JP3354351B2 - エレベーター用カゴ室 - Google Patents

エレベーター用カゴ室

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JP3354351B2
JP3354351B2 JP14493095A JP14493095A JP3354351B2 JP 3354351 B2 JP3354351 B2 JP 3354351B2 JP 14493095 A JP14493095 A JP 14493095A JP 14493095 A JP14493095 A JP 14493095A JP 3354351 B2 JP3354351 B2 JP 3354351B2
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JP14493095A
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Inventor
陽子 宍戸
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三菱電機ビルテクノサービス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雨天時にカゴ室床面
に敷設されるマットをあらかじめ収納可能にしたエレベ
ーター用カゴ室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エレベーター用カゴ室は、雨
天時において、乗客の傘等からカゴ室の床面に水が直接
かからないように、ゴム状のマットが敷かれる場合があ
る。しかし、通常、カゴ室内には雨天時専用マットが配
備されていないので、雨が降る毎に、作業員または管理
人が倉庫等からマットを運搬してきてカゴ室の床面上に
敷設している。
【0003】図4は従来のエレベーター用カゴ室を示す
正面図であり、図において、1は乗場側から見た状態の
カゴ室、2はカゴ室1内の正面の側壁、3はカゴ室1の
底部周辺にフレーム状に設けられた幅木、4はカゴ室1
の床面である。5は雨天時に床面4上に敷設されるゴム
状のマットであり、床面4とほぼ同一の寸度を有する。
【0004】次に、図4に示した従来のエレベーター用
カゴ室におけるマット敷設動作について説明する。前述
のように、カゴ室1内にはマット5を配備する場所がな
いため、雨が降ってくると、作業員は、倉庫等からわざ
わざマットを運搬してきて、床面4上にマット5を敷設
する必要がある。また、雨が止んだ後には、マット5を
再び倉庫に運搬する必要があり、非常に面倒であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーター用
カゴ室は以上のように、通常時にマット5が配備されて
いないので、雨天時に床面4上にマット5を敷設するた
めに倉庫等からわざわざマット5を運搬し、雨が上がっ
てから再び倉庫等に戻す必要があり、面倒であるうえ多
大な作業時間がかかるという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、雨天時専用のマットを常時配備
することにより、マットの運搬を不要にしたエレベータ
ー用カゴ室を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベーター用カゴ室は、床面の周辺に立設された側
壁を有するエレベーター用カゴ室において、側壁の底部
に設けられたヒンジ手段と、床面とほぼ同一の寸度を有
し、ヒンジ手段に底面が固定されたマットと、マットの
立設時に露出される側の表面を被覆する板と、マットを
側壁に着脱自在に固定する固定手段とを備え、マット
は、乗降口の反対側の正面の側壁に設けられると共に、
ヒンジ手段を回転中心として、側壁と床面との間で回転
自在に設けられたものである。
【0008】また、この発明の請求項2に係るエレベー
ター用カゴ室は、請求項1において、側壁は、マットの
厚さと同一の段差だけ後退したマット収納部を有し、マ
ットは、立設時にマット収納部内に収納されるものであ
る。
【0009】また、この発明の請求項3に係るエレベー
ター用カゴ室は、請求項1または請求項2において、マ
ットの表面上の板を側壁と同一の材質としたものであ
る。
【0010】また、この発明の請求項4に係るエレベー
ター用カゴ室は、請求項1から請求項3までのいずれか
において、マットの表面上の板に絵画模様を形成したも
のである。
【0011】
【0012】
【作用】この発明の請求項1においては、側壁に立設し
たときに露出する側のマット表面上に板を貼り付け、こ
のマットを側壁に立設固定しておき、雨天時に固定手段
を外してマットを倒し、床面上に敷設する。
【0013】また、この発明の請求項2においては、マ
ットの厚さと同一の段差だけ後退したマット収納部を側
壁に設け、マット立設時にマットが側壁面から突出しな
いようにする。
【0014】また、この発明の請求項3においては、マ
ット立設時に露出する側の表面上の板を側壁と同一の材
質として違和感をなくす。
【0015】また、この発明の請求項4においては、マ
ット表面上の板に絵画模様を形成し、外観的に美しく且
つ楽しくする。
【0016】
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す正面図であり、
図2は図1内のA−A断面図である。各図において、5
Aは前述のマット5に対応しており、1〜4は前述と同
様のものである。
【0018】6は側壁2と同一の材質の板であり、ゴム
状のマット5Aの一方の面(立設時に露出する側の表
面)の全体を被覆している。7はマット5Aの一面上に
板6を貼り付けている両面テープまたは接着剤である。
8は幅木3とマット5Aの底面との間に設けられたヒン
ジであり、マット5Aを矢印方向に回転自在に枢着して
いる。9はマット5Aおよび板6の上部を貫通して側壁
2に埋設されたボルトであり、マット5Aの上部を側壁
2に対して着脱自在に固定している。50は必要に応じ
てマット5Aの板6の表面上に描かれた絵画である。
【0019】次に、図1および図2に示したこの発明の
実施例1によるマット5Aの敷設動作について説明す
る。通常のカゴ室1の運転時において、マット5Aは、
ボルト9により板6とともに側壁2に固定されている。
【0020】ここで、雨が降ってきたとすると、ビルの
オーナーや管理人等の作業員は、ボルト9を側壁2およ
びマット5Aから取り外し、ヒンジ8を回転中心とし
て、マット5Aを矢印(図2参照)方向に倒す。この結
果、側壁2と同一材質の板6が床面4に接合し、ゴム状
のマット5Aが上面となるように床面4上に載置され、
図4と同様のマット敷設状態となる。
【0021】その後、雨が上がれば、作業員は、ヒンジ
8を回転中心としてマット5Aを起こし、ボルト9を締
めて側壁2に固定することにより、マット5Aを図2の
状態に戻す。このとき、板6の表面の汚れ等は容易に拭
き取ることができる。
【0022】このように、雨天時専用のマット5Aを常
にカゴ室1内の側壁2に配備することにより、マット5
Aを運搬する必要がなくなるので、作業時間が短縮され
非常に便利になる。また、既存のカゴ室1の側壁2にヒ
ンジ8およびボルト9を取り付けることのみにより、容
易にマット5Aを配備することができる。
【0023】また、マット5Aをカゴ室1内の正面(乗
降口の反対側)の側壁2に取り付けたので、通常のカゴ
使用時に障害となることもなく、乗客に対する違和感を
抑制することができる。また、マット5Aの固定手段と
してボルト9を用いたが、簡略的で取り外しが容易な周
知の止め金等(図示せず)を用いてもよい。
【0024】また、マット5Aと一体の板6の表面上
に、側壁2とは異なる絵画50(図1参照)を描くこと
により、外観的に美しく且つ楽しめるようにしたが、他
の任意の絵画または模様を描いてもよく、側壁2と同一
の模様にしてもよい。
【0025】実施例2.なお、上記実施例1では、平面
状の側壁2にマット5Aを取り付けたが、あらかじめ側
壁にマット収納部を形成しておき、通常運転時にマット
5Aが側壁2から突出しないようにしてもよい。
【0026】図3は側壁2にマット収納部を設けたこの
発明の実施例2を示す断面図であり、2および4〜9は
前述と同様のものである。また、図示しない全体構成は
図1に示した通りである。2aは側壁2に形成されたマ
ット収納部であり、側壁2の表面からマット5Aの厚さ
と一致した段差Dだけ後退している。
【0027】この場合、通常運転時において、マット5
Aがマット収納部2a内に収納されているので、マット
5Aが側壁2から突出することはなく、乗客に対する違
和感がさらに抑制され、乗り心地を損なうこともない。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、側壁の底部に設けられたヒンジ手段と、床面とほぼ
同一の寸度を有し、ヒンジ手段に底面が固定されたマッ
トと、マットの立設時に露出される側の表面を被覆する
板と、マットを側壁に着脱自在に固定する固定手段とを
備え、乗降口の反対側の正面の側壁において、ヒンジ手
段を中心に側壁と床面との間でマットを回転自在とし、
常にマットを側壁に立設固定しておき、必要時にマット
を倒して床面上に敷設するようにしたので、通常のカゴ
使用時に乗客に違和感を与えることなく、雨天時専用の
マットを常時配備することができ、マットの運搬を不要
にしたエレベーター用カゴ室が得られる効果がある。
【0029】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、マットの厚さと同一の段差だけ後退した
マット収納部を側壁に設け、マット立設時にマット収納
部内に収納されるようにしたので、マット立設時にマッ
トが側壁面から突出することがなく、乗客に対する違和
感を抑制したエレベーター用カゴ室が得られる効果があ
る。
【0030】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、マットの表面上の板を側
壁と同一の材質としたので、乗客に対する違和感を抑制
したエレベーター用カゴ室が得られる効果がある。
【0031】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、マット表面
上の板に絵画模様を形成したので、外観的に美しく且つ
楽しくすることのできるエレベーター用カゴ室が得られ
る効果がある。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す正面図である。
【図2】 図1内のA−A線による断面図である。
【図3】 この発明の実施例2の要部を示す断面図であ
る。
【図4】 従来のエレベーター用カゴ室を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 カゴ室、2 側壁、2a マット収納部、4 床
面、5A マット、6板、8 ヒンジ、9 ボルト(固
定手段)、50 絵画、D 段差。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面の周辺に立設された側壁を有するエ
    レベーター用カゴ室において、 前記側壁の底部に設けられたヒンジ手段と、 前記床面とほぼ同一の寸度を有し、前記ヒンジ手段に底
    面が固定されたマットと、 前記マットの立設時に露出される側の表面を被覆する板
    と、 前記マットを前記側壁に着脱自在に固定する固定手段と
    を備え、 前記マットは、乗降口の反対側の正面の側壁に設けられ
    ると共に、前記ヒンジ手段を回転中心として、前記側壁
    と前記床面との間で回転自在に設けられたことを特徴と
    するエレベーター用カゴ室。
  2. 【請求項2】 前記側壁は、前記マットの厚さと同一の
    段差だけ後退したマット収納部を有し、 前記マットは、立設時に前記マット収納部内に収納され
    ることを特徴とする請求項1に記載のエレベーター用カ
    ゴ室。
  3. 【請求項3】 前記マットの表面上の板は、前記側壁と
    同一の材質からなることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のエレベーター用カゴ室。
  4. 【請求項4】 前記マットの表面上の板に絵画模様を形
    成したことを特徴とする請求項1から請求項3までのい
    ずれかに記載のエレベーター用カゴ室。
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