JPH029088Y2 - - Google Patents

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JPH029088Y2
JPH029088Y2 JP1983109404U JP10940483U JPH029088Y2 JP H029088 Y2 JPH029088 Y2 JP H029088Y2 JP 1983109404 U JP1983109404 U JP 1983109404U JP 10940483 U JP10940483 U JP 10940483U JP H029088 Y2 JPH029088 Y2 JP H029088Y2
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JP
Japan
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main combustion
cooling water
combustion chamber
cylinder head
recess
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JP1983109404U
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JPS6015947U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水冷式エンジンのシリンダヘツドに
関する。
(従来の技術) 従来、ピストン上面と対向するシリンダヘツド
内壁に部分的に凹部を設け、ピストンが上死点に
あるときのシリンダヘツド内壁面とピストン上面
との間に前記凹部よりなる主燃焼室を形成すると
ともに、前記主燃焼室に吸気ポートまたは排気ポ
ートを設けたエンジンは知られている(例えば特
開昭54−65207号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、そのようなエンジンでは、前記主燃
焼室を構成する凹部付近の熱負荷が局所的に大き
くなり、ノツキングが発生しやすくなる不具合が
ある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、主
燃焼室を冷却水にて積極的に冷却することによ
り、ノツキングの発生を防止した水冷式エンジン
のシリンダヘツドを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は特に熱負荷が大きくなる主燃焼室(凹
部)付近を積極的に冷却するものである。
前記目的を達成するための具体的手段は、ピス
トン上面と対向するシリンダヘツド内壁に部分的
に凹部を設け、ピストンが上死点にあるときのシ
リンダヘツド内壁面とピストン上面との間に前記
凹部よりなる主燃焼室を形成するとともに、前記
主燃焼室に吸気ポートまたは排気ポートを設けた
多気筒エンジンのシリンダヘツドにおいて、隣接
する気筒間で前記主燃焼室を気筒間に隣接配置
し、シリンダブロツクから冷却水を導入する前記
隣接する主燃焼室に共通の冷却水通路を気筒間近
傍に開口し、該開口の上方に、前記隣接する主燃
焼室の方向に冷却水を案内する案内壁を設けると
ともに、前記隣接する主燃焼室の気筒間側におい
て、各主燃焼室の構成壁を連設するリブを突設し
たことを特徴とするものである。
(作用) シリンダブロツク側から冷却水通路を通じて導
入された冷却水は、案内壁と衝突して流れ方向が
変換せしめられ、主燃焼室(凹部)の方向へ案内
されることになり、隣接する主燃焼室が共に冷却
される。
また、隣接する主燃焼室の気筒間側において各
主燃焼室の構成壁を連設するリブによつて主燃焼
室間を冷却水が通過するのが防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
第1図ないし第3図に示す水冷式エンジンの各
気筒Aのシリンダヘツド1において、ピストン1
0上面と対向する内壁1aに部分的に凹部2が設
けられている。この凹部2は、前記ピストン10
が上死点にあるときのシリンダヘツド1内壁面と
ピストン10上面との間に主燃焼室を形成するよ
うになつている。前記主燃焼室に、吸気弁11に
て開閉される吸気ポート3が設けられている。
4はシリンダブロツク5から冷却水を導入する
冷却水通路で、その上端開口4aの上方に、シリ
ンダヘツド1と一体に形成され主燃焼室(凹部
2)の方向へ冷却水を案内する案内壁6が配設さ
れている。なお、この案内壁6は、対称に配設さ
れた2つの気筒Aの主燃焼室(凹部2)の方向
へ、冷却水を拡散させて案内するようになつてい
る。
7はシリンダヘツド1をシリンダブロツク5に
取付固定する取付ボルト、8は点火プラグ12の
取付孔、9は排気弁15にて開閉される排気ポー
ト、13はウオータジヤケツト、14は隣接する
主燃焼室の気筒間側において、各主燃焼室(凹部
2)の構成壁を連設するリブである。
上記のように構成すれば、シリンダブロツク5
側から、冷却水通路4を通じてシリンダヘツド1
のウオータジヤケツト13に導入された冷却水
は、第2図に矢符で示すように、案内壁6と衝突
して流れ方向が変換せしめられ、主燃焼室(凹部
2)の方向へ案内されることになる。それによつ
て、流れ方向が変換せしめられた冷却水によつ
て、特に熱負荷が大きい主燃焼室(凹部2)付近
が効率よく冷却される。この場合、案内壁6が2
つの気筒A,A間に位置していることから、各気
筒Aの燃焼室の方向へ冷却水が等しく流れ、各気
筒Aの燃焼室(凹部2)付近を等しく冷却する。
また、リブ14によつて、上方に凸形状である
主燃焼室(凹部2)間を冷却水が通過するのが防
止され、冷却水が効果的に燃焼室周囲を流れるこ
とになる。
このように、シリンダブロツク側からの冷却水
によつて、特に熱負荷の大きい主燃焼室(凹部
2)付近を積極的に冷却することが可能となるの
で、ノツキングの発生を防止することができる。
なお、上記実施例では、主燃焼室(凹部2)に
吸気ポート3を設けているが、排気ポート9を設
けるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、シリンダブロツク側
から冷却水通路を通じてシリンダヘツドのウオー
タジヤケツトに導入された冷却水は、案内壁と衝
突して流れ方向が変換せしめられるように構成し
たから、熱負荷の特に大きい主燃焼室を、前記冷
却水を用いて積極的に冷却することができ、主燃
焼室を構成する凹部付近の熱負荷が局所的に大き
くなることがなくなり、ノツキングの発生を防止
することが可能となる。また、隣接する主燃焼室
の気筒間側において各主燃焼室の構成壁を連設す
るリブを設けたから、冷却水が効果的に燃焼室周
囲に流れるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
水冷式エンジンのシリンダヘツドの要部横断面
図、第2図aは第1図のS−S線に沿う断面図、
第2図bは第1図のT−T線に沿う断面図、第3
図はシリンダヘツドの縦断面図、第4図は第3図
の−線に沿う断面図である。 1……シリンダヘツド、1a……内壁、2……
凹部(主燃焼室)、3……吸気ポート、4……冷
却水通路、4a……上端開口、5……シリンダブ
ロツク、6……案内壁、14……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ピストン上面と対向するシリンダヘツド内壁に
    部分的に凹部を設け、ピストンが上死点にあると
    きのシリンダヘツド内壁面とピストン上面との間
    に前記凹部よりなる主燃焼室を形成するととも
    に、前記主燃焼室に吸気ポートまたは排気ポート
    を設けた多気筒エンジンのシリンダヘツドにおい
    て、 隣接する気筒間で前記主燃焼室を気筒間側に隣
    接配置し、シリンダブロツクから冷却水を導入す
    る前記隣接する主燃焼室に共通の冷却水通路を気
    筒間近傍に開口し、該開口の上方に、前記隣接す
    る主燃焼室の方向に冷却水を案内する案内壁を設
    けるとともに、前記隣接する主燃焼室の気筒間側
    において、各主燃焼室の構成壁を連設するリブを
    突設したことを特徴とする水冷式エンジンのシリ
    ンダヘツド。
JP10940483U 1983-07-13 1983-07-13 水冷式エンジンのシリンダヘツド Granted JPS6015947U (ja)

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JP10940483U JPS6015947U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 水冷式エンジンのシリンダヘツド

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JPS6015947U JPS6015947U (ja) 1985-02-02
JPH029088Y2 true JPH029088Y2 (ja) 1990-03-06

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JPS6213759A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 Toyota Motor Corp 内燃機関のシリンダヘツドの冷却水通路構造
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JPS6015947U (ja) 1985-02-02

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