JP4341414B2 - 床組構造 - Google Patents

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本発明は、木造住宅等の建物における床組構造に関する。
木造住宅の居室空間における意匠性の向上を図る手法として、特許文献1,2に開示されているように、下階の居室の天井を、上方に位置する上段天井面と、上段天井面の周囲に上段天井面よりも下方に位置する下段天井面との上下二段の天井面として、折上天井風の天井を形成し居室空間を広く見せるという手法を用いることがある。また、居室の天井面に積極的に梁を露出させてデザイン的に用い、木造の味わいや空間的な広がりを感じさせるということもなされている。
この種の梁を露出させる構法には大きく分けて3通りあり、
1.天井面を梁せいの中程に設けて梁の下端を露出させるもの、
2.梁の側面全体を露出させるとともに根太や床板の裏面を露出させるもの、
3.梁のピッチを小さくして根太を兼ね、梁の側面全体と床板の裏面を露出させるものがあげられる。
特開2002−173998号公報 特開2000−355977号公報
梁を露出させる構法のうち、上記構法1による場合には、梁の露出部分が少なく、意匠的な効果に欠けてしまうため上記構法2,3によることが効果的である。しかし、上記構法2,3の場合は、下階居室と上階居室との間に天井ふところが設けられないので、天井照明等の電気配線の格納場所がなく、上階居室との遮音効果も得られないといった問題がある。
加えて、梁が露出されることで、梁そのものの外観や下階の居室から見える上階床材の裏面側の美観、接合部その他の納まりにも配慮しなければならず、そのためのコストアップが避けられないものであった。
また、上下二段の天井面とする場合には、上段天井面を上階の居室側に持ち上げて形成するために、上階居室の床面の高さレベルが上昇し、上階の天井高が低くなって内部空間が狭くなるおそれもあった。
本発明は以上のような問題点にかんがみてなされたものであり、上階居室の内部空間を狭くすることなく、下階の居室に空間的な広がりを持たせられるようにするとともに、上階居室との遮音性や電気配線の格納場所も確保しつつ、床梁を意匠的に用いて下階居室の天井面に露出することのできる床組構造を提供する。
前記の課題は、床梁の天面に天井材が敷設されて下階居室の天井面が形成され、前記床梁の側面全体が下階居室の天井面に露出されるとともに、天井材の上面に適宜間隔で配設された根太を介して上階居室の床材が敷設されている床組構造によって解決される。
ここで、居室の周囲に設けられて四隅の柱と連結される梁を特に大梁といい、大梁の内側に配設されて上階居室の床面を支持する梁を床梁というものとする。本発明により、下階居室の天井面には床梁の側面全体を露出させて配設することができるので、床梁に十分な意匠的な効果をもたせることができる。
また、前記の課題は、隣接する根太の間に形成される空間に吸音材が充填配置された床組構造によって解決される。さらに、前記の課題を解決するため本床組構造では、隣接する根太の間に形成される空間に電気コードを配線してもよい。これにより、上階居室との高い遮音性が確保でき、また、上階居室の床材と下階居室の天井材との間に電気配線を行って美観に配慮することができる。
また、前記の課題は、下階居室の天井面に露出する床梁が、居室の周囲に設けられて柱と接合される大梁に対し、根太の高さと天井材の厚みを加えた寸法だけ天端を下げて架設された床組構造によっても解決される。すなわち、本発明により、上階居室の床面の高さレベルを変えずに上下二段の天井面を形成することができるので、上階の居室空間を狭めることなく下階の居室の空間的な広がりを確保することができる。
そこで、本発明は、居室の床梁の天面に下階居室の天井材が敷設されて下階居室の天井面が形成され、この天井材の上面に配設された複数本の根太の上面に当該居室の床材が敷設され前記床梁大梁に対し前記天井材の厚みと根太の高さを加えた寸法だけ天端を下げて架設されて、前記床材が大梁の天面を覆うように敷設され下階居室には、天井の周囲部分に天井ふところが形成されるとともに、折上天井風の上下二段の天井面が形成されて、上段の天井面に、同方向に走る複数の前記床梁が側面全体を露出した形態で配設され、前記根太は一部の隣接する根太同士の間隔が狭められて配線用の格納部を形成し、この格納部の下部の天井材には配線孔が穿設され、大梁に設けられた配線用孔および天井材の端部に取着された継手エルボを介して居室外から天井ふところおよび格納部へと配線引き込み、天井面に導出可能であることを特徴としている。また、本発明は、前記床組構造において、前記天井材および床材は、四周に組まれたフレームの内側に複数本の根太が配設され、これらの枠材および根太の下面に天井下地用面材および天井仕上材が積層され、上面に床下地用面材および床仕上材が積層されてパネル化された床パネルにより敷設されていることを特徴としている。
本発明の床組構造によれば、前記したように、上階居室の床面の形成には何ら関与していないので、上階の居室空間を狭めるなどの影響を与えることなく下階居室の天井に折上天井風の上下二段階の天井面を形成して天井高を高することができ、空間的な広がりを得ることができる。さらに、かかる天井に、電気コードを配線するスペースを設け、吸音材を配設して上階居室との遮音性を持たせるなどの機能性も確保しつつ、天井面に床梁の側面全体を露出させて意匠的な効果を高めることができる。
以下、本発明に係る床組構造を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4は本発明の床組構造の一実施形態を示し、図1は床組構造を床梁と直交する方向に切った断面図、図2は床組構造を床梁と平行する方向に切った断面図、図3,4は本発明の床組構造を採用した居室の天井を示す断面図である。
図示するように、床梁1の天面には、天井材2が敷設されて下階居室101の天井面が形成されている。天井材2は、天井下地用面材21と天井仕上材22とを積層した構成となっており、例示の形態では、天井下地用面材21として厚さ12mmの構造用合板を用いている。そして、このように床梁1の天面に天井材2が敷設されることで、床梁1の側面全体が下階居室101の天井面に露出するように構成されている。
天井材2の上面には、根太4が適宜間隔で配設されている。例示の形態では、根太4は高さ43mm、幅50mmで形成されて、約250mmの間隔で配設されている。
また、かかる天井材2および根太4を支持している床梁1は、居室101の四周に設けられて柱と接合される大梁5に対し、天井材2の厚みと根太4の高さを加えた寸法だけ天端を下げて架設されている。すなわち、例示の形態では大梁5よりも約60mm天端を下げて床梁1が架設されている。また、この床梁1は、居室101の天井面に約1000mm程度の間隔で架設されている。
根太4の上面には、上階居室102の床材3が敷設されている。この床材3は、床下地用面材31と床仕上材32とを積層した構成となっており、例示の形態では、床下地用面材31として厚さ24mmの構造用合板を用い、この構造用合板の上面に厚さ12mmの床仕上材32が貼設されている。
さらに、本実施の形態の床組構造においては、上下階の居室間における遮音性を高めるために、隣接する根太4の間に形成された空間に吸音材6が充填配置されている。例示した形態では、吸音材6に厚さ50mmのグラスウールを用いている。
また、隣接する根太4の間に形成された空間には、電気コード72の格納部71も設けられている。格納部71は、一部の根太4同士を約30mm程度の間隔で配設して形成されている。この格納部71には、下階居室101の天井面に取り付けられる照明器具等の電気コード72が配線される。そこで、格納部71の下部の天井材2には、適宜の箇所に、配線された電気コード72を天井面に導出するための配線孔23が穿設されている。
かかる床組構造において、大梁5の側方には側面材52が設けられるとともに、大梁5の下面に下段天井面材53が取り付けられて大梁5が被覆されている。これにより、下階居室101の天井の周囲部分に天井ふところ8が形成されている。前記の格納部71に配線される電気コード72は、大梁5に設けられた配線用孔51、および天井材2の端部に取着された継手エルボ73等を介して居室外から格納部71へと引き込まれ、適宜の配線孔23に導出される。
このような床組構造により、下階居室101の天井には、折上天井風の上下二段の天井面が形成されて、天井高を一部高くすることができ、上段の天井面には側面全体が露出した複数の床梁1が同方向に走るので居室101の意匠性も高めることができる。
次に、本発明に係る床組構造に適用することのできる床パネルについて説明する。前記の床組構造は、あらかじめ工場でパネル化して床パネル10とし、現場での施工工程を短縮して形成することも可能である。
床パネル10は、四周にフレーム11を組み、このフレーム11の内側に複数本の根太4を適宜間隔で配設して形成される。そして、フレーム11および根太4の下面に、天井下地用面材21および天井仕上材22を積層し、上面に床下地用面材31および床仕上材32を積層してサンドイッチ構造に形成されている。また、床パネル10には、隣接する根太4の間には吸音材6が充填配置され、電気コード72を配線するために、一部の根太4同士の間隔を狭めて格納部71が形成される。
かかる床パネル10は、天井の中央部に配設される床パネル10aと、天井の周囲に配設される床パネル10bとの2種類が用意されている。床パネル10aは、床梁1が架設される間隔に合わせた幅で形成され、両端部を床梁1の天面に載置し、ビス等で床梁1に固定される。また、床パネル10bは、大梁5と、大梁5に隣接する床梁1との間隔に合わせた幅で形成されている。そして床パネル10bは、床下地用面材31(および床仕上材32)が大梁5の天面を覆うように、大梁5上に配設される床下地用面材31の端部がフレーム11の上面から延出して合决り状に形成され、釘またはビス等で大梁5に固定される。
このような構成の床パネル10により、前記床組構造による意匠的効果や遮音性能等が確保されるだけでなく、施工現場における工数を減らして省力化することができ、施工期間を短縮化することも可能となる。
なお、本発明の床組構造を床パネル10により形成する場合には、施工時、天井仕上材22の表面を養生シート等で覆っておくことが好ましく、搬入や内装工事にともなう傷や汚れの付着を防ぐことができる。
本発明に係る床組構造は、例えば木造住宅のリビングルームなど、天井高が比較的高く、空間的な広がりや高い意匠性が要求される居室において好適に利用することができる。
本発明に係る床組構造の、床梁と直交する方向の断面図である。 前記床組構造の、床梁と平行する方向の断面図である。 本発明の床組構造を採用した居室の天井の、床梁と直交する方向の断面図である。 本発明の床組構造を採用した居室の天井の、床梁と平行する方向の断面図である。
符号の説明
床梁 1
天井材 2
天井下地用面材 21
天井仕上材 22
床材 3
床下地用面材 31
床仕上材 32
根太 4
大梁 5
吸音材 6
格納部 71
電気コード 72
床パネル 10
フレーム 11
下階居室 101
上階居室 102

Claims (2)

  1. 居室の床梁の天面に下階居室の天井材が敷設されて下階居室の天井面が形成され、
    この天井材の上面に配設された複数本の根太の上面に当該居室の床材が敷設され
    前記床梁大梁に対し前記天井材の厚みと根太の高さを加えた寸法だけ天端を下げて架設されて、前記床材が大梁の天面を覆うように敷設され
    下階居室には、天井の周囲部分に天井ふところが形成されるとともに、折上天井風の上下二段の天井面が形成されて、上段の天井面に、同方向に走る複数の前記床梁が側面全体を露出した形態で配設され
    前記根太は一部の隣接する根太同士の間隔が狭められて配線用の格納部を形成し、この格納部の下部の天井材には配線孔が穿設され、大梁に設けられた配線用孔および天井材の端部に取着された継手エルボを介して居室外から天井ふところおよび格納部へと配線引き込み、天井面に導出可能であることを特徴とする床組構造。
  2. 請求項1に記載の床組構造において、
    前記天井材および床材は、四周に組まれたフレームの内側に複数本の根太が配設され、これらの枠材および根太の下面に天井下地用面材および天井仕上材が積層され、上面に床下地用面材および床仕上材が積層されてパネル化された床パネルにより敷設されていることを特徴とする床組構造。
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