JPH06693Y2 - うず巻形ガスケット - Google Patents

うず巻形ガスケット

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JPH06693Y2
JPH06693Y2 JP158190U JP158190U JPH06693Y2 JP H06693 Y2 JPH06693 Y2 JP H06693Y2 JP 158190 U JP158190 U JP 158190U JP 158190 U JP158190 U JP 158190U JP H06693 Y2 JPH06693 Y2 JP H06693Y2
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JP
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gasket
metal hoop
annular body
spiral wound
hoop material
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JP158190U
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JPH0393654U (ja
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栄一 浜田
浩二 下地
末吉 半下石
守 八島
隆久 上田
啓二 岡田
正一 西脇
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、うず巻形ガスケットに係り、特に自動車の排
気管のように、高温ガスの流下する管系の接続部に介装
しても高いシール性を長期にわたって確保することので
きるうず巻形ガスケットに関する。
[従来の技術] 従来より、例えば内燃機関における排気管端のシールに
使用されるガスケットとして、実開昭63−19066
5号公報に開示されているものが知られている。
このガスケットは第8図および第9図に示すように、帯
状の鋼板20に石綿などのガッスケット材21を重ねて
リング状に巻回し、鋼板20の外周側巻端20Aを起こ
し、ガスケット22を排気孔23の大径部24に挿入し
たときに外周側巻端20Aが大径部24に弾接するよう
に構成されている。
したがって、大径部24に挿入されたガスケット22
は、その外周側巻端20Aが内側に曲げられて大径部2
4に弾接して脱落しなように保持されるので、排気管2
5の鍔25Aをガスケット22に当接させるまで、ガス
ケット22を支えている必要がなく、取付け性が向上す
る利点を有している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前述のガスケット22では、ガスケット22が
排気管25の内周側にはみ出してくる可能性を有し、は
み出した部分の劣化または損傷によって、比較的短期間
でシール性の低下を招く欠点が有る。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、ガス
ケットのはみ出しを防止し、ガスケットの劣化または損
傷を避けて延命を図り、長期間、高いシール性を確保す
ることができるとともに、芯出しのための位置決めも容
易になされて取付け性が向上し、しかも軽量化と低コス
ト化を達成できるうず巻形ガスケットの提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案は、メタルフープ材
とフィラー材とが重ね合されたうず巻状ガスケット本体
の内周側に、センタリングのための環状体をガスケット
本体と一体に設けたものである。
[作用] 本考案によれば、インロー部に環状体が接するため、ガ
スケット本体はインロー部の内方にはみ出さない。
また、環状体の内径を所定寸法に設定することで、芯出
しのための位置決めが容易になる。
そして、ガスケット本体の内周面と環状体とで環状の閉
断面を形成することもできるので、軽量化を図れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図であり、図
において、うず巻形ガスケット1はメタルフープ材2と
フィラー材3とを重ね合せて、うず巻状に巻回して構成
されたガスケット本体4と、このガスケット本体4の内
周側に設けられるセンタリングのための環状体5とから
構成されている。
ガスケット本体4はステンレス鋼などのメタルフープ材
2を断面波形(例えば断面W形)に成形して、内周部で
メタルフープ材2のみを2〜3回捨て巻き2aしたのち
に、メタルフープ材2に軟質密封材としての特性を有す
フィラー材3を重ね合せてうず巻状に巻回し、さらに外
周部でもメタルフープ材のみを2〜3回捨て巻き2bし
た構成になっている。そして、内周の捨て巻き2aの巻
開始端部と外周の捨て巻き2bの巻回終端部は、それぞ
れが隣接する捨て巻き2a,2bに対して、例えば、ス
ポット溶接によって固着されている。
環状体5は断面V形のメタルフープ材2Aを第2A図お
よび第2B図に示すように、その開放部を径外側に指向
させて、切断両端部付近が重なり合うように一巻したも
のを用意し、これを、第3図のように、ガスケット本体
4の内周側に嵌め込み、ついで、第4図のように、切断
両端面を突き合せて、捨て巻部2aの内周面に当接させ
ることで、ガスケット本体4の内周側に環状体5を一体
に設けており、V形のメタルフープ材2Aと捨て巻き部
2aの内周面とで環状のV形閉断面6(第1図参照)を
形成している。
このように構成したうず巻形ガスケット1を、例えば第
5図に示すように、自動車の排気管における上流側排気
管7とフランジ7Aと上流側排気管7の終端突出部分で
あるインロー部7aおよび下流側排気管8におけるソケ
ット形フランジ8Aとで構成される位置に介装すれば、
インロー部7aを構成している上流側排気管7に環状体
5が接して、ガスケット1はインロー部7aに装着され
るためソケット形フランジ8Aの内方にはみ出されない
ので、ガスケット本体4の、特に、フィラー材3の劣化
または損傷が防止される。そのために、長期間、高いシ
ール性を確保することができる。
また、環状体5の内径を上流側排気管7におけるインロ
ー部7aに隙間なく外嵌できる大きさに設定することに
より、環状体5をインロー部7aに対して、単に外嵌す
るだけで、自動的にインロー部7aに対するうず巻形ガ
スケット1の芯出しがなされて位置決めできるので、取
付け性が向上する。
そして、ガスケット本体4の内周面と環状体5とで環状
のV形閉断面6を形成しているので、軽量化が達成され
る。
前記実施例では、断面V形のメタルフープ材2Aを第2
A図および第2B図に示すように、その開放部を径外側
に指向させて、切断両端部付近が重なり合うように一巻
したものを用意し、これを、第3図のように、ガスケッ
ト本体4の内周側に嵌め込み、ついで切断両端面を突き
合せて、捨て巻部2aの内周面に当接さることで、V形
のメタルフープ材2Aと捨て巻き部2aの内周面とで環
状のV形閉断面6を形成することによって、センタリン
グのための環状体5を設けるようにした工程によって製
造したうず巻形ガスケット1について説明しているが、
本考案にかかるうず巻形ガスケット1は、第6図に示す
ように、メタルフープ材2を断面W形に成形できる接離
可能な第1の成形ロールR1,R1と、断面V形に成形
できる接離可能な第2の成形ロールR2,R2とを、メ
タルフープ材2の搬送方向に適当な間隔を有して配置
し、まず、第1の成形ロールR1,R1を離間させ、第
2の成形ロールR2,R2のみを接触させた状態で、第
2の成形ロールR2,R2によってメタルフープ材2を
断面V形のメタルフープ材2Aに成形して巻取ドラムD
で1〜2回巻回し、ついで第2の成形ロールR2,R2
を離間させ、第1の成形ロールR1,R1を接触させる
ことで、断面W形に成形されたメタルフープ材2を2〜
3回巻回して内周の捨て巻き部2aを形成し、V形のメ
タルフープ材2Aと捨て巻き部2aの内周面とで環状の
V形閉断面6を形成して環状体5を設け、つづいてフィ
ラー材3を送りこんでメタルフープ材2にフィラー材3
を重ね合せてうず巻状に複数回巻回し、つぎにフィラー
材3の送りこみを解除してメタルフープ材2のみを2〜
3回巻回して外周の捨て巻き部2bを形成し、メタルフ
ープ材2を切断したのちに、外周の捨て巻き部2bの巻
回終端部を隣接する捨て巻き部2bに対して、例えばス
ポット溶接によって固着する工程によって、環状体5と
ガスケット本体4が連続したうず巻形ガスケット1を製
造できる。
また、前記実施例では、メタルフープ材2の断面形状を
W形にし、環状体5の断面形状をV形にして説明してい
るが、第7A図に示すように、環状体5の断面形状をU
字形にしてもよく、また、第7B図に示すように、メタ
ルフープ材2および環状体5の両者の断面形状をそれぞ
れV形にしてもよい。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
インロー部に環状体が接するため、ガスケットはインロ
ー部より内方にはみ出さない。ガスケット本体4の劣化
または損傷が防止される。そのために、長期間、高いシ
ール性を確保することができる。
また、環状体の内径を所定寸法に設定することで、芯出
しのための位置決めが容易になるので、ガスケットの取
付け性が向上する。
そして、ガスケット本体の内周面と環状体とで環状の閉
断面を形成できるので、軽量化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図、第2A図
は環状体用素材の一例を示す平面図、第2B図は第2A
図におけるIIA−IIA線に沿う断面図、第3図および第
4図はガスケット本体に対する環状体の組付手順の説明
平面図、第5図は使用状態の一例を示す縦断正面図、第
6図は製造装置の一例を示す概略説明図、第7A図は環
状体の断面形状の他の例を示す断面図、第7B図はメタ
ルフープ材と環状体の断面形状の他の例を示す断面図、
第8図は従来のうず巻形ガスケットの部分拡大縦断面
図、第9図はその使用例を示す縦断面図である。 1…うず巻形ガスケット 2…メタルフープ材 3…フィラー材 4…うず巻状ガスケット本体 5…環状体 7a…インロー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 半下石 末吉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 八島 守 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 上田 隆久 兵庫県三田市下内神字打場541―1 日本 ピラー工業株式会社三田工場内 (72)考案者 岡田 啓二 兵庫県三田市下内神字打場541―1 日本 ピラー工業株式会社三田工場内 (72)考案者 西脇 正一 兵庫県三田市下内神字打場541―1 日本 ピラー工業株式会社三田工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インロー部を介して嵌合させる管接合部に
    用いるガスケットであって、メタルフープ材とフィラー
    材とを重ね合せて、うず巻状に巻回して構成されたうず
    巻形ガスケットにおいて、メタルフープ材とフィラー材
    とが重ね合されたうず巻状ガスケット本体の内周側に、
    センタリングのための環状体をガスケット本体と一体に
    設けたことを特徴とするうず巻形ガスケット。
JP158190U 1990-01-10 1990-01-10 うず巻形ガスケット Expired - Lifetime JPH06693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP158190U JPH06693Y2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 うず巻形ガスケット

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JP158190U JPH06693Y2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 うず巻形ガスケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0393654U JPH0393654U (ja) 1991-09-25
JPH06693Y2 true JPH06693Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31505479

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP158190U Expired - Lifetime JPH06693Y2 (ja) 1990-01-10 1990-01-10 うず巻形ガスケット

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JP (1) JPH06693Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10591063B2 (en) 2017-07-06 2020-03-17 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Spiral wound gasket

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10591063B2 (en) 2017-07-06 2020-03-17 Nippon Pillar Packing Co., Ltd. Spiral wound gasket

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Publication number Publication date
JPH0393654U (ja) 1991-09-25

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