JPH07180771A - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JPH07180771A
JPH07180771A JP5347446A JP34744693A JPH07180771A JP H07180771 A JPH07180771 A JP H07180771A JP 5347446 A JP5347446 A JP 5347446A JP 34744693 A JP34744693 A JP 34744693A JP H07180771 A JPH07180771 A JP H07180771A
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Japan
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gasket
metal hoop
hoop material
pipe
exhaust pipe
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JP5347446A
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Tsuneaki Amano
統章 天野
Yoshitaka Kuwajima
喜崇 桑嶋
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】格別な加工を必要とせずに簡単に製造でき、し
かも管の直径が多少変化しても安定して取り付けること
ができるガスケットを提供する。 【構成】ガスケット1はメタルフープ材2とフィラー材
3とを重ね合わせて渦巻き状に巻回したものであり、管
接合部に用いられる。メタルフープ材の内周側巻端に、
一方の管の外周面に弾接するように内方へ起立する起立
部2bを一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の排気管
のように高温ガスを流通させる管の接合部に用いられる
ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の排気管の接合部には、メ
タルフープ材とフィラー材とを重ね合わせて渦巻き状に
巻回してなるガスケットが用いられている。このガスケ
ットを組み付ける場合には、一方の排気管の突出した部
分の外周にガスケットを嵌め込み、他方の排気管を持っ
てきてガスケットを挟み込み、ボルトで排気管のフラン
ジ同士を締結することにより、組み付けている。ところ
が、両方の排気管でガスケットを挟み込むまでの間に、
ガスケットを嵌め込んだ排気管に振動を加えたり、下向
きにしたりすると、ガスケットが脱落してしまう。その
ため、ガスケットを常に手で支えておかなくてはなら
ず、組み立てラインでの作業が非常に煩雑となる。
【0003】そこで、実開昭63−190665号公報
のように、ガスケットのメタルフープ材の外周側巻端を
起こし、ガスケットを排気孔の大径部に挿入した時、外
周側巻端が大径部内面に断接するようにしたものがあ
る。この場合には、外周側巻端によってガスケットが排
気孔に仮止めされるので、一々手で支える必要がなく、
組立作業性が向上する。同様の目的を達成するため、実
開平3−93654号公報のように、ガスケットの内周
側にセンタリングのための環状体をメタルフープ材と一
体に形成したものや、特開平4−73470号公報のよ
うに、ガスケットの内周側または外周側の一方に、セン
タリングのための多角形体をメタルフープ材と一体に設
けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例の場合、
排気管の接合部にメタルフープ材の外周側巻端が係合す
る大径な円筒面が存在しない場合には取り付けることが
できず、またメタルフープ材の外周側巻端を起こすこと
が必要であり、格別な加工を必要とする。また、第2の
従来例の場合、センタリングのための環状体の内径は一
定しているので、嵌め込むべき排気管の直径が僅かでも
変化すると、環状体を排気管に安定して保持できないと
いう欠点がある。さらに、第3の従来例の場合、メタル
フープ材に多角形体を一体に形成する関係で、格別な加
工工程が必要であり、製造コストが上昇するという欠点
がある。そこで、本発明の目的は、格別な加工を必要と
せずに簡単に製造でき、しかも管の直径が多少変化して
も安定して保持できるガスケットを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、管接合部に用いられ、メタルフープ材と
フィラー材とを重ね合わせて渦巻き状に巻回してなるガ
スケットにおいて、上記メタルフープ材の内周側巻端
に、一方の管の外周面に弾接するように内方へ起立する
起立部を一体に形成したものである。
【0006】
【作用】一方の管のフランジから前方に突出した管部の
外周面にガスケットを嵌合させると、ガスケットの内周
面に突出したメタルフープ材の起立部が管部の外周面に
弾接し、ガスケットは管に安定して保持される。そのた
め、管どうしを接合する際にガスケットを一々支えてお
く必要がなく、組立作業性が向上する。上記ガスケット
を製造するには、従前と同様に、メタルフープ材の先端
部を巻芯に係止させ、巻芯に巻き込みながらメタルフー
プ材とフィラー材とを重ね合わせて渦巻き状に巻回す
る。そのため、メタルフープ材の巻き初め部はガスケッ
トの内周側へ起こされた状態に残るが、従来ではこれを
切除していた。本発明ではこの巻き初め部を管の外周面
に弾接する起立部として利用することにより、これまで
全く付加価値を生まなかった部分を有効活用するととも
に、切除作業を省略して製造能率を向上させることがで
きる。
【0007】
【実施例】図1,図2は本発明にかかるガスケット1の
構造を示す。図において、2はステンレス鋼などからな
るメタルフープ材、3は軟質シール材よりなるフィラー
材であり、ガスケット1はメタルフープ材2とフィラー
材3とを重ね合わせて渦巻き状に巻回することにより形
成されている。フィラー材3と重ね合わされたメタルフ
ープ材2の部分は断面W字形に形成されている。そし
て、フィラー材3が露出した部分でシール部を構成して
いる。また、メタルフープ材2の内周側には内側にリブ
状に突出する断面U字形のセンタリング用環状部2aが
連続的に形成され、メタルフープ材2の内周側巻端には
斜め内方へ起立する仮止め用起立部2bが一体に形成さ
れている。
【0008】上記ガスケット1は、図3のような製造工
程を経て製造される。まず製造設備として、メタルフー
プ材2を断面W型に成形するための一対の成形ロール1
0,10と、メタルフープ材2の巻き初め部分を断面U
字形に成形するための一対の成形ロール11,11と、
巻芯12とを備えている。製造に際し、まず成形ロール
10,10を開くとともに、成形ロール11,11を閉
じる。そして、成形ロール11,11によって平板状の
メタルフープ材2を断面U字形に成形しながら矢印C方
向に搬送し、その先端部(起立部2b)を巻芯12の溝
12aに係止する。続いてメタルフープ材2を矢印C方
向に搬送すると、成形ロール11,11によってU字形
断面に成形されたメタルフープ材2が巻芯12に巻かれ
る。巻芯12に約1回転巻かれ、環状部2aが形成され
た後、成形ロール11,11を開くとともに、成形ロー
ル10,10を閉じる。そして、メタルフープ材2を矢
印C方向に送ると、環状部2aの外周にW字形断面に成
形されたメタルフープ材2が巻回される。そして、約2
回転分捨て巻きをした後、フィラー材3を成形ロール1
0に供給し、W字形断面のメタルフープ材2とともに重
ね合わせて渦巻き状に巻回する。フィラー材3を巻き終
わった後、W字形断面のメタルフープ材2を約1回転捨
て巻きを行った後、メタルフープ材2の巻き初め部2b
近傍と巻き終わり部2cとを捨て巻き部2d,2eに対
してそれぞれスポット溶接し、メタルフープ材2を一体
に固着する。上記のようにガスケット1を製造した状態
では、巻き初め部(起立部)2bが内側へ起こされた状
態で残存している。この起立部2bはメタルフープ材2
の持つ弾性によって内外方向への弾力性を有する。
【0009】図4は上記ガスケット1を排気管20,2
1の接合部に用いた例を示す。小径側の排気管20の先
端部近傍にはフランジ22が溶接されており、大径側の
排気管21の先端部にもフランジ23が溶接されてい
る。排気管20のフランジ22より先方へ突出する突出
管部20aの外周にガスケット1が取り付けられ、ガス
ケット1の片側側面はフランジ22の側面に接触してい
る。また、ガスケット1の反対側側面は、フランジ23
の側面に接触ている。両フランジ22,23はボルト2
4によって締結され、ガスケット1が挟着される。上記
排気管20,21を接合する際、ガスケット1を排気管
20の突出管部20aに嵌合すれば、ガスケット1の起
立部2bが突出管部20aの外周面に圧接し、自己保持
される。そのため、ガスケット1を手で支えておく必要
がなく、組立作業性が向上する。なお、排気ガスは小径
な排気管20から大径な排気管21へと流れるが、ガス
ケット1の内周側が突出管部20aで覆われ、ガスケッ
ト1には高温の排気ガスが直接当たらないので、ガスケ
ット1の損傷,劣化を防止でき、長期間安定したシール
性を確保できる。
【0010】上記ガスケット1を排気管20,21の間
に取り付けた状態において、ガスケット1の環状部2a
と起立部2bが突出管部20aの外周面に当たっている
ので、図5に示すように、ガスケット1は排気管20,
21に対して若干偏心した位置に取り付けられる。しか
しながら、ガスケット1のシール部の最小径D1 がフラ
ンジ23の内径D2 より大きく設定され、しかも環状部
2aの高さh1 が排気管20,21の半径差h2 以上に
設定されているので、起立部2bによってガスケット1
が多少偏心しても、そのシール部がフランジ22の側面
から外れることがなく、シール性を損なわない。しか
も、ガスケット1のシール部がフランジ22,23に密
着することにより、排気ガスがフィラー材3に直接当た
らず、フィラー材3の損傷や劣化を効果的に防止でき
る。
【0011】図6は上記ガスケット1を別の排気管3
0,31の接合部に用いた例を示す。この例では、排気
管30,31に夫々フランジ32,33が溶接されてお
り、大径側の排気管31にはフランジ33より前方へ突
出する突出管部31aが設けられている。ガスケット1
はこの突出管部31aの外周に嵌合され、フランジ3
2,33の間で挟着されている。この場合も、図4と同
様の効果を奏する。
【0012】なお、本発明のガスケットは、排気管どう
しの接合部に用いられる場合に限らず、実開昭63−1
90665号公報に記載のように、排気マニホールドと
排気管との接合部にも用いることができる。また、ガス
ケットのメタルフープ材の断面形状は上記実施例のよう
なW字形に限らず、環状部の断面形状も実施例のような
U字形に限らない。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ガスケットのメタルフープ材の内周側巻端に内
側へ起立する起立部を一体形成したので、一方の管の突
出管部の外周面にガスケットを嵌合させると、ガスケッ
トの起立部が管部の外周面に弾接し、ガスケットは管部
に安定して保持される。そのため、管どうしを接合する
際にガスケットを一々支えておく必要がなく、組立作業
性が向上する。また、上記ガスケットを製造する際に切
除していた巻き初め部を起立部として利用すればよいの
で、切除作業を省略でき、製造能率を向上させることが
できる。さらに、上記起立部はその弾性によって管の外
周面に圧接するので、ガスケットの内径寸法または管の
外径寸法の多少の誤差を吸収でき、ガスケットの使用範
囲が広がるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガスケットの正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ガスケットの製造工程を示す図である。
【図4】ガスケットを用いた排気管の接合部の断面図で
ある。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】ガスケットを用いた排気管の接合部の他の例の
断面図である。
【符号の説明】
1 ガスケット 2 メタルフープ材 3 フィラー材 2a 環状部 2b 起立部(内周側巻端) 20,21 排気管 20a 突出管部 22,23 フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管接合部に用いられ、メタルフープ材とフ
    ィラー材とを重ね合わせて渦巻き状に巻回してなるガス
    ケットにおいて、 上記メタルフープ材の内周側巻端に、一方の管の外周面
    に弾接するように内方へ起立する起立部を一体に形成し
    たことを特徴とするガスケット。
JP5347446A 1993-12-22 1993-12-22 排気管の接続構造 Expired - Fee Related JP3053728B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176835A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Fujikin Inc 流体継手およびその設計方法
JP2010144849A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Hino Motors Ltd 配管継手構造

Cited By (3)

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JP2004176835A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Fujikin Inc 流体継手およびその設計方法
JP4560669B2 (ja) * 2002-11-28 2010-10-13 株式会社フジキン 流体継手およびその設計方法
JP2010144849A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Hino Motors Ltd 配管継手構造

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