JPH0718518Y2 - ラッピングマシーンの研磨用ペーパー巻取装置 - Google Patents

ラッピングマシーンの研磨用ペーパー巻取装置

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JPH0718518Y2
JPH0718518Y2 JP14937489U JP14937489U JPH0718518Y2 JP H0718518 Y2 JPH0718518 Y2 JP H0718518Y2 JP 14937489 U JP14937489 U JP 14937489U JP 14937489 U JP14937489 U JP 14937489U JP H0718518 Y2 JPH0718518 Y2 JP H0718518Y2
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reel
take
polishing paper
friction plates
lapping
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康立 山元
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用エンジンなどのクランクシャフト等
の被加工部材にラッピング加工を施すラッピングマシー
ンの研磨用ペーパー巻取装置に関する。
(従来の技術) クランクシャフトのジャーナル部やピン部等の被加工部
材に対する仕上加工は、振動や騒音の低減を図るためラ
ッピングマシーンによるラッピング加工が実施されてい
る。ラッピングマシーンは繰出リールに巻装された研磨
用ペーパーをラッピングヘッド装置へ供給し、ラッピン
グヘッド装置で被加工部材の表面をラッピング加工す
る。ラッピング加工した使用済の研磨用ペーパーはペー
パー送り装置により引寄せられ、常に新しい研磨用ペー
パーが繰出リールからラッピングヘッド装置へ供給さ
れ、ペーパー送り装置により引寄せられた研磨用ペーパ
ーは、研磨用ペーパー巻取装置の巻取リールへ巻取られ
る(例えば特開昭60-172458号公報参照)。
研磨用ペーパー巻取装置は、本出願人が実願昭63-75259
号として提案し、かつ、第3図乃至第5図に示されるよ
うになっている。第3図は研磨用ペーパー巻取装置の要
部を示す側面図、第4図はその要部正面図、第5図は第
4図のB部拡大図である。
図面中符号1は枠体であって、枠体1に相対向して立設
する側壁1a,1a間に回転駆動装置(図示せず)によって
回転する駆動軸2が回転自在に横架してある。
駆動軸2にフランジ部3a,3a…を形成した摩擦板3,3…が
嵌装してあってキー2aにより摩擦板3,3…が駆動軸2上
を軸線方向に移動可能にかつ一体的に回転可能に設けて
ある。
各摩擦板3,3…間にはスプリングs,sが弾装してあり、対
をなし対向する摩擦板3,3…のフランジ部3a,3a…が互い
に接近する方向に適度の弾性的な押圧力が付与されてい
る。駆動軸2に嵌装された摩擦板3,3…の列の一端は駆
動軸2に取付けられたストッパ2bに当接して軸線方向の
移動が阻止され、他端はスペーサ2cを介して駆動軸2の
ねじ部に螺合する調節ナット2dにより支持されている。
さらに、後述する巻取リール4のフランジ部4aを挾入す
る対をなす摩擦板3,3間に対応する位置に、上記フラン
ジ部4aの板厚より小径のピン2e,2e…が駆動軸2に植設
されていて、各摩擦板3,3…の上記巻取リール4,4…のフ
ランジ部4a,4a…に位置決めが行われる。
一方枠体1に設けられた固定レバー1bの切欠溝1cに中心
軸4bが挿嵌された巻取リール4,4…のフランジ部4a,4a…
の外周端縁が前記摩擦板4,4…の相対向するフランジ部3
a,3a間にスプリングs,s…の付勢力に抗して挾入してあ
る。従って駆動軸2の回転力を摩擦板3,3…のフランジ
部3a,3a…との摺動抵抗により巻取リール4,4…に伝達
し、巻取リール4,4…を回転駆動するように構成してあ
る。
更に巻取リール3,3…は巻取リールに巻取られた研磨用
ペーパーの多少に拘らず送り装置の研磨用ペーパーの送
り量を巻取るに充分な速度で回転する。ペーパー送り装
置により送り出される研磨用ペーパーの量と巻取リール
4,4…の巻取量の調整は、摩擦板3,3…のフランジ部3a,3
aと巻取リール4,4…のフランジ部4a,4a…間の滑りによ
り調整するよう構成してある。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来例によると、回転可能に軸支した巻取リールの
フランジ部外周を駆動軸に軸線方向の移動可能に、かつ
一体的回転可能に設けられた対向する摩擦板のフランジ
部の間に押圧力を与えた状態で挟み、摩擦板のフランジ
部と巻取リールのフランジ部との摺動抵抗により巻取リ
ールの変形、ペーパー送り装置から送り出された研磨ペ
ーパーに適度の張力を与え、研磨用ペーパーの切断、弛
みを未然に防止し、長期間にわたり安定した研磨用ペー
パーを巻取ることができる反面、巻取リールの脱着作業
には、対向する摩擦板間に工具を挿入して押圧力に抗し
て摩擦板間を拡開しなければならず、巻取リールの脱着
には時間と労力を要し、ラッピングマシーンの稼働率の
低下を招来する等の不具合がある。
従って本考案の目的は、摩擦板間の拡開を短時間で容易
に行え、ラッピングマシーンの稼働率の向上が得られる
ラッピングマシーンの研磨用ペーパー巻取装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するた本考案のラッピングマシーンの研
磨用ペーパー巻取装置は繰出リールに巻装された研磨用
ペーパーをラッピングヘッド装置へ供給し、そのラッピ
ングヘッド装置で研磨用ペーパーにより被加工部材をラ
ッピング加工するとともに、ラッピングヘッド装置へ供
給された研磨用ペーパーを巻取リールに巻取り、順次新
しい研磨用ペーパーを繰り出すようにしたラッピングマ
シーンであって、巻取リールを回転自在に枢軸支し、そ
の巻取リールのフランジ部外周を回転駆動軸上に軸線方
向に移動可能にかつ、一体的に回転可能に設けられた一
対の対向摩擦板のフランジ部の間に弾性的な押圧力を与
えられた状態に挟み、摩擦板のフランジ部と巻取リール
のフランジ部との間の摺動抵抗により巻取リールを回転
するようにした研磨用ぺーパー巻取装置において、前記
一対の対向摩擦板間に前記弾性的な押圧力に抗して挿入
及び離脱する巻取リールのフランジ部より大なる厚さの
板材からなる嵌挿部材を具備するものであり、嵌挿部材
が、ラッピングマシーン本体に回動可能に取付けられ、
相対向する摩擦板のフランジ部間に挿入及び離脱する挿
入部と、挿入部を回動駆動する揺動アームとを具備する
することにより、更に効率的に達成される。
(作用) 押圧付勢された対向する摩擦板のフランジ部間に嵌挿部
材を嵌挿して相対向する摩擦板間を拡開させることによ
り、対向する摩擦板のフランジ部間に巻取リールのフラ
ンジ部の挿入を容易にし、巻取リールの着脱作業を容易
にする。具体的には、嵌挿部材の揺動アームを回動する
ことにより、摩擦板のフランジ部間に嵌挿部材の挿入部
を挿入することにより巻取リールのフランジ部を挟持す
る摩擦板のフランジ部を拡開して巻取リールの挟持を解
放し、巻取リールの着脱作業を容易に行い得る。
(実施例) 以下本考案のラッピングマシーンの研磨用ペーパー巻取
装置の一実施例を第1図及び第2図によって説明する。
なお第1図及び第2図において第3図乃至第5図と同一
部分には説明の便宜上同一符号を付する。
第1図は本実施例におけるラッピングマシーンの研磨用
ペーパー巻取装置の要部側面図、第2図は第1図のA−
A線断面図であり、符号1は枠体であって、枠体1に設
けられた固定レバー1bの切欠溝1cに中心軸4bが挿嵌され
た巻取リール4が着脱自在に設けられている。巻取リー
ル4のフランジ部4aの外周端縁が相対向する摩擦板4,4
のフランジ部3a,3a間にスプリングs,sの付勢力に抗して
挟入してあり、駆動軸2の回転力を摩擦板3,3のフラン
ジ部3a,3aと巻取リール4のフランジ部4aとの摺動抵抗
により巻取リール4に伝達し、巻取リール4を回転駆動
するようになっている。
一方枠体1に設けた回動軸5によって摺動可能に嵌挿部
材6が設けてある。嵌挿部材6は、巻取リール4のフラ
ンジ部4aの厚さl1より大なる厚さl2の板材からなり、回
動軸5と対向し、かつ回動軸5を収容し得る幅を有する
U字形の切欠部6cを形成した嵌入部6aと、嵌入部6aを回
動軸5を中心として摺動駆動する揺動レバー6bから構成
されている。
次にことのように、構成された研磨用ペーパー巻取装置
の作動について説明する。
通常の使用時にあっては、嵌挿部材6を2点鎖線の状
態、即ち、嵌入部6aが摩擦板3から離間した位置にあ
り、巻取リール4のフランジ部4aの外周端縁が相対向す
る一対の摩擦板3,3のフランジ部3a,3a間にスプリングs,
sの付勢力に抗して挟嵌した状態にあり、駆動軸2の回
転により巻取リール4が回転せしめられ、巻取リール4
により研磨用ペーパーが巻取られるようになっている。
巻取リール4に所定量の研磨用ペーパーが巻取られる等
して、巻取リール4を交換する際は、ラッピングマシー
ンを停止、即ち駆動軸2の回転を停止させ、嵌挿部材6
の揺動レバー6bを2点鎖線6b′で示す位置より矢印方向
へ回動せしめることにより、嵌挿部材6が回転軸5を中
心に揺動し、嵌挿部材6の嵌入部6aが2点鎖線で示す6
a′の位置より駆動軸2を切欠部6cが収容する位置まで
スプリングs,sによって付勢された対向する摩擦板3,3の
フランジ部3a,3a間にこれらのフランジ部3a,3aをスプリ
ングs,sに抗して押し広げつつ嵌挿させる。従って巻取
リール4のフランジ部4aと摩擦板3,3のフランジ部3a,3a
とは離間し、巻取リール4は摩擦板3,3による圧接から
解放され、固定レバー1bの切欠溝1cに中心軸4bによって
回転可能に装着された巻取リール4は容易に取り外すこ
とができる。
また巻取リール4を固定レバー1bに装着するには、取り
外しとは逆に、対向する摩擦板3,3のフランジ部3a,3a間
に嵌挿部材6の嵌入部6aを嵌装した状態で巻取リール4
を固定レバー1bに装着し、巻取リール4のフランジ部4b
の周端縁を拡開した摩擦板3,3のフランジ部3a,3a間に遊
嵌し、次に嵌挿部材6の揺動レバー6bを回動軸5を回動
中心として2点鎖線6b′で示す位置まで回動せしめ、摩
擦板3,3のフランジ部3a,3a間より嵌入部6aを脱き外し、
スプリングs,sの付勢力により摩擦板3,3のフランジ部3
a,3a間に挟持させ、駆動軸2の回転により巻取リール3
を回転駆動して研磨用ペーパーの巻取りを可能とする。
(効果) 以上のように構成したラッピングマシーンの研磨用ペー
パー巻取装置によれば、押圧付勢された対向する摩擦板
のフランジ部間に嵌挿部材を嵌挿することにより摩擦板
間を拡開させることにより相対向する摩擦板のフランジ
部に巻取リールのフランジ部の挿入が容易になり巻取リ
ールの着脱作業が容易に行われ、別途に工具を使用する
ことなく、巻取リールの着脱作業が極めて短時間に、し
かも労力の大幅な軽減が図れ、構造が簡単なことと相俟
って実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるラッピングマシーンの研磨用ペー
パー巻取装置の一実施例を示す要部側面図、第2図は第
1図のA−A線に沿う断面図、第3図は従来の研磨用ペ
ーパー巻取装置の要部側面図、第4図は同じく従来例の
要部説明図、第5図は第4図のB部拡大図である。 2…駆動軸、3…摩擦板、3a…フランジ部、4…巻取リ
ール、4a…フランジ部、6…嵌挿部材、6a…挿入部、6b
…揺動アーム。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繰出リールに巻装された研磨用ペーパーを
    ラッピングヘッド装置へ供給し、そのラッピングヘッド
    装置で研磨用ペーパーにより被加工部材をラッピング加
    工するとともに、ラッピングヘッド装置へ供給された研
    磨用ペーパーを巻取リールに巻取り、順次新しい研磨用
    ペーパーを繰り出すようにしたラッピングマシーンであ
    って、巻取リールを回転自在に枢軸支し、その巻取リー
    ルのフランジ部外周を回転駆動軸上に軸線方向に移動可
    能にかつ、一体的に回転可能に設けられた一対の対向摩
    擦板のフランジ部の間に弾性的な押圧力を与えられた状
    態に挾み、摩擦板のフランジ部と巻取リールのフランジ
    部との間の摺動抵抗により巻取リールを回転するように
    した研磨用ペーパー巻取装置において、前記一対の対向
    摩擦板間に前記弾性的な押圧力に抗して挿入及び離脱す
    る巻取リールのフランジ部より大なる厚さの板材からな
    る嵌挿部材を具備することを特徴とするラッピングマシ
    ーンの研磨用ペーパー巻取装置。
  2. 【請求項2】嵌挿部材が、ラッピングマシーン本体に回
    動可能に取付けられ、相対向する摩擦板のフランジ部間
    に挿入及び離脱する挿入部と、挿入部を回動駆動する揺
    動アームとを具備する請求項1記載のラッピングマシー
    ンの研磨用ペーパー巻取装置。
JP14937489U 1989-12-27 1989-12-27 ラッピングマシーンの研磨用ペーパー巻取装置 Expired - Lifetime JPH0718518Y2 (ja)

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