JPH0718178Y2 - イコライザ装置 - Google Patents

イコライザ装置

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JPH0718178Y2
JPH0718178Y2 JP1992023509U JP2350992U JPH0718178Y2 JP H0718178 Y2 JPH0718178 Y2 JP H0718178Y2 JP 1992023509 U JP1992023509 U JP 1992023509U JP 2350992 U JP2350992 U JP 2350992U JP H0718178 Y2 JPH0718178 Y2 JP H0718178Y2
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signal
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audio signal
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達夫 山本
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Alpine Electronics Inc
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カーステレオなど車載
用のオーディオ機器に適したグラフィクイコライザに関
する。
【0002】
【従来の技術】AM/FMラジオ、テープレコーダなど
を一体化した車載用オーディオ機器は、いわゆるカース
テレオとして知られ、自動車文明の現代においてはほと
んど欠かせない装備品となってきている。加えて、オー
ディオ機器に対するHiーFi化の要求はカーステレオ
にも及び、音響特性の優れた装置が使用されるようにな
ってくるのにつれ、自動車内における音響特性の補正や
プログラムによる周波数特性の補正についても、きめ細
かな配慮を要するようになり、そのためカーステレオに
もグラフィックイコライザが装備されるようになってき
た。
【0003】このグラフィックイコライザ(以下、GE
Qという)は、オーディオ信号の周波数帯域を多数の周
波数帯、すなわちチャンネルに分割し、各チャンネルご
とに周波数特性を変化させ、全ての帯域にわたる周波数
特性を任意に変えられるようにしたもので、一般的には
オペアンプにシュミレイテッドインダクタとブリッジア
ンプの組み合わせによるものが多く採用されているもの
であり、このGEQをカーステレオに設けることにより
上記の要求に答えることができる。ところで、このGE
Qには、周波数特性調整用の可変抵抗記またはスイッチ
が上記した各チャンネルに対応して多数設けられている
から、その操作にはかなりの熟練を要し、かつ、それで
もかなり煩わしく面倒な操作となっている。
【0004】従って、プログラムを変えたときなど、そ
れに合わせてGEQの操作をたびたび繰り返すのは使用
するものにとってかなりの心理的負担を与えるだけでは
なく、特にカーステレオなど車載機器としては自動車運
行の安全面からいって極めて好ましくないものとなって
しまう恐れがあった。
【0005】そこで、このような問題点を解決するた
め、GEQによって得ようとしている種々の周波数特性
に対応したデータをあらかじめメモリなどにセットし、
必要なときプリセットされているデータの一つを選択す
るという操作だけで任意の周波数特性を与えることがで
きるようにした、いわゆるプリセッタブルGEQが、例
えば特願昭56ー118276号等として提案されてい
る。
【0006】このプリセッタブルGEQ(以下、PGE
Qという)によれば、カーステレオなどに装備して簡単
に、しかも安全に操作を行って必要とするイコライズ特
性を常に正確に与えることができるから、GEQを装備
したオーディオ機器としての機能をフルに発揮でき、カ
ーステレオなどの高性能化、高級機化を充分にはたすこ
とができる。
【0007】そこで、PGEQにROM(リード・オン
リー・メモリ)を設け、標準的なイコライズ特性を与え
る制御データをカーステレオなどの製造段階でセットし
ておく方法が考えられた。
【0008】しかしながら、カーステレオなどのオーデ
ィオ機器による音響再生特性は、周知の通り、機器から
音声などが再生されるべき自動車の車室などの空間自体
が持つ音響特性に大きく依存したものとなり、しかもこ
の特性は車種や使用態様によって大きく変化したものと
なっている。
【0009】従って、上記のようにROMなどを用いて
製造時などに所定のイコライズ特性を与えるようにした
方法では、実際にカーステレオ等として自動車の車室で
使用されたときには所定の音響再生特性とは異なった特
性しか得られないという欠点があった。
【0010】そこで、この欠点を除くため、PGEQの
前述の如きROMとは別のメモリに任意のイコライズ特
性の制御データを使用者が書き込むことができる方法が
考えられた。
【0011】しかしながら、このようなPGEQにおい
ても、制御データのプリセット操作は、工数が多く、操
作が煩わしく、不便であった。
【0012】これは、GEQの表示パネルが、イコライ
ズ特性の表示(以下、EQ表示と称す)と、オーディオ
信号のGEQでの出力表示レベルの表示(以下、レベル
表示と称す)とを行うことができるものであり、従来
は、このEQ表示とレベル表示とを切換える為のスイッ
チが配置されており、例えば、音声、音楽等の再生中で
あり、PGEQの表示パネルがレベル表示を行っている
ときに、使用者が新たなイコライズ特性を書き込もうと
した際には、まず、前記スイッチによって、EQ表示に
表示パネルを切り換えた後に所望のイコライズ特性を得
るためにアップ・ダウンキーやプリセットメモリーキー
等への操作を行い所望のイコライズ特性をメモリに書き
込み、この後、再び、前記スイッチによってレベル表示
を行うように切り換える必要があった。
【0013】
【考案が解決しようとする問題点】従って、上記のよう
に、新たに制御データをプリセットする際に、一度、表
示パネルをEQ表示とし、プリセット操作後、再度、レ
ベル表示に戻すという切り換え操作が必要で、この点か
らも不便であるという欠点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本考案にお
いては、オーディオ信号周波数帯のほぼ全域にわたる周
波数特性が電気的な制御データによって制御可能な信号
伝送回路と、該制御データの書き込みおよび読み出しが
可能なメモリ手段と、該メモリ手段から前記信号伝送回
路に周波数特性を設定するために必要な制御データを読
み出すプリセットキーと、所望の周波数帯域のゲイン調
整を行うためのアップ・ダウンキーとを備えた入力操作
部と、オーディオ信号の出力レベルと前記信号伝送回路
に設定された周波数特性とを選択的に表示する表示部と
を有するイコライザ装置において、前記表示部がオーデ
ィオ信号の出力レベルを表示中に前記プリセットキーが
操作されたときには前記メモリ手段から読みだした制御
データに基づいて前記信号伝送回路に設定可能な周波数
特性を所定時間前記表示部に表示すると共に、前記表示
部が周波数特性表示中に前記アップ・ダウンキーが操作
された後所定時間経過すると前記表示部にオーディオ信
号の出力レベルを表示する制御部を備えることで解決さ
れる。
【0015】
【作用】表示部がオーディオ信号の出力レベルを表示中
にプリセットキーが操作されたときには、制御部がメモ
リ手段から読みだした制御データに基づいて信号伝送回
路に設定可能な周波数特性を所定時間表示部に表示する
と共に、表示部が周波数特性表示中に前記アップ・ダウ
ンキーが操作された後所定時間経過すると表示部にオー
ディオ信号の出力レベルを表示する。
【0016】
【実施例】以下、本考案による自動イコライザ装置の実
施例を図面において説明する。図1はマイコン(マイク
ロコンピュータ)制御による本考案の一実施例を示すブ
ロック図で、1はブリッジアンプ、2はアナログスイッ
チ、3はシュミレイテッドインダクタ、4は4ビット構
成のデータラッチ、5はマイコン、6はキーマトリック
スが構成されたキーボード装置、7はデコーダ、8は表
示装置、9はセグメントドライバ、10はディジットド
ライバ、11はバンドパスフィルタ、12はアナログス
イッチ、13はA/D(アナログディジタル変換器)、
14、15はミューテング回路、16はピンクノイズ発
生器、17はマイクロホン、18はヘッドアンプ、19
はラインアンプ、20はオート・イコライザ・ラッチで
ある。
【0017】ブリッジアンプ1はn個のアナログスイッ
チ2を介してn個のシュミレイテッドインダクタ3に結
合され、オーディオ信号周波数帯域を多数のチャンネ
ル、例えばn種類のシュミレイテッドインダクタ3に結
合され、オーディオ信号周波数帯域を多数のチャンネ
ル、例えばn種類のチャンネルに分割し、n個のアナロ
グスィツチ2の切換状態に応じてそれぞれのチャンネル
ごとの減衰量(または利得)が制御され、入力端子IN
からのオーディオ信号に任意の周波数特性を与えて出力
端子OUTに伝送する。従って、アナログスイッチ2に
所定の制御データを供給することによりGEQとして動
作することになる。
【0018】マイコン5はCPU(セントラル・プロセ
ッサ・ユニット)、プログラム格納用のROM、データ
格納等のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、それ
にI/O(入出力装置)などからなり、入力操作装置と
なるキーマトリックスが構成されたキーボード装置6か
らの入力データに応じて所定のプログラムによる処理を
行い、キーボード装置6から入力された制御データの例
えば4ビット構成のデータラッチ4への書き込みとRA
Mの所定のメモリ領域への書き込み、それにRAMの所
定のメモリ領域から読みだした制御データのデータラッ
チ4への書き込みなどを行い、データラッチ4からの制
御データによりアナログスイッチ2の切換制御を行う。
従って、キーボード装置6の操作によりGEQとして得
ようとしている種々の周波数特性に対応したデータをあ
らかじめメモリなどにセットし、必要なときプリセット
されているデータの一つを選択するという操作だけで任
意の周波数特性を与えることができるようにした、プリ
セッタブルGEQ(以下、PGEQという)を構成する
ことができる。
【0019】表示装置8は例えばマトリクス表示器等の
二次元表示が可能なもので、マイコン5からセグメント
ドライバ9とディジットドライバ10を介して表示デー
タが与えられ、データラッチ4を介してアナログスィツ
チ2に与えられている制御データに対応した表示を行
い、GEQによって現在与えられている周波数特性を表
示するようになっている。従って、プリセットされてい
る制御データをキーボード装置6によって選択し、それ
によりイコライズ特性が与えられているときでも、その
イコライズ特性を直接、視覚によって正確に把握し、制
御を正しく行うことができることになる。
【0020】n個のバンドパスフィルタ11はGEQの
n種類のチャンネルに対応した通過特性をそれぞれ有
し、アナログスィツチ12によって順次、周期的に切り
換えられ、ブリッジアンプ1の出力にイコライズ処理さ
れて現れるオーディオ信号の各チャンネルごとの信号を
順次、選択してA/D13に供給し、A/D13でディ
ジタル信号化してマイコン5に入力する。
【0021】従って、マイコン5は出力オーディオ信号
の各チャンネルごとの信号レベルを検出し、それをキー
ボード装置からの入力により選択的に表示装置8に表示
データとして供給する。この結果、表示装置8に表示デ
ータとして供給する。この結果、表示装置8はキーボー
ド装置6からの入力により上記した周波数特性の表示モ
ードとに切り換えられ、出力信号レベルの表示モードに
切り換えられたときには、出力信号の各チャンネルごと
のレベルをバーグラフ状にに並べて同時に表示し、動作
状態をリアルタイムで把握する事ができる。
【0022】なお、以上の動作状態において、データラ
ッチ4、セグメントドライバ9、アナログスイッチ12
に対する動作信号はデコーダ7を介してマイコン5から
供給されるようになっており、同時にキーボード装置6
にもデコーダ7から信号が供給され、各種のきーの操作
状態を現す表示灯の点灯制御なども行われるようになっ
ている。また、セグメントドライバ9は表示装置8の縦
方向の表示素子の選択を行い、ディジットドライバ10
は同じく横方向の表示素子の選択を行うためのものであ
る。
【0023】以上は、PGEQとしての通常の動作につ
いて示したもので、以下に本考案による自動イコライザ
装置としての動作について説明する。ミューテング回路
14、15はキーボード装置6に配置されているオート
・イコライザスイッチ(図示せず)からの信号によって
動作し、上記した通常のPEGQ動作時にはミューテン
グ回路14、15はオン動作していないが、キーボード
装置6のオート・イコライザスイッチがオンされて自動
プリセット動作モードが選択されたときミューテング回
路14、15がオンされて、オーディオ信号の電送路が
遮断され、これと同時にピンクノイズ発生器16が駆動
される。このピンクノイズ発生器16はオーディオ信号
周波数帯内のほぼ全域にわたってほぼ等しいレベルの全
ての周波数成分を含むテスト用の信号を発生するもので
ある。マイクロホン17はこのPGEQを装備したカー
ステレオ等のオーディオ機器が設置されてリスニングル
ームとなる自動車の車室などに取り付けられ、オーディ
オ機器のスピーカにより形成される音場にさらされて音
声信号の検出を行う。
【0024】そこで、いま、キーボード装置6が操作さ
れ、自動プリセット動作モードへの切り換えが入力され
たとする。これによりオート・イコライザラッチ21が
保持されるとともにマイコン5にはオート・イコライザ
モード命令が入力され動作プログラムの切り換えが行わ
れる。そしてまずデータラッチ4にデータを与えるとと
もにミューテング回路14、15をオンさせ、オーディ
オ信号等を遮断する。なお、このオートイコライザモー
ド命令が出力された際には、表示装置8は、レベル表示
となっている。この結果ピンクノイズ発生器16の信号
がラインアンプ19を介して出力端子OUTからカース
テレオ等のオーディオ機器の電力増幅器に供給され、ピ
ンクノイズ信号によりスピーカが駆動されてリスニング
ルーム内に音場が形成され、それがマイクロホン17で
検出されて電気信号となり、ヘッドアンプ18を介して
バンドパスフィルタ11の入力に供給されるようにな
る。そして、バンドパスフィルタ11によって、ピンク
ノイズ信号が各周波数帯域毎に分割される。
【0025】また、これと同時にマイコン5はデータラ
ッチ4にデータを与え、アナログスイッチ2を制御して
ブリッジアンプ1の特性が全帯域で平坦になるように、
例えば、各チャンネルでのゲインがゼロ(または減衰量
がゼロ)になるようにセットする。
【0026】従って、この段階でブリッジアンプ1の出
力に表れている信号の各周波数ごとのレベルは、カース
テレオなどのオーディオ機器により音場が形成されるべ
き自動車の車室などのリスニングルームの音響特性を含
んだ総合的な周波数特性を表すものになっている。
【0027】次に、マイコン5はデコーダ7を介してア
ナログスイッチ12にデータを与え、n個のバンドパス
フィルタ11を順次選択し、ヘッドアンプ18の出力か
ら抽出した信号をA/D13を介して取り入れ、各チャ
ンネルごとの信号のレベルの検出を行い、その検出結果
に応じてアナログスィツチ2に与える制御データを決定
し、ブリッジアンプ1の出力に表れる信号の周波数特性
が所定の特性、例えばオーディオ信号周波数帯内でほぼ
平坦な特性が得られるようにする。
【0028】そこで、このため、マイコン5は、アナロ
グスィツチ12にデータを与え、基準となる周波数チャ
ンネル、例えば800Hzのチャンネルのバンドパスフ
ィルタ11をn個の中から選択し、このチャンネルの信
号のレベルをA/D13を介して取り入れ、この信号の
レベルが0dBレベルに達した時、換言するならば、ベ
ストチューニングが成されたとき、他の全ての周波数帯
のレベルをマイコン5に読みとり、所定の演算によって
周波数特性を作り出す。
【0029】これは、マイコン5はアナログスイッチ1
2に順次、データを与え、基準チャンネルとなった80
0Hzのバンドパスフィルタ11以外のフィルタを順次
選択し、その都度A/D13を介して入力される信号の
レベルを基準値と比較し、その差を対数換算して逆補正
(基準値より高い信号のレベルのチャンネルに対して
は、その差に応じた減衰量を与え、低い信号レベルのチ
ャンネルに対してはその差に応じたゲインを与える)用
の制御データを作成し、それをデータラッチ4を介して
アナログスイッチ2に供給する。なお、必要に応じてR
AMの所定のメモリ領域に書き込むようにしても良い。
【0030】このようにして新たな周波数特性データが
作成された後に、マイコン5から、オート・イコライザ
・ラッチ21を解除する信号と、ミューテング回路1
4、15がオフされて、オーディオ信号などを復活さ
せ、ピンクノイズ発生器16を停止させる信号とが出さ
れる。
【0031】そこで、このあとは通常のPEGQとして
動作することになり、キーボード装置6に設けられてい
る各チャンネルごとのアップ・ダウンスィツチなどを操
作することにより通常のGEQとして、また、プリセッ
トキーによりメモリされている制御データの選択読みだ
しによりPGEQとして使用することができる。
【0032】次に、図2、図3を用いて、PGEQの操
作について説明すると、図2は、PGEQの操作パネル
を示す図で、22は筐体、23はEQ表示およびレベル
表示がされる表示部で、該表示部23は、前記表示装置
8に対応するものである。24は、センサーで、該セン
サー24は、前記マイクロホン17に対応する。25
は、オーディオ周波数帯を多数のチャンネルに分割され
たそれぞれの周波数のレベルを調整するための複数個の
アップ・ダウンスイッチ、26は、スイッチで、該スイ
ッチ26は、自動イコライザとしての自動プリセットモ
ードに切り換えるためのものである。27は、メモリー
キーで、それぞれのメモリーキー27には、異なる所定
の周波数特性データがメモリされており、それぞれのメ
モリを読み出すためのものである。28は、メモリイネ
イブルキーで、所望の周波数特性データを書き込むため
のものである。29は、プリセットメモリーキーで、該
プリセットメモリーキー29がオンされているときに、
前記メモリーキー27のうちの例えば、メモリーキー2
7aがオンされると、該メモリーキー27aにメモリさ
れた周波数特性データが読み出される。
【0033】上記した、アップ・ダウンキー25、スイ
ッチ26、メモリー27、メモリイネイブルキー28及
びプリセットメモリーキー29とによって、前記キーボ
ード装置6が構成されている。
【0034】なお、本実施例では、6個のメモリーキー
27は、プリセットメモリーキー29のオン・オフに対
応して、それぞれ2種のメモリを読み出すことができ、
よって、プリセットメモリーキー29との組み合わせで
6個のメモリーキー27で、12種類のメモリを読み出
すことができるようになっている。
【0035】次に、使用者が、所望の周波数特性データ
を読み込ませるときの手順を説明する。なお、この手順
のフローチャートは図3(イ)に示されている。いま、
音楽を再生中であるとすると、表示部23は、音楽再生
のレベルを表示するレベル表示となっている。この状態
において、使用者が所望の周波数特性データを読み込ま
せるために、まず、第1のステップとして所望の周波数
帯に対応するアップ・ダウンキー25を操作する。この
キー操作による信号が、マイコン5(図1参照)に入力
されると第2のステップとして表示部23は、レベル表
示からEQ表示に切り換えられ、それまでメモリされて
いた周波数特性データが表示される。そして、表示部2
3がEQ表示に切り換えられていると、次の第3のステ
ップとして表示部23によって特性データを確認しなが
ら所望のアップ・ダウンキー25を順次操作することが
できる。第4ステップとしてこのアップ・ダウンキー2
5が操作されている間、マイコン5内部のタイマが、そ
の都度、例えば0.5秒間隔でリセットされる。
【0036】そして、アップ・ダウンキー25の操作が
完了し、所望の周波数特性データが読み込まれた後、次
のステップで所定のたとえば3秒間がすぎると、次のス
テップとして表示部23はEQ表示からレベル表示に切
り換えられ、再生中の音楽レベルを表示する。これによ
って、使用者が所望する周波数特性データが設定でき
る。
【0037】図3(ロ)のフローチャートは、プリセッ
トメモリキー29を操作したときのチャートで、前記図
3(イ)と異なる点は、図3(イ)における第3のステ
ップでのアップ・ダウンキー25の操作に代わって、こ
のチャートでは、前記操作したプリセットメモリキー2
9に対応するメモリが呼び出される点である。その他の
各ステップは図3(イ)のチャートと同じであり、この
操作時でも、プリセットメモリーキー29が操作される
と、表示部23は、一度、EQ表示に切り替わり、この
時間が設定された所定時間だけ保持され、該所定時間内
に他のキー入力があった場合には表示部のEQ表示が延
長され、その後再びレベル表示に戻るものである。
【0038】上述の如く、本考案の自動イコライザ装置
では、表示部が、レべル表示を行っている状態で、新た
に、周波数特性データを設定するとき、周波数特性デー
タ設定のためのアップ・ダウンキー25を操作すると、
自動的に表示部がレベル表示からEQ表示に切り換わる
ものであり、同様に、自動イコライザのためのスイッチ
26、プリセットメモリーキー29を操作したときも、
表示部23はレベル表示を中断してEQ表示に換わり、
所定時間後にレベル表示に自動的に戻るものでありま
す。
【0039】
【考案の効果】以上、本考案によれば、オーディオ信号
周波数帯のほぼ全域にわたる周波数特性が電気的な制御
データによって制御可能な信号伝送回路と、該制御デー
タの書き込みおよび読み出しが可能なメモリ手段と、該
メモリ手段から前記信号伝送回路に周波数特性を設定す
るために必要な制御データを読み出すプリセットキー
と、所望の周波数帯域のゲイン調整を行うためのアップ
・ダウンキーとを備えた入力操作部と、オーディオ信号
の出力レベルと前記信号伝送回路に設定された周波数特
性とを選択的に表示する表示部とを有するイコライザ装
置において、前記表示部がオーディオ信号の出力レベル
を表示中に前記プリセットキーが操作されたときには前
記メモリ手段から読みだした制御データに基づいて前記
信号伝送回路に設定可能な周波数特性を所定時間前記表
示部に表示すると共に、前記表示部が周波数特性表示中
に前記アップ・ダウンキーが操作された後所定時間経過
すると前記表示部にオーディオ信号の出力レベルを表示
する制御部を備えたので、周波数特性の調整が聴く音楽
のジャンル等の違いによって頻繁に行われるイコライザ
装置の操作性が一段と向上する。また、表示切り換え専
用キーを省くことも可能になるので、機器の操作面の省
スペース化、コストダウンも可能になるとともに、特に
車載用に用いた場合により一層好適なイコライザ装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のイコライザ装置のブロック図である。
【図2】イコライザ装置の操作パネルを示す図である。
【図3】(イ)、(ロ)はイコライザ装置の操作手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ブリッジアンプ 2 アナログスイッチ 3 シュミレイテッドインダクタ 4 データラッチ 5 マイコン(マイクロコンピュータ) 6 キーボード装置 8 表示装置 11 バンドパスフィルタ 12 アナログスイッチ 13 A/D(アナログ−デイジタル変換器) 14 ミューテング回路 15 ミューテング回路 16 ピンクノイズ発生器 17 マイクロホン 19 ラインアンプ 21 オートイコライザラッチ 23 表示部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号周波数帯のほぼ全域にわ
    たる周波数特性が電気的な制御データによって制御可能
    な信号伝送回路と、該制御データの書き込みおよび読み
    出しが可能なメモリ手段と、該メモリ手段から前記信号
    伝送回路に周波数特性を設定するために必要な制御デー
    タを読み出すプリセットキーと、所望の周波数帯域のゲ
    イン調整を行うためのアップ・ダウンキーとを備えた入
    力操作部と、オーディオ信号の出力レベルと前記信号伝
    送回路に設定された周波数特性とを選択的に表示する表
    示部とを有するイコライザ装置において、 前記表示部がオーディオ信号の出力レベルを表示中に前
    記プリセットキーが操作されたときには前記メモリ手段
    から読みだした制御データに基づいて前記信号伝送回路
    に設定可能な周波数特性を所定時間前記表示部に表示す
    ると共に、前記表示部が周波数特性表示中に前記アップ
    ・ダウンキーが操作された後所定時間経過すると前記表
    示部にオーディオ信号の出力レベルを表示する制御部を
    備えたことを特徴とするイコライザ装置。
JP1992023509U 1992-03-19 1992-03-19 イコライザ装置 Expired - Lifetime JPH0718178Y2 (ja)

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