JPH0733012Y2 - ベローズ - Google Patents

ベローズ

Info

Publication number
JPH0733012Y2
JPH0733012Y2 JP1988153999U JP15399988U JPH0733012Y2 JP H0733012 Y2 JPH0733012 Y2 JP H0733012Y2 JP 1988153999 U JP1988153999 U JP 1988153999U JP 15399988 U JP15399988 U JP 15399988U JP H0733012 Y2 JPH0733012 Y2 JP H0733012Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
flange portion
bellows body
flange
annular member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988153999U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0274656U (ja
Inventor
英二 田井
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1988153999U priority Critical patent/JPH0733012Y2/ja
Publication of JPH0274656U publication Critical patent/JPH0274656U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733012Y2 publication Critical patent/JPH0733012Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はベローズに関し、特に、樹脂から形成される
ベローズ本体に金属から形成される環状部材を嵌合して
なるベローズに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、耐熱性、耐薬品性、耐屈曲疲労性等が要求される
ような厳しい使用条件下において対応できるベローズに
あっては、一般に四フッ化エチレン樹脂(PTFE)等から
形成されるベローズが知られている。そして、四フッ化
エチレン樹脂(PTFE)から形成されるベローズにあって
は、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)の特性上、一般的な
射出成形等による成形法を用いることができず、四フッ
化エチレン樹脂(PTFE)の素材から切削加工によって製
造していた。
しかしながら、上記のように切削加工で製造されるベロ
ーズにあっては、その素材の大きさをベローズの最大寸
法となるフランジの大きさに合わせて決定しなければな
らなかったために、切削加工による材料の無駄が多量に
発生して全体として歩留りが悪くなるとともに、切削加
工に多大な労力を要するためにベローズ全体としての価
格が高価になる等の問題点を有していた。
上記に示すような問題点を解決する方法として、ベロー
ズのフランジを安価なSPCC等の金属で別体に形成し、ベ
ローズに圧入して全体としての歩留りを向上させたもの
もあるが、このものの場合には、ベローズ全体を四フッ
化エチレン樹脂(PTFE)で形成したものに比べて歩留り
が向上するために安価になるが、圧入部の接合面の密着
を完全にできないためにシール性が低下して使用時に漏
れが生じる等の問題点を有していた。
また、圧入部における接合面の密着が完全でないために
接合力が弱く使用時に圧入部から抜け出てしまう等の問
題点を有していた。
本考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決し
たものであって、樹脂から形成されるベローズ本体に金
属から形成される環状部材を嵌合させてフランジとする
ことによってベローズ全体の歩留りを向上させ、それに
よって安価なベローズが得られるようにするとともに、
環状部材の形状をベローズ本体の変形方向に対して逆テ
ーパに形成して嵌合させることによってベローズ本体と
環状部材との接合面を完全に密着させ、それによって常
に優れたシール性が得られるようにするとともに、長期
間の使用にも充分耐えることができるベローズを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、樹脂から形
成され、少なくとも一端にフランジ部を備えるベローズ
本体と、該ベローズ本体のフランジ部の外周側に取付け
られるとともに、金属から形成される環状部材とからな
り、該環状部材は、一端側内径が前記ベローズ本体のフ
ランジ部の外径よりも小径で、該フランジ部に嵌合する
円筒状の円筒部と、該円筒部の他端の径方向内側に張り
出し、前記ベローズ本体のフランジ部に係止する張り出
し部と、前記円筒部の一端の径方向外側に張り出すフラ
ンジ部とから形成した手段を採用したものである。
〔作用〕
本考案は上記に示す手段を採用したことで、歩留りを向
上できて安価なベローズが得られるとともに、ベローズ
本体と環状部材とを完全に嵌合できるので両者の接合面
を確実に密着でき、したがって漏れが発生することを完
全に阻止できて常に優れたシール性外装フィルムが得ら
れることになる。
〔実施例〕
以下、図面に示す本考案の実施例について説明する。
第1図および第2図には本考案によるベローズが示され
ており、第1図は全体を示す概略断面図、第2図は第1
図に示すものの部分拡大断面図である。
すなわち、第1図に示すベローズ1は、四フッ化エチレ
ン樹脂(PTFE)等の素材から切削加工された円筒状のベ
ローズ本体2の一端のフランジ部7に、金属から形成さ
れた環状部材9を嵌合させてフランジとしたもので、前
記ベローズ本体2の外周側には、山部4、谷部5が交互
に一定間隔で連設するベローズ部3と、そのベローズ部
3の両端にそれぞれ連設するフランジ状のフランジ部
7、8とが設けられている。
そして、前記ベローズ部3の山部4の中心部には、内周
面から外周面にかけて一定の位置まで切れ込んでいる切
れ込み6が設けられており、ベローズ本体2が変形時に
伸縮できるようになっている。
一方、金属から形成される前記環状部材9は、一端から
他端に掛けて漸次小径となる円筒状の円筒部10と、この
円筒部10の小径の他端から半径方向外方に張り出した環
状のフランジ部11とから構成されている。
前記円筒部10の一端には半径方向内方に環状に張り出し
た張り出し部13が一体に設けられているとともに、その
張り出し部13には前記ベローズ本体2のベローズ部3の
外径よりも大径で、前記ベローズ本体2のフランジ部7
の外径よりも小径の孔12が形成されている。
さらに、前記円筒部10は、その大径となっている一端側
の内径は前記フランジ部7の外径よりも大径に形成され
ているとともに、小径となっいてる他端側の内径は前記
フランジ部7の外径よりも小径に形成されている。
上記のように構成されるベローズ本体2のフランジ部7
に環状部材9を嵌合させた場合には、前記環状部材9の
円筒部10が前記ベローズ本体2の変形方向に対して逆テ
ーパに形成されているとともに、その内周面の最小径の
部分が前記ベローズ本体2のフランジ部7の外径よりも
小さく形成されているので、この最小径の部分がフラン
ジ部7の外周面の全周に渡って強く当接できるので接合
面が確実に密着して優れたシール性を得られることにな
る。
また、前記ベローズ本体2が伸縮変形して軸方向に力が
作用した場合には、前記環状部材9の円筒部10の一端の
張り出し部13が、ベローズ本体2のフランジ部7のベロ
ーズ部3側の面に係止しているので、円筒部10の他端側
の内周面とフランジ部7の外周面との密着がずれること
は確実に阻止されて、ベローズ本体2の伸縮変形時にあ
っても優れたシール性を得ることができる。
さらに、ベローズ本体全体を四フッ化エチレン樹脂(PT
FE)等の樹脂で形成せずにフランジを金属で形成したの
で切削加工による材料の無駄を最小限にでき、したがっ
て歩留りを向上できて安価なベローズを得ることができ
ることになる。
〔考案の効果〕
本考案は前記のように、樹脂から形成され、少なくとも
一端にフランジ部を備えるベローズ本体と、該ベローズ
本体のフランジ部の外周側に取付けられるとともに、金
属から形成される環状部材とからなり、該環状部材は、
一端側内径が前記ベローズ本体のフランジ部の外径より
も小径で、該フランジ部に嵌合する円筒状の円筒部と、
該円筒部の他端の径方向内側に張り出し、前記ベローズ
本体のフランジ部に係止する張り出し部と、前記円筒部
の一端の径方向外側に張り出すフランジ部とから形成さ
れている。
したがって、円筒部は、一端側内径が前記ベローズ本体
のフランジ部の外径よりも小径で、この小径となってい
る部位に前記ベローズ本体のフランジ部が嵌合するの
で、ベローズ本体のフランジ部の外周面の全周に渡って
強く当接して両者の接触圧力を大きくして接合面を確実
に密着して優れたシール性が得られることになる。
また、前記円筒部の他端には径方向内側に張り出す張り
出し部が形成され、この張り出し部がベローズ本体のフ
ランジ部に係止するので、ベローズ本体が伸縮変形して
軸方向に力が作用した場合であってもベローズ本体が環
状部材に対してずれることがなく、前記優れたシール性
を確保することができる。
しかも、このことは、円筒部の一端側の内面がベローズ
本体のフランジ部の外周面の全周に渡って線接触の状態
で密着しているので、フランジ部によって他部材に固定
された状態に保持された環状部材に対してベローズ本体
のフランジ部が揺動した場合、すなわち、環状部材の軸
線とベローズ本体の軸線とがずれた場合であっても、前
記密着は確保でき、したがって、常に優れたシール性を
得ることができる。
さらに、ベローズ全体を樹脂とせずにフランジを金属で
形成したので、全体としての歩留りを向上できて安価な
ベローズが得られることになるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるベローズの実施例を示す概略断面
図、第2図は第1図に示すものの部分拡大断面図であ
る。 1……ベローズ 2……ベローズ本体 3……ベローズ部 4……山部 5……谷部 6……切れ込み 7、8、11……フランジ部 9……環状部材 10……円筒部 12……孔 13……張り出し部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂から形成され、少なくとも一端にフラ
    ンジ部(7)を備えるベローズ本体(2)と、該ベロー
    ズ本体(2)のフランジ部(7)の外周側に取付けられ
    るとともに、金属から形成される環状部材(9)とから
    なり、該環状部材(9)は、一端側内径が前記ベローズ
    本体(2)のフランジ部(7)の外径よりも小径で、該
    フランジ部(7)に嵌合する円筒状の円筒部(10)と、
    該円筒部(10)の他端の径方向内側に張り出し、前記ベ
    ローズ本体(2)のフランジ部(7)に係止する張り出
    し部(13)と、前記円筒部(10)の一端の径方向外側に
    張り出すフランジ部(11)とから形成したことを特徴と
    するベローズ。
JP1988153999U 1988-11-26 1988-11-26 ベローズ Expired - Lifetime JPH0733012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988153999U JPH0733012Y2 (ja) 1988-11-26 1988-11-26 ベローズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988153999U JPH0733012Y2 (ja) 1988-11-26 1988-11-26 ベローズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0274656U JPH0274656U (ja) 1990-06-07
JPH0733012Y2 true JPH0733012Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31430337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988153999U Expired - Lifetime JPH0733012Y2 (ja) 1988-11-26 1988-11-26 ベローズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733012Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57112U (ja) * 1980-05-31 1982-01-05
JPS5918661U (ja) * 1982-07-28 1984-02-04 東洋ゴム工業株式会社 車両用たわみ風道
FR2550293B1 (fr) * 1983-08-02 1988-10-28 Glaenzer Spicer Sa Dispositif d'etancheite a soufflet, notamment pour joint de transmission
JPH085417Y2 (ja) * 1988-03-02 1996-02-14 日本バルカー工業株式会社 合成樹脂製ベローズ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0274656U (ja) 1990-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009139235A1 (ja) リップタイプシール
JP2597071Y2 (ja) ガスケット
JPH07224946A (ja) 密封装置
JPH0733012Y2 (ja) ベローズ
JP4211078B2 (ja) 配管の接続構造
JPH0137255Y2 (ja)
JP2007092969A (ja) オイルシール
JPH09257177A (ja) 管体の接続構造
JPH054632Y2 (ja)
JP2002054779A (ja) 燃料ホース接続構造体及び燃料ホース
JPH0226367A (ja) 圧力変形防止リング付き金属シール部材
JPH0446137Y2 (ja)
JPH0449413Y2 (ja)
JPH0515674Y2 (ja)
JPH0716077U (ja) メカニカルシール
JPH063221Y2 (ja) リップシール
JP3565407B2 (ja) ホース用継手金具
JPH08326971A (ja) 差込み継手及びこの差込み継手を組立てる方法
JP2945511B2 (ja) オイルシールの製造方法
JPH0237330Y2 (ja)
JPH07180771A (ja) ガスケット
JPH0418883Y2 (ja)
JPH01153871A (ja) ガスケット
JPH0448363Y2 (ja)
JP3133254B2 (ja) ヒューム管用プラスチック継手