JP2607341Y2 - シリンダヘッドの冷却構造 - Google Patents

シリンダヘッドの冷却構造

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JP2607341Y2
JP2607341Y2 JP1993066083U JP6608393U JP2607341Y2 JP 2607341 Y2 JP2607341 Y2 JP 2607341Y2 JP 1993066083 U JP1993066083 U JP 1993066083U JP 6608393 U JP6608393 U JP 6608393U JP 2607341 Y2 JP2607341 Y2 JP 2607341Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はシリンダヘッドの冷却
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃焼室で発生する熱の弊害を
除去して、適当な温度条件を確保するため、従来から諸
種の冷却方式が採用される(実開平5ー28329号公
報など)。このうち、シリンダブロック側の主室に噴口
を介して連通する副室と、エンジン冷却水を副室回りな
どに循環させるウォータジャケットを備えるシリンダヘ
ッドにおいて、その燃焼室に面する下面に亀裂などが発
生するのを防止するため、副室のホットプラグと吸気弁
のバルブシート間および吸気弁のバルブシートと排気弁
のバルブシート間に凹部を設ける例が見られる(実開平
1ー149547号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例ではシリンダヘッド下面で熱応力が集中しやすい領
域に限定して凹部を形成するので、ロワデッキの冷却性
を十分に改善する効果はそれほど期待できない。
【0004】この考案はロワデッキの冷却性を効率よく
高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、第1の考案で
シリンダブロック側の主室に噴口を介して連通する副
室と、エンジン冷却水を副室回りなどに循環させるウォ
ータジャケットと、を備えるシリンダヘッドにおいて、
ウォータジャケットに面したロワデッキに副室のホット
プラグ下面のうちシリンダボアに懸かる領域を同一円周
上に囲むようにロワデッキの肉厚を削減する複数の円弧
状の窪みを断続的に形成する。
【0006】
【0007】
【作用】第1の考案では、副室のホットプラグにおい
て、シリンダボアに懸かる部分は主室の燃焼ガスにも晒
され、シリンダボアに懸からない部分に較べて高温とな
るが、ロワデッキの肉厚を削減する複数の円弧状の窪み
に囲われるため、副室回りを循環するエンジン冷却水に
よって効率よく冷却することができる。また、円弧状の
窪みは、ホットプラグの回りを断続的に形成されるの
で、ロワデッキの肉厚が部分的にそのまま残るため、必
要な強度も容易に確保できる。
【0008】
【実施例】図1はシリンダヘッドを平面的に表す一部断
面図、図2はそのA−A断面図で、1はホットプラグ2
の噴口を介してシリンダブロック側の主室に連絡する副
室、3は吸気弁を介して主室に連通する吸気ポート、4
は排気弁を介して主室に連通する排気ポートで、これら
ポート3,4の開口部にそれぞれバルブシート5が取り
付けられる。なお、ホットプラグ2はバルブシート5と
同じくヘッド下面から嵌合され、ヘッド内部に略球状の
副室1を形成する。
【0009】シリンダヘッドは吸排気ポート3,4およ
び副室1などの回りを包むウォータジャケット6を備
え、その内部を循環する冷却水で熱をラジエータへと持
ち去るようになっている。そして、ヘッドのロワデッキ
7には吸排気弁のバルブシート5を囲むようにデッキ7
の肉厚を削減する窪み8と、副室のホットプラグを囲む
ようにデッキ7の肉厚を削減する窪み9がそれぞれ断続
的に設けられる。なお、これら窪み8,9はシリンダヘ
ッドの鋳造時にウォータジャケット6の中子に突起を付
加することで容易に形成できる。10は吸気弁を支持す
るガイド穴、11は排気弁を支持するガイド穴、12は
燃料噴射ノズルの取付穴を示す。
【0010】このような構成により、シリンダヘッドは
ロワデッキ7のうち、温度条件のとくに厳しい吸排気弁
のバルブシート5回りや副室1のホットプラグ2回り
を、ウォータジャケット6の肉厚を削減する窪み8,9
で、スポット的に効率よく冷却できる。また、窪み8,
9はバルブシート5やホットプラグ2の回りを断続的に
形成されるので、ロワデッキ7の肉厚が部分的にそのま
ま残るため、必要な強度も容易に確保できる。
【0011】
【0012】
【考案の効果】第1の考案によれば、シリンダブロック
側の主室に噴口を介して連通する副室と、エンジン冷却
水を副室回りなどに循環させるウォータジャケットと、
を備えるシリンダヘッドにおいて、ウォータジャケット
に面したロワデッキに副室のホットプラグ下面のうちシ
リンダボアに懸かる領域を同一円周上に囲むようにロワ
デッキの肉厚を削減する複数の円弧状の窪みを断続的に
形成したので、必要な強度を確保しながらロワデッキの
副室回りの高温部分を効率よく冷却できる。つまり、亀
裂などの発生を抑制する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッドを平面的に表す一部断面図であ
る。
【図2】そのA−A断面図である。
【符号の説明】
1 副室 2 ホットプラグ 3 吸気ポート 4 排気ポート 5 バルブシート 6 ウォータジャケット 7 ロワデッキ 8,9 窪み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロック側の主室に噴口を介して
    連通する副室と、エンジン冷却水を副室回りなどに循環
    させるウォータジャケットと、を備えるシリンダヘッド
    において、ウォータジャケットに面したロワデッキに副
    室のホットプラグ下面のうちシリンダボアに懸かる領域
    を同一円周上に囲むようにロワデッキの肉厚を削減する
    複数の円弧状の窪みを断続的に形成したことを特徴とす
    るシリンダヘッドの冷却構造。
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