JPH07181580A - 防水型機器及び防水型カメラ - Google Patents

防水型機器及び防水型カメラ

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JPH07181580A
JPH07181580A JP5328175A JP32817593A JPH07181580A JP H07181580 A JPH07181580 A JP H07181580A JP 5328175 A JP5328175 A JP 5328175A JP 32817593 A JP32817593 A JP 32817593A JP H07181580 A JPH07181580 A JP H07181580A
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JP
Japan
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convex portion
lid member
waterproof
elastic member
storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5328175A
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English (en)
Inventor
Takumi Okada
巧 岡田
Tooru Tominami
徹 富波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH07181580A publication Critical patent/JPH07181580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水道水で水洗いする等の水流又は水圧の厳し
い条件下でも十分な防水性能を維持できる防水型機器。 【構成】 物品を収納室へ出し入れ可能な収納口の外側
全周囲に凸部を形成し、且つ凸部の更に外側周囲に所定
の空間を隔ててなる壁部を形成した機器本体と、凸部と
略対向する位置に弾性部材を設けた収納口を開閉する蓋
部材とを有し、蓋部材は壁部と蓋部材の少なくとも一部
とが互いに対向し、且つ蓋部材の弾性部材と凸部とが圧
接するように収納口を閉接可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、収納室を穿設した機
器本体と収納室を開閉する蓋部材との間の防水機構にお
いて、特に水流又は水圧の厳しい状況下での防水性能を
実現した防水型機器に関するものであり、特にカメラ及
び電気機械器具に好適である。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラ及び電気機械器具は、水洗
いが可能な厳しい条件下での高度な防水性能を持ったも
の、例えば、JIS保護等級5級(防噴流型)に示され
ているように、いかなる方向から水の直接噴流を受けて
も有害な影響のないような防水性能を持った製品が少な
くない。その防水構造の代表例を図1に示す。この防水
型機器の機器本体81に凸部81bが設けられ、蓋部材82に
設けた弾性部材83を圧着した構造をとっており、もし使
用後に蓋部材を開放したとしても、機器本体81と蓋部材
82との間隙に浸水した水滴84は凸部81bが障壁となり、
収納室81aに浸入することがない。
【0003】しかしながら、このような防水構造では、
水洗い等の厳しい状況下では矢印方向からの流水が直接
弾性部材83に当たり、水圧が高いときには、弾性部材83
が変形して漏水する危険性があるという問題は未だ未解
決であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の防
水構造では、本願発明が解決しようとする水道水で水洗
いする等の水流又は水圧の厳しい条件下での防水構造と
しては、決して十分な効果を得ることのでないことを発
見した。
【0005】従って、本願発明が解決すべく第1の目的
としては、水道水で水洗いする等の厳しい条件下におい
ても十分な防水性能を得ることのできる防水型機器を得
ることである。
【0006】また、第2の目的としては、機器本体に設
けた収納室が電池室等であった場合、蓋部材を閉鎖した
とき、電池の接片圧により内部から蓋部材を浮かせよう
とする力がかかり、その結果弾性部材の圧着が不充分と
なって防水性能が低下してしまう問題が従来の防水構造
が生じる為、このような問題を防止するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】先ず第1の目的は、物品
を収納室へ出し入れ可能な収納口の外側全周囲に凸部を
形成し、且つ前記凸部の更に外側周囲に所定の空間を隔
ててなる壁部を形成した機器本体と、前記凸部と略対向
する位置に弾性部材を設けた収納口を開閉する蓋部材と
を有し、前記蓋部材は前記壁部と前記蓋部材の少なくと
も一部とが互いに対向し、且つ前記蓋部材の弾性部材と
前記凸部とが圧接するように前記収納口を閉接可能に構
成したことを特徴とする防水型機器、即ち、激しい水流
の勢いを、弾性部材までの通路自体を屈折させるという
構成によって、解決したものである。
【0008】次に、第2の目的は、前記防水型機器本体
は、前記凸部の前記収納口側の壁部を、物品の収納方向
とのなす角度が45度以下になる様に形成したことを特徴
とする防水型機器部、即ち、蓋部材を持ち上げる力より
も弾性部材と凸部が圧接する力を大きく取れるような凸
部形状を取ることによって、解決したものである。
【0009】
【実施例】本願発明の実施例を図2乃至図5に基づい
て、詳細に説明する。
【0010】図2は第1の実施例の部分断面図であり、
11はカメラや電気機械器具等の防水型機器の機器本体で
あり、電池やフィルム等を収納する収納室11aが設けら
れ、収納室11aは図示していない蝶番等により開閉する
蓋部材12により同図に示す如く閉鎖可能に構成されてい
る。収納室11aの周囲には機器本体11の表面11bより凹
んだ凹部11cが設けられ、蓋部材12が閉鎖時に収納され
る。凹部11cの面には凸部11dが設けられ、蓋部材12の
閉鎖時に凸部11dが蓋部材12の溝12aに挿着した弾性部
材13が圧接されることにより収納室11aは密閉され、水
が浸入することがない。また、凸部11dの先端は図の如
き半円形状に限定されるものではなく、弾性部材13を圧
接して防水が保持できればどのような形状でもよく、例
えば凸部の断面形状が角形のものや台形のものでもよ
い。なお、上記の説明では、機器本体11の表面11bより
凹んだ凹部11cが設けられた構成で説明したが、反対に
表面11bを隆起させたものでもよい。
【0011】このように構成することにより、水流が弾
性部材13に当たるには機器本体11と蓋部12との間隙で少
なくとも2回は屈折することになり、水道水等によりこ
の防水型機器を丸洗いしても水流による弾性部材13の変
形は非常に少なく、防水性能に影響することがない。ま
た、蓋部材12を開放するとき、間隙に水滴14が残って
も、凸部11dが障壁となり、水滴14が収納室11aの中に
浸入することがない。
【0012】図3は第2の実施例の部分断面図であり、
21はカメラや電気機械器具等の防水型機器の機器本体で
あり、電池室21aが設けられ、電池室21aは図示してい
ない蝶番等により開閉する電池蓋22により同図に示す如
く閉鎖可能に構成されている。電池室21aの周囲には凸
部21bが設けられ、電池蓋22が閉鎖時に凸部21bが電池
蓋22の溝22aにはめ込まれた弾性部材23を圧接すること
により水の浸入を防いでいる。24は電池蓋に固着された
プラス接片、25は機器本体21の一端を固着したバネ用燐
青銅板等からなるマイナス接片であり、各々電池26の正
極26a及び負極26bと当接している。従って、マイナス
接片25の接片圧により電池26は図の上方に押し上げら
れ、その結果、プラス接片24を介して電池蓋22及び弾性
部材23は機器本体21より浮き上げられる方向に力が作用
することになる。しかし、凸部21bにおける電池室21a
側の壁部21cは、図の如く角度θが鋭角に構成されてい
るので、凸部21bにより弾性部材23を圧着する力は、電
池26の装脱方向よりその直角方向の方が大きい分力が作
用し、マイナス接片25の接片圧により電池蓋22及び弾性
部材23が浮き上げられる方向に力が作用しても、防水性
能に影響を与えない。
【0013】なお、電池の装脱方向よりその直角方向の
方に大きい分力を作用させるために、角度θは45°以下
が望ましい。
【0014】また、凸部21bにおける電池室21a側の壁
部21cは、図3の如く断面形状が直線に限定する必要は
なく、図4の如く円弧状の壁部31cでも良い。
【0015】更に、図3における角度θを0にして壁部
を電池の装脱方向と平行にした図5の如き形状にする
と、壁部41cが弾性部材43を圧接している限り、マイナ
ス接片の接片圧は全く防水性能に影響を与えない。
【0016】以上、第2の実施例においては電池室の例
で説明したが、防水型カメラのフィルム室に対して開閉
する裏蓋の場合にも適用でき、裏蓋が圧板、オートロー
ドガイド板、DX窓のモルトプレーン等により開放する
方向に力を受けて、防水性能の低下を招く問題を解決す
る対策としても用いることができる。
【0017】このように第2の実施例は、内圧を蓋部材
に受ける全ての防水構造に適用可能である。
【0018】なお、以上の実施例に用いられる弾性部材
はクロロプレンゴム、シリコンゴム又はニトリルゴム等
を成形したものであり、凸部との間で防水性能を保持で
きればどのような形状でもよい。
【0019】
【発明の効果】 第1の構成を取ることにより、水道水等により水洗い
を行うような厳しい条件下においても、水流に弾性部材
が当たるには機器本体と蓋部との間隙で少なくとも2回
屈折することになり、防水性能に影響することがない。
また、蓋を開けた際も、間隙に残った水滴を凸部の壁で
止めることができる。
【0020】第2の構成を取ることにより、蓋部材及
び弾性部材を浮き上げる力よりも凸部と弾性部材が圧接
する力の方が大きいため、先に述べたような状況下にお
いても防水性能を低下させることがない。
【0021】また、蓋部材を指で抑えたり、蝶番の変形
などの理由で本体に対して蓋部材が若干傾ぐことがあっ
ても、同様の理由で防水性能に影響を与えることがな
い。また、蓋を開けた際も、間隙に残った水滴を凸部の
壁で止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の防水構造の図である。
【図2】第1の実施例の部分断面図である。
【図3】第2の実施例の部分断面図である。
【図4】第2の実施例の変形例である。
【図5】第2の実施例の変形例である。
【符号の説明】
11,21,31,41,81 機器本体 11a,81a 収納室 11d,21b,81b 凸部 12,22,82 蓋部材 13,23,83 弾性部材 21a 電池室 21c,31c,41c 壁部 25 マイナス接片 26 電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納室へ出し入れ可能な収納口の
    外側全周囲に凸部を形成し、且つ前記凸部の更に外側周
    囲に所定の空間を隔ててなる壁部を形成した機器本体
    と、前記凸部と略対向する位置に弾性部材を設けた収納
    口を開閉する蓋部材とを有し、前記蓋部材は前記壁部と
    前記蓋部材の少なくとも一部とが互いに対向し、且つ前
    記蓋部材の弾性部材と前記凸部とが圧接するように前記
    収納口を閉接可能に構成したことを特徴とする防水型機
    器。
  2. 【請求項2】 前記防水型機器本体は、前記凸部の前記
    収納口側の壁部を、物品の収納方向とのなす角度が45度
    以下になる様に形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の防水型機器。
  3. 【請求項3】 記録媒体を収納室へ出し入れ可能な収納
    口の外側全周囲に凸部を形成し、且つ前記凸部の更に外
    側周囲に所定の空間を隔ててなる壁部を形成したカメラ
    本体と、前記凸部と略対向する位置に弾性部材を設けた
    収納口を開閉する蓋部材とを有し、前記蓋部材は前記壁
    部と前記蓋部材の少なくとも一部とが互いに対向し、且
    つ前記蓋部材の弾性部材と前記凸部とが圧接するように
    前記収納口を閉接可能に構成したことを特徴とする防水
    型カメラ。
  4. 【請求項4】 前記カメラ本体は、前記凸部の前記収納
    口側の壁部を、記録媒体の収納方向とのなす角度が45度
    以下になる様に形成したことを特徴とする請求項3に記
    載の防水型カメラ。
  5. 【請求項5】 電池を収納室へ出し入れ可能な収納口の
    外側全周囲に凸部を形成し、且つ前記凸部の更に外側周
    囲に所定の空間を隔ててなる壁部を形成したカメラ本体
    と、前記凸部と略対向する位置に弾性部材を設けた収納
    口を開閉する蓋部材とを有し、前記蓋部材は前記壁部と
    前記蓋部材の少なくとも一部とが互いに対向し、且つ前
    記蓋部材の弾性部材と前記凸部とが圧接するように前記
    収納口を閉接可能に構成したことを特徴とする防水型カ
    メラ。
  6. 【請求項6】 前記カメラ本体は、前記凸部の前記収納
    口側の壁部を、電池の収納方向とのなす角度が45度以下
    になる様に形成したことを特徴とする請求項5に記載の
    防水型カメラ。
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