JP2757395B2 - 内燃機関の吸気マニホールド - Google Patents
内燃機関の吸気マニホールドInfo
- Publication number
- JP2757395B2 JP2757395B2 JP63295783A JP29578388A JP2757395B2 JP 2757395 B2 JP2757395 B2 JP 2757395B2 JP 63295783 A JP63295783 A JP 63295783A JP 29578388 A JP29578388 A JP 29578388A JP 2757395 B2 JP2757395 B2 JP 2757395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake manifold
- internal combustion
- combustion engine
- manifold body
- adapter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
- F05C2225/08—Thermoplastics
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、内燃機関の吸気マニホールド、更に詳しく
は、合成樹脂製の吸気マニホールドに関するものであ
る。
は、合成樹脂製の吸気マニホールドに関するものであ
る。
近年、内燃機関の軽量化を図るため、吸気マニホール
ドの材質として強化プラスチックが用いられている。し
かし、強化プラスチックの耐熱温度は、その上限が200
℃前後であるため、それ以上の高温ガスに晒される高温
部品、例えば、EGR(Exhaust Gas Recirculation;排気
ガス再循環装置)用バルブ等は、吸気マニホールドに直
接取付けることは不可能であった。
ドの材質として強化プラスチックが用いられている。し
かし、強化プラスチックの耐熱温度は、その上限が200
℃前後であるため、それ以上の高温ガスに晒される高温
部品、例えば、EGR(Exhaust Gas Recirculation;排気
ガス再循環装置)用バルブ等は、吸気マニホールドに直
接取付けることは不可能であった。
そこで、このような欠点を解消するため、実開昭62−
29466号公報に開示された合成樹脂製のインテークマニ
ホールドに関する考案では、ブロー成形で制作されたイ
ンナー又は射出成形で制作された2個のハーフピースを
接着剤又は溶着で結合したインナーを複数個低圧成形し
てインサート成形を行い、インナーの周囲にアウターを
形成してインナーを補強したものが提案されている。
29466号公報に開示された合成樹脂製のインテークマニ
ホールドに関する考案では、ブロー成形で制作されたイ
ンナー又は射出成形で制作された2個のハーフピースを
接着剤又は溶着で結合したインナーを複数個低圧成形し
てインサート成形を行い、インナーの周囲にアウターを
形成してインナーを補強したものが提案されている。
しかし、前記実開昭62−29466号公報で開示されたも
のは、インナーの周囲にアウターを形成する二重構造と
するため、その製造工程が多くなるとゝもに、相当の肉
厚となり、したがって樹脂材を使用する本来の目的、す
なわち軽量化が図れないといった問題点がある。
のは、インナーの周囲にアウターを形成する二重構造と
するため、その製造工程が多くなるとゝもに、相当の肉
厚となり、したがって樹脂材を使用する本来の目的、す
なわち軽量化が図れないといった問題点がある。
本発明は、前記のような従来の諸問題点を解決するた
めになされたものであり、その要旨は、合成樹脂製の吸
気マニホールド本体の開口部に、補強兼用の冷却フィン
を備えた平板状の耐熱性アダプタを、該冷却フィンが前
記吸気マニホールド本体内に突出する状態で装着すると
ゝもに、該耐熱性アダプタの一部に形成した取付穴に排
気ガス再循環装置用バルブ等の高温部品を取付けたこと
を特徴とする内燃機関の吸気マニホールドにある。
めになされたものであり、その要旨は、合成樹脂製の吸
気マニホールド本体の開口部に、補強兼用の冷却フィン
を備えた平板状の耐熱性アダプタを、該冷却フィンが前
記吸気マニホールド本体内に突出する状態で装着すると
ゝもに、該耐熱性アダプタの一部に形成した取付穴に排
気ガス再循環装置用バルブ等の高温部品を取付けたこと
を特徴とする内燃機関の吸気マニホールドにある。
以下、本発明を第1図および第2図に示す実施例によ
り詳細に説明するに、図において、1は合成樹脂材で形
成した吸気用マニホールド本体で、複数本の分岐管2,2
がそれぞれ独立して平行状態に突設しており、各分岐管
2の開口端部の外周には、シリンダヘッドのポートに取
付けるためのフランジ部3が形成されている。5は前記
マニホールド本体1に穿設した開口部で、後述する耐熱
性アダプタ4の取付け位置に形成してあり、該開口部5
は前記アダプタ4より一回り小面積の開口に設定されて
いる。
り詳細に説明するに、図において、1は合成樹脂材で形
成した吸気用マニホールド本体で、複数本の分岐管2,2
がそれぞれ独立して平行状態に突設しており、各分岐管
2の開口端部の外周には、シリンダヘッドのポートに取
付けるためのフランジ部3が形成されている。5は前記
マニホールド本体1に穿設した開口部で、後述する耐熱
性アダプタ4の取付け位置に形成してあり、該開口部5
は前記アダプタ4より一回り小面積の開口に設定されて
いる。
前記アダプタ4は、アルミ,耐熱樹脂あるいはセラミ
ック等の耐熱性部材により平板状に形成されていて、そ
の片面には補強を兼ねた冷却フィン4aが設けられてい
る。そして、このアダプタ4は前記マニホールド本体1
の前記開口部5に、その冷却フィン4aがエンジンルーム
とは反対側、すなわち、前記マニホールド本体1内に突
出する状態で設置され、ボルト9によりマニホールド本
体1に固定されている。6は高温部品である排気ガス再
循環装置(以下、EGRと言う)の再循環量コントロール
するバルブで、7は混合気の予熱用固定抵抗器であり、
前記アダプタ4の一部に形成した取付穴に夫々ボルトに
よりそれぞれ取り付けられている。なお、図中8は前記
マニホールド本体1に形成された混合気の吸入筒であ
る。
ック等の耐熱性部材により平板状に形成されていて、そ
の片面には補強を兼ねた冷却フィン4aが設けられてい
る。そして、このアダプタ4は前記マニホールド本体1
の前記開口部5に、その冷却フィン4aがエンジンルーム
とは反対側、すなわち、前記マニホールド本体1内に突
出する状態で設置され、ボルト9によりマニホールド本
体1に固定されている。6は高温部品である排気ガス再
循環装置(以下、EGRと言う)の再循環量コントロール
するバルブで、7は混合気の予熱用固定抵抗器であり、
前記アダプタ4の一部に形成した取付穴に夫々ボルトに
よりそれぞれ取り付けられている。なお、図中8は前記
マニホールド本体1に形成された混合気の吸入筒であ
る。
そこで、前記EGRバルブ6には高温度の排ガスが流れ
るが、このEGRバルブ6は、冷却フィン4aが前記マニホ
ールド本体1の内側に突出する状態で設置されたアダプ
タ4を介してマニホールド本体1に取付けられているの
で、前記冷却フィン4aは吸入筒8から吸入された混合気
により冷却され、アダプタ4の冷却効果は大である。し
たがって、第2図に示すように、130℃の雰囲気中でEGR
バルブ6に350℃の排ガスを流した場合、アダプタ4に
対するEGRバルブ6のコネクタ表面の温度は167℃程度で
あり、マニホールド本体1の表面温度は150℃程度とな
る。このように、吸気マニホールド本体1の表面温度
は、樹脂材料の耐熱温度である約200℃以下に断熱され
ることになる。
るが、このEGRバルブ6は、冷却フィン4aが前記マニホ
ールド本体1の内側に突出する状態で設置されたアダプ
タ4を介してマニホールド本体1に取付けられているの
で、前記冷却フィン4aは吸入筒8から吸入された混合気
により冷却され、アダプタ4の冷却効果は大である。し
たがって、第2図に示すように、130℃の雰囲気中でEGR
バルブ6に350℃の排ガスを流した場合、アダプタ4に
対するEGRバルブ6のコネクタ表面の温度は167℃程度で
あり、マニホールド本体1の表面温度は150℃程度とな
る。このように、吸気マニホールド本体1の表面温度
は、樹脂材料の耐熱温度である約200℃以下に断熱され
ることになる。
本発明に係る内燃機関の吸気マニホールドは、上記の
ように、合成樹脂製の吸気マニホールド本体の開口部
に、補強兼用の冷却フィンを備えた平板状の耐熱性アダ
プタを、該冷却フィンが前記吸気マニホールド本体内に
突出する状態で装着するとゝもに、該耐熱性アダプタの
一部に形成した取付穴に排気ガス再循環装置用バルブ等
の高温部品を取付けた構成であるから、耐熱温度の低い
樹脂製の吸気マニホールド本体に高温部品を取付けるこ
とが可能である、といった顕著な効果がある。
ように、合成樹脂製の吸気マニホールド本体の開口部
に、補強兼用の冷却フィンを備えた平板状の耐熱性アダ
プタを、該冷却フィンが前記吸気マニホールド本体内に
突出する状態で装着するとゝもに、該耐熱性アダプタの
一部に形成した取付穴に排気ガス再循環装置用バルブ等
の高温部品を取付けた構成であるから、耐熱温度の低い
樹脂製の吸気マニホールド本体に高温部品を取付けるこ
とが可能である、といった顕著な効果がある。
第1図は本発明に係る合成樹脂製吸気マニホールドの一
部を切除した正面図、第2図は同マニホールドの特性を
示す図である。 1……吸気マニホールド本体、2……分岐管、3……フ
ランジ部、4……アダプタ、5……開口部、6……排気
ガス再循環装置用バルブ、7……予熱用固定抵抗器。
部を切除した正面図、第2図は同マニホールドの特性を
示す図である。 1……吸気マニホールド本体、2……分岐管、3……フ
ランジ部、4……アダプタ、5……開口部、6……排気
ガス再循環装置用バルブ、7……予熱用固定抵抗器。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂製の吸気マニホールド本体の開口
部に、補強兼用の冷却フィンを備えた平板状の耐熱性ア
ダプタを、該冷却フィンが前記吸気マニホールド本体内
に突出する状態で装着するとゝもに、該耐熱性アダプタ
の一部に形成した取付穴に排気ガス再循環装置用バルブ
等の高温部品を取付けたことを特徴とする内燃機関の吸
気マニホールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295783A JP2757395B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 内燃機関の吸気マニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295783A JP2757395B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 内燃機関の吸気マニホールド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146251A JPH02146251A (ja) | 1990-06-05 |
JP2757395B2 true JP2757395B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=17825101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63295783A Expired - Fee Related JP2757395B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 内燃機関の吸気マニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757395B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078977U (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-01 | 三菱自動車工業株式会社 | 吸気マニホ−ルド |
JPH0540294Y2 (ja) * | 1987-04-17 | 1993-10-13 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP63295783A patent/JP2757395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02146251A (ja) | 1990-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02107758U (ja) | ||
JPH01111140U (ja) | ||
JPH0681736A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP2757395B2 (ja) | 内燃機関の吸気マニホールド | |
JP2001123901A (ja) | インテークマニホールド及びその製造方法 | |
JP2882438B2 (ja) | 内燃機関の吸気マニホールド | |
JPH0540294Y2 (ja) | ||
US20050005888A1 (en) | Composite intake manifold assembly for an internal combustion engine and method for producing same | |
JPH064059Y2 (ja) | 燃料噴射弁取付装置 | |
JPH045720Y2 (ja) | ||
JP2573431Y2 (ja) | インテークマニホールド | |
JP3378659B2 (ja) | 排気ガス再循環装置の接続構造 | |
JP2527625Y2 (ja) | エンジンの排気還流装置 | |
JP3566097B2 (ja) | 内燃機関におけるスロットルボデーの取付け装置 | |
JPS6032378Y2 (ja) | 内燃機関のインテ−クマニホルド | |
JPH048245Y2 (ja) | ||
JP2558435Y2 (ja) | 樹脂製インテークマニホールドのegr通路取付構造 | |
JPH0968118A (ja) | 樹脂製吸気マニホールド用の排気ガス再循環装置 | |
JPS6021496Y2 (ja) | エンジン高温部への導管接続構造 | |
JPS6332896Y2 (ja) | ||
JPH0326258Y2 (ja) | ||
JP2595913Y2 (ja) | スロットルボディ | |
JPH0313559Y2 (ja) | ||
JPH11247727A (ja) | 内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置 | |
JPS62247166A (ja) | エンジンの排気ガス還流装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |