JP2012049763A - 画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号の減衰による表示の異常を抑制することが可能な画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法を提供する。
【解決手段】まず、制御部は、補正量の設定を開始するための入力操作を受け付ける。即ち、操作パネル又はリモコンのメニューキーの操作、及びその後の所定の操作に応じて表示される入力信号メニューGiにて、「HDMI1 EQ設定」又は「HDMI2 EQ設定」の項目を選択する操作を受け付ける。その後、制御部は、OSD処理部に指示をして、補正量を設定するための設定画像(設定値選択メニュー)を表示させる。そして、設定画像が表示されている状態で、補正量を設定するための入力操作、即ち補正量に対応する設定値を選択する入力操作を受け付ける。その後、制御部は、イコライザーに指示をして、設定された補正量、即ち設定画像にて選択された設定値に基づく補正量で補正を行わせ、画像信号を等化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法に関する。
外部の画像供給装置から入力される画像信号(特に、高速で伝送されるデジタルの画像信号)に基づく画像を表示する画像表示装置において、画像供給装置から画像信号を伝送するケーブルの品質が悪い場合や、ケーブルが長すぎる場合等には、信号が著しく減衰して、表示品位が低下したり、表示が不能になったりする事態が生じ得る。このため、画像表示装置の多くには、減衰した信号を補正して等化するイコライザー(波形等化装置)が設けられている。このようなイコライザーの中には、信号の減衰状況を判別して適切な等化を行うことを目的としたイコライザーも種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−135957号公報
しかしながら、信号の減衰状況を判別して適切な等化を行うことは現実には容易ではない。このため、補正が十分でなかったり、過剰な補正がなされたりすることにより、表示の異常(表示品位の低下や表示の不能等)が生じてしまう場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像表示部に表示させる設定画像表示制御部と、前記設定画像が表示されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作部と、を備え、前記イコライザーは、前記操作部によって設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする。
この画像表示装置によれば、イコライザーが、操作部の操作によって設定された補正量に基づいて画像信号を補正するため、ユーザーの設定によって補正量を調整することが可能となる。この結果、信号の減衰による表示の異常を抑制することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記設定画像表示制御部は、複数の補正量から1つを選択させる設定画像を前記画像表示部に表示させ、前記操作部は、前記補正量を設定するための操作として、前記複数の補正量から1つを選択する操作を受け付け、前記イコライザーは、前記操作部によって選択された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することが望ましい。
この画像表示装置によれば、補正量を設定する際に、設定画像に表示される複数の補正量の中から1つを選択させるようにしているため、ユーザーは、補正量の設定を容易に行うことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記画像信号は、HDMI規格に基づく画像信号であってもよい。
[適用例4]本適用例に係るプロジェクターは、入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、前記画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像投写部に投写させる設定画像表示制御部と、前記設定画像が投写されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作部と、を備え、前記イコライザーは、前記操作部によって設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする。
このプロジェクターによれば、イコライザーが、操作部の操作によって設定された補正量に基づいて画像信号を補正するため、ユーザーの設定によって補正量を調整することが可能となる。この結果、信号の減衰による表示の異常を抑制することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、を備えた画像表示装置の制御方法であって、前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像表示部に表示させる設定画像表示ステップと、前記設定画像が表示されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作ステップと、前記イコライザーが、前記操作ステップにて設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正する調整ステップと、を備えたことを特徴とする。
この画像表示装置の制御方法によれば、イコライザーが、操作ステップでの操作によって設定された補正量に基づいて画像信号を補正するため、ユーザーの設定によって補正量を調整することが可能となる。この結果、信号の減衰による表示の異常を抑制することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係る画像表示装置の制御方法において、前記設定画像表示ステップでは、複数の補正量から1つを選択させる設定画像を前記画像表示部に表示させ、前記操作ステップでは、前記補正量を設定するための操作として、前記複数の補正量から1つを選択する操作を受け付け、前記調整ステップでは、前記操作ステップにて選択された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする。
この画像表示装置の制御方法によれば、補正量を設定する際に、設定画像に表示される複数の補正量の中から1つを選択させるようにしているため、ユーザーは、補正量の設定を容易に行うことが可能となる。
プロジェクターの概略構成を示すブロック図。 OSD処理部によって表示されるメニュー画像を示す図。 補正量を設定するための設定画像を示す図。 補正量を設定する際のプロジェクターの動作を説明するフローチャート。
以下、画像表示装置としてのプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
図1は、プロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、操作パネル22、リモコン23、受信部24、画像信号入力部25、画像処理部26、OSD処理部27等を備えている。
画像投写部10は、光源としての光源装置11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、画像表示部に相当するものであり、光源装置11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して投写レンズ13から投写し、スクリーンSC等に画像を表示する。
光源装置11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源装置11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された透過型の液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に配列された画素領域を備えており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像信号に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像信号に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの画素領域を透過することによって色光毎に変調される。そして、変調された各色光は、図示しない色合成光学系によって合成された後に投写レンズ13から投写され、画像信号に応じたカラーの画像がスクリーンSC上に表示される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター1の動作を制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピューターとして機能する。
記憶部21は、フラッシュメモリーや、マスクROM、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
操作パネル22及びリモコン23は、ユーザーからの入力操作を受け付ける操作部に相当するものであり、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本実施形態の操作パネル22及びリモコン23が備える操作キーには、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キー、入力ソースを切り替えるための入力切替キー、各種設定用のメニュー画像を表示させるためのメニューキー(Menuキー)、メニュー上での項目の選択等に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つのキー)、メニュー上で選択した項目を確定する際等に用いられる決定キー(Enterキー)、操作の取り消し等に用いられる取消キー(Escキー)等がある(いずれも図示せず)。ユーザーが操作パネル22の各種操作キーを操作すると、操作パネル22は、操作された操作キーに対応する制御信号を制御部20に出力する。また、ユーザーがリモコン23の操作キーを操作すると、リモコン23は、操作された操作キーに応じた赤外線の操作信号を発し、受信部24がこれを受信して制御部20に伝達する。
画像信号入力部25には、外部の画像供給装置(図示せず)とケーブル(図示せず)を介して接続される複数の入力端子が接続されており、画像供給装置から各種形式の画像信号が入力される。プロジェクター1が備える入力端子には、コンピューター等からアナログRGB信号が入力されるVGA端子C1、ビデオ機器等からSビデオ信号が入力されるS端子C2、ビデオ機器等からコンポジット信号が入力されるコンポジット端子C3、ビデオ機器等からのコンポーネント信号が入力されるコンポーネント端子C4の他、ビデオ機器やコンピューターからHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に基づくデジタルの画像信号が入力される2つのHDMI端子C5,C6等がある。ユーザーは、操作パネル22又はリモコン23の入力切替キーを操作することによって所望の入力端子を指定可能になっており、ユーザーによって入力端子が指定されると、制御部20は、画像信号入力部25に指示をして、指定された入力端子に入力されている画像信号を画像処理部26に出力させる。
ここで、画像信号入力部25は、図示しないADコンバーターを備えており、アナログの画像信号が入力される入力端子がユーザーによって指定された場合には、ADコンバーターでデジタルに変換された画像信号が画像処理部26に出力される。また、画像信号入力部25は、HDMI端子C5,C6に入力されたデジタルの画像信号を等化するためのイコライザー(EQ)25aを備えており、ユーザーによってHDMI端子C5,C6が指定された場合には、イコライザー25aで等化された画像信号が画像処理部26に出力される。
HDMIは、デジタル家電やコンピューターをターゲットにしたインターフェイス規格であり、高精細度の画像信号を、マルチチャンネルオーディオ信号とともに非圧縮で高品質のままデジタル伝送することができる。また、HDMIにおける信号の伝送方式には、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)が用いられ、RGB各1チャンネルとクロック同期用1チャンネルの計4チャンネルが差動信号として伝送される。
イコライザー25aは、制御部20の指示に基づいて、伝送により劣化(減衰)する信号を補正(ゲイン調整)して等化する。信号の減衰は、信号の周波数帯域に依存し、高周波数帯域の信号ほど減衰しやすい。また、信号の減衰は、使用しているケーブルの影響を受けやすく、ケーブルの品質が悪い場合や、ケーブル長(伝送路長)が長い場合ほど減衰しやすい。このため、本実施形態のイコライザー25aは、ユーザーの入力操作に基づいて、補正の度合い(補正量)を2段階に調整できるようになっている。
画像処理部26は、画像信号入力部25から入力される画像信号を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像信号、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像信号に変換する。さらに、画像処理部26は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像信号に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の画質を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像信号をOSD処理部27に出力する。
OSD処理部27は、制御部20の指示に基づいて、画像信号入力部25に入力された画像信号に基づく画像(以降、「入力画像」と呼ぶ。)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部27は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部27は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部26から入力される画像信号にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像信号は、液晶駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部27は、画像処理部26から入力される画像信号を、そのまま液晶駆動部14に出力する。
液晶駆動部14は、OSD処理部27から入力される画像信号に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動する。そして、これにより、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像信号に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
図2は、OSD処理部27によって表示されるメニュー画像を示す図である。ユーザーが操作パネル22又はリモコン23のメニューキーを操作すると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、図2に示すようなメニュー画像を表示させる。
図2に示すように、メニュー画像Gmは、第1の選択部G1と、第2の選択部G2と、操作ガイドG3とを含んでいる。第1の選択部G1には、「画質」、「映像」、「設定」等の項目名が縦方向に配列されており、ユーザーは、操作パネル22又はリモコン23に備わる上下の方向キーを操作することによって所望の項目を選択することができる。第2の選択部G2には、第1の選択部G1で選択された項目に関するメニュー等が表示される。例えば、第1の選択部G1で「設定」の項目が選択された場合には、プロジェクター1の設定に関する複数の項目(「設置モード」、「表示設定」、「入力信号」等)を含むメニュー(図示せず)が第2の選択部G2内に表示され、さらにこの中から「入力信号」が選択されると、図2に示すように、入力信号に関するメニュー(入力信号メニューGi)が第2の選択部G2内に表示される。操作ガイドG3は、操作を案内するためのものであり、操作キーとその動作内容とが対応付けられて表記されている。
図2に示すように、入力信号メニューGiには、「ビデオ信号方式」、「Component」、「HDMI1 EQ設定」「HDMI2 EQ設定」の4つの項目名が縦方向に配列されている。「ビデオ信号方式」は、ビデオ信号方式を「NTSC」、「PAL」、「SECAM」、「オート(自動設定)」の中から選択するための項目であり、「Component」は、コンポーネント端子C4に入力される信号の種別を「YCbCr」、「YPbPr」、及び「オート(自動設定)」の中から選択するための項目である。また、「HDMI1 EQ設定」及び「HDMI2 EQ設定」は、それぞれHDMI端子C5,C6に入力された画像信号を等化するためのイコライザー25aの補正量を設定するための項目であり、イコライザー25aの補正量をHDMI端子C5,C6毎に設定可能になっている。この入力信号メニューGiが表示されている状態で、ユーザーが、操作パネル22又はリモコン23の方向キーを操作することによって「HDMI1 EQ設定」又は「HDMI2 EQ設定」を選択し、決定キーを操作すると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、補正量を設定するための設定画像Gs(図3参照)を重畳表示させる。
図3は、補正量を設定するための設定画像Gsを示す図である。
図3に示すように、設定画像Gsは、第3の選択部G4と操作ガイドG5とを含んでおり、第3の選択部G4には、設定値選択メニューGvが含まれている。設定値選択メニューGvには、「1」及び「2」の2つの設定値が縦方向に配列されており、ユーザーは、操作パネル22又はリモコン23の上下の方向キーを操作することによって所望の設定値を選択することができる。そして、いずれか一方を選択して決定キーを操作すると、設定値が確定する。制御部20は、確定した設定値を記憶部21に記憶するとともに、イコライザー25aに指示をして、これ以降、選択された設定値に対応する補正量で画像信号の補正を行わせる。具体的には、設定値として「1」が選択された場合には、比較的小さな補正量(信号の劣化が比較的小さい場合に適した補正量)で補正を行わせ、設定値として「2」が選択された場合には、比較的大きな補正量(信号の劣化が比較的大きい場合に適した補正量)で補正を行わせる。
本実施形態のプロジェクター1は、上記のように動作するため、ユーザーは、使用するケーブル等に応じて補正量(設定値)を適宜調整することにより、補正が十分でなかったり、補正が過剰になったりすることを抑制することができる。
図4は、上述したプロジェクター1の動作、即ち補正量を設定する際のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。
図4に示すように、まず、制御部20は、補正量の設定を開始するための入力操作を受け付ける(ステップS101)。即ち、メニュー画像Gmを表示させるためのメニューキーの操作と、入力信号ニューGi(図2参照)を表示させるためのその後の所定の操作と、入力信号メニューGiで「HDMI1 EQ設定」又は「HDMI2 EQ設定」の項目を選択する操作とを受け付ける。
入力信号メニューGiにて「HDMI1 EQ設定」又は「HDMI2 EQ設定」の項目が選択されて、決定キーが操作されると、制御部20は、OSD処理部27に指示をして、補正量を設定するための設定画像Gs(設定値選択メニューGv)を表示させる(ステップS102)。そして、設定画像Gsが表示されている状態で、補正量を設定するための入力操作、即ち補正量に対応する設定値を選択するユーザーの入力操作を受け付ける(ステップS103)。
その後、制御部20は、イコライザー25aに指示をして、設定された補正量、即ち設定画像Gsにて選択された設定値に対応する補正量で画像信号の補正を行わせ、画像信号を等化させる(ステップS104)。これにより、イコライザー25aは、ユーザーの設定に応じた補正量での等化を開始する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、イコライザー25aは、操作パネル22又はリモコン23の操作によって設定された補正量に基づいて画像信号を補正するため、ユーザーの設定によって補正量を調整することが可能となる。この結果、信号の減衰によって表示品位が低下したり、表示が不能な状態になったりすること(表示の異常)を抑制することが可能となる。また、本実施形態のプロジェクター1によれば、ユーザーの操作に基づいて補正量が設定されるため、信号の減衰状況を判別する手段を設ける必要がない。このため、イコライザー25aの構成を簡略化することが可能となり、コストを低減することが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、イコライザー25aの補正量を設定する際に、設定画像Gs(設定値選択メニューGv)に表示される複数の設定値(補正量)の中から1つを選択させるようにしているため、ユーザーは、補正量の設定を容易に行うことが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、補正量を設定するための設定画像Gsは、画像投写部10によって入力画像に重畳されて表示される。つまり、設定画像Gsは、入力画像を表示するための画像投写部10によって表示されるため、設定画像Gsを表示するための表示手段を別途備える必要がない。
なお、本実施形態において、設定画像Gsを表示する際の制御部20及びOSD処理部27が設定画像表示制御部に相当する。また、設定画像Gsを表示するステップS102が設定画像表示ステップに相当し、補正量を設定するための入力操作を受け付けるステップS103が操作ステップに相当し、設定された補正量でイコライザー25aに補正を行わせて信号を等化させるステップS104が調整ステップに相当する。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、イコライザー25aの補正量が2段階に調整可能になっているが、より多段階に調整できるようにしてもよい。
上記実施形態では、プロジェクター1は、HDMI端子C5,C6を備えた構成になっているが、デジタルの画像信号が入力される入力端子であれば、HDMI端子C5,C6に限定されない。例えば、DVI(Digital Visual Interface)端子を備えた構成として、このDVI端子に入力される画像信号をイコライザー25aで等化するようにしてもよい。
上記実施形態では、光変調装置として3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた3板式のプロジェクター1について説明したが、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶ライトバルブによって画像を形成する態様とすることも可能である。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
上記実施形態では、光源装置11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源やレーザー光源等の固体光源、或いはその他の光源に適用することもできる。
上記実施形態では、画像表示装置の一例として、プロジェクター1について説明しているが、画像表示装置はプロジェクター1に限定されない。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等、他の画像表示装置に適用することも可能である。
1…プロジェクター、10…画像投写部、11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…操作パネル、23…リモコン、24…受信部、25…画像信号入力部、25a…イコライザー、26…画像処理部、27…OSD処理部、C1…VGA端子、C2…S端子、C3…コンポジット端子、C4…コンポーネント端子、C5…HDMI端子、Gm…メニュー画像、G1…第1の選択部、G2…第2の選択部、G3…操作ガイド、Gi…入力信号メニュー、Gs…設定画像、G4…第3の選択部、G5…操作ガイド、Gv…設定値選択メニュー、SC…スクリーン。

Claims (6)

  1. 入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、
    前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、
    前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像表示部に表示させる設定画像表示制御部と、
    前記設定画像が表示されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作部と、を備え、
    前記イコライザーは、前記操作部によって設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記設定画像表示制御部は、複数の補正量から1つを選択させる設定画像を前記画像表示部に表示させ、
    前記操作部は、前記補正量を設定するための操作として、前記複数の補正量から1つを選択する操作を受け付け、
    前記イコライザーは、前記操作部によって選択された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像表示装置であって、
    前記画像信号は、HDMI規格に基づく画像信号であることを特徴とする画像表示装置。
  4. 入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、
    前記画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、
    前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像投写部に投写させる設定画像表示制御部と、
    前記設定画像が投写されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作部と、を備え、
    前記イコライザーは、前記操作部によって設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とするプロジェクター。
  5. 入力される画像信号を補正して等化するイコライザーと、前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記イコライザーによる補正量を設定するための設定画像を前記画像表示部に表示させる設定画像表示ステップと、
    前記設定画像が表示されている状態で前記補正量を設定するための操作を受け付ける操作ステップと、
    前記イコライザーが、前記操作ステップにて設定された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正する調整ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の画像表示装置の制御方法であって、
    前記設定画像表示ステップでは、複数の補正量から1つを選択させる設定画像を前記画像表示部に表示させ、
    前記操作ステップでは、前記補正量を設定するための操作として、前記複数の補正量から1つを選択する操作を受け付け、
    前記調整ステップでは、前記操作ステップにて選択された前記補正量に基づいて前記画像信号を補正することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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