JPH0473470A - うず巻形ガスケット - Google Patents

うず巻形ガスケット

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JPH0473470A
JPH0473470A JP18769090A JP18769090A JPH0473470A JP H0473470 A JPH0473470 A JP H0473470A JP 18769090 A JP18769090 A JP 18769090A JP 18769090 A JP18769090 A JP 18769090A JP H0473470 A JPH0473470 A JP H0473470A
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gasket
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spiral
gasket body
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Takahisa Ueda
隆久 上田
Masahiko Takaoka
高岡 昌彦
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば自動車の排気管のように、高温ガスの
流過する管系の管接合部に介装してシール性を発揮させ
るべく用いられるうず巻形ガスケットに関するものであ
る。
[従来の技術] この種のガスケットとして、従来、実開昭63−190
665号公報に開示されたものが知られている。
上記公報に開示されたガスケットは第9図および第10
図に示すように、帯状の鋼板20に石綿などのガスゲッ
ト材21を重ねてリング状に巻回し、鋼板20の外周側
巻端20Aを起こし、ガスケット本体22を排気孔23
の大径部24に挿入したとき、その起こした外周側巻端
20Aが大径部24に弾接するように構成されていた。
このような構成のガスケットにおいては、大径部24に
挿入されたガスケット本体22の外周側巻端20Aが内
側に曲げられて大径部24に弾接して脱落しないように
保持されるので、排気管25の鍔25Aをガスケット本
体22に当接させるまで、ガスケット本体22を支えて
いる必要がなく、取付は性が向上する利点を有している
また1本出願人は、ガスケットの排気管に対する芯出し
のための位置決めを容易にするために工夫したうず巻形
ガスケットを先に開発し出願している(以下、これを先
願技術という)。
この先願技術に係るうず巻形ガスケットは、第11図に
示すように、メタルフープ材31と軟質密封材としての
特性を有するフィラー材32とを重ね合せてうず巻状に
巻回してなるうず巻形ガスケット本体33の内周側に、
センタリングのための環状体34を上記メタルフープ材
31と一体に設けて構成したものである。
上記構成のうず巻形ガスケットは、例えば、第12図に
示すように、自動車の排気管における上流側排気管35
とフランジ35Aと上流側排気管35の終端突出部分で
あるインロ一部35aおよび下流側排気管36における
ソケット形フランジ36Aとで構成される位置に介装す
ることにより、インロ一部35aを構成している上流側
排気管35に環状体34が接して、ガスケットはインロ
一部35aに装着されるためソケット形フランジ36A
の内方へのはみ出しがなく、ガスケット本体33の、特
に、フィラー材32の劣化または損傷が防止され、長期
間、高いシール性を確保することができる。
また、環状体34の内径を上流側排気管35におけるイ
ンロ一部35aに隙間なく外嵌できる大きさに設定する
ことにより、環状体34をインロ一部35aに対して、
単に外嵌するだけで、自動的にインロ一部35aに対す
るうず巻形ガスケットの芯出しがなされて位置決めでき
るので、取付は性も向上する [発明が解決しようとする課題] 上記のうち、第9図および第10図に示す従来のガスケ
ットの場合は、ガスケット本体22が排気管25の内周
側にはみ出してくる可能性があり、そのはみ出した部分
の劣化や損傷により、所期のシール性能が短期間のうち
に低下する欠点がある。
これに対して、第11図および第12図に示す先願技術
に係るうず巻形ガスケットによる場合は、インロ一部3
5aに環状体34が接するため、ガスケット本体33が
インロ一部35aの内方にはみ出さないので、ガスケッ
ト本体33の劣化または損傷を防止でき、所期のシール
性能を長期に亘って確保することができるといった点で
、上記第9図および第10図に示す従来例にくらべて優
れており、また、環状体34の内径を所定寸法に設定す
ることにより、芯出しのための位置決めを容易に行なえ
る利点を有しているものの、センタリング用部材として
、メタルフープ材31を折曲げ加工してなる環状体34
を使用するものであるから、ガスケット本体33の巻数
と変形量とにより、径方向で精々2〜3mmの調整が可
能であり、ガスケット本体33とソケット形フランジ3
6Aとの寸法差がそれ以上に大きな条件下では芯出しの
ための位置決めを所定通りに行なうことができず、従っ
て、広範囲の寸法のものに適用させるには、径寸法の異
なる複数種のガスケットを製作準備する必要があって、
コスト的に不利な面があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、ガ
スケット本体のはみ出しによる劣化、損傷を回避して所
期のシール性能を長期に亘って確保することができると
ともに、芯出しのための位置決めを広範囲の寸法変化に
対応させて確実、容易に行なうことができるうず巻形ガ
スケットを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係るうず巻形ガス
ケットは、メタルフープ材とフィラー材とが重ね合わさ
れたうず巻形ガスケット本体の内周側または外周側のい
ずれか一方に、センタリングのための多角形体をガスケ
ット本体のメタルフープ材と一体に設けたものである。
[作用] 本発明によれば、多角形体が管の外周面またはソケット
形フランジ部に内接または外接するように、ガスケット
本体を介装することにより、ガスケット本体の管内方へ
のはみ出しをなくしながら、ガスケット全体の芯出しの
ための位置決めを容易に行なうことができる。
また、センタリング用部材が多角形体であるから、径方
向における寸法調整範囲を多角形体を取り付けないガス
ケット本体の内径寸法の約172程度にまで、また外径
寸法の約2倍程度にまで広げることができ、1種のうず
巻形ガスケットを、寸法の異なる複数の管接合部のシー
ルに使用することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す平面図、第2図は
第1図の■−II線に沿う縦断正面図であり、同図にお
いて、lはメタルフープ材、2は軟質密封材としての特
性を有するフィラー材で、これらメタルフープ材lとフ
ィラー材2とを重ね合わせて、うず巻状に巻回すること
にょリラず巻形ガスケット本体3を構成し、このうず巻
形ガスケット本体3の内周側に、該ガスケット本体3よ
りも幅狭で、かつフラットなフープ材からなるセンタリ
ングのための六角形体4を一体に設けたものである。
上記ガスケット本体3はステンレス鋼などのメタルフー
プ材lを断面波形(例えば断面W形)に成形して、内周
部でメタルフープ材1のみを2〜3回捨て巻き1aL、
たのちに、メタルフープ材lに軟質密封材としての特性
を有するフィラー材2を重ね合せてうず巻状に巻回し、
さらに外周部でもメタルフープ材のみを2〜3回捨て巻
き1bした構成になっている。そして、内周の捨て巻き
laの巻量始端部と外周の捨て巻きlbの巻回終端部は
、それぞれが隣接する捨て巻きla、lbに対して、例
えば、スポット溶接によって固着されている。
上記六角形体4は、幅狭で、かつフラットなメタルフー
プ材を2〜3回六角形に巻回させてなるものである。
このような構成のうず巻形ガスケットは、次のような工
程を経て製造される。
すなわち、第3図に示すように、メタルフープ材1を断
面W形に成形するために接離可能に構成された一対の成
形ロールR1,R1と、メタルフープ材1の両端部を切
断して六角形体4形成用の幅狭フラットフープ材を作る
ために接離可能に構成された一対のカットロールR2,
R2とをメタルフープ材1の搬送方向に適当間隔を隔て
て配置し、まず、第3図(a)のように、成形ロールR
1,R1を離間するとともに、カットロールR2、R2
を接触させた状態で、メタルフープ材1を矢印X方向に
搬送させることにより、カットロールR2、R2によっ
てメタルフープ材lの両端部を切断して幅狭フラットフ
ープ材IAを作製し、その幅狭フラー/ )フープ材I
Aを六角形の巻芯Diの外周に2〜3回巻き付けて六角
形体4を作る。この六角形体4が作られたのち、その六
角形体4の巻回終端部をメタルフープ材lとをスポット
溶接して固着するとともに、六角形体4の外辺の外周に
第3図(b)のように、部分円弧状の外周面を有する6
つの補助巻芯D2をセットする。ついで、カットロール
R2,R2を離間するとともに、成形ロールR1,R1
を接触させた第3図(C)の状態でメタルフープ材lを
搬送させることにより、成形ロールR1,R1により断
面W形に成形されたメタルフープ材lを2〜3回、補助
巻芯D2の外周に巻回して内周の捨て巻きlaを形成す
る、つづいて、一対の成形ロールR1,R1間にフィラ
ー材2を送り込んで、このフィラー材2をメタルフープ
材lに重ね合わせてうず巻状に複数回巻回し、つぎに、
フィラー材2の送りごみを解除してメタルフープ材1の
みを2〜3回巻回して外周の捨て巻きlbを形成し。
メタルフープ材lを切断したのちに、外周の捨て巻き1
bの巻回終端部を隣接する捨て巻きlbに対して、例え
ばスポット溶接によって固着し、最後に補助巻芯D2を
抜き出すことによって、六角形体4とガスケット本体3
のメタルフープ材1とが連続したうず巻形ガスケットを
製造する。
上記のように構成されたうず巻形ガスケットは、例えば
第4図に示すように、自動車における上流側排気管10
の終端突出部分10aと上流側排気管10に固着された
ソケット形フランジl。
Aと下流側排気管11に固着されたフランジllAとの
間に形成される環状空間12内に介装して用いられる。
このとき、六角形体4の各辺の中央部を上流側排気管l
Oの外周面に弾接させることにより、該うず巻形ガスケ
ットを排気管10゜11に対して自動的に芯出し状態に
位置決めできるので、取付は性がよい。
また、ガスケット本体3の幅方向の両端面がフランジI
OAおよびIIAの対向面に接し、かつ、その内周の六
角形体4が上流側排気管lOの終端突出部分10aの外
周面に接するので、排気管10の内方へのはみ出しがな
く、したがって、フィラー材2の劣化や損傷を回避し、
長期間に亘り高いシール性を確保することができる。
第5図および第6図はこの発明の第2の実施例を示す平
面図およ゛び第5図の■−■線に沿う縦断面図であり、
ガスケット本体3の外周側にセンタリングのための六角
形体4を一体に設けたものであり、この場合は、図示省
略するが、まず、丸形の巻芯の外周にメタルフープ材1
とフィラー材2とを重ね合わせてうず巻状に所定回数に
亘り巻回、してガスケット本体3を作製した後、その外
周に六角形状をなす補助巻芯をセットした状態で2カツ
トロールにより両端が切断されて幅狭になったフラット
フープ材を2〜3回巻き付けることによりガスケット本
体3のメタルフープ材1と一体的に連なる六角形体4を
作製して、所定のうず巻形ガスケットを製造する。
第7図はこの発明の第3の実施例を示す平面図であり、
上記第1の実施例のものと相違する点は、六角形体4を
形成する幅狭で、かつフラットなメタルフープ材IAの
巻き初め端部IBを、六角形体4の内方側に突出状態に
残存させた点であり、その他の構成は第1の実施例と同
様であるため、該当部分に同一の符合を付して、それら
の詳しい説明を省略する。
この第3の実施例によれば、排気管10との外周面六角
形体4の角部との間に発生する隙間に上記の残存端部I
Bを位置させることにより、その残存端部lBによる弊
害がないので、上述のような製造過程において、巻き始
め端部を切断除去する工程を省くことが可能となり、そ
れだけうず巻形ガスケットの製造能率の向上を図り得る
なお、上記各実施例では、センタリング用の六角形体4
を、ガスケット本体3のメタルフープ材lの両端を切断
してなる幅狭フラー/ トなメタルフープ材IAの巻回
により一体的に作製するもので説明したが、これ以外に
、例えば第8図に示すように、幅狭フラットなメタルフ
ープ材を用いてセンタリング用の六角形体4を作製し、
この六角形体4の外周の一辺に幅広なメタルフープ材l
の端部を溶接により一体化したのち、巻回してもよい。
また、上記の各実施例では、センタリングのための多角
形体として、六角形体で説明したが、三角形や四角形、
五角形等であってもよく、三角形の場合は1寸法調整範
囲の最大値を達成できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ガスケット本体
の管内方へのはみ出しがないので、ガスケット本体の劣
化、損傷を回避して、所期のシール性能を長期に亘って
確保することができる。また、ガスケット本体の内周側
または外周側のいずれか一方にセンタリングのための多
角形体が設けられているので、芯出しのための位置決め
が容易で、ガスゲットの取付は性を向上することができ
る。
しかも、センタリングのための部材が多角形体であるか
ら、複数の辺それぞれの変形量の相乗結果として、径方
向での寸法調整範囲を非常に広くとることができる。し
たがって、1種のうず巻形ガスゲットを、寸法の異なる
複数の管接合部のシール材として適用することができ、
このような条件適用性の拡大によりコストダウンも達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本徒11の第1の実施例を示す平面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う縦断正面図、第3図(a)〜
(c)は製造装置および製造手順の概略説明図、第4図
は使用状態の一例を示す縦断正面図、第5図は第2の実
施例を示す平面図、第6図は第5図の■−■線に沿う縦
断正面図、第7図は第3の実施例を示す平面図、第8億
は他の製造例の概略説明図、第9図は従来のうず巻形ガ
スケットの部分拡大縦断面図、第10図はその使用例を
示す縦断面図、第11図は先願技術に係るうず巻形ガス
ケットの縦断正面図、第12図は第11図のガスケット
の使用状態例を示す縦断正面図である。 l・・・メタルフープ材、2・・・フィラー材、3・・
・うず巻形ガスケット、4・・・六角形体(多角形体)
。 特 許 出 願 人 日本ビラー工業株式会社代理人 
  弁理士   鈴 江 孝 (ほか1名) 第 図 第 図 第 図 9? 第 図 ′QS 図 第 図 第 囚 第 図 ]6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)管接合部に用いられるガスケットであって、メタ
    ルフープ材とフィラー材とを重ね合わせてうず巻状に巻
    回して構成されたうず巻形ガスケットにおいて、メタル
    フープ材とフィラー材とが重ね合わされたうず巻形ガス
    ケット本体の内周側または外周側のいずれか一方に、セ
    ンタリングのための多角形体をガスケット本体のメタル
    フープ材と一体に設けたことを特徴とするうず巻形ガス
    ケット。
JP2187690A 1990-07-16 1990-07-16 うず巻形ガスケット Expired - Lifetime JPH0833179B2 (ja)

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Cited By (4)

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