JPS6357184B2 - - Google Patents
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- JPS6357184B2 JPS6357184B2 JP104384A JP104384A JPS6357184B2 JP S6357184 B2 JPS6357184 B2 JP S6357184B2 JP 104384 A JP104384 A JP 104384A JP 104384 A JP104384 A JP 104384A JP S6357184 B2 JPS6357184 B2 JP S6357184B2
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- JP
- Japan
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- gear
- tape
- workpiece
- movable rod
- tension
- Prior art date
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Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000006061 abrasive grain Substances 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B21/00—Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor
- B24B21/18—Accessories
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、例えば玉軸受の起動輪の如き円弧
状断面の周溝を備える工作物の該周溝面の超仕上
げ加工に利用され、碇粒が固着しているラツプテ
ープを使用して前記工作物の周溝面を超仕上げす
る装置に関する。
状断面の周溝を備える工作物の該周溝面の超仕上
げ加工に利用され、碇粒が固着しているラツプテ
ープを使用して前記工作物の周溝面を超仕上げす
る装置に関する。
従来の技術
特開昭59−88253号公報に、例えば玉軸受の軌
道輪の如き円弧状断面の周溝を備える工作物の該
周溝面の超仕上げ加工に利用されるラツプテープ
を使用する超仕上げ装置が記載されている。
道輪の如き円弧状断面の周溝を備える工作物の該
周溝面の超仕上げ加工に利用されるラツプテープ
を使用する超仕上げ装置が記載されている。
発明が解決しようとする課題
この超仕上げ装置は、ラツプテープの送り機構
と加圧機構をワンウエイクラツク内蔵のラチエツ
トギヤを介して1つの加圧シリンダで軌道するよ
うにしたもので、一応はその効果を挙げているも
のの次のような問題がある。即ち、加圧機構の加
圧部材が可動側に設けられ、テープ送り機構が固
定側に設けられている関係上、加圧部材でラツプ
テープを工作物の周溝面に加圧する動作に頼らな
ければラツプテープにテープテンシヨンを付与す
ることができない。この為、ラツプテープの延び
の変化等で加圧部材による加圧力の適切な制御が
できなくなり、ラツプテープを工作物に強く圧接
させ過ぎるとラツプテープの破断が生ずる恐れが
ある。
と加圧機構をワンウエイクラツク内蔵のラチエツ
トギヤを介して1つの加圧シリンダで軌道するよ
うにしたもので、一応はその効果を挙げているも
のの次のような問題がある。即ち、加圧機構の加
圧部材が可動側に設けられ、テープ送り機構が固
定側に設けられている関係上、加圧部材でラツプ
テープを工作物の周溝面に加圧する動作に頼らな
ければラツプテープにテープテンシヨンを付与す
ることができない。この為、ラツプテープの延び
の変化等で加圧部材による加圧力の適切な制御が
できなくなり、ラツプテープを工作物に強く圧接
させ過ぎるとラツプテープの破断が生ずる恐れが
ある。
この発明の目的は、上記従来装置の問題点をを
解消して加圧力の制御を可能にすることである。
解消して加圧力の制御を可能にすることである。
課題を解決するための手段
この発明は、回転する工作物の周溝面に回転方
向と直交する方向にラツプテープを送るととも
に、工作物の周溝面に加圧部材でラツプテープを
圧接させてラツピングを行う超仕上げ装置にし
て、次の要求を包含している: 工作物を回転させつつ保持する回転治具; 揺動機構の揺動軸の中心軸線の周りに揺動運動
する揺動アーム; 揺動アームに工作物の半径方向に摺動可能に支
持された可動杆; 工作物の周溝面と同じ断面形状のヘツドを有
し、そのヘツドの曲率中心を揺動軸の中心軸線上
に位置させて、可動杆に固設された加圧部材; 揺動アームに固設された加圧シリンダのピスト
ンロツドと連動して可動杆を摺動させる加圧棒; 加圧棒に枢着したラチエツト爪に係合するラチ
エツトギヤと一体に結合し、ワンウエイクラツチ
を介して可動杆に枢着したテープ繰り出しギヤ; 可動杆に枢着され、テープ繰り出しギヤに弾性
的に押圧された状態で噛み合う引張りギヤ; 引張りギヤと歯数及びモジユールが同一でかつ
外径が引張りギヤより小さくカツトされており、
可動杆に枢着され、テープ繰り出しギヤに弾性的
に押圧された状態で噛み合う送りギヤ; および テープ繰り出しギヤと送りギヤとの間に噛み込
ませた後に加圧部材のヘツドに纒い掛け、さらに
テープ繰り出しギヤと引張りギヤとの間に噛み込
ませたラツプテープ。
向と直交する方向にラツプテープを送るととも
に、工作物の周溝面に加圧部材でラツプテープを
圧接させてラツピングを行う超仕上げ装置にし
て、次の要求を包含している: 工作物を回転させつつ保持する回転治具; 揺動機構の揺動軸の中心軸線の周りに揺動運動
する揺動アーム; 揺動アームに工作物の半径方向に摺動可能に支
持された可動杆; 工作物の周溝面と同じ断面形状のヘツドを有
し、そのヘツドの曲率中心を揺動軸の中心軸線上
に位置させて、可動杆に固設された加圧部材; 揺動アームに固設された加圧シリンダのピスト
ンロツドと連動して可動杆を摺動させる加圧棒; 加圧棒に枢着したラチエツト爪に係合するラチ
エツトギヤと一体に結合し、ワンウエイクラツチ
を介して可動杆に枢着したテープ繰り出しギヤ; 可動杆に枢着され、テープ繰り出しギヤに弾性
的に押圧された状態で噛み合う引張りギヤ; 引張りギヤと歯数及びモジユールが同一でかつ
外径が引張りギヤより小さくカツトされており、
可動杆に枢着され、テープ繰り出しギヤに弾性的
に押圧された状態で噛み合う送りギヤ; および テープ繰り出しギヤと送りギヤとの間に噛み込
ませた後に加圧部材のヘツドに纒い掛け、さらに
テープ繰り出しギヤと引張りギヤとの間に噛み込
ませたラツプテープ。
作 用
ラツプテープの加圧機構及び送り機構を共に可
動側に設け、テープ送り機構でラツプテープにテ
ンシヨンを付与するようにした。すなわち、送り
ギヤの方が引張りギヤより小径であるため、送り
ギヤと繰り出しギヤとで送り出されるラツプテー
プの長さよりも、引張りギヤと繰り出しギヤとで
送り出されるラツプテープの長さの方が長くな
る。その結果、加圧部材のヘツドに纒い掛けたラ
ツプテープ部分にテンシヨンが付与される。しか
も、加圧部材と送り機構とは、いずれも可動杆に
固定されているので、加圧部材の位置すなわち、
加圧時・非加圧時を問わず、テープテンシヨンを
維持することができる。
動側に設け、テープ送り機構でラツプテープにテ
ンシヨンを付与するようにした。すなわち、送り
ギヤの方が引張りギヤより小径であるため、送り
ギヤと繰り出しギヤとで送り出されるラツプテー
プの長さよりも、引張りギヤと繰り出しギヤとで
送り出されるラツプテープの長さの方が長くな
る。その結果、加圧部材のヘツドに纒い掛けたラ
ツプテープ部分にテンシヨンが付与される。しか
も、加圧部材と送り機構とは、いずれも可動杆に
固定されているので、加圧部材の位置すなわち、
加圧時・非加圧時を問わず、テープテンシヨンを
維持することができる。
さらに、送りギヤと引張りギヤとは、テープ繰
り出しギヤに弾性的に押し付けられており、その
押し付け力を調整することによつて、ラツプテー
プの切断等を防止しつつ適切なテンシヨンの維持
を図ることができる。
り出しギヤに弾性的に押し付けられており、その
押し付け力を調整することによつて、ラツプテー
プの切断等を防止しつつ適切なテンシヨンの維持
を図ることができる。
実施例
図面は例えば玉軸受外輪の如き内周に円弧状断
面の周溝を備えている工作物に適用したこの発明
の実施例を示すもので、まず第1図を参照する
と、参照数字(1)は回転治具(図示せず)に支持さ
れた工作物を指している。装置の本体たる揺動ア
ーム2は基部を揺動機構の揺動軸3に取り付けて
ある。揺動軸3は中心軸線0の方向に延在し、図
示していない駆動装置により一定角度だけ往復回
動して揺動アーム2を中心軸線0の周りに揺動さ
せる。
面の周溝を備えている工作物に適用したこの発明
の実施例を示すもので、まず第1図を参照する
と、参照数字(1)は回転治具(図示せず)に支持さ
れた工作物を指している。装置の本体たる揺動ア
ーム2は基部を揺動機構の揺動軸3に取り付けて
ある。揺動軸3は中心軸線0の方向に延在し、図
示していない駆動装置により一定角度だけ往復回
動して揺動アーム2を中心軸線0の周りに揺動さ
せる。
揺動アーム2の先端に加圧部材31を設けてあ
り、加圧部材31のヘツド31aは、第2図及び
第2A図からわかるように、工作物1の周溝面の
曲率と同一曲率で、かつ、その曲率中心が揺動軸
3の中心軸線0上に位置する。
り、加圧部材31のヘツド31aは、第2図及び
第2A図からわかるように、工作物1の周溝面の
曲率と同一曲率で、かつ、その曲率中心が揺動軸
3の中心軸線0上に位置する。
加圧部材31は可動杆7の端部に固定してある
が、その可動杆7は、第3図に示すように、揺動
アーム2に平行に配置されたスライド軸8,8に
スライドブツシユ9,9を介して摺動自在に嵌挿
され、揺動アーム2との間に圧縮間在するスプリ
ング10により常時加圧棒5側に弾性的に押圧さ
れている。加圧棒5は揺動アーム2に摺動自在に
取り付け、第4図に示すように、揺動アーム2に
設けた加圧シリンダ4のピストンロツド4aに連
結杆6を介して連結してある。したがつて、ピス
トンロツド4aの突出・退入動作に伴つて加圧棒
6が進退する。36,37は可動杆7の移動範囲
を規制するために揺動アーム2に螺合させたスト
ツパーである。28は加圧棒5の空洞部に於いて
その基部を枢軸29を介して揺動自在に枢支させ
たラチエツト爪で、先端の爪部28aが加圧棒5
との間に圧縮間在するスプリング30によつてラ
チエツトギヤ15の嵌合溝に弾性的に押圧されて
いる。
が、その可動杆7は、第3図に示すように、揺動
アーム2に平行に配置されたスライド軸8,8に
スライドブツシユ9,9を介して摺動自在に嵌挿
され、揺動アーム2との間に圧縮間在するスプリ
ング10により常時加圧棒5側に弾性的に押圧さ
れている。加圧棒5は揺動アーム2に摺動自在に
取り付け、第4図に示すように、揺動アーム2に
設けた加圧シリンダ4のピストンロツド4aに連
結杆6を介して連結してある。したがつて、ピス
トンロツド4aの突出・退入動作に伴つて加圧棒
6が進退する。36,37は可動杆7の移動範囲
を規制するために揺動アーム2に螺合させたスト
ツパーである。28は加圧棒5の空洞部に於いて
その基部を枢軸29を介して揺動自在に枢支させ
たラチエツト爪で、先端の爪部28aが加圧棒5
との間に圧縮間在するスプリング30によつてラ
チエツトギヤ15の嵌合溝に弾性的に押圧されて
いる。
ラチエツトギヤ15は、第5図からわかるよう
に可動杆7の一部に突設した取付ステー12に軸
13を固設し、これにワンウエイクラツチ11を
介して取り付けてある。また、ラチエツトギヤ1
5にテープ繰り出しギヤ14を一体的に結合して
あり、したがつて両者14,15は共に軸13に
対して一方向にだけ回転し得る。
に可動杆7の一部に突設した取付ステー12に軸
13を固設し、これにワンウエイクラツチ11を
介して取り付けてある。また、ラチエツトギヤ1
5にテープ繰り出しギヤ14を一体的に結合して
あり、したがつて両者14,15は共に軸13に
対して一方向にだけ回転し得る。
ここで再び第2図を参照すると、可動杆7に一
体に固設した取付板16に、一対の揺動レバー1
7,18が支軸19,20を支点にして揺動自在
に枢着されている。各揺動レバー17,18は先
端部に夫々ピン23,24を介して回転自在に送
りギヤ21及び引張りギヤ22を担持している。
これらのギヤ21,22はテープ繰り出しギヤ1
4と噛み合い、かつ、謡動レバー17,18の後
端部と取付板16に一体に突設したスプリング受
け25との間に圧縮間在するスプリング26,2
7によりテープ繰り出しギヤ14に常時弾性的に
押圧されている。送りギヤ21と引張りギヤ22
は歯数及びモジユール等を等しくし、送りギヤ2
1aのみ第6図に示すように斜線部分21aだけ
外径がカツトされている。また、送りギヤ21の
スプリング26より引張りギヤ22のスプリング
27のばね力を大きくし、送りギヤ21より大き
な力で引張りギヤ22をテープ繰り出しギヤ14
に押圧させる。
体に固設した取付板16に、一対の揺動レバー1
7,18が支軸19,20を支点にして揺動自在
に枢着されている。各揺動レバー17,18は先
端部に夫々ピン23,24を介して回転自在に送
りギヤ21及び引張りギヤ22を担持している。
これらのギヤ21,22はテープ繰り出しギヤ1
4と噛み合い、かつ、謡動レバー17,18の後
端部と取付板16に一体に突設したスプリング受
け25との間に圧縮間在するスプリング26,2
7によりテープ繰り出しギヤ14に常時弾性的に
押圧されている。送りギヤ21と引張りギヤ22
は歯数及びモジユール等を等しくし、送りギヤ2
1aのみ第6図に示すように斜線部分21aだけ
外径がカツトされている。また、送りギヤ21の
スプリング26より引張りギヤ22のスプリング
27のばね力を大きくし、送りギヤ21より大き
な力で引張りギヤ22をテープ繰り出しギヤ14
に押圧させる。
そして、表面に砥粒を貼着させてなるラツプテ
ープ35を二点鎖線(第1図、第2図)で示すよ
うに通す。すなわち巻回リール、(図示せず)か
ら捲き戻し、揺動アーム2に回転自在に軸支した
ガイドローラ32,33,34を経てテープ繰り
出しギヤ14と送りギヤ21の間を噛み込ませて
通し、次いで加圧部材31のヘツド31aに纒い
掛け、その後テープ繰り出しギヤ14と引張りギ
ヤ22の間を噛み込ませて通して例えば捲取リー
ル(図示せず)に捲き取る。
ープ35を二点鎖線(第1図、第2図)で示すよ
うに通す。すなわち巻回リール、(図示せず)か
ら捲き戻し、揺動アーム2に回転自在に軸支した
ガイドローラ32,33,34を経てテープ繰り
出しギヤ14と送りギヤ21の間を噛み込ませて
通し、次いで加圧部材31のヘツド31aに纒い
掛け、その後テープ繰り出しギヤ14と引張りギ
ヤ22の間を噛み込ませて通して例えば捲取リー
ル(図示せず)に捲き取る。
次に、動作要領を説明する。先ず、回転治具に
支持された工作物1を回転させる。この状態で加
圧シリンダ4のピストンロツド4aを退入させて
加圧棒5を前進させる。すると、加圧棒5の先端
で押されて可動杆7がスライド軸8,8に沿つて
摺動し、これにより加圧部材31のヘツド31a
が工作物1の周溝面に押圧され、ヘツド31aに
纒い掛けたラツプテープ35が工作物1の周溝面
に所定の加圧力で圧接する。このようにしてラツ
プテープ35を工作物1の周溝面に圧接させた状
態で、揺動軸3を往復回動させて中心軸線0の周
りに揺動アーム2を揺動させ、加圧部材31の揺
動運動と工作物1の回転運動により、工作物1の
周溝面をラツピングする。ラツピングによる工作
物1の周溝面の超仕上げが完了すると、揺動アー
ム2の揺動と工作物1の回転を停止し、同時に加
圧シリンダ4のピストンロツド4aを突出させて
加圧棒5を後退させる。すると、スプリング10
の力で可動杆7はスライド軸8,8に沿つて押し
戻されるので、加圧部材31のヘツド31aがこ
れに纒に掛けられたラツプテープ35と共に工作
物1の周溝面から離れる。更に、加圧棒5が後退
するとき、可動杆7はストツパー37に当接して
摺動を停止するが、加圧棒5は更に加圧シリンダ
4により後退するため、加圧棒5に枢支されたラ
チエツト爪28が爪部28aで噛合しているラチ
エツトギヤ15を回して同じワンウエイクラツチ
11上に固設しているテープ繰り出しギヤ14を
一定両回し、該テープ繰り出しギヤ14と送りギ
ヤ21及び引張りギヤ22との間に噛み込ませた
ラツプテープ35を矢印方向に一定量移送する。
これにより、今まで加圧部材31のヘツド31a
のところにあつたラツプテープ35の使用済部分
は捲取リール側に移送され、そこへラツプテープ
35の未使用部分が移送されてくる。この時既述
のとおり送りギヤ21の外径が引張りギヤ22の
外径より小さいので、送りギヤ21より引張りギ
ヤ22の方がラツプテープ35を多く送ることに
なり、これによりラツプテープ35は適当に張ら
れて所定のテープテンシヨンを付与される。また
引張りギヤ21によりラツプテープ35が、所定
のテープテンシヨン以上に張られようとしても、
これも既に述べたとおり、送りギヤ21をテープ
繰り出しギヤ14に弾圧するスプリング26より
引張りギヤ22をテープ繰り出しギヤ14に弾圧
するスプリング26のばね力の方が大きいので、
送りギヤ14とテープ繰り出しギヤ14の間でラ
ツプテープ35に滑りが生じて所定のテープテン
シヨンが維持される。尚、加圧棒5が前進する時
には、ラチエツト爪28はスプリング30を圧縮
しながらラチエツトギヤ15上を滑るものである
が、その間ラチエツトギヤ15はワンウエイクラ
ツチ11の作用で回転を阻止される。したがつ
て、ラツプテープ35の逆走が防止される。
支持された工作物1を回転させる。この状態で加
圧シリンダ4のピストンロツド4aを退入させて
加圧棒5を前進させる。すると、加圧棒5の先端
で押されて可動杆7がスライド軸8,8に沿つて
摺動し、これにより加圧部材31のヘツド31a
が工作物1の周溝面に押圧され、ヘツド31aに
纒い掛けたラツプテープ35が工作物1の周溝面
に所定の加圧力で圧接する。このようにしてラツ
プテープ35を工作物1の周溝面に圧接させた状
態で、揺動軸3を往復回動させて中心軸線0の周
りに揺動アーム2を揺動させ、加圧部材31の揺
動運動と工作物1の回転運動により、工作物1の
周溝面をラツピングする。ラツピングによる工作
物1の周溝面の超仕上げが完了すると、揺動アー
ム2の揺動と工作物1の回転を停止し、同時に加
圧シリンダ4のピストンロツド4aを突出させて
加圧棒5を後退させる。すると、スプリング10
の力で可動杆7はスライド軸8,8に沿つて押し
戻されるので、加圧部材31のヘツド31aがこ
れに纒に掛けられたラツプテープ35と共に工作
物1の周溝面から離れる。更に、加圧棒5が後退
するとき、可動杆7はストツパー37に当接して
摺動を停止するが、加圧棒5は更に加圧シリンダ
4により後退するため、加圧棒5に枢支されたラ
チエツト爪28が爪部28aで噛合しているラチ
エツトギヤ15を回して同じワンウエイクラツチ
11上に固設しているテープ繰り出しギヤ14を
一定両回し、該テープ繰り出しギヤ14と送りギ
ヤ21及び引張りギヤ22との間に噛み込ませた
ラツプテープ35を矢印方向に一定量移送する。
これにより、今まで加圧部材31のヘツド31a
のところにあつたラツプテープ35の使用済部分
は捲取リール側に移送され、そこへラツプテープ
35の未使用部分が移送されてくる。この時既述
のとおり送りギヤ21の外径が引張りギヤ22の
外径より小さいので、送りギヤ21より引張りギ
ヤ22の方がラツプテープ35を多く送ることに
なり、これによりラツプテープ35は適当に張ら
れて所定のテープテンシヨンを付与される。また
引張りギヤ21によりラツプテープ35が、所定
のテープテンシヨン以上に張られようとしても、
これも既に述べたとおり、送りギヤ21をテープ
繰り出しギヤ14に弾圧するスプリング26より
引張りギヤ22をテープ繰り出しギヤ14に弾圧
するスプリング26のばね力の方が大きいので、
送りギヤ14とテープ繰り出しギヤ14の間でラ
ツプテープ35に滑りが生じて所定のテープテン
シヨンが維持される。尚、加圧棒5が前進する時
には、ラチエツト爪28はスプリング30を圧縮
しながらラチエツトギヤ15上を滑るものである
が、その間ラチエツトギヤ15はワンウエイクラ
ツチ11の作用で回転を阻止される。したがつ
て、ラツプテープ35の逆走が防止される。
このように、加圧部材31と、テープ繰り出し
ギヤ14、送りギヤ21及び引張りギヤ22から
なるテープ送り機構とを共に可能杆7に装設し、
かつ、ラツプテープ35のテープテンシヨンをテ
ープ送り機構自身により付与するようにしたか
ら、加圧部材31のヘツド31aによる加圧力を
制御することが可能になつた。
ギヤ14、送りギヤ21及び引張りギヤ22から
なるテープ送り機構とを共に可能杆7に装設し、
かつ、ラツプテープ35のテープテンシヨンをテ
ープ送り機構自身により付与するようにしたか
ら、加圧部材31のヘツド31aによる加圧力を
制御することが可能になつた。
尚、ここに説明した図示実施例は内周面に周溝
を備える工作物の超仕上げ加工装置であるが、例
えば玉軸受の内輪の如き外周面に周溝を備える工
作物にも適用し得るように変更することは、当該
技術の通常の知識を有する者には自明の設計事項
であると思われるので、説明は省略する。
を備える工作物の超仕上げ加工装置であるが、例
えば玉軸受の内輪の如き外周面に周溝を備える工
作物にも適用し得るように変更することは、当該
技術の通常の知識を有する者には自明の設計事項
であると思われるので、説明は省略する。
発明の効果
この発明によれば、ラツプテープの加圧機構及
び送り機構を共に可動部に設け、かつ、テープ送
り機構でラツプテープテンシヨンを付与するよう
にしたから、加圧力の制御が可能となり、加圧中
にもラツプテープが破断することがないと言う実
用上の優れた効果を奏し得るものである。
び送り機構を共に可動部に設け、かつ、テープ送
り機構でラツプテープテンシヨンを付与するよう
にしたから、加圧力の制御が可能となり、加圧中
にもラツプテープが破断することがないと言う実
用上の優れた効果を奏し得るものである。
すなわち、ラツプテープをまずテープ送り機構
のテープ繰り出しギヤとこれに押し付けられてい
る送りギヤとの間に噛み込ませた上で、加圧部材
のヘツドに纒い掛け、さらにそれをテープ繰り出
しギヤとこれに押し付けられている引張ギヤとの
間に噛み込ませて捲取リール等へ導くこととし、
そして送りギヤと引張ギヤに外径差をもたせて送
りギヤに比べて引張ギヤによるラツプテープ送り
量が多くなるようにしたので、加圧部材のヘツド
に纒い掛けたラツプテープ部分に所望のテンシヨ
ンを付与することができる。しかも、テープ加圧
機構とテープ送り機構はいずれも共通の可動部材
すなわち可動杆に対して固定的な位置関係にある
ため、加圧部材の移動に拘わらず、適切なテープ
テンシヨンを維持することができる。
のテープ繰り出しギヤとこれに押し付けられてい
る送りギヤとの間に噛み込ませた上で、加圧部材
のヘツドに纒い掛け、さらにそれをテープ繰り出
しギヤとこれに押し付けられている引張ギヤとの
間に噛み込ませて捲取リール等へ導くこととし、
そして送りギヤと引張ギヤに外径差をもたせて送
りギヤに比べて引張ギヤによるラツプテープ送り
量が多くなるようにしたので、加圧部材のヘツド
に纒い掛けたラツプテープ部分に所望のテンシヨ
ンを付与することができる。しかも、テープ加圧
機構とテープ送り機構はいずれも共通の可動部材
すなわち可動杆に対して固定的な位置関係にある
ため、加圧部材の移動に拘わらず、適切なテープ
テンシヨンを維持することができる。
さらに、送りギヤと引張りギヤとはテープ繰り
出しギヤに弾性的に押し付けているため、その押
し付け力を調節することによつて、ラツプテープ
の切断等を防止しつつ適切なテープテンシヨンの
維持を図ることができる。例えば、送りギヤの押
し付け力を引張りギヤの押し付け力よりも小さく
設定しておくことにより、引張りギヤとテープ繰
り出しギヤとでラツプテープが過度に引張られて
所定のテープテンシヨンを超えるようなときは、
送りギヤとテープ繰り出しギヤとの間でラツプテ
ープが滑り、ラツプテープの切断等の不具合を避
けられる。
出しギヤに弾性的に押し付けているため、その押
し付け力を調節することによつて、ラツプテープ
の切断等を防止しつつ適切なテープテンシヨンの
維持を図ることができる。例えば、送りギヤの押
し付け力を引張りギヤの押し付け力よりも小さく
設定しておくことにより、引張りギヤとテープ繰
り出しギヤとでラツプテープが過度に引張られて
所定のテープテンシヨンを超えるようなときは、
送りギヤとテープ繰り出しギヤとの間でラツプテ
ープが滑り、ラツプテープの切断等の不具合を避
けられる。
図面はこの発明の超仕上げ装置の一実施例を示
すもので、第1図は正面図、第2図は底面図、第
2A図は第2図における加圧部材先端部分の拡大
図、第3図は第1図のA−A線に於ける断面図、
第4図は第1図のB−B線に於ける断面図、第5
図は第2図のC−C線における断面図、第6図は
送りギヤの要部拡大図である。 1……工作物、2……揺動アーム、4……加圧
シリンダ、5……加圧棒、7……可動杆、11…
…ワンウエイクラツチ、14……テープ繰り出し
ギヤ、15……ラチエツトギヤ、21……送りギ
ヤ、22……引張りギヤ、28……ラチエツト
爪、31……加圧部材、31a……ヘツド、35
……ラツプテープ。
すもので、第1図は正面図、第2図は底面図、第
2A図は第2図における加圧部材先端部分の拡大
図、第3図は第1図のA−A線に於ける断面図、
第4図は第1図のB−B線に於ける断面図、第5
図は第2図のC−C線における断面図、第6図は
送りギヤの要部拡大図である。 1……工作物、2……揺動アーム、4……加圧
シリンダ、5……加圧棒、7……可動杆、11…
…ワンウエイクラツチ、14……テープ繰り出し
ギヤ、15……ラチエツトギヤ、21……送りギ
ヤ、22……引張りギヤ、28……ラチエツト
爪、31……加圧部材、31a……ヘツド、35
……ラツプテープ。
Claims (1)
- 1 回転する工作物の周溝面に回転方向と直交す
る方向にラツプテープを送るとともに、工作物の
周溝面に加圧部材でラツプテープを圧接させて工
作物の周溝面をラツプ加工する装置であつて、工
作物を回転させつつ保持する回転治具と、揺動機
構の揺動軸の中心軸線の周りに揺動運動する揺動
アームと、揺動アームに工作物の半径方向に摺動
可能に支持された可動杆と、工作物の周溝面と同
じ断面形状のヘツドを有し、かつそのヘツドの曲
率中心を前記揺動軸の中心軸線上に位置させて前
記可動杆に固設された加圧部材と、該揺動アーム
に固設された加圧シリンダのピストンロツドと連
動して可動杆を摺動させる加圧棒と、前記加圧棒
に枢着したラチエツト爪に係合するラチエツトギ
ヤと一体に結合し、ワンウエイクラツチを介して
可動杆に枢着したテープ繰り出しギヤと、可動杆
に枢着されテープ繰り出しギヤに弾性的に押圧さ
れた状態で噛み合う引張ギヤと、該引張りギヤと
歯数及びモジユールが同一でかつ外径が引張りギ
ヤより小さくカツトされており、可動杆に枢着し
てテープ繰り出しギヤに弾性的に噛合した送りギ
ヤと、テープ繰り出しギヤと送りギヤとの間に噛
み込ませた後に加圧部材のヘツドに纒い掛け、さ
らにテープ繰り出しギヤと引張りギヤとの間に噛
み込ませたラツプテープとからなるラツプテープ
を使用する超仕上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP104384A JPS60146669A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | ラツプテ−プを使用する超仕上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP104384A JPS60146669A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | ラツプテ−プを使用する超仕上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60146669A JPS60146669A (ja) | 1985-08-02 |
JPS6357184B2 true JPS6357184B2 (ja) | 1988-11-10 |
Family
ID=11490528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP104384A Granted JPS60146669A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | ラツプテ−プを使用する超仕上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60146669A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6029216B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-11-24 | 株式会社サンシン | ボールねじ用ナット研磨方法及びその装置 |
CN105196160B (zh) * | 2015-10-16 | 2017-07-11 | 无锡市索菲机械电子有限公司 | 一种多功能超精研油石架 |
JP6175159B1 (ja) * | 2016-04-12 | 2017-08-02 | 株式会社ファミリー | 超仕上げ装置 |
-
1984
- 1984-01-06 JP JP104384A patent/JPS60146669A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60146669A (ja) | 1985-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |