JP2525272B2 - 静止誘導器用鉄心の製造方法 - Google Patents
静止誘導器用鉄心の製造方法Info
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 34
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 10
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、アモルファス磁性材料や100（μｍ）厚さ
以下の薄帯磁性材料を使用した変圧器などの静止誘導器
鉄心の製造方法に関するものである。
以下の薄帯磁性材料を使用した変圧器などの静止誘導器
鉄心の製造方法に関するものである。
「従来の技術」 ラップカット形巻鉄心の従来製造方法の一実施例を第
２図に基づいて説明する。まず、磁性材料１を１枚ず
つ１巻回分の規定寸法に切断した後、切断面を１枚ず
つずらして丸巻し、その鉄心２を矩形状にプレスし、
矩形状の芯金３を鉄心内に挿入する。次に芯金３とと
もに、鉄心２を当て板６を介してバンド４にて緊縛し焼
鈍する。焼鈍完了後、芯金３、，バンド4,当て板６を
外す。という工程で行われる。
２図に基づいて説明する。まず、磁性材料１を１枚ず
つ１巻回分の規定寸法に切断した後、切断面を１枚ず
つずらして丸巻し、その鉄心２を矩形状にプレスし、
矩形状の芯金３を鉄心内に挿入する。次に芯金３とと
もに、鉄心２を当て板６を介してバンド４にて緊縛し焼
鈍する。焼鈍完了後、芯金３、，バンド4,当て板６を
外す。という工程で行われる。
「発明が解決しようとする課題」 ラップカット形巻鉄心は、薄くて硬い磁性材料を１枚
ずつ１巻回分の規定寸法に切断する必要があること。ま
た、切断面を１枚ずつずらして丸巻きすることから、薄
くて枚数の多い磁性材料の切断とずらしに多大な労力と
高価な自動切断装置を必要とした。また、非晶質磁性材
料のように薄くて脆い材料では芯金を鉄心内に挿入する
とき鉄心を破損したり、磁気特性を悪くしてしまうこと
が多かった。
ずつ１巻回分の規定寸法に切断する必要があること。ま
た、切断面を１枚ずつずらして丸巻きすることから、薄
くて枚数の多い磁性材料の切断とずらしに多大な労力と
高価な自動切断装置を必要とした。また、非晶質磁性材
料のように薄くて脆い材料では芯金を鉄心内に挿入する
とき鉄心を破損したり、磁気特性を悪くしてしまうこと
が多かった。
「課題を解決するための手段」 本発明では、磁性材料を１枚ずつ切断することなく、
磁性材料を連続的に５〜1000ターン巻回して、丸巻きに
した鉄心材料の内周面どうしが間隔10mm〜20mmの平行面
になるよう長円状に変形して、矩形状の芯金に巻き付け
て四方よりプレスして、鉄心の１巻回分を構成する。こ
れを所要回数繰り返すことにより静止誘導器の鉄心を提
供するものである。
磁性材料を連続的に５〜1000ターン巻回して、丸巻きに
した鉄心材料の内周面どうしが間隔10mm〜20mmの平行面
になるよう長円状に変形して、矩形状の芯金に巻き付け
て四方よりプレスして、鉄心の１巻回分を構成する。こ
れを所要回数繰り返すことにより静止誘導器の鉄心を提
供するものである。
「作用」 本発明によると、磁性材料を連続的に巻回すること
で、鉄心を製作することが可能となり、高価な自動切断
装置が不要となり、また、製作に要する労力も少なくて
すみ、生産性の向上が計れる。
で、鉄心を製作することが可能となり、高価な自動切断
装置が不要となり、また、製作に要する労力も少なくて
すみ、生産性の向上が計れる。
「実施例」 本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。
非晶質磁性材料または100（μｍ）厚さ以下の薄帯磁
性材料を使用して連続的に５〜1000ターン巻回して、丸
巻した鉄心材料11を直径10〜20mm太さの２本のピン12に
引っ掛け、そのピン12を左右に広げて丸巻した鉄心材料
11の内周面どうしが間隔10〜20mmの平行面になるよう長
円状に変形し、その状態で鉄心材料11の一方の外周面の
中央部を矩形状の芯金13の一面に当てがい、鉄心材料11
の他方の外周面よりプレス機14にてプレスする。次にピ
ン12を移動して、鉄心材料11を芯金13に巻き付け、プレ
ス機15にてプレスする。次に、プレス機16にてピン12が
抜ける程度に鉄心材料11を押えピン12を抜く。次に芯金
13に巻き付けた鉄心材料11の両端部の内周面どうしが接
するように、プレス機16にてプレスする。
性材料を使用して連続的に５〜1000ターン巻回して、丸
巻した鉄心材料11を直径10〜20mm太さの２本のピン12に
引っ掛け、そのピン12を左右に広げて丸巻した鉄心材料
11の内周面どうしが間隔10〜20mmの平行面になるよう長
円状に変形し、その状態で鉄心材料11の一方の外周面の
中央部を矩形状の芯金13の一面に当てがい、鉄心材料11
の他方の外周面よりプレス機14にてプレスする。次にピ
ン12を移動して、鉄心材料11を芯金13に巻き付け、プレ
ス機15にてプレスする。次に、プレス機16にてピン12が
抜ける程度に鉄心材料11を押えピン12を抜く。次に芯金
13に巻き付けた鉄心材料11の両端部の内周面どうしが接
するように、プレス機16にてプレスする。
以上で、鉄心17の１巻回分の工程となる。この工程
を、芯金13に巻き付けた鉄心11の上に、所要回数繰り返
し行い、規定寸法の鉄心サイズにする。
を、芯金13に巻き付けた鉄心11の上に、所要回数繰り返
し行い、規定寸法の鉄心サイズにする。
この場合、２巻回以降の鉄心材料の周長は、１巻回分
の鉄心材料の周長より徐々に長くすることはもちろんで
ある。
の鉄心材料の周長より徐々に長くすることはもちろんで
ある。
次に、巻き上がった鉄心17を芯金13とともに当て板６
を介して、バンド４にて緊縛し、焼鈍する。ついでバン
ド4,当て板６および芯金13を外せば、製作は完了する。
を介して、バンド４にて緊縛し、焼鈍する。ついでバン
ド4,当て板６および芯金13を外せば、製作は完了する。
「発明の効果」 以上、説明したように、本発明によれば、薄く硬い磁
性材料を数多く切断する必要がないため、高価な自動切
断装置が不要になるとともに、薄い磁性材料を巻き重ね
て厚くなった鉄心材料を使用して、鉄心を作ることがで
きるため、鉄心組立の労力を少なくすることができる。
性材料を数多く切断する必要がないため、高価な自動切
断装置が不要になるとともに、薄い磁性材料を巻き重ね
て厚くなった鉄心材料を使用して、鉄心を作ることがで
きるため、鉄心組立の労力を少なくすることができる。
また、芯金を鉄心内に挿入する必要がなくなるため、
鉄心を破損することがなくなる。
鉄心を破損することがなくなる。
第１図および第２図はそれぞれラップカット形巻鉄心の
製造工程図で、第１図は本発明の一実施例を示し、第２
図は従来例である。 図中、１は１枚ずつ切断された磁性材料、２と17は鉄
心、３と13は芯金、４はバンド、５と14と15と16はプレ
ス機、６は当て板、11は鉄心材料、12はピン、７と18は
ラップ部である。
製造工程図で、第１図は本発明の一実施例を示し、第２
図は従来例である。 図中、１は１枚ずつ切断された磁性材料、２と17は鉄
心、３と13は芯金、４はバンド、５と14と15と16はプレ
ス機、６は当て板、11は鉄心材料、12はピン、７と18は
ラップ部である。
Claims (1)
- 【請求項１】ラップカット形巻鉄心であり、その鉄心の
１巻回あたりの鉄心材料が、非晶質磁性材料または100
（μｍ）厚さ以下の薄帯磁性材料を使用して、連続的に
５〜1000ターン巻回されてなる静止誘導器用鉄心の製造
方法において、前記磁性材料を丸巻し、鉄心材料とす
る工程と、その丸巻した鉄心材料の内周面どうしが間
隔10〜20mmの平行面になるよう長円状に変形し、その鉄
心材料を矩形状の芯金に巻き付ける工数と、巻き付け
た鉄心材料を四方よりプレスする工程と巻き付けた鉄心
材料の上にさらに前記〜の工程を、所要回数繰り返
し行い、その後、鉄心外周面に当て板を当てバンド締め
などにより、矩形状に加圧保持する工程と、鉄心を矩形
状に加圧保持したまま焼鈍する工程と、芯金、当て板お
よびバンドを外す工程とからなる静止誘導器用鉄心の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2119760A JP2525272B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 静止誘導器用鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2119760A JP2525272B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 静止誘導器用鉄心の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0417313A JPH0417313A (ja) | 1992-01-22 |
| JP2525272B2 true JP2525272B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=14769497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2119760A Expired - Lifetime JP2525272B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 静止誘導器用鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2525272B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100731452B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-06-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 원통형 전지의 극판 권취장치 및 권취방법 |
| CN102385972A (zh) * | 2010-09-06 | 2012-03-21 | 苏州东源天利电器有限公司 | 一种非晶合金电力变压器 |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP2119760A patent/JP2525272B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0417313A (ja) | 1992-01-22 |
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