JPH07180258A - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH07180258A
JPH07180258A JP5346581A JP34658193A JPH07180258A JP H07180258 A JPH07180258 A JP H07180258A JP 5346581 A JP5346581 A JP 5346581A JP 34658193 A JP34658193 A JP 34658193A JP H07180258 A JPH07180258 A JP H07180258A
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Masashi Ishii
正史 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井ふところが不要な居室ユニットでは現場
での天井施工を行わずに、ユニット化された天井パネル
を用い、工業化率の向上を図る。 【構成】 複数の居室ユニットが結合される工業化住宅
の天井構造において、下階に天井ふところ21が不要な
居室ユニットでは、上面に上階床材33が貼設されると
ともに下面に下階天井材39が貼設された一体構造のユ
ニット天井31で上階と下階とを仕切る。下階に天井ふ
ところ21が必要な居室ユニットでは、上階床の下方に
天井ふところ21を挟んで組天井25を施工する。ま
た、下階に天井ふところ21が必要な居室ユニットにお
いて、ユニット天井31を用いてもよく、この場合に
は、下階天井材39を除き、組天井25を施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業化住宅の天井構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】工業化住宅における天井構造では、電気
配線、配管、換気扇ダクトを通すため、また、遮音のた
めに、天井ふところが設けられるのが一般的である。こ
の種の天井構造を図2に基づき説明する。図2は従来の
天井構造の断面図である。下階外壁1の上部内周には回
り縁3、野縁5が組まれ、回り縁3、野縁5の下面には
石膏ボード等からなる天井材7が貼られ、組天井が施工
されている。一方、下階外壁1の上端面と上階外壁9の
下端には上階床11が挟設され、上階床11は床材1
3、防火処理材15からなっている。防火処理材15の
下面からは支持材17が垂下され、支持材17の下端に
は塞ぎ材19が貼られている。従って、従来の天井構造
では、上階床11と塞ぎ材19との間に遮音等のための
空間が形成されるとともに、塞ぎ材19と下階天井材7
との間に天井ふところ21が形成されていた。
【0003】この天井ふところ21は、遮音効果を確保
するための他、換気扇23、図示しない電気配線、配管
等を設けるための空間の用に供される。従って、天井ふ
ところ21が確保されることから、下階の天井はその分
低い位置に配置されることになった。工業化住宅では、
居室単位で分割された複数ユニットを結合する場合があ
り、このような場合では、それぞれの天井は天井ふとこ
ろ21を設けた際の天井高で、全ての居室ユニットの天
井高が統一されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天井構造では、換気扇23、配管等の施工が不要で、特
に、天井ふところ21を設ける必要がない場合において
も、天井ふところ21を設けた際の天井位置で天井高を
統一していたため、必要もなく居室ユニットの天井高が
低くなる無駄があった。また、天井ふところ21を設け
るためには、下階外壁1の上部に天井材7を貼設する現
場作業が発生し、工場生産パルネでの対応ができず、工
業生産化の障害となっていた。本発明は上記状況に鑑み
てなされたもので、天井ふところが不要な居室ユニット
では現場での天井施工を行わずに、ユニット化された天
井パネルを用いることで、天井高を高くすることができ
る天井構造を提供し、もって、居室環境の向上及び工業
化率の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る天井構造は、分割された複数の居室ユニ
ットが結合される工業化住宅の天井構造において、下階
に天井ふところが不要な居室ユニットでは、上面に上階
床材が貼設されるとともに下面に下階天井材が貼設され
た一体構造のユニット天井で上階と下階とを仕切り、下
階に天井ふところが必要な居室ユニットでは、ユニット
天井を用いずに構成された上階床の下方に天井ふところ
を挟んで組天井を施工することを特徴とするものであ
る。また、天井構造は、下階に天井ふところが必要な居
室ユニットでは、下階天井材を除いたユニット天井を用
いて上階と下階とを仕切り、ユニット天井の下方に天井
ふところを挟んで組天井を施工するものであってもよ
い。そして、ユニット天井は、上階床材と下階天井材と
の間に電気配線が挿通される空間を有したものであるこ
とが好ましい。
【0006】
【作用】天井ふところが不要である居室ユニットでは、
上階床材と下階天井材が貼設されたユニット天井で上階
と下階とが仕切られ、一度に上階床と下階天井が完成す
ることになり、下階天井の現地施工が不要となるととも
に、ユニット天井が用いられることにより、部材の量産
性が高められる。また、天井ふところが必要な居室ユニ
ットにおいて、ユニット天井を用いれば、天井ふところ
が不要な居室ユニットと必要なユニットとの上階床の施
工が同時に可能となり、天井ふところの有無にかかわら
ず、上階床が同一仕様の施工となり、施工工程が簡素化
される。更に、ユニット天井が電気配線の挿通空間を有
したものであれば、配線施工が必要な天井においても、
ユニット天井の使用が可能となり、ユニット天井の利用
度が高くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る天井構造の好適な実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明天井構
造を表す断面図である。居室単位で分割された複数の居
室ユニットが結合される工業化住宅において、特に換気
扇等の所要高さの大きい設備機器が設けられない天井で
は、上階床と下階天井が一体に構成されたユニット天井
31が用いられる。ユニット天井31の上面にはフロー
リング合板等の上階床材33が設けられ、上階床材33
の下面には石膏ボード等の耐火材等からなる下地材35
が設けられている。下地材35の下面には芯材37が所
定間隔で設けられ、芯材37の下端面には下階天井材3
9が貼設されている。下階天井材39は、例えば、石膏
ボード等からなり、仕上げにクロス材が貼られる。従っ
て、ユニット天井31は、芯材37が設けられた空間4
1を挟んで、上階の上階床材33と下階天井材39が一
体となって形成されているのである。
【0008】空間41内における下階天井材39上には
グラスウール等の断熱材43が敷設され、断熱材43は
空間41の一部分を専有している。断熱材43が敷設さ
れた残りの部分の空間41は、電線が配線できる配線ス
ペース45となっている。ユニット天井31は、上階床
材33、芯材37までを工場生産とし、下階天井材3
9、クロス貼りを現地施工とすることができる。例え
ば、下階外壁47の上端面に芯材37を載置してユニッ
ト天井31を取付け、配線施工、断熱施工を行った後、
下階天井材39を貼設施工することができる。下階天井
材39を現地施工とする場合では、ユニット天井31の
取付けに支障のない部分に、下階天井材39を予め施工
しておくことも可能である。また、廻り縁を併用した落
とし天井形式としても取付け施工することができ、この
場合では、下階天井材39が取り付けられた完成状態の
ユニット天井31を取り付け施工するのみで、天井施工
が完了する。これにより、工業化率を高めることができ
るとともに、現場施工を減少させることができる。
【0009】一方、換気扇、配管等を設けるため、天井
ふところを確保しなければならない居室ユニットでは、
従来の組天井が下階外壁47の上部内周に施工される。
この場合においても、ユニット天井31を上階床部分に
使用することが可能となる。即ち、ユニット天井31の
上階床材33、芯材37までを利用することとし、下階
天井材39の代わりに、塞ぎ材19(図2参照)を貼設
する。そして、塞ぎ材19の下方には、天井ふところ2
1を形成して、従来同様の下階天井材7が貼設され、組
天井25が施工されることになる。これにより、天井ふ
ところ21が必要な居室ユニットと、天井ふところ21
が不要な居室ユニットの天井を同一のユニット天井31
を用いて、合理的に組付ける事が可能となる。
【0010】このように、本実施例に係る天井構造で
は、ユニット天井31を用いることにより、天井ふとこ
ろ21が必要である居室ユニットと、不要である居室ユ
ニットとが簡単に別構造で施工することができ、しか
も、天井ふところ21が不要である居室ユニットにおい
ては、一度に上階床と下階天井が完成することになり、
下階天井の現地施工を不要とすることができるのであ
る。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る天井構造によれば、下階に天井ふところが不要な居室
ユニットでは、上階床材と下階天井材が貼設された一体
構造のユニット天井が用いられるので、一度に上階床と
下階天井を施工でき、下階天井の現地施工が不要となる
とともに、部材の量産性を向上させることができる。こ
の結果、居室環境の向上及び工業化率の向上を達成する
ことができる。また、下階に天井ふところが必要な居室
ユニットにおいて、ユニット天井を用いれば、天井ふと
ころが不要な居室ユニットと同時に上階床の施工を行う
ことができ、上階床施工を効率的に行うことができる。
そして、ユニット天井が電線挿通空間を有したものであ
れば、配線施工が必要な天井においても、ユニット天井
を使用することができるようになり、ユニット天井の利
用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明天井構造を表す断面図である。
【図2】従来の天井構造の断面図である。
【符号の説明】
21 天井ふところ 25 組天井 31 ユニット天井 33 上階床材 39 下階天井材 45 配線スペース(空間)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 5/52 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された複数の居室ユニットが結合さ
    れる工業化住宅の天井構造において、 下階に天井ふところが不要な前記居室ユニットでは、上
    面に上階床材が貼設されるとともに下面に下階天井材が
    貼設された一体構造のユニット天井で上階と下階とを仕
    切り、下階に天井ふところが必要な前記居室ユニットで
    は、前記ユニット天井を用いずに構成された上階床の下
    方に天井ふところを挟んで組天井を施工することを特徴
    とする天井構造。
  2. 【請求項2】 下階に天井ふところが必要な居室ユニッ
    トでは、前記下階天井材を除いた前記ユニット天井を用
    いて上階と下階とを仕切り、該ユニット天井の下方に天
    井ふところを挟んで組天井を施工することを特徴とする
    請求項1記載の天井構造。
  3. 【請求項3】 前記ユニット天井は、上階床材と下階天
    井材との間に電気配線が挿通される空間を有したことを
    特徴とする請求項1、又は請求項2記載の天井構造。
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