JPH07180619A - 内燃機関のegrバルブ取付構造 - Google Patents

内燃機関のegrバルブ取付構造

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JPH07180619A
JPH07180619A JP5323562A JP32356293A JPH07180619A JP H07180619 A JPH07180619 A JP H07180619A JP 5323562 A JP5323562 A JP 5323562A JP 32356293 A JP32356293 A JP 32356293A JP H07180619 A JPH07180619 A JP H07180619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
egr valve
screwed
seat
intake manifold
Prior art date
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Pending
Application number
JP5323562A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Maekawa
文彦 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5323562A priority Critical patent/JPH07180619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルト8が螺合する雌ねじ部分の高温化を抑
制し、雌ねじ部分のへたりやボルト8の緩みを防止す
る。 【構成】 吸気マニホルド2の下面に沿って還流排気ギ
ャラリ4が一体に鋳造され、その一端に、EGRバルブ
1と当接する座部6が形成される。この座部6には、一
対の貫通孔7が形成されており、EGRバルブ1のハウ
ジング12を貫通したボルト8が挿通される。座部6の
背部に、吸気マニホルド2と一体にボルト螺合部9が形
成されており、そのねじ孔10にボルト8の先端部が螺
合する。座部6とボルト螺合部9との間には空間部11
が確保されているので、ボルト螺合部9が効果的に断熱
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の吸気マニ
ホルドにおけるEGRバルブ(排気還流制御バルブ)の
取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気系へ導入される排気の流
量を制御するEGRバルブは、一般に吸気マニホルドに
直接に取り付けられることが多い。例えば、実開昭61
−6664号公報に示されているように、吸気マニホル
ドと一体にバルブ取付用の座部が形成され、ここにEG
Rバルブがボルト結合されている。特に、座部に雌ねじ
を備えたボルト孔が形成されており、該座部がEGRバ
ルブ側のハウジングのフランジ部とガスケットを介して
接した状態となるとともに、上記フランジ部を貫通した
ボルトが上記座部のボルト孔に螺合するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関の吸気マニホ
ルドは、一般にアルミニウム合金等で鋳造されることが
多く、EGRバルブ取付用の座部も当然のことながら同
材質となっている。つまり、鉄系材料からなるボルトに
比して熱膨張係数が大きい。そして、上記座部は、排気
が通流するEGRバルブのハウジングに接しているため
EGRバルブ側から熱を受け、さらにはEGRバルブに
連なる内部の還流排気通路を高温排気が通過するため、
非常に高温になり易い。従って、この座部に直接ボルト
を螺合させた従来の構成では、その熱膨張差によりボル
トの緩みを生じる虞れがある。また、アルミニウム合金
からなる雌ねじ部分が高温となる結果、この雌ねじ部分
がへたり易いという問題もある。
【0004】尚、EGRバルブが取り付けられる座部に
冷却水通路を形成して強制的な冷却を図ることも可能で
はあるが、この場合には、機関本体から冷却水を循環さ
せるために、その構成が複雑となる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
EGRバルブのフランジ部を支持する座部とは別にボル
ト螺合部を設けた。すなわち、この発明に係る内燃機関
のEGRバルブ取付構造は、EGRバルブのフランジ部
と当接して該フランジ部を支持する座部が吸気マニホル
ドと一体に形成されるとともに、EGRバルブ取付用の
ボルトが挿通される貫通孔が上記座部に貫通形成され、
かつボルト先端部が螺合するねじ孔を備えたボルト螺合
部が、上記座部から離間した位置において吸気マニホル
ドと一体に形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】座部はEGRバルブ側および内部の還流排気通
路から排気熱を受けるため、高温になるが、ボルトは単
にこの座部を貫通しているに過ぎないので、問題がな
い。そして、ボルトが螺合するボルト螺合部は、この座
部から離間しているため、その間の空間部によって断熱
される。つまり、座部に比して低温となり、ボルトの緩
みが防止される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図1は、EGRバルブ1が吸気マニホルド
2に取り付けられた状態を示す断面図であり、図2およ
び図3は、EGRバルブ1が取り付けられる吸気マニホ
ルド2の要部を示している。
【0009】図2,図3に示すように、吸気マニホルド
2は、各気筒に対応した複数のブランチ部3を有し、そ
の一端3aが図示せぬシリンダヘッドの側面に固定され
るとともに、他端3bが図示せぬコレクタの下面に固定
されるようになっている。また、ブランチ部3の下側に
は、各ブランチ部3を横切るように、1本の還流排気ギ
ャラリ4がブランチ部3と一体に鋳造されている。この
還流排気ギャラリ4は、その内部に還流排気通路5を有
し、該還流排気通路5が各ブランチ部3内の吸気通路に
図示せぬ連通孔を介して連通している。この吸気マニホ
ルド2は、全体がアルミニウム合金にて一体に鋳造され
ている。
【0010】上記還流排気ギャラリ4の一端は、図2に
示すように、吸気マニホルド2側部に位置するブランチ
部3から外側へ管状に突出しており、その先端に、EG
Rバルブ1取付用の座部6が一体に形成されている。こ
の座部6は、その座面6aが還流排気ギャラリ4の軸方
向と直交するように形成され、かつ管状をなす還流排気
ギャラリ4の外周から略長円形に膨らんだ形状をなして
いる。この座部6の中央には、上記還流排気通路5の端
部が開口しており、その両側に、一対の貫通孔7が貫通
形成されている。この貫通孔7は、ここに挿通されるボ
ルト8と還流排気ギャラリ4とが干渉しない位置に配置
されている。
【0011】また、この座部6が設けられている側の吸
気マニホルド2側部に位置するブランチ部3下面には、
ブランチ部3の長手方向に沿う壁状に、ボルト螺合部9
が下方へ突出形成されている。このボルト螺合部9は、
やはり吸気マニホルド2と一体に鋳造されている。そし
て、このボルト螺合部9には、図1に示すように、一対
のねじ孔10が、座部6の各貫通孔7と同軸となる位置
にそれぞれ形成されている。つまり、上記ボルト螺合部
9は、座部6の背面側に該座部6から離間して形成され
ており、両者間には、適宜な空間部11が確保されてい
る。
【0012】図1に示すように、EGRバルブ1のハウ
ジング12には、上記座部6と略同一形状をなすフラン
ジ部13が設けられており、ここに一対の貫通孔14が
形成されている。そして、このハウジング12の貫通孔
14および座部6の貫通孔7の双方を通して一対のボル
ト8が配置され、その先端部がボルト螺合部9のねじ孔
10に螺合するようになっている。つまり、ボルト8が
ボルト螺合部9に螺合することで、ハウジング12のフ
ランジ部13が座部6とボルト頭部8aとの間で挟持さ
れ、堅固に固定支持されている。尚、ボルト8は、吸気
マニホルド2よりも熱膨張係数の小さな鉄系材料にて構
成されている。またフランジ部13と座部6との間に
は、ガスケット15が介装されている。
【0013】このような構成によれば、EGRバルブ1
のハウジング12に接する座部6は排気熱により高温と
なるものの、この座部6から離間したボルト螺合部9
は、空間部11によって効果的に断熱され、十分に低温
に維持される。従って、雌ねじ部分の熱によるへたり
や、熱膨張差によるボルト8の緩みが確実に防止され
る。また、EGRバルブ1からボルト螺合部9へは、還
流排気ギャラリ4を介して伝熱されるほか、ボルト8自
体を介しても伝熱されるのであるが、上記のように空間
部11を設けることにより、ボルト8の中間部が該空間
部11に露出するようになり、外気による冷却が図れ、
ボルト8を介した伝熱が少なくなる。しかも、この実施
例では、ボルト螺合部9が壁状に突出するため、外気に
よる冷却作用を受け易くなり、一層の温度抑制が達成で
きる。また、ボルト螺合部9は、座部6とともに吸気マ
ニホルド2に一体に鋳造されているので、その取付強度
の点では、何ら問題がない。
【0014】尚、上記実施例では、EGRバルブ1取付
用のボルトとして、頭部8aを有する通常のボルト8を
用いているが、これに代えて、スタッドボルトを用い、
その一端をボルト螺合部9に螺合させるとともに、EG
Rバルブ1側となる他端にナットを螺合させてEGRバ
ルブ1を固定するようにした構成も可能である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係るEGRバルブ取付構造によれば、EGRバルブに
当接する座部とボルト螺合部とを離間させ、両者間に空
間部を確保するようにしたので、ボルト螺合部が効果的
に断熱され、排気熱による雌ねじ部分の高温化を回避で
きる。また、ボルト中間部が上記空間部に露出すること
により、ボルトを介した伝熱も抑制される。従って、雌
ねじ部分のへたりを防止できるとともに、吸気マニホル
ドとボルトとの熱膨張係数が異なる場合でも、その熱膨
張差によるボルトの緩みを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るEGRバルブ取付構造の一実施
例を示す断面図。
【図2】吸気マニホルド要部の底面図。
【図3】吸気マニホルドの側面図。
【符号の説明】
1…EGRバルブ 2…吸気マニホルド 6…座部 7…貫通孔 8…ボルト 9…ボルト螺合部 10…ねじ孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EGRバルブのフランジ部と当接して該
    フランジ部を支持する座部が吸気マニホルドと一体に形
    成されるとともに、EGRバルブ取付用のボルトが挿通
    される貫通孔が上記座部に貫通形成され、かつボルト先
    端部が螺合するねじ孔を備えたボルト螺合部が、上記座
    部から離間した位置において吸気マニホルドと一体に形
    成されていることを特徴とする内燃機関のEGRバルブ
    取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ボルト螺合部を含む吸気マニホルド
    が、上記ボルトよりも熱膨張係数の大きな材質からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGRバ
    ルブ取付構造。
JP5323562A 1993-12-22 1993-12-22 内燃機関のegrバルブ取付構造 Pending JPH07180619A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5323562A JPH07180619A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 内燃機関のegrバルブ取付構造

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JP5323562A JPH07180619A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 内燃機関のegrバルブ取付構造

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JPH07180619A true JPH07180619A (ja) 1995-07-18

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ID=18156087

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JP5323562A Pending JPH07180619A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 内燃機関のegrバルブ取付構造

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JP (1) JPH07180619A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100524207B1 (ko) * 1998-12-25 2005-10-26 아이치기카이고교 가부시키가이샤 Egr밸브, egr튜브의 부착구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100524207B1 (ko) * 1998-12-25 2005-10-26 아이치기카이고교 가부시키가이샤 Egr밸브, egr튜브의 부착구조

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