JPH07183126A - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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JPH07183126A
JPH07183126A JP5329042A JP32904293A JPH07183126A JP H07183126 A JPH07183126 A JP H07183126A JP 5329042 A JP5329042 A JP 5329042A JP 32904293 A JP32904293 A JP 32904293A JP H07183126 A JPH07183126 A JP H07183126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inductance element
coil wire
drum core
flat
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5329042A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yasumura
浩治 安村
Shigeru Yamanaka
繁 山中
Yoshio Onaka
良雄 尾中
Tetsuji Tsuji
哲次 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5329042A priority Critical patent/JPH07183126A/ja
Publication of JPH07183126A publication Critical patent/JPH07183126A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特性のばらつき及び特性の劣化を防止できる
インダクタンス素子を提供する事を目的としている。 【構成】 巻線部15とその両端に設けられた鍔部1
6,17によって構成されたドラムコア14にコイル線
18を巻回し、そのコイル線18を平坦部16aに当接
させて端子19,20に接合する。この構成によって、
コイル線18のずれ等が発生しないので、安定した特性
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等に搭載され
るインダクタンス素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のインダクタンス素子を示す
斜視図である。図5において、1はドラムコアで、ドラ
ムコア1は、巻線部2と、巻線部2の両端に設けられた
鍔部3,4より構成されている。5は巻線部2に巻回さ
れたコイル線、6,7はそれぞれ鍔部3に立設された端
子で、端子6,7にはそれぞれコイル線5の両端部が接
合されている。
【0003】以上の様に構成されたインダクタンス素子
について以下その製造方法を説明する。まず図6に示す
様にバインダ等を混合したフェライト粉末11をパンチ
金型8,9と臼金型10によってプレス加工を施し、図
7に示す様に円筒状のコア体12を作製する。次に図8
に示す様にコア体12の側面にダイヤモンドブレード等
の切削工具13を当てて、コア体12の外周部に溝を形
成し、その後コア体12を焼成して図5に示すようなド
ラムコア1を作製する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、端子6,7にコイル線5の両端を接合した
後に、振動等によって、図9に示す様にコイル線5に矢
印P方向の力が加わると、コイル線5は点線に示す位置
にずれてしまい、その結果インダクタンス値が異なって
しまうという問題点があった。このインダクタンス値が
異なってしまうと、そのインダクタンス素子を搭載した
機器の特性が劣化することとなる。
【0005】また、従来例において、コイル線を保持す
るための細かな溝等を設けることが行なわれているが、
この様な構成では、コイル線を細かな溝に挿入する事は
容易に行えず生産性が悪いという問題点もあった。
【0006】また、切削加工によって溝加工を施し、そ
れによって鍔部3,4を形成していたので、巻線部2の
長さ等にばらつきを生じ特性のばらつきが発生してい
た。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な作業で、しかも特性の劣化がなく、また特性
のばらつきの小さなインダクタンス素子を提供する事を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、巻線部の両端に平坦部を設けた鍔部を備えたドラム
コアにコイル線を巻回し、そのコイル線を平坦部を当接
させて、鍔部に設けられた端子にコイル線の端部を接合
した。
【0009】
【作用】この構成により、容易にコイル線を端子に接合
することができ、コイル線がずれることはない。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるインダクタ
ンス素子を示す斜視図である。
【0011】図1において、14はフェライトの磁性粉
末等で構成されたドラムコアで、ドラムコア14は、巻
線部15と、巻線部15の両端に設けられた鍔部16,
17より構成されている。また巻線部15には平坦部1
5aと、図示していないが平坦部15aと平行な平坦部
が設けられている。更に鍔部16の外周部にも同様に平
坦部16aと、平坦部16aに平行な平坦部16bが設
けられている。鍔部17の外周部にも平坦部17aが設
けられているとともに、図示していないが平坦部17a
に平行な平坦部が設けられている。本実施例では製造し
やすいように、各部に設けられた平坦部は全て平行にな
るように構成したが、各部毎に非平行に構成してもよ
い。更に製造しやすいように、巻線部15にも平坦部を
設けたが、少なくとも鍔部16,17の一方に平坦部を
設ければ、巻線部15に平坦部を設ける必要はない。
【0012】18は巻線部15に巻回されたコイル線、
19,20はそれぞれ鍔部16に立設された端子で、端
子19,20にはそれぞれコイル線18の両端が接合さ
れている。この時コイル線18は平坦部16a,16b
それぞれに当接して端子19,20に接合されている。
この様な構成によって、従来の様に振動等が加わって、
コイル線がずれる(図9参照)ことはなく、安定した特
性(インダクタンス特性など)を得る事ができる。
【0013】以上の様に構成されたインダクタンス素子
について以下その製造方法について説明する。
【0014】まず図2に示す様に、臼金型21とパンチ
金型22,23を配置し、臼金型21とパンチ金型23
で構成される凹部にバインダ等を混合したフェライト粉
末24を入れる。この時パンチ金型22,23はそれぞ
れ3ピースで構成されており、例えばパンチ金型22
は、端部22a,22cとこの端部22a,22cの間
に設けられた中央部22bによって構成されており、更
にパンチ金型13も同様に端部23a,23cとこの端
部23a,23cの間に設けられた中央部23bによっ
て構成されている。
【0015】次に図3,図4に示す様にフェライト粉末
24をパンチ金型22,23にて加圧する。この加圧の
際に、圧縮比T1/T2と圧縮比H1/H2が同じなる
ようにフェライト粉末24は加圧される。この様に圧縮
比を同一にする方法として、以下の様な方法があげられ
る。すなわちパンチ金型22を構成する端部22a,2
2c及び中央部22bは全てパンチ金型23の方に力を
加え、またパンチ金型23を構成する端部23a,23
cはパンチ金型22の方へ力を加え、中央部23bはパ
ンチ金型22と反対方向に力を加える。この様な方法に
よって、圧縮比が各部で等しく均一な密度を有する成形
体が形成される。この成形体を焼成してドラムコア14
を形成する。
【0016】この様に本実施例では、ドラムコア14を
切削加工を用いずに、プレス加工のみで作製するので、
寸法のばらつきを抑えることができ、インダクタンス素
子としての特性(インダクタンス特性など)のばらつき
を抑える事ができる。
【0017】次に、本実施例の様にドラムコアをプレス
加工のみで作製した場合(図1に示すインダクタンス素
子参照)と、従来例の様にプレス加工の後に切削加工を
施した場合(図5に示すインダクタンス素子参照)の寸
法のばらつきについて測定を行なった。まずサンプル1
として、本実施例の様にプレス加工のみを施したドラム
コアを50個用意し、又サンプル2として従来の様にプ
レス加工と切削加工双方を施したドラムコアを50個用
意した。サンプル1では50個それぞれについて図1に
示すA1,A2の寸法,図5に示すB1の寸法及びC1
の寸法を測定し、サンプル2では50個それぞれについ
て図5に示すB1の寸法及びC2の寸法,図1に示すC
1の寸法を測定した。そして、サンプル1,2ともに各
寸法の最大値と最小値を抽出し、その最大値と最小値の
差を求めた。その結果、A1は0.5mm、A2は0.
3mm、Bは1.0mm、C1は0.3mm、C2は
0.8mmであった。
【0018】この結果から分かるように本実施例の方法
で作製されたドラムコア14は、寸法のばらつきが非常
に小さい事が分かる。更に、本実施例では、ドラムコア
14をプレス加工のみで作製したので、切削加工による
削り屑が発生しないので、原材料の使用量が少なく、し
かも工数が減る事によって生産性が向上する。
【0019】
【発明の効果】本発明は、巻線部の両端に平坦部を設け
た鍔部を備えたドラムコアにコイル線を巻回し、そのコ
イル線を平坦部を当接させて、鍔部に設けられた端子に
コイル線の端部を接合した事により、容易にコイル線を
端子に接合することができ、コイル線がずれることはな
いので、簡単な作業で、しかも特性の劣化がなく、また
特性のばらつきを小さくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインダクタンス素子
を示す斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるインダクタンス素子
を構成するドラムコアの製造方法を示す縦断面図
【図3】本発明の一実施例におけるインダクタンス素子
を構成するドラムコアの製造方法を示す縦断面図
【図4】本発明の一実施例におけるインダクタンス素子
を構成するドラムコアの製造方法を示す側断面図
【図5】従来のインダクタンス素子を示す斜視図
【図6】従来のインダクタンス素子を構成するドラムコ
アの製造方法を示す縦断面図
【図7】従来のインダクタンス素子を構成するドラムコ
アの製造方法を示す斜視図
【図8】従来のインダクタンス素子を構成するドラムコ
アの製造方法を示す斜視図
【図9】従来のインダクタンス素子を示す側面図
【符号の説明】
15 巻線部 16,17 鍔部 16a,16b,17a 平坦部 18 コイル線 19,20 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 哲次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線部の両端に一対の鍔部を備えたドラム
    コアと、前記巻線部に巻回されるコイル線と、前記一対
    の鍔部の少なくとも一方に設けられた端子とを備え、前
    記鍔部の外周部に平坦部を設け、前記平坦部に前記コイ
    ル線を当接させて前記コイル線を前記端子に接合させた
    事を特徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】鍔部の外周部に互いに平行な一対の平坦部
    を設け、前記一対の平坦部それぞれにコイル線を当接さ
    せて前記コイル線の両端部を前記端子に接合した事を特
    徴とする請求項1記載のインダクタンス素子。
  3. 【請求項3】ドラムコアをプレス加工のみで作製した事
    を特徴とする請求項1記載のインダクタンス素子。
JP5329042A 1993-12-24 1993-12-24 インダクタンス素子 Pending JPH07183126A (ja)

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