JPH07182402A - Cad装置 - Google Patents

Cad装置

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JPH07182402A
JPH07182402A JP5325226A JP32522693A JPH07182402A JP H07182402 A JPH07182402 A JP H07182402A JP 5325226 A JP5325226 A JP 5325226A JP 32522693 A JP32522693 A JP 32522693A JP H07182402 A JPH07182402 A JP H07182402A
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JP
Japan
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window
data
command
coordinate
windows
Prior art date
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Application number
JP5325226A
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English (en)
Inventor
Kazumi Isobe
かずみ 磯部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ入力あるいは作図コマンドなどを関連
する全ウィンドウに対して一度に行うことにより、作業
効率の同上を図ったCAD装置を提供する。 【構成】 位置指定手段2と命令入力手段3とにより入
力されたデータに従い、ウィンドウ制御手段P10が、
図形表示手段1上に一定の表示領域を有する複数のウィ
ンドウを開き、各ウィンドウ上に図形を表示する。各ウ
ィンドウのウィンドウ位置データと表示領域データ、各
ウィンドウに表示された図形の作業命令および命令座標
データは、情報記憶手段P20に保存される。図面共有
手段P30は、複数のウィンドウを関連付け、各ウィン
ドウに共通するデータに基づいて共有図面データを作成
する。ウィンドウ座標認識手段P40は、共有図面デー
タに基づき、所定のウィンドウ内で指定された座標か
ら、このウィンドウに関連付けられた他のウィンドウの
同一の座標を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータにより図
形や文字などのデータを作成し、検索するためのCAD
装置に関するものであり、特に、表示画面上に複数のウ
ィンドウを開き、これら複数のウィンドウに複数の図面
データや同一の図面データ中の異なる領域を表示した状
態で、データ処理を行うCAD装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの図形処理手段とし
て、表示画面上に複数のウィンドウを開き、それぞれの
ウィンドウに対して、データの処理を行うCAD装置が
開発され、広く用いられている。例えば、CADによっ
て図面を作成する場合、図面がどんなに大きなもので
も、表示できる画面のサイズは限られている。そこで、
複数のウィンドウを開くことのできない初期のCAD装
置では、画面に表示する図面に対して拡大縮小を繰り返
しながら作図を行う必要があった。しかし、最近のCA
D装置では、いくつものウィンドウを開くことによっ
て、必要な領域を常時画面に表示させておくことがで
き、拡大縮小の操り返しを減少させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られているCAD装置では、基本的には、開かれている
ウィンドウは互いに独立しており、それぞれのウィンド
ウごとにデータの処理や作図作業を行うものである。し
かし、このようなCAD装置では、ウィンドウごとに処
理を行うことが主要目的であるため、一つの処理の中で
ウィンドウ間をまたがって座標や要素指定をすることが
できなかった。そのため、ウィンドウ間をまたがるよう
な図面に対して処理を行う必要がある場合には、またが
った処理を必要とする複数のウィンドウをいったん閉じ
て、必要とする処理を行うことのできるような広いウィ
ンドウを改めて開く必要があった。しかし、このように
して広いウィンドウを開いた場合には、せっかく複数の
ウィンドウにより全体図と詳細図を一画面に表示してい
たことが無駄になり、広いウィンドウを拡大したり縮小
しながら座標データや作図コマンドの入力などの処理を
行う必要が生じ、複数のウィンドウを開くことのできる
というCAD装置の利点を損なっていた。
【0004】また、複数のウィンドウを開くことのでき
るCAD装置では、異なったウィンドウ間に単に拡大あ
るいは縮小率の異なる図面を表示するだけでなく、異な
ったレイヤーや座標系に記載された図面を別々のウィン
ドウに同時に表示することもある。さらに、3次元デー
タによるワイヤーフレームやソリッドタイプの画像と、
それに対応する2次元データによる平面図その他の図面
とを、別々のウィンドウに表示することも提案されてい
る。しかし、従来技術では、このような異なったウィン
ドウ間で属性の異なるデータに基づく表示がなされてい
る場合に、一つのウィンドウに対して行った処理の効果
はそのウィンドウ内に留まり、他のウィンドウに及ぶこ
とはなかった。
【0005】本発明は、このような従来技術を解決する
ために提案されたものである。すなわち、本発明の第1
の目的は、複数のウィンドウを開くことにより一画面上
で全体図と詳細図両方の把握を容易に行うことができ、
しかも、データ入力あるいは作図コマンドなどの処理
を、その処理が関連する全ウィンドウに対して一度に行
うことにより、作業効率の同上を図ったCAD装置を提
供することである。
【0006】また、第2の目的は、複数のウィンドウに
おいて異なった属性に基づいて表示がなされている場合
でも、所定のウィンドウに対してデータ入力などの処理
を行った場合に、関連するウィンドウに対してもその処
理の効果が自動的に及ぶようにしたCAD装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明 前記の目的を達成するために、請求項1の発明のCAD
装置は、図1の構成図に示すように、図形を表示する表
示画面を有する図形表示手段1と、前記表示画面上に作
図するための作業命令と、複数のウィンドウの開くため
の命令と、開かれた複数のウィンドウを関連付けるため
の命令とを入力する命令入力手段3と、表示画面上にお
ける前記作業命令を実行する位置を指定する命令座標デ
ータと、表示画面上に開くウィンドウの寸法および画面
上の位置を示すウィンドウ位置データと、開かれたウィ
ンドウ内に図形を表示することのできる領域を指定する
表示領域データとを入力する位置指定手段2と、前記ウ
ィンドウ位置データに基づき表示画面上の所定の位置に
複数のウィンドウを開き、前記表示領域データに基づき
開かれた各ウィンドウに表示する座標の領域を設定し、
さらに作業命令ならびに命令座標データに基づきそれぞ
れのウィンドウに図形を表示するウィンドウ制御手段P
10と、表示画面上に開かれた各ウィンドウのウィンド
ウ位置データと表示領域データ、および各ウィンドウに
表示された図形の作業命令および命令座標データを保存
しておくためのウィンドウ情報記憶手段P20と、前記
命令入力手段により関連付けを指定された複数のウィン
ドウの表示領域データ、作業命令および命令座標データ
を比較し、指定された各ウィンドウに表示されている図
形の表示領域データ、作業命令および命令座標データを
共通の座標系における共有図面データに変換するウィン
ドウ図面共有手段P30と、前記ウィンドウ図面共有手
段で変換された共有図面データに従い、所定のウィンド
ウ内において前記位置指定手段により指定された命令座
標データから、このウィンドウに関連付けられた他のウ
ィンドウ内における前記命令座標データに相当する命令
座標データを認識し、この認識された命令座標データを
他のウィンドウ内における命令座標データとしてウィン
ドウ制御手段に出力するウィンドウ座標認識手段P40
とを備えていることを特徴とする。 (2)請求項2の発明 請求項2の発明のCAD装置は、前記請求項1のCAD
装置と次のような点で異なる。すなわち、請求項2のC
AD装置は、各ウィンドウの属性に関するデータを指定
する属性指定手段5と、この属性指定手段により指定さ
れたウィンドウの属性データに基づき、それぞれのウィ
ンドウに指定された属性を有する図形を表示するウィン
ドウ制御手段と、各ウィンドウの属性データを保存して
おくためのウィンドウ情報記憶手段と、関連するウィン
ドウ間の属性を比較し、各ウィンドウの属性を備えた図
面の座標データおよび作業命令を他のウィンドウの属性
を備えた図面の座標および作業命令に変換する属性変換
手段P50と、前記命令入力手段により関連付けを指定
された複数のウィンドウの表示領域データ、作業命令お
よび命令座標データを、各ウィンドウの属性データに基
づいて前記属性変換手段により共通の属性条件下におけ
る表示領域データ、作業命令および命令座標データに変
換し、これら共通の属性条件下において前記各ウィンド
ウのデータを比較し、指定された各ウィンドウの表示領
域データ、作業命令および命令座標データを共通の属性
条件下および座標系における共有図面データに変換する
ウィンドウ図面共有手段P30と、前記ウィンドウ図面
共有手段で変換された共有図面データに従い、所定のウ
ィンドウ内において前記位置指定手段により指定された
命令座標データから、このウィンドウに関連付けられた
他のウィンドウ内における前記命令座標データに相当す
る命令座標データを認識し、この認識された命令座標デ
ータを他のウィンドウ内における命令座標データとして
ウィンドウ制御手段に出力するウィンドウ座標認識手段
P40とを備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
(1)請求項1の発明 位置指定手段2と命令入力手段3とにより、ウィンドウ
位置データと表示領域データ、および各ウィンドウに表
示された図形の作業命令および命令座標データを入力す
る。この入力されたデータに基づき、ウィンドウ制御手
段P10が、図形表示手段1の表示画面上の所定の位置
に、所定の表示領域を有する複数のウィンドウを開き、
各ウィンドウに図形を表示する。表示画面上に開かれた
各ウィンドウのウィンドウ位置データと表示領域デー
タ、および各ウィンドウに表示された図形の作業命令お
よび命令座標データは、ウィンドウ情報記憶手段P20
に保存される。
【0009】複数のウィンドウにまたがって作図を行う
場合には、あらかじめ命令入力手段3により複数のウィ
ンドウ同士を指定して関連付けて置く。すると、ウィン
ドウ図面共有手段P30が、関連付けられた複数のウィ
ンドウの表示領域データ、作業命令および命令座標デー
タを比較し、各ウィンドウに共通する表示領域データ、
作業命令および命令座標データに基づいて共有図面デー
タを作成する。そのため、作図を行う場合に、所定のウ
ィンドウ内において前記位置指定手段により座標を指定
すると、ウィンドウ図面共有手段P30で作成された共
有図面データに従い、所定のウィンドウ内において前記
位置指定手段により指定された座標から、このウィンド
ウに関連付けられた他のウィンドウ内における同一の座
標が認識される。この認識された座標データは、前記ウ
ィンドウ制御手段P10に出力され、この座標データに
基づき他のウィンドウ内においても座標を指定したウィ
ンドウと同様に作業命令が実行される。 (2)請求項2の発明 請求項2の発明では、ウィンドウを開く場合に、前請求
項1の発明で指定する各データに加えて、属性指定手段
5によって各ウィンドウの属性に関するデータを指定す
る。この属性に関するデータとしては、図面の拡大・縮
小率、レイヤー、2次元あるいは3次元表示などが考え
られる。ウィンドウ制御手段は、請求項1の各データに
加えて、この属性指定手段により指定されたウィンドウ
の属性データに基づき、それぞれのウィンドウに指定さ
れた属性を有する図形を表示する。また、ウィンドウ情
報記憶手段も、請求項1の各データに加えて、各ウィン
ドウの属性データを保存しておく。
【0010】複数のウィンドウにまたがって作図を行う
場合には、あらかじめ命令入力手段3により複数のウィ
ンドウ同士を指定して関連付けて置く。すると、ウィン
ドウ図面共有手段P30が、関連付けられた複数のウィ
ンドウの表示領域データ、作業命令および命令座標デー
タを比較し、各ウィンドウに共通する表示領域データ、
作業命令および命令座標データに基づいて共有図面デー
タを作成する。
【0011】この時、属性変換手段P50により、関連
するウィンドウ間の属性を比較し、各ウィンドウの属性
を備えた図面の座標データおよび作業命令を他のウィン
ドウの属性を備えた図面の座標および作業命令に変換す
る。これによって、作図を行う場合に、所定のウィンド
ウ内において前記位置指定手段により座標を指定する
と、ウィンドウ図面共有手段P30で作成された共有図
面データに従い、所定のウィンドウ内において前記位置
指定手段により指定された座標から、このウィンドウに
関連付けられた他のウィンドウ内における同一の座標が
認識される。この認識された座標データは、前記ウィン
ドウ制御手段P10に出力され、この座標データに基づ
き他のウィンドウ内においても座標を指定したウィンド
ウと同様に作業命令が実行される。この場合、前記属性
変換手段により、作業命令も各ウィンドウの属性に合わ
せたものとなるので、例えば2次元のデータが表示され
たウィンドウに対して作業命令と命令座標の指定を行っ
ても、それが3次元のデータが表示された他のウィンド
ウに3次元データに変換されて表示される。
【0012】
【実施例】本実施例は、請求項2の発明に相当するもの
で、その構成は図1に示す通りである。図1における図
形表示手段1は、CRTや液晶ディスプレイなどによっ
て構成され、位置指定手段2、命令入力手段3および属
性指定手段5は、キーボード、マウスあるいはハードデ
ィスクなどに記憶されたファイルその他のデータ入力装
置、ウィンドウ情報記憶手段P20はメモリやハードデ
ィスクなどの記憶媒体で構成される。また、ウィンドウ
制御手段P10、ウィンドウ図面共有手段P30、ウィ
ンドウ座標自動認識手段P40、属性変換手段P50
は、コンピュータの制御装置上で実現されるプログラム
によって構成される。
【0013】このような構成を有する本実施例の作用
を、図2の画面表示例および図3、図4のフローチャー
トにより説明する。 [ステップ1…ウィンドウの表示]図2のS1の画面に
表示されるように、図形表示手段1の画面に0番目のウ
ィンドウ10が表示されている場合に、位置指定手段2
と命令入力手段3を使用してウィンドウ位置データを入
力することにより、1番目のウィンドウ11を開く。こ
こで、ウィンドウ位置データは、表示画面のどの位置に
どのような大きさのウィンドウを開くかを決めるもので
ある。続いて、0番目のウィンドウ10中の一定の領域
12を指定することにより、この領域12に表示されて
いる図形を1番目のウィンドウ11に表示させる。すな
わち、この領域12の指定が、1番目のウィンドウ11
の表示領域データの入力作業に相当する。
【0014】なお、0番目のウィンドウに関する位置デ
ータ、表示領域データ、作業命令、命令座標データは、
図面の校正の場合にはファイルの形で記憶手段から読み
出す。また、新規の図面の作成の場合には、前記位置指
定手段2と命令入力手段3から入力する。その場合、座
標をキーボードから数値で入力しても良いし、画面上の
位置をカーソルやマウスでしていても良い。
【0015】[ステップ2…属性の指定]また、図2で
は0番目のウィンドウと1番目のウィンドウとは、その
寸法が拡大されている。すなわち、両ウィンドウ間には
拡大・縮小という属性の変更がある。そこで、前記ウィ
ンドウを開く時に、この属性の指定も属性指定手段5に
より行う。なお、属性の指定は、図示のような拡大・縮
小に限らず、0番目のウィンドウに3次元データによる
立体図が表示されている場合に、その一部の領域を指定
し、指定した領域部分の2次元データを利用して1番目
のウィンドウに平面図などを表示させることもできる。
また、0番目のウィンドウには複数層のレイヤーを重ね
た図形を表示しておき、指定した領域については1番目
のウィンドウにある特定の領域の図形のみを表示させる
ことも可能である。さらに、属性を指定しない場合と
は、0番目のウィンドウの特定の領域をそのまま切り出
して1番目の領域に表示させた場合を指す。この場合、
0番目のウィンドウの図形をスクロールさせても1番目
のウィンドウのスクロールを行わないようにすれば、デ
ィスプレイの1画面に納まらないような離れた部分の図
形を同時に編集できる。
【0016】[ステップ3…図形の表示]開かれた1番
目のウィンドウに対しては、前記0番目のウィンドウ中
の指定された領域12内に表示された図形に対応する図
形が、1番目のウィンドウの属性にしたがって表示され
る。すなわち、前記領域12を指定すると、0番目のウ
ィンドウにおける領域12の座標データが1番目のウィ
ンドウの座標データに変換されると共に、この領域12
内に表示された図形の作業命令および命令座標データが
1番目のウィンドウの作業命令および命令座標データに
変換され、これらの変換されたデータに基づき、ウィン
ドウ制御手段P10が、1番目のウィンドウに図形を表
示する。
【0017】なお、1番目のウィンドウ11に表示する
図形は、必ずしも0番目のウィンドウに表示されている
必要はなく、位置指定手段2と命令入力手段3から新た
に作成してもよい。
【0018】[ステップ4…データの保存]このように
して、表示画面上に開かれた各ウィンドウのウィンドウ
位置データと表示領域データ、および各ウィンドウに表
示された図形の作業命令および命令座標データは、ウィ
ンドウ情報記憶手段P20に保存される。また、各ウィ
ンドウ間に属性が指定されている場合には、その属性に
関するデータも保存される。
【0019】[ステップ5…ウィンドウの関連付け]複
数のウィンドウにまたがって作図を行う場合には、あら
かじめ命令入力手段3により複数のウィンドウ同士を指
定して関連付けて置く。この理由は、図2のようにし
て、0番目のウィンドウの一部をコピーして1番目のウ
ィンドウを開いた場合でも、各ウィンドウの図面を独立
して編集し、別々の図面を作成する場合もあるし、本発
明の目的とするように、一方のウィンドウの図面に対し
て行った処理に連動して他のウィンドウの図面におよぶ
ことが必要とされる場合もある。そこで、本発明では、
ウィンドウ同士を関連付ける図面の共有ステップを必要
としている。
【0020】[ステップ6…共有図面データの作成]こ
のようにして複数のウィンドウの関連付けが行われる
と、ウィンドウ図面共有手段P30が、ウィンドウ情報
記憶手段20に蓄積されている関連付けられたウィンド
ウごとの表示領域データ、作業命令および命令座標デー
タを読み込み、これらのデータを比較して、各ウィンド
ウに共通する座標系(ワールド座標と呼ぶ)における表
示領域データ、作業命令および命令座標データに変換す
る。すなわち、このワールド座標系には、各ウィンドウ
に表示されている各図形が、一枚の大きな製図用紙に一
緒に記載した場合と同様な形で表示される。このように
各ウィンドウデータに共通の座標系を設定することおよ
び、各ウィンドウの図形に関するデータをこのワールド
座標系における各図形のデータに変換することによっ
て、本発明による共有図面データを作成する。
【0021】なお、この共有図面データは、ウィンドウ
の関連付けの度にウィンドウ図面共有手段P30の演算
により求めてもよいが、いったん作成した共有図面デー
タを前記ウィンドウ情報記憶手段P20に保存しておく
と、後の処理が迅速に行える。
【0022】また、このワールド座標系はコンピュータ
によって演算された仮想的なものであって、現実にディ
スプレイなどの表示手段上に表わされるものでない。も
ちろん、ウィンドウを切り換えるなどの手段によれば、
このワールド座標系とそれに表示される図形を現実に表
示させることも不可能ではない。
【0023】[ステップ7…属性の変換]ところで、前
記ステップ6の共有図面データの作成に当たり、関連付
けを指定されたウィンドウの属性が異なっている場合に
は、各ウィンドウのデータを属性変換手段P50によっ
て共通の属性に変換する。例えば、一方のウィンドウが
3次元データによる図形を表示し、他のウィンドウが2
次元データによる図形を表示している場合には、共通の
座標系としては2次元データの属性を持つ座標系が使用
され、3次元データをこの2次元データに変換する作業
が必要となる。また、レイヤーの違い、拡大・縮小率な
どの他の属性の違いに基づく各図形のデータも、共通の
座標系が得られるように共通の属性のデータに変換され
る。
【0024】[ステップ8…作業命令の入力]関連付け
られた複数の図面に対して共通して行う作図命令(コマ
ンド)を、命令入力手段3により入力する。この場合、
関連付けられたウィンドウのいずれかに対して作図命令
を出せば良く、特に処理の対象となるすべてのウィンド
ウを指定する必要はない。図2の実施例では、図形編集
コマンドとして「円の接線を引く」という命令を入力し
ている。
【0025】[ステップ9…命令座標データの入力]ス
テップ6の作業命令を実行する座標を、位置指定手段2
により入力する。この座標の入力は、図2のS2の表示
画面に示すように、接線と円とが接触する点13と、こ
の接線の端点14を入力する。(図2のS2参照) [ステップ10…入力点のウィンドウの判別]ステップ
9では、入力点13,14はまだディスプレイ上の位置
でしかないので、ディスプレイ上の各ウィンドウの位置
および大きさを示すウィンドウ位置データと、ディスプ
レイ上の各入力点13,14との位置を比較すること
で、各入力点がどのウィンドウに位置しているかを判別
する。
【0026】[ステップ11…ウィンドウ表示領域の計
算]各入力点がどのウィンドウに存在するかが判別する
と、該当するウィンドウ上における各入力点の位置と、
該当するウィンドウの表示領域データとから各入力点の
各ウィンドウ上における座標が演算される。この座標デ
ータは、作図命令を実行する座標のデータ、すなわち命
令座標データを各ウィンドウの座標系で表わしたもので
ある。
【0027】[ステップ12…ワールド座標系への変
換]次に、ウィンドウ座標認識手段P40によって、前
記のようにして得られた各ウィンドウ上における命令座
標データを、前記ウィンドウ図面共有手段で得られた共
有図面データと比較することにより、ワールド座標系に
おける命令座標データに変換する。すなわち、各ウィン
ドウの表示領域と、共有図面データにおける各ウィンド
ウに共通な座標系(ワールド座標系)の領域とを比較す
ることで、各ウィンドウの表示領域がワールド座標系の
どの部分に相当するかが判明するので、各ウィンドウ上
の命令座標データもワールド座標系上の命令座標データ
に変換できる。なお、これらのステップ10〜12は、
図の例では入力点数に合わせて2回繰り返されている
が、入力点が多い場合にはその数だけ繰り返えされる。
【0028】[ステップ13…ワールド座標系での作
図]各ウィンドウ上での入力点の命令座標データがワー
ルド座標系上の命令座標データに変換されると、ワール
ド座標系では、ステップ6で命令入力手段3から入力さ
れた作図命令とこの命令座標データに基づいて指定した
座標に指定した図形を仮想的に描くことができる。
【0029】この場合、属性の異なるウィンドウで入力
された命令座標データも、前記属性変換手段によって共
有図面データに変換することにより、ワールド座標系で
の命令座標データとして使用することができる。
【0030】[ステップ14…各ウィンドウの命令座標
データの認識]ワールド座標系で仮想的に描かれる図形
の命令座標データは、ワールド座標系と関連付けられて
いるすべてのウィンドウの命令座標データに変換され
る。すなわち、入力点は一つのウィンドウであっても、
この入力点に対応する座標が他のウィンドウ上に存在す
る場合には、他のウィンドウの対応する位置にも入力点
があったものとみなして、一つのウィンドウの入力点の
命令座標データがすべてのウィンドウの命令座標データ
として認識される。
【0031】この場合、ワールド座標系と、個々のウィ
ンドウとの属性が異なる場合には、前記の図面共有デー
タを作成する場合とは逆に、属性変換手段を使用してワ
ールド座標系の命令座標データを各ウィンドウの属性を
備えた各ウィンドウの命令座標データに変換して認識す
る。
【0032】[ステップ15…各ウィンドウでの作図]
このようにして認識された個々のウィンドウにおける命
令座標データは前記ウィンドウ制御手段P10に出力さ
れ、このウィンドウ制御手段P10により、該当するす
べてのウィンドウに対してこの命令座標データと前記作
業命令から定まる形状の図形が同時に表示される。その
結果、入力点を持たない他のウィンドウ内においても座
標を指定したウィンドウと同様に作業命令が実行され
る。図2のS3の場合では、計算された座標から作成さ
れる図形(円に接する線)が表示領域内にある各ウィン
ドウ10,11上に同時に表示される。
【0033】
【発明の効果】以前記べた通り、本発明によれば、複数
のウィンドウ上で同一図面上の違う領域を常時表示させ
ながら、図形編集の命令を処理することができるので、
全体図と詳細図の両方を把握しながら、詳細部分と全体
部分の座標指定を連続して行える。よって、限られた画
面の中で拡大・縮小を操り返す必要がなく、作業効率を
あげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCAD装置の一実施例の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本発明のCAD装置の表示手段における作図例
を示す図。
【図3】本発明の作用を説明するためのフローチャート
のステップ8までを示す。
【図4】本発明の作用を説明するためのフローチャート
のステップ9以降を示す。
【符号の説明】
1…図形表示手段 2…位置指定手段 3…命令入力手段 5…属性指定手段 10…0番目のウィンドウ 11…1番目のウィンドウ P10…ウィンドウ制御手段 P20…ウィンドウ情報記憶手段 P30…ウィンドウ図面共有手段 P40…ウィンドウ座標自動認識手段 P50…属性変換手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形を表示する表示画面を有する図形表示
    手段と、 前記表示画面上に作図するための作業命令と、複数のウ
    ィンドウの開くための命令と、開かれた複数のウィンド
    ウを関連付けるための命令とを入力する命令入力手段
    と、 前記表示画面上における前記作業命令を実行する位置を
    指定する命令座標データと、表示画面上に開くウィンド
    ウの寸法および画面上の位置を示すウィンドウ位置デー
    タと、開かれたウィンドウ内に図形を表示することので
    きる領域を指定する表示領域データとを入力する位置指
    定手段と、 前記ウィンドウ位置データに基づき表示画面上の所定の
    位置に複数のウィンドウを開き、前記表示領域データに
    基づき開かれた各ウィンドウに表示する座標の領域を設
    定し、さらに作業命令ならびに命令座標データに基づき
    それぞれのウィンドウに図形を表示するウィンドウ制御
    手段と、 表示画面上に開かれた各ウィンドウのウィンドウ位置デ
    ータと表示領域データ、および各ウィンドウに表示され
    た図形の作業命令および命令座標データを保存しておく
    ためのウィンドウ情報記憶手段と、 前記命令入力手段により関連付けを指定された複数のウ
    ィンドウの表示領域データ、作業命令および命令座標デ
    ータを比較し、指定された各ウィンドウに表示されてい
    る図形の表示領域データ、作業命令および命令座標デー
    タを共通の座標系における共有図面データに変換するウ
    ィンドウ図面共有手段と、 前記ウィンドウ図面共有手段で変換された共有図面デー
    タに従い、所定のウィンドウ内において前記位置指定手
    段により指定された命令座標データから、このウィンド
    ウに関連付けられた他のウィンドウ内における前記命令
    座標データに相当する命令座標データを認識し、この認
    識された命令座標データを他のウィンドウ内における命
    令座標データとしてウィンドウ制御手段に出力するウィ
    ンドウ座標認識手段とを備えていることを特徴とするC
    AD装置。
  2. 【請求項2】図形を表示する表示画面を有する図形表示
    手段と、 前記表示画面上に作図するための作業命令と、複数のウ
    ィンドウの開くための命令と、開かれた複数のウィンド
    ウを関連付けるための命令とを入力する命令入力手段
    と、 表示画面上における前記作業命令を実行する位置を指定
    する命令座標データと、表示画面上に開くウィンドウの
    寸法および画面上の位置を示すウィンドウ位置データ
    と、開かれたウィンドウ内に図形を表示することのでき
    る領域を指定する表示領域データとを入力する位置指定
    手段と、 各ウィンドウの属性に関するデータを指定する属性指定
    手段と、 前記ウィンドウ位置データに基づき表示画面上の所定の
    位置に複数のウィンドウを開き、前記表示領域データに
    基づき開かれた各ウィンドウに表示する座標の領域を設
    定し、さらに作業命令と命令座標データおよびウィンド
    ウの属性データに基づきそれぞれのウィンドウに指定さ
    れた属性を有する図形を表示するウィンドウ制御手段
    と、 表示画面上に開かれた各ウィンドウのウィンドウ位置デ
    ータと表示領域データ、各ウィンドウに表示された図形
    の作業命令と命令座標データ、および各ウィンドウの属
    性データを保存しておくためのウィンドウ情報記憶手段
    と、 関連するウィンドウ間の属性を比較し、各ウィンドウの
    属性を備えた図面の座標データおよび作業命令を他のウ
    ィンドウの属性を備えた図面の座標および作業命令に変
    換する属性変換手段と、 前記命令入力手段により関連付けを指定された複数のウ
    ィンドウの表示領域データ、作業命令および命令座標デ
    ータを、各ウィンドウの属性データに基づいて前記属性
    変換手段により共通の属性条件下における表示領域デー
    タ、作業命令および命令座標データに変換し、これら共
    通の属性条件下において前記各ウィンドウのデータを比
    較し、指定された各ウィンドウの表示領域データ、作業
    命令および命令座標データを共通の属性条件下および座
    標系における共有図面データに変換するウィンドウ図面
    共有手段と、 前記ウィンドウ図面共有手段で変換された共有図面デー
    タに従い、所定のウィンドウ内において前記位置指定手
    段により指定された命令座標データから、このウィンド
    ウに関連付けられた他のウィンドウ内における前記命令
    座標データに相当する命令座標データを認識し、この認
    識された命令座標データを他のウィンドウ内における命
    令座標データとしてウィンドウ制御手段に出力するウィ
    ンドウ座標認識手段とを備えていることを特徴とするC
    AD装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316832A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Ricoh Co Ltd パーツカタログ表示システムおよびその制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007316832A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Ricoh Co Ltd パーツカタログ表示システムおよびその制御方法

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