JP5379607B2 - 研磨方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物の被研磨面、例えば、板カムのカム面などの表面研磨に用いられる研磨方法及びその装置に関するものである。
従来、この種の研磨装置として、一対のテープリール間に研磨テープを掛架し、研磨テープを回転する被加工物の被研磨面に圧接機構により圧接して研磨する構造のものが知られている。
特開平5−8163号公報
しかしながらこれら従来構造の場合、例えば、板カムのカム面など、被研磨面が被加工物の回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなる被加工物においては、これら被研磨面の内、被加工物を被加工物の回転方向が被加工物の回転に連れて次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻すことになる方向に回転させると共に研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに移送させることにより登り面の研磨は良好に行うことができるものの、この登り面の研磨における回転方向と同じ回転方向のまま被加工物を連続回転させて下り面を研磨したとき、被加工物の回転に連れて該圧接ロールが圧接力により被研磨面を押し前進することになって、上記圧接ロールのいわゆる跳躍現象などによる追従性の低下により良好な研磨面を得ることができないことがあるという不都合を有している。
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の方法の発明は、未使用の研磨テープを巻回した一方のテープリール及び該テープリールから解かれた未使用の研磨テープを巻き取る他方のテープリールからなる一対のテープリール間に該研磨テープを移送自在に掛け渡し、回転する被加工物の被研磨面に該研磨テープを圧接ロールにより圧接して研磨するに際し、上記被加工物の被研磨面は被加工物の一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなり、該被研磨面の内、該登り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる正方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに行き移送させ、該被研磨面の内、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに戻り移送させることを特徴とする研磨方法にある。
又、請求項2記載の方法の発明は、上記研磨テープを研磨テープの移送方向に対して交差する方向に揺振運動させることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の方法の発明は、上記被加工物の下り面を研磨するに際し、予め、該下り面の研磨に必要な長さ分の上記研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておくことを特徴とするものであり、又、請求項4記載の方法の発明は、上記一対のテープリール間における研磨テープの行き移送又は戻り移送時において、上記研磨テープにバックテンションを付与することを特徴とするものである。
又、請求項5記載の装置の発明は、被加工物の被研磨面が被加工物の一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなる被加工物を保持して正方向又は逆方向に回転させる保持回転機構と、未使用の研磨テープを巻回した一方のテープリール及び該テープリールから解かれた未使用の研磨テープを巻き取る他方のテープリールからなる一対のテープリール間に移送自在に掛け渡された研磨テープの研磨面を被加工物の被研磨面に圧接させる圧接機構と、該研磨テープを一方のテープリールから他方のテープリールへと行き移送させると共に他方のテープリールから一方のテープリールへと戻り移送させるテープ移送機構と、該被研磨面の内、該登り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる正方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに行き移送させ、該被研磨面の内、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに戻り移送させる制御手段とを備えてなることを特徴とする研磨装置にある。
又、請求項6記載の装置の発明は、上記研磨テープを研磨テープの移送方向に対して交差する方向に揺振運動させるテープ揺振機構を備えてなることを特徴とするものであり、又、請求項7記載の装置の発明は、上記制御手段に上記被加工物の下り面を研磨する前に予め該下り面の研磨に必要な長さ分の研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておく巻取制御手段を備えていることを特徴とするものであり、又、請求項8記載の装置の発明は、上記一対のテープリール間における研磨テープの行き移送又は戻り移送時において、上記研磨テープにバックテンションを付与するバックテンション機構を設けてなることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1又は5記載の発明にあっては、被加工物の被研磨面は被加工物の一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなり、この被研磨面の内、登り面の研磨においては、被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる正方向に回転させると共に研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに行き移送させ、被加工物の正方向の所定回数の回転及び研磨テープの行き移送により登り面を圧接研磨し、又、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面の研磨においては、被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに戻り移送させ、被加工物の逆方向の所定回数の回転及び研磨テープの戻り移送により下り面を圧接研磨することができ、従って、上記登り面及び下り面のいずれの被研磨面も良好に研磨することができる。
又、請求項2又は6記載の発明にあっては、上記研磨テープを研磨テープの移送方向に対して交差する方向に揺振運動させるテープ揺振機構を備えてなるから、被加工物の研磨を一層良好に行うことができ、又、請求項3又は7記載の発明にあっては、上記制御手段には上記被加工物の下り面を研磨する前に予め下り面の研磨に必要な長さ分の研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておく巻取制御手段を備えているから、下り面を研磨テープの未使用部分で研磨することができ、それだけ、良好な研磨加工を行うことができ、又、請求項4又は8記載の発明にあっては、上記一対のテープリール間における研磨テープの行き移送又は戻り移送時において、上記研磨テープにバックテンションを付与するバックテンション機構を設けてなるから、研磨テープを弛み無く円滑に行き移送又は戻り移送させることができる。
本発明の実施の形態例の全体平面図である。 本発明の実施の形態例の部分平面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の登り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の登り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の登り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の登り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の登り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の下り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の下り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の下り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の下り面研磨の説明側面図である。 本発明の実施の形態例の下り面研磨の説明側面図である。
図1乃至図13は本発明を三角板カムのカム面研磨に適用した実施の形態例であって、即ち、被加工物Wの被研磨面Wが被加工物Wの一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面W11及び漸減する下り面W12を三個宛有する被加工物となっており、この場合、大別して、被加工物を保持して正方向又は逆方向に回転させる保持回転機構Aと、未使用の研磨テープを巻回した一方のテープリール1及びこのテープリール1から解かれた未使用の研磨テープTを巻き取る他方のテープリール1からなる一対のテープリール1・1間に移送自在に掛け渡された研磨テープTの研磨面Tを被加工物Wの被研磨面Wに圧接させる圧接機構Bと、研磨テープTを一方のテープリール1から他方のテープリール1へと行き移送Mさせると共に他方のテープリール1から一方のテープリール1へと戻り移送Nさせるテープ移送機構Cと、被研磨面Wの内、上記登り面W11の研磨においては、図4乃至図8の如く、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる正方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに行き移送Mさせ、又、被研磨面Wの内、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する下り面W12の研磨においては、図9乃至図13の如く、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに戻り移送Nさせる制御手段Dとを備えている。
さらに、この場合、上記研磨テープTを研磨テープTの移送方向に対して交差する方向に揺振運動Sさせるテープ揺振機構Eと、上記制御手段Dに設けられて上記被加工物の下り面を研磨する前に予め該下り面の研磨に必要な長さ分の研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておく巻取制御手段Fと、上記一対のテープリール1・1間における研磨テープTの行き移送M又は戻り移送N時において、研磨テープTにバックテンションを付与するバックテンション機構Gとを備えている。
このうち、上記保持回転機構Aは、回転軸2を被加工物Wとしての三角板カムの軸穴に装着し、図外の正逆回転用モータからなる回転機構により回転軸2を正逆回転させて被加工物Wを矢印方向に正逆回転Rさせるように構成している。
又、上記圧接機構B及び上記テープ移送機構Cは、図1の如く、機台3に一対のテープリール1・1を支持軸4・4により配設し、一方のテープリール1に巻回された未使用の研磨テープTを他方のテープリール1に巻き取ってテープリール1・1間に研磨テープTを移送自在に掛け渡し、機台3に一対の巻取軸5・5を一対のテープリール1・1毎に配設し、一対の巻取軸5・5と一対のテープリール1・1との間に伝達ベルト6・6を掛回し、一対の巻取軸5・5にそれぞれ送りロール7・7を取り付け、機台3に押圧レバー8・8を支点軸8cにより揺動自在に配設し、押圧レバー8・8の一方端部に押圧ロール8a・8aを送りロール7・7に対向して設け、押圧レバー8・8の他方端部をバネ8b・8bにより押圧して押圧ロール8a・8aを送りロール7・7に研磨テープTを介して押圧してなり、一方のテープリール1から解かれた未使用の研磨テープTを迂回ロール9、送りロール7と押圧ロール8aとの間、迂回ロール10から圧接機構Bを経て、案内ロール11・12、送りロール7と押圧ロール8aとの間、迂回ロール13より他方のテープリール1に掛回し、上記一対の巻取軸5・5毎に図示省略の巻取用モータをそれぞれ連結し、この巻取用モータに研磨テープTを行き移送M又は戻り移送Nさせる制御手段Dを接続して構成している。
この場合、上記研磨テープTは、ポリエステルフィルム、メタル、クロス等の基材に酸化アルミニュウム、酸化クロム、シリコンカーバイド、ダイヤモンド等の所定粒度の研磨粒子をコーティング又は結合してなる構造となっている。
この場合、上記圧接機構B及びテープ揺振機構Eは、図2、図3の如く、機台3に圧接機体14を取付け、圧接機体14に一対の摺動部15・15により取付アーム16を研磨テープTの移送方向に対して交差する方向に揺振運動自在に設け、圧接機体14に偏心軸17及び揺振用モータ18を取付け、偏心軸17と揺振用モータ18の主軸とを継手で連結すると共に偏心軸17にカムフォロワー19を取付け、取付アーム16にカムフォロワー19が嵌合する溝状の嵌合部16aを形成し、取付アーム16に一対のガイドロール20・20を配設し、取付アーム16に一対のシリンダ部21・21を配設し、一対のシリンダ部21・21のプランジャ21a・21a間に取付片21bを架設すると共に取付アーム16と取付片21bとの間に一対のガイド軸21c・21cを摺動自在に架設し、取付片21bに圧接ロール22のロール軸22aを上記一対のガイドロール20・20の中間位置にして取り付けて構成している。
又、上記制御手段Dは、パソコンなどの制御回路が組み込まれ、上記図示省略の巻取用モータ及び上記保持回転機構Aの正逆回転用モータに接続され、上記登り面W11の研磨においては、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる正方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに行き移送Mさせたり、又、被研磨面Wの内、下り面W12の研磨においては、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる逆方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに戻り移送Nさせたりする構成のプログラムが組み込まれている。
又、上記巻取制御手段Fは、この場合、上記制御手段Dに上記被加工物Wの下り面W12を研磨する前に予め次に加工する下り面W12の研磨に必要な長さ分の研磨テープTを他方のテープリール1に連結された上記巻取用モータの巻取回転により巻き取っておく構成のプログラムが上記制御手段Dに組み込まれて構成されている。
又、上記バックテンション機構Gは、この場合、上記一対のテープリール1・1を巻取回転させる図示省略の各巻取用モータの正回転又は逆回転、若しくは、他の回転駆動手段により研磨テープTの行き移送M又は戻り移送N時において、研磨テープTに巻き解き方向と反対方向にバックテンションを付与する構造となっている。
すなわち、図4乃至図13において、被加工物Wの回転軸線O、上記圧接ロール22の回転軸線P、回転軸線Oと回転軸線Pとを結ぶ共通軸線Qとし、被研磨面Wの内、上記被研磨面W が被加工物Wの一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面W11の研磨においては、図4乃至図8の如く、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる正方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに行き移送Mさせ、このとき、図7の如く、被加工物Wの回転に連れて下り面W12にも該圧接ロール22が圧接力により押し前進Hしつつ研磨テープTが線接触することになるが被加工物Wの回転方向からして下り面W 12 は圧接ロール22から次第に離反するから実質的な研磨は行われず、この被加工物Wの正方向の所定回数の回転及び研磨テープの行き移送Mによりこの場合3個の登り面W11を圧接研磨し、次いで、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面W12の研磨においては、図9乃至図13の如く、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに戻り移送Nさせ、このとき、同じく、図10の如く、被加工物Wの回転に連れて上り面W11にも該圧接ロール22が圧接力により押し前進Hしつつ研磨テープTが線接触することになるが被加工物Wの回転方向からして登り面W 11 は圧接ロール22から次第に離反するから実質的な研磨は行われず、この被加工物Wの逆方向の所定回数の回転及び研磨テープの戻り移送Mにより、この場合3個の下り面W12を圧接研磨することになる。
この実施の形態例は上記構成であるから、被加工物Wの被研磨面W は被加工物Wの一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面W 11 及び漸減する下り面W 12 からなり、この被研磨面Wの内、上記登り面W11の研磨においては、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる正方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに行き移送Mさせ、この被加工物Wの正方向の所定回数の回転及び研磨テープの行き移送Mにより登り面W11を圧接研磨し、次いで、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面W12の研磨においては、被加工物Wを被加工物Wの回転に連れて回転半径が漸増して次第に圧接ロール22を圧接力に抗して押し戻す方向Kとなる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に研磨テープTを被加工物Wの回転方向に対して反対向きに戻り移送Nさせ、この被加工物Wの逆方向の所定回数の回転及び研磨テープの戻り移送Mにより下り面W12を圧接研磨することができ、従って、上記登り面W11及び下り面W12のいずれの被研磨面Wも良好に研磨することができる。
この場合、上記研磨テープTを研磨テープTの移送方向に対して交差する方向に揺振運動Sさせるテープ揺振機構Eを備えてなるから、被加工物Wの研磨を一層良好に行うことができ、又、この場合、上記制御手段Dには上記被加工物Wの下り面W12を研磨する前に予め下り面12の研磨に必要な長さ分の研磨テープTを他方のテープリール1に巻き取っておく巻取制御手段Fを備えているから、下り面W12を研磨テープTの未使用部分で研磨することができ、それだけ、良好な研磨加工を行うことができ、又、この場合、上記一対のテープリール間における研磨テープTの行き移送M又は戻り移送N時において、上記研磨テープTにバックテンションを付与するバックテンション機構Gを設けてなるから、研磨テープTを弛み無く円滑に行き移送M又は戻り移送Nさせることができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、保持回転機構A、圧接機構B、テープ移送機構C、テープ揺振機構E、バックテンション機構Gの構造や制御手段D、巻取制御手段Fの回路構成等は適宜変更して設計される。
又、例えば、上記実施の形態例においては、乾式研磨構造となっているが、板状部材Wと研磨テープTとの間に各種材質の遊離砥粒や化学剤を含む加工液体や潤滑剤を供給する所謂湿式研磨構造とすることもあり、被加工物Wの種類や研磨条件により選択して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W 被加工物
被研磨面
11 登り面
12 下り面
T 研磨テープ
研磨面
A 保持回転機構
B 圧接機構
K 押し戻す方向
M 行き移送
N 戻り移送
C テープ移送機構
D 制御手段
E テープ揺振機構
F 巻取制御手段
G バックテンション機構
1 テープリール

Claims (8)

  1. 未使用の研磨テープを巻回した一方のテープリール及び該テープリールから解かれた未使用の研磨テープを巻き取る他方のテープリールからなる一対のテープリール間に該研磨テープを移送自在に掛け渡し、回転する被加工物の被研磨面に該研磨テープを圧接ロールにより圧接して研磨するに際し、上記被加工物の被研磨面は被加工物の一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなり、該被研磨面の内、該登り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる正方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに行き移送させ、該被研磨面の内、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに戻り移送させることを特徴とする研磨方法。
  2. 上記研磨テープを研磨テープの移送方向に対して交差する方向に揺振運動させることを特徴とする請求項1記載の研磨方法。
  3. 上記被加工物の下り面を研磨するに際し、予め、該下り面の研磨に必要な長さ分の上記研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておくことを特徴とする請求項1又は2記載の研磨方法。
  4. 上記一対のテープリール間における研磨テープの行き移送又は戻り移送時において、上記研磨テープにバックテンションを付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の研磨方法。
  5. 被加工物の被研磨面が被加工物の一方の回転方向としての正方向への回転に連れて回転半径が漸増する登り面及び漸減する下り面からなる被加工物を保持して正方向又は逆方向に回転させる保持回転機構と、未使用の研磨テープを巻回した一方のテープリール及び該テープリールから解かれた未使用の研磨テープを巻き取る他方のテープリールからなる一対のテープリール間に移送自在に掛け渡された研磨テープの研磨面を被加工物の被研磨面に圧接させる圧接機構と、該研磨テープを一方のテープリールから他方のテープリールへと行き移送させると共に他方のテープリールから一方のテープリールへと戻り移送させるテープ移送機構と、該被研磨面の内、該登り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる正方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに行き移送させ、該被研磨面の内、上記正方向への回転に連れて回転半径が漸減する上記下り面の研磨においては、該被加工物を被加工物の回転に連れて回転半径が漸増して次第に該圧接ロールを圧接力に抗して押し戻す方向となる上記一方の回転方向とは反対方向の他方の回転方向としての逆方向に回転させると共に該研磨テープを被加工物の回転方向に対して反対向きに戻り移送させる制御手段とを備えてなることを特徴とする研磨装置。
  6. 上記研磨テープを研磨テープの移送方向に対して交差する方向に揺振運動させるテープ揺振機構を備えてなることを特徴とする請求項5記載の研磨装置。
  7. 上記制御手段に上記被加工物の下り面を研磨する前に予め該下り面の研磨に必要な長さ分の研磨テープを他方のテープリールに巻き取っておく巻取制御手段を備えていることを特徴とする請求項5又は6記載の研磨装置。
  8. 上記一対のテープリール間における研磨テープの行き移送又は戻り移送時において、上記研磨テープにバックテンションを付与するバックテンション機構を設けてなることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の研磨装置。
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