JPH07179009A - インクリボンカセット - Google Patents
インクリボンカセットInfo
- Publication number
- JPH07179009A JPH07179009A JP32534993A JP32534993A JPH07179009A JP H07179009 A JPH07179009 A JP H07179009A JP 32534993 A JP32534993 A JP 32534993A JP 32534993 A JP32534993 A JP 32534993A JP H07179009 A JPH07179009 A JP H07179009A
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- JP
- Japan
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- ink ribbon
- roller
- hub
- drive roller
- upper half
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリボンの厚みが薄くても、インクリボ
ンがヘッド部で蛇行して印字欠けを生じたり、巻取ハブ
でのインクリボンの巻取りが乱れてインクリボンの再使
用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支障を来した
りすることなく、インクリボンの安定走行を可能にする
インクリボンカセットを提供すること。 【構成】 インクリボンカセットは、上ハーフ、下ハー
フからなる本体内に、一対の巻取ハブ、供給ハブと、該
本体の前端部にヘッド部とを有し、該ヘッド部と該巻取
ハブとの間に駆動ローラが配設され、且つ複数個のガイ
ドローラが適宜配設され、その内の一個は、該駆動ロー
ラと該巻取ハブとの間で該駆動ローラの近傍に配設され
ており、該駆動ローラと該上ハーフ又は該下ハーフとの
間に0.03〜0.3mmのクリアランスが設けられ且
つ該ガイドローラと該上ハーフ又は該下ハーフとの間に
0.03〜0.5mmのクリアランスが設けてある。
ンがヘッド部で蛇行して印字欠けを生じたり、巻取ハブ
でのインクリボンの巻取りが乱れてインクリボンの再使
用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支障を来した
りすることなく、インクリボンの安定走行を可能にする
インクリボンカセットを提供すること。 【構成】 インクリボンカセットは、上ハーフ、下ハー
フからなる本体内に、一対の巻取ハブ、供給ハブと、該
本体の前端部にヘッド部とを有し、該ヘッド部と該巻取
ハブとの間に駆動ローラが配設され、且つ複数個のガイ
ドローラが適宜配設され、その内の一個は、該駆動ロー
ラと該巻取ハブとの間で該駆動ローラの近傍に配設され
ており、該駆動ローラと該上ハーフ又は該下ハーフとの
間に0.03〜0.3mmのクリアランスが設けられ且
つ該ガイドローラと該上ハーフ又は該下ハーフとの間に
0.03〜0.5mmのクリアランスが設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクリボンカセット、
詳しくは、厚みの薄いインクリボンの安定走行を可能に
するインクリボンカセットに関する。
詳しくは、厚みの薄いインクリボンの安定走行を可能に
するインクリボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】インク
リボンに薄膜を採用し、巻取ハブ(供給ハブ)に巻回さ
れるインクリボンの総長を長くすることにより、印字コ
ストを低減させたインクリボンカセットがある。そし
て、このようなインクリボンカセットにおいては、イン
クリボンの厚みが薄いために生じる問題、即ちインクリ
ボンを円滑に巻取り難いという問題を解消するために、
ヘッド部と巻取ハブとの間に駆動ローラを設け、この駆
動ローラにより、巻取ハブに巻取られるインクリボンの
走行を補助し、常時均一な巻取力で円滑にインクリボン
を巻取ハブに巻取るようになしてある。
リボンに薄膜を採用し、巻取ハブ(供給ハブ)に巻回さ
れるインクリボンの総長を長くすることにより、印字コ
ストを低減させたインクリボンカセットがある。そし
て、このようなインクリボンカセットにおいては、イン
クリボンの厚みが薄いために生じる問題、即ちインクリ
ボンを円滑に巻取り難いという問題を解消するために、
ヘッド部と巻取ハブとの間に駆動ローラを設け、この駆
動ローラにより、巻取ハブに巻取られるインクリボンの
走行を補助し、常時均一な巻取力で円滑にインクリボン
を巻取ハブに巻取るようになしてある。
【0003】しかし、上記のようなインクリボンカセッ
トにおいても、インクリボンの厚みが薄いことに起因す
る問題、即ちインクリボンがヘッド部で蛇行して印字欠
けを起こしたり、巻取ハブでのインクリボンの巻取りが
乱れてインクリボンの再使用や供給ハブからのインクリ
ボンの剥離に支障を来したりする等の問題があり、その
ため、インクリボンの安定走行に支障を来す虞れを生じ
る。
トにおいても、インクリボンの厚みが薄いことに起因す
る問題、即ちインクリボンがヘッド部で蛇行して印字欠
けを起こしたり、巻取ハブでのインクリボンの巻取りが
乱れてインクリボンの再使用や供給ハブからのインクリ
ボンの剥離に支障を来したりする等の問題があり、その
ため、インクリボンの安定走行に支障を来す虞れを生じ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、インクリボンの
厚みが薄くても、インクリボンがヘッド部で蛇行して印
字欠けを生じたり、巻取ハブでのインクリボンの巻取り
が乱れてインクリボンの再使用や供給ハブからのインク
リボンの剥離に支障を来したりすることなく、インクリ
ボンの安定走行を可能にする、駆動ローラを備えたイン
クリボンカセットを提供することにある。
厚みが薄くても、インクリボンがヘッド部で蛇行して印
字欠けを生じたり、巻取ハブでのインクリボンの巻取り
が乱れてインクリボンの再使用や供給ハブからのインク
リボンの剥離に支障を来したりすることなく、インクリ
ボンの安定走行を可能にする、駆動ローラを備えたイン
クリボンカセットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々検討
した結果、駆動ローラを備えたインクリボンカセットに
おいて、駆動ローラ及びガイドローラのクリアランスを
特定の範囲とすることにより、上記目的を達成し得るこ
とを知見した。本発明は、上記知見に基づいてなされた
もので、上ハーフ及び下ハーフからなるカセット本体内
に、インクリボンが巻回された一対の巻取ハブ、供給ハ
ブを収納し、上記カセット本体の前端部に、印字を行う
ために上記インクリボンを外部に導出するヘッド部を有
し、該ヘッド部と上記巻取ハブとの間に、上記巻取ハブ
に巻取られる上記インクリボンの走行を補助する駆動ロ
ーラが配設され、且つ上記インクリボンの走行を案内す
る複数個のガイドローラが適宜配設され、該ガイドロー
ラの一個は、上記駆動ローラと上記巻取ハブとの間で上
記駆動ローラの近傍に配設されているインクリボンカセ
ットにおいて、上記駆動ローラと上記上ハーフ又は上記
下ハーフとの間に0.03〜0.3mmのクリアランス
が設けられ且つ上記ガイドローラと上記上ハーフ又は上
記下ハーフとの間に0.03〜0.5mmのクリアラン
スが設けられていることを特徴とするインクリボンカセ
ットを提供するものである。
した結果、駆動ローラを備えたインクリボンカセットに
おいて、駆動ローラ及びガイドローラのクリアランスを
特定の範囲とすることにより、上記目的を達成し得るこ
とを知見した。本発明は、上記知見に基づいてなされた
もので、上ハーフ及び下ハーフからなるカセット本体内
に、インクリボンが巻回された一対の巻取ハブ、供給ハ
ブを収納し、上記カセット本体の前端部に、印字を行う
ために上記インクリボンを外部に導出するヘッド部を有
し、該ヘッド部と上記巻取ハブとの間に、上記巻取ハブ
に巻取られる上記インクリボンの走行を補助する駆動ロ
ーラが配設され、且つ上記インクリボンの走行を案内す
る複数個のガイドローラが適宜配設され、該ガイドロー
ラの一個は、上記駆動ローラと上記巻取ハブとの間で上
記駆動ローラの近傍に配設されているインクリボンカセ
ットにおいて、上記駆動ローラと上記上ハーフ又は上記
下ハーフとの間に0.03〜0.3mmのクリアランス
が設けられ且つ上記ガイドローラと上記上ハーフ又は上
記下ハーフとの間に0.03〜0.5mmのクリアラン
スが設けられていることを特徴とするインクリボンカセ
ットを提供するものである。
【0006】
【作用】本発明のインクリボンカセットにおいては、上
記駆動ローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの間に
0.03〜0.3mmのクリアランスが設けられ且つ上
記ガイドローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの間
に0.03〜0.5mmのクリアランスが設けられてお
り、インクリボンは、その厚みが薄くても、上記駆動ロ
ーラ及び上記ガイドローラを介して円滑に巻取られ、イ
ンクリボンがヘッド部で蛇行して印字欠けを生じたり、
巻取ハブでのインクリボンの巻取りが乱れてインクリボ
ンの再使用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支障
を来たさない。
記駆動ローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの間に
0.03〜0.3mmのクリアランスが設けられ且つ上
記ガイドローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの間
に0.03〜0.5mmのクリアランスが設けられてお
り、インクリボンは、その厚みが薄くても、上記駆動ロ
ーラ及び上記ガイドローラを介して円滑に巻取られ、イ
ンクリボンがヘッド部で蛇行して印字欠けを生じたり、
巻取ハブでのインクリボンの巻取りが乱れてインクリボ
ンの再使用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支障
を来たさない。
【0007】
【実施例】以下、本発明のインクリボンカセットの一実
施例を図面を参照して説明する。図1は本発明のインク
リボンカセットの一実施例を示すもので、上ハーフを省
略して下ハーフの内面を視た平面図、図2は図1上のA
−A’線における拡大断面図、図3は図1上のB−B’
線における拡大断面図である。
施例を図面を参照して説明する。図1は本発明のインク
リボンカセットの一実施例を示すもので、上ハーフを省
略して下ハーフの内面を視た平面図、図2は図1上のA
−A’線における拡大断面図、図3は図1上のB−B’
線における拡大断面図である。
【0008】本実施例のインクリボンカセット1は、図
1に示す如く、上ハーフ(図示せず)11及び下ハーフ
12からなるカセット本体内に、インクリボン2が巻回
された一対の巻取ハブ31、供給ハブ32を収納し、上
記カセット本体の前端部に、外部に導出された上記イン
クリボン2を走行させるヘッド部4を有し、該ヘッド部
4と上記巻取ハブ31との間に、上記巻取ハブ31に巻
取られる上記インクリボン2の走行を補助する駆動ロー
ラ51が配設され、且つ上記インクリボン2の走行を案
内する4個のガイドローラ61,62,63,64が配
設されており、該ガイドローラのうちの一個である上記
ガイドローラ61は、上記駆動ローラ51と上記巻取ハ
ブ31との間で上記駆動ローラ51の近傍に配設されて
いる。また、本実施例のインクリボンカセット1におい
ては、駆動ローラ52が上記ヘッド部4と上記供給ハブ
32との間に上記駆動ローラ51と同様に配設されてい
る。これらの構造は従来のインクリボンカセットと同様
である。
1に示す如く、上ハーフ(図示せず)11及び下ハーフ
12からなるカセット本体内に、インクリボン2が巻回
された一対の巻取ハブ31、供給ハブ32を収納し、上
記カセット本体の前端部に、外部に導出された上記イン
クリボン2を走行させるヘッド部4を有し、該ヘッド部
4と上記巻取ハブ31との間に、上記巻取ハブ31に巻
取られる上記インクリボン2の走行を補助する駆動ロー
ラ51が配設され、且つ上記インクリボン2の走行を案
内する4個のガイドローラ61,62,63,64が配
設されており、該ガイドローラのうちの一個である上記
ガイドローラ61は、上記駆動ローラ51と上記巻取ハ
ブ31との間で上記駆動ローラ51の近傍に配設されて
いる。また、本実施例のインクリボンカセット1におい
ては、駆動ローラ52が上記ヘッド部4と上記供給ハブ
32との間に上記駆動ローラ51と同様に配設されてい
る。これらの構造は従来のインクリボンカセットと同様
である。
【0009】而して、本実施例のインクリボンカセット
1においては、図2及び図3に示す如く、上記駆動ロー
ラ51と上記上ハーフ11との間のクリアランスW
1 は、0.03〜0.3mm、好ましくは0.03〜
0.2mm、更に好ましくは0.03〜0.1mmであ
り且つ上記ガイドローラ61,62,63,64と上記
上ハーフ11との間のクリアランスW2 は、0.03〜
0.5mm、好ましくは0.03〜0.3mm、更に好
ましくは0.03〜0.2mmである。
1においては、図2及び図3に示す如く、上記駆動ロー
ラ51と上記上ハーフ11との間のクリアランスW
1 は、0.03〜0.3mm、好ましくは0.03〜
0.2mm、更に好ましくは0.03〜0.1mmであ
り且つ上記ガイドローラ61,62,63,64と上記
上ハーフ11との間のクリアランスW2 は、0.03〜
0.5mm、好ましくは0.03〜0.3mm、更に好
ましくは0.03〜0.2mmである。
【0010】上記駆動ローラ51と上記上ハーフ11と
の間のクリアランスが0.03mm未満で、上記ガイド
ローラ61,62,63,64と上記上ハーフ11との
間のクリアランスが0.03mm未満であると、外力に
より上記上ハーフ11が撓んだ際、上記駆動ローラ5
1、上記ガイドローラ61,62,63,64の上端部
が上記上ハーフ11の内側面に接触して上記インクリボ
ン2の走行ができなくなる虞れが生じる。また、上記駆
動ローラ51と上記上ハーフ11との間のクリアランス
が0.3mm超で、上記ガイドローラ61,62,6
3,64と上記上ハーフ11との間のクリアランスが
0.5mm超であると、上記インクリボン2がヘッド部
で蛇行して印字欠けを起こしたり、上記巻取ハブ31で
の上記インクリボン2の巻取りが乱れて上記インクリボ
ン2の再使用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支
障を来す。
の間のクリアランスが0.03mm未満で、上記ガイド
ローラ61,62,63,64と上記上ハーフ11との
間のクリアランスが0.03mm未満であると、外力に
より上記上ハーフ11が撓んだ際、上記駆動ローラ5
1、上記ガイドローラ61,62,63,64の上端部
が上記上ハーフ11の内側面に接触して上記インクリボ
ン2の走行ができなくなる虞れが生じる。また、上記駆
動ローラ51と上記上ハーフ11との間のクリアランス
が0.3mm超で、上記ガイドローラ61,62,6
3,64と上記上ハーフ11との間のクリアランスが
0.5mm超であると、上記インクリボン2がヘッド部
で蛇行して印字欠けを起こしたり、上記巻取ハブ31で
の上記インクリボン2の巻取りが乱れて上記インクリボ
ン2の再使用や供給ハブからのインクリボンの剥離に支
障を来す。
【0011】上記駆動ローラ51は、図1及び図2に示
す如く、上記ヘッド部4に対して上記巻取ハブ31側の
前端部の隅部近傍に設けられており、上記上ハーフ11
及び上記下ハーフ12に設けられた支持孔に回動自在に
嵌挿されており、上記インクリボンカセット1の使用時
に、駆動源(図示せず)に接続されて駆動し、上記巻取
ハブ31に巻取られる上記インクリボン2の走行を補助
するようになっている。また上記駆動ローラ51は、そ
のローラ面上で上記インクリボン2が滑らないようにロ
ーラ面51’がゴムからなっており、上記巻取ハブ31
に巻取られる上記インクリボン2の走行を補助するよう
になっている。また、上記駆動ローラ51のローラ面5
1’もゴムからなっており、インクリボンにテンション
を付与するようになっている。また、上記駆動ローラ5
1が上述の如く機能するようにインクリボンカセット1
が使用される際、上記供給ハブ32側の上記駆動ローラ
52は、駆動源に接続されず、上記インクリボン2にテ
ンションを付与するテンション付与ローラとして機能
し、上記供給ハブ32からの上記インクリボン2の引出
しテンションの安定化を図っている。
す如く、上記ヘッド部4に対して上記巻取ハブ31側の
前端部の隅部近傍に設けられており、上記上ハーフ11
及び上記下ハーフ12に設けられた支持孔に回動自在に
嵌挿されており、上記インクリボンカセット1の使用時
に、駆動源(図示せず)に接続されて駆動し、上記巻取
ハブ31に巻取られる上記インクリボン2の走行を補助
するようになっている。また上記駆動ローラ51は、そ
のローラ面上で上記インクリボン2が滑らないようにロ
ーラ面51’がゴムからなっており、上記巻取ハブ31
に巻取られる上記インクリボン2の走行を補助するよう
になっている。また、上記駆動ローラ51のローラ面5
1’もゴムからなっており、インクリボンにテンション
を付与するようになっている。また、上記駆動ローラ5
1が上述の如く機能するようにインクリボンカセット1
が使用される際、上記供給ハブ32側の上記駆動ローラ
52は、駆動源に接続されず、上記インクリボン2にテ
ンションを付与するテンション付与ローラとして機能
し、上記供給ハブ32からの上記インクリボン2の引出
しテンションの安定化を図っている。
【0012】上記ガイドローラ61,62,63,64
は、図1及び図3に示す如く、上記ガイドローラ61が
上記巻取ハブ31と上記駆動ローラ51との間に、上記
ガイドローラ62及び63が上記駆動ローラ51,52
との間に、また上記ガイドローラ64が上記供給ハブ3
2と上記駆動ローラ52との間にそれぞれ位置して、上
記上ハーフ11及び上記下ハーフ12の内側面に設けら
れた支持ピン7,7にそれぞれ回動自在に嵌挿されてお
り、上記インクリボン2を上記供給ハブ32から上記ヘ
ッド部4を走行して上記巻取ハブ31へと案内するよう
になっている。
は、図1及び図3に示す如く、上記ガイドローラ61が
上記巻取ハブ31と上記駆動ローラ51との間に、上記
ガイドローラ62及び63が上記駆動ローラ51,52
との間に、また上記ガイドローラ64が上記供給ハブ3
2と上記駆動ローラ52との間にそれぞれ位置して、上
記上ハーフ11及び上記下ハーフ12の内側面に設けら
れた支持ピン7,7にそれぞれ回動自在に嵌挿されてお
り、上記インクリボン2を上記供給ハブ32から上記ヘ
ッド部4を走行して上記巻取ハブ31へと案内するよう
になっている。
【0013】以上のように構成された本実施例のインク
リボンカセット1においては、その使用時に上記巻取ハ
ブ31の駆動により、上記インクリボン2は、図1に示
す如く、上記供給ハブ32から上記ガイドローラ64の
方向に引き出され上記ガイドローラ64によって反転さ
れ更に上記駆動ローラ52によって反転された後、上記
ガイドローラ63を介して上記ヘッド部4へ導出され、
該ヘッド部4を走行して上記ガイドローラ62を介して
カセット本体内へ戻されて上記駆動ローラ51によって
反転された後更に上記ガイドローラ61によって反転さ
れて上記巻取ハブ31に巻き取られるように、その走行
経路が形成される。そして、上記インクリボン2は、上
述の走行時において上記駆動ローラ51を通過する時、
該駆動ローラ51によってその走行が補助され、常時均
一な巻取力で上記巻取ハブ31に巻取られるようになっ
ている。
リボンカセット1においては、その使用時に上記巻取ハ
ブ31の駆動により、上記インクリボン2は、図1に示
す如く、上記供給ハブ32から上記ガイドローラ64の
方向に引き出され上記ガイドローラ64によって反転さ
れ更に上記駆動ローラ52によって反転された後、上記
ガイドローラ63を介して上記ヘッド部4へ導出され、
該ヘッド部4を走行して上記ガイドローラ62を介して
カセット本体内へ戻されて上記駆動ローラ51によって
反転された後更に上記ガイドローラ61によって反転さ
れて上記巻取ハブ31に巻き取られるように、その走行
経路が形成される。そして、上記インクリボン2は、上
述の走行時において上記駆動ローラ51を通過する時、
該駆動ローラ51によってその走行が補助され、常時均
一な巻取力で上記巻取ハブ31に巻取られるようになっ
ている。
【0014】上述の実施例によれば、上述の如く特定の
クリアランスを設けて上記駆動ローラ51,52及び上
記ガイドローラ61,62,63,64を配設してあ
り、インクリボンは、円滑に上記駆動ローラ及び上記ガ
イドローラを介して走行し巻取られるため、インクリボ
ン2の厚みが薄くても、インクリボン2がヘッド部4で
蛇行して印字欠けを生じたり、上記巻取ハブ31での上
記インクリボン2の巻取りが乱れて上記インクリボン2
の再使用や上記供給ハブ12からの上記インクリボン2
の剥離に支障を来すことがない。従って、本実施例のイ
ンクリボンカセット1は、上記インクリボン2の安定走
行が可能である。
クリアランスを設けて上記駆動ローラ51,52及び上
記ガイドローラ61,62,63,64を配設してあ
り、インクリボンは、円滑に上記駆動ローラ及び上記ガ
イドローラを介して走行し巻取られるため、インクリボ
ン2の厚みが薄くても、インクリボン2がヘッド部4で
蛇行して印字欠けを生じたり、上記巻取ハブ31での上
記インクリボン2の巻取りが乱れて上記インクリボン2
の再使用や上記供給ハブ12からの上記インクリボン2
の剥離に支障を来すことがない。従って、本実施例のイ
ンクリボンカセット1は、上記インクリボン2の安定走
行が可能である。
【0015】また、本発明における上記インクリボンカ
セット1は、反転使用可能なもので、反転使用時には、
前記駆動ローラ52が巻取り側に位置して前記駆動源に
接続されて前記駆動ローラ51と同様に機能し、また前
記駆動ローラ51が供給側に位置してテンション付与ロ
ーラとして前記駆動ローラ52と同様に機能する。尚、
この場合、前記駆動ローラ52及び前記各ガイドローラ
と前記下ハーフ12との間にそれぞれ前述のクリアラン
スが生じる。
セット1は、反転使用可能なもので、反転使用時には、
前記駆動ローラ52が巻取り側に位置して前記駆動源に
接続されて前記駆動ローラ51と同様に機能し、また前
記駆動ローラ51が供給側に位置してテンション付与ロ
ーラとして前記駆動ローラ52と同様に機能する。尚、
この場合、前記駆動ローラ52及び前記各ガイドローラ
と前記下ハーフ12との間にそれぞれ前述のクリアラン
スが生じる。
【0016】尚、本発明は、上記実施例に制限されるも
のではなく、駆動ローラと上ハーフ又は下ハーフとの間
のクリアランスW1 、即ち、上ハーフの内側面及び下ハ
ーフそれぞれの内側面間の距離(長さ)Lと駆動ローラ
のローラ面の長さMとの差W 1 (=L−M)を0.03
〜0.3mmとし(図2参照)、且つガイドローラと上
ハーフ又は下ハーフとの間のクリアランスW2 、即ち、
上記内側面間の距離Lとガイドローラの長さNとの差W
2 (=L−N)を0.03〜0.3mmとしてあれば良
い(図3参照)。また、本発明のインクリボンカセット
は、インクリボンの厚みが好ましくは6μm以下、更に
好ましくは2.0〜5.5μmである場合に好適に用い
られる。また、駆動ローラ及びガイドローラは、配設さ
れる位置、数及び形状も上記実施例に制限されるもので
はない。
のではなく、駆動ローラと上ハーフ又は下ハーフとの間
のクリアランスW1 、即ち、上ハーフの内側面及び下ハ
ーフそれぞれの内側面間の距離(長さ)Lと駆動ローラ
のローラ面の長さMとの差W 1 (=L−M)を0.03
〜0.3mmとし(図2参照)、且つガイドローラと上
ハーフ又は下ハーフとの間のクリアランスW2 、即ち、
上記内側面間の距離Lとガイドローラの長さNとの差W
2 (=L−N)を0.03〜0.3mmとしてあれば良
い(図3参照)。また、本発明のインクリボンカセット
は、インクリボンの厚みが好ましくは6μm以下、更に
好ましくは2.0〜5.5μmである場合に好適に用い
られる。また、駆動ローラ及びガイドローラは、配設さ
れる位置、数及び形状も上記実施例に制限されるもので
はない。
【0017】<試験例>本試験例は、本発明の効果を示
すもので、本試験例では、本発明品及び比較品1,2そ
れぞれについて、印字欠け及び巻取ハブでのインクリボ
ンの巻取りの乱れの発生頻度についての試験を行った。
その結果を下記〔表1〕に示す。尚、本発明品及び比較
品1,2は、図1に示す構成において、駆動ローラのク
リアランス及びガイドローラのクリアランスを下記〔表
1〕に示す如く設けたものである。また、インクリボン
としては厚みが5.3μmのものを用い、ワープロは松
下U1P−95を用いた。
すもので、本試験例では、本発明品及び比較品1,2そ
れぞれについて、印字欠け及び巻取ハブでのインクリボ
ンの巻取りの乱れの発生頻度についての試験を行った。
その結果を下記〔表1〕に示す。尚、本発明品及び比較
品1,2は、図1に示す構成において、駆動ローラのク
リアランス及びガイドローラのクリアランスを下記〔表
1〕に示す如く設けたものである。また、インクリボン
としては厚みが5.3μmのものを用い、ワープロは松
下U1P−95を用いた。
【0018】
【表1】 〔表1〕の結果から明らかなように、本発明品のインク
リボンカセットにおいては、蛇行による印字欠けが生じ
ず、また巻取ハブでの巻取りの乱れも生じなかった。
リボンカセットにおいては、蛇行による印字欠けが生じ
ず、また巻取ハブでの巻取りの乱れも生じなかった。
【0019】
【発明の効果】本発明のインクリボンカセットは、イン
クリボンの厚みが薄くても、インクリボンがヘッド部で
蛇行して印字欠けを生じたり、巻取ハブでのインクリボ
ンの巻取りが乱れてインクリボンの再使用や供給ハブか
らのインクリボンの剥離に支障を来したりすることな
く、インクリボンの安定走行が可能である。
クリボンの厚みが薄くても、インクリボンがヘッド部で
蛇行して印字欠けを生じたり、巻取ハブでのインクリボ
ンの巻取りが乱れてインクリボンの再使用や供給ハブか
らのインクリボンの剥離に支障を来したりすることな
く、インクリボンの安定走行が可能である。
【図1】図1は本発明のインクリボンカセットの一実施
例を示すもので、上ハーフを省略して下ハーフの内面を
視た平面図である。
例を示すもので、上ハーフを省略して下ハーフの内面を
視た平面図である。
【図2】図2は図1上のA−A’線における拡大断面図
である。
である。
【図3】図3は図1上のB−B’線における拡大断面図
である。
である。
1 インクリボンカセット 11 上ハーフ 12 下ハーフ 2 インクリボン 31 巻取ハブ 32 供給ハブ 4 ヘッド部 5 駆動ローラ 6 ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 昌子 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内 (72)発明者 木皿 勇 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 上ハーフ及び下ハーフからなるカセット
本体内に、インクリボンが巻回された一対の巻取ハブ、
供給ハブを収納し、上記カセット本体の前端部に、外部
に導出された上記インクリボンを走行させるヘッド部を
有し、該ヘッド部と上記巻取ハブとの間に、上記巻取ハ
ブに巻取られる上記インクリボンの走行を補助する駆動
ローラが配設され、且つ上記インクリボンの走行を案内
する複数個のガイドローラが適宜配設され、該ガイドロ
ーラの一個は、上記駆動ローラと上記巻取ハブとの間で
上記駆動ローラの近傍に配設されているインクリボンカ
セットにおいて、 上記駆動ローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの間
に0.03〜0.3mmのクリアランスが設けられ且つ
上記ガイドローラと上記上ハーフ又は上記下ハーフとの
間に0.03〜0.5mmのクリアランスが設けられて
いることを特徴とするインクリボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32534993A JPH07179009A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | インクリボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32534993A JPH07179009A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | インクリボンカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179009A true JPH07179009A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18175822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32534993A Pending JPH07179009A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | インクリボンカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07179009A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855963B2 (ja) * | 1974-08-16 | 1983-12-13 | エル パソ ポリオレフインズ コムパニ− | ジユウゴウヨウオ−トクレ−ブチユウヘノ シヨクバイノ チユウニユウ |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32534993A patent/JPH07179009A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855963B2 (ja) * | 1974-08-16 | 1983-12-13 | エル パソ ポリオレフインズ コムパニ− | ジユウゴウヨウオ−トクレ−ブチユウヘノ シヨクバイノ チユウニユウ |
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