JPH0718218B2 - クリ−ンル−ム用階段室 - Google Patents
クリ−ンル−ム用階段室Info
- Publication number
- JPH0718218B2 JPH0718218B2 JP61263016A JP26301686A JPH0718218B2 JP H0718218 B2 JPH0718218 B2 JP H0718218B2 JP 61263016 A JP61263016 A JP 61263016A JP 26301686 A JP26301686 A JP 26301686A JP H0718218 B2 JPH0718218 B2 JP H0718218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- staircase
- clean room
- air
- return duct
- stairs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ventilation (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クリーンルーム用の階段室に関する。
クリーンルームが上下階に分かれて形成される場合、当
然のこととしてその外側に階段室が形成され、クリーン
ルーム間の往来にこの階段室が使用される。そして、作
業員がエアーシャワーを浴び直したり、クリーン着を脱
ぎ着し直さないで階段室を通過できるようにするため
に、当該階段室自体もある程度のクリーン度を保つよう
にしている。
然のこととしてその外側に階段室が形成され、クリーン
ルーム間の往来にこの階段室が使用される。そして、作
業員がエアーシャワーを浴び直したり、クリーン着を脱
ぎ着し直さないで階段室を通過できるようにするため
に、当該階段室自体もある程度のクリーン度を保つよう
にしている。
その方法としては、従来クリーンルームの余剰空気を階
段室内に入れ、また階段は閉塞部分の少ないものとし
て、け込み板がないささらげた階段とし、しかも踏板に
すかし板(グレーチング)を用いて上下方向になるべく
多くの空気を流すようにしていた。
段室内に入れ、また階段は閉塞部分の少ないものとし
て、け込み板がないささらげた階段とし、しかも踏板に
すかし板(グレーチング)を用いて上下方向になるべく
多くの空気を流すようにしていた。
このような従来の階段室では、なるべくほこりをためな
いようにするという消極的なものであり、階段室をクリ
ーンルームとして積極的に利用するには信頼性が乏しか
った。
いようにするという消極的なものであり、階段室をクリ
ーンルームとして積極的に利用するには信頼性が乏しか
った。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、作業員等
からほこりが階段上へ落ちたとしても、それが下まで直
接落下することなくエアーとともに効率的に排気され、
また、このほこりが階段室内に部分的にたまることがな
く、しかも、簡単な構成を付加するだけで完全にクリー
ンルームとすることができるクリーンルーム用階段室を
提供することにある。
からほこりが階段上へ落ちたとしても、それが下まで直
接落下することなくエアーとともに効率的に排気され、
また、このほこりが階段室内に部分的にたまることがな
く、しかも、簡単な構成を付加するだけで完全にクリー
ンルームとすることができるクリーンルーム用階段室を
提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、階段を、踏板にすか
し板を使用し、また裏面に板を張った箱階段形式のもの
とし、踊り場にエアーの供給口を確保するとともに、階
段の側げたに側方に向けて吸気口を適宜間隔で設け、こ
の吸気口を上下に通して立上げたリターンダクトに連通
させたことを要旨とするものである。
し板を使用し、また裏面に板を張った箱階段形式のもの
とし、踊り場にエアーの供給口を確保するとともに、階
段の側げたに側方に向けて吸気口を適宜間隔で設け、こ
の吸気口を上下に通して立上げたリターンダクトに連通
させたことを要旨とするものである。
本発明によれば、リターンダクトは上下に通して立上げ
たものなので、階段の側げたに適宜間隔で設けた吸気口
からのほこりを含むエアーはこのリターンダクトにまと
めて回収され、しかも、このほこりを含むエアーは、吸
気口を設けた段の次の段から吸気口を設けた段までの小
区分ごとに効率的に排気することができる。
たものなので、階段の側げたに適宜間隔で設けた吸気口
からのほこりを含むエアーはこのリターンダクトにまと
めて回収され、しかも、このほこりを含むエアーは、吸
気口を設けた段の次の段から吸気口を設けた段までの小
区分ごとに効率的に排気することができる。
また、供給口から踊り場に吹出されるエアーは階段の踏
板は通過するが、その下方がスチール板で塞がれている
のでそのまま階段に沿って下降し、吸気口からリターン
ダクトへ吸込まれる。
板は通過するが、その下方がスチール板で塞がれている
のでそのまま階段に沿って下降し、吸気口からリターン
ダクトへ吸込まれる。
このように階段室内では階段の傾斜に沿ってエアーが流
れ、しかも適宜間隔でリターンダクトへ吸込まれていく
ものであり、作業員等からほこりが階段上へ落ちたとし
ても、それが下まで直接落下することなくリターンダク
ト内へ収納される。よって、ほこりはエアーとともに適
宜前記吸気口よりリターンダクト内へ回収され、階段室
内に部分的にたまることはない。
れ、しかも適宜間隔でリターンダクトへ吸込まれていく
ものであり、作業員等からほこりが階段上へ落ちたとし
ても、それが下まで直接落下することなくリターンダク
ト内へ収納される。よって、ほこりはエアーとともに適
宜前記吸気口よりリターンダクト内へ回収され、階段室
内に部分的にたまることはない。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
まず、第3図〜第5図により階段室全体について説明す
ると、図中1はサプライダクトで上下に通して立上が
り、地下等に置かれた空調機(図示せず)からのエアー
を各クリーンルームに供給するものである。また、2は
クリーンルームからの戻りエアーを集めるリターンダク
トでこれも上下に通して立上がる。
ると、図中1はサプライダクトで上下に通して立上が
り、地下等に置かれた空調機(図示せず)からのエアー
を各クリーンルームに供給するものである。また、2は
クリーンルームからの戻りエアーを集めるリターンダク
トでこれも上下に通して立上がる。
階段室は、このリターンダクト2の周囲に回り階段3を
取付けるようにして構成するが、その踊り場4へは前記
サプライダクト1からのエアーの供給口5を形成する。
取付けるようにして構成するが、その踊り場4へは前記
サプライダクト1からのエアーの供給口5を形成する。
図中7はクリーンルームへの出入り用ドア、8はクリー
ンルーム外の場所への出入り用ドアである。
ンルーム外の場所への出入り用ドアである。
なお、前記エアーの供給口5は、サプライダクト1に直
接形成せずにクリーンルーム内からエアーを得るように
クリーンルームと連通させて設けてもよい。
接形成せずにクリーンルーム内からエアーを得るように
クリーンルームと連通させて設けてもよい。
前記回り階段3は、第1図、第2図に示すように、踏板
9をすかし板(グリーチング)を用いたものとし、また
側げた10に裏面にスチール板11を張った箱階段形式とす
る。さらにリターンダクト2側へ側げた10に、リターン
ダクト2に連通する吸気口12を適宜間隔で形成した。
9をすかし板(グリーチング)を用いたものとし、また
側げた10に裏面にスチール板11を張った箱階段形式とす
る。さらにリターンダクト2側へ側げた10に、リターン
ダクト2に連通する吸気口12を適宜間隔で形成した。
次に使用法及び動作について説明すると、供給口5から
踊り場4に吹出されるエアーは階段3の踏板9は通過す
るが、その下方がスチール板11で塞がれているのでその
まま階段3に沿って下降し、吸気口12からリターンダク
ト2へ吸込まれる。
踊り場4に吹出されるエアーは階段3の踏板9は通過す
るが、その下方がスチール板11で塞がれているのでその
まま階段3に沿って下降し、吸気口12からリターンダク
ト2へ吸込まれる。
このように階段室内では段階3の傾斜に沿ってエアーが
流れ、しかも適宜間隔でリターンダクト2へ吸込まれて
いくものであり、作業員等からほこりが階段3上へ落ち
たとしても、それが下まで直接落下することなくリター
ンダクト2内へ収納される。
流れ、しかも適宜間隔でリターンダクト2へ吸込まれて
いくものであり、作業員等からほこりが階段3上へ落ち
たとしても、それが下まで直接落下することなくリター
ンダクト2内へ収納される。
以上述べたように本発明のクリーンルーム用階段室は、
クリーンルーム外に形成される階段室を階段に沿ってエ
アーが流れリターンダクトへ吸収されるものとしたの
で、階段室自体をほぼクリーンルームと同様のクリーン
性能を有するものとすることができ、階段を通ってのク
リーンルーム間の往来にクリーン衣服の脱着をしなおさ
なければならないなどの面倒を省くことができるもので
ある。
クリーンルーム外に形成される階段室を階段に沿ってエ
アーが流れリターンダクトへ吸収されるものとしたの
で、階段室自体をほぼクリーンルームと同様のクリーン
性能を有するものとすることができ、階段を通ってのク
リーンルーム間の往来にクリーン衣服の脱着をしなおさ
なければならないなどの面倒を省くことができるもので
ある。
また、リターンダクトは上下に通して立上げたものなの
で、階段の側げたに適宜間隔で設けた吸気口からのほこ
りを含むエアーはこのリターンダクトにまとめて回収さ
れ、しかも、このほこりを含むエアーは、吸気口を設け
た段の次の段から吸気口を設けた段までの小区分ごとに
効率的に排気することができるものである。
で、階段の側げたに適宜間隔で設けた吸気口からのほこ
りを含むエアーはこのリターンダクトにまとめて回収さ
れ、しかも、このほこりを含むエアーは、吸気口を設け
た段の次の段から吸気口を設けた段までの小区分ごとに
効率的に排気することができるものである。
第1図は本発明のクリーンルーム用階段室の1実施例を
示す要部の縦断側面図、第2図は同上部分縦断正面図、
第3図は全体の縦断側面図、第4図は同上2階部分の平
面図、第5図は同上3階部分の平面図である。 1……サプライダクト、2……リターンダクト 3……階段、4……踊り場 5……エアーの供給口、6,7,8……ドア 9……踏板、10……側げた 11……スチール板、12……吸気口
示す要部の縦断側面図、第2図は同上部分縦断正面図、
第3図は全体の縦断側面図、第4図は同上2階部分の平
面図、第5図は同上3階部分の平面図である。 1……サプライダクト、2……リターンダクト 3……階段、4……踊り場 5……エアーの供給口、6,7,8……ドア 9……踏板、10……側げた 11……スチール板、12……吸気口
Claims (1)
- 【請求項1】階段を、踏板にすかし板を使用し、また裏
面に板を張った箱階段形式のものとし、踊り場にエアー
の供給口を確保するとともに、階段の側げたに側方に向
けて吸気口を適宜間隔で設け、この吸気口を上下に通し
て立上げたリターンダクトに連通させたことを特徴とす
るクリーンルーム用階段室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263016A JPH0718218B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | クリ−ンル−ム用階段室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263016A JPH0718218B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | クリ−ンル−ム用階段室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63118450A JPS63118450A (ja) | 1988-05-23 |
JPH0718218B2 true JPH0718218B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=17383712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61263016A Expired - Lifetime JPH0718218B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | クリ−ンル−ム用階段室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718218B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019173267A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-10 | ダイキン工業株式会社 | クリーンルーム用の透かし階段およびそれを備えた屋内システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60218546A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Hitachi Ltd | クリ−ンル−ム |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP61263016A patent/JPH0718218B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63118450A (ja) | 1988-05-23 |
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