JP2012173669A - マルチ画面表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像表示装置同士の間の輝度色度を均一化することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】マルチ画面表示装置は、通信ケーブル7を介して互いに接続された、マスターセット1aと、スレーブセット1b〜1dとを有する。マスターセット1aは、マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dの輝度色度に基づいて、全セット1a〜1dに共通の目標輝度色度を設定する。各セット1a〜1dは、目標輝度色度に基づいて自身の輝度色度を補正するための補正係数を求め、当該補正係数を用いて自身の輝度色度を補正する。マスターセット1aは、補正後の輝度色度と、目標輝度色度との誤差に基づいて必要に応じて、当該目標輝度色度を再設定する。
【選択図】図1
【解決手段】マルチ画面表示装置は、通信ケーブル7を介して互いに接続された、マスターセット1aと、スレーブセット1b〜1dとを有する。マスターセット1aは、マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dの輝度色度に基づいて、全セット1a〜1dに共通の目標輝度色度を設定する。各セット1a〜1dは、目標輝度色度に基づいて自身の輝度色度を補正するための補正係数を求め、当該補正係数を用いて自身の輝度色度を補正する。マスターセット1aは、補正後の輝度色度と、目標輝度色度との誤差に基づいて必要に応じて、当該目標輝度色度を再設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の映像表示装置の画面を配列してなるマルチ画面表示装置に関するものである。
大画面に映像を表示する装置として、複数の映像表示装置の画面を例えば行列状に配列してなるマルチ画面表示装置が存在する。このマルチ画面表示装置を構成する映像表示装置としては、例えば、ランプや、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を光源として有し、スクリーン背面から映像を投射することによって画面に映像を表示する投射型映像表示装置、あるいは、蛍光管やLEDをバックライトとして有し、液晶デバイスに照射することによって画面に映像を表示する液晶映像表示装置などがある。
さて、映像表示装置で光源に使用されるデバイスには製造上のばらつきが多少あることから、マルチ画面表示装置を構成する映像表示装置同士の間で輝度色度がばらつく結果、画面間の輝度差、色度差が目立ってしまい、大画面の一体感を損なうことがある。
そこで、マルチ画面表示装置の設置後、目視にて画面間の輝度色度の調整をしたり、あるいは、輝度色度計などの計測器を使用して補正値を演算し、この補正値を用いて画面間の輝度色度の調整をしたりすることにより、輝度色度のばらつきを抑制することが考えられる。なお、画面間の輝度のばらつきを抑制するための技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
しかしながら、作業者の目視による調整では多くの時間を必要とする上に、作業者の技術ばらつきにより、調整後の大画面の均一化に差が生じる場合があった。
また、上述の輝度色度調整は、階調を示す信号レベルを調整することにより行われているが、計測器を用いて測定されたRGBの輝度色度の測定データをもとに補正係数を算出し、その補正係数を用いてデジタル信号処理で信号レベルを可変した場合には、その階調表現により誤差が発生する場合があった。
また、RGBの輝度色度を合わせることで、映像表示装置間における混色、中間色の輝度色度を合わせることができるが、映像表示装置の組合せによっては、Whiteを含めた混色、中間色の色合いが不自然となる場合があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、映像表示装置同士の間の輝度色度を均一化することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るマルチ画面表示装置は、複数の映像表示装置の画面を組み合わせてなるマルチ画面表示装置であって、前記複数の映像表示装置は通信手段を介して接続され、前記複数の映像表示装置は、マスターとして機能する1つの映像表示装置と、スレーブとして機能するそれ以外の映像表示装置とを有している。前記マルチ画面表示装置は、(a)前記マスターの映像表示装置は、自身の3原色の輝度色度と、前記通信手段を介して得られた自身以外の3原色の輝度色度とに基づいて、前記マスター及び前記スレーブの映像表示装置に共通の目標輝度色度を設定し、(b)前記マスター及び前記スレーブの映像表示装置のそれぞれは、前記目標輝度色度に基づいて自身の前記輝度色度を補正するための補正係数を求め、当該補正係数を用いて自身の前記輝度色度を補正し、(c)前記マスターの映像表示装置は、自身の補正後の前記輝度色度及び前記通信手段を介して得られた自身以外の補正後の前記輝度色度のそれぞれと、前記目標輝度色度との間の誤差に基づいて必要に応じて、当該目標輝度色度を再設定する。
本発明によれば、各映像表示装置の輝度色度から共通の目標輝度色度を設定し、当該目標輝度色度に基づいて輝度色度を補正する。したがって、映像表示装置同士の間の輝度色度を均一化することができる。また、補正後の輝度色度と目標輝度色度との間の誤差に基づいて必要に応じて、目標輝度色度が再設定される。したがって、補正後の輝度色度と目標輝度色度との間の誤差を小さくすることができ、マルチ画面表示装置の一体感を向上させることができる。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1においては、マルチ画面表示装置を構成する複数の映像表示装置のそれぞれは、スクリーン背面に映像を投射する投射型映像表示装置であるものとして説明する。まず、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置について説明する前に、これに関連するマルチ画面表示装置(以下「関連マルチ画面表示装置」と呼ぶ)について説明する。
本発明の実施の形態1においては、マルチ画面表示装置を構成する複数の映像表示装置のそれぞれは、スクリーン背面に映像を投射する投射型映像表示装置であるものとして説明する。まず、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置について説明する前に、これに関連するマルチ画面表示装置(以下「関連マルチ画面表示装置」と呼ぶ)について説明する。
図8は、関連マルチ画面表示装置を示す図である。この図8に示すように、関連マルチ画面表示装置は、スクリーンに映像を投射することが可能な複数(ここでは4つ)の投射型映像表示装置51a〜51dを備えており、それらのスクリーン52a〜52dを配列してなる大画面に大きな映像を表示することが可能となっている。
このようなマルチ画面表示装置が初めて使用される際には、各投射型映像表示装置51の製造上のばらつきにより、投射型映像表示装置51同士間に輝度色度のばらつきが生じることがある。例えば、全白映像信号に従って各投射型映像表示装置51が各スクリーン52に白色を表示した場合には、図8に示すように大画面の一体感を損なっている場合がある。関連マルチ画面表示装置では、このような場合に作業者が目視にて画面間の輝度色度の調整をすることにより輝度色度のばらつきを抑制しているが、その作業は困難であり、かつ、時間が掛かるものであった。
そこで、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置においては、各投射型映像表示装置の輝度色度の調整を、適切かつ自動的に実施可能となっている。以下、このような調整を可能にする本実施の形態に係るマルチ画面表示装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置を示す図である。この図に示すように、本マルチ画面表示装置は、それぞれがスクリーンに映像を投射することが可能な複数(ここでは4つ)の投射型映像表示装置1a〜1dを備え、当該複数の投射型映像表示装置1a〜1dのスクリーン2a〜2dを配列してなる大画面に大きな映像を表示することが可能となっている。
本実施の形態では、複数の投射型映像表示装置1同士は、通信手段である通信ケーブル7を介して接続されており、各投射型映像表示装置1には、重複しない固有のID番号が割り当てられる。
以下の説明では、ID1を割り当てられた1つの投射型映像表示装置1aが、通信ケーブル7を介して複数の投射型映像表示装置1を統括するマスターとして機能するものとし、それ以外のID2〜ID4を割り当てられた3つの投射型映像表示装置1b〜1dが、スレーブとして機能するものとする。なお、以下の説明においては、投射型映像表示装置1aを「マスターセット1a」と呼び、投射型映像表示装置1b〜1dを「スレーブセット1b〜1d」と呼ぶこともある。
図2は、1つの投射型映像表示装置1の構成を示すブロック図である。マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれのブロック構成はほぼ同じであるため、ここでは、マスターセット1aであるかスレーブセット1b〜1dであるかを区別せずに、投射型映像表示装置1の構成を説明する。
図2に示されるように、本投射型映像表示装置1は、主に、スクリーン2と、映像信号に基づいて映像をスクリーン2に投射する投射ユニット3と、投射ユニット3に所定の信号処理を行った映像信号を投射ユニット3に与える電気回路ユニット4とを備えている。次に、投射型映像表示装置1の各構成要素について詳細に説明する。
電気回路ユニット4は、映像入力回路4aと、映像処理回路4bと、マイコン回路4cと、メモリ回路4dとを備える。映像入力回路4aは、外部に配置された映像ソース5から映像信号を受信してデジタル形式の信号に変換し、当該変換後の映像信号を映像処理回路4bへ出力する。
映像処理回路4bは、映像入力回路4aからのデジタル映像信号に対して画質調整を行った後、それによって得られた映像信号を、投射ユニット3(映像表示デバイス3d)が必要とするデジタル信号フォーマット形式の映像信号に変換して、当該投射ユニット3に出力する。ここで映像処理回路4bが行う画質調整について説明すると、映像処理回路4bは、デジタル映像信号が表す3原色(赤色(以下R)、緑色(以下G)、青色(以下B))の信号レベルを、色ごとに独立して画面全域で増減する画質調整機能を有している。本実施の形態では、映像処理回路4bは、当該デジタル映像信号に次式(1)で示される3×3のマトリックス演算を行う演算機能を搭載しており、例えば、R信号においては、Rレベルを増減するとともに、G,Bの信号成分を加算することで、R単色の輝度色度を調整する画質調整を行う。
なお、この式(1)において、Ri、Gi、Biは映像入力回路4aから入力されるRGB信号を示し、RR、RG、RB、GR、GG、GB、BR、BG、BBは第1補正係数を示し、Ro、Go、Boは投射ユニット3に出力される補正後の映像信号RGB信号を示す。
投射ユニット3は、光源3aと、光源ドライバ3bと、光源合成装置3cと、映像表示デバイス3dと、投射レンズ3eと、輝度センサー3fとを備える。
光源3aは、例えばLEDなどの半導体発光素子からなる3原色の光源であり、赤色の光を発するR光源3aaと、緑色の光を発するG光源3abと、青色の光を発するB光源3acとから構成されている。光源ドライバ3bは、光源3aの出力(発光)を時分割で制御する。光源合成装置3cは、光源3aからの出力光を合成して、映像表示デバイス3dに出力する。映像表示デバイス3dは、映像処理回路4bからの映像信号に基づいて、光源合成装置3cからの光を強度変調し、それによって得られた光を、投射レンズ3eを介してスクリーン2に投射する。これにより、スクリーン2に映像が投射される。なお、映像表示デバイス3dとしては、例えば、DMD(Digital Mirror Device)が適用される。
電気回路ユニット4のマイコン回路4cは、投射型映像表示装置1外部に配置された外部制御機器6からの制御信号等に基づいて、投射型映像表示装置1の各構成要素を統括的に制御する。また、マイコン回路4cは、計測器(図示しない)で測定された、自身の出力可能な3原色の輝度色度をR、G、B単位で表す輝度色度データ、実施の形態2で用いられる所定の色(ここではWhite)の目標色度、及び、映像処理回路4bにおいてRGB輝度色度調整を行うための画質調整値などを各種制御データとして、外部制御機器6から受け取る。そして、マイコン回路4cは、当該制御データをメモリ回路4dに書き込んだり、メモリ回路4dから読み出したりする。なお、マスターセット1aのマイコン回路4cと、スレーブセット1b〜1dのマイコン回路4cとは、通信ケーブル7や通信インタフェース(図示せず)を介して情報を互いに送受信可能となっている。
投射ユニット3の輝度センサー3fは、光源3aの光量を検出し、マイコン回路4cに出力する。本実施の形態では、輝度センサー3fは、投射ユニット3内において、スクリーン2に投射しない不要光を、マイコン回路4cに出力すべき光量として検出する。なお、投射ユニット3として液晶映像表示装置が用いられる場合には、バックライトからの光を輝度センサー3fで直接検出してもよい。マイコン回路4cは、輝度センサー3fで検出された光量に基づいて、スクリーン2に投射される光量を擬似的に監視する。
図3は、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置が、設置された後に、投射型映像表示装置1同士の輝度色度のばらつきを抑制するための自動調整処理を示すフローチャートである。以下、図3を用いて、本マルチ画面表示装置の処理について説明する。
ここで、前提として、各投射型映像表示装置1においては、上述の輝度色度データがメモリ回路4d内に記憶されているものとする。なお、輝度色度データには、例えば、3刺激値(R(Xr,Yr,Zr)、G(Xg,Yg,Zg)、B(Xb,Yb,Zb))を表すデータ、輝度色度値((Y,x,y)、(Y,u,v)等)を表すデータ、もしくは波長ごとのスペクトラムデータを適用することができる。この輝度色度データは、工場出荷時にメモリ回路4dに記憶されてもよいし、複数の投射型映像表示装置1を組合せてマルチ画面表示装置を設置した後に、計測器にて測定されたデータとして、外部制御機器6の制御によりメモリ回路4dに記憶されてもよい。
以下の説明においては、メモリ回路4dに記憶されている輝度色度データは、3刺激値(Xc,Yc,Zc)(c=r,g,b)を表すデータであるものとし、マスターセット1a、スレーブセット1b、…、スレーブセット1dの輝度色度データを、それぞれ、(Xc1,Yc1,Zc1)、(Xc2,Yc2,Zc2)、…、(Xc4,Yc4,Zc4)(c=r,g,b)と記す。また、簡便化のため、輝度色度データを「輝度色度」と略して呼ぶこともある。
さて、図3に示されるステップS1にて、マスターセット1aは、輝度色度をマスターセット1aに送信するように命令する輝度色度データ送信命令を、通信ケーブル7を介して各スレーブセット1b〜1dに送信する。これにより、各スレーブセット1b〜1dは、輝度色度データ送信命令を受信する。
ステップS2にて、各スレーブセット1b〜1dは、メモリ回路4dに記憶されている輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=2,3,4)を、通信ケーブル7を介してマスターセット1aに送信する。これにより、マスターセット1aは、輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=2,3,4)を受信する。
ステップS3にて、マスターセット1aは、自身の輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=1)と、通信ケーブル7を介して得られた自身以外の輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=2〜4)とに基づいて、全セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1d)に共通の目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)(c=r,g,b)を設定する。以下、このステップS3における目標輝度色度の設定について詳細に説明する。
まず、マスターセット1aは、次式(2)を用いて、全セットの3刺激値の輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=1〜4、c=r,g,b)を、全セットの色度(xcn,ycn)(n=1〜4、c=r,g,b)に変換する。
そして、マスターセット1aは、当該色度(xcn,ycn)(n=1〜4、c=r,g,b)に基づいて、マルチ画面表示装置の全セットが再現できる色度を、目標色度(xct,yct)(c=r,g,b)として求める。なお、本実施の形態においては、目標色度(xct,yct)(c=r,g,b)は、必要に応じて繰り返し求められる。そこで、どの段階での目標色度であるかを区別可能にするために、以下の説明では、目標色度を(xctm,yctm)(mは目標色度が求められるごとに0から順に増えていく整数)と記す。このステップS3では、最初の目標色度(xct0,yct0)が求められる。
図4は、マスターセット1aが、ステップS3にて目標色度(xct0,yct0)(c=r,g,b)を決定する際に用いる色度図である。この図4において、実線、点線、1点鎖線、2点鎖線は、マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dの3つの色度(xcn,ycn)(c=r,g,b)を頂点とする三角形を示す。この場合に、マスターセット1aは、この4つの三角形が重なる領域内にあり、かつ、それら三角形の頂点に近い3つ点を、目標色度(xct0,yct0)(c=r,g,b)として決定する。
それから、同ステップS3にて、マスターセット1aは、上述のステップS2で受信した全セットの3刺激値の輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=1〜4)のうち輝度を表すYcn(n=1〜4)について、r、g、bのそれぞれの最低輝度Min(Yrn)、Min(Ygn)、Min(Ybn)を求め、それぞれを目標輝度Yrt0,Ygt0,Ybt0とする。
そして、マスターセット1aは、上述の式(2)と同様の関係式を用いて、目標色度(xct0,yct0)(c=r,g,b)と、目標輝度Yct0(c=r,g,b)とに基づいて、設定すべき目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)(c=r,g,b)を求める。つまり、先ほどは式(2)を用いて輝度色度から色度を求めたが、ここでは式(2)と同様の関係式を用いて逆算することにより、輝度と色度とから輝度色度を求める。
なお、ここで求められた目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)は、目標色度と同様に必要に応じて繰り返し求められる。そこで、ここでの説明では、どの段階での目標輝度色度であるかを区別するために、目標色度(xctm,yctm)の下付き文字mに対応させて、目標輝度色度を(Xctm、Yctm、Zctm)と記している。以下においては、最初に求められる目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)に対する処理を例に説明する。
以上のようなステップS3が行われた後、ステップS4にて、マスターセット1aは、ステップS3で求めた目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)(c=r,g,b)を、通信ケーブル7を介して各スレーブセット1b〜1dに送信する。これにより、各スレーブセット1b〜1dは、当該目標輝度色度を受信する。
ステップS5にて、各セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれ)は、当該目標輝度色度に基づいて、自身の輝度色度を補正するための補正係数である第1補正係数RRn、RGn、RBn、GRn、GGn、GBn、BRn、BGn、BBn(n=1〜4)を求める。この第1補正係数RRn〜BBnは、上式(1)に示される第1補正係数RR〜BBである。
ここで、投射型映像表示装置1の入力映像信号Ri、Gi、Biに対する3刺激値Xn、Yn、Zn(n=1〜4)は次式(3)により表され、この式(3)と上式(1)とから次式(4)が得られる。
上述したように、輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=1〜4)はメモリ回路4に予め記憶されており、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)(c=r,g,b)はステップS3で求められていることから、各セットは式(4)により第1補正係数RRn〜BBn(n=1〜4)を算出することが可能となっている。
以上のような第1補正係数を求めるステップS5を行った後、ステップS6にて、各セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれ)は、当該第1補正係数RRn〜BBnを用いて自身の輝度色度を補正する。ここで第1補正係数RRn〜BBn(n=1〜4)の階調が10bitsである場合には、各セットは、次式(5)により自身の輝度色度(Xcn,Ycn,Zcn)(n=1〜4)を補正することにより、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1〜4)を取得する。
理想的には、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1〜4)は、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)と対応しているはずである。しかしながら、式(5)に表れているように、映像信号レベルの調整はデジタル処理によって行われるため、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1〜4)と、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)との間にわずかな誤差が生じる。その結果、関連マルチ画面表示装置においては、特定の色、階調によっては投射型映像表示装置1同士の間で色度の差が目立つ場合があった。
そこで、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置では、次に説明するステップS7〜S12にて、マスターセット1aが、自身の補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1)、及び、通信ケーブル7を介して得られた自身以外の補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=2〜4)のそれぞれと、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)との間の誤差に基づいて必要に応じて、当該目標輝度色度を再設定する。これにより、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1〜4)と、目標輝度色度(Xctm、Yctm、Zctm)との間の誤差を小さくすることが可能となっている。
次に、ステップS7以降の処理について詳細に説明する。
まず、ステップS7にて、マスターセット1aは、補正後の輝度色度をマスターセット1aに送信するように命令する補正後の輝度色度送信命令を、通信ケーブル7を介して各スレーブセット1b〜1dに送信する。これにより、各スレーブセット1b〜1dは、補正後の輝度色度送信命令を受信する。
ステップS8にて、各スレーブセット1b〜1dは、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=2〜4)を、通信ケーブル7を介してマスターセット1aに送信する。これにより、マスターセット1aは、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=2〜4)を受信する。
ステップS9にて、マスターセット1aは、自身の補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=1)、及び、通信ケーブル7を介して得られた自身以外の補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)(n=2〜4)のそれぞれと、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)との間の誤差を求める。
この誤差として、例えば、補正後の輝度色度の形式を目標輝度色度の形式に変換し、当該変換後の輝度色度と目標輝度色度とから算出される標準偏差を採用してもよい。しかし、本実施の形態では、マスターセット1aは、当該誤差として、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)に対応する色度(xcn−mod,ycn−mod,zcn−mod)と、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)に対応する色度(xct0,yct0,zct0)との間の誤差ΔRxyn、ΔGxyn、ΔBxyn(n=1〜4)を求める。具体的には、マスターセット1aは、まず、補正後の輝度色度(Xcn−mod,Ycn−mod,Zcn−mod)に、式(2)と同様の関係式を用いて色度(xcn−mod,ycn−mod,zcn−mod)を求めるとともに、目標輝度色度(Xct0,Yct0,Zct0)に、式(2)と同様の関係式を用いて色度(xct0,yct0,zct0)を求める。そして、マスターセット1aは、次式(6)を用いて、補正後の輝度色度に対応する色度(xcn−mod,ycn−mod,zcn−mod)と、目標輝度色度に対応する色度(xct0,yct0,zct0)との間の誤差ΔRxyn、ΔGxyn、ΔBxyn(n=1〜4)を求める。
ステップS10にて、マスターセット1aは、当該目標輝度色度と、全セットの誤差ΔRxyn、ΔGxyn、ΔBxyn(n=1〜4)のうちR、G、Bのそれぞれの最大誤差Max(ΔRxyn)、Max(ΔGxyn)、Max(ΔBxyn)とを対応付けて、自身のメモリ回路4dに記憶する。
次に、ステップS11にて、マスターセット1aは、当該最大誤差が閾値以下であるか否かを判定する。本実施の形態では、マスターセット1aは、次式(7)が成り立つかを判定する。なお、当該次式(7)に示される各式の右辺は、マルチ画面表示装置の色度均一性を判定するためのRGB各色の閾値である。
また、本実施の形態では、同ステップS11にて、マスターセット1aは、目標色度(xctm,yctm)が求められた回数、つまり、目標色度の算出回数が所定回数を超えているかについても判定する。なお、上述したように、目標色度(xctm,yctm)の下付き文字mは、当該目標色度が求められるごとに0から順に増えていく整数であることから、目標色度の算出回数が所定回数を超えているかの判定を行うことは、mが所定値を超えているかの判定を行うことと実質的に同じである。
式(7)が成り立たたず、かつ、目標色度の算出回数が所定回数を超えていないと判定された場合にはステップS12に進み、それ以外の場合にはステップS13に進む。なお、ステップS3で設定された目標輝度色度と、補正後の輝度色度との間の誤差が、ステップS11の条件を偶然満たす場合には、一度もステップS12が行われずにステップS13に進むこととなる。
ステップS12にて、マスターセット1aは、次式(8)により、上述の目標色度(xctm,yctm)(c=r,g,b)の再設定を行う。
この再設定後の目標色度(xctm,yctm)(c=r,g,b)に、式(2)と同様の関係式を用いて、目標輝度色度(Xctm,Yctm,Zctm)(c=r,g,m)を求め、ステップS4に戻る。これにより、本実施の形態では、マスターセット1aが、ステップS11からステップS12に進むまで(ステップS11の条件を満たすまで)、ステップS4〜S12を繰り返すことにより、目標色度(目標輝度色度)の再設定が繰り返される。
なお、mは、上述したように、目標色度(xctm,yctm)が求められるごとに0から順に増えていく整数であることから、上式(8)により目標色度が再設定される場合には、目標色度は、1つのループが行われるごとに、図5に示すようにシフトしていく。
ステップS13にて、マスターセット1aは、目標輝度色度(Xctm、Yctm、Zctm)を、通信ケーブル7を介して各スレーブセット1b〜1dに送信する。ここで、マスターセット1aは、目標色度の算出回数が所定回数を超える前に式(7)が成り立ってステップS13に進んでいた場合には、最終的に求められた目標輝度色度を各スレーブセット1b〜1dに送信する。一方、マスターセット1aは、目標色度の算出回数が所定回数を超えてステップS13に進んでいた場合には、それまでに設定した目標輝度色度のうち、上述の最大誤差Max(ΔRxyn)、Max(ΔGxyn)、Max(ΔBxyn)が最も小さくなる目標輝度色度を各スレーブセット1b〜1dに送信する。これにより、各スレーブセット1b〜1dは、補正後の輝度色度との誤差が小さい目標輝度色度を受信することになる。
ステップS14にて、上述のステップS5と同様に、各セットは、当該目標輝度色度に基づいて、自身の輝度色度を補正するための第1補正係数RRn〜BBn(n=1〜4)を求め、これを用いて、自身の輝度色度を補正する。これにより、マルチ画面表示装置を構成するすべての投射型映像表示装置1の輝度及び色度が均一化される。
以上のような本実施の形態に係るマルチ画面表示装置によれば、各投射型映像表示装置1の輝度色度から共通の目標輝度色度を設定し、当該目標輝度色度に基づいて輝度色度を補正する。したがって、投射型映像表示装置1同士の間の輝度色度を均一化することができる。また、本実施の形態によれば、補正後の輝度色度と目標輝度色度との間の誤差に基づいて必要に応じて、目標輝度色度が再設定される。したがって、補正後の輝度色度と目標輝度色度との間の誤差を小さくすることができ、マルチ画面表示装置の一体感を向上させることができる。
また、本実施の形態では、目標輝度色度(目標色度)の算出回数mに制限を設けた。これにより、色純度が低下しすぎる前に、上述のループ処理を抜けてステップS13に進むことが可能となる。なお、以上の説明では、目標輝度色度(目標色度)の算出回数に制限を設けたが、これに限ったものではなく、例えば、各RGB色に対して繰り返し求める制限回数を設定してもよい。
なお、目標輝度色度に対応する目標色度の再設定は、図5に示したようにシフトしていくものに限ったものではない。例えば、目標色度は各投射型映像表示装置1の製造ばらつきを考慮して、図6に示されるように、目標色度範囲を予め定め、その範囲内で目標色度を数種類決定しておき、そのうち上述の誤差が最小となる目標色度の組合せに再設定するものであってもよい。
また、本実施の形態では、マルチ画面表示装置を構成する映像表示装置を、投射型映像表示装置1であるものとして説明したが、これに限ったものではなく、例えば、液晶表示装置であってもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1では、マルチ画面表示装置を構成する各投射型映像表示装置1のR、G、Bの輝度色度を調整することで混色、中間色の輝度色度を均一にした。しかしながら、Whiteを含めた混色、中間色の色度はRGBの調整結果で決まることから、投射型映像表示装置1の組合せによっては当該色度の均一化が十分でなく、不自然な色調となる場合がある。そこで、本発明の実施の形態2においては、RGBの輝度色度の均一性を保持した状態で、予め指定された所定の色(ここではWhite)の色度を調整することが可能となっている。
実施の形態1では、マルチ画面表示装置を構成する各投射型映像表示装置1のR、G、Bの輝度色度を調整することで混色、中間色の輝度色度を均一にした。しかしながら、Whiteを含めた混色、中間色の色度はRGBの調整結果で決まることから、投射型映像表示装置1の組合せによっては当該色度の均一化が十分でなく、不自然な色調となる場合がある。そこで、本発明の実施の形態2においては、RGBの輝度色度の均一性を保持した状態で、予め指定された所定の色(ここではWhite)の色度を調整することが可能となっている。
以下、このような本実施の形態に係るマルチ画面表示装置について説明する。なお、当該マルチ画面表示装置において、実施の形態1に係るマルチ画面表示装置の構成要素と類似するものについては同じ符号を付すものとし、以下、実施の形態1と大きく異なる部分を中心に説明する。
図7は、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置が、設置された後に、投射型映像表示装置1同士の輝度色度、及び、Whiteの色度のばらつきを抑制するための自動調整処理を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、本マルチ画面表示装置の処理について説明する。
ここで、前提として、各投射型映像表示装置1においては、上述の輝度色度のデータだけでなく、例えば工場出荷時にマルチ画面表示装置調整時のWhiteの目標色度のデータが、予め指定されてメモリ回路4dに記憶されているものとする。ここでの目標色度は、例えば、色温度、色度((u,v)、(xwt,ywt)等)が該当する。また、マルチ画面表示装置の設置調整時もしくは設置調整後に、Whiteの色温度を可変させるために、Whiteの目標色度をメモリ回路4dに記憶してもよい。Whiteの目標色度を色温度で指定する場合は、色温度から色度((u,v)、(xwt,ywt)等)を変換するための「色温度−色度変換テーブル」がメモリ回路4d内に予め記憶される。
以下においては、メモリ回路4dに記憶されているWhiteの目標色度は、色度(xwt,ywt)であるものとして説明する。
まず、図7に示されるステップS1〜S14においては、実施の形態1で説明した処理と同様の処理を行う。なお、ここでは、ステップS14で算出された第1補正係数をRRn’、RGn’、RBn’、GRn’、GGn’、GBn’、BRn’、BGn’、BBn’(n=1〜4)と記す。
次に、ステップS15及びステップS16において、各セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれ)は、予め指定された上述のWhiteの目標色度(xwt,ywt)と、ステップS12後の目標輝度色度(Xctm、Yctm、Zctm)とに基づいて、自身の第1補正係数RRn’〜BBn’を補正する。以下、このようなステップS15及びS16について詳細に説明する。
ステップS15にて、各セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれ)は、メモリ回路4dに記憶されている目標色度(xwt,ywt)に基づいて、Whiteの目標輝度色度となる3刺激値(Xwt,Ywt,Zwt)を求める。本実施の形態では、目標輝度をYwt=Yrt+Ygt+Ybtとして、次式(9)を用いてWhite目標輝度色度(Xwt,Ywt,Zwt)を求める。
次に、ステップS16が行われる。ここで、実施の形態1で説明したように、各投射型映像表示装置1のR、G、B単位の輝度色度が、第1補正係数RRn’〜BBn’(n=1〜4)により調整されている。この状態でWhiteを目標色度に補正するための第2補正係数Rn、Gn、Bnは、Whiteの目標輝度色度(Xwt,Ywt,Zwt)と次式(10)に示す関係にある。
第2補正係数を示すこの式(10)は、式(4)により次式(11)のように置き換えることができる。
同ステップS16にて、各セット(マスターセット1a及びスレーブセット1b〜1dのそれぞれ)は、メモリ回路4dに記憶されているWhite目標輝度色度(Xwt,Ywt,Zwt)と、ステップS12後の目標輝度色度(Xctm、Yctm、Zctm)とに基づいて、上式(11)により、第2補正係数Rn、Gn、Bnを求める。
それから、各セットは、当該第2補正係数(Rn、Gn、Bn)を用いて、次式(12)により自身の第1補正係数RRn’〜BBn’を補正する。
この補正により、各セットは、R、G、Bでの輝度色度を合わせた状態でWhiteの目標色度に補正可能な、次式(12)に示される補正後の第1補正係数RRn〜BBnを取得する。そして、各セットは、当該第1補正係数を設定する。
以上のような本実施の形態に係るマルチ画面表示装置によれば、実施の形態1と同様の処理を行うことから、複数の投射型映像表示装置1同士の間におけるR、G、B単位で輝度色度のばらつきを抑制することができる。また、本実施の形態に係るマルチ画面表示装置によれば、所定の色(ここではWhite)の色度を調整することにより、混色、中間色の全ての色域においてより自然な色調表示を行うことができる。
なお、マルチ画面表示装置の設置調整後に、Whiteの色温度を可変させたい場合には、Whiteの目標色度を再設定し、補正値を計算し設定することで、R、G、B輝度色の均一性を保持した状態でマルチ画面表示装置でのWhiteの色温度を可変することができる。
なお、以上の説明においては、予め指定された所定の色の色度は、Whiteであるものとして説明したが、必ずしもWhiteである必要はなく、任意の色の色度(輝度色度)を目標色度(目標輝度色度)として設定してもよい。
1a マスターセット(投射型映像表示装置)、1b〜1d スレーブセット(投射型映像表示装置)、7 通信ケーブル。
Claims (5)
- 複数の映像表示装置の画面を組み合わせてなるマルチ画面表示装置であって、
前記複数の映像表示装置は通信手段を介して接続され、
前記複数の映像表示装置は、マスターとして機能する1つの映像表示装置と、スレーブとして機能するそれ以外の映像表示装置とを有し、
(a)前記マスターの映像表示装置は、自身の3原色の輝度色度と、前記通信手段を介して得られた自身以外の3原色の輝度色度とに基づいて、前記マスター及び前記スレーブの映像表示装置に共通の目標輝度色度を設定し、
(b)前記マスター及び前記スレーブの映像表示装置のそれぞれは、前記目標輝度色度に基づいて自身の前記輝度色度を補正するための補正係数を求め、当該補正係数を用いて自身の前記輝度色度を補正し、
(c)前記マスターの映像表示装置は、自身の補正後の前記輝度色度及び前記通信手段を介して得られた自身以外の補正後の前記輝度色度のそれぞれと、前記目標輝度色度との間の誤差に基づいて必要に応じて、当該目標輝度色度を再設定する、マルチ画面表示装置。 - 請求項1に記載のマルチ画面表示装置であって、
前記(c)において、前記マスターの映像表示装置は、前記誤差が所定の条件を満たすまで、前記(b)及び前記(c)を繰り返すことによって前記目標輝度色度の再設定を繰り返す、マルチ画面表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載のマルチ画面表示装置であって、
前記(c)において、前記マスターの映像表示装置は、前記補正後の輝度色度と前記目標輝度色度との間の誤差として、前記補正後の輝度色度に対応する色度と、前記目標輝度色度に対応する色度との間の誤差を求める、マルチ画面表示装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマルチ画面表示装置であって、
(d)前記マスター及び前記スレーブの映像表示装置のそれぞれは、予め指定された所定の色の前記目標色度と、前記(c)後の前記目標輝度色度とに基づいて、自身の前記補正係数を補正する、マルチ画面表示装置。 - 請求項4に記載のマルチ画面表示装置であって、
前記所定の色はWhiteである、マルチ画面表示装置。
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