JPH0718230A - 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法 - Google Patents

印刷を施した通気性粘着シートの製造方法

Info

Publication number
JPH0718230A
JPH0718230A JP16537193A JP16537193A JPH0718230A JP H0718230 A JPH0718230 A JP H0718230A JP 16537193 A JP16537193 A JP 16537193A JP 16537193 A JP16537193 A JP 16537193A JP H0718230 A JPH0718230 A JP H0718230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
printed
ink
sensitive adhesive
adhesive sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16537193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tada
博士 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16537193A priority Critical patent/JPH0718230A/ja
Publication of JPH0718230A publication Critical patent/JPH0718230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 軟質合成樹脂フィルムの片面に、フィルム及
び紫外線硬化型インクと親和性のあるインクを全面印刷
し、一方、離型紙に粘着剤を塗布、乾燥し、その粘着面
を、上記軟質合成樹脂フィルムの印刷が施してない面に
貼り合わせ、得られた粘着シートに穿孔加工を行ったの
ち、その全面印刷を施した面に、紫外線硬化型インクで
印刷し、紫外線を照射してインクを硬化することを特徴
とする印刷を施した通気性粘着シートの製造方法であ
る。 【効果】 この粘着シートの製造方法においては、予め
軟質合成樹脂フィルムに、フィルムと紫外線硬化型イン
クの両者と親和性のある組成のインクで、全面印刷して
あるので、フィルムと紫外線硬化型インクとの接着性が
高い。また、紫外線硬化型インクによる印刷は、穿孔加
工が終わったあとで実施するので、欠けや切れは少な
く、美麗に仕上がる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粘着シートの製造方
法に関するものであり、特に、医療用などに利用される
通気性のある印刷粘着シートに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】印刷を施した粘着シートは、種々の用途
に広く利用されているものであるが、特に、その仕上が
りが美麗であるため、紫外線硬化インクによる印刷が、
好んで採用されている。しかしながら、粘着シートの基
材に軟質合成樹脂フィルムを用いた場合、軟質合成樹脂
フィルムと紫外線硬化インクとの親和性がよくないた
め、インクがフィルムから剥離する恐れがある。そこ
で、従来は軟質合成樹脂フィルムの印刷面をコロナ放電
による処理をして、表面に極性をもたせ、その上に紫外
線硬化インクで印刷、硬化させたフィルムに、粘着剤層
を転写するか、または、軟質合成樹脂フィルムに粘着剤
層を貼着した後、その背面をコロナ処理し、印刷を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような印刷を施
した粘着シートの用途が、医療材料に広がっていくに従
い、この粘着シートに通気性が要求されるようになっ
た。即ち、印刷を施した粘着シートに無数の小孔を穿つ
ものである。しかし、上記の方法で得られた印刷を施し
た粘着シートに、穿孔加工を行うと、折角美麗に仕上が
った印刷が、小孔のために欠けたり、切れたりして外観
の価値を失う。また、コロナ処理を行う前に粘着シート
に穿孔加工を行い、その後でコロナ処理と印刷を施こそ
うとすると、コロナ放電が小孔の縁部に集中して、均一
な放電処理を得ることができない。
【0004】この発明は、上記の問題点を解決し、軟質
の合成樹脂フィルムを使用しながら、充分な通気性を保
ち、かつ、美麗な印刷を施した、粘着シートを製造する
ことを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決し、上記の目的を達成するためになされたもの
で、軟質合成樹脂フィルムの片面に、フィルム及び紫外
線硬化型インクと親和性のあるインクを全面印刷し、一
方、離型紙に粘着剤を塗布、乾燥し、その粘着面を、上
記軟質合成樹脂フィルムの印刷が施してない面に貼り合
わせ、得られた粘着シートに穿孔加工を行った後、その
全面印刷を施した面に、紫外線硬化型インクで印刷し、
紫外線を照射してインクを硬化するものである。
【0006】本発明で使用する軟質の合成樹脂フィルム
は、普通は可塑剤を加えた塩化ビニル樹脂であるが、軟
質のポリエチレンテレフタレートや軟質のポリウレタン
樹脂なども使用できる。
【0007】全面印刷に使用するインクは、フィルムと
紫外線硬化型インクの両者と親和性があるもので、その
組成はその両者の性質によって決定される。フィルムが
塩化ビニル樹脂の場合、インクに少量の塩化ビニル樹脂
を配合することが多い。全面印刷層の厚みは一般的に
は、5〜20μmで、あまりに薄いとその効果がなく、
紫外線硬化型インクとの密着性が発揮されない。厚すぎ
る場合は、基材のフィルムの柔軟性を損なう。全面印刷
に使用するインクには、艶消し剤や顔料を添加して、そ
の上に印刷する紫外線硬化型インクを、引き立てる役目
を果たさせることもできる。
【0008】離型紙や粘着剤は、その用途にしたがっ
て、すでに公知のものの中から、適宜選択して使用す
る。通気用の孔は、その目的に従って大きさや数を決定
する。紫外線硬化型インクによる印刷によって、通気用
の孔は、一部塞がれることもあるが、一般的に印刷面積
は小範囲であり、通気性を損なうことはない。この印刷
内容は、その注文内容によって異なるが、用途が心電図
端子固定用である場合、端子の位置と販売会社名などが
印刷されるものである。
【0009】
【作用】この発明の粘着シートの製造方法においては、
予め軟質合成樹脂フィルムに、フィルムと紫外線硬化型
インクの両者と親和性のある組成のインクで、全面印刷
してあるので、フィルムと紫外線硬化型インクとの接着
性が高い。また、紫外線硬化型インクによる印刷は、穿
孔加工が終わったあとで実施するので、欠けや切れは少
なく、美麗に仕上がるものである。
【0010】
【実施例】次に、この発明の粘着シートの製造方法につ
いて実施例により説明する。この実施例で使用した軟質
合成樹脂フィルムは、塩化ビニル樹脂100重量部に対
しポリエステル系可塑剤を52重量部加え、厚み73μ
mのフィルムに成型したものである。このフィルムの片
面に、下記組成のインクを、グラビアロールにより全面
に印刷した。印刷インクの厚さは10μmであった。 インク組成 塩化ビニル樹脂 16重量% 顔料(酸化チタン) 7重量% トルエン 33重量% 酢酸エチル 11重量% メチルエチルケトン 33重量%
【0011】一方、厚み100μmの上質紙にシリコン
樹脂を塗工した離型紙に、合成ゴムにテルペン樹脂を配
合した粘着剤を塗布、乾燥して、35μmの粘着剤層を
形成した。上記の片面印刷した軟質塩化ビニル樹脂フィ
ルムの、印刷を施していない面に、この粘着剤層を貼り
付けた。このようにして製造された粘着シートに、穿孔
加工を行った。孔の大きさは200μmであった。
【0012】以上の状態で粘着シートを貯蔵しておき、
文字、図形等の必要事項を紫外線硬化型インクで印刷
し、紫外線を照射してインクを硬化した。印刷インクの
厚みは15μmであった。使用した紫外線硬化型インク
の組成は下記の通りであった。 紫外線硬化型インク組成 クロムバーミリオン 20重量% ジエチルヒドロキシルアミン 0.4重量% ベンゾインメチルエーテル 4.0重量% P−トルエンスルホンアミド−ネルムアルデヒド 37重量% トリメチロールプロパントリアクリレート 37重量% ミクロヘキサン 1.6重量% こうして得られた粘着シートは、文字、図形等が鮮明に
印刷され、美麗に仕上げられたものであり、通気性を有
するものであった。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、粘着シートに軟質の合成樹脂フィルムを使用
して、穿孔加工により通気性を保持し、しかも、紫外線
硬化型インクで強固な印刷を施すとともに、美麗な仕上
がりが得られるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKZ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質合成樹脂フィルムの片面に、フィル
    ム及び紫外線硬化型インクと親和性のあるインクを全面
    印刷し、一方、離型紙に粘着剤を塗布、乾燥し、その粘
    着面を、上記軟質合成樹脂フィルムの印刷が施してない
    面に貼り合わせ、得られた粘着シートに穿孔加工を行っ
    た後、その全面印刷を施した面に、紫外線硬化型インク
    で印刷し、紫外線を照射してインクを硬化することを特
    徴とする印刷を施した通気性粘着シートの製造方法。
JP16537193A 1993-07-05 1993-07-05 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法 Pending JPH0718230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16537193A JPH0718230A (ja) 1993-07-05 1993-07-05 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16537193A JPH0718230A (ja) 1993-07-05 1993-07-05 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718230A true JPH0718230A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15811108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16537193A Pending JPH0718230A (ja) 1993-07-05 1993-07-05 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718230A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225645A (ja) * 1998-02-12 1999-08-24 Nitto Denko Corp 小動物駆除部材
JP2011045738A (ja) * 2005-10-12 2011-03-10 Yutaka Suzuki 瘻孔造設術用拡張器
CN103666309A (zh) * 2012-09-19 2014-03-26 太仓金煜电子材料有限公司 一种热熔胶带及其制备工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225645A (ja) * 1998-02-12 1999-08-24 Nitto Denko Corp 小動物駆除部材
JP2011045738A (ja) * 2005-10-12 2011-03-10 Yutaka Suzuki 瘻孔造設術用拡張器
CN103666309A (zh) * 2012-09-19 2014-03-26 太仓金煜电子材料有限公司 一种热熔胶带及其制备工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6767591B2 (en) Method of making a dry erasable substrate
US4391853A (en) Methods of making adhesive articles and resulting products
JPS62501550A (ja) グラフイツクデザイン用製品
AU2004246344A1 (en) Label sheet
JPS62255199A (ja) グラフイツク転移物品
US5721041A (en) Art reproduction and method
HU216662B (hu) Öntapadó lehúzókép és eljárás ennek előállítására
JPH06198831A (ja) 化粧シート
JPH0473183A (ja) 外装化粧材用転写シート
JP3660462B2 (ja) 感圧接着性プリント用シート
JPH0718230A (ja) 印刷を施した通気性粘着シートの製造方法
JPH10212461A (ja) 粘着シート及び粘着シート積層体
JP2005055845A (ja) ミクロ吸盤付き表示用シート
JP2003049131A (ja) 熱収縮性粘着フィルム
JPH11305665A (ja) ステッカー
JPH07224254A (ja) 粘着シート
JP2000309199A (ja) 装飾用貼着シートとその製造方法及び装飾用貼着シートの貼着対象物への接着方法
JP2002348548A (ja) ミクロ吸盤粘着剤付き広告ポスターシートの製造方法
JP2689392B2 (ja) 往復はがきの製造方法
JPH0759626A (ja) 化粧板
KR20010039533A (ko) 장식용 첩착시트와 그 제조방법 및 장식용 첩착시트의첩착 대상물에의 접착방법
JP2000351265A (ja) アルミニウム転写蒸着記録用紙及びそれを用いたタック加工記録用紙
JP2000160111A (ja) タトゥーシール
JPH0671811A (ja) 化粧材及びその製造方法
JPH06305235A (ja) 軟質塩化ビニル樹脂フイルムへの印刷方法