JPH0828070A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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Publication number
JPH0828070A
JPH0828070A JP6190112A JP19011294A JPH0828070A JP H0828070 A JPH0828070 A JP H0828070A JP 6190112 A JP6190112 A JP 6190112A JP 19011294 A JP19011294 A JP 19011294A JP H0828070 A JPH0828070 A JP H0828070A
Authority
JP
Japan
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dwelling
room
flex
dwelling unit
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6190112A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Nishioka
誠司 西岡
Katsumi Okada
勝己 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nozawa Corp
Original Assignee
Nozawa Corp
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Publication date
Application filed by Nozawa Corp filed Critical Nozawa Corp
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Publication of JPH0828070A publication Critical patent/JPH0828070A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集合住宅にあって、隣り合う住戸間または世
帯間で間取りの変更を行うことができるようにする。 【構成】 1つの建築物の中に境壁で区分された住居1
及び住居2を有する集合住宅にあって、住居1及び住居
2の夫々にフレックスルーム3及びフレックスルーム4
を設けておき、これらを住居1,2の家族構成に応じて
適正な住スペースが確保されるように境壁5によって再
区分し、引っ越し家族の発生が最小限におさまるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの建物内に2世帯
以上が共同で住むための住戸が構築される集合住宅に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、住宅公団(公社)などの公的な
賃貸集合住宅においては、居住する世帯の家族構成に応
じて適正な規模の住宅に住むことのできるような配慮が
払われている。具体的には、2DK(ダイニングルーム
・キッチン)、3DK、4DKなどの戸当たり規模の異
なるタイプの住宅を、1つの団地や1つの棟で組み合わ
せて供給する「型別供給」を用意している。
【0003】これを活かして各世帯が必要な規模の住宅
への住み分けを実現するためには、各居住世帯が子供の
増加や成長等の世帯構成の変化に応じて的確に住み替え
が行われるということが前提になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、住み替えは、
8図に示すように、2DKに住む4人世帯が3DKに住
み、3DKに住む2人世帯が2DKに住み替えたい場合
には2世帯が相互に交換し、或いは一方が別の住戸を探
すことになる。いずれの場合も、求め合う居住条件が一
致する2世帯の同時期の移動を伴うことになる。このた
め、実際には住み替えが行われていないのが現状であ
る。このため、各世帯が狭い間取りで我慢をし、或いは
必要以上に広い間取りに住んで高い家賃を支払いながら
住み続けているのが実情である。
【0005】そこで、本発明は、隣り合う住戸間または
世帯間で間取りの変更を行うことができるようにする集
合住宅の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、1つの建築物の中に境壁で区分され
た複数の住戸が構築される集合住宅において、隣接する
住戸のいずれに対しても所属可能な少なくとも1つのフ
レックスルームを隣接する住戸の境界に接して設けるよ
うにしている。
【0007】そして、フレックスルームは、隣接する住
戸の各々に確保しておくことができる。
【0008】更に、フレックスルームは、前記隣接する
住戸の各々に接する部分が容易に着脱できる接続構造に
することができる。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、隣接する住戸の境界部
分に設けられたフレックスルームは、隣接する一方の住
戸に住む家族構成に応じてその所属を変更することがで
きる。その変更は、フレックスルームと住戸間の間仕切
壁を接続する住戸側から撤去し、他方の住居側には新た
に設けることにより達成される。これにより、フレック
スルームを隣りの住居に融通するのみで住宅スペースの
拡大/縮小が行え、「型別供給」の利点を活かすことが
可能になる。
【0010】また、フレックスルームは、少なくとも隣
接する一方の住戸に確保すれば最小限のスペース変更を
行うことができるが、隣接する住戸の各々に設けるよう
にすれば、スペースの増減幅を増やすことができ、更に
多様な住宅設計が可能になる。
【0011】さらに、フレックスルームとこれに接する
住戸の各々とが接する面の間仕切りを容易に取り外し及
び装着ができるように、予め他の間仕切壁部分と区分し
ておくことにより、後工事を容易にし、スペース変更が
容易に行うことが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による集合住宅の構成を示す模式的
平面図である。ここでは、隣接して住戸1,2の間で居
住スペースを変更する例を示し、どちらの世帯にも所属
させることのできる部屋をフレックスルーム3,4と
し、このフレックスルーム3,4を住戸1,2の相互の
家族構成に応じて所有変更を行えるようにしている。
【0013】まず、AファミリーとBファミリーの家族
構成(夫婦+子供1人)が同一の場合、居住スペースは
均等でよいので、図1の(a)のように、フレックスル
ーム3を住戸1に割り当て、フレックスルーム4を住戸
2に割り当てる。この場合の境壁(間仕切り壁)5は、
フレックスルーム3とフレックスルーム4の接する位置
に設定する。このような均等区分けは、親世帯と子世帯
の2世帯住宅にも適用することができる。なお、境壁5
の構造については後記する。
【0014】また、Aファミリーの住戸1が夫婦のみの
2人家族で、Bファミリーの住戸2が夫婦及び子供2人
の4人家族の組み合わせであった場合、住戸1のスペー
スが狭くよいのに対し、住戸2は家族数が多いので広い
スペースを必要とする。そこで、(b)図に示すよう
に、フレックスルーム3,4の2部屋を住戸2に割り当
て、住戸1を−1室にし、住戸2を+2室にする。この
場合の境壁5は、住戸1とフレックスルーム3が接する
位置に設定する。
【0015】更に、Aファミリーの住戸1が夫婦及び子
供2人の4人家族で、Bファミリーの住戸2が夫婦のみ
の2人家族の組み合わせであった場合、住戸1のスペー
スが広くなければならないが、住戸2は家族数が少ない
ので狭いスペースで住むことになる。そこで、(c)図
に示すように、フレックスルーム3,4の2部屋を住戸
1に割当て、住戸1を+2室にし、住戸2を−2室にす
る。この場合の境壁5は、住戸2とフレックスルーム4
が接する位置に設定する。
【0016】図2は、図1に示した実施例を2以上の住
戸が連結された集合住宅に適用した例を示す模式的平面
図である。
【0017】ここでは、複数階から成ると共に各階が2
以上の住戸で連結された集合住宅を示している。各階は
住戸6,7,8,9,10,11の6住戸からなり、こ
の6住戸を一方向に連結された構成になっている。そし
て、6住戸の内、端の1住戸にはフレックスルームを設
けず、他の5住戸の各々にはフレックスルーム12,1
3,14,15,16を設けている。したがって、住戸
6〜11は同一居住スペースであり、住戸7〜11は更
に同一間取りになっている。また、各住戸は共用の廊下
17で往来でき、各階へは階段18,19または階段2
0を用いて行くことができる。
【0018】この集合住宅の基本構成が(a)図であ
り、フレックスルーム12〜16は住戸7〜11の各々
に所属させている。したがって、住戸6〜11は全て同
じ居住スペースであり、住戸6のみがフレックスルーム
の無い分だけ間取りが異なる構成になる。部屋数の増減
は、住戸6〜11のいずれもが±0である。
【0019】次に、或る住戸、例えば住戸6,8,10
の3住戸が増室すべき対象になった場合、(b)図に示
すように、隣接の住戸のフレックスルームを移管する。
すなわち、住戸6にフレックスルーム12を移し、住戸
8にフレックスルーム14を移し、住戸10にフレック
スルーム16を移すように構成変えをする。この結果、
住戸6,8,10の各々は、部屋数が+1室になり、住
戸7,9,11の各々は、部屋数が−1室になる。
【0020】また、住戸7,9の2住戸で増室が必要に
なった場合、(c)図に示す様に、住戸6,11を基本
型にし、住戸7に住戸8のフレックスルーム13を移
し、住戸9に住戸10のフレックスルーム15を移すよ
うに構成変えをする。これにより、住戸6,11の部屋
数は±0、住戸7,9の部屋数は+1室、住戸8,10
の部屋数は−1室になる。
【0021】図3は集合住宅が階段室住戸型の場合を示
し、住戸21と住戸22が階段23を挟むようにして配
置されている。更に、階段23に隣接し、かつ一部が住
戸21,22に接し、かつ住戸21,22の間に配設さ
れる形で同一サイズのフレックスルーム24,25が配
置されている。
【0022】この集合住宅における基本型が(a)図で
あり、フレックスルーム24,25は住戸22に所属し
ている。したがって、住戸21の住戸面積が狭く、住戸
22の住戸面積が広い形態になっている。この状態で、
住戸21側を増室したい場合、(b)図に示すように、
フレックスルーム24を住戸21へ移し、フレックスル
ーム24とフレックスルーム25の間に境壁(間仕切り
壁)26を設定する。
【0023】また、住戸21側を更に増室したい場合、
(c)図に示すように、フレックスルーム24のほかに
フレックスルーム25も住戸22から住戸21に移し、
住戸21の部屋数を+2室にし、住戸22の部屋数を−
2室にする。
【0024】以上のように、本発明によれば、住む世帯
の構成に応じて互いのフレックスルームを移管し、引っ
越しをすることなく(或いは、一方の引っ越しにより)
適正なスペースの住宅に拡大(または縮小)することが
可能になる。
【0025】図4及び図5は境壁の設置時及び撤去時の
境壁構造を示す断面図である。また、図6は図4に対応
する側面断面図を示し、図7は図5に対応する側面断面
図を示している。
【0026】図4及び図6に示すように、住戸27と住
戸28(フレックスルーム29)間の境壁30は、他の
部分の境壁と同一材料構成(芯部分にロックウール3
1、これを両側からパネル32(波形と平形の組み合わ
せによる)で挟む構造)にされ、必要に応じて脱着でき
るように一体化されている。そして、フレックスルーム
の所属変更に際して境壁30の取り外しが行えるよう
に、両側面の接続部はシーリング材33(例えば、アク
リル系、ポリウレタン系、変成シリコーン系などの上塗
りができる材料が望ましい)によって封止される。
【0027】境壁30は、図6に示すように床材34及
び天井仕上材35を貫通して天井スラブ36と床部の間
に立設されている。そして、図7に示すように、境壁3
0の上端は上部ランナー37によって支持され、下端は
下部ランナー38によって支持されている。これによ
り、境壁30の位置決め及び固定が容易に行えるように
なる。
【0028】隣接の住戸27に対して住戸28側のフレ
ックスルームを移す必要が生じた場合、シーリング材3
3のほか固定に用いられている部材を除去した後、境壁
30を取り除けば、図5及び図7に示すように、フレッ
クスルーム29と住戸27が連通する。これにより、住
戸27は部屋数が+1部屋となり、住戸28は−1部屋
になる。
【0029】以上の実施例においては、公の機関で扱う
集合住宅を例に説明したが、民間の所謂マンションなど
に本発明を適用できることは言うまでもない。
【0030】また、その住宅の構造様式は、コンクリー
ト構造のほか、木造等、あらゆる構造のものに適用可能
である。
【0031】更に、上記実施例においては、フレックス
ルームを設ける場合、住戸に1部屋分を設けるものとし
たが、いずれか一方、或いは各々の住戸に2以上を設け
るようにしてもよい。
【0032】また、上記実施例においては、住戸間での
フレックスルームのやりとりについて説明したが、2世
帯住宅のように世帯間の場合についても本発明を適用で
きることは言うまでもない。
【0033】更に、図1、図2及び図3においては、フ
レックスルームの間取り及び大きさを同一にして説明し
たが、これは各住居毎に異なるものとすることができ
る。また、設置位置も対称位置にする必要はなく、人の
出入りや使い勝手に支障がなければどの位置に設けても
よい。
【0034】また、境壁30は、図4〜図6に示した構
造に限定されるものではなく、必要な仕様を満足しさえ
すれば、どのような素材及びタイプであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明は、1つの
建築物の中に境壁で区分された複数の住戸が構築される
集合住宅において、隣接する住戸のいずれに対しても付
属可能な少なくとも1つのフレックスルームを隣接する
住戸の境界に接して設けるようにしたので、フレックス
ルームを隣りの住居に融通するのみで住宅スペースの拡
大/縮小が行え、「型別供給」の利点を活かすことが可
能になる。そして、必要以上に大きなストックを供給す
る必要性が減じ、国レベルでの居住水準の向上に寄与す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集合住宅の構成を示す模式的平面
図である。
【図2】図1に示した実施例を2以上の住戸が連結され
た集合住宅に適用した例を示す模式的平面図である。
【図3】階段室住戸型の集合住宅を示す模式的平面図で
ある。
【図4】境壁の設置時の境壁構造を示す断面図である。
【図5】境壁の撤去時の境壁構造を示す断面図である。
【図6】図4の境壁に対応する側面断面図である。
【図7】図5の境壁に対応する側面断面図である。
【図8】住み替えのパターン例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 住戸 3,4 フレ
ックスルーム 5,26,30 境壁 6,7,8,
9,10,11 住戸 12,13,14,15,16,24,25,29 フ
レックスルーム 17 廊下 18,19,
20,23 階段 21,22,27,28 住戸 31 ロック
ウール 32 パネル 33 シーリ
ング材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの建築物の中に境壁で区分された複
    数の住戸が構築される集合住宅において、 隣接する住戸のいずれに対しても所属可能な少なくとも
    1つのフレックスルームを隣接する住戸の境界に接して
    設けることを特徴とする集合住宅。
  2. 【請求項2】 前記フレックスルームは、隣接する住戸
    の各々に少なくとも1部屋分を確保することを特徴とす
    る請求項1記載の集合住宅。
  3. 【請求項3】 前記フレックスルームは、前記隣接する
    住戸の各々に接する部分が容易に着脱できる接続構造に
    することを特徴とする請求項1または2記載の集合住
    宅。
JP6190112A 1994-07-19 1994-07-19 集合住宅 Pending JPH0828070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190112A JPH0828070A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 集合住宅

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JP6190112A JPH0828070A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 集合住宅

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JPH0828070A true JPH0828070A (ja) 1996-01-30

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ID=16252585

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JP6190112A Pending JPH0828070A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 集合住宅

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JP (1) JPH0828070A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105465A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Asahi Kasei Homes Co 建物
JP2016108782A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 株式会社長谷工コーポレーション 集合住宅の住戸面積の可変構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250266A (ja) * 1985-04-30 1986-11-07 大成プレハブ株式会社 建築物

Patent Citations (1)

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JP2014105465A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Asahi Kasei Homes Co 建物
JP2016108782A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 株式会社長谷工コーポレーション 集合住宅の住戸面積の可変構造

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