JP6029216B2 - ボールねじ用ナット研磨方法及びその装置 - Google Patents

ボールねじ用ナット研磨方法及びその装置 Download PDF

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本発明はボールねじ用のナットのボール溝を研磨テープで研磨する際に用いられるボールねじ用ナット研磨方法及びその装置に関するものである。
従来、この種のボールねじ用ナット研磨装置として、ねじ軸、ナット及びボールの各要素からなるボールねじ用のナットのボール溝を砥石により研削を行う構造のものが知られている。
実公平4−53478号 特公平1−46252号
しかしながらこの従来構造の場合、ボールねじ用のナットのボール溝はボールが転走する溝であるにもかかわらず、必ずしも、良好な仕上面を得ることができないことがあるという不都合を有している。
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の方法の発明は、ボールねじ用のナットのボール溝を研磨テープで研磨するに際し、上記ナットを回転自在に保持して該軸線を中心として回転させ、上記研磨テープを連続的又は間欠的に移送させ、該研磨テープを圧接ロールにより折返移送案内して該ナットのボール溝を研磨する該研磨テープの溝研磨部を形成し、該研磨テープの溝研磨部を該圧接ロールの外周面で該ナットのボール溝に圧接させ、該研磨テープを該ナットの軸線方向に移動させ、該ナットの回転速度と該研磨テープの移動速度とを該ボール溝のリードに対応して同期させ、該ナットの回転と、該研磨テープの上記移送と、該ナットの回転速度に同期した研磨テープの移動との複合動作により該ボール溝を該研磨テープで研磨することを特徴とするボールねじ用ナット研磨方法にある。
又、請求項2記載の装置の発明は、ボールねじ用のナットを回転自在に保持する保持機構と、該ナットを該軸線を中心として回転させる回転機構と、研磨テープを連続的又は間欠的に移送させるテープ移送機構と、該研磨テープを行戻折返移送案内可能な行案内部、折返案内部及び戻案内部を有すると共に該折返案内部の該研磨テープを圧接ロールにより折返移送案内して該ナットのボール溝を研磨する該研磨テープの溝研磨部を有するテープ折返研磨機構と、該研磨テープの溝研磨部を該圧接ロールの外周面で該ナットのボール溝に圧接させるテープ圧接機構と、該研磨テープを該ナットの軸線方向に移動させるテープ移動機構と、該ナットの回転速度と該研磨テープの移動速度とを該ボール溝のリードに対応して同期させる速度同期手段とからなることを特徴とするボールねじ用ナット研磨装置にある。
又、請求項3記載の装置の発明は、上記圧接ロールは外周面が球面の球状体からなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の装置の発明は、上記テープ移送機構及び上記テープ折返研磨機構を上記ナットの軸線方向と交差する方向に移動させるテープ待避機構を備えてなることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の装置の発明は、上記速度同期手段として、上記ナットを回転させる回転用制御モータ、上記研磨テープを移動させる移動用制御モータ、及び該回転用制御モータの回転速度と該移動用制御モータの回転速度とを同期制御する同期制御部からなることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1及び2記載の発明にあっては、ボールねじのナットを保持機構により回転自在に保持し、ナットを回転機構により軸線を中心として回転させ、研磨テープをテープ移送機構により移送し、テープ折返研磨機構により研磨テープを圧接ロールにより折返移送案内してナットのボール溝を研磨する研磨テープの溝研磨部を形成し、テープ圧接機構により研磨テープの溝研磨部を圧接ロールの外周面でナットのボール溝に圧接し、研磨テープをテープ移動機構によりナットの軸線方向に移動させ、速度同期手段によりナットの回転速度と研磨テープの移動速度とをボール溝のリードに対応して同期させ、ナットの回転と、研磨テープの上記移送と、ナットの回転速度に同期した研磨テープの移動との複合動作によりボール溝を研磨テープで研磨することができ、研磨精度を向上することができ、ボール溝の表面あらさを向上することができ、ボール溝の研磨作業性を向上することができる。
又、請求項3記載の発明にあっては、上記圧接ロールは外周面が球面の球状体からなるので、ボール溝を研磨テープにより良好に研磨することができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記テープ移送機構及び上記テープ折返研磨機構を上記ナットの軸線方向と交差する方向に移動させるテープ待避機構を備えてなるから、保持機構に対するナットの供給及び取出を容易に行うことができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記速度同期手段として、上記ナットを回転させる回転用制御モータ、上記研磨テープを移動させる移動用制御モータ、及び回転用制御モータの回転速度と移動用制御モータの回転速度とを同期制御する同期制御部からなるので、ナットの回転速度と研磨テープの移動速度とをボール溝のリードに対応して同期させることができ、研磨テープをボール溝のリードに合致して確実に接触移動させることができ、構造を簡素化することができると共に研磨精度を向上することができる。
本発明の実施の形態例の全体平面図である。 本発明の実施の形態例の全体正断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大平断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大側面図である。 本発明の実施の形態例の説明拡大平断面図である。 本発明の実施の形態例の部分分解斜視図である。 本発明の実施の形態例の部分断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大平断面図である。 本発明の実施の形態例の部分拡大斜視図である。
図1乃至図10は本発明の実施の形態例であって、この場合、大別して、図1、図2、図3、図4、図5の如く、ボールねじ用のナットWを回転自在に保持する保持機構1と、ナットWをその軸線Wを中心として正逆回転させる回転機構2と、研磨テープTを連続的又は間欠的に移送Tさせるテープ移送機構3と、研磨テープTを行戻折返移送案内可能な行案内部4a、折返案内部4b及び戻案内部4cを有すると共に折返案内部4bの研磨テープTを圧接ロールRにより折返移送案内してナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tを有するテープ折返研磨機構4と、研磨テープTの溝研磨部Tを圧接ロールRの外周面RでナットWのボール溝Bに圧接させるテープ圧接機構5と、研磨テープTをナットWの軸線W方向に移動させるテープ移動機構6と、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードL(ナットWが一回転したときに、ナットWが軸方向に進む距離。)に対応して同期させる速度同期手段7とから構成されている。
この場合、上記保持機構1及び上記回転機構2にあっては、図1、図2の如く、機体1aに保持台1bを立設し、保持台1bにボールねじのナットWの一方端部を着脱保持可能なチャック1cを配設し、チャック1cを回転用制御モータ2aにより回転させてナットWを回転させるように構成している。
この場合、上記テープ移送機構3にあっては、図1、図2、図3、図4、図5の如く、取付基台3a上に一対の支持軸3b・3bにより未使用の研磨テープTを巻回した満巻リール3c及び空リール3dを回転自在に配設し、満巻リール3cから解いた研磨テープTを行案内部4a、折返案内部4b及び戻案内部4cにより行戻折返移送案内すると共に折返案内部4bの研磨テープTを圧接ロールRにより折返移送案内してナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tを有するテープ折返研磨機構4を介して空リール3dに巻き付け、満巻リール3cは巻解用モータ3eにより巻き解き回転すると共に空リール3dは巻取用モータ3fにより巻き取り回転し、かつ、上記満巻リール3cと圧接ロールR、及び圧接ロールRと上記空リール3dとの間に移送用モータ3g・3gにより送り回転する移送ロール3h・3h及び挟圧ロール3i・3iを配設し、巻解用モータ3e、巻取用モータ3f、移送用モータ3g・3gの協動により研磨テープTを満巻リール3cから圧接ロールRを経て空リール3dへと比較的低速で連続的又は間欠的に移送Tするように構成している。
この場合、上記テープ折返研磨機構4は、上記行案内部4a、折返案内部4b及び戻案内部4cからなり、図4、図6、図7の如く、行案内面、折返案内面及び戻案内面を有するガイド部材4dの上下面に研磨テープTの両縁部を案内する一対のガイド板4e・4eを固定し、上記行案内部4aのロール4f、折返案内部4bの回転軸線Rを中心として遊転自在な圧接ロールR及び戻案内部4cのロール4gを介して行戻折返移送案内可能に構成され、折返案内部4bの研磨テープTを圧接ロールRにより折返移送案内してナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tを形成して構成している。
又、上記テープ圧接機構5にあっては、図4、図5、図6、図8の如く、上記取付基台3a上に圧接台5aをガイド部5b・5bにより進退自在に配設すると共に圧接台5aをシリンダ機構5cにより進退動作可能に構成し、圧接台5a上に上記テープ折返研磨機構4のガイド部材4dを取り付け、シリンダ機構5cにより圧接台5aを進退動作させ、圧接ロールRにより折返移送案内して形成されたナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tをボール溝Bに圧接するように構成している。
この場合、図9、図10の如く、上記圧接ロールRは外周面Rが球面の球状体に軸の両端部が貫通突出した構造となっている。
又、この場合、上記研磨テープTは、ポリエステルフィルム、メタル、クロス等の基材に酸化アルミニュウム、酸化クロム、シリコンカーバイド、ダイヤモンド等の所定粒度の研磨粒子をコーティング又は結合してなる構造となっている。
又、上記テープ移動機構6にあっては、図1、図2の如く、上記機体1aに移動基台6aを摺動部6bによりナットWの軸線W方向に移動自在に配設し、移動基台6aと上記テープ移送機構3の取付基台3aとの間に上記テープ移送機構3及び上記テープ折返研磨機構4を上記ナットWの軸線W方向と交差する方向に移動させるテープ待避機構8を配設し、移動基台6aをボールねじ機構6c及び移動用制御モータ6dにより取付基台3a上の研磨テープTをナットWの軸線W方向に移動させるように構成している。
又、上記速度同期手段7は、図1の如く、上記ナットWを回転させる回転用制御モータ2a、上記研磨テープTを移動させる移動用制御モータ6d、及び該回転用制御モータ2aの回転速度Qと該移動用制御モータ6dの回転速度とを同期制御する同期制御部7aからなり、同期制御部7aは、具体的な回路構成等は省略しているが、例えばパソコン等が用いられ、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードLに対応して同期させるように構成している。
又、上記テープ待避機構8は、この場合、図1、図2、図3の如く、上記移動基台6aに上記テープ移送機構3の取付基台3aを摺動部8aにより上記ナットWの軸線W方向と交差する方向に移動自在に配設し、移動基台6aをボールねじ機構8b及び移動用制御モータ8cにより取付基台3a上の研磨テープTをナットWの軸線W方向と交差する方向に待避移動させ、上記テープ移送機構3及び上記テープ折返研磨機構4を上記ナットWの軸線W方向と交差する方向に移動させるように構成している。
この実施の形態例は上記構成であるから、図1、図2、図3、図4、図5の如く、ボールねじのナットWを保持機構1により回転自在に保持し、ナットWを回転機構2により軸線Wを中心として回転させ、研磨テープTをテープ移送機構3により移送Tし、テープ折返研磨機構4により研磨テープTを圧接ロールRにより折返移送案内してナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tを形成し、図8の如く、テープ圧接機構5により研磨テープTの溝研磨部Tを圧接ロールRの外周面RでナットWのボール溝Bに圧接し、研磨テープTをテープ移動機構6によりナットWの軸線W方向に移動させ、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードLに対応して同期させ、ナットWの回転Qと、研磨テープTの上記移送Tと、ナットWの回転速度Qに同期した研磨テープTの移動Fとの複合動作によりボール溝Bを研磨テープTで研磨することができ、研磨精度を向上することができ、ボール溝Bの表面あらさを向上することができ、ボール溝Bの研磨作業性を向上することができる。
この場合、例えば、図6の如く、ボールねじのナットWを保持機構1により回転自在に保持し、ナットWを回転機構2により軸線Wを中心として実線で示す反時計回り方向に回転させ、研磨テープTをテープ移送機構3により移送Tし、テープ折返研磨機構4により研磨テープTを圧接ロールRにより折返移送案内してナットWのボール溝Bを研磨する研磨テープTの溝研磨部Tを形成し、研磨テープTをテープ移動機構6によりナットWの軸線W方向である実線で示す矢印方向に行き移動させ、テープ圧接機構5により研磨テープTの溝研磨部Tを圧接ロールRの外周面RでナットWのボール溝Bに圧接し、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードLに対応して同期させ、ナットWの回転Qと、研磨テープTの上記移送Tと、ナットWの回転速度Qに同期した研磨テープTの移動Fとの複合動作によりボール溝Bを研磨テープTで研磨することができ、又、これとは逆に、上記ナットWを回転機構2により軸線Wを中心として破線で示す時計回り方向に回転させ、上記研磨テープTをテープ移動機構6によりナットWの軸線W方向の破線で示す矢印方向に戻り移動させ、テープ圧接機構5により研磨テープTの溝研磨部Tを圧接ロールRの外周面RでナットWのボール溝Bに圧接し、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードLに対応して同期させ、ナットWの回転Qと、研磨テープTの上記移送Tと、ナットWの回転速度Qに同期した研磨テープTの移動Fとの複合動作によりボール溝Bを研磨テープTで研磨することができ、これにより研磨テープTの往き又は戻りの往復移動においてボール溝Bを研磨することができ、研磨精度を向上することができ、ボール溝Bの表面あらさを向上することができ、ボール溝Bの研磨作業性を向上することができる。勿論、研磨テープTの行き移動又は戻り移動のいずれか一方の移動時のみにおいて研磨を行うこともできる。
又、この場合、図9、図10の如く、上記圧接ロールRは外周面Rが球面の球状体からなるので、ボール溝Bを研磨テープTにより良好に研磨することができ、又、この場合、図1、図2の如く、上記テープ移送機構3及び上記テープ折返研磨機構4を上記ナットWの軸線W方向と交差する方向に移動させるテープ待避機構8を備えてなるから、保持機構1に対するナットWの供給及び取出を容易に行うことができ、又、この場合、図1の如く、上記速度同期手段7として、上記ナットWを回転させる回転用制御モータ2a、上記研磨テープTを移動させる移動用制御モータ6d、及び回転用制御モータ2aの回転速度Qと移動用制御モータ6dの回転速度とを同期制御する同期制御部7aからなるので、ナットWの回転速度Qと研磨テープTの移動速度Fとをボール溝BのリードLに対応して同期させることができ、研磨テープTをボール溝BのリードLに合致して確実に接触移動させることができ、構造を簡素化することができると共に研磨精度を向上することができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、保持機構1、回転機構2、テープ移送機構3、テープ折返研磨機構4、テープ圧接機構5、テープ移動機構6、速度同期手段7の構成等は適宜変更して設計されるものである。
又、例えば、上記実施の形態例においては、乾式研磨構造としているが、ナットWのボール溝Bと研磨テープTとの間に各種材質の遊離砥粒や化学剤を含む加工液体や潤滑剤を供給する所謂湿式研磨構造とすることもあり、又、速度同期手段7として旋盤の親ねじ機構に採用されている替歯車機構と同様な機械的な同期回転機構を採用することもあり、その他、ナットWの種類や研磨条件により選択して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W ナット
軸線
T 研磨テープ
移送
溝研磨部
R 圧接ロール
外周面
B ボール溝
L リード
F 移動速度
Q 回転速度
1 保持機構
2 回転機構
2a 回転用制御モータ
3 テープ移送機構
4 テープ折返研磨機構
4a 行案内部
4b 折返案内部
4c 戻案内部
5 テープ圧接機構
6 テープ移動機構
6d 移動用制御モータ
7 速度同期手段
7a 同期制御部
8 テープ待避機構

Claims (5)

  1. ボールねじ用のナットのボール溝を研磨テープで研磨するに際し、上記ナットを回転自在に保持して該軸線を中心として回転させ、上記研磨テープを連続的又は間欠的に移送させ、該研磨テープを圧接ロールにより折返移送案内して該ナットのボール溝を研磨する該研磨テープの溝研磨部を形成し、該研磨テープの溝研磨部を該圧接ロールの外周面で該ナットのボール溝に圧接させ、該研磨テープを該ナットの軸線方向に移動させ、該ナットの回転速度と該研磨テープの移動速度とを該ボール溝のリードに対応して同期させ、該ナットの回転と、該研磨テープの上記移送と、該ナットの回転速度に同期した研磨テープの移動との複合動作により該ボール溝を該研磨テープで研磨することを特徴とするボールねじ用ナット研磨方法。
  2. ボールねじ用のナットを回転自在に保持する保持機構と、該ナットを該軸線を中心として回転させる回転機構と、研磨テープを連続的又は間欠的に移送させるテープ移送機構と、該研磨テープを行戻折返移送案内可能な行案内部、折返案内部及び戻案内部を有すると共に該折返案内部の該研磨テープを圧接ロールにより折返移送案内して該ナットのボール溝を研磨する該研磨テープの溝研磨部を有するテープ折返研磨機構と、該研磨テープの溝研磨部を該圧接ロールの外周面で該ナットのボール溝に圧接させるテープ圧接機構と、該研磨テープを該ナットの軸線方向に移動させるテープ移動機構と、該ナットの回転速度と該研磨テープの移動速度とを該ボール溝のリードに対応して同期させる速度同期手段とからなることを特徴とするボールねじ用ナット研磨装置。
  3. 上記圧接ロールは外周面が球面の球状体からなることを特徴とする請求項2記載のボールねじ用ナット研磨装置。
  4. 上記テープ移送機構及び上記テープ折返研磨機構を上記ナットの軸線方向と交差する方向に移動させるテープ待避機構を備えてなることを特徴とする請求項2又は3記載のボールねじ用ナット研磨装置。
  5. 上記速度同期手段として、上記ナットを回転させる回転用制御モータ、上記研磨テープを移動させる移動用制御モータ、及び該回転用制御モータの回転速度と該移動用制御モータの回転速度とを同期制御する同期制御部からなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のボールねじ用ナット研磨装置。
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