】テープ幅9mmのときのディスプレイへの表
示例を示す説明図である。
【図22】テープ交換時の表示切換え制御のフローチャ
ートである。
【図23】メインルーチン及び図22のフローチャート
におけるテープ幅設定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 13 サーマルヘッド 19 印刷テープ 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 53 CGROM 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ 64 表示データバッファ C 制御装置 PM 印刷機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/21 (72)発明者 神田 早智恵 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力されたキャラクタの
    データを記憶するデータ記憶手段と、キャラクタを表示
    可能なディスプレイを含む表示手段と、多数のキャラク
    タのドットパターンデータを複数サイズ分記憶したフォ
    ント記憶と、前記ディスプレイに表示する表示用イメー
    ジデータを格納する表示データバッファと、この表示デ
    ータバッファの表示用イメージデータを受けて表示手段
    を制御する表示制御手段と、印刷媒体としてのテープに
    キャラクタを印刷する印刷手段および着脱自在に装着さ
    れるテープカセットとを備えたテープ印刷装置におい
    て、 前記テープカセットのテープの幅を検知するテープ幅検
    知手段と、 前記テープ幅検知手段によりテープカセットのテープ幅
    が検知されたか否か判定する判定手段と、 前記判定手段がテープ幅検知手段によりテープ幅が検知
    されないと判定したときにテープ幅を設定するテープ幅
    設定手段と、 前記テープ幅検知手段で検知されたテープ幅又はテープ
    幅設定手段で設定されたテープ幅のデータを受け、前記
    データ記憶手段に記憶されたキャラクタについて、前記
    フォント記憶からテープ幅に対応する表示サイズのドッ
    トパターンデータを読出し、前記ディスプレイに印刷状
    態と同様のイメージで表示する為の表示用ドットイメー
    ジデータを作成して表示データバッファに展開する表示
    データ作成手段と、 を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ幅設定手段は、前記テープ幅
    として複数種類のテープカセットのテープのうちの最大
    テープ幅を自動的に設定するように構成されたことを特
    徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ幅設定手段は、前記テープ幅
    として前記入力手段を介して入力設定されたテープ幅を
    設定するように構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のテープ印刷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003021475A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Appareil et programme d'edition de chaine de caracteres
JP2007316690A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Brother Ind Ltd ラベル作成装置
JP2010040010A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Brother Ind Ltd ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体

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