JP2016017352A - 建物ユニット及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場施工される建築構造体を構成する建築材をうまく適合することのできる建物ユニットを提供する。
【解決手段】2階建て以上の建物の一部を構成する建物ユニット2であって、建築現場以外で予め組み立てられ、かつ、複数階のうちの一の階を構成する第1ユニット11と、建築現場以外で予め組み立てられ、かつ前記複数階のうちの第1ユニット11の上方の階を構成する第2ユニット12とを有し、第2ユニット12は、当該建物ユニット2をコアとして建築現場で施工される建築構造体であって第2ユニット12に対応する階よりも下の階に対応する建築構造体における建築材(梁4a、4b)が連結される連結部(連結部材6a、6b)を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、建物ユニット及び建物ユニットを備える建物に関する。
一般的に、住宅等の建物は、建築現場で建てられる。例えば、木造住宅の場合、建築現場において、コンクリート基礎の上に梁や柱等の建築材を用いて軸組み等を行い、その後、水廻り設備や電気設備等の住宅設備(設備機器)が設置される。
住宅設備は、建築現場で設置されると、品質にばらつきが生じたりコストが高くなったりする。そこで、従来、浴室(ユニットバス)やトイレ等からなる設備ユニットを工場にて予め生産し、この設備ユニットを建築現場に運搬して、その他の玄関や居室等を在来工法によって現場施工する技術が知られている(特許文献1)。
特開平2−232445号公報
工場で組み立てられた建物ユニットは、トラック等の運搬車両に積載して建築現場まで運搬される。トラックの運搬には、道路交通法規による高さ制限があり、例えば、地上から一定の高さまでは許可が不要であるが、それ以上の高さの場合は許可が必要である。
また、トラックの荷台の高さ位置は、地上から所定の高さにあるので、トラックで運搬できる建物ユニットの最大高さは、道路交通法規による地上からの制限高さからトラックの荷台の地上からの高さを差し引いた寸法となる。
このように、工場で組み立てられた建物ユニットは、トラック等で運搬する際の道路交通法規による高さ制限によって、高さを高くすることができない。
そこで、高さの高い建物ユニットについては、複数のユニットに分割して建築現場まで運搬する必要がある。例えば、2階建て構造の建物ユニットについては、1階部分の第1ユニットと2階部分の第2ユニットとに分けて運搬して、建築現場で2つのユニットを積み上げることによって2階建て構造の建物ユニットを完成させる方法が考えられる。
しかしながら、建物ユニットをコアとして建築現場で他の建築構造体を建築して住宅等の建物を完成させる場合(つまり、建物ユニットを住宅の一部として用いる場合)、第1ユニットと第2ユニットとを積み上げて2階建て構造の建物ユニットを組み上げると、現場施工された建築構造体の建築材(梁等)が建物ユニットにうまく適合しない場合がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、現場施工される建築構造体を構成する建築材をうまく適合することのできる建物ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る建物ユニットの一態様は、2階建て以上の建物の一部を構成する建物ユニットであって、建築現場以外で予め組み立てられ、かつ、複数階のうちの一の階を構成する第1ユニットと、建築現場以外で予め組み立てられ、かつ前記複数階のうちの前記第1ユニットの上方の階を構成する第2ユニットとを有し、前記第2ユニットは、当該建物ユニットをコアとして建築現場で施工される建築構造体であって前記第2ユニットに対応する階よりも下の階に対応する建築構造体における建築材が連結される連結部を有することを特徴とする。
本発明によれば、現場施工される建築構造体を構成する建築材をうまく適合することのできる建物ユニットを実現できる。
本発明の実施の形態に係る建物ユニットを屋内側の面から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットの建築構造及び設備を示す図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットを屋外側の面から見たときの斜視図である。 図1に示される建物ユニットに設置された各種設備を示す図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットにおける第1ユニットの平面断面図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットにおける第2ユニットの平面断面図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットにおける第1ユニット及び第2ユニットの側断面図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットの連結部に現場施工された建築構造体が連結された状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建物ユニットの連結部の構成を示す拡大斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る建物ユニットの連結部の構成を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る建物の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における基礎工事を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における第1ユニット設置工事を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における第2ユニット設置工事を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における建築構造体工事を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における屋根工事(建て方完了)を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る建物の建築方法における周辺工事を説明するための図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置や接続形態、組立や製造の工程(ステップ)又は工程の順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(建物ユニット)
まず、本発明の実施の形態に係る建物ユニット1の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る建物ユニットを屋内側の面から見たときの斜視図である。図2は、同建物ユニットの建築構造及び設備を示す図であり、図1に示される建物ユニットの壁下地材を透過して示している。図3は、同建物ユニットを屋外側の面から見たときの斜視図である。
図1に示される建物ユニット1は、建物(建築物)の一部を構成するものであり、建築現場以外で予め組み立てられた1つ又は複数のユニット(単位ユニット)と、建物に関する種々の設備とを有する。本実施の形態における建物ユニット1は、当該建物ユニット1をコアとして建物を建築するためのコアユニットである。建物は、例えば住宅であるが、店舗、工場又は倉庫等の非住宅であってもよい。
建物ユニット1のサイズは、一例として、平面サイズが3460mm×1820mm(2坪)で、全高が3600mmである。なお、図1に示される一点破線は、建物ユニット1を用いて建物を建築する際の当該建物における建築構造体を示している。具体的には、建物ユニット1の一の外側面には、建築構造体として5本の梁4aが取り付けられ、建物ユニット1の他の外側面には、建築構造体として2本の梁4bが取り付けられる例を示している。
建物ユニット1は、例えば2階建て以上の住宅の一部を構成する住宅ユニットであり、複数階の各々の階を構成する単位ユニットを複数個積み上げて構成されている。本実施の形態における建物ユニット1は、2階建て住宅の一部を構成するものであり、図1〜図3に示すように、第1ユニット11及び第2ユニット12の2つの単位ユニットを積み重ねることによって構成されている。
また、建物ユニット1は、単位ユニットごとに工場(敷地や建屋)等の建築現場以外の場所で予め組み立てられている。つまり、第1ユニット11及び第2ユニット12の各々は、例えば工場等で予め組み立てられている。このように、第1ユニット11及び第2ユニットは工場等で各種設備が予め組み込まれた工業化ユニットであるので、高品質かつ高機能のユニットを低コストで製造することができる。
工場で組み立てられた第1ユニット11及び第2ユニット12は、トラック等の運搬車両によって建築現場に運搬され、建築現場で積み重ねられて連結固定される。
第1ユニット11は、複数階のうちの一の階を構成する単位ユニットであり、本実施の形態では、建物ユニット1の1階部分を構成する下ユニットである。第2ユニット12は、複数階のうちの他の階を構成するユニットであり、本実施の形態では、建物ユニット1の2階部分を構成する上ユニットである。つまり、第2ユニット12は、第1ユニット11の上方の階を構成するユニットであり、本実施の形態では、第1ユニット11の直上階を構成するユニットである。
第1ユニット11及び第2ユニット12の高さは、第1ユニット11及び第2ユニット12を各ユニット単位でトラック等の運搬車両の荷台に載せたときに、道路交通法の高さ制限を超えないような高さに設定されている。本実施の形態において、第1ユニット11の高さと第2ユニット12の高さは同じであり、一例として全高2800mmである。
第1ユニット11は、例えば木造軸組構法による建築構造体(軸組構造体)11aを有する。第2ユニット12は、第1ユニット11と同様に、例えば木造軸組構法による建築構造体(軸組構造体)12aを有する。建築構造体11a及び12aは、複数の柱や梁等の建材からなる軸組と、根太等の建材からなる床組とによって構成されており、工場等の建築現場以外の場所において予め組み立てられている。
なお、建築構造体11a及び12aは、少なくとも柱を有していればよく、梁は建築現場で組み合わせる場合もあり必ずしも必要ではない。この場合、複数の柱を梁以外で固定しておくことが好ましく、例えば、壁下地材等の下地材(構造用合板等)等を複数の柱に架することで複数の柱を固定することができる。
第1ユニット11と第2ユニット12との固定は、例えばボルトとナットとを用いて行うことができる。この場合、第1ユニット11における建築構造体11aの梁と第2ユニット12における建築構造体12aの梁とに複数のボルトを貫通させて、ナットで締め付けることによって第1ユニット11と第2ユニット12とを連結固定することができる。
以下、第1ユニット11及び第2ユニット12の構成について、図1〜図3を参照しながら、図4〜図7を用いて詳細に説明する。図4は、図1に示される建物ユニットに設置された各種設備を示す図である。図5は、第1ユニットの平面断面図であり、図6は、第2ユニットの平面断面図であり、図7は、第1ユニット及び第2ユニットの側断面図である。
なお、図4等において、各種配管に付した符号については同種の配管全てに付したものではなく、同種の配管であっても符号を付していないものも存在する。また、各図において、建築構造体11a及び12aにおける梁や柱の本数及び形状は、厳密に一致していない場合がある。
図1、図3、図5〜図7に示すように、第1ユニット11及び第2ユニット12は、壁下地材13(外壁下地材13a、内壁下地材13b)、天井下地材14及び床下地材15を有する。壁下地材13、天井下地材14及び床下地材15は、例えば、構造用合板、ボード又はパネル等の板材であり、建築構造体11a及び12aに取り付けられている。
一例として、図1及び図3に示すように、建築構造体11a及び12aの4つの外側面のうち、後述する凹部16が形成された一の外側面には外壁下地材13aが取り付けられており、それ以外の3つの外側面には内壁下地材13bが取り付けられている。
なお、本実施の形態における第1ユニット11及び第2ユニット12では、壁下地材13、天井下地材14及び床下地材15は、建築構造体11a及び12aの施工の際に、工場で予め取り付けられているが、工場ではなく建築現場で取り付けてもよい。つまり、建物ユニット1は、図2に示すように、壁下地材13、天井下地材14及び床下地材15がなく、建築構造体11a及び12aと設備とのみによって構成されていてもよい。
また、外壁下地材13aを取り付けた後に、さらに、外壁下地材13aに、板壁、塗壁又は張壁等の外壁を施工してもよい。同様に、内壁下地材13b及び天井下地材14を取り付けた後に、内壁下地材13b及び天井下地材14に、クロスやタイル等の内装材を施工してもよいし、床下地材15を取り付けた後に、床下地材15にフローリングや畳等の床材を施工してもよい。なお、外壁、内装材及び床材の施工は、工場で予め行ってもよいし、建築現場で行ってもよい。
その他に、本実施の形態では、図1に示すように、第1ユニット11には、引き戸等の室内ドア21aと、上下階空気循環ダクト44(第1空気循環ダクト44a)に接続された換気孔22aとが設けられている。さらに、第1ユニット11には、図3に示すように、第1給排気ダクト45aに接続された換気孔を覆う屋外フード23aが設けられている。
また、図1に示すように、第2ユニット12には、引き戸等の室内ドア21bと、上下階空気循環ダクト44(第2空気循環ダクト44b)に接続された換気孔22bとが設けられている。さらに、第2ユニット12には、図3に示すように、第2給排気ダクト45bに接続された4つの換気孔を覆う4つの屋外フード23bと、ユニットバス32の窓24bが設けられている。
次に、建物ユニット1に設置される設備について、詳細に説明する。
建物ユニット1は、水廻り設備、空調設備及び電気設備等の設備(住宅設備)を有しており、これらの設備は、工場等の建築現場以外の場所で建物ユニット1に予め設置される。なお、建物ユニット1は、これらの設備の少なくとも1つを有していればよい。
水廻り設備としては、例えば、ユニットバス(浴室)、トイレ、洗面台及びキッチン等の室内に設置されてユーザが使用する設備機器、水を湯に変える給湯器(給湯システム)、並びに、天井裏や床下、壁内等のパイプスペースに設置される配水管(排水管、給水管及び給湯管)等が挙げられる。
空調設備としては、例えば、室内に設置されるエアコン等の空調室内機、屋外に設置される空調室外機、及び、天井裏等に設置される熱交換器等の設備機器、並びに、パイプスペースに設置されるダクト等の各種配管等が挙げられる。
電気設備としては、分電盤、情報盤、設備機器を操作するための操作盤、創蓄連携機器(創蓄連携システム)、及び、照明等の設備機器、並びに、スイッチ、コンセント及び配線(情報配線、電気配線)等の配線設備等が挙げられる。分電盤、情報盤、操作盤、創蓄連携機器、照明、スイッチ及びコンセントは、屋内に設置される。また、情報配線や電気配線等の配線は、天井裏や床下、壁内等に設置される。
本実施の形態における建物ユニット1は、水廻り設備を集約させた水廻りコア部に住宅の主要な設備機器をまとめた構成となっている。これにより、住宅に設置する設備機器の大半を建物ユニット1(本実施の形態では2坪)に収めることができるので、小さな住宅でも広い居住空間を確保することができる。
具体的には、図2、図4、図5〜図7に示すように、建物ユニット1は、水廻り設備として、トイレ31、ユニットバス32、洗面台33、給湯管34、給水管35、及び、排水管36を有する。
トイレ31、ユニットバス32及び洗面台33は、給湯管34によって給湯器60の貯湯タンクと配管接続されている。また、トイレ31、ユニットバス32及び洗面台33は、給水管35及び排水管36に配管接続されている。
より具体的には、図4、図5及び図7に示すように、1階部分を構成する第1ユニット11に、第1給湯管(下給湯管)34a、第1給水管(下給水管)35a及び第1排水管(下排水管)36aが設置されている。一方、図4、図6及び図7に示すように、2階部分を構成する第2ユニット12には、トイレ31、ユニットバス32、洗面台33、第2給湯管(下給湯管)34b、第2給水管(下給水管)35b及び第2排水管(下排水管)36bが設置されている。なお、図4に示すように、本実施の形態では、第2ユニット12には洗濯機37が設置されており、洗濯機37には第2給水管35bが配管接続されている。
これらの水廻り設備は、工場において予め建築構造体11a又は12aに組み込まれている。また、水廻り設備は、建築現場における現場施工により、給水管35を介して上水道に配管接続されるとともに、排水管36を介して下水道に配管接続される。なお、建物ユニット1は、これらの水廻り設備の少なくとも1つを有していればよい。また、これら以外に、キッチン等の他の水廻り設備を有していてもよい。
また、図4に示すように、建物ユニット1は、空調設備として、エアコン(空調室内機)41と、エアコン室外機(空調室外機)42と、全熱交換器43と、上下階空気循環ダクト44と、給排気ダクト45と、冷媒管46と、ドレイン管47とを有する。
エアコン41とエアコン室外機42とは冷媒管46によって配管接続されている。また、エアコン41及びエアコン室外機42にはドレイン管47が配管接続されており、エアコン使用時に発生する不要な水はこのドレイン管47を通じて建物ユニット1の外部に排出される。
より具体的には、図4及び図7に示すように、1階部分を構成する第1ユニット11に、第1空気循環ダクト(下空気循環ダクト)44a、第1給排気ダクト(下給排気ダクト)45a、第1冷媒管(下冷媒管)46a及び第1ドレイン管(下ドレイン管)47aが設置されている。一方、図4及び図7に示すように、第2ユニット12には、全熱交換器43、第2空気循環ダクト(上空気循環ダクト)44b、第2給排気ダクト(上給排気ダクト)45b、第2冷媒管(上冷媒管)46b及び第2ドレイン管(上ドレイン管)47bが設置されている。
これらの空調設備は、工場において予め建築構造体11a又は12aに組み込まれている。なお、建物ユニット1は、これらの空調設備の少なくとも1つを有していればよく、また、これら以外の空調設備を有していてもよい。
また、図4に示すように、建物ユニット1は、電気設備として、分電盤51と、情報盤52と、操作盤53と、創蓄連携機器54とを有する。図示しないが、建物ユニット1は、電気設備として、照明、スイッチ、コンセント及び配線(情報配線、電気配線)等も有する。
より具体的には、図4、図5及び図7に示すように、1階部分を構成する第1ユニット11に、分電盤51、情報盤52、操作盤53及び創蓄連携機器54が設置されている。分電盤51、情報盤52、情報盤52及び創蓄連携機器54は、第1ユニット11に設けられた収納室17に集約収納されている。収納室17は、第1ユニット11の凹部16の横に設けられている。
これらの電気設備は、工場において予め建築構造体11a又は12aに組み込まれている。なお、建物ユニット1は、これらの電気設備の少なくとも1つを有していればよく、また、これら以外の電気設備を有していてもよい。
このように、水廻り設備、空調設備及び電気設備は、第1ユニット11及び第2ユニット12の両方に設置されていてもよいが、いずれか一方のみに設置されていてもよい。つまり、水廻り設備、空調設備及び電気設備は、全ての階に設置されていてもよいし、いずれか1つの階にのみ設置されていてもよいし、あるいは、2階建て以上の場合は、全ての階ではないが、複数の階に設置されていてもよい。また、水廻り設備を2階以上の部屋に設置する場合、水廻り設備は、下層階に配管された配水管に接続される。
さらに、本実施の形態における建物ユニット1は、COを冷媒とするヒートポンプを利用した給湯設備(給湯システム)を有する。図3及び図4に示すように、この給湯設備は、室外機として、貯湯タンク及びヒートポンプユニットを内蔵する給湯器60を有している。つまり、給湯器60は、屋外に設置される。室内に設置された水廻り設備は、給湯管34によって給湯器60内の貯湯タンクに配管接続されている。なお、図示しないが、ヒートポンプユニットは、貯湯タンクと配水管によって接続された水熱交換器と、水熱交換器と冷媒管によって接続された空気熱交換器とを有する。
さらに、本実施の形態における建物ユニット1は、図3及び図4に示すように、電気設備と電気配線によって接続された蓄電装置(パワーステーション)70を有する。蓄電装置70に蓄電された電力は、必要に応じて電気配線によって各電気設備に供給される。蓄電装置70は、室外機であり、屋外に設置される。
第1ユニット11の各種配管は、第2ユニット12の各種配管に対応しており、第1ユニット11と第2ユニット12とを積み重ねたときに、第1ユニット11の配管と第2ユニット12の配管とが配管接続される。具体的には、第1給湯管34a、第1給水管35a、第1排水管36a、第1空気循環ダクト44a、第1給排気ダクト45a、第1冷媒管46a及び第1ドレイン管47aのそれぞれが、第2給湯管34b、第2給水管35b、第2排水管36b、第2空気循環ダクト44b、第2給排気ダクト45b、第2冷媒管46b及び第2ドレイン管47bのそれぞれに配管接続される。
この場合、第1給湯管34a、第1給水管35a及び第1排水管36aの各々が、第2給湯管34b、第2給水管35b及び第2排水管36bの各々と配管接続されて、各々が一続きの配管として、給湯管34、給水管35及び排水管36が構成される。なお、給湯管34、給水管35及び排水管36は、必要に応じて複数本ずつ設けられていてもよい。
同様に、第1空気循環ダクト44aと第2空気循環ダクト44bとが連結されて1つの上下階空気循環ダクト44が構成され、第1給排気ダクト45aと第2給排気ダクト45bとが連結されて1つの給排気ダクト45が構成される。また、第1冷媒管46aと第2冷媒管46bとが連結されて1つの冷媒管46が構成され、第1ドレイン管47aと第2ドレイン管47bとが連結されて1つのドレイン管47が構成される。なお、冷媒管46には、冷媒が充填封止される。
このように、本実施の形態では、給湯管34、給水管35、排水管36、上下階空気循環ダクト44、給排気ダクト45、冷媒管46及びドレイン管47は、上下階を連通するように上下階にわたって配管されている。
また、エアコン室外機42、給湯器60及び蓄電装置70等の室外機は、屋外に設置される。これらの室外機は、建築現場で各設備に接続される。例えば、エアコン室外機42は、冷媒管46及びドレイン管47によってエアコン41と接続される。また、給湯器60の貯湯タンクは、給湯管34によって水廻り設備(ユニットバス、トイレ、洗面等)に接続される。蓄電装置70は、電気配線によって各種電気設備に接続される。
図3〜図5に示すように、建物ユニット1は、屋内側に凹むように構成された凹部16を有する。凹部16は、住宅の最上階以外の階に設けられ、本実施の形態では、1階部分を構成する第1ユニット11に設けられている。また、凹部16は、第1ユニット11の外側面の一部を凹ませるように設けられている。具体的には、凹部16は、第1ユニット11の外側面のうち上部18aと対向する一対の側壁18bとを残してそれ以外の部分を凹ませるように設けられている。凹部16における屋内側への凹み量(後退量)は、例えば600mmである。
凹部16は、建物ユニット1を構成する建築構造の一部を屋内側に凹ませることによって構成された空間領域である。本実施の形態において、凹部16は、建築構造体11aの骨組みによって構成されている。具体的には、建築構造体11aの一部に軸組及び床組が存在しない箇所を設けることによって凹部16を形成している。なお、建物ユニット1において、凹部16が形成された外側面は、屋外側の面である。つまり、凹部16の内面には外壁が施される。
そして、このように構成される凹部16には、室外機が設置される。具体的には、図3〜図5に示すように、凹部16には、エアコン室外機42、給湯器60及び蓄電装置70が凹部16のスペース内に収まるようにして凹部16に収納されている。このように、凹部16は、住宅設備の室外機を設置するためのスペースとして用いることができる。本実施の形態において、凹部16内には、建物ユニット1に組み込まれた設備に接続された全ての室外機が配置されている。なお、室外機の凹部16への設置は、例えば、建築現場で行われる。このように、凹部16に室外機を設置することによって、室外機を屋外に設置することで敷地内の空きスペースが狭くなることを回避でき、敷地内の空きスペースを有効利用することができる。
また、本実施の形態では、凹部16の上には上面部として上部18aが存在し、上部18aがひさしとして機能する。これにより、室外機にフード等を設けなくても、室外機を凹部16に設置することで、室外機が風雨や直射日光に曝されることを抑えることができるので、室外機が故障したり寿命が短くなったり機能性能が低下したりすることを抑制できる。
また、図3及び図5に示すように、本実施の形態において、凹部16には、屋内に通じる扉19が設けられている。これにより、扉19を通じて屋内と屋外の出入りを行うことができる。また、室外機を凹部16に設置する際、屋内に運んだ室外機を扉を通じて屋外に運び出すことができる。したがって、住宅の外壁と土地境界とのスペースが狭くて屋外から室外機を凹部16に運搬することができない場合であっても、扉19を通じて室外機を屋内から屋外に運び出すことができるので、容易に室外機を凹部に設置することができる。
ここで、建物ユニット1における他の建築構造体(現場施工された建築構造体)との連結部について、図1を参照しながら、図8及び図9を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る建物ユニットの連結部に現場施工された建築構造体が連結された状態を示す拡大斜視図である。図9は、本発明の実施の形態に係る建物ユニットの連結部の構成を示す拡大斜視図である。
図1及び図8に示すように、建物ユニット1の連結部には、建築現場において梁4a及び4bが取り付けられている。梁4a及び4bは、建物ユニット1をコアとして建築現場で施工される建築構造体に用いられる建築材であって、第2ユニット12に対応する階よりも下の階に対応する建築構造体に用いられる建築材である。本実施の形態において、梁4a及び4bは、1階部分の第1ユニット11の建築構造体11aにおける建築材であり、具体的には、第1ユニット11の天井部分の建築材として用いられる梁である。このように、2階部分の第2ユニット12には、1階部分の建築材である梁4a及び4bが連結される。
図8に示すように、梁4aには、ボルト孔4a1と一対のスリット4a2とが設けられている。同様に、梁4bには、ボルト孔4b1と一対のスリット4b2とが設けられている。
図9に示すように、本実施の形態において、建物ユニット1の連結部は、第2ユニット12に設けられた連結部材6a及び6bである。具体的には、連結部材6a及び6bは、梁4a及び4bを接続するための接続金具(接続金物)である。
接続金具である連結部材6aは、ボルト孔6a1と、一対の取付板6a2とを有する。ボルト孔6a1は、一対の取付板6a2の各々に設けられている。また、一対の取付板6a2の各々には、ボルトを受けるための凹部も形成されている。凹部は、2つ形成されており、取付板6a2の一部を下側に凹ませるような形状で形成されている。
連結部材6bは、連結部材6aと同様に、ボルト孔6b1と、一対の取付板6b2とを有する。ボルト孔6b1は、一対の取付板6b2の各々に設けられている。また、一対の取付板6b2の各々には、ボルトを受けるための凹部が形成されている。凹部は、取付板6b2の一部を下側に凹ませるような形状で形成されている。
連結部材6a及び6bは、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する建築材の外側の面に設けられている。例えば、連結部材6a及び6bは、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する柱又は外壁に設けられる。本実施の形態において、連結部材6a及び6bは、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する柱の外側の面のうち、当該建物ユニットを建物に組み込んだときに屋内側の面となる部分に設けられている。
なお、図8及び図9では、第1ユニット11及び第2ユニット12には壁下地材13(外壁下地材13a)が取り付けられており、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する柱は壁下地材13(外壁下地材13a)で隠れている。
このように構成される建物ユニット1をコアとして現場施工により建築構造体を組み上げて住宅等の建物を完成させる場合、建物ユニット1には、現場施工される建築構造体の建築材が連結される。
例えば、図8及び図9に示すように、建物ユニット1に、現場施工される建築構造体の建築材として梁4a及び4bを連結する場合、第2ユニット12に設けられた連結部材6a及び6bの各々に梁4a及び4bの各々を連結する。
この場合、梁4aの一対のスリット4a2に連結部材6aの一対の取付板6a2を挿入するようにして梁4aを連結部材6aに接続し、梁4aにおけるボルト孔4a1と連結部材6aの取付板6a2におけるボルト孔6a1及び2つの凹部とに対応するようにして3つのボルト5aを挿入してボルト締めする。これにより、ボルト5aによって梁4aと連結部材6aとを連結固定することができる。
同様に、梁4bの一対のスリット4b2に連結部材6bの一対の取付板6b2を挿入するようにして梁4bを連結部材6bに接続し、梁4bにおけるボルト孔4b1と連結部材6bの取付板6b2におけるボルト孔6b1及び1つの凹部とに対応するようにして2つのボルト5bを挿入してボルト締めする。これにより、ボルト5bによって梁4bと連結部材6bとを連結固定することができる。
以上、本実施の形態に係る建物ユニット1によれば、第2ユニット12は、建築材が連結される連結部として連結部材6a及び6bを有する。また、連結部材6a及び6bには、第2ユニット12に対応する2階よりも下の階に対応する建築構造体の建築材が連結される。本実施の形態では、2階部分の第2ユニット12に設けられた連結部材6a及び6bには、2階直下の1階に対応する第1ユニット11の建築構造体11aの建築材として4a及び4bが連結されている。
これにより、建物ユニット1を第1ユニット11と第2ユニット12とに分けて建築現場に運搬し、当該建物ユニット1をコアとして建築現場で他の建築構造体を建築して住宅等の建物を完成させる場合であっても、現場施工される建築構造体の建築材(梁4a、4b)を建物ユニット1にうまく適合させることができる。
特に、運搬車両における道路交通法規による高さ制限を受けて、第1ユニット11及び第2ユニット12の高さを高くできなくて、現場施工された建築構造体の2階の床面の高さと建物ユニット1の2階部分の床面(第2ユニット12の床面)の高さとが一致しない場合であっても、第2ユニット12に連結部材6a及び6bを設けておくことによって、現場施工される建築構造体の建築材(梁4a、4b)を建物ユニット1にうまく適合させることができる。
なお、本実施の形態では、現場施工される建築構造体(梁4a、4b)(梁4a、4b)を連結する連結部として、接続金具である連結部材6a及び6bを第2ユニット12に別途設けたが、これに限るものではない。
例えば、図10に示すように、第2ユニット12における連結部は、第2ユニット12における建築構造体12aを構成する建築材の一部を加工することによって構成されていてもよい。この場合、建物ユニット1をコアとして建築現場で施工される建築構造体を構成する建築材は、連結部に嵌合される。
一例として、第2ユニット12における連結部として、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する柱に穴11a1及び11a2を設けてもよい。この場合、現場施工用の建築材である梁4a及び4bに凸部4a3及び4b3を設けておき、この凸部4a3及び4b3を第2ユニット12の穴11a1及び11a2に嵌め込むことによって、梁4a及び4bを第2ユニット12に連結することができる。
このように、第2ユニット12に連結部材6a及び6bのような別の部材を設けるのではなく、第2ユニット12自身を一部加工することによって連結部を構成してもよい。
なお、図10では、第2ユニット12に穴11a1及び11a2を設けるとともに梁4a及び4bに凸部4a3及び4b3に設けてこれらを嵌合させたが、これに限らない。例えば、これとは逆に、第2ユニット12に凸部を設けるとともに梁4a及び4bに穴を設けてこれらを嵌合させてもよい。つまり、第2ユニット12における連結部として、第2ユニット12の建築構造体12aを構成する柱に穴を設けてもよい。
(建物)
次に、本発明の実施の形態に係る建物2の構成について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態に係る建物の構成を示す図であり、(a)は2階間平面図、(b)は1階平面図、(c)は側断面図、(d)は正面断面図、(e)は側面図、(f)は正面図である。
建物2は、例えば、住宅敷地内に建築された一般住宅であり、図11に示すように、運搬されて建築現場に設置された建物ユニット1と、建物ユニット1をコアとして建築現場で施工された建築構造体3とを備える。
建築構造体3は、在来工法で施工される。つまり、建物ユニット1以外は、在来工法で施工される。このとき、建築構造体3の建築材として梁を用いて、当該梁を建物ユニット1に連結する。
なお、建物ユニット1は、図11に示すように、建物2の後ろ側の中央部に設けられているが、建物2の角部に設置されていてもよい。
(建物ユニットを用いた建物の建て方)
次に、本発明の実施の形態に係る建物ユニット1を用いた建物2の建て方について、図12A〜図12Fを用いて説明する。図12A〜図12Fは、本発明の実施の形態に係る建物ユニットを用いた建物の建て方を説明するための図である。なお、建物2は、図11と同様に、一般住宅である。
まず、第1ユニット11及び第2ユニット12の各々を工場等で予め組み立てておく。そして、第1ユニット11及び第2ユニット12の各々をトラック又はトレーラー等の運搬車両によって工場から建築現場まで運搬する。このように、第1ユニット11及び第2ユニット12を1つのユニット単位で運搬することによって、トラック等の運搬車両で運搬する場合であっても道路交通法の高さ制限を超えることなく運搬することができる。
図12Aに示すように、建築現場では基礎工事の施工が行われており、住宅敷地内に基礎3aが築かれている。また、屋外の配管工事の施工も行われている。なお、基礎3aにはアンカーボルトが固定されている。
次に、図12Bに示すように、建築現場に運搬された第1ユニット11をクレーン100によって基礎3aの所定の位置に設置する。このとき、第1ユニット11は、基礎3aのアンカーボルトに固定される。
次に、図12Cに示すように、第2ユニット12をクレーム100によって第1ユニット11の上に設置する。このとき、第2ユニット12と第1ユニット11とをボルト等を用いて連結固定する。これにより、基礎3aの上において建物ユニット1が完成する。
次に、図12Dに示すように、建物ユニット1をコアとして住宅を構成する建築構造体を施工する。本実施の形態における建築構造体は、木造軸組構法によって施工される。具体的には、クレーン100によって基礎3aに柱及び梁等の建築材3bを設置して固定する。このとき、建築材3aとして梁4a及び4bを用いて、当該梁4a及び4bを第2ユニット12に連結する。また、床板等も設置する。
次に、図12Eに示すように、屋根工事の施工を行って、梁等の建築材3a及び建物ユニット1の上に屋根3cを設置する。また、外壁工事等の施工も行って、建築構造体に外壁を設置する。
次に、図12Fに示すように、内装工事や設備工事等の周辺工事の施工を行う。これにより、建物2が完成する。また、室外機を設置して建物2の設備に接続する。
(変形例等)
以上、本発明に係る建物ユニット及び建物等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、第2ユニット12に複数の連結部材6a及び6bを設けたが、連結部材は1つであってもよい。
また、上記実施の形態において、給湯管34、給水管35、排水管36、上下階空気循環ダクト44、冷媒管46及びドレイン管47は、第1ユニット11と第2ユニット12とで2つに分離したが、分離することなく、1本の配管であってもよい。
また、上記実施の形態において、建物ユニット1は、第1ユニット11と第2ユニット12との2つのユニットを上下に積み重ねた構成としたが、これに限らない。例えば、建物ユニット1は、3つ以上のユニットを積み重ねてもよいし、複数のユニットを2次元的に配置してもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
また、上記実施の形態において、建物ユニット1は、エアコン41及びエアコン室外機42と洗濯機37の家電製品を工場で予め設置したが、これに限るものではない。例えば、家電製品は、必ずしも工場で設置する必要はなく、建物2の完成後に取り付けてもよい。また、工場で予め設置する場合であっても、家電製品は、エアコン41や洗濯機37に限るものではなく、他の家電製品を予め工場で設置してもよい。特に、同じメーカーの家電製品を予め工場で設置することによって、建物ユニット1全体としての品質及び機能を向上させることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
また、上記実施の形態では、給湯器(給湯システム)60として電気式給湯器を例にとって説明したが、これに限らない。例えば、給湯器として、電気式給湯器に代えて、燃料電池式給湯器又はガス式給湯器を用いてもよい。なお、いずれの方式の場合も、貯湯タンクを有する。
また、上記実施の形態において、建物ユニット1及び建物2の構法は、木造軸組構法としたが、これに限るものではなく、木造枠組構法、2×4工法又は鉄骨造等の他の構法(工法)を用いてもよい。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 建物ユニット
2 建物
3、11a、12a 建築構造体
4a、4b 梁(建築材)
6a、6b 連結部材(連結部)
11 第1ユニット
12 第2ユニット
31 トイレ
32 ユニットバス
33 洗面台
60 給湯器

Claims (8)

  1. 2階建て以上の建物の一部を構成する建物ユニットであって、
    建築現場以外で予め組み立てられ、かつ、複数階のうちの一の階を構成する第1ユニットと、
    建築現場以外で予め組み立てられ、かつ前記複数階のうちの前記第1ユニットの上方の階を構成する第2ユニットとを有し、
    前記第2ユニットは、当該建物ユニットをコアとして建築現場で施工される建築構造体であって前記第2ユニットに対応する階よりも下の階に対応する建築構造体における建築材が連結される連結部を有する
    建物ユニット。
  2. 前記連結部は、前記第2ユニットを構成する前記建築材の外側の面に設けられている
    請求項1に記載の建物ユニット。
  3. 前記建築材は、梁である
    請求項1又は2に記載の建物ユニット。
  4. 前記連結部は、前記第2ユニットに取り付けられた連結部材である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物ユニット。
  5. 前記連結部材は、前記第2ユニットを構成する柱又は外壁に設けられる
    請求項4に記載の建物ユニット。
  6. 前記連結部は、前記第2ユニットを構成する建築材の一部を加工することによって構成され、
    建築現場で施工される前記建築構造体を構成する建築材は、前記連結部に嵌合される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物ユニット。
  7. さらに、建築現場以外で予め設置された水廻り設備を備え、
    前記水廻り設備には、バス、トイレ、洗面台、キッチン及び給湯器の少なくとも1つが含まれている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の建物ユニット。
  8. 搬送されて建築現場に設置された請求項1〜7のいずれか1項に記載の建物ユニットと、
    前記建物ユニットをコアとして建築現場で施工された前記建築構造体とを備える
    建物。
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