JPH0751919B2 - 内燃機関のegrバルブ取付構造 - Google Patents

内燃機関のegrバルブ取付構造

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JPH0751919B2
JPH0751919B2 JP1048752A JP4875289A JPH0751919B2 JP H0751919 B2 JPH0751919 B2 JP H0751919B2 JP 1048752 A JP1048752 A JP 1048752A JP 4875289 A JP4875289 A JP 4875289A JP H0751919 B2 JPH0751919 B2 JP H0751919B2
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JP
Japan
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egr valve
internal combustion
bolt
combustion engine
mounting seat
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朋房 堀内
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は内燃機関の排気還流装置におけるEGRバルブ
(排気還流制御バルブ)の取付構造の改良に関する。
従来の技術 自動車用内燃機関等に広く用いられている排気還流装置
にあっては、排気系から導かれた排気は通常ダイヤフラ
ム弁からなるEGRバルブによって流量制御された上で吸
気通路例えば吸気系コレクタ部に導入される構成となっ
ている。そして、上記EGRバルブを取り付けるための取
付座は、一般にコレクタ部等の吸気通路壁部に一体に形
成されており、ここにEGRバルブがボルト結合されてい
る。
例えば特公昭54−11851号公報には、第4図に示すよう
に、一対の吸気通路31を囲むようにEGRガス通路32を形
成してなる吸気コレクタ部33の側面に、EGRバルブ取付
座34を形成し、ここにEGRバルブ35をボルト36にて固定
した構成が開示されている。
発明が解決しようとする課題 上記EGRバルブ35には高温排気ガスが通流するので、こ
れを取り付けているボルト36もかなり高温となる。これ
に対し、上記従来のようにボルト36が螺合する吸気コレ
クタ部33側の雌ねじ部37が吸気通路31から離れて位置し
ていると、該雌ねじ部37を吸気により冷却することがで
きないため、ボルト36から伝わる熱によって雌ねじ部37
の温度が上昇し易い。そのため、熱クリープによって締
付力が低下し、ボルト36が緩み易いという欠点があっ
た。
課題を解決するための手段 そこで、この発明は、吸気通路壁部にEGRバルブ取付座
を一体に形成し、該取付座にEGRバルブをボルト結合す
るようにした内燃機関のEGRバルブ取付構造において、
上記EGRバルブ取付座を上記吸気通路壁部から突出した
突出部先端に設け、この突出部内に取付座面からボルト
挿通孔を凹設するとともに、その端部に位置して設けた
雌ねじ部を吸気通路壁部の近傍に配置し、かつこの雌ね
じ部を除き上記ボルト挿通孔の内周面とボルト外周面と
の間に間隙を設けたことを特徴としている。
作用 上記構成では、EGRバルブの結合ボルトが螺合する雌ね
じ部が、吸気通路壁部近傍に位置しているので、吸気に
よる冷却作用を強く受ける。また雌ねじ部とEGRバルブ
とが離れているため、雌ねじ部に螺合するボルト先端部
の温度が比較的低くなるとともに、ボルト挿通孔内周面
とボルト外周面との間の間隙によってボルトから雌ねじ
部側への伝熱が抑制される。
実施例 第2図は、EGRバルブ1が取り付けられた吸気マニホル
ド2全体の平面図、第1図はそのI−I線に沿った要部
の断面を示している。
上記吸気マニホルド2は、例えば直列6気筒機関用のも
ので、6本のブランチ部3とコレクタ部4とが例えばア
ルミニウム合金等を用いて一体に鋳造されている。そし
て、上記コレクタ部4は、細長い箱状をなし、その一端
に、図示せぬスロットルチャンバが取り付けられる斜め
方向を向いて開口した吸気入口5が設けられている。
また上記コレクタ部4の吸気入口5寄り部分の側部下面
に、略水平方向に沿って突出した突出部6が一体に設け
られており、その先端に、EGRバルブ取付座7が形成さ
れている。上記突出部6は偏平な略楕円形断面をなし、
その中央部に、上記取付座7の座面7aから上記コレクタ
部4内の吸気通路8に至るガス導入通路9が貫通形成さ
れているとともに、その両側に、上記座面7aから上記ガ
ス導入通路9と平行に延びた一対のボルト挿通孔10が凹
設されている。そして、上記ボルト挿通孔10の先端部に
は、EGRバルブ1取付用のスタッドボルト11が螺合する
雌ねじ部12が形成されており、特にこの雌ねじ部12は、
コレクタ部4の吸気通路壁部8a近傍に位置している。ま
た上記ボルト挿通孔10は、スタッドボルト11の軸部11a
の径よりも僅かに大径に形成されており、これによっ
て、雌ねじ部12を除き上記ボルト挿通孔10内周面とボル
ト軸部11a外周面との間に僅かな間隙13が形成されてい
る。尚、14は吸気通路8に沿ってコレクタ部4の一方の
壁部に設けられた補助空気通路である。一方、EGRバル
ブ1は、第1図に詳示するように、上記EGRバルブ取付
座7に固定されるボディ15、ダイヤフラム16によって負
圧室17と大気圧室18とが画成されたダイヤフラムケース
19、ダイヤフラム16に連結された弁体20、セットスプリ
ング21等から構成されたものであって、ダイヤフラム16
の軸線がコレクタ部4側のガス導入通路9と直交するよ
うな姿勢で取り付けられている。すなわち、上記ボディ
15の下部に、コレクタ部4側のガス導入通路9と合致す
るEGRガス出口22が設けられているとともに、その両側
に一対のボルト挿通孔23が貫通形成されており、ここを
貫通したスタッドボルト11の頭部にナット24をワッシャ
25とともに螺合させることで上記EGRバルブ取付座7に
固定されている。また、上記EGRバルブ取付座7とEGRバ
ルブ1のボディ15との接合面には、断熱性を有するガス
ケット26が挾持されている。尚、27は上記ボディ15に接
続されたEGRガスチューブを示している。
さて上記の構成において、EGRバルブ1には、EGRガスチ
ューブ27を通して高温排気ガスが通流するので、そのボ
ディ15は比較的高温となり、その熱がスタッドボルト11
を介してコレクタ部4側に伝達される。
しかし上記スタッドボルト11が螺合する雌ねじ部12は、
コレクタ部4の吸気通路壁部8a近傍に位置しており、吸
気通路8内を流れる吸気によって強く冷却作用を受け
る。またスタッドボルト11は、雌ねじ部12のみでコレク
タ部4に接触しており、軸部11aでは間隙13によって熱
伝達が妨げられる。しかも、ボディ15と雌ねじ部12とは
かなり大きく離れており、スタッドボルト11の温度勾配
によってスタッドボルト11先端部の温度が低下し、ここ
から雌ねじ部12へ僅かに熱伝達が行われることになる。
従って、雌ねじ部12の温度を十分に低く保つことができ
る。
第3図は、EGRバルブ1のボディ15およびコレクタ部4
各部の温度分布を示したものであって、図示するように
ボディ15は比較的高温であるが、ガスケット26によって
ある程度断熱され、かつ雌ねじ部12へ向けて徐々に低温
となる。そして、雌ねじ部12では、スタッドボルト11か
らの伝熱によって若干温度が上昇するが、その上昇は僅
か(Δt)であり、前述したように雌ねじ部12が吸気通
路壁部8a近傍に位置していて吸気通路8内を流れる吸気
によって強く冷却作用を受けるため熱クリープを防止し
得る許容温度T0以下に確実に抑制することができる。
尚、仮に間隙13を設けずにスタッドボルト11が全長に亙
ってコレクタ部4側に接触していたとすると、スタッド
ボルト11から多量の熱が伝達される結果、温度分布は破
線に示すように全体としてかなり高くなってしまう。
以上、EGRバルブ1をコレクタ部4に取り付けた一実施
例を説明したが、この発明はこれに限定されるものでは
なく、他の吸気通路壁部に取り付ける場合にも同様に適
用することができる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関
のEGRバルブ取付構造によれば、EGRバルブ取付用のボル
トが螺合する吸気通路壁部側の雌ねじ部を十分に低温に
保つことができ、熱クリープによる締付力の低下やボル
トの緩みを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明に係るEGRバルブ取付構造の一実施例
を示す第2図のI−I線に沿った断面図、第2図はEGR
バルブが取り付けられた吸気マニホルド全体の平面図、
第3図はEGRバルブのボディおよびコレクタ部の温度分
布を示す特性図、第4図は従来のEGRバルブ取付構造を
示す断面図である。 1……EGRバルブ、4……コレクタ部、6……突出部、
7……EGRバルブ取付座、8……吸気通路、8a……吸気
通路壁部、10……ボルト挿通孔、11……スタッドボル
ト、12……雌ねじ部、13……間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路壁部にEGRバルブ取付
    座を一体に形成し、該取付座にEGRバルブをボルト結合
    するようにした内燃機関のEGRバルブ取付構造におい
    て、上記EGRバルブ取付座を上記吸気通路壁部から突出
    した突出部先端に設け、この突出部内に取付座面からボ
    ルト挿通孔を凹設するとともに、その端部に位置して設
    けた雌ねじ部を吸気通路壁部の近傍に配置し、かつこの
    雌ねじ部を除き上記ボルト挿通孔の内周面とボルト外周
    面との間に間隙を設けたことを特徴とする内燃機関のEG
    Rバルブ取付構造。
JP1048752A 1989-02-28 1989-02-28 内燃機関のegrバルブ取付構造 Expired - Lifetime JPH0751919B2 (ja)

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JPH02227545A JPH02227545A (ja) 1990-09-10
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JP3321619B2 (ja) * 1998-12-25 2002-09-03 愛知機械工業株式会社 Egrバルブ,egrチューブの取付構造
US7204240B2 (en) * 2004-06-12 2007-04-17 Borgwarner Inc. Integrated valve

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